Log (May 2007)

■新語探険。

 Yahoo!の新語探険で、「ホンニナル出版」というのがあることを知った。

 オンデマンドによる自費出版サービスのようなのだが、
 ネーミングに何だかドラえもんの秘密道具っぽい響きがあっていいなあと思う。

 というか、仕組み自体も何だかドラえもんっぽい感じがする。

 ロボえもん


■クロックス。

 クロックスというサンダルが快適だと聞いたので、買ってみた。

 crocs

 軽くて通気性がよく、確かに快適だ。
 履いている感覚は裸足に近く、強いて言うなら地下足袋っぽい感じ。

 カラーバリエーションも幅広く揃っていたのだが、
 こういう小洒落たアイテムを買うに際しても「汚れが目立ちにくい色にしよう」と考える
 俺の中の主婦な部分が憎い。


■【福井紀行〜その6】。

 JR福井駅は改札前にちょっとしたコンコースがあり、
 初日、二日目ともに、夕方になると地元のテレビ局が何やらロケの準備をしていた。
 ペルーポンチョを被ったドンタコスっぽい人がいたのだが、ヒゲダンスのようなコーナーなのだろうか。

 TVの中の人も大変だなあ。

 何となく距離を置きつつ、コンコースに隣接するショッピング施設へ入る。
 駅の高架下の細長いスペースに、土産物屋やスーパー、ドラッグストア、コンビニ、
 飲食店などのテナントが軒を連ねているようだ。

 とりあえず福井といえば羽二重餅なので、
 会社への土産として土産物屋で1,000円20個入りの羽二重餅を購入。

 次に、自分用に何か買おうとスーパーへ。
 何かないかとキョロキョロしていると、これがふと目に留まった。

 わさび昆布

 家に帰って食べてみたところ、昆布の佃煮に山葵の茎が入っているようだ。
 その山葵が絶妙に効いており、非常に後を引く旨さ。
 恐ろしくご飯の進む惣菜であった。

 昆布の佃煮とわさび漬けのアウフヘーベン。


■【福井紀行〜その5】。

 東尋坊からバスに乗り、程なくして三国駅に着く。
 ここも何だか歴史が深そうな、味のある町並みであった。

 何か面白いものがありそうな予感はしたものの、
 えちぜん鉄道のダイヤは見たところ30分に1本なので、散策は旅行の日程上断念した。
 また来ることがあったら、ぶらぶら散策してみたい。

 バスの到着から暫くして1両編成の列車が来る。
 緑の中を消失点に向かって真っ直ぐ伸びる単線と、徐々に近づいて大きく見えてくる列車。
 こういうのって絵になると思う。

 「世界の車窓から」の見過ぎか。

 いそいそと乗り込むと、バスガイドのような服装の女性がいる。
 「ああ、どこかの観光バスのガイドさんかな」と思ったのだが、様子が違う。

 アテンダント

 駅のインフォメーションをしたり、無人駅から乗車した利用客に切符を販売したり、
 試供品のストッキングを配ったりしており、正式な乗務員であると分かるまでに時間はかからなかった。

 どうやら、それは「アテンダント」という女性接客乗務員で、
 乗車券の販売・回収や観光・接続案内の車内アナウンス、高齢者などの乗車・下車のサポートを行うものらしい。

 運転手に女性接客乗務員という構図は、何だか大正ロマンなバスガールのようである。

 高齢化とか、観光に力を入れているとか、そういう俺の知りえない地域の事情があるのだろうか。
 ああ、旅に出ているんだなとしみじみ実感する。


■【福井紀行〜その4】。

 東尋坊といえば「自殺の名所」とも呼ばれ、
 「火曜サスペンス劇場」で22時45分頃に追い詰められた犯人が最期に辿り着く地、というイメージがある。

 しかし、実際に足を運んでみると、そういう荒涼、殺伐としたイメージは皆無で
 ぬるい土産物屋が立ち並び、海産物の焼ける美味しそうな匂いが鼻腔をくすぐる賑やかな観光地であった。

 ソース顔。 木刀と、毛玉がボールを追いかける奴

 俺が犯人なら、間違いなく追い詰められてもこんなところには辿り着かない。
 むしろ、火サスの犯人はこんなところに辿り着いてしまう脇の甘さゆえに
 足が付いてしまうのかも知れない。

