”アルゴア大統領”の演説
以下の原稿は、アルゴア”大統領”が(全国3大ネットのNBCの)「サタデーナイトライブ」の番組で国民に向けて演説したもの。
アルゴア:
こんばんは、アメリカのみなさん。2000年、皆さんからの圧倒的な支持を受け第43代大統領に選出された時、前途には多くの難題がありました。今まで多くのことを成し遂げてきましたが、これからもまだ前途にチャレンジすべきことは残されています。
過去6年間、私達は地球温暖化の進行を食い止めてきました。かつて融け続けていた氷河が、いまや私達に襲いかかろうとしているなんで、誰が予想したでしょう。皆さんご存知のとおり、反撃に転じた氷河たちによってミシガン州北部の一部やメイン州北部がすでに占領されました。しかし皆さんに約束します。これからは氷河の好きなようにはさせません。
今は2006年5月の第2週ですが、まさに今、我々はおそらく歴史上で最悪の石油危機を迎えようとしています。
街にはガソリンが有り余っています。ガソリン価格は1ガロン(←3.8リットル)あたり19セントまで下がり、石油会社は疲弊しています。
これについては私がある程度責められても仕方がないと思っています。車をなくそう・・・ずっとそう言い続けてきましたから。
そこで私は、連邦政府による石油企業の救済を提案したいと思います。なぜなら、もしこれが逆の事態だったら、石油企業がきっと我々を救ってくれていただろうからです。
プラス面に目を向けてみましょう。我々は、福祉を充実させ、社会保障制度を改善し、そしてもちろん、今日みなさんが享受している一律の健康保険制度を提供してきました。しかしながら、これらには高いコストがかかり、莫大な国家予算の余剰金もたったの11兆ドルという危険な領域にまで落ち込みました。申し上げているとおり、今それらのお金は金庫(ロックボックス)の中に無事収まっていて、我々はそれらには全く手をつけていません。もちろん、中国への経済援助やサウジへの資金提供を再開するかも知れません。しかし今や我々は世界中の誰からもとても愛されるようになりました。アメリカの旅行者が抱擁(ハグ)されずにヨーロッパに旅行ができないほどです。
皆さんの中には、でっち上げの戦争のために何がしかのお金を使いたいという人もいるでしょう。そんな人たちに私は申し上げます。「金庫のどこにそんな部分があるのですか?」
ハリケーンや竜巻が来たらどうなりますか?・・・まぁそれはありそうもないことなんですが・・・というのも私が開発援助していたハリケーンや竜巻を撃退する機械がありますから。
・・・でも、もし仮に科学者の予想が正しくて、氷河のひとつがボストンの街を直撃したらどうなりますか?金庫(ロックボックス)はそのためにあるのです。
移民問題。解決には大きなコストを伴いました。個人的にはカリフォルニアを失ったことを悔やんでいます。しかしながら、新しく生まれたメキシフォルニアの経済は強く、シュワルゼネッガー大統領は非常によくやっています。
いくつかの挫折もありました。マイケルムーア(ブッシュ批判で有名な社会派映画監督)の最高裁判事信任に際しては意見が分かれ苦い思いをしました。しかしそれ以上に、下上院共にジョージクルーニー(俳優:オーシャンズ11などで主役)を司法長官に推挙・信任してくれたことを誇りに思います。
野球、この国民的な娯楽において、ステロイド疑惑が後を絶ちません。しかし「アメリカのすべての電話を盗聴してでも、我々はステロイドユーザーを探し出してみせる」というベースボールコミッショナーのジョージWブッシュ(現職大統領)を私は信用しています。
2001年に私が大統領に就任した時、我々の国家安全保障は最も重要な課題であり、テロの脅威は現実のものでした。あれから6年、誰が予想したでしょう、アフガニスタンが春休みリゾートの人気スポットになり、あるいはシックスフラッグ(←全米各地にある絶叫系遊園地)テヘランが中東のアミューズメントパークで急成長を遂げることなど。そしていまアメリカ人が最も恐れなければならないもの・・それは、Live
From New York, It's Saturday Night!(←この番組名)