Log (Feb 2004)

■2004年2月29日(日)  ― お久しぶりね。 ―

 ボーッとテレビを見ていたら、
 何のCMだったか忘れたが安室奈美恵が出ていた。

 元々テレビをあまり見ないので断言はできないが、
 安室のメディアへの露出って結構久しぶりなんじゃないかと思う。

 「満を持して」というよりは、
 「ああ、そういや安室っていたね」という感覚。
 大脳側頭葉、海馬のあたりが疼く。

 「ああ、そういや○○っていたね」つながりで言えば、
 学歴詐称の古賀潤一郎議員ってのも、世間的には既にそんな感じかも知れない。
 下手したら、「そんな人いたっけ」レベルかも知れない。

 結局、国会議員は辞めなかったんだったか。
 何か知らないが、泣きながら街頭で演説とかしてたのをテレビで見たのが最後。
 最後の最後まで嘘臭いなあとか思ったのを覚えている。
 ・・・「覚えている」とか言いつつ、数分前まではコロッと忘れていたのだが。

 「恥ずかしながら、帰って参りました」とでも言わんばかりに、
 ひょっこり顔を出すどうでもいい記憶。
 折角の日曜日にこんなこと考えてるなんて、何かやるせない気分になる。

 恥ずかしいのは、こっちだ。

 NGワード。

 ※昨日の日記、「BLOG」について。
  All About Japanに『BLOGって何なんだろう?』というガイド記事がありました。


■2004年2月28日(土)  ― ブログ。 ―

 最近目にするようになった単語に、「ブログ(Blog)」というのがある。

 >>ブログサービスサイトの利用者数が急増――ネットレイティングス調査

 よく目にするようになった割に、いまいち「ブログ」が何なのかが分からない。実態が曖昧というか。
 そのためか、俺の中での話題性は『ブロブ〜宇宙からの不明物体』と同じくらい低い。

 最近よく見かける、携帯からでも更新できる写真日記とかそんな感じのもんだろ、と思っていた。
 正直、あまりそういうのに興味がないので、俺には関係ないものだとも思っていた。

 手軽に利用・更新できるというのは情報発信者にとってのメリットであって、
 あまり推敲されていなければ受信者にとって情報としての価値は低いんじゃないかな、とか。
 自分のことを棚に上げて思っていた。

 いろいろと記事を読んでいたら、
 海外と国内では、ブログが指す対象が違うような気がしたので、ちょっと調べてみた。

 Blog 【Weblog】
 個人運営で日々更新される日記的なWebサイトの総称。
 一般的には、単なる日記サイト(著者の行動記録)ではなく、ネットで見つけた面白いニュース記事やWebサイトへのリンクを張り、
 そこに自分の評論を書き加えた記事が時系列に配置されているWebサイトのこととされているが、
 厳密な定義はない。「blog」と省略して呼ばれることも多い。   (「IT用語辞典 e-Words」より)

 ・・・?
 この日記、ブログと言えなくもないかも・・・。

 ひょんなことから明らかになる、自分の新たな素性。

 ライフコッドで平凡に暮らしていたら、
 ある日突然レイドック王子であることを知らされたような。

 もしくは、レイドック王子として華やかに暮らしていたら、
 ある日突然ライフコッドの一市民であることを知らされたような。   (『ドラゴンクエストVI 〜幻の大地』より)

 ダーマの神殿。


■2004年2月27日(金)  ― ジュディ・オング知ってますか? ―

 ─ 魅せられて? ─

 南に向いてる窓を開け
 ひとりで見ている空の色
 忙しすぎると怖くなる
 「まさか」によく似た真昼の仕様変更。

 Windows broken from the anger
 そんなの無理。
 仕事の山に埋もれながらも
 違う仕事の夢を見る

 あああ〜 う〜ううう〜
 はあああ〜 う〜ううう〜

 仕事は中折れ おやすみなさい

 Windows broken from the anger
 泥縄編み〜

 魅せられて?


