Log (Oct 2005)

■2005年10月30日(日)  ─ 卵かけご飯。 ─

 昨日・今日の2日間、
 島根で「第1回日本たまごかけごはんシンポジウム」が催されていたらしい。

 あまり、というかほとんど卵かけご飯を食べないので、
 俺には卵かけご飯について熱く語るほどのモチベーションはないが、
 針の穴を通すかのようなニッチな部分を突くイベントには心をくすぐられる。

 トースト+コーヒー+茹で卵

 卵かけご飯も、スポットライトの当て方ひとつでこうも面白くなるものなのか。

 で、この「日本たまごかけごはんシンポジウム」、
 「たまごかけごはん宣言」を採択したり、「たまごかけごはんの日」を制定したり、
 「たまごかけごはんの歌」を発表したりと、やれることは全部やり尽くしている。

 逆に言うと、やっていることの目新しさには欠けるわけだが。

 唯一、目新しさを感じたのは卵かけご飯専用の醤油の存在であるが、
 敢えて調味料から汎用性を失わせるというアプローチは
 ある意味、「シャア専用」の上を行っている。

 世間の嗜好や需要というのは、俺が思っているよりずっと幅広いのだ。


■2005年10月29日(土)  ─ 識別。 ─

 GAP日本上陸10周年記念キャンペーンの車内広告に
 BoAがいるような気がするのだが、自信がない。

 芸能関係疎い。

 なぜなら、俺のユンソナとBoAの見分け方が、
 「ユンソナではない方=BoA」であるからだ。

 「韓国出身の女性芸能人にはユンソナとBoAがいる」
    ↓
 「ユンソナではない」
    ↓
 「BoAである」

 韓流ブームが来るまでは、この演繹的な法則が通用したのだが、
 「冬のソナタ」以降、チェ・ジウだの何だのと
 ユンソナと比較する母集団が増えてしまった。

 何というコペルニクス的転回か。

 多肢選択式テストで消去法で答えを絞っていったら、
 どちらも正しいような気がする選択肢が2つ残ったような、そんな感じである。

 まあ、そんな機会はあまりないだろうが、
 BoAとチェ・ジウを見分けなくてはならない状況に置かれた際には、
 鉛筆でも転がそうと思う。


■2005年10月26日(水)  ─ 職場の日常。 ─

 お昼過ぎ、ホワイトボードのそばで外部ベンダと電話をしていた上司が、
 通話しながらホワイトボードに箇条書きでメモを始めた。

 ・・・「ちょっと聞いてヨ!おもいっきり生電話」か。

 奥さん、それはアンタが悪いよ。

 ***
 本社から、『新商品販促用ノベルティグッズの社内販売のお知らせ』が回ってきた。

 「どれどれ。」と一瞥してみると、ポロシャツやらマグカップやら、
 新商品はおろか、凡そコンピュータ業界と関係のないラインナップであった。

 勿論、全てに会社のロゴや新商品のロゴが入っているのは言うまでもない。

 以前、@niftyのノベルティグッズとしてリストレストや付箋をもらったことがあるが、
 それと比べると、垢抜けていない上にブランドイメージが見えてこない。

 ・・・そもそも、ノベルティグッズは販売するものではないだろう。
 もしかして、愛社精神を試されているのだろうか。

 まあ、誉められたほど持ち合わせてはいないが、
 こんなグッズで試されてはたまったものではない。


■2005年10月24日(月)  ─ 構造。 ─

 ラーメン構造。

 読んで字の如く、「ラーメン構造」である。

 ベタではあるが、思わず立ち止まってしまった。
 気を抜くと、「鉄骨」を「豚骨」と読み間違えそうになる、というのは言い過ぎか。

 しかし、何だか施工主が色々と薀蓄やらこだわりを持っていそうな感じはする。
 極細のストレート鉄骨に、濃厚なコンクリとか。

 勿論、ここで言う「ラーメン」とは拉麺のことではなく、
 「枠」という意味のドイツ語、"rahmen"であるわけだが。

 まあ、そうは言っても一般人が「ラーメン」と言われれば、連想するのは拉麺しかない。
 「RC薄肉ラーメン」・「純ラーメン」などは、普通に美味しそうな響きである。

 ・・・敢えて物事の本質を見失うことで、そこから見えてくるものがある。

 ぶ厚い方が。

 人はそれを、一般的に「錯覚」と呼ぶが。


■2005年10月22日(土)  ─ 化学物質。 ─

 最近、毎食後にリステリンをしているのだが、
 ふと視界に入った成分名に目を奪われた。

 「ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール」。

 やたら長い上に、「ポリオキシ」が韻を踏んでいる。呪文か。
 その辺の小学生が魔法の力でアイドルに変身しかねない勢いである。

 などと思いつつ、歯磨き粉の成分に目をやると、
 それを遥かに上回る成分があった。

 「2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン」。

 新しい早口言葉か。

 ヒドロキチッ・・・。

 メアリーポピンズに出てきた、最も長いという英単語
 「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」を思い出す。

