Log (May 2005)

■2005年5月31日(火)  ─ コピー。 ─

 ANAで名古屋=上海路線が就航したらしく、
 Edyプレゼントキャンペーン実施の地下鉄広告を見かけた。

 広告コピーは「イチ、ニ、シャン、ハイ!」。

 「北海道はでっかいどう」にも匹敵する、
 「笑点」で言うなら木久蔵レベルのダジャレである。

 「イチ、ニィ、サンガリア」か。

 どこの広告代理店かは分からないが、
 広告コピーを決定する会議が煮詰まって、
 ブレインストーミングした結果を消去法でひとつずつ消していったら、
 結局これが残った。・・・そんな感じのコピーである。

 ふと。

 NTTドコモの「ドコモダケ」にしてもそうだが、
 最近の広告コピーの趨勢はダジャレなのだろうか。

 確かにダジャレは広告コピーとしては無難ではあるが、
 危険な諸刃の刃でもあると思う。

 ・・・などと警鐘を鳴らしてみたものの、
 サイト名がダジャレであるだけに、説得力には欠ける。


■2005年5月30日(月)  ─ リテラシー。 ─

 最近の目立ったニュースには、
 ニュースソースが不確かなまま、メディアだけが先走っている印象がつきまとう。

 フィリピンの旧日本兵に関するニュースも信憑性が俄かに薄れ、
 イギリスの「ピアノマン」についても、正直な話どこまで信じるべきか判断しかねる。

 今なら、誰かが「ツチノコを捕まえた!」とホラを吹いても、
 ノーチェックでセンセーショナルに報道されるんじゃないだろうか。

 NHKの「プロジェクトX」でもやらせがあったが、
 現実は、そんなにベタにドラマチックではないと思う。

 俺が世間のブームやら流行にことごとく乗り遅れるのは、
 こうやっていちいちメディアを疑うプロセスを踏むからなのかも知れない。

 ***
 愛・地球博会場の近くで、南米原産の大型げっ歯類ヌートリアが目撃されたらしい。

 シチュエーションとしては、多摩川にアザラシが現れたのと同じだと思うのだが、
 どうにも黄色い盛り上がりに欠けるのは、
 やはり「ただのデカイねずみ」としか言いようのない風貌のせいなのだろうか。

 おおねずみ。

 それはそうと、ヌートリアって「セントレア」と響きが似ているとふと思ったが、
 中部国際空港「セントレア」は久々にその存在を思い出した気がする。


■2005年5月29日(日)  ─ チェンソーアート。 ─

 昨日今日と、愛知県の東栄町というところで
 チェンソーアートの大会が催されていたらしい。

 俺にとって、「マグロの解体ショー」と並んで興味本位で一度は見てみたいと思う
 フォトジェニックなイベント、チェンソーアート。

 もっと早くに開催を知っていたら、もしかして見に行っていたかも知れない。

 何せ、取り出したるはチェンソーである。
 まったくもって穏やかではない。
 その非日常的な、只ならぬ雰囲気を感じてみたかった。

 多分向いていない。

 などと思いつつ、大会の公式スポンサーのサイトを見たところ、
 期待を裏切らぬ只ならさであった。

 チェンソーの梅西機械

 至極真っ当な営業活動が、これほどまでに只ならないことに驚きを隠せない。


■2005年5月28日(土)  ─ キシリトール。 ─

 気温が夏日を記録するようになると、
 いよいよアイスクリームが食べたくなる季節の到来である。

 会社帰りにコンビニに寄ったところ、
 赤城乳業のチョコミントバーが店頭に並んでいた。

 なぜか赤城乳業のチョコミントバーが好きで、去年もよく買って食べた。

 ふとパッケージを見ると、
 目立つフォントでデカデカと「キシリトール配合×2」と書いてある。
 キシリトール、当社比2倍である。

 チョコチップが増えたわけでも、ミントが増えたわけでもなく、
 増えたのはキシリトール。しかも2倍。
 元々どれほどの量のキシリトールが含有していたのか知らないので
 2倍と言われてもピンと来ない。

 砂糖の使用を抑えることで低カロリーになるのかも知れないが、
 それを積極的にアピールするでもなく。

 キシリトールについては、
 「虫歯の原因となる酸を作らない」「フィンランドでは常識」程度の知識しかないが、
 所詮は甘味料なので、量が増えたところで劇的に美味しくはならないだろう。

