壁のむこう側

 

 布美子には人に言えない楽しみがある。金曜日の夜、勤めが終わってアパートの部屋に帰ると、軽い食事を済ませてシャワーを浴び、クロゼットの奥からウイスキーの瓶を持ち出してベッドにもぐりこむ。ベッドの横にはテレビとビデオが置いてあって、布美子はウイスキーをなめながら夜中すぎまでアントニオ・カラマワーリというイタリアの少年アイドルスターの映画を見て過ごすのである。

 この時間だけは、二十九歳という自分の年齢も、ずっと彼氏がいないことも、仕事がつまらないことも、みんな忘れる。たとえ世界中の人間が自分を馬鹿にしたって、彼がいればやっていけると思う。でもまわりの者たちには、自分が十五歳の少年に夢中になっていることなど、絶対に知られてはならない。布美子はベッドの中からときどき玄関や窓に目をやって、ちゃんと鍵がかかっているか、カーテンにすきまができていないか、確かめずにはいられない。

 今日は特にうれしくてたまらない。春に公開されたばかりの映画『夢遊病少年』が早くもビデオで手に入ったからだ。映画館で三回くらい見てはいるのだが、こうして自分の部屋で誰にも気兼ねせずに見られるのはまた特別の気分である。ほかに金を使うこともないので、一万円をこえる値段も高いとは思わない。発売日を待ちかねていたのだが、ビデオ屋ではたまたま目に止まって興味をひかれたような格好でカセットを取り上げ、ためつすがめつしたあとレジにもってゆく。そして早足で家に帰り、食事もそこそこにベッドにもぐりこむ。

 リモコンの再生ボタンを押して真っ暗な画面を待ち遠しい思いでながめ、やがて映画会社のタイトルマークのあとに彼の恥ずかしげな笑顔が大写しになるのを見て泣きたいような気分になったとき、突然頭のあたりで「ゴン」という大きな音がした。続いて「あーあ」という大きなため息。

 「あいつ」布美子は壁をにらみつけた。隣の部屋には、顔もよく知らない若い男が住んでいる。こいつが、ふだんはいるのかいないのかわからないくらい静かなくせに、金曜日の夜になると、突然どたどたと部屋の中を歩き回ったり、じゃあじゃあ水を流しながら洗濯をはじめたりする。それも布美子がちょうど感激にひたっているその瞬間をねらったように大きな音を立てるのだ。冷静に考えれば、むこうに悪意があるわけもないのだが、布美子は理屈抜きに腹が立って、思わず「死刑!」とつぶやくのである。

 それにしても今夜はひどすぎる。何も自分の枕元の壁に頭をぶつけてため息をつかんでもよさそうなものではないか。そう思って布美子ははっとした。ということは、むこうの部屋でも、ちょうどこのあたりが枕元になっているらしい。自分は知らずに、縁もゆかりもない若い男と至近距離で頭を突きあわせて寝ていたわけだ。

 「死刑だ、絶対死刑だ」布美子は歯ぎしりしながらつぶやいた。こんな気持ちで彼の映画を見つづける気はしないので、ビデオはとめた。貴重な時間がむだになってしまった。一週間のつらい勤めを我慢して、ようやくやってきた金曜の夜だったのに。

 布美子はパジャマ姿のまま、苦労してベッドを二十センチほど壁ぎわから引き離した。もう一度枕元のあたりの壁をにらみつけたあと、布美子はベッドにもぐりこんでふて寝してしまった。

 

 それからひと月ほどたって、ある晩布美子が勤めから帰ると、隣の部屋の前に人が立っていた。薄いピンクのコートを着た小柄な若い女で、背筋をのばしてうつむいたままドアの下のほうを見つめていた。布美子が近づくと、彼女は顔を上げて、じっと布美子のほうを見た。面長で大きな目をした、どこか寂しげな顔立ちだった。

 布美子が黙ったまま自分の部屋のドアに鍵を差しこむと、彼女は一歩近づいて、「あの」と声をかけてきた。

 布美子が無言で振り向くと、彼女はポケットから何かを取り出して、布美子のほうに差し出した。

 「申しわけありませんが、これを大浦さんに渡していただけないでしょうか」

 それは一通の封書だった。薄桃色の無地の封筒で、あて名も差し出し人も書かれていなかった。布美子は手を出してそれを受けとると、「あなたは?」と尋ねた。

 彼女はちょっとためらってから、小さな声で言った。「渡していただければ、わかると思います」

 それから無言で頭を下げて、小走りに廊下を去っていった。

 布美子は封筒を手にしたまましばらくぼんやりしていた。冷たい風が吹きこんできて、布美子は身を震わせた。

 隣の大浦は、遅くまで帰ってくる様子がなかった。十二時をすぎたころ、ようやく隣の部屋の鍵を開ける音がした。耳をすましていた布美子には、大浦が足音を忍ばせて部屋の中を歩き回る気配がわかった。よその部屋を訪ねるには遅い時刻だったが、テーブルの上に置いた薄桃色の封筒が無言の催促をしているように思われた。布美子は封筒を手にして部屋を出た。

