ドライブチェンの種類と選び方

MX車を除くオフロードバイクでは、カシメジョイントを採用しているバイクの方が多いのですが、トラブルを避ける為にはその方が良いのです。しかし走るシチュエーションによりファイナルレシオのセッティングを変える必要がある場合やサンデーライダーには、やはりクリップジョイントの方がメンテナンスに優れGoodなのです。

一般的なシールチェン:
Oリングを使用した物です。Oリングが完全に泥や砂などの侵入を阻止してグリスの流出を防ぎチェン内部の磨耗を最小限に抑えます。只、外側の潤滑はチェンオイルを必要とします。長距離を一気に走行する場合や調整がめんどくさい方にはお勧めです。欠点はチェンの幅が広くなりクランクケースに余裕の無いバイクには不向きです。又、フリクションが多い為に、ナラシが必要なのでレーサーには向かないでしょう。主にツーリング派のライダー向け。ジョイントはカシメタイプがほとんどです。

Uリングを使用したシールチェン:メーカーがMXレーサー向けと謳っているように、Uリングがチェンの幅を狭く仕上げクランクケース回りの余裕の無いレーサーに向いています。フリクションも少なくノンシールチェンと同じ使い勝手がユーザーを増やしています。これからのMXレースでは装着率が更に高くなるでしょう。ジョイントはクリップジョイントを使用。

ノンシールチェン:最も一般的なドライブチェンで価格も安く、メンテナンスも楽な為最も多く使われています。只、定期的な洗浄と潤滑が必要です。磨耗の早いアルミドリブンスプロケットを使用の場合、3点セットで交換するのがベストです。ジョイントはクリップジョイントが標準です。

使用上の注意:必ず排気量により指定のグレードをご使用ください。特にトルクの有る4サイクルのギヤミス等の場面ではかなりの力がチェンにかかります。メーカーの推奨するサイズ・グレードを必ず守って下さい。それからチェンラインが狂っている場合や、チェンガイドにあたりカシメ部分を擦っている場合には、そこから切れる場合がありますので常に点検を怠らないで下さい。簡単なチェンの減り具合を調べる方法は、取り外したチェンを真っ直ぐに伸ばし、回転している状態から90度回転させた状態のチェンを片側だけ持ち上げ、やまがたになればなるほど磨耗が進んでいると言えます。つまり一つ一つのローラーとピンの磨耗分が積み重なり深いやまがたを形成します。新品の状態ではどんなやまがたになるかを知っておけばより磨耗具合が解るはずです。