2005年にみた映画No.11〜20

 

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 No.1〜10

 

香港国際警察

No.20

タイトルに‘国際’がつくのはどうしてだろう…。[公式サイト]
【story】香港警察を相手にゲーム感覚で快楽殺人を繰り返すジョー(ダニエル・ウー)率いる犯罪集団。それにより部下を失ったチャン(成龍)は酒浸りの日々を送っていた。そこへ新しいパートナーに任命されたと巡査1667ことシウホン(ニコラス・ツェー)がやってきて

【感想】実は成龍のカンフー作品を見るのは生まれてはじめてです。アチョー!っていうのが(言ってないけど)恥ずかしくて、全盛期も全く見ていなかった。カンフーハッスル≠みて、カンフー映画大丈夫なのを確認&香港映画俳優がわかってきた、のでみてみました。
前半、過去のstoryが出てくるのですが、その時間が長くてつらかった。長くないと、タフな警部・成龍がどうして今飲んでばかりいて廃人寸前なのか説明できないからなんだけど、精神的に追い詰められる内容なので、つらい
。ダニエルのいっちゃってる演技が怖いくらいすごかった。幹部警官の父親が憎い=警察が憎いという公式はかなりお門違いと思うけど、最近の若者の犯罪傾向からするとそういう思考回路が成り立つものなのかも。親に愛されなかった(もしくはちょっと表現が下手な愛情しかもらえなかった)オトナコドモ達が哀しかったな〜。アクション映画だけど、こういう内面もしっかり盛り込んであって、思っていたよりよかったです。ニコラスは昔自分に優しくしてくれた警官・成龍の危機を救いに来た天使みたいな役回りだったんだけど、実はすごい身分を隠しているのかと深読みしすぎてました。親が犯罪者で警官になれないっていう人多いのかなあ。香港で警官は人気がある職種なのかしら。CGではなく生身の人間でここまでできるのかとびっくりするようなシーンが多くて、香港映画の長い歴史と成龍に感服いたしました。

ブリジットジョーンズの日記

No.19

 

ヒュー・グラントもレニー・ゼルウィガーもコリン・ファースも大好き!ぜったいおもしろいからと不安なく鑑賞。[公式サイト]
【story】めでたく弁護士のマーク(コリン・ファース)と恋人同士となったブリジット(レニー・ゼルウィガー)。つきあいはじめてから6週間と4日と7時間がたったが、新たな不安がブリジットを襲う。また仕事で再会してしまったダニエル(ヒュー・グラント)が再接近してきて

【感想】一時レニーがブリジット役から撤退(体重管理が大変なため)という噂があったけど、もう彼女以外には考えられません。封切初日に行って、デート向きなことも手伝って場内満員。そこここで笑いが起こっていて、楽しくてハートウォーミングなすごいコメディ作品!
[爆笑ポイント]
・スカイダイビング中継で着地失敗、お尻のアップ
・突然のブリジット&マークのサウンド・オブ・ミュージック≠イっこ
・口撃女の嫌味度数が電気くらげでカウントされるところ
・マークの母親が作るラブリーな手編みニット(ペア)
・マジックマッシュルームを食べてハイになっちゃったブリジット
・こんなところ嫌だと言いつつ、タイの女囚部屋でマドンナの曲の正しい発音を指導したあげく人気者に

・マークの職場に電話したり訪問すると必ず外国の要人がいて

まだいっぱいあるけど、書ききれない
今回もぷくぷくに太ったレニーは、同姓でもハグしたくなるような愛らしさ!気にしてこそこそ着替えるのをみつけたマークに「僕はその余分な肉が好きなんだ」と言わせてしまう。ラブラブです。誤解や思い込みでどんどん険悪ムードになってしまって、ドキドキでした。マークはブリジットを心の底から愛してるし、冷静だから最後はハッピーってわかってるけどね。ダニエルのだめっぷりも相変わらずで、楽しかった(笑)。とてもていねいに美しく撮っているので、落ち込んだときにもう一度みてもいいかなと思います。

失われた龍の系譜

No.18

香港映画だけど普通語でした。[公式サイト]
【story】ジャッキー・チェンの母親・陳月榮の病気をきっかけに、父・陳志平が自分達夫婦の知られざる過去を語り始める。生きのびるために「房」姓を捨てたこと、ひとりっこと思っていたジャッキーには母親違いのふたりの兄、父親違いのふたりの姉がいること