 呼び鈴を押すと、まるで待っていたようにすぐ大浦が顔を出した。めがねをかけたひょろ長い顔が、こちらをうかがっている。布美子が明かりの中に踏み出すと、ようやく大浦には誰だかわかったようだった。

 「ああ」と大浦は口の中で不明瞭につぶやいた。

 「これ、さっきそこで女のかたから預かりました」と布美子は用意してきたせりふを言った。言い終わったらすぐ退散するつもりだった。

 「あ、そうですか」急に大浦の表情に活気が出て、「それはどうもすみません。あ、せっかくだから、上がってってください。お茶でもいれますから」

 「結構です」布美子は言おうとしたが、相手は押しかぶせるように、「ぜいたくはしないけど、お茶だけはいいのを使ってるんです。どうぞどうぞ、そんなとこじゃ寒いでしょう」

 布美子は強引な誘いには弱い。口の中でぶつぶつ文句を言いながら、たいていは相手の言いなりになってしまう。気がつくとこたつの前に坐って、紅茶の支度をする大浦の背中をながめていた。

 「川西さんでしたよね? すみませんね、わざわざ……。ひょっとして僕の帰るの待っててくださったんですか? 申しわけない。バイトが長引いちゃって。時給安いのにこき使われるんです。なにかいい仕事ないですかね。川西さんはちゃんとしたとこにお勤めなんでしょう? いいなあ、キャリアウーマンか。僕も大学ちゃんと出とけばよかったなあ……」

 布美子は生返事をしていた。見当違いのことを言われるのには慣れている。しばらくすると、大浦は「お待ち遠さま」と二人分の湯気の立つカップをこたつの上に並べ、「先にやっててください」と言って、ベッドの上に上がりこんだ。ベッドは布美子の想像した通り、ちょうど布美子の部屋のベッドと向かいあうように据えつけてあった。大浦はこちらに背をむけたまま、手紙の封を切っているようであった。

 布美子は早く解放してほしいと思いながら、落ちつかない気持ちで坐っていた。大浦は急に無口になってしまった。あのうすっぺらな手紙を読むにしては、ずいぶん時間がかかっている。布美子は紅茶のカップに少しだけ砂糖をいれ、口をつけた。レモンがほしいと思った。

 大浦はいつまでたっても、同じ姿勢で手紙をながめつづけていた。布美子は紅茶を飲み終わってしまい、手持ちぶさたになった。大浦の枕元の目覚まし時計はもう一時をすぎている。布美子はだんだん気づまりになり、上がってしまったのを死ぬほど後悔した。

 ついに、布美子は決心して、勢いをつけて立ち上がった。

 「じゃ、大浦さん、失礼します」

 大浦はびくりとしたように振り向いて、「ああ、失礼」と不明瞭な調子で言った。布美子は自分の使ったカップを洗い場に持っていって、ていねいに洗った。そして振り向きもせずに部屋を出た。大浦は何も言わなかった。

 

 それからしばらくのあいだ、隣の部屋は以前にもまして静かになった。もう金曜日の晩にだしぬけの大きな音で驚かされることもなくなった。まるで大浦は息をひそめて暮らしているようだった。たった一度、隣の部屋で電話が鳴るのが聞こえた。すると、枕元の壁のむこうで急にどたどたと身動きする気配がしたので、布美子は飛び上がるほど驚いた。いることはいたのだ、と布美子はつぶやいた。大浦が薄暗い部屋の中でベッドにもぐってじっと電話を待っているさまを想像して、布美子は軽く身震いした。

 

 二月の凍りつくように寒い晩のことだった。布美子が勤めから帰ると、ちょうどこのあいだ若い女が立っていたあたりに、大浦が坐りこんで、膝のあいだに頭を垂れていた。この寒い夜中に、Tシャツ一枚でコンクリートの上に坐りこんでいるのは尋常でない。布美子は相手が顔を上げないようにと祈った。目を合わせれば、かかわりあいになってしまいそうだった。

