News From Northern Thailand(No.8)
MAY 1999(No.8)
第1号         10 11 12 最終号
筆者の鈴木貞継氏は3月26日逝去されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします(編集者)

ノーザンタイランドへようこそ(第8号)

 今回も先月号に引き続きチェンマイのことを書いてみます。タイ第二の都市であることは先月号にも書きましたが、人口は17万人程ですから自動車ラッシュも朝夕の通勤時間に限って若干みられるものの大したことはありません。チェンマイは古都で1298年にメンライ王により都が築かれた街で、それ以前の100年ほどはビルマ(現ミャンマー)に侵略されて支配下にはいっていた。その後も1556年に再度ビルマの侵略で支配下に入り1775年タークシン王によって取り戻されて現在に至っています。

ワットプラシン 修行僧 Chiangmai
 チェンマイの旧市街は一辺が1.8 キロほどの四角なお濠に囲まれた城内にあり重要なタークシン王が築いたワット・チェンマン寺院や高い位の僧侶になるための学校を備えた格式の一番高いワット・プラシンが在る。
他にもバンコクにあるエメラルド寺院の仏陀が一時保管されていたワット・チェディ・ルアンなども位置している。ワット・チェディ・ルアンの仏塔は1400年半ばに造られたものだが16世紀の地震で一部崩壊したが1993年に修復したにも関わらず、
ワットプラシン 修行僧たち Chiangmai
1997年ビルマ国内を震源地とする再度の地震で仏塔の上部がダメージを受けその傷跡が今も残っている。この他にも堀を取り巻く市内中心部だけでも50程の仏教寺院が存在する。しかしチェンマイで一番ポピュラーなお寺は市内から16キロ離れたドイ・ステープ山(標高1080メートル)の上に立つお寺でワット・プラタート・ドイステープです。ここの展望台からはチェンマイの市街地を一望できます。このお寺に昇るためのケーブルカーがありますが、昨年二度目のケーブルが切れる事故を起こして現在は休止しています。そのために300メートルほどの階段を歩いて昇るしか方法がありません。

手工芸品と芸術
 チェンマイの観光名所になっているナイトバザール、ここは夕方6時頃から店が開き始めて11時半頃まで観光客や地元の人達で賑わっています。ここでは地元の民芸品や衣料、オモチャ、コピー物の時計等々所狭しと露天や店に並べられていて夕食後の散策にはもってこいの場所でしょう。
中でも目を引く物は チーク材を使って象の頭部を彫刻した壁掛け、大きな物では実物大ほどのものがあったり、小さい物でも30センチほどのものまで飾られています。この象の彫刻家で一昨年日本のテレビでも紹介され、
ボーサン地区の日傘の絵付け(Chiangmai)
その後,有名になり財をなした人もいます。その他にはチェンマイの日傘、真鍮で作ったスプーンなどのディナーセット、チーク材の家具などもチェンマイの土産品として尊重されています。この様な手工芸品はチェンマイの東側にあたるボーサン地区で作られています。このボーサン地区には多くの工房があり、手工芸品の枠を越えてチーク材を使って作られる家具や絹織物、銀細工などが有名で日本からのお客さんも多いようです。

What's on Afterdark
主役は何だろう? やはり食事かな、チェンマイにはニューズウイーク誌が絶賛したThe Pub(88 Huay Kaew Rd)がある。ここはバーですが、西洋料理では ワット・チェンマンの隣 Ban Rai Stakehouse, とLek House(22Chaiyaphun)などが有名で、中華料理では雲南省料理のRuam Mit Pochana(Sithiwong Rd)公営運動場向かいにありオーナーもコックさんも雲南省出身、味は四川料理の様な激辛ではないので普通の日本人でも充分に楽しめます。この他にも北京ダックの美味しいMae Ping ホテル一階の中国レストランなども見逃すことが出来ません。日本料理も「山水」とか焼き肉料理店「北門」「東京焼き肉」などがありますが、何もここまで来て日本料理も芸がない、そう思うでしょう。 この他にタイ料理店は数多くありますが、北タイ料理で多くの客でごった返している店は Aroon Rai,(お濠の向かい)、Thanam Restaurant(Chaiyaphum Rd)などが間違いない店でしょう。安くてたくさん屋台が集まっているのはナイト。バザールからChaiyaphum通りを南に少し行った場所にシーフード、麺類、雲南料理、など気軽に楽しめます。しかし一度は試して貰いたいのはカントーク 料理(タイ北部の様式)タイの古典舞踊を観ながら、一人ずつ籐の膳に盛られた餅米と料理を楽しみます。このときに自分がタイにいることに気づきます。 題にWhat's on Afterdarkと書いたら、もう少し他の期待をされた方がいるかも知れません。

ちょっと面白い話
(1)電話のかけ方: 日本では普通に電話をかけるとき呼び出し音がなって、相手が受話器に出て、相手の最初の言葉が「モシモシ」だったら、「誰々さんのお宅ですか?」と聞く、または「鈴木です」と答えると、こちらは「こちらは山田ですが誰々さんをお願いします」と進行するが、タイでは呼び出し音がなって相手が受話器を手にする、「ハロー」 この一言だけ、次ぎに電話をかけた方が「ティナイカップ」またはティナイカー(女性)この意味は相手に対して「何処ですか」又は「どちらですか?」と問いかける。日本での生活で学んだ私の生活習慣には最初は馴染まなくて、ずいぶん腹を立てていました。電話をかけた方が「自分の名前を先に名乗る」のが当たり前の事、失礼ではないか、全く迷惑だ、と悪くもない妻に八つ当たり、考えてみれば妻の方が余程迷惑だったかも知れません。
(2)マイペンライ: この言葉の意味はタイに来た外国人が「コップクンカップ」有り難うの次ぎに覚える言葉かも知れません。意味は曖昧で多くの状況で使われます。意味は「どういたしまして」「平気平気」「気にしない」「大丈夫」等々多くの場で耳にします。やはり慣れない頃はこの言葉に戸惑いを覚えたものです。例えば雑踏の中で私の足を踏まれた時に、イテーと日本語で発したら、足を踏んだ男がオーム返しに「マイペンライ」ときた。マイペンライとは何だ、人の足を踏んでいて、本来ならコートート「ご免なさい」のはず。日本語にも「どうもどうも」と云う言葉があるが、あれも曖昧な言葉で多くの状況で便利に使われている。外国人に「どうもどうも」の意味を聞かれて返事に困ることがあります。誰か教えて下さい。
 先ほどの足を踏まれた時の件に戻りますが、足を踏んだ犯人が女性(若い娘)の時は、践まれた方が少々痛くても「マイペンライ」でニコニコです。
265/8, Banmai, T.maekham, A.Maechan, C.Chiang rai, 57240, TAILAND
鈴木 貞継 (Suzuki Sadatsugu)
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