 チョコミントの方向性として、それはどうなのか。

 分からん。

 それはそうと、
 「キシリトールを一度に大量に摂取するとおなかが緩くなることがある」と
 よく注意書きにあるが、2倍も配合して大丈夫なのだろうか。


■2005年5月26日(木)  ─ 虫。 ─

 デアゴスティーニの新しいシリーズは、「世界の昆虫 DATA BOOK」だそうだ。

 謳い文句は「毎号!スーパーリアルなフィギュア付き!」。

 言うに事欠いて、「スーパーリアル」である。
 ・・・スーパーリアル麻雀か。

 詳しくは知らないが、ムシキングとかいうゲームも人気らしいし、
 総人口に占める昆虫マニアの数というのは潜在的に多いのかも知れない。

 しかし、個人的なことを言うなら、
 歳をとるにつれ、めっきり弱くなったのが昆虫への関心である。

 子供の頃は、カブト虫なんかを幼虫から育てたりもしたものだが、
 今となっては昆虫を愛玩の対象にしようとはなかなか思わない。

 あの異形としか言いようのない造形といい、せわしない動作といい、
 昔「気持ち悪い」と言った親の気持ちが、今なら理解できる。

 虫とか。

 特定の昆虫を特別視しなくなった結果、
 虫全体に対する感性が最底辺に合わせて変更された感じ。

 結局、ゴキブリやカマドウマの仲間なのだと考えてしまう。

 古典の『堤中納言物語』に「虫愛づる姫君」というのがある。
 中高生の頃に読んだときは姫君の言っていることも分からないでもなかったが、
 大人になって考えてみると、やはり屁理屈なような気がする。


■2005年5月23日(月)  ─ 直立。 ─

 千葉市動物公園のレッサーパンダ、「風太」が二本足で立ってからというもの、
 全国各地のレッサーパンダが二本足で立ちあがり始めた。

 何なんだ、何かの前触れか。

 いや、ウチのレッサーパンダは二本足で20歩ほど歩けるだの、
 いやいや、ウチのレッサーパンダなんか20年前から直立していただの、
 何だか親ばかの子供自慢の様相を呈してきている。

 ・・・ただ、動物が直立するのは、自分の体を大きく見せる威嚇のポーズという気もする。

 見た目の可愛らしさにコロッと騙されているが、
 もしかしたらあの風太というレッサーパンダ、
 人間で言うところのただのヤンキーなのかも知れない。

 なめんなよ。


■2005年5月22日(日)  ─ 捨印。 ─

 最近、習い事を始めたのだが、
 月謝を口座引き落としにするということで、申込書を書いている。
 ひと通り記入を済ませた。

 目に入ったのは、「捨印」という文字である。
 書類をもらった際にも、「捨印の部分に忘れずに印鑑を押してください」と念を押された。

 捨印。

 ステインならば歯の表面に付着した着色汚れだということは分かるが、
 捨印とは何なのだろう。
 金融機関に届けてある印鑑とは別の、捨ててもいい印鑑のことか。
 シャチハタ印でも押しておけばいいのか。

