古楽器紹介

下の写真は島原新聞11月17日号にtopで載ったものです。

左端(半分切れている) ヴァイオリン
「アンドレア・アマティモデル」(1989年)
クレモナ市庁舎に保存されているアンドレア・アマティの作品(1566年)をモデルにした
左から2番目 ヴィオラ・ダ・ブラッチョ(1985年) まるで現代のコントラバスのミニチュアのような形である。これにはあご当てが無く、本来腕に乗せて演奏するものらしい。名前の「ブラッチョ」とは、腕という意味。
音はヴァイオリンに近い。
渦巻きのところは、女性の頭部が彫刻されており、実はそのモデルは作者(石井高氏)の奥様だったという秘話も。調弦はヴィオラと同じ。
左から3番目 リラ・ヴィオラ(1989年) とても大きく現在のヴァイオリンやヴィオラのようにあごに挟んで演奏する。楽器から想像できるようにとても大きな音だ。音は良いヴィオラの音だ。これにも渦巻きの部分には女性の頭部の彫刻がある。
調弦は、ヴィオラと同じ。
右から2番目 ルネッサン・スリュート(1989年) ルネッサンス時代、ヨーロッパで使われた楽器。現代のギターのような音色で、フレットがある。弾き方もギターのように抱えて弾く。
リュートの祖先は日本の楽器「琵琶」と同じといわれる。よく見ると洋梨のようなボディや糸巻きの箱の部分が後ろに下がっているところなど、どことなく似ている。
右端 ヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴィオール)(1993年) 現在のチェロの前身楽器である。チェロのように足の間に挟んで弾くのだが、エンドピンが無い。今回ヴィオラダガンバを弾いた合奏団のチェリストは相当辛かったに違いない。そしてチェロと違う点はもう一つ、フレットがあることである。この楽器の裏板には、マリア様の横顔が一面に彫られている。


以上石井高氏が復元した天正古楽器。長崎県立美術博物館所蔵。


復元古楽器制作者プロフィール
石井高

昭和18年兵庫県生まれ。東京理科大学中退後ヴァイオリン作りを目指し、東京で修行。昭和45年、イタリア・クレモナの国立国際ヴァイオリン制作学校に入学。昭和48年卒業。イタリア・クレモナ市長より、マエストロ・リウタイオ(楽器作りの名人)の称号を得る。イタリア・ヴァイオリン芸術家協会会員。現在、オリジナル楽器の制作、発表のかたわら、イタリアを始めヨーロッパの公共機関が所有する名器の修理、鑑定も手がけている。日伊文化交流のためにも尽力。NHKの「川の流れはヴァイオリンの音」「名曲アルバム」など、いくつかのドラマや音楽番組のコーディネータもつとめた。83年から始めた「天正少年使節の古楽器復元」を6年以上かけて完成

下は練習風景



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