Log (Mar 2006)

■温暖化対策。

 地球温暖化対策として、
 環境省が来月から毎日午後8時以降、全部署の消灯を実施するらしい。

 確か、以前には暖房と給湯を止めるという話も出ていたような気がするが、
 環境問題に関する専門省庁にしては随分とケチケチとしたお粗末な対応である。

 1ヶ月1万円生活か。

 そのうち、「CO2の排出量を削減するため、職員のエレベーター使用禁止」とか、
 「CO2の排出量を削減するため、職員はなるべく長く息を止める」とか、
 そんなことを言い出すんじゃないかと密かに期待している。

 焼け石に水。


■桃カステラ。

 自分用の長崎土産として、桃カステラというのを買ってきた。
 長崎では、桃の節句に食べられているらしい。

 桃の節句といえば3月3日であるが、
 旧暦で数えればまだ節句の前だからであろうか。
 カステラを売っている店なら、割と一緒に店頭で扱っていた。

 桃カステラ。

 さあ、食べようとフォークを当ててみたものの、
 何やら硬質な音を立ててフォークが弾かれる。

 調べてみると、桃の装飾の部分はやたらと固い物体で出来ている。

 仕方がないので、意を決してそのままかぶりついてみた。

 ・・・口いっぱいに、まるで角砂糖を噛んでいるかのような想定外の甘さが広がる。

 むしろ4ミリ。

 俺は下戸だから甘いものは割と得意分野だと思っていたが、文字通り甘かった。


■【長崎紀行〜その5】。

 長崎にある、孔子廟というところでおみくじを引いたところ、
 大吉であったのだが、個別運勢の詳細が全て漢文で書かれてあった。

 ???

 必死でレ点をつけてみるも、解読できずじまいである。
 大学受験以来、漢文から遠ざかっていたというブランクの長さは否めない。

 高校時代には、「漢文なんか、社会に出たら何の役にも立たない」などと思ったものであるが、
 教養というのは、こういうふとした場合に必要になったりするものなのだな、というのが
 あれから干支を一周してしみじみ抱く感想である。


■【長崎紀行〜その4】。

 ティッシュ配り。

 日本全国どこであっても、繁華街さえあれば必ずいるのが、
 出会い系やら消費者金融やらのティッシュ配りである。

 あのティッシュを配る単位は、一人につき1個と決まっていると思っていたのだが、
 長崎で見かけたティッシュ配りは一人につき2〜3個ずつ配っていた。

 長崎の人は、ポケットティッシュには事欠かないのではないか、という勝手な想像を膨らませる。

 しかし、なぜ2〜3個ずつ配っているのだろうか。
 人口密度か何かが関係しているのか。

 他の地方での調査の結果が待たれるところである。


■【長崎紀行〜その3】。

 長崎は海が近いこともあるのだろうが、
 鮮魚店の店頭に並ぶ魚介類も新鮮で美味しそうであった。

 そんな中、少し驚いたのは鯨肉の専門店が結構あったことである。

 鯨肉。

 親の世代では給食に鯨の唐揚げが出たなどという話も聞くが、
 今でも専門店としてやっていけるほどの水揚げがあるのだろうか、鯨肉。
 もしかしたら、長崎の食卓では鯨肉というのは割とポピュラーなのか。

 長崎のスーパーの鮮魚売り場で、鯨肉を売っているかチェックしなかったのが悔やまれる。

 ・・・長崎に何をしに行ったんだ、俺。

 ***
 町歩きをしていて不動産屋があると、
 つい足を止めて見入ってしまうことはないだろうか。

 長崎でも思わず引き込まれ、名古屋では考えられない安さに驚愕する。

 安い。

 ・・・長崎に何をしに行ったんだ、俺。

 ***
 こういう、普段の常識や金銭感覚とは少し趣きを異にする体験をするというのが
 旅行の醍醐味なのかも知れない。


■【長崎紀行〜その2】。

 長崎に行くことを親に告げた際、
 mサ屋の特製五三焼カステラを買ってくるよう厳命されていた。

 「特製五三焼カステラは直売店でしか売っていない」という情報に基づき、
 ぶらりと町を歩きながら探してみる。

 mサ屋といえば有名店だし、長崎といえばカステラの本場である。
 犬も歩けばmサ屋に当たるくらいの勢いで遭遇できると思っていたのだが、
 一向にmサ屋が見当たらず焦る。