【感想】ジャッキーの父が主役なのだけれど、日中戦争、内戦時代をたくましく生きた中国人の物語。こんな劇的なstory、とても創作はできないと思います。関係者のインタビュー中心の構成だけど、全然関係ない、ニュース映画からとったような映像がたくさん入ってます。でも音楽がよいのか、語りとあっていたのか、不思議と嫌な感じがしなかった。マッスルモンク≠烽サうだけど、日本兵の蛮行はよく中華圏の映画にでてくるなあ。そういう作品は単館上映されることが多いけど、たまにみて、そういう扱いが多いことを忘れないでおいたほうがいいかもしれない。やったほうは忘れがちだから

カラオケしたり、父の話をじぃっと聞いたり、母親の食事の介助をしながらちょっと食べちゃったり、おちゃめなジャッキーのリラックスした姿もみられます。50歳を過ぎても全く無駄の無い体型のジャッキー。10年間休まず技芸学校を通いあげたことなど、努力の人であることを再認識させられました。

ミレニアム・マンボ

No.17

ず〜っと再上映を待ってた作品。スー・チー大好き。[公式サイト]
【story】台北が舞台。地方から出てきたビッキー(スー・チー)は、仕事もせずに遊び暮らすハオ(段釣豪)と暮らしている。疑り深いハオと喧嘩をしては部屋を飛び出し、その度懇願されよりを戻してしまう。そんなことのループ状態であることをビッキーもわかっている。ある時ついに我慢できなくなり、兄のようにかわいがってくれているガオ(ガオ・ジェ)の元に身を寄せる。
【感想】何度も流れる曲と、予告にもある、独白しながら通路を歩く幻想的に撮られているスー・チーの最初の登場シーンが気持ちいい〜!夏の夜にもう一度みてみたいな。みたことない方はここにあるのでぜひみてみてください。私が選ぶ夜景が美しい映画best3に入りそう。DV男から逃れて、おだやかな友達とさらりと訪れたゆうばりの景色も美しい。雪につつまれて音が吸収されてしまう夜の雪景色をその場にいるようにみせてくれる
。スー・チーの一所懸命あひるみたいにがあがあと読む日本語がなんともcute。来年のゆうばり映画祭は行ってみようかな?というキモチになりました。
珈琲時光≠フ時も思ったけど、侯孝賢は電車好き!?カタコト走る電車の音と現れないガオをじっと待つスー・チーのなんとなく不安な感じがとてもよく表現されていた。ガオと、ずっと一緒にいるとは思っていなかったけど、あんなに早く、いきなり離別が訪れるとは
(泣)。スー・チーfanにはたまらない作品でした。

珈琲時光

No.16

…の上映前にAsian Dropsのかたによる台湾ドラマ入門講座がありました。私の中のアジアエンターテイメント指数は韓国5香港4その他1。台湾。ジェイ・チョウしかわからない〜。F4ファンが多いみたいで、ぺ様の方達より若干年齢層若め。あと、昨年のプレゼン大会ででた3作品が見事買い付け成立してその予告(現地語)を上映。アンディ・ラウ&アンソニー・ウォン&サミーが出ている魔幻厨房と、少年阿虎と、もうひとつたぶん台湾作品。@東京都写真美術館。2005年は台湾旋風吹き荒れるのかな!?[公式サイト]
【story】陽子(一青窈)は都電沿線に下宿するフリーライター。今は台湾出身の音楽家について調べている。陽子にひっそり思いを寄せる、古書店を営む肇(浅野忠信)は鉄道マニア。電車の絵を書いたり、駅や車内の音声を録音して楽しんでいる。お盆に高崎にある実家に戻った時、陽子は父と再婚相手の継母に、妊娠していることを告げる。動揺する二人。後日ついでと言って、東京に出てくる。結婚はしないという陽子が心配だが、何もできないでいる。肇もまた陽子の妊娠を知る。淡々と日が流れる。
【感想】小津安二郎生誕100年記念作品。私は小津監督の作品は数十秒単位のシーンしかみたことがないのですが、日常生活から発するささいな音を丁寧に拾い、ポタポタッと台詞を言わせる、客観的に風景を切り取っているような感じが似ているような気がします。この作品は企画が先で監督をあとから決めたのかな
。日本の監督ではもしかしてやり手がいなかったのかなと思うと、日本の昔の映画監督が海外の映画人から人気があるのが、少し複雑な気持ちがしてしまいます。劇的な起承転結があるでもなく、それでもみ終わった後「それで、なんなんだ?」と思わせない、心おだやかに映像や音を楽しむことで満足する、こういう作品のジャンルは何と称したらいいのでしょう。上手いです。