 ただ、断崖から下を覗くと流石に迫力がある。
 「自殺の名所」の評判を逆手にとって、バンジージャンプのアトラクションでも始めればいいのに、とか思った。

 大池

 折角なので遊覧船に乗る。
 20分程度の遊覧で大人1,100円、結構な観光地価格である。

 海から見ると、「ドラクエ8」の船から上陸できない地形に似ているなあと思ったが、
 いい歳して何でもかんでもドラクエに結び付けるのは我ながらどうかと思う。

 東尋坊 DQVIII

 ***
 昼食に甘海老丼を食べる。蟹と海老の入った味噌汁付き。

 甘海老丼


■【福井紀行〜その3】。

 明けて翌日、まずは越前松島水族館へ。

 のどかな田園風景が続いていたかと思うと、突然視界が開けて目の前に日本海が広がった。
 思わず磯まで下りて行く。

 

 こんなきれいな海を見るのは久しぶりである。

 越前松島水族館は何というか、古きよき水族館という風体で、
 何だか昭和の仮面ライダーショーが似つかわしい感じの小ぢんまりとした水族館であった。

 施設としては最近流行りの動物の行動展示があるわけでもなく、総じて普通である。

 アザラシ 寝ぼけアザラシ。
 ミズダコ ふれあいコーナーにいた、でかいミズダコ。
 カエル ヤドクガエル。

 入場料は1,400円。
 相場をよく知らないのだが、水族館は動物園よりも割高というイメージがある。
 設備投資に金がかかるのだろうか。

 さて、ここでのお目当てはドクターフィッシュである。

 ドクターフィッシュはコイ科のガラ・ルファという魚で、
 温泉に入った人の古くなった角質を食べる習性があるという。

 以前から興味はあったのだが、
 事前に福井の観光情報を調べていた際にドクターフィッシュの手湯体験コーナーがあることを知り、
 これは行かねば、と心に決めていた。
 むしろ、このためだけに1,400円払ったと言っても過言ではない。

 早速、ぬるま湯程度の温かい水槽に手を入れると、その瞬間にドクターフィッシュがわらわらと集まる。
 まるでゴンズイ玉のような、聞きしに勝る集まりっぷり。

 ドクターフィッシュ 食われる三十路の古い角質。

 一心不乱、小刻みに吸い付かれるような、今までに経験したことのないくすぐったさ。

 イルカショーが始まって、他の客が全員イルカプールに移動した後も
 一人残ってずっとドクターフィッシュと戯れていた。

 ちょっと贅沢な時間である。


■【福井紀行〜その2】。

 パンフレットによれば、永平寺は寛元2年(1244)に道元禅師によって開かれた坐禅修行の道場であるという。
 山間の境内には大小70もの建物が並び、今でも修行僧が修行に励んでいる。

 拝観料500円を払えば寺院内部を見学できるのだが、
 境内は、山の斜面に添って建ち並ぶ「七堂伽藍」(山門・仏殿・僧堂・庫院・東司・浴室・法堂)と呼ばれる
 7つの大きな修行場をそれぞれ長い渡り廊下で結ぶ構造になっており、
 この階層構造はさながらドラクエのダンジョンのようだな、などと罰当たりなことを思った。

 仏殿 こういう神社仏閣の写真を撮るようになると、
 報恩塔 いよいよ「じじい趣味」という感じがする。

 しかし、都会の喧騒を離れ、樹齢700年の杉の巨木や苔むした石垣を眺めつつ、
 静かな境内に佇むと何だかとても穏やかな気分になってくる。
 とかくドッグイヤーなどと騒がれる昨今ではあるが、
 世間とここでは時間が流れる速さが違うのではないかとすら思う。

 ・・・などと思ったが、別に自分探しに来ているわけではないので、
 うっかりスピリチュアルな方向に流されるわけにはいかない。

 参道の土産物屋に急いで立ち寄り、
 僧侶姿のキューピーやらキティの根付、木刀、「禅」と書かれたTシャツなどを見て
 俗世間の垢にまみれ、心を落ち着ける。

 ふと見ると、土産物屋の一角に何故だか知らないが「真実の口」があった。

 真実の口 色即是空

 文化遺産を見た直後に、思わぬバブルの遺産を見つけてしまった。


■【福井紀行〜その1】。

 1泊2日の福井旅行に行ってきた。

 福井といえばナトリウム漏れの高速増殖炉「もんじゅ」のイメージが強かったのだが、
 いつものごとく「るるぶ」を熟読して旅のプランを練る。

 スケジュール

 何だか、いつになく修学旅行っぽいコースである。
 学生時代はそれほどでもなかったが、
 この歳になってこういうベタな旅行がたまらなく好きな自分に気付く。

 ***
 まずは名古屋から新幹線で米原まで行き、そこから「特急しらさぎ」に乗り換える。
 米原駅のホームで名物「鯖寿司」の駅弁を売っていたので購入。

 鯖寿司

 車窓の景色を眺めつつ、鯖寿司を頬張る。

 そういえば鳥取でも・・・。

 列車は一路、福井を目指す。


■福井へ。

 福井へ。



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