一人で旋盤を2階まで上げる方
旋盤購入に当たり一番の問題は搬入と設置です。
なにしろ100kgもあるもんで一人でホイホイと簡単に
動かせるもんじゃありません。 男手が4−5人あれば
人力でもなんとかなりそうですが、狭い階段を上がるのは
、それなりに大変な作業になります。
設置場所はRC造りの2階部分、道路に面した窓は
無し、またエレベーターも有りません。 約14畳の
事務所兼書斎それに物置も兼ねている部屋で
床はコンクリート上にPタイル貼りです。
平成14年12月半ばに注文し、1月20日が納期日で
運送会社の営業所止めにしてもらった。 そうでないと
車上渡しが原則なのでユニックか、男4−5人集め
ておかないと、往生することになります。
自分のワゴン車で運送会社の営業所まで引き取りに
行き、私と運送会社の社員二人、計3人で押し込めた。
段取りが出来るまで一月位、車に乗せて置きました。
題にも書いてあるように、ここはひとつ自分一人で搬入設置をやってみようと思いその一部始終を報告します。
できるだけ軽くするため、心押し台、モーター、プーリー、プーリー取り付け
板、チャックを取り外した。 これで約73kgになる。
車から降ろすには材木2本で簡単に出来ます。
機械が乗っている台、は梱包の台です。
あとは台車に乗せればOKです。
梱包の台は、たよりないので梯子型に組んだ台を作る。
これを台ごと主軸側を下にして立てる。 次に片側の足を上げて前に出す。
これを繰り返すと前進が出来ます。
この方法で階段を上げようとしたが、一段150mmある階段を
上がるのは、かなり傾けなければならず、側壁がじゃまして失敗!
階段が広めのマンションなら上がるかも!かなり力も必要ですが!
結局、正攻法のチェーンブロックでの引き上げに作戦変更。
初めにチェーンブロックを吊す場所を作らねば。
屋上から水平にバーを出すか、やぐらを組むか。
裏庭は隣家と1m位しか間がなく、ベランダのアルミ製手すりを
取り外しても地面よりベランダまで3.5mもあり
こんな狭い所にやぐらなんて、とても無理だ。
何か良い方法はないかとホームセンターを物色して
いると良い物がありました。 それが左の写真です。
足場用パイプにブラケット、それにパイプ用の足、上下、全部で
2千円チョットで買えるので大変経済的です。
特筆すべきはパイプを固定する”足”はパイプを差しこんで
あるだけなのでブラケットを手前に引けば、そのままパイプ
ごと回転し、吊り荷がベランダ上に来るので大変便利です。
その二
まずはパイプを固定するための足の取り付け。 床と天井両方。
コンクリートドリルで穴をあけ、アンカーボルト(ナット?)を入れ
打ち込み棒で打ち込むと右のように下部が広がり抜けなくなる。
床用はサビ防止の為にステンレス製を使う。
出来上がり写真です。 下の木材はパイプ
を短く切りすぎたので入れました。
ここにパイプを差し込むだけです。
天井も同じ物をつくります。
取り付ける前のパイプです。 チェーンブロックを買いに行った時、その
重さと大きさに使用後の置き場所が・・・・。
その横にあったのがラチェット式ホイスト、吊り上げ、下げ、が出来るので購入
する。 揚程が1mと短いのでロープ式ホイストも購入する。こちらが揚程
2.5m、足しても3.5mしかなく、一度台の上に降ろしてチェーンを戻して
再巻き上げをしないと、3.5mのベランダに上がらない。
ちなみにチェーンブロックの揚程も2.5mです。
価格はチェーンブロックのほうが若干安くなります。
計算上は1/4の力で吊り上げが
できるのですがロープが化繊で
5mmと細くまたスベスベです
これで大変な、おもいをしました。
本来は荷締め用の機材だと思う。
レバーの切り替えで上げ下げする
ことができます。 フリーの位置が
真ん中なので心臓に悪いです。
(フリーは、位置に合わせてから
ロックナットをゆるめる。)
これで準備完了、後は
吊り上げるだけ。
その三
スリングはリブに掛ける。
モーターを外してあるのでバランスが悪い。下
の写真の様に横になってしまう。モーター周りは外さない方が
正解かもしれない。
大型コンテナボックスをふたつ積んでその上に
いったん降ろす。 ホイストロープで70-80kgの物を上げるのは
ロープが細く、滑るので大変でした。それにロープから手を離すと
下がってしまうのでロープの処理がめんどうだった。
ここで2階に行き、ブラケットを1m上げ、ホイストロープも
引き揚げ前にもどす。
なんとか吊り上げが終わり、パイプごと90度回転すると
ベランダの上に来る、後はゆっくり降ろす。
ラチェットとブラケットを青い針金でつないでいるのは
巻き上げチェーンが足りなくなり、一度別にロープをかけて
吊っておき、ホイストロープとラチェットを外し
ラチェットのチェーンを巻き戻し、再取り付け時に
長さが合わず、しかたなく針金をつかいました。
取り外した物
モーター 8.5kg
チャック 4.5kg
プーリー 5.5kg
心押し台 5.0kg
プーリーカバー 3.0kg
専用スタンド(別売)にセットするには、片側づつ
なら持ち上がるので少しづつ木片をあてがい
スタンドと同じ高さにし、片側づつセットする。
結論
やはりチェーンブロックにすべきです。手を放しても下がって
こないし、上げ下げが簡単です。価格も1ton用で
一万円前後で買えます。 パイプの強度も問題無し、曲がり
変形なども無かったです。
以上、なんとか一人で、搬入することが出来ました。
(主軸台、往復台は外すと組立時
調整が大変なので外さなかった。)