 とりあえず調べてみると、
 「今後、書類の字句の訂正などの場合を考えて、その訂正を全て了承します」
 という意味で押印する印鑑のことらしい。

 つまり、捨印が押してあれば、相手の了承がなくても勝手に訂正できるということか。
 ・・・着色汚れとか言っている場合ではない。

 今まで捨印など求められたことがなかったので知らなかったが、
 こんな商習慣が世の中には存在していたのか。

 まあ、別に悪徳金融業者と契約するわけではないので押印はするが、
 トラブルの種にしかならなそうな商習慣が何故未だに残っているのか疑問だ。

 トラブル嫌い。

 世間一般の人は知っていたのだろうか。捨印の意味を。

 何だか一人だけひとつ賢くなったような気になっているのだが、
 もし、いい歳して俺だけが知らなかったのだとしたら、少し恥ずかしい。


■2005年5月20日(金)  ─ 昔取った杵柄。 ─

 会社のボウリング大会に出場した。
 結果は団体ブービー賞。

 ・・・実に微妙である。

 しかし、昔取った杵柄と言うやつか、
 ボウリングブームを経験した世代はさすがに上手い。

 ・・・ということは、スーパーマリオブームを経験した俺の世代は、
 他の世代よりスーパーマリオが上手かったりするのだろうか。
 マリオの無限増殖とか。

 ボウリングに比べると、披露する機会もなければ羨ましくもない。

 ***
 エクセルのクリップアートを見る度に、何となくいつも思い出すダジャレがある。

 障子にメアリ。

 それにしても、何故クリップアートは使えそうにない画像ばかりなのだろう。


■2005年5月19日(木)  ─ ノーネクタイ。 ─

 コシノヒロコが、ノーネクタイでも格調を保てるように
 デザインしたワイシャツを発表したらしい。

 ぱっと見たイメージでは、「ベルサイユのばら」でオスカルが着ていそうなシャツだ。

 パス。

 襟や胸元をお洒落にあしらうと、なぜ王子様ちっくになるのか。
 とりあえず、着る人を選ぶファッションであることは間違いない。

 半袖スーツの「省エネルック」という反面教師の存在もあってか、
 今回は割とファッション性を前面に押し出しているような気がするが、
 あまりファッショナブルにしない方がよくはないか。

 ある一定の年齢を超えると、ファッションに対して保守的になる。
 お洒落なデザインに対しては、思わず二の足を踏んでしまうのが中年のおやじ心である。

 本当にノーネクタイの普及を考えるのなら、
 無難で、面白くも何ともないノーネクタイのスタイルを提案することが重要だと思う。

 そういう意味では、ユニクロにでも依頼すべきだったのかも知れない。


■2005年5月17日(火)  ─ 万博。 ─

 今まで、散々おちょくってきた「愛・地球博」ではあるが、
 実はちょっとだけ行ってみたいという気持ちがある。

 うーむ。

 とは言っても、企業パビリオンには全く興味がない。
 あまり詳しくは知らないが、要するに大掛かりな電気仕掛けの舞台装置だろう。
 それなら紅白歌合戦の小林幸子の衣装と大差ない。

 ・・・そう考えると、小林幸子の紅白衣装は展示物に向いている。
 小林幸子の紅白衣装を展示するパビリオンがあったら、並んでもいいから見学したいと思う。

 いっそパビリオンそのものが紅白衣装であってもいい。

 「衣装」から「舞台装置」へ。「舞台装置」から「建築物」へ。
 ド派手紅白衣装のネクストステージである。

 話がいきなり逸れたが、マンモスにしてもジブリの家にしても、
 また別の機会にどこかで見れそうな気がする。

 どちらかというと
 ヨルダン館で「死海の水の浮遊体験」や「泥パック」をしたり、
 マレーシア館で世界最大の花「ラフレシア」を見たりと、
 滅多にやれないことをし、滅多に見られないものを見たい。

 万国博覧会って、そういうものだろう。


■2005年5月15日(日)  ─ ポットマン。 ─

 「ポットマン」というのがあるだろう。

 園芸店とかでよく見かける、
 素焼きのテラコッタ(植木鉢)をつなげて作った人形である。

 最初見たときは、大して興味も抱いてはいなかったのだが、
 ぼーっと眺めていたら、何だかフォルムがモビルスーツに似ていることに気付いた。

 ガーデニングとガンダムの、衝撃的にして衝動的な融合。

 そんな類似性に気付くのもどうかと思うが、
 ズゴックやゴックくらいなら作れるのではないかと、
 俄然ポットマンに興味を覚える今日この頃である。

 ポット・モビルスーツ。


■2005年5月14日(土)  ─ ふれあい体験。 ─

 PlayStationの次世代機が年内に発売されるらしいが、まるで食指が動かない。

 PS2もDVD再生専用機となっており、
 最近では、今さらファミコンのゲームを面白がって遊んでいる。

 ・・・あれか。
 これが世に言う「ルネサンス」ってやつか。

 テレッテテレッテ♪

 ***
 地下鉄に掲示してあった名古屋ドームの広告に、
 「選手とふれあい体験」というのが載っていた。

 『1塁側内野スタンド最前列に「ふれあいゾーン」が出現!
 練習中の選手がサインに応じてくれたり、間近で選手の写真を撮ったり、
 ファンならたまらないイベントです。』