■2004年2月26日(木)  ― 季節感。 ―

 気付けば2月ももうすぐ終わりだ。
 「あけましておめでとうございます」とか言っていたのは、既に2ヶ月も前のことなのか。
 光陰矢の如し。

 最近、季節感を感じていないことに気が付いた。
 いや、感じていない訳ではないのだが。

 Yahooのトピックスで入試の出題ミスのニュースを見て、
 「ああ、受験シーズンか」とか思ってみたり。

 Yahooトップ画面にあるアイフルのバナーを見て、
 「ああ、3月3日は雛祭りだっけ」とか思ってみたり。

 これを季節感と呼んでいいものか、微妙なところだ。
 四季の移ろいの妙も風雅も何もあったものではない。
 与えられた情報に対して反応しているだけで、肌で感じていない。

 俺が感じている気になっている季節感は、
 どこか薄っぺらくて、嘘の匂いがして、実感を伴わない。

 「冬ってやっぱり寒いな」とは思うが、それは季節感とは違う気がする。
 それは気温という外部刺激に脊髄反射しているだけ。
 きっと、季節感はそこからもう一歩踏み込まなければ得られないのではないかと思う。
 俺は日々の仕事に追われて、大切なものを見落としているような気がする。

 心に余裕を持って静かに街を眺めたら、いつもとは違う何かが見えてくる。
 きっとそれが俺の季節感なんだと思う。

 冬の季節感。


■2004年2月25日(水)  ― この時期にありがちな高揚感と。 ―

 手渡されたそれを、俺は恭しく両手で受け取る。

 自然と口元がほころぶのを感じながら、まず下部のミシン目を切り離す。
 軽く胸が高鳴るのを抑えながら、次に右隅のミシン目を切り離す。
 逸る心を制しつつ、最後に左隅のミシン目を切り離す。

 ペラリ。

 「・・・・・・・。」


 給与明細のミシン目をちぎる時の高揚感が好きだ。

 毎月毎月、それほど額に変動はないのだが、
 それでもやはり月に一度の重要なイベントであることに変わりはない。

 前後。

 袋とじというのも、高揚感を煽る要因だと思うのだが。
 ペラ紙1枚じゃ、きっとこんなに舞い上がらない。

 ・・・そして、無駄に煽られたせいで余計に凹む。


 給与明細は「パンドラの箱」。
 喜び、悲しみ、妬み、そねみ。
 全てが詰まった禁忌の箱。

 禁忌を侵して開いてはみたが、今のところ俺は「希望」を見つけられないでいる。


■2004年2月24日(火)  ― カラクリ。 ―

 >>iモードで「ほぼ毎日」 Web サイトを見る人は43%

 俺はドコモユーザではあるが、iモードなんて滅多に使わない。

 通勤途中の電車や、ランチタイムのレストランでも、
 携帯でメールをしている人は見かけるが、サイトを見ている人はあまりいない気がする。

 ほぼ毎日ウェブサイトを見ている人が43%もいるにしては、それを目にする機会がないのはおかしい。
 そう思ってよくよく読んでみれば、この調査はiモード公式サイト上で行われたらしい。

 何のことはない。
 普段からiモードをよく使っているユーザだけを抽出して調査した結果だ。
 そりゃあ利用比率も高いだろう。

 「ドコモユーザで、かつiモードをよく使用する人のうち、」
 iモードでサイトを閲覧する人が43%なのであって、
 そんな範囲を限定した調査に何の価値があるのか不明だ。


■2004年2月23日(月)  ― 常備薬。 ―

 昼過ぎ、急に胃の調子が悪くなった。

 そういえば、去年の年末あたりに健康保険組合で常備薬の配布があったはず。
 確か、机の引き出しに突っ込んでそのままだ。

 これ幸いと引き出しを開け、袋を破る。
 目に飛び込んできた太田胃散を1包取り出すと、給湯室へ駆け込む。
 水を汲むのもそこそこにサラサラと口に入れたら、思い切りむせた。
 シンクに飛び散る生薬。広がるウイキョウの香り。

 半ば涙目になりつつも、辛うじて口に残った分を水で飲み下す。
 ・・・惨憺たる有様の割には、効き目は抜群。
 5分後、小さなげっぷと一緒に、胃のムカつきも体の外へ出て行った。


 常備薬は、太田胃散の他に、風邪薬・絆創膏・バファリン・マキロンなんかがあったのだが、
 何か釈然としないものがある。

 ウチの会社は何の会社だ。
 ウチの業界で、絆創膏を必要とする場面がどれほどあるのか。しかも50枚入り。
 一日中パソコンに向かうデスクワークで、マキロンを使うことなどあるのか。
 ソフトウェア開発とは、そんな生傷の絶えない仕事であったのか。