 こういう、ある規則に則っているにも関わらず、それゆえにかえって冗長な単語は
 専門的な薫りがして好きだ。


■2005年10月20日(木)  ─ マーク。 ─

 職場に大きなダンボールが何個か届いた。
 どうやら新しいサーバらしい。

 ダンボールの側面を見ると、いくつかの注意表示マークがプリントされている。

 注意表示マークは、すぐに理解できるものから
 何のことやらさっぱり分からないものまで、素人目には玉石混交であるが、
 いわば業務用の暗号であり、何となく想像力をくすぐられる。

 注意マーク ワレモノ注意。  注意マーク 水濡注意。

 以上は、一般的によく見かけるマークである。

 注意マーク 「運搬は2人で」だろうか。腰に負担をかけない姿勢は見習いたい。

 注意マーク こっちが上。荷物の天地を表している・・・と思う。

 注意マーク 積むのは8個まで。・・・知能テストか。

 注意マーク ・・・?・・・??

 かなり考えたのだが、最後のマークだけさっぱり分からない。
 何かを禁止しているのは分かるが、禁じられたこの物体は何だ。

 下に付いているのはキャスターだろうか。蓋がついているようにも見える。
 上部の中央に溝のようなものが確認できるが、何かの手がかりになるだろうか。

 ふと思ったが、何だか象形文字の解読に近い。

 ロゼッタストーンのヒエログリフを解読したシャンポリオンも、
 こうやってあれこれと頭を悩ませたのであろうか。

 ただ、俺の知る限り、あれに形が一番近いのは運動場のライン引きであり、
 解読など夢のまた夢である。

 気になる。


■2005年10月19日(水)  ─ 人形。 ─

 ドイツの次期首相、アンゲラ・メルケル氏の人形が
 限定999個生産され、販売されているらしい。

 日本でも、数年前に小泉首相を象ったシシローストラップなんかが
 話題になったりしたが、それと似たようなものだろうか。

 それとも、「メルケル氏の政権基盤は弱い」と聞いたことがあるので、
 「何もできないお人形、傀儡」という風刺か、と勘繰ったりもしてみたが、
 それはさすがに考え過ぎかも知れない。

 しかし、このメルケル人形
 ちょっとしたオカルト映画の1本や2本は撮れそうなリアルな造形というか、
 デフォルメの具合が「ぴあ」の表紙のイラストのようである。

 誰が・・・。

 海外で人形というと、割とリアル指向であることが多いように感じる。
 フランス人形然り、蝋人形然り。

 実在の人物をデフォルメしてキャラクター商品化するというのは、
 割と日本に特有の文化なのだろうか。


■2005年10月17日(月)  ─ 宇宙関連ニ題。 ─

 日曜日に情報処理技術者試験を受験した。

 マークシートをぐりぐりと塗りつぶしていると、
 中国のマークシートは濃い2Bの鉛筆で塗りつぶさないと機械が読み取れない、
 という話を思い出す。

 有人宇宙船「神舟6号」の打ち上げに成功する一方で、
 マークシートが読み取れないというアンバランス。

 体育は得意だが勉強はできない、冬でもランニングに半ズボンの小学生のようだ。

 ***
 ライブドアの堀江社長が宇宙旅行事業に投資し、
 将来的には宇宙ホテルの建設を計画しているらしい。

 「ホリエモン」という呼称の由来は、確か「ドラえもん」であったと記憶しているが、
 やっていることがだんだん「21エモン」っぽくなってきている気がする。

 つゞれや


■2005年10月15日(土)  ─ ジャック・オ・ランタン。 ─

 ハロウィンが近い。

 日本でも、デパートやスーパーにそれなりにコーナーができたりするが、
 どこも何となくこぎれいで、お利口な感じがする。
 輸入食品を扱っている店などに行くと、たまにメーターを振り切ったような商品が並んでいるが、
 本来、ハロウィンというのはそういうメーターを振り切ったお祭りなのかもしれない。

