実録・奮戦記


一般教養

新聞やテレビニュースで語られる数々の”言葉”。
その中にいまいちよく分かっていないようなことがあっても、
なんとなく聞き流してしまっていないでしょうか?
教養は日々の生活の中で鍛えられます。
「分からないこと」や「実はよく分かっていないこと」に気づき、
「分からない」「なんだろう?」
と、立ち止まって、それを「知ろうする」という行為。
その積み重ねが教養を高めていくのです。

行政書士の一般教養の対策としても非常に有用です





Part 1 新聞を読もう その1 「新聞の読み方」

2004/03/28

 一般教養を鍛える第一歩は、新聞を読むことです。
 わたしは、
 を読んでいます。
 他の新聞でもいいんでしょうが、経済の大きな動きが分かるのがおもしろくて非常に気に入っています。
 もちろん、「日経が読みこなせればいっぱしのビジネスマン」というようなブランドイメージに乗っかっている部分もあるとは思います(笑)。

 読み方ですが、まず「社説」だけは必ず「精読」するようにしています。
 「意味が分からない(分かってないかもしれない)」言葉には赤ボールペンで波線を入れます。
 また、「読めない(読めないかもしれない)」、「書けない(書けないかもしれない)」漢字にも波線を入れます。
 ここでのポイントは、国語のトレーニングも兼ねているということです。
 時事用語や経済用語に注目することも非常に重要ですが、それ以前に社説は国語のテキストとしてとらえています。

 それから、1面の記事を基本的に全部読みます。
 つづいて、2面、3面。
 余裕があれば、残りの記事も一通り目を通していきます。
 余裕がなくても、最低限1面だけは必ず読むようにしています。
 時事用語・経済用語を中心に、「意味が分からない(分かってないかも知れない)」言葉に赤ボールペンで波線を入れていきます。
 ここでは、国語としての一語一語にはこだわらずに、できるだけスピーディーに読んでいきます。
 また、「注目の記事」後で切り抜くためのしるしとして、記事の右上の角を赤ボールペンで鉤カッコのように線をいれておきます。
 切り抜きするかどうかの基準はズバリ「あとで話題にする」かどうか、です。
 話題にするのであれば、そのソースを押さえておいた方がより正確に使うことができるというわけです。
 決して、後で読むために切り抜くのではありません。今読みましょう。
 未消化の情報をため込んでしまうのは、一番よくありません。
 基本的に記事は、その場で消化して、紙は全部捨ててしまいましょう。
 切り抜きは、あくまで「あとで話題にする」という再利用のためです。
 それから、「おもしろい」ところ、「注目すべき」ところには、赤ボールペンで直線を引いておきます。
 これは、話題にするときのポイントということです。

 その日の新聞は一日中肌身はなさず持ち歩き、空き時間に読んでいくようにします。

Part 2 新聞を読もう その2 「言葉を調べる」

2004/04/29

 さて、今度は赤ボールペンで波線を入れた箇所を調べます。
 本当はその場で即調べるのが一番いいのですが、なかなか難しいと思いますし、ほとんどの場合、その場で調べなければならない差し迫った必要性はないと思いますので、ひとまず夜まで放っておきます。
 で、夜。余裕があれば調べます。ただし、無理をすることはありません。
 わたしの基本的な考え方なのですが、なるべく「仕事」や「遊び」以外のものは夜に持ち越さないようにしています。
 サラリーマンたる者、突発的な仕事や付き合いには、なるべくいつでも時間無制限で心置きなく対応できるようにしておきたいものです。
 では、いつ調べるのか?
 ズバリです。勉強や調べものは基本は朝。つまり、翌朝に調べるわけです。
 したがって、毎朝、「前日の新聞の言葉を調べた上に、当日の新聞を読む」ということになりますから、わたしはいつも早起きを心がけています。資格の勉強なども、基本的には朝にやります。普段はだいたい5時半ぐらいには起きるようにしています。

 次に、調べる手段ですが、以下のものを使います。
 まずはネット。
 『goo』には、トップページの検索に辞書検索ボタンがあり、英和ボタンで「EXCEED 英和辞典」、和英ボタンで「EXCEED 和英辞典」、そして国語ボタンで「大辞林 第二版」と「デイリー 新語辞典」での検索を簡単に行うことができます。特に、「大辞林」と「新語辞典」の両方でまとめて検索ができる国語ボタンは非常に強力です。
 『やさしい経済用語の解説』は、日経新聞の運営しているサイトで、日経新聞を読む上でポイントとなる最新の経済・時事用語を解説しています。
 『Yahoo! Japan』、『Google』は、『goo』の「新語辞典」や『やさしい経済用語の解説』に掲載されていない時事用語や関連情報を調べるために使います。
 また、『EX-WORD』などの電子辞書も非常に便利だと思います。わたしの場合、自宅とオフィスに常に自分用のPCがあるので、それほど必要性を感じていないのですが、PCに接する機会の少ない環境の人や出張の多い人などは非常に重宝すると思います。