大統領の理髪師

No.15

先生、キム・ボンドゥ≠フ名子役イ・ジェウン&ソン・ガンホ&ムン・ソリの3大演技派俳優の大バトル作品。[公式サイト]
【story】不正選挙やベトナム派兵で政治的に不安な1960年代、大統領府(青瓦台)のお膝元、孝子洞で理髪店を営むハンモ(ソン・ガンホ)。一人息子ナガン(イ・ジェウン)は友達に「チョキチョキのソンさん」とからかわれ泣くが、理髪師の仕事に誇りを持っている。無理矢理出来ちゃった結婚をした妻ミンジャ(ムン・ソリ)は、文句と言いつつ、純朴なハンモを支えている。ある日人相の悪い男がやってきて、ハンモは大統領の理髪師にスカウトされる。おごることなく、誇りをもって勤めるハンモ。自分は大統領の理髪師なのだから模範的な人間でいないといけないと考える。そんなある日、ウイルス性の腹痛を起こした者は北朝鮮スパイと接触した政治犯として取り調べられることに。こともあろうにナガンがかかってしまう

【感想】劇的な何かをみせるというよりは、たまたま大統領の理髪師をつとめることになった、この時代の一般市民の生活を切り取ったような感じ。ナガンの足が治ったのは、パク・チョンヒだけに誠実に仕えたことへの恩返しなのかな?と思いました。目を削るっていうのが、本当に眼球を削るのかと思って、ちょっとドキドキ。ムン・ソリのアジュンマ演技、上手かった。女優さんであそこまで「本当のアジュンマ」な雰囲気を出せる人はなかなかいないよ〜。ソン・ガンホはほんとうにみて飽きなくて。大好きです。

藍色夏恋

No.14

そぼくなチェン・ボーリンとカン・ドンウォン似のグイ・ルンメイちゃんが織りなす中学生日記のようなラブストーリー。
【story】モン(グイ・ルンメイ)は親友ユエチャンにせがまれ同じ高校のシーハオ(チェン・ボーリン)と仲を取り持とうとする。ところが夢見る乙女状態を逸脱し半ストーカー状態のユエチャンは、一緒にシーハオを見に行ってひとり逃げてしまったり、ラブレターの差出人をモンにしたり
。シーハオはモンに興味を持ち、交際を申し込む。
【感想】ショーン・ユー出演の一碌蔗≠ニ同じく自転車をすいすいこぐ姿が印象的な作品。私が子供の頃って男の子達はすごく楽しそうに自転車に乗ってたな〜と思いながらみてました。
恋がなんだかよくわからない女の子モンの唐突な行動や悩む姿がとても純粋な感じでよかった。特に大事件が起こるでもない日常に近いstoryを丁寧に撮っていて、好感度が高い作品と思います。ユエチャンの恋に恋するあまり全く素直じゃない行動もまた別の意味で初々しい

モンの母親が屋台で売っている餃子、見たかった。きっと美味しそうに違いない。胸に「魚」と書いてあるシーハオの魚柄シャツがおもしろかった。原題の藍色大門=Aどういう意味なんだろう。