 商品の一例。

 というわけで、ハロウィンコーナーに積まれていたカボチャを思わず衝動買いしてしまった。

 いや、ハロウィンどうこうというより、
 単に、一度「ジャック・オ・ランタン」を作ってみたかっただけなのだが。

 日本でもお盆にナスやキュウリで牛や馬を作ったりするが、
 洋の東西を問わず、先祖を偲ぶ際には野菜で工作をしているのには理由があるのだろうか。

 などと考えつつ、カボチャの中身をくりぬく。
 大人には、何をするにももっともらしい理由や理屈が必要なのである。

 ジャック・オ・ランタン

 30分くらいで出来た。工作欲が満たされ、満足である。

 ふと思ったのだが、広い意味で言うなら、これも野菜の飾り切りと言えなくもない。

 飾り切りといえば、中華料理で鳳凰や龍なんかを彫ったり切ったりするのが有名であるが、
 ハロウィンが中国に定着したら、
 一体どんなジャック・オ・ランタンがお目見えするのかが少し気になる。


■2005年10月14日(金)  ─ 親知らず。 ─

 親知らずの周辺が軽く腫れた。
 どうやら、中途半端に生えた親知らずによってできた傷口からバイ菌が入ったらしい。

 特に鋭い痛みがあるわけではないので
 仕事をするのに支障はないのだが、やはり違和感がある。

 仕事の手を休めては、
 「親知らず」「親知らず 腫れる」「親知らず 治療」などのキーワードで検索をかけ、
 切削器具で削るだの、2つに割って取り出すだの、木槌で叩くだの、
 ヒットしたページの只事でない抜歯方法の記述に戦々恐々としていた。

 ギャーッ

 結局、仕事に差し障っている。

 しかし、どのページもイラストを添えたりして分かりやすくしようとしているのだろうが、
 インフォームド・コンセントにも程がある。

 まだ歯が痛いわけではないから、抜く必要はないよな。うん、大丈夫。
 という方向で自分を納得させる。

 とりあえず、腫れが軽い場合ならば、患部を冷やして栄養と休息をとるように心掛け、
 バイ菌を除去して口内を清潔に保つようにするとよいと書いてあったので、
 冷えピタとリポビタンDとリステリンを買って帰った。

 絵に描いたような泥縄である。


■2005年10月10日(月)  ─ イグ・ノーベル賞。 ─

 ドクター中松が「イグ・ノーベル賞」の栄養学賞を受賞したらしい。

 イグ・ノーベル賞というのは、ノーベル賞のパロディ的なもので、
 「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞なんだそうだ。

 要するに、アカデミー賞に対するラジー賞のようなものだろうか。

 ドクター中松以外の受賞者を見ても、

 「人間はシロップの中と水の中ではどちらの方が早く泳げるか?」という
 長年の科学的疑問に解を与えるため、念入りな実験を行ったことで
 化学賞を受賞したブライアン・ゲッテルフィンガー氏。

 泳ぎたくない。

 基本的な物理学の法則を使いペンギンの体内に起こる圧力を計算し、
 詳細な報告『ペンギンがうんこする際に生じる圧力:鳥類の排便における計算』にまとめたことで
 流体力学賞を受賞したヨゼフ・ガル氏。

 ・・・いずれ劣らぬ研究内容である。
 一笑に付すのは簡単だが、こういう研究に真面目に取り組む姿勢は素直に感心したい。

 ピュアな探究心を持ち続けている、とでも言おうか。
 恐ろしく高度な夏休みの自由研究、もしくは「トリビアの種」と言えなくもないが。


■2005年10月9日(日)  ─ ギネス。 ─

 流しそうめんの最長記録が更新され、近くギネス社に公認申請がされるらしい。
 今までの記録が610メートルで、今回の記録が1,370メートルらしく、
 公認されれば2倍以上も記録が伸びることになる。

 ギネスは「流しそうめん」が何なのか分かって公認しているのだろうか。
 そうめんを流す距離を長くすることに意味があるとも思えないのだが、
 ギネスは何をもって判断するのだろうか。