 見つからぬ焦りもあったのであろうが、
 あのときは目に入るカステラ屋の全てが文明堂くらいに感じていた。

 mサ屋を求めて彷徨う。

 結局、アーケード街の奥まったところにある直売店で入手できたのだが、
 分かりにくく例えると、あの位置はドラクエIIでいうところのラゴスである。

 今回の旅行で、一番難易度の高いイベントであったと言っても過言ではなかろう。

 ところで、俺は文明堂というのを
 「カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂」の文明堂だと思っていたのだが、
 それは日本橋文明堂であり、長崎文明堂とは別の会社ということを
 帰ってきてから知ったのであった。


■長崎名物。

 1泊2日の長崎旅行に行ってきた。

 それなりに観光もしたのだが、
 ほぼ食べ歩きであったと言ってもいいかもしれない。

 トルコライス。 トルコライス

 角煮まん。 角煮まん

 皿うどん。 皿うどん

 カステラ。 カステラ

 ちゃんぽん。 ちゃんぽん

 アイス。 アイスクリーム(バニラのシャーベット?)

 ***

 【長崎紀行〜その1】

 中部国際空港(セントレア)から、長崎空港へ。

 飛行機に乗るのは5〜6年ぶりであったが、
 救命胴衣の使用方法の説明を間近で見ることができて満足である。

 ふー、ふー。

 先の展開を誰もが既に知っているベタなものが、
 予想と寸分違わず、見る者の期待通りにベタに目の前で行われていく。

 まるで吉本新喜劇のようである。様式美。


■旅行。

 長崎へ。


■ブレザー。

 デパートの催し物会場で、学生服フェアをやっていた。

 入口付近に特別展示として英国有名校のブレザーが飾ってあったのだが、
 これが見事なまでに赤い。

 赤ブレザー。

 日本では、ブレザーというと紺色かベージュが多いので
 赤いブレザーにはどうしても過剰な派手さや違和感を感じてしまう。

 しかし、聞くところによるとブレザーの語源は英語のblaze(火炎)であり、
 本来、ブレザーとは赤い色をしていたらしい。

 つまり、赤いブレザーという表現自体、
 本来の意味からすると「馬から落馬する」といった重言に似ていると言えなくもない。

 それはそれとして、俺の知る限り、日本人でこんな赤いブレザーを着こなせるのは
 マギー審司かルパンIII世くらいである。

 マギー。


■外来語言い換え。

 発表した際にしか話題にならない、
 国立国語研究所の外来語言い換え例が今年もまた発表された。

 世の中に氾濫する外来語をいちいち日本語に言い換えようというのだから、
 頭の下がる話である。

 いつも聞き流す。

 ・・・しかし、相変わらず「インフォームドコンセント」を「納得診療」と
 言い換えるのには違和感を禁じえない。

 上手く説明できないが、アカデミズムが鼻につくとでも言うのか。

 トリビアの種で、「学術的に一番面白いダジャレ」を
 お偉い先生方が大真面目に検討しているのを見ているのにも似た滑稽さがないか。

 まあ、それはそれとして、国立国語研究所の発表を見るたびに
 いつも清水義範の「言葉の戦争」という小説を思い出す。

 日本が米・英・豪と戦争を始めたために英語が敵性語として使えなくなり、
 あらゆる外来語を日本語に翻訳する、というストーリーなのだが、
 翻訳に四苦八苦する苦し紛れっぷりが似ている気がする。


■今さらイナバウアー。

 デスクワークをしていると、どうしても肩や腰に負担がかかる。

 席を立つ際などに、首を回してみたり体をねじってみたりすると、
 バキバキと木造家屋がひしゃげて軋むような音を立てる。

 腰を伸ばそうと上体を後ろに反らしたとき、
 咄嗟に「あ。俺、今、イナバウアーっぽい。」と感じた。

 今さら感倍増。

 どうしようもない「今さら」感は否めないが、
 それだけイナバウアーが世間に浸透しているということでもある。
 言い換えれば、上体を後ろに反らすという行為の比喩に関して、
 現在、イナバウアーがランキングのトップを走っている、ということである。

 「イナバウアーをする亀」という如何ともしがたいトピックがあったが、
 あれも1年前なら「ウチの亀も二足で直立した」という
 レッサーパンダ絡みの言説で語られていたはずである。