 会社は、俺たちの何を心配し、何に期待しているのだろう。

 エレキバンとか目薬とか目元ひんやりシートとか、
 俺が欲しいのはそういうVDT作業向けの常備薬なのだが。

 綿棒1年分。


■2004年2月22日(日)  ― ローカル番組は恥ずかしい。 ―

 どこの地方にもローカル情報番組というのがあると思う。

 地元のおいしい店とか、オシャレな店とかを紹介するような番組。
 東海地方で言うなら、中京テレビ(日テレ系)の「PS」が一番メジャーだろうか。

 たまに、近所の店も紹介されたりするのだが、
 そういう映像をどことなく恥ずかしく思いながら見るのは俺だけなのだろうか。

 ブラウン管を通して見る見慣れた町並み。

 ブラウン管を通すことで、客観的になるのだろうか。
 普段思っている以上にアラが目立つような気がする。

 いつもテレビに映し出されている青山だの渋谷だのと無意識のうちに比べているのかも知れない。
 テレビに映った自分を見ながら、それを格好いいタレントと比べている感覚に近い。

 画面の隅に小さく映った名古屋市指定のゴミ袋なんか見つけては、意味もなく恥らう。
 普通の住宅地なのだから、ゴミの収集だってある。燃えるゴミだって捨てるだろう。
 しかし、テレビというメディアを通した瞬間、プライベートだと思っていた空間がパブリックな空間となる。

 そうすると自分の視点も変わって、何となくむず痒さを感じるのかも知れない。

 何やってるんだろう。

 あと、全国ネット放送で名古屋を取り上げる際の、名古屋弁も恥ずかしい。
 無理して地方色を出そうとしているようで、恥ずかしいというよりは興醒めがする。

 多分、「東京の人がイメージする名古屋」というスタンスで撮影されているんだろうなあ。
 ・・・それって、「日本人はチョンマゲ結って、刀さして歩いてる」といった、
 アメリカ人にありそうな勘違いレベルのステロタイプだと思う。


■2004年2月21日(土)  ― よ〜く考えよ〜。ネットは大事だよ〜。 ―

 ちょっと引っかかったニュース。

 >>職場でのインターネットの私的利用 87.1%(米国では49%)
 「職場でのインターネット利用実態調査」 ウェブセンス・ジャパン調べ
   (※リンク先は、S-JISでエンコードしないと読めないと思います。)

 87.1%の従業員が、業務以外の目的でインターネットを使用しているそうだ。

 基本姿勢。

 そもそも、このウェブセンスという企業は、従業員インターネットアクセス管理ソリューションの会社だ。
 折りしも、フィルタリングソフトウェアの新モジュールを発売したばかり。
 営業の一環と考えるべきなんだろうな。

 まあ、俺は統計調査を全く信用しない人間なので、鼻っから疑ってかかっているのだが。

 調査方法も読んだが、母集団が小さい。
 調査対象は「企業規模が従業員数100名以下から1,000名以上の企業の従業員と管理職661名」
 うち、有効回答数は「425名」

 調査をする前に、統計学に詳しい、大阪産業大学の井出 満教授に伺ってみてほしい。
 「2000人位を調査すれば、信頼できる結果が得られると思います」


 こんな杜撰な調査で、俺のインターネットライフを妨げないでほしい。
 俺にとって、仕事の合間のネットサーフィンは一服の清涼剤。

 ただ、処方箋の量が多いだけなのだ。
 ・・・今日もまた、処方箋が増えた。


■2004年2月19日(木)  ― 電話にでんわ。 ―

 客先に常駐しているので、電話がかかってくることがあまりない。

 かかってきても、電話の傍にいる人がすぐ取ってしまうので、
 常駐するようになってから、電話はほとんど受けたことがない。

 今日、たまたま人口密度が低いときに電話が鳴った。
 一番近くにいたのは俺だったので、電話を受けた。
 取り次ごうとして、はたと気付く。
 ・・・この電話機、使ったことないから保留ボタンがどれか分からない。

