Log (Sep 2005)

■2005年9月30日(金)  ─ シングル・サインオン。 ─

 入社以来、ずっと客先で仕事をしており、ほとんど自社にいなかったので、
 社内システムというものをほとんど使ったことがない。

 何か申請する際も、書類をプリントアウトしてFAXで送ったりしていた。

 この度、「業務の効率化」という名目で
 社内システムにインターネットを介して社外から接続できるようになった。

 社内システムはシングル・サインオンという触れ込みである。
 (※シングル・サインオン・・・1回のユーザ認証で、異なるサーバにアクセスできるシステム)

 確かに社内システムにログインしてしまえば以降のパスワード入力は必要ないのだが、
 社外から接続する場合、社内システムにログインするまでに
 それぞれ異なる乱数のパスワードの入力を2回求められ、都合3個のパスワードが必要になる。

 面倒臭い。

 ・・・まあ、確かに社内システム”は”シングル・サインオンに違いない。

 いやいや、お前はとんちの一休さんか。
 「ぎゃふん!」と言って欲しいのか。

 この辺のユーザビリティへの配慮のなさが、
 ウチの会社が業界で今ひとつパッとしない原因の一つなのだと思う。


■2005年9月27日(火)  ─ オーディオ。 ─

 遅ればせながら、フラッシュメモリタイプの携帯オーディオプレーヤーを購入した。

 フラッシュメモリ

 こんな小さくて軽い機械に、
 何百曲という大容量の音楽データを記録できる。

 改めて考えてみると、結構すごいことなんじゃないのか、これ。

 エジソンが蓄音機を発明したのが1877年なので、
 そこから百年と四半世紀でここまで技術は進んだのか。

 こうしてデジタルが当たり前な世の中になってくると、
 カセットテープやレコード、ソノシートで音楽を聴いていた時代ですら、
 何だか既に、遥か遠い昔のことのようである。

 自分で書いておいてなんだが、ソノシートとはまた古いな。


■2005年9月25日(日)  ─ 万博・閉幕。 ─

 愛・地球博が閉幕した。

 開幕前には「誰が行くんだよ、そんなの。」という下馬評が
 あったかなかったかは定かではないが、
 少なくとも当初、俺はそう思っていた愛・地球博。

 連日のニュースで報じられているところによれば、
 最終的には盛況であったようである。

 とはいえ、あの行列はどうなんだ。
 参勤交代か。

 銀行のATMでも、前に20人くらい並んでいたらもう並びたくない俺には、
 気が遠くなるような行列である。

 あの身動きひとつ取れなさそうな行列に並んでいる最中に
 急に便意を催したら・・・と考えるだけで、空恐ろしい。

 ADHD

 しかし、吉野家の牛丼にしても、愛・地球博にしても、
 日本人には駆け込みで行列を作る国民性でもあるのだろうか。

 もしかしたら、それは「終わる前に行っておかないともったいない」という、
 「もったいない」の精神から来るものなのかも知れない。


■2005年9月24日(土)  ─ きなこポッキー。 ─

 「体にやさしい」・「五穀ブレンド」という響きにまんまと釣られ、
 ついコンビニで「きなこポッキー」を買ってしまう。

 風味に少し駄菓子っぽい雰囲気があって好きだ。

 別にいいが。

 大豆・大麦・粟・稗・黒米がブレンドされているらしい。
 いかにも地味な実力派を集めた感じである。

 俳優でいうなら、小劇場系か。

 変に色気を出してぽっと出のアマランサスとかをブレンドしない姿勢に
 拍手を贈りたい。

 しかし、雑穀など滅多に口にしないのに、
 ポッキーに混ぜてあれば割と進んで食べるというのは、
 何だか「すり下ろしニンジン入りのハンバーグを食べるニンジン嫌いの子供」
 に似ている気がする。

 ところで、意識して健康に気を遣っているわけでもないのだが、
 自然と体によさそうなものを選ぶようになったのは、やはり歳をとったからなのだろうか。

 人はそうやって、みのもんたや「あるある」の信奉者となっていくのか。


■2005年9月23日(金)  ─ 大陸的。 ─

 北京の公共トイレに関して、
 「トイレの中にハエ2匹、ゴミ2つ、ゴミがトイレの中にあるのは30分以内」
 という規定が取りまとめられたらしい。

 実に心の琴線に触れる話である。
 「ハエ2匹」という、具体的なんだか抽象的なんだか、
 前向きなんだか後ろ向きなんだか分からない基準にぐっとくる。

 「施設内の硫化水素の濃度を○ppm以下にする」とか、
 「大腸菌の数を1平方センチあたり○万個にする」とか、
 数値基準ならいくらでも挙げられるだろうに、持ち出してきたのは「ハエ2匹」である。