 まあ、どちらにしろ情報としての価値はゼロなのだが。

 つまり、対象の本質には何の変化もない。
 ただ、観察する側の意識が変化したため、
 レッサーパンダからイナバウアーに比喩が移行していったのである。

 このことは、物事の本質を見極めることの重要性を我々に伝えるとともに、
 何に喩えてみたところで、俺の体がバキバキに凝っているという本質に変わりはなく、
 俺に今必要なのはむしろバンテリンである、と冷静に告げている。


■ぬれせんべい。

 最近、コンビニなどで「ぬれせんべい」を見かけることが多くなった。
 手に取るとフニャフニャと心許なく、ぐにゃりと曲がる煎餅である。

 いつも「湿気っているみたいだな」と文句を言う割に、
 ちょくちょくと購入してはクチャクチャと食べている。
 何なんだ、これは。

 よく分からないが、巷で「ツンデレ」とか言われているやつだろうか。
 多分、違う気がする。

 ツンデレ?

 食感や味はたまり煎餅といそべ餅の中間くらいの感じで、
 しっとりしている分、普通の煎餅より醤油の塩気を強く感じるので、
 何となく後を引くのだろうか。

 しかし、煎餅を醤油に浸して染み込ませて作る、ということは、
 やはり普通の煎餅より含まれる塩分の量は多いのだろう。

 4%が塩分。

 一日の塩分摂取量の目安が10g以下であることを考えると、脅威の数値を叩きだしている。
 三十路には酷な数字である。

 1週間に1袋くらいにしておいた方がいいのかも知れない。


■ミニチュア。

 愛知県陶磁資料館で開催されている企画展、
 「中国古代の暮らしと夢−建築・人・動物」に行った。

 兵馬俑のような副葬品の一種で、
 住居や塔、人物・動物など、生活一般に関わるものがミニチュアサイズで陶器になっている。
 しかも、細かい部分まで精巧に作ってあり、思わず唸らされる。

 まるでジオラマを見ているかのようである。

 学術的にも、古代中国の来世についての考え方や
 当時の生活の様子が窺える貴重な資料なのだと思う。

 ところで、数々の展示品を眺めつつ、
 ふと、当時の風俗を模した精緻なミニチュアという点で、
 何か似たものを知っている気がした。

 ぱっと見、真剣。

 ・・・暫くその場で考えて、思い当たったのが
 食玩のフィギュアであった。

 それもどうなんだ。

 しかし、もし今から数千年後の考古学者が
 遺跡と化したコンビニでうっかり食玩のフィギュアを発掘したら、
 「これは当時の生活を知るための、貴重な文化遺産に違いない」とか、
 「来世は現実世界の延長であるという死生観を持っていたのだ」とか、
 大仰な勘違いをするのではないだろうか。

 つまり、逆に考えると、
 現在の我々が勘違いしているという可能性も、ゼロではない。

 もしかしたら、古代中国で陶製フィギュアが大流行していたのかも知れない。
 あの展示品、全部が食玩。

 それもまた、壮大な歴史のロマンである。


■バージョンアップ。

 去年の3月末に、「凍頂烏龍茶入り花粉しそ甜茶のど飴」に関して日記を書いた。

 花粉しそ甜茶のど飴。

 ・しその実エキス
 ・しその葉エキス
 ・甜茶エキス
 ・凍頂烏龍茶
 ・ペパーミントオイル
 ・月見草抽出油
 ・ミツバチ花粉

 などなど、21種類のハーブエキスを配合した、オールインワンのど飴である。

 あれから1年。
 新たなバージョンがリリースされていた。

 花粉のど飴。

 = = = = = = = = = = = = = = = =
 リリースノート
 = = = = = = = = = = = = = = = =

 [新機能]
 - 乳酸菌を追加した。

 [仕様変更]
 - 商品名から「しそ甜茶」を削除した。
 - パッケージに表示される情報を整理し、見やすいレイアウトに変更した。
 - スキンの変更

 こうして比べてみると、何だか前回のバージョンがWindows98、
 今回のバージョンがWindowsXPのようにも見えてくる。

 「凍頂烏龍茶入り花粉しそ甜茶プラス乳酸菌のど飴」的な泥臭い展開を期待していたので、
 何だか洗練されてしまって悔しい。

 さすがに入れ過ぎか?



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