 オレンジ色した音譜マークのボタンがあったのでそれを押し、
 「○○さーん、××様という方からお電話でーす!」
 他のメンバーを大声で呼んだ。

 後で知ったのだが、俺が押したオレンジ色のボタンはオンフックボタンだった。

 ・・・お客さんに一部始終が筒抜け。
 滅多なこと言わなくて良かった。


 使い慣れた電話機だからといって、油断はできない。
 オフィスの電話機のほとんどは、複数の回線をボタンで切り替えることができる。
 取り次ぐ際も「○○様から○番にお電話です。」とか言うのだが、
 俺は、それが何番だったか急速に自信がなくなるという特殊技能を体得している。

 外線を保留にして、担当を内線で呼び出す。
 その十数秒の間に、疑心暗鬼がむくむくと鎌首をもたげる。
 ・・・あれ、4番でいいんだよな。確か4番だったよな。4番で良かったっけ。
 特に、新人の頃はそれが顕著だった。

 「えーっと、○○様から、4番にお電話だったと思います。」
 ・・・使えない。電話の取次ぎで伝言ゲームをしてどうするのか。
 案の定、電話は5番だったりする。

 その名残か、俺が電話を受けたメモには今でもたまに、「何番の外線か」が記入されている。

 画竜点睛のつもりなのだが、結果的に蛇足。

 メモ。


■2004年2月18日(水)  ― チェックペン。 ―

 学年末テストでも近いのだろうか。
 帰りの電車で、勉強している高校生を見かけた。

 前かがみで教科書とにらめっこ。教科書に赤いシートを乗せていた。
 うわあ、チェックペン!懐かしいなあ。

 今も昔も、暗記科目の定番アイテム。
 俺が中高校生の頃は、赤紫色のペンで塗って緑のシートで隠したものだ。
 最近は緑色のペンに赤いシートが主流なのだろうか。

 抱き合わせのように消しペンが付いてくるのだが、アレの存在意義が分からなかった。
 微妙に薄くなるだけで、意固地になって消そうとすると教科書の紙がボロボロになった。
 一度もきれいに消せたことがなかった。
 そもそも、消す必要があるのかも疑問だ。


 そういえば、緑のシートをせわしなく動かして、あんなに一生懸命覚えたはずなのに
 今となっては俺の中に残っているものは何もない。

 緑のシートで隠されたのは、表面的な用語や語句ではなく、学問の本質だったのかも知れない。

 真っ赤っか。

 勉強って、暗記することじゃないんだよな。・・・今さら気付いても遅いけど。


■2004年2月17日(火)  ― そんな僕らの脆弱性。 ―

 「クロスドメインの脆弱性」 ―深刻度:注意

 本来なら、「インターネットゾーン」に属するプログラムが就業時間中に実行されることを防ぐように、
 別のドメインのウィンドウが情報を共有しないように作られていますが、
 俺のこの機能に脆弱性があり、就業時間中に任意のウェブサイトの閲覧を実行される可能性があります。

 影響を受けるウェブサイトが開かれると、この問題により、
 セキュリティが設定されているレベルに関わらず、自動的に俺の仕事が大幅に遅延する可能性があります。


 「ProjectLeaderの脆弱性により、コードが実行される」 ―深刻度:緊急

 リーダーのキャパシティに脆弱性が存在し、
 これにより、影響を受ける部下で仕事が実行される可能性があります。
 リーダーの未チェックのバッファが原因となり、
 バッファオーバーフローの脆弱性が起こる可能性があります。

 攻撃者は、このバッファオーバーフローの脆弱性を悪用し、
 影響を受ける職務上のシステム特権を用いて部下に仕事を実行させる可能性があります。
 攻撃者はプログラムのデバッグ、仕様書の作成、変更、削除など、
 任意の操作を行わせる可能性があります。

 恐怖のバッファオーバーフロー。

 これらの脆弱性については、パッチがリリースされる予定はありません。

 多分、パッチを当てたら不具合起こる。

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 ※バッファオーバーフロー
  プログラム作成時に用意したメモリよりも大きなデータを渡されたときに、
  確保されたメモリの外にまでデータが書き込まれてしまうこと。
  クラッカーがこれを利用してプログラムコードを外部から送り込み、管理者権限を奪取するのに使われる。
  バッファオーバーフローを起こすプログラムは、重大なセキュリティホールとなる。

