![]() |
腎臓病治療スタイルブック 基礎編(第3回) 糖尿病の早期発見 |
![]() |
| 第2回を見る | 第4回を見る |
糖尿病の早期発見 発見早期症状 高血糖による症状:症状によって糖尿病を発見されるのは口渇、多飲、多尿、多食、倦怠感によることが多い。 これらは、高血糖によるものである。血糖値が300-500mg/dl以上(正常では、空腹時80mg/dl,食後30-60分後の最も上昇したときでも約160mg/dl以下)になると、血液の浸透圧が上昇するために、尿量が多くなり(これを浸透圧利尿と言う)、特に夜間にも排尿量が多くね、口渇が起こる。多量に水分を飲み多尿となり1日3-5リットルにも排尿が増える。おもに代表的な症状です。 糖尿病の病態生理?って、何? 高血糖のメカニズムから なぜインスリンが不足すると血糖値が上がるのでしょう? それでは、インスリンの働きについて見てみましょう。 食べ物の各栄養素は、胃腸で消化分解されそれぞれ腸から血液中へ吸収されます。特に糖質はブドウ糖として吸収されますがこれは人間が生きていく上での大切なエネルギ−源です。ブドウ糖は身体の隅々まで血液の流れにのって運ばれていきます。 インスリンは膵臓のランゲルハンス氏島のB細胞からから分泌されるホルモンです。
1.糖尿病の定義 体内におけるインスリンホルモン(膵臓ランゲルハンス氏島から分泌される、血糖を低下させる作用を持つホルモンで、栄養素の体内貯蔵にも重要)作用が不足して高血糖をはじめとする様々な代謝異常が起こり、その結果、血管障害をはじめとする様々な合併症を起こしてくる病気です。 ・インスリン依存型糖尿病(IDDM) 若年者に多く、発病以後病状の進行は速やかで、強い高血糖からケトン体が著明に増加しているケトーシス状態になる。放置すれば糖尿病性昏睡に陥る。膵臓ベータ細胞からのインスリン分泌は著明に低下し、インスリンの絶対的欠乏状態にあり、インスリン療法は欠かすことができない。頻度は5%以下。 ・インスリン非依存型糖尿病(NIDDM) 40歳以後に発症するものが多い。発病以後病状の進行は比較的緩やかで、肥満を伴う場合が多い。インスリン作用に対する感受性の低下(インスリン抵抗性)と相対的インスリン分泌不全が原因。頻度は90%以上。 ・緩徐に進行するIDDM(slowly progressive IDDM) 若年NIDDMの約10%。 ・その他の型 膵疾患、内分泌疾患(末端肥大症、クッシング症候群など)、副腎皮質ステロイドホルモン療法によるものなど。 2.発症のメカニズム ・インスリン依存型糖尿病(IDDM) ウイルス感染や、自己免疫などで膵臓ランゲルハンス氏島が破壊され、その結果インスリン分泌が障害され、発症する。 ・インスリン非依存型糖尿病(NIDDM) 糖尿病を発症しやすいという、遺伝的素因があり、それに過食、運動不足、肥満、感染、妊娠、精神的ストレスが引き金となり、発症する。 以上です。次回は、合併症についてお送り致します。
|