復習者に憐れみを

No.13

友達が「重いよ。救いがないよ。」と忠告してくれたのをおしきって鑑賞。新作は殺人の追憶∴ネ来の、私が1番好きな韓国人俳優ソン・ガンホ。パク・チャヌク監督がJSA∞オールド・ボーイ≠フ間に撮った作品。復讐3部作の第1弾。
【story】聴覚障害のあるリュ(シン・ハギュン)は唯一の家族で病の姉に腎臓提供しようとするが不適合。闇売買をしようとするが、自身の腎臓+ためた手術費用を騙しとられ、その後腎臓の提供者が現れる。活動家もどきのヨンミ(ペ・ドゥナ)は金持ちからお金をとればよいとけしかけ、リュは自分を解雇した工場の苦労人の社長ドンジン(ソン・ガンホ)の娘を誘拐する。無事身代金を得たリュを待っていたのは、誘拐を知りユソンを無事返すよう手紙を残し自殺した姉。彼女の願い通り亡骸を川岸に埋めているとユソンが川に落ちてしまうがリュには聞こえない…。
【感想】体を切るシーンが多くて(ゆっくり、ぱっくり、リアルな音と流血を伴う)何度も目をつぶってしまった〜。あうぅ。
理由は何であっても復讐はしてはいけないというのが結論なのかな。この人が1番悪いんじゃないかと思うヨンミも、私を殺すとあなたは必ず殺される、と(まあ命乞いに聞こえなくもないけど)一応相手を思いやってみたりする。でも復讐の連鎖は止まらなくなってしまう。
シン・ハギュンとペ・ドゥナも上手いけど、なんと言ってもソン・ガンホ。すごーく抑えた演技でみごとに心の動きを伝えてきた。今回はコミカルな演技ゼロ。唯一の心の支えの娘を愛しく思う仕草、ソン・ガンホの地なんだろうなと思うけど、胸を締め付けられました。あと、多分解雇した元従業員の心中現場に行って、まだ息をしている子供をみつけ病院に担ぎこみとっさに自分の子供ですというところ。説明するのが面倒な事態なのかもしれないけど、娘のことがあって子供がそういう目にあっているのが他人事ではなかったのではと思いまた泣けました。娘の司法解剖シーン(親族が立ち会うものなの…?)は会話と音とソン・ガンホの表情だけで表現。すごい役者さんです。そういえば、ソン・ガンホの顔アップがすごく多かった。
生業としてきた電気工事の知識を生かししびれさせて気絶しているリュを見下ろしているとき、背中だけで悔しさが伝わってきました。実はここで迷いがあったのではと思いました。手中におさめたのだからこのまま八つ裂きにして殺すかどうかという他に、いくら復讐だからといって殺していいのもかという迷い。どうでしょう?
エンドロールでソン・ガンホが何をつぶやいているのかは私の語学力ではわからなかったです。

ところで新宿武蔵野館では赤い薔薇1本持参すると入場料が\1000になるそうです。怖い〜。

パッチギ!

No.12

そういえば中学校の時、男子が他校へ殴りこみとかしていたな〜と懐かしく思い出しながら鑑賞。[公式サイト]
【story】1968年、府立東高校生・康介(塩谷瞬)はサッカーの親善試合を申込みに行った朝鮮高校で番長アンソン(高岡蒼佑)の妹キョンジャ(沢尻エリカ)に一目ぼれ。彼女がフルートで奏でていた「イムジン河」を偶然ギター店に居合わせた坂崎(オダギリジョー)から教えてもらい、この曲を介してキョンジャと仲良くなろうと決意する。一方東高空手部と朝高の争いは激化し…。
【感想】途中で青い春≠ンたいに喪失感に満ちたlastになったらどうしよう…と心配になってしまった。アンソン=雪男だし…。でもそうじゃなくてよかった〜。地味なチェックのシャツを着ていても格好よくなってしまうオダギリジョーのヒッピー姿には泣けた。。。ほぼ満員の場内は若い女性が彼らと同世代と思われる男性が目立っていました。懐かしい感じがするんだろうな〜。乱闘シーンが多いけど、なんか原始的でほほえましかったりして。あまりわざとらしさがなくてみやすい作品でした。

スパイ・バウンド

No.11

モニカ・ベルッチをみたいと思ってみに行って、すっかりモニカ・ベルッチにみいってしまいました…![公式サイト]

story】フランス対外治安総局に所属するリザ(モニカ・ベルッチ)はジョルジュ(ヴァンサン・カッセル)と共にスパイとして最後にするつもりのミッション・武器密輸船の爆破作戦に成功。ところがCIAが絡んできて捨て駒にされたリザについでジョルジュも狙われる身となる…。

【感想】冷静沈着に抑えた動作で淡々と仕事をこなしていく、あまり劇場用におおげさにしていないスパイ映画。本物っぽい〜。スパイというよりは工作員?モニカ・ベルッチの男性的な魅力をひきだし…、と紹介されているけど、より大人の女性の色香が放出されていた気がします。美しい…。モノトーンのシンプルなファッションで(もちろん世界の一流ブランドが衣装提供)よけいに美しさが引き立って、storyはどうでもよくなりかけました。途中で登場人物が増えてきてよくわからなくなったということもあるのですが…。潜入も大変そうだけど、スパイってストレスいっぱいで辛そう。でもジョルジュの台詞で「刺激のない生活はいまさらできない」というものがあって。もうだめになっちゃったかな?という場面でも不死鳥のごとく蘇るタフな人たちだから、ストレスを感じる前に次に打つ手を考えているのでしょう…。スパイ仲間同士の会話で「任務を遂行するときに理由は考えないだろう?」というのがあって、いちいち仕事で考えてしまう私はますますスパイになんてなれないと思ったのでした。人物以外もとても美しく撮れていて、大人の映画。

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