P-0.9mmネジ用45T歯車の製作
         P-0.9mmのネジを切るため、汎用の歯車を改造する方法。
右がオリジナルギヤ 歯巾   8mm(ボスを入れて10mm)
              軸穴経 16mm キー溝有り
             モジュールピッチ 1.0

左が青木精密工業  歯巾  10mm(ボスを入れて20mm)
   製スーパーギヤ 軸穴経 10mm
              材質  S45C

   ボス無しの歯巾10mmのギヤもあります。
   住商グレンジャーで¥665-.
(オリジナルの実際の寸法は巾で0.07小さく、穴経で0.03大き い。寸法的には楽な加工です。)  
初めて四爪チャックを使う。 爪をどちら向きにセットすれば良いのか分からず。歯車にキズを付けたく無いので
真鍮板0.3mmを間に挟む手前、接触面の多い方が良さ
そうなので、この様にセットした。 これで後々苦労した。

  適当な位置で爪を締める。手でチャックを回して
みるとセンターが全然合ってない!。これではダイヤル
ゲージも益にたたない。 軸穴が空いているので、そこに
心押し台のセンターを入れて仮締めする。 それでも
側面、センターとも0.1mm以上振れがある。
センター合わせは軸穴でするのが本当なんでしょうが
やりずらいのでボスでしました。両方とも0.01以内に収め
ました。ミニ旋盤工作室へセンター出しの勉強に行きました。
全く合っていない。
芯押し台で合わす。
これでも0.1mm以上
振れます。
端面で0.01mm以内
センターで0.006mm位
0.002mmゲージ使用
ボスをガンガン削り取る。
ボスをチャックにくわえさそうと思ってボス付き
を注文しました・・・。
ボスも削り終え、ギヤも軽く一皮削ったので
寸法を見ようとノギスを・・・。 チャックが邪魔
して計れません!。 今回の加工は片面だけ
で済むのでチャックから外さない段取りを
しています。
仕方ないのでトップスライドの目盛りで歯巾
9mm弱に削る(反対側のボスの分1mmプラス)
これで側面部は完了です。
次は軸穴を10mmから16mmする作業です。
13mmのドリルがあるので心押し台に取り付けて
ドリル加工をする。貫通間近から慎重にドリル
を進める。その時異音とともにドリル自体が
回転を始める。
スイッチを切り点検してみると・・・。
奥に削り残しが見えます。
その奥に四角っぽくみえるのが爪です・・・。
やはり爪は逆にすべきでした。
困りました。今更チャックから外すのも・・・。
ダメモトだと思い、このまま続行する事にする。
救いはサカイの10mm穴ぐりバイトです。形をよく見ると、突き当たりまで削れそうである。
とりあえず手前だけ16mmに仕上げる 
それから慎重に削り残しを削って行く。
すると切削音が消えた!。
機械を止めて見てみると円盤状の
削り残しが外れて斜めにひっかかって
いる。ビクビクしながら削っていたので
ほっとする。 これでOKだ。
右斜め下の四角っぽいのが爪!。

あとはキー溝だ。突っ切りバイトの刃巾をグラインダで4.05mmに削る。
刃の上にマジックを塗り中心にけがき線を入れる。その線をセンターに
合わす。バイトは横向きに取り付けます。
切り込み0.025〜0.05mm位で横送りハンドルで押し切りをする。
奥に行くほどバイトが逃げるので手前は多めに切っておく。
主軸が動くかなと思っていましたが動かなかったです。でも回転数を 
最低にしておくほうが良いです。スイッチが入らない様注意!。
完成です。左です
真鍮で行ったテストキー溝彫り
時の画像です。

偏芯具合、噛み合わせ、組み付けも問題なし。
今回は真鍮で試し切り
をしました。
バイトの逃げ作り。
ヘールバイトも絶好調。
前回同様ねじ切りをしました。結果OKでした。

  前回のアルミとちがって真鍮は仕上がりがキレイ
ですね。 P-0.9mmの歯車掛け替は80−50−
45−80です。 
'03/06/04 記