 こういうのを大陸的と言うのだろうか。

 清潔さ。

 いや、匹数を決める裏では、1匹たりとも許さない原理主義と
 5匹くらいまでなら目を瞑る現実主義による、喧喧囂囂の議論があったに違いない。

 もし、6か国協議のすぐ隣で、そんな下らない会議が難航していたとしたら。

 やっぱりそれは大陸的なのかも知れない。


■2005年9月18日(日)  ─ ディナーショー。 ─

 夏が過ぎ、目にすることが多くなってきたのが
 ホテルのクリスマス・ディナーショーの車内広告である。

 構図

 その顔ぶれを見る限り、別に行きたいとも思わないし、
 「芸能人からすれば、政治家の献金パーティーのようなものだろう」と
 冷ややかに見る向きもないわけではないのだが、
 それでも「ディナーショー」という響きには心惹かれるものがある。

 ディナーショーの実態をよく知らないので、
 長いこと、いや現在進行形で「結婚式の披露宴的なもの」を想像している。

 会場にはゆったりとしたテーブルクロスが掛かった丸テーブルが並べられ、
 観客がディナーを食べながらショーを楽しむようなイメージである。

 バックバンドを従えたエンターテイナーは
 ラメの眩しいドレスをまとって艶やかに愛の歌を歌い、
 たまに歌いながら会場内をゆっくりと歩いて回ったりするのだ。

 恐らく、昔の外国映画に多分に影響されていると思う。
 もしくはマツケンサンバ。

 ディナーショーが実際はどんなものであるかは興味があるのだが、
 知ってガッカリするくらいなら、間違っていても自分のイメージを大切にしたい。


■2005年9月17日(土)  ─ 松なめこ。 ─

 スーパーで見かけたキノコ、「松なめこ」。
 ナメコに松茸菌を人工的に掛け合わせて作られた新種らしい。

 稲の品種改良ならよく聞くが、キノコの品種改良というのはあまり聞かない気がする。

 日本では、マツタケは香りが珍重されるが、
 ナメコと掛け合わせることで何かシナジーが得られるのだろうか。

 「香り松茸、味しめじ」と言われるくらいなのだから、
 いっそしめじと掛け合わせればよかったような気がする。

 誤解のないように言っておかねばならないが、
 別に「シナジー」と「しめじ」をかけたつもりはない。偶然である。

 それにしても「松なめこ」である。
 思わず「辛酸なめ子」を連想せずにはいられない。

 しかし、なぜナメコなのだろうか。
 言っては何だが、今ひとつぱっとしないキノコである。

 掛け合わせて作られた「松なめこ」にも派手さがないというか、
 人を惹きつけるカリスマには欠ける。

 古い比較論で言うなら、「ユーミン」というよりは「中島みゆき」と言ったところか。

 スーパーなキノコ


■2005年9月14日(水)  ─ アトランティック・ジャイアント。 ─

 青果店の店先に、お化けカボチャが置いてあった。

 少し早いが、ハロウィンのディスプレイに使うのだろうか。
 少なくとも販売用ではないだろう。

 お化けカボチャ

 携帯のデジカメで撮った写真では今ひとつスケールが伝わりにくいが、
 直径60〜70センチくらいはあったと思う。

 ちょっとサイケな庭石といった風情である。

 たまに日本でもお化けカボチャのコンテストが開催されたりしているようだが、
 「野菜」という認識を大きく逸脱した規格外の存在感は何なのか。

 カボチャの馬車でも作るつもりか。

 多分、シンデレラはほんのり青臭い。

 疑問


■2005年9月12日(月)  ─ 大相撲。 ─

 大相撲で、下位力士が金星をあげたときに座布団を投げる慣習があるだろう。

 金星をあげた力士への賛辞と、土のついた横綱への抗議、
 その両方の意味があるという話を聞いたことがあるような気がするが、
 いつも、何となく「スケバン刑事II」を思い出す。