 しかし、「ふれあい体験」に「ふれあいゾーン」である。
 放牧中のヒツジに餌をやったり、間近でポニーの写真を撮ったりできそうな、
 マザー牧場なんかにありがちなたまらないネーミングである。

 そう思って一つ一つ見てみると、やはりどれもマザー牧場っぽい。

 「選手とキャッチボール体験」
 「マイグラブをつくろう!」
 「ラッキーセブン!ダンスタイム」

 そのうち、「リリーフカーに乗ろう!」とか
 「一日うぐいす嬢体験!」とか始めてくれないだろうか。

 野球ファンの絶対数は、昔に比べれば確実に減少していると思う。
 ファンサービスも重要だが、裾野を広げる意味でも
 野球ファン以外でも楽しめる工夫は必要だろう。


■2005年5月12日(木)  ─ きしめん屋にて。 ─

 昼にきしめん屋に入ったら、
 どうやら最近地元のテレビで紹介されたらしく、
 放映された内容やらタレントとの集合写真やらタレントのサインやらを編集した
 A4サイズの紙が、店内の至るところに貼られていた。

 何気なくお品書きを開いたら、そこにも同じものが挟まれており、
 そのしつこいまでの浮かれっぷりに思わず苦笑いを浮かべる。

 ・・・。

 この時期、昼と夜の温度差が激しいが、
 それと同じかそれ以上に、店と客の温度差も激しい。

 テレビで紹介されて嬉しいのは分かるが、
 それをあからさまに喧伝するのは粋ではないと思う。

 テレビで紹介されたり芸能人が来店したりというのは、
 確かに一種のステータスではあるわけだが、
 それに浮かれ過ぎるとかえって安っぽい印象を与えかねない。

 来店したタレントがTIMなら、尚のことである。


■2005年5月10日(火)  ─ 花言葉。 ─

 このところ、家にいる間はずっと短パンを履いていた。
 夜はまだ少し冷える。
 案の定、風邪をひいたのか喉が痛い。

 この時期風邪をひいている人は、きっと皆
 夏を先取りしたファッションのパイオニアだと思う。

 つまりこの時期、流行の最先端は風邪だ。

 ファッション誌には載らない真実。

 ***
 「花言葉」という概念がよく分からない。

 人は誰かに花を贈るとき、
 花言葉のメッセージを込めて贈ったりするものなのか。

 そんな風に森羅万象に意味を見出そうとするのは疲れるような気がする。

 世の中のあらゆる事象には深読みするほどの意味などない場合が多いし、
 そんなに乙女ちっくでも雅やかでもない。

 花言葉を誰がどう決めたのかは知らないが、
 “私の目はあなただけを見つめる”だの“試練に耐えた誠実”だの“信ずる恋”だの、
 すこぶる乙女ちっくな人が決めたような形跡がある。

 たまに“張合う”とか“偽りの魅力”という花言葉を見かけると、
 これを決めた人とは気が合いそうな気持ちになる。

 魅惑の花言葉 張合う。


■2005年5月9日(月)  ─ スピンオフ。 ─

 映画の世界では、スピンオフ(サブキャラクターに焦点を当てた続編)が流行っているようだ。

 「ドラえもん」も、声優を一新して不評をかうくらいなら、
 スピンオフものとして「ドラミちゃん」でも始めればよかったのではないか。

 何をやってもダメなノビ子の元にやってくるドラミちゃん。

 高飛車なお嬢様のスネ美と、ボーイッシュな剛子。
 そして、憧れの的の静雄さん。

 ノビ子に降りかかる数々の問題を、秘密道具を駆使して解決していくアニメである。

 視聴率が伸び悩んだら、4次元ポケットから魔法のバトンのようなものでも出せばいい。
 23世紀の超科学の力で変身だ。

 ・・・スピンオフというより、かなりスリップ気味である。

 午後は仕事をした。


■2005年5月8日(日)  ─ ゴールデンウィーク終了。 ─

 明日から仕事である。

 高確率で。

 ゴールデンウィーク前の自分が、
 当たり前のように週5日働いていたのが信じられない。

 年明けから数ヶ月かけて積み上げてきた仕事モードのバイオリズムは、
 たった数日の休暇を挟んだだけで崩れ落ちる砂上の楼閣である。

 もしくは、賽の河原で石を積む子供か。
 崩されても崩されても、また一から仕事モードのバイオリズムを積み上げる。

 たかが10日にも満たないゴールデンウィークですら、
 これほどまでに休暇明けの勤労意欲を削ぐのであれば、
 1ヶ月近くもバカンスを楽しむフランス人の「サザエさん症候群」たるや
 いかばかりであろうか。


