はじめての自家現像(現像前編)
 さて器材も整ったところで現像準備に入ります。
 基本的にやることはフィルムをリールに巻いてタンクに入れるだけです。
 ここでは各処理液を作るところも記述しておきます。

1 現像液作成  粉状のD76を52℃の水に溶かします。
 自分の場合1L用を2袋使って2L作成しています。※32本分
 現像液作成直後はまだ微粒子が溶けきっていないので一晩置いた方がよいとか聞いたことがありますが自分は1:1の希釈で現像しているのでより濃度を下げられますし、あまり気にしていません。
 とは言え、恐らくこれが原因の現像ミスをしたことがあるので3時間くらいは寝かした方が良いみたいです。
1.1,700ml・53℃の水を用意
2.後でつぎ足す用に54,5℃の水を用意(温度が下がるのでちょい高め)
3.一袋目は一気に入れて一気に撹拌
4.二袋目は溶け残りがないよう撹拌しながら少しずつ入れる
5.二袋目が溶け切ったら水をつぎ足して2Lにする
(時間がたつと10mlくらい減るので(蒸発?)2.01Lくら作成が良いかも)


2


フィルムのベロだし


 フィルムピッカーを使ってフィルムのベロを出します。

フィルムピッカーの先端をパトローネに突っ込みます。
そして上の状態でフィルムを反時計回しに回すと
フィルムの先端がフィルムピッカーにあたってカチッ!と鳴ったら、


上の図のように一つ目のスライドを動かします。
この状態からまたフィルムを反時計回しに回して、
さっきと同じようにカチッ!と鳴ったら、


二つ目のスライドも動かします。
これでフィルムピッカーのベロにフィルムが挟まれているので、


二つのスライドを元に戻してあげると、


この様にフィルムのベロが出てきます。
3 フィルムのベロをカット  フィルムのベロをカットするだけですが、自分は右の写真の様にフィルムの幅が等間隔になったところから一つ目のパーフォレーションと二つ目のパーフォレーションの間をカットしてます。
 ネガの長さが均一になって気分が良いかな〜くらいの理由です。



4



リールへ巻き付け



 フィルムをリールに巻き付けます。
 ここはダークバックの中で作業します。
 なので手元が全く見えない状態での作業ですので慣れるまで大変かもしれません。
 未使用のフィルムを一本犠牲にしてでも、明るいところで手元を見ながら練習すると良いかもしれません。


写真の溝の部分に先ほどカットしたフィルムの先端を差し込み、
パーフォレーションを赤丸の爪に引っかけます。


フィルムは少しつまんでかまぼこ状のアーチを作りながら巻きます。


フィルムは「巻く」というよりも矢印の方向に「押す」と
自然とリールに巻き付いていく感じです。
たまにフィルムを前後に揺するとカサカサと1,2mmくらい動く「遊び」
が出来ているか確認します。
フィルムが全く動かない状態は強く巻かれすぎなので
遊びがあるところまで戻って巻き直しましょう。
※上の写真はパトレーネからフィルムが出ていますが、
 実際はパトレーネから少しずつ出しながら巻いています。

フィルムを最後まで巻終わったらはさみでパトローネから
フィルムを切り取ります。
フィルムの終わりギリギリまで撮影されている可能性がある為、
フィルムは最後まで出し切って終わりギリギリをカットしましょう。


完成イメージはこんなんです。
間違ってもダークバックから出して確認しないように(笑)


巻上がったリールはタンクに収納します。


タンクの蓋を閉めてこの写真の状態になったら
ダークバックから取り出してOKです。


 ちなみに自分は一回の現像で4本用タンクを2つ使うので
作業後はこんな感じになります。
5 処理液作成  とりあえず、それぞれの処方に従って処理液を作りましょう。

 現像液は1:1希釈です。水温は20℃厳守です。
 希釈現像をする理由は、風呂場で冷蔵庫がない状態で温度管理をする場合、氷を入れて温度調節をするので、温度管理の為希釈現像がやりやすいというのが最大の理由です。

 温度は全て基本20℃ですが、停止液と定着液は2,3℃水温が上がってもOKです。
 2,3℃下がるのはどうなんだ?とか思いそうですが良くわかりません(^^;
 自分は、何となく効果が薄れたらやだな〜というところで20℃以下にはしないようにしています。
 また、QWは適当にやってます。元々QWを使わなくても良いくらいの水洗時間でやっているのでQWはおまけ程度の感覚です。

冬場は氷の変わりにお湯を使用します。
また、夏場は定着液が30℃を越えていたりします。
この場合はメスカップにこおり水を作って、その中に
定着液のメスカップを入れておきます。


現像編へ続く

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