 あんな感じで座布団っぽいものを投げる人はいなかったか。

 ***
 日本相撲協会のサイトを見ていたら、イベントスケジュールに
 「大相撲ラスベガス公演2005」というのが掲載されていた。

 ラスベガス公演って、何だそれ、プリンセス・天功か。

 思わず目を疑う。
 何しろ「GRAND SUMO LAS VEGAS」である。
 何だかショウビズっぽいエンタテイメント性を追求していそうなイメージ。

 多分、朝青龍あたり紫の毒霧を吐くんじゃなかろうか。
 土俵入りがラインダンスなのは言うまでもない。

 GRAND SUMO


■2005年9月8日(木)  ─ 疑問票。 ─

 衆院選が近い。
 選挙といえば、その前後で話題になるのが疑問票の扱いである。

 報道によれば、
 「自」は自民党、「党日本」は新党日本を指すことが認められているらしい。
 また、「綿貫新党」と書かれた場合は国民新党、
 「ムネオ新党」「鈴木大地」と書かれた場合は新党大地の有効票となる見方が有力であるようだ。

 誰が書くんだ、「鈴木大地」。

 それは明らかに狙ってやっている確信犯か、
 記事を書いた記者がふざけているかのどちらかである。

 まあ、敢えてその論理でいくなら
 「大地康雄」、「大地真央」あたりは判断の分かれるところであろう。

 それなら逆に、「新党犬池」や「親党太他」ならどうだ。

 どうだと言われても困るが。
 小学生の漢字テストのうっかりミスか。

 疑問票


■2005年9月6日(火)  ─ メスシリンダー。 ─

 小学生の頃、「メスシリンダーとオスシリンダー」というギャグがあっただろう。
 今にして思えば面白くも何ともない、下らない駄洒落である。

 しかし、実験器具に縁がなくなって十年余の月日を経て思うのは、
 「メスシリンダーとオスシリンダーで、実際にあるのはどちらだったか」ということである。

 そもそもの根底を揺るがす根本的なレベルでつまづいている。

 多分、実際にあるのはメスシリンダーの方であった気がするが、
 正直どっちでもいい。
 この際、酢飯を作るための酢を測る計量カップとかを適当に作って
 商標登録してしまえばいいのではないか、「オスシリンダー」。

 オスシリンダー

 ネーミングも手伝って、いかにもアイデア商品っぽい印象である。

 そうすれば、もう迷うこともない。
 小学生には思いつくべくもない大人の解決方法、「商標登録」。


■2005年9月5日(月)  ─ 視力検査。 ─

 メガネを新調しようと、近所のメガネ店に行った。
 何となくイメージは固まっていたので、フレームはすぐに決まった。

 レンズに度を入れる段となり、
 「今のメガネと同じ度数で作ることもできますが」とも言われたが、
 折角なので視力を測り直して作ることにした。

 大学時代にガクンと視力が落ちてからというもの、
 視力検査をする際、やけに緊張する。

 よもや間違っても今さら視力が上がるわけもなく、
 問題はどこまで現状で踏み止まっていられるかという点に尽きる。

 以前まで見えていたランドルト環が、ぼやけた輪っかとしか認識できなくなる。
 身体能力の明らかな衰えが、文字通り目に見えて分かってしまう。

 それにしても

 ある意味、自分の能力がシビアに数値化されるわけで、
 これが緊張せずにおれようか。

 あまつさえ、「視力」という自分でも自信の持てない能力を試されるのだ。
 それは言うなれば、期末試験で不得意科目の答案が返ってくるかのようである。

 自己の数値化に対するこの過剰反応は、もしや偏差値教育の弊害か。


■2005年9月4日(日)  ─ ノベリティ。 ─

 土曜日に、アット・ニフティのBBフェスタに行った。

 お目当ては今年も、デイリーポータルZのブースである。

 ライターの方たちが普通に売り場に立ったり、会場内をウロウロしており、
 それを見つけた来場者が話し掛けたり、一緒に写真を撮ったりしていた。

 何となく、ディズニーランドのミッキーの着ぐるみのようだなと思った。

 Zくん

 ところで、会場ではスタンプを集めると抽選ができるスタンプラリーがあったのだが、
 下から2番目の景品がリストレストであった。

 一昔前ならマウスパッドやセンスの悪いストラップが主流であったような気がするが、
 これも、パソコンの普及と高機能化が進んだ結果であろうか。

 確かに、今さらマウスパッドやストラップなんかもらっても使わないし、
 たかがノベリティとはいえ、求められ喜ばれるレベルは年々上昇を続けるのであろう。

 来年あたりは、USBメモリくらい期待できるのではないか。
 ノベリティでLANケーブルとか、そういう間違った方向に進まないことを祈る。

 ***
 暑中見舞用郵便葉書(かもめーる)の当選番号が決まったらしい。

 まだあったのか、というのが正直な感想である。

 よく分からないが、今話題の郵政民営化になったら
 真っ先に無くなりそうな不採算部門であるような気がする。



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