 布美子が音を立てないように鍵穴に鍵を差しこんだとき、大浦が目を上げた。ぼんやりとした、何事にも関心を持たないような目だった。

 「こんばんは」としかたなく布美子は言った。

 大浦は答えなかった。体は冷えきっているはずだが、それにも気づいていないように見えた。布美子は心の中で舌打ちしながら、彼に近づいた。

 「部屋に入らないんですか」

 大浦は大儀そうに首をふった。

 「こんなところにいたら、凍えてしまいますよ」

 大浦は寒さのせいか、舌がまわらないような口調で、「鍵がかかってるんです」と答えた。

 布美子はあきれて、「自分でかけたんでしょう。鍵はどうしたんです」

 「捨てちゃいました」

 布美子はこんな奴とかかわりあいになった自分の運命を呪いながら、彼の肩に手をかけて、

 「じゃ、私が大家さんを呼んできますから、しばらく私の部屋にいてください」と言った。

 布美子に抱き起こされたとき、大浦は「鍵が……」とつぶやいた。

 「鍵がどうしたんです」

 「……一つしかないんですよ、僕の心を開ける鍵は」と大浦はたどたどしい口調で言った。「なのに、その鍵は僕を避けるんです。どうしてなんでしょうね」

 布美子の部屋に入ると、大浦は床にのびてしまった。布美子はストーブをつけると、コートを着たまま部屋を出て、近くにある大家の家にむかった。

 大家はベルをいくら押しても答えなかった。こんな夜中に鳴るベルに応答するのは、自分の義務ではないと思っているのかもしれなかった。布美子は泣きたいような気持ちになった。

 アパートのそばまで引き返してきたとき、ふと見ると、足元に銀色の鍵が光っていた。見上げると、そこはちょうど大浦の部屋の前の廊下の真下にあたっていた。大浦が投げ出した鍵が、ここに落ちたのだろう。布美子はほっとして、笑い出したい気分になった。

 鍵を拾い上げ、階段を駆け上がった。大浦はストーブの前で、気持ちよさそうに寝息を立てていた。布美子は容赦なく彼を叩き起こし、その手に鍵を握らせた。

 「ほら、捜してきてあげましたよ。もう捨てたりしないでくださいね」

 大浦は鍵を見て、「僕の鍵……」とつぶやいた。

 「ありがとう。川西さんは、優しいんですね」

 それから彼は立ち上がろうとしたが、足がもつれてよろめいた。布美子は、そんなつもりはなかったのに、たまたま彼を支える格好になってしまった。大浦は布美子の肩を抱きしめたまま、しばらくじっとしていた。彼の息が布美子のうなじをくすぐった。

 布美子は力をこめて彼の手を引き離すと、「おやすみなさい」と切り口上で言った。

 大浦は夢から覚めたような表情で、「すみません。ご迷惑をおかけしました」と言うと、ふらふらと部屋に帰っていった。

 その晩、布美子はベッドの中で何度も寝返りを打ちながら、小声で「引っ越しちゃおうかな」とつぶやいた。誰かの心の鍵の代用品になるのはいやだった。アントニオさえいれば、布美子には十分だった。

 

 三日ほどたって、布美子が遅い食事を済ませたころに、玄関のベルが鳴った。外には恥ずかしげな顔の大浦が立っていた。

 「ああ、このあいだはすみませんでした」と彼は言って、手に持った紙箱を差し出した。「駅前でケーキ買ってきたんですけど……召し上がりません?」

 布美子が受けとって礼を言うと、大浦はもじもじしていた。ひょっとして、上がりたがっているのかと、布美子は思った。上げるわけねえだろ、おめえなんか、と布美子は心の中で毒づいた。それでも、大浦は立ち去りがたい様子だった。布美子は自分の気持ちが負けてしまうのを恐れた。神様、こいつをドアの外に閉め出す勇気をください、と布美子は祈った。

 そのとき、部屋の中で電話が鳴った。布美子は救われたような気持ちで、部屋の中を振り返ってみせ、「じゃ、また」と大浦に笑顔をむけた。大浦は気落ちしたように部屋に戻っていった。

 電話は故郷の友人からだった。一時間ほど話して、布美子は受話器を置いた。「ひょっとしたらね、今年の秋ぐらいに、結婚するかもしれないの」と相手はさりげなく言った。「わあ、おめでとう。式には必ず呼んでね」と言いながら、布美子は呼ばれたら欠席の返事を出そうかなどと思っていた。

 テーブルの上に、大浦が持ってきた紙箱が置かれていた。布美子はため息をつきながら、それを開けてみた。中には果物を飾った小さな丸いケーキが二つ並んでいた。それを見ながら、布美子は急にせつない気持ちになった。大浦はこれをどんな思いで買ったのだろう。ひょっとしたら、布美子とさしむかいでこれを食べるところなどを想像してはいなかっただろうか。布美子はなんとか別のことを考えようとした。こんな気持ちから逃れられることなら、なんでもよかった。

 突然、電話が鳴った。布美子はびくりとして、しばらくためらってから、受話器を取り上げた。

 「大浦です」と、ひどく遠い感じの声がした。「さきほどはどうも」

 「いえ、こちらこそ」と布美子は答えて、息をひそめた。

 「実は、さっき言えなかったんですが……」

 布美子は息をひそめたままでいた。大浦が何を言い出すのか、聞きたいような聞きたくないような気がした。

 「お願いがあるんです。今夜だけです。もう二度と、こんなことはお願いしません……。今夜だけ、布美子さんのベッドの枕元の壁に、背中を付けていてくれませんか。僕も、壁の反対側で、背中を付けています。布美子さんの温かさを、壁ごしに感じていたいんです。それだけで満足します。それ以上、何も望みませんから……」

