| 過去にトップに飾られていた詩たちをここに集めました。 「初めて」のお客さま、「もう一度見たかった」というお客さまに。 |
| 作品(下へ行くほど過去のものです) | コメント |
| 苦くない訳じゃないけど ありうる結末 止めた筈の煙草を 口にせずにはいられない アラベスクを描く紫煙の向こうに 嘲笑っているような 白い三日月 |
これは最後から2行目の「アラベスクを描く紫煙」から 起こした作品です。 何だかかなり呻吟した記憶があります。 更新がままならなくなってきていたので、季節感のない表現になるようにした気が……。(^ ^;) |
| どんなに傷つき 疲れ果てようとも あなたは決して 倒れることはない 双眸は 常に輝き その躰は 闇にしなやかに舞う 空を切り裂く翼が向かう先には 滴り落ちる血のような Luna Rossa |
これは最後の行から作っています。 で、その次が3・4行目。 実は、モンタージュ写真のようにツギハギな作品です。 この「あなた」に具体的なモデルがあった訳ではありません。 ただ、現在自分が見る度に「何があっても、倒れるな」と過去の自分から言われているように感じてしまうので、ちょっとブルーです(苦笑)。 |
| もう剣は捨てよう 幾多の炎が舞い 幾多の血を吸わせた いくら清らな水に洗われようとも 愛を切り 夢を裂いた もう剣はいらない 戦いに倦んだわけではなく 新しい道をひらくために この手で未来を生み出すために |
これは真ん中の“もう剣はいらない”がまず浮かんだ作品。 子どもの夢のような甘い感傷も感じられる、現実感のない作品だと思います。 反戦ぽい詩だけれど、政治的な意図は全く無いです。 |
| 白い手足が揺れるまま 火照った躰も冷めぬまま 星の大河のお祭りに 夜の匂いのする風と 密かに輝く 上弦の月 |
“二度あることは……”ということで三度目の季節もの、と。 私は清少納言風に「夏は夜。月の頃はさらなり。朔の日の星影もいとおかし」としたいですねぇ(笑)。 星は冬の方が空気が澄んで綺麗に見えると言われますが、夏の星空も、蚊さえ気にしなければ、寒くないし(笑)。 “星の大河のお祭り”は七夕のみではなく、流星群とか……私達が暮らしているのも、銀河という星の大河であり……。 ちなみに'03年の七夕のころは下弦の月でしたね(笑)。 これも最後の行から逆に上がって出来た作品です。 |
| 蛙がうたう 草がうたう リロロロロ リロロロロ 風が駆ける わたしは踊る 蒼い空に 笑う満月 |
前作に引き続き、初夏らしい季節感のある作品をと考えて作ったもの。 宮沢賢治風の擬音語が浮かんだ瞬間、パーっとまとまった、奇蹟のような作品でもあります。 草の歌でも蛙の歌でもいける音だと思ったので……。 (ラ行で鳴いてますが、蛙であってカジカではないですよ。拙宅はそんな山奥ではございませんので……あしからず) 出産に例えると、 “陣痛は辛かったんだけど、いざ分娩となると『スッコーン!』と出てきた” ……という感じ。^-^;(赤面) |
| はらはらと花びらが舞う 楽しげに 妖しげに まだ 冷たさの残る水面に のんびりと おぼろ月 |
前作とは逆に、1行目から作っていった作品。 丁度桜の季節なので、それに合わせたものをと考えました。 比較的すんなりとまとまった作品です。 |
| 風が樹々をざわめかせ 癒しの詩を詠うとき ゆるやかに明けゆく空に 冴え凍る一片の月 |
サイト開設時にトップを飾った作品。 最初だという気負いも結構あった(と思う)作品です。 サイト名の「Cool Moon」にあう雰囲気も持たせたかったし、時々新ネタに困った時はこれに戻ろう(をい)という狙いも持っていたりします。 最初に四行目が出来ていたので、それにあわせた情景描写をひねり出し、漢詩の五言絶句のようなリズムと雰囲気を持たせたくて、呻吟しました。 |