Sam Aliano

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classification : prog metal, jazz rock, avan rock
area : Australia
related bands : GONGZILLA, PROTOTYPE
review :

Emalgamation

切れ味鋭いインスト・ロックの秀作 PLANET Xに近い作風だけどAORっぽさも

 VORTICITYというレーベルが俄然脚光を浴びている。オーストラリアでのディストリビュートを行っている、本来はオールジャンルなレーベル。だけど、そのフュージョン系作品がやたらと充実しているのだ。本作もそのなかからみつけたもの。
 Derek SherinianのプロジェクトPLANET Xに参加していた技巧派ドラマーVirgil DonatiがそのPLANET Xに負けるとも劣らない技巧派フュージョン作品On The Virgをこのレーベルから発表していたからだ。調べてみると、ここには素晴らしい作品がたくさんあるやないの。このPLANET X同様、技巧派フュージョンにメタルを加えたような作品を出しつづけているらしい。テクニカル系ファンとしてはこれを放っておくわけにはいきまへんな・・ということで聴いてみたのがSam Alianoというドラマーの作品。この人、最近のGONGZILLAのドラマーとしても活躍しているので、知ってる人も多いんじゃないかな。メンツにはなんとFrank Gambaleが参加しているぞ。これは期待大。
 おおっ確かにテクニカル系の切れ味鋭いインスト・ロックだ。弾けるようなビートが耳に嬉しい。クールで爽やかなメロディラインを配しつつも、エッジの切り立った演奏が堪能できる。難しい楽曲をからっと陽気に、しかも難なくこなしているのに好感が持てる。フュージョンからインスト・ロック系に位置するハードなギター、複雑なリズムを嬉々としてこなしていくドラマーSam Aliano。それに、オルガンを好んで使う奥本亮(SPOCK'S BEARD)タイプのキーボードもいてこれがまたかっこいいのだ。AORに通じるLA系の陽性メロディをそんな布陣でやってのける。
 PLANET XCOSMOSQUADに近いタイプだけど、それらの知的な展開にちょっとAOR系へと近づけたような感じ。Steve Morse Bandが好きな人にもおすすめ。

VORTICITY VM011801-1 ('01)