 布美子はしばらくためらって、それからため息をつくように、「わかりました」と答えた。

 「ありがとう。今夜のことは、一生忘れません」

 布美子は部屋の電気を消して、ベッドにもぐりこんだまま、じっと枕元の壁を見つめていた。今ごろ隣では大浦が、壁ごしに自分と背中を合わせているつもりでいるのだろう。むこうがそう信じているなら、それでいい。だが、この季節の壁は、ちょっと冷たいに違いない……。

 「そうだ」布美子は小声でつぶやくと、足音をひそめてベッドから下り、引き出しから使い捨てカイロを取り出して、封を切った。そしてそれを、ベッドの枕元の壁にそっとガムテープでとめた。

 これで、大浦の孤独な夢想にも、いくぶんかのリアリティが加わることだろう。使い捨てカイロの温かさを、布美子の体温と信じて感動している大浦の姿を思い描いて、布美子は思わず吹き出した。毛布をかぶって、声が漏れないようにしながら、布美子はいつまでも笑いつづけた。

 

 布美子のお気に入りのアントニオ・カラマワーリは、麻薬に関するスキャンダルを起こし、おまけに新作映画の撮影をすっぽかして、映画会社から訴訟を起こされているという話だった。布美子はちょっとしたことにもいらいらし、職場の後輩たちに当たり散らした。

 ときどき廊下で大浦と出会うと、相手は遠慮がちなほほえみを浮かべて会釈を送ってきたが、布美子は口をへの字に結んで無視した。なんだか相手が自分と秘密を共有して得意になっているような気がして、布美子には許せなかった。「死刑、死刑」と布美子は口の中で何度もつぶやいた。

 ビデオで見るアントニオは、相変わらずまぶしく輝きつづけていた。布美子は昼間流せなかった涙を、ベッドの中で遠慮なく流した。ウイスキーは目に見えて減っていった。

 アントニオ・カラマワーリの突然の死を知らせる朝刊の記事を目にしたとき、布美子は自分が思ったより落ちついているのに驚いた。死因はおそらく麻薬中毒からくる心不全ということだった。「へえ、やっぱりね」などとつぶやいて、布美子は鼻歌を歌いながら朝食の支度をはじめた。それから、なぜ手に力が入らないのだろうと思い、気がつくと床に坐りこんでいた。

 それでも、布美子は何事もなかったように会社に出かけた。後輩たちは、「川西さん、今日はちょっとハイね」などと噂した。きっちりと残業までこなし、二日間の休暇届けを出して、布美子は帰宅した。

 廊下に、大浦が立っていた。今日は坐りこんではいなかった。手に油のしみた紙袋を持って、布美子の姿を認めると、恥ずかしげにほほえんだ。

 「ああ、おかえりなさい……。おいしいコロッケがあるんですけど、食べませんか?」

 布美子は無表情に彼の顔を見つめ、それから口を開いた。

 「せっかくですけど、これからそういうお気づかいはなしにしていただけますか。わたくしにも自分なりの生活のしかたがありますから」

 大浦は一瞬、ひどくせつなげな顔をし、それからもとのほほえみに戻って、ぴょこんと頭を下げると、自分の部屋に戻っていった。

 

 それはひどく苦しく、悲しい夢だった。目が覚めたとき、胸がはりさけるような思いだけが残っていた。布美子はベッドの中で自分の胸を抱きしめて、じっとしていた。これから何度、こんな夜を耐えなければならないのかと思った。

 突然、枕元の壁を、何か固いものがごんごんと叩いた。ついで、くぐもったような、長く引きのばされた声。それは遠くのサイレンのように長く長く続いていたが、やがてふいに途切れた。布美子は頭がしんとして、身を固くしたままベッドの中で耳をすましていた。もう何も聞こえなかった。自分の心臓の鼓動だけが闇の中に響いていた。

 自分には関係ないのだ。布美子はそう思おうとした。誰かが何とかする。何が起きたって、世の中は動いていくのだ。

 布美子は呪文のように、その言葉を心の中で繰り返した。やがて、何がなんだかわからなくなり、布美子は深い眠りに落ちていった。

 

 隣の部屋は、それからずっと借り手がつかないままだった。「なんであんな人を入れちゃったんだろうね」と家主が嘆いているという話を、布美子は噂に聞いた。

 壁のむこうは、静まり返って、物音一つしない。

 「化けても出ないなんて、薄情な奴だ」と、布美子はときどきつぶやいてみる。

 

 

 

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