 ただ、作業風景の画像を見る限りでは、
 いかにも「青春」している感じがするので、何だか羨ましくないでもない。

 ああ、俺にもこういう時期があったよなとか思わずにはいられない。
 ・・・あったか、そんな時期。

 流しそうめん

 ところで、こういうニュースを目にするにつけ、
 最近のギネスのドラゴンボール的なパワーインフレ感はどうにも拭えない。

 巨大なパエリアやサンドイッチなどの料理を作るというのは
 割と敷居の低いギネス挑戦のように感じられる。

 確かに記録を樹立したことは凄いのだろうが、具体的にどこが凄いのかと言われたら、
 前の記録より大きかったり、長かったりという情報しかないわけで、
 前回の記録と比較するという抽象的な凄さしか語れない。

 まあ、自分がフリーザであることを承知の上で、
 「記録よりも記憶に残る」ためのお祭りとして楽しむのがギネスなのかも知れない。


■2005年10月6日(木)  ─ 住民票。 ─

 愛・地球博のマスコット、モリゾーとキッコロを
 愛知県瀬戸市が住民登録したらしい。

 かつて、横浜市がアゴヒゲアザラシを「ニシ・タマオ」として
 住民登録したのも記憶に新しいが、
 どこの自治体も考えることは似たり寄ったりである。

 しかし、「森の妖精」というメルヘンな存在に対して、
 「住民登録」というリアルを背負わせるのはどうかと思う。

 世界観やバックボーンにそぐわないリアリティを与えても、
 それはむしろ逆効果なのではないだろうか。

 例えば、もしミッキーマウスの現住所が千葉県浦安市だったり、
 ドナルドダックが鳥インフルエンザになったりしたら、
 いっぺんに興ざめである。

 希望者には1通200円で交付するそうだ。
 まあ、広い意味ではオフィシャルグッズと言えなくもない。

 市では相当数の申込みを見込んでいるようだが、
 捕らぬ狸の皮算用というか、
 そっちの方がよっぽどメルヘンであるような気がしてならない。

 ・・・。


■2005年10月4日(火)  ─ ますます。 ─

 郵便局の投資信託販売開始のマスコット、「ますますくん」。

 官公庁の採用するマスコットはキャラがゆるいというのは定番ではあるが、
 「ますます分かりやすくする」から「升」。

 ますます・ロボロボ

 有りか無しかで言うなら間違いなく無しであろう、このセンス。

 「どんどん分かりやすくする」だったら「丼」に手足と顔を付けていたに違いない。

 NTTドコモの「ドコモダケ」も酷いと思ったが、
 「ますますくん」に比べてみると、まだ救いがある。

 「ドコモダケ」は狙ってやっている確信犯だが、
 「ますますくん」は計算が感じられないというか、目が本気だ。

 マスコットに限って言えば、郵政民営化が必要であると断言する。


■2005年10月2日(日)  ─ ギャラリー。 ─

 ニュースを見ていたら、
 「女子ゴルフの宮里藍が最年少で日本女子オープンを制覇した」
 というニュースが流れた。

 ゴルフをやったことがなく、昨今の女子プロゴルファーブームにも興味がないので
 ぼんやりとテレビ画面を見ていたのだが、
 カメラが切り替わり、コースを引きで撮影した映像を見て驚いた。

 何なんだ、このギャラリーの人数は。
 「ウォーリーをさがせ!」を彷彿とさせる、人、また人。

 うろおぼえウォーリー

 その大半が宮里藍目当てのにわかファンなのだろうが、
 後ろの方になると前の人の後頭部しか見えないんじゃなかろうか。

 しかし、こうして改めて見ると、「測量している人」を見ているようにも見えてくる。

 そういえば、グリーン上でパットを打った後に、
 決まって「おぉー」と、低いどよめきが起こるのが、
 何だかバラエティ番組におけるスタッフの笑い声のようだといつも思う。


■2005年10月1日(土)  ─ 秋の香り。 ─

 スーパーで見かけた、秋限定「お部屋の消臭元・紅葉の香り」。

 紅葉の香り

 紅葉をイメージさせるフローラル系の香りらしいのだが、
 そろそろ芳香消臭剤はフローラルやシトラスの香りでなければならないという
 固定観念から脱却してみるというのはどうか。

 どうせなら「松茸の香り」とかを売り出した方が秋らしいだろう。

 シズル感溢れる消臭芳香剤という新機軸。

 部屋に入るなり「お吸い物飲んだ?」と聞かれること請け合いである。

 焦げ臭い。



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