■2005年5月7日(土)  ─ 未来。 ─

 20年前、「つくば科学万博」というのがあった。

 あの頃は、21世紀はもっと科学が進んで、
 宇宙にコロニーを建設したり、自動車が宙に浮いていたりするんじゃないかと
 子供心に考えていたような気がする。

 「人類の叡智」とも言うべき科学技術を信奉・礼讃できた時代が
 かつて確かに存在したのかと思うと、何だか隔世の感がある。

 何しろ、21世紀最初の万国博覧会のテーマは「自然の叡智」である。
 まるで手のひらを返すかのような変遷。

 高度経済成長期にあっては、
 まさか21世紀にもなって「自然の叡智」とか言い出すとは
 思いもよらなかったことだろう。

 そうやって考えてみると、
 23世紀の未来にはドラえもんくらい開発できているんじゃないかとか思ったが、
 もしかしたら、逆に洞穴に住んで壁画とか描くのがトレンドになっているかも知れない。

 ギャートルズちっく。


■2005年5月5日(木)  ─ 価格。 ─

 昨日、金城埠頭のポートメッセ名古屋で開催されていた
 「マンモスフリーマーケット」に出品者として参加してきた。

 主に不用品を叩き売ってきただけなのだが、
 価格などあってないような世界というのは、なかなか面白いものだと思った。

 普段の生活の中では、あらゆる品物に価格が設定されている。
 製造に要した直接費と間接費、それに利潤と中間マージンを上乗せしたのが
 店頭の小売価格なのだろう。

 通常、それを大幅に逸脱する価格で取引は為されないし、
 俺の知る限り、スーパーで値引き交渉をする人はいない。

 しかし、フリーマーケットにおいて取引のポイントは「要・不要」であり
 自分にとっても他人にとっても価値の高いものは高値で売却することが可能であり、
 自分にとっても他人にとっても必要の無いものは値段を下げても売れない。

 何だか株式市場のようでもある。

 「価格」と「価値」とは、必ずしも正比例の関係にはないのだ。

 ・・・と、ここまでもっともらしいことを書いてみたが、
 十数本のファミコンカセットを売りに出して5本しか売れず(+2,700円)、
 逆に別の店でファミコンカセットを3本購入(-3,000円)した行動を正当化できそうにはない。

 決意。


■2005年5月3日(火)  ─ わさび。 ─

 伊豆に旅行に行った際によく見かけたのが、わさび関連の商品だ。
 静岡といえば、名物はやはりお茶かわさびなのだろうか。

 定番の「わさび漬」や「わさびふりかけ」のみならず、
 最近は「わさびソフトクリーム」や「わさびコロッケ」なども販売されている。
 そこに名古屋グルメのバイタリティに近いものを感じずにはいられない。

 思わず購入して食べる。

 わさびは単体としてはメインになりにくい食材なので、
 他の食品と組み合わせるのは定石だとは思う。
 しかし、ソフトクリームもコロッケも、どこかおずおずと遠慮がちだ。

 B級になりきれないB級とでも言おうか。
 どちらも中途半端に原形の味を引き摺っている。
 あえて言うなら、「奥ゆかしいB級テイスト」。

 フォトジェニックなリアクションをとり辛い味である。

 わさびソフト。

 もっとわさびを前面に押し出した方がいい。
 むしろB級であることに胸を張るべきだと思う。
 そこが今ひとつメジャーになりきれない所以なのだろうか。

 今後、メジャーになるか否かは別として、まず間違いなく
 わさび関連のB級メニューは静岡県民からそっぽを向かれているのだろうと思う。

 全国各地を巡ったら、似たようなB級メニューがいろいろあるのだろうか。



▲この画面のトップへ