 ※パッチ
  プログラムのごく一部を修正すること。
  パッチによって修正を加えることは、「パッチを当てる」などと表現されることもある。

  (アスキーデジタル用語辞典より)


■2004年2月16日(月)  ― サラリーマン川柳。 ―

 サラリーマン川柳。

 今年も第一生命の「サラリーマン川柳」の全国優秀作100編が発表された。

 それほど面白いとも思わないし、「巧い!」と膝を叩くでもなし。
 ざーっと眺めながら、「ああ、俺はまだ大丈夫かも。」とか感じた。

 自嘲っぽい笑いに還元して、自分を慰めているのだろうか。
 全体的に、サラリーマン川柳には「川柳」と呼ぶほどの鋭さがない。
 そこにあるのはほとんどが疲弊感や愚痴ばかり。
 まあ、風刺やウィットを求めるべきものでもないのだろうが。

 少なくとも今の俺は、サラリーマン川柳を見て笑ったりする感覚は持ち合わせていないが、
 あと10年くらいサラリーマンを続けたら、自然とそういう感覚が身に付いていくのだろうか。

 そのとき、俺はサラリーマンとして何を得て、何を失っているんだろう。


■2004年2月15日(日)  ― 破局。 ―

 「2人は距離を置いてみる時が来たと話している」

 バービーが、ボーイフレンドのケンとの関係を解消したそうだ。
 ・・・電車の中吊り広告によくある、芸能界の仮面夫婦の話題よりもどうでもいい。

 最近の子供が、どんな風に人形で遊んでいるのか知らないが、
 「バービーの男遊びがバレて、ケンと痴話喧嘩」
 「酒に溺れてドメスティックバイオレンスなケン。命の危険を感じたバービーは包丁を・・・」
 そんな設定で、耳年増な遊び方だけはして欲しくないものだ。

 バービー人形で遊んでいる子供にも、その子なりのバービーの物語があると思う。
 そんな子供の夢を、大人の事情で摘み取ってしまうのはいかがなものか。

 さて、バービーが破局となると、次はリカちゃんファミリー崩壊だろうか。

 パパとママは、実は数年前から別居状態。
 パパはフランスの愛人ジャンヌ(日本未発売)の家に入り浸り、
 ママはいつも一升瓶を片手にヒステリックに涙する日々。
 おばあちゃんは夜間徘徊。アルツハイマー?
 ママに代わって家事を切り盛りするリカちゃんも悪い男に捕まり・・・。

 ・・・こんな穿った見方をしてしまうのは、
 マネキンドラマ「オー!マイキー」の影響だろうか。

 バービーとケンの関係崩壊。
 リカちゃんファミリー崩壊。(してないが)
 いろいろ壊れているが、一番壊れているのは俺の精神なのかも知れない。

 都市伝説。


■2004年2月14日(土)  ― 記憶領域。 ―

 それは、こんこんと湧き出る泉のように無意識の底の方から浮かんでくる。
 そして、仕事中もしくは寝しなに、ふっと頭をよぎる。

 「・・・ガンダムのセイラさんの本名って、何だっけ?」

 確か「ア」で始まる名前で・・・。
 「アルテミシア」?・・・近いけど、ちょっと違うな。
 それはファイナルファンタジー8のラスボスだ。

 アルテア・・・アルテイ・・・!「アルテイシア」!!