 つづいて書籍。  いくらネットの辞書検索や電子辞書が便利だと言っても、自宅には本の辞書もちゃんと置いておきたいものです。
 『新明解国語辞典』はもっともスタンダードな国語辞典と言えるでしょう。
 それから、時事用語事典。時事用語については、書籍の事典の方が圧倒的に解説記事が充実していますので、必須アイテムです。これは『知恵蔵』でなく『イミダス』でもまったく問題ないと思います。

 それから、調べた言葉は書きとめておきます。
 わたしは仕事用にB5ルーズリーフのバインダーを持ち歩いているのですが、このファイルの最後尾のページを書きとめ用に使っています。
 ページは、「国語」、「時事用語」、「科学技術」、「外来語」、「略語」の5つに分類しています。
 ここには特に語意などは書かず、単純に調べた言葉だけを羅列していきます。
(ただし、略語には正式名称と日本語名称を書くようにしています)
 時間があるときには、紙を眺めてみて、「意味を忘れた」とか「あやふや」なものがあれば、赤ボールペンで波線を入れて、調べなおして復習をするようにします。
 こうすることで、ソースを捨ててしまう新聞の言葉も漏れなく復習していくことができます。
 また、書くということ自体に記憶への定着を図るという効果があるので、一石二鳥です。

 ☆おまけ☆ 
 わたしが日々調べた時事用語を使って一般教養のクイズを作ってみました。
 ぜひ、やってみて下さい。

 『クイズ!!雑学王』


Part 3 経済のキホンを学ぼう

2004/07/19

 経済の知識は一般教養には欠かせません。
 しかし、新聞に出てくる経済用語を、『知恵蔵』などで調べてみても、なかなか意味を理解することができなかったりします。
 それが、高度な専門用語なら仕方がないことなのですが、実は必ずしもそういうわけではないのです。
 実は、意外と経済のキホンが分かっていなかったりするのです
 キホン的な仕組みが分かっていないから、それを土台にした個別の用語や事象を理解することができない、ということが実はすごく多いのです。

 例えば、「円高・ドル安」の意味って本当のところ、理解できていますか?
 「日銀」の役割とか、「金利」「物価」「株価」「景気」の基本的な構造って説明できますか?
 「バブル経済」がどういう構造のものだったのかキチンと説明できますか?
 「ゼロ金利政策」「量的緩和政策」がどういうものだか説明できますか?

 わたしは、経済学部を卒業しているのですが、恥ずかしい話、まったく分かっていませんでした。
 キホンが分かっていないのに、個々の用語だけを調べていても、確かにそれでは理解できるハズがありません。
 これは一度、経済のキホンから学んでおく必要がある、というわけです。

cover 『経済のニュースがよくわかかる本(日本経済編)』

細野真宏 (著)
出版社: 小学館

 さて、そういうわけで、『経済のニュースがよくわかる本』を読みました。
 さすがにベストセラーだけあって、非常に素晴らしい本でした。
 まず、読みやすい。
 さすがに、”小学生でも分かる”というだけのことはあります。
 そして、おもしろい。
 この本の何がおもしろいのかというと、ひとつだけ挙げるとすれば、わたしは真っ先にリアリティということを言いたい。
 いわゆる経済学の入門書のようなものとはまったく違います。
 ”経済のニュースがよくわかる”というのが本の趣旨ですから、「デフレ」であったり「量的緩和政策」であったり、”最先端の経済”が、キチンと分かりやすく解説されています。
 また、現在の経済状況を考える上で、避けて通ることの出来ない「バブル経済」というものがどういうものであったのか。また、「マネー経済」の拡大が何をもたらしているのか(⇒このテーマは、『世界経済編』で本格的に書かれています)などなど、扱われているテーマがリアリティに満ちている。それでいて、”小学生でも分かる”、と。

 まったく、目からウロコとはこのことです。
 そういうわけですので、この本は本当にオススメです。
 ”経済通”を自認しているような方も、おもしろ半分でもいいので、ぜひ一度読んでみてください。
 分かっているようで意外に分かっていなかったようなことが、
「あれは、そういうことだったのか!」
 なんて、ズバっと氷解してしまうかも知れません。
 この本は、そういう本です。
(Part 4につづく)


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