山本亭は、実業家の山本氏の住居(※1)が昭和63年3月に葛飾区に移転されたもので、平成3年4月から一般公開されています。
山本栄之助氏は、大正3年、東京市浅草区(現・台東区)に、ライオン歯磨会社の要請により金属瓶口、缶類等を製造する会社を創業しました。その後、大正12年9月1日の関東大震災で被害を受け、製瓦業者の屋敷跡(当地)に移り住みました。
現存する建物で一番古い土蔵は、栄之助氏が取得した当時からあり築造年は不明です。
建物は大正末期から昭和初期に改修・建築され、住居部分の建物と典型的な書院庭園(庭園面積890u)、和洋折衷様式の長屋門を現代に残し公開されています。
また、第二次世界大戦中に建設された鉄筋コンクリート造りの防空壕もあります。(内部は見られない)
住居部分の部屋は前もって申し込めばお茶会等に利用できます。(有料)
なお、山本亭は平成15年7月28日、「東京都選定歴史的建造物」(※2)に選定されました。(選定番号62)
※1:工場はサイクルセンターに生まれ変わっており在りません。
※2:建築後50年を経過した歴史的価値を有する建造物(ただし文化財は除く)で、景観上重要なものが選
定されています。 |