 やれやれだ。
 モヤモヤとしたもどかしさが晴れた後には、
 集中力が切れて進まない仕事か、目が冴えて眠れない夜が待っている。

 今日は、「つぼいのりお」という単語が浮かんできた。
 ・・・?
 誰だっけ?
 最近のお笑い芸人で、名前だけ知ってる人かなあ。

 ・・・しばらく考えて、「金太の大冒険」のつボイノリオであることに気付いた空しさ。


 きっと、俺の記憶領域にはこんな下らない知識がいっぱいに詰まっていることだろう。
 そして、記憶領域を圧迫していることだろう。

 空き容量が足りません。

 かのSF作家、アイザック・アシモフは言いました。
 『人間は「無用な知識」の数が増えることで快感を感じることができる唯一の動物である』

 ・・・増えすぎるのも問題だな。


■2004年2月13日(金)  ― 着ぐるみリターンズ。 ―

 最近はどうも着ぐるみと縁があるらしく、
 今日も栄のクリスタル広場で着ぐるみを見かけた。

 今日のは、愛・地球博のマスコット、モリゾーとキッコロだった。
 万博のPRだろうか。

 ただでさえ、着ぐるみは俺の笑いのツボだというのに、
 カビの生えたオバQとO次郎みたいな微妙なキャラクターの着ぐるみと、
 雑踏のなか、見向きもされない存在感。

 もう、見ていられなかった(おかしくて)。

 しかし、見るな見るなと思えば思うほど、つい見てしまうのが人の性。
 チラチラ見ては、ほくそえんでいた。
 あれでPRになっているのか、甚だ疑問だ。

 この際、ガチャピンの中の人に入ってもらうというのはどうか。
 スキューバダイビングや、スノボなんかしたり。
 それがネットとかで流れたら、すごい宣伝効果があると思う。

 そこまでされたら、俺も着ぐるみを見て笑ったりはしない。
 むしろ「時給がいくらか」ということが気になって、すごい真剣な顔で凝視すると思う。

 着ぐるみリターンズ。


■2004年2月12日(木)  ― オー!マイキー。 ―

 ベルリン国際映画祭で、マネキン映画「ザ・フーコンズ」が話題になったそうなので、
 「オー!マイキー」のDVDを買ってみた。

 結構好き嫌いが分かれそうだが、俺は、こういうブラックなのってすごい好き。

 オー!マイキー

 リアルタイムでこれを見れた関東地方の人たちを、少し羨ましく思った。

 このまま行くと、週末にはシリーズをコンプリートしてそうな勢いだ。
 ビバ、社会人。ビバ、大人買い。


■2004年2月11日(水)  ― 現実。 ―

 深夜に疲れ果てて帰宅し、そのまま倒れこむように就寝。
 泥のように眠った。

 目が覚めたとき、一瞬、自分の置かれている状況が理解できなかった。

 あれ?
 何で俺ったら、ワイシャツにスラックスで寝てんだろ。皺だらけじゃん。

 全て夢?

 ボーッとする頭で、記憶を反芻する。

 こういう現実感のない瞬間が結構好きだ。
 あの瞬間、確かに俺は現実の束縛から解放されていた。

 夢と現実の境界があやふやになる。
 昨日の自分が、見知らぬ他人になる。

 時間にしたら数秒のはずなのに、数分くらいに感じる。

 ふと時計を見たら、16時を回っていた。
 一瞬にして現実に引き戻される俺。


 全てが河川唯の夢だったら良かったのに。(ハイスクール!奇面組)


■2004年2月9日(月)  ― アキレスと亀。 ―

 アキレスと亀。

 プログラム、書いても書いても終わらない。
 終わりが見えない。

 「アキレスと亀」のパラドックスのようだ。
 どこまで行っても、俺は仕様に追いつけない。

 っていうか、亀のスピードが速すぎる。
 追いつくどころか、どんどん置いていかれるアキレスこと俺。

 締め切り前日。
 俺が全力疾走しているのはまだしも、
 亀も一緒に全力疾走してるのはどうかと思う。


■2004年2月8日(日)  ― 着ぐるみ。 ―

 シャンプーや歯磨き粉がなくなってきたので、ドラッグストアに買いに行った。

 たまたまライオン商品フェアをやっていたのだが、
 ライオンくんの着ぐるみがいた。

 着ぐるみは、俺にとって笑いのツボのひとつだ。
 あれを見ると、腹の底から笑いがこみ上げてくる。
 手を振ったりして愛想を振りまかれた日には、笑いを噛み殺すのに必死だ。

 中の人は、きっと「何やってるんだろ・・・、俺。」とか思ってるんだろうなあ。
 剣道の防具みたいなニオイがするんだろうなあ。
 うわぁ、結構汚れてるなあ、洗濯してんのか?

