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UPDATE 2002.12.03
ヤフーオークション研究(速報)
「トヨタカップ2002チケットの売買の解析」
第三報
驚愕の高騰をみた試合直前の相場(11月25日〜試合当日)
川越シマリス研究所 所長
はじめに

 ヤフオク研究「トヨタカップ」の最終速報である第三報をお届けします。今回は前回に引き続く11月25日から12月2日(試合当日の朝)までの集計であり、速報性を高めるため詳しい解析を省略した結果と簡単な考察のみの報告です。

対象と方法

 現在出品中のヤフオク上の「トヨタカップ」のチケットオークションをウオッチリストに記録し、それぞれの出品のオークション終了後にその落札価格と終了時間を記録する.また説明のあるものは商品の詳細、座席の 位置、取引の方法などを記録する.
 研究の観察期間は、先行予約開始後の10月27日から試合当日の12月3日の朝までです.
 本報告(第三報の速報)では、11月25日から12月2日まで(11月25日の朝6時から試合当日12月3日の朝6時まで)の全ての取引を集めました。

結果と考察

トヨタカップ2002「チケット落札価格」の推移(11月25日〜12月2日)

 グラフはカテゴリー(以下カテ)毎の各日の「落札価格の分布」と「平均落札価格」の推移を示しています(Fig.1〜4).
いずれも縦軸が金額(全てペア=2枚の価格)です。横軸が日付になっており、前回報告した10月27日から11月7日と11月23、24日の結果は淡いポイントで、今回報告する11月25日から12月2日までの結果は通常のポイントで示しています。
 なお11月8日から22日までの結果は後日予定している総合研究で報告します。
 これまでと同様、1枚のみ等、2枚以外での取引のものは全て2枚に換算して計算しています.

 カテ1の最終相場は、11月28日(木)からさらに上昇し、30日(土)をピークとする山になっています(Fig.1)。
 また出品数は11月23日(土)から急増しており、11月29日(金)以降は激減しています。11月30日(土)、12月1日(日)の週末の出品数は前週の四分の一に過ぎません。
 つまり、29日(金)以降は出品数が激減したために相場がさらに高騰したのです。

 市場は圧倒的な売り手市場でした。12月1日(日)と2日(月)の取引相場がやや下がっているのは、入札者が直接受け渡し(手渡し)での取引をためらうためと、早い取引を望む出品者によって多くの早期終了が行われたためです。説明欄に記してあるメールアドレスや質問欄を使って出品者と入札者が直接メールでやり取りし、落札価格を相談して決める早期終了(通称、即落)が多く行われました。また、時間指定で定刻よりも早期に終了する出品も多くみられました。これらにより直前2日は前日の30日(土)よりやや相場が下がっています。
 カテ1での「業者出品率」はこの期間ほぼ一定であり、20%から30%で推移していました。
 最後の3日間の特徴は、やはり個人出品の急増です。「都合で行けない」あるいは「友人が行けなくなった」などという理由の直前での出品が約3割を占めました。このため1枚での出品を多く認めています。
 出品が少ないこともありこの後半の入札競争は非常に加熱しており、前段の良席のみならずアッパー(二階)の席でも過激な競争が繰り広げられました。これによりカテ1ではペアで100.000円を越える取引が多発しています。
 最高値での取引は、メインスタンド一階6列でのペア161.000円(29日21時)での落札でした。メインスタンド二階12列でもペアで84..000円(29日24時)という取引もありました。
 カテ1の最終取引は、12月3日1時のバックスタンド一階27列で、ペア87.000円でした。
 カテ2の相場も右肩上がりで上昇しました(Fig.2)。カテ1を求める層が、あまりの高値故に比較的安価なその他のカテに流れたためです。
 カテ2は、カテ1に一日遅れて30日(土)から相場が上昇しています。30日(土)には、初めてカテ2の平均落札価格がペアで50.000円を超えました。業者出品は25日(月)以降激減し、最後はほとんど認められなくなりました。
 このカテ2の最終取引は、12月2日24時のメインスタンド上段23列でペア70.000円での落札であり、これは定価の3倍もの値段でした。
 カテ3の相場も11月28日(木)以降の上昇が顕著でした(Fig.3)。極めて多くのペアで50.000円以上の取引を認めています。最終3日間の出品は個人のものがほとんどでした。
 最後の一週間。カテ4の出品が急増しました。特に11月27日(水)からの出品(終了)の増加が顕著です。これらのほとんどが個人出品であり、値段、座席位置とも比較的好条件での出品が相次ぎました。
 出品が多ければ落札価格も下がりそうなものですが、カテ1をはじめとする他のカテの落札価格の上昇のため、カテ1のほぼ半額近いこのカテ4に入札者が集まりました。これにより平均落札価格も最後まで高値を維持しています。
 また30日(土)以降、特にこのカテ4において早期終了(即落)あるいは即決での終了が相次ぎました。
 このため、高いものと安いものとの差が大きいのもこのカテ4でした。カテ2やカテ3でも認められましたがほとんど同じような席で、通常の競争後の落札と早期終了あるいは即決での落札で、平均約1.5倍程度の価格差が認められました。
 カテ4の最終取引は、12月3日1時の南側一階15列のペアで45.000円という取引でした。
後記

 いよいよトヨタカップ当日となりました。今回は取りあえず結果のみの報告です。詳しい解析は後日行います。
 いざ横国へ!サッカーファンの皆さん、世界のプレイを思う存分堪能しましょう!!


追 記

 本検討は「トヨタカップ2002チケット売買の解析」の第三報(速報)です.前回までの第一報、第二報もあわせてお読み頂けると幸いです。後日全体をまとめた研究結果を報告する予定です.(所長)