 いろいろと余計なことを考えてしまい、それが最終的に滑稽さに辿り着く。

 ライオンフェア。

 まあ、俺もいいトシした大人ですので、
 普段なら笑いを噛み殺しつつ我慢するのですが、今日はちょっと勝手が違った。

 「本日、ライオンフェアを開催しておりまーす。ライオン製品が10%引きになっておりまーす。」
 「いかがですかー?」

 「写真撮影会も行っておりまーす。」

 !!!!!!!!
 写真撮影会?!
 俺の我慢の限界を軽々と飛び越えていったよ。場外ホームラン。

 「ブフッ!!」
 いきなり吹きだした俺は、すごい変な人みたいで。

 あのとき、白い目で見守ってくれた皆さん。
 俺は強く生きていきます。


■2004年2月7日(土)  ― 一休み。 ―

 イスに深く腰を下ろし、ラジオをつける。
 コーヒーを一口。

 雑誌を手に取り、隅々まで目を通す。
 パソコンの電源を入れ、お気に入りのサイトを巡回。
 冷めてしまったコーヒーをグイッと飲み干し、淹れなおす。
 読みかけの新書を開き、静かに読書。

 せわしない平日とは異なり、休日の時間はゆったりと流れる。
 気が付けば陽も傾き、夜の帳に包まれていた。

 鞄の中には、来週火曜日が締め切りの仕事(家に持ち帰って週末するつもりだった。)と、
 オラクルシルバーの教科書(資格試験。勉強進んでいない。)が入っている。

 さらに、今日、春の情報処理試験の申し込みをした。

 ブレイク。

 ・・・一休みというより、一回休みという感じだ。

 資格試験はキットカットかカツ丼でも食べるとして、
 火曜日までの仕事はモチ(伸びる)でも食べて験を担ごうかしら。


■2004年2月6日(金)  ― 昔のゲーム。 ―

 仕事が終わった後、後輩とメシを食いに行った。
 半ば恒例となりつつある仕事の愚痴を済ませ、バカ話に花を咲かせる。

 そんななかで、ファミコンの話になった。
 「ドラゴンボール 神龍の謎」
 「聖闘士星矢 黄金伝説完結編」
 「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境」
 「ドラえもん」
 「仮面ライダー倶楽部」

 ・・・ドラクエ・FFといったメジャーどころが顔を出さないあたり、
 さすがヘヴィーなファミコン世代は違うね。

 パスワードやバッテリーバックアップが登場する以前の、無駄に長いゲームはユーザフレンドリーじゃない。とか、
 長すぎてデバッグしきれずにリリースしたんだろうな。とか、
 ・・・職業柄というか、何と言うか。こんなときくらい仕事のことは忘れろ。

 何だかんだ言っても、大人になったんだなあと思った。

 目を輝かせて、サルのようにはまった少年時代。
 あのしょぼいドット絵は、今の子供たちにはどう映るんだろう。

 ウラ技。


■2004年2月5日(木)  ― 艦長の決断。 ―

 シリンダー内、圧力上昇!
 艦長!!もう限界です!!

 ・・・落ち着くんだ。まだいける。

 しかし、全艦の姿勢制御にも問題が発生し始めています!
 このままでは・・・!!

 分かっている。
 しかし、今ここで主砲を放てば周囲に甚大な被害が及ぶ。
 それだけは、何としても避けねばならない。耐えるんだ、耐えてくれ。

 シリンダー内圧、さらに上昇!!

 あと少し。あと少しだっ・・・。

 か、艦長!!

 くっ・・・。もはやこれまでか・・・。
 ・・・止むを得ん!
 主砲、斉射!!


 ブブッ。プス〜〜〜〜〜〜〜〜。



 苦渋の選択。

 皆さんも、電車に乗っている際にオナラの臭いがしたときは、
 艦長の苦渋の決断に思いを馳せてください。


■2004年2月4日(水)  ― シンクロ。 ―

 瞬間、心重ねて。

 会社の帰りにコンビニに寄って買物をした。
 レジに持っていったら、お会計が777円だった。
 きっとあの瞬間、その場に居合わせた全ての人間の心がシンクロしたはずだ。

 家に着いて気が付いたのだが、弁当を温めてもらっていない。
 そういえば、「温めますか?」とか聞かれもしなかった。

 恐るべし、シンクロ効果。


 それはそうと、こういうゾロ目のレシートって、
 何か勿体無くて捨てるに忍びないのは俺だけなのか。


■2004年2月3日(火)  ― 泣くのが仕事だから。 ―

 「ホワイクライ」という商品がある。

 スペインで開発された赤ちゃんの泣き声分析器で、
 赤ちゃんの泣き声を空腹・退屈・不快・眠気・ストレスの5つに分類してくれるらしい。
 言い方は悪いが、「バウリンガル」の赤ちゃん版といったところか。

 夜泣きがひどいからといって、1歳になる我が子を殺してしまうような母親もいる昨今、
 こういう商品が売り出されるのも仕方のないことなのかも知れない。
 そう思う一方で、(子供を育てたことがない俺が無責任に言うのもなんだが)釈然としないものがある。

 赤ちゃんの感情を5つに分類するあたりの、冷たく乾いた感じ。
 解析された結果を元に注がれる愛情。
 効率主義が必要な子育て。
 それらに幻滅してしまうのは、子育てに幻想を抱いているせいだろうか。

 マニュアルに慣れると、えてして臨機応変な対応が必要な場面で対処できなくなる。
 安易に機械に頼ることの弊害がなければいいが。


 測定器を絆にして結ばれる親と子。
 10年後くらいに、「ホワイクライ世代」とかいって親子断絶の代名詞になっているかも知れない。

 犬の鳴き声や、猫の鳴き声を分析してくれる機械は便利だし、面白いと思う。
 ただ、赤ちゃんの泣き声を分析してくれる機械は、便利かもしれないが、鼻白む。


■2004年2月2日(月)  ― ディスカバリーチャンネル風。 ―

 「節分(セツブン)」、それは日本で最も親しまれている行事の一つだ。

 「節分」とは、災いを遠ざけるために、
 女性が男性にチョコレートをぶつけるという、なかなかエキサイティングな祭りだ。

 「まめまめしい」にあやかるため、
 カカオ豆を投げたのが起源とされている。

 歳の数だけチョコレートを食べるというのが一般的な慣習だが、
 関西(カンサイ)地方では「恵方(エホウ)」と呼ばれる縁起のよい方角に向かって
 ロールケーキを1本まるかじりすると1年健康でいられるという慣習もある。

 ロールケーキには、「福を巻き込む」という意味があるのだ。

 古くからの慣習を大事にする日本人は多く、
 この時期の日本では、どこへ行ってもチョコレートやケーキが山のように売られている。

 「節分」は、家庭だけではなく企業や学校にも定着しており、
 女性が男性にチョコレートをぶつける光景が至るところで見受けられる。

 日本。
 そこは過去と未来が交錯する、神秘の国。


 ・・・交錯しているのは、情報だ。

 有名なアメリカのディスカバリーチャンネルでも、
 日本は必要以上にオリエンタルに描かれることが多い。
 「休日にキモノで外出する女性は多い」とか、平気で言うからね。
 そう考えると、ドキュメンタリー番組を鵜呑みにしない方がいい気もする。

 東欧とか中東に行ったら、
 本気でこんな紹介をされるんだろうな、トラディショナル・ニッポン。

 ・・・1年健康どころか、高血圧・糖尿病になるだろうな、エキセントリック・ニッポン。

 ジャパニーズ・セツブーン。


■2004年2月1日(日)  ― 天才クイズ。 ―

 天才クイズ。

 昨日はずっと臥せっていたので、テレビをつけっぱなしにしていた。

 夕方、20年ぶりくらいに『天才クイズ』を見た。

 東海地方以外にお住まいの方のために説明すると、
 『天才クイズ』は35年以上の歴史を持つ、東海地方ローカルの小学生限定視聴者参加型クイズ番組だ。
 基本的に○×クイズで、帽子を被ることで○か×かを答えるシステム。
 東海三県で知らない人はいないんじゃないかと思う。

 そういえば、小学1年生のとき出場したことがあったことを思い出した。

 昔のハカセは、壁に作りつけのリアルな人形だった。
 小さな子供が見たら、疳の虫が起こるくらいインパクトのある顔だったのを記憶している。
 うろ覚えで絵に描いてみたが、実物は当社比で1.5倍は怖かったと思う。
 間近で見るハカセはやっぱり怖くて、結局「ハカセが怖かった」という思い出しかない。

 テレビに映ったことが子供ながらに嬉し恥ずかしかったこととか、
 クイズで間違って悔しかったこととかは、全く覚えていないというのに。

 テレビの中の小学生と、過去の自分を重ね合わせたら、
 何だかとっても恥ずかしかった。

 顔が火照ってるのは、風邪のせいだと思いたい。



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