|
めっちゃ楽しそうな学園祭 『亡霊(ゴースト)は夜歩く』の見どころ、助手の感想を発表いたします。 教授にスポットをあてた、夢水清志郎生態調査報告書も合わせてごらんください。 CAUTION!事件の真相こそ書かないものの経過にはかなり触れています。ご注意下さい。 |
|
前菜(アペタイザー)ふりむけばミステリーサークル 主菜(メインディッシュ)『亡霊(ゴースト)は夜歩く』
そうか、虹北学園のご出身でしたか…(笑) そもそも、活動内容は極秘の同好会とか、許可するかなあ(笑)>虹北学園。しかし、作者の趣味がとてもよくわかる同好会ですね(?) こんな中学で育ったら、さぞかし濃い大人になることでしょう(笑) さて、3姉妹はどこに入っているのかというと、亜衣ちゃんは文芸部(これは次の章で紹介)。美衣ちゃんは星占い同好会。学園祭では一回500円で占いをする(荒稼ぎぃ。でも学園祭じゃなくても占いってどのぐらいとるのか知らないや)真衣ちゃんの陸上部では、賞金レースを開く。地元商店街とタイアップというのが本格的だなあ。なんか、この虹北学園がある町そのものがすごく楽しそう。教授がこの町に住むことを選んだのはすごくよくわかります。もちろん、本格ミステリな事件が起こりそうな町というのもあるだろうけど(笑) 学園祭の実行委員長に、レーチ君が立候補。亜衣ちゃんがアシスタントになっちゃうさまは、彼女の性格を表してますねえ。(はっ。ちょっとネタバレ?…はいまさら気にしても無駄か…。) 教員生活最後の一年を亜衣ちゃんたちと過ごす前川先生も、いい味出てますね。 その二 亡霊(ゴースト)からのメッセージと、紫水晶の予言 その一で書いたとおり亜衣ちゃんは文芸部なんですが、この誌名がすごい。 『それがわたしにとって何だというのでしょう?』通称、『それわた』である。 締め切りが近づくと鬼と化し、「売れる作品を書くのよ!」と怒鳴る渡辺部長,純文学志向のカマキリ先輩、そして「存在そのものが詩」のレーチ君と、個性溢れる面々が揃っております。 奇怪な、フロッピーディスクに入った文書(FDが奇怪なわけではない)、過去のそれわたに掲載された作品で、学園の伝説を題材にしている「推理小説の料理法」と事件の片鱗が見え隠れし始める。そんな折、レーチ君が初推理を披露。がんばってええかっこするレーチ君。教授に比べてまだまだつっこみが甘いところも含めて微笑ましいです。 その三 校庭に現れた魔法円と、どたばたの学園祭準備 商店街には、『虹北学園祭記念特別大安売り!』商店街が一番儲かるのもこの時期らしい。町をあげてのお祭りということですね。アットホームな町だなあ。 亜衣ちゃんたちが企画する一年十組の喫茶店、『VACATION』のメニューをのぞいてみようっと。
さあ、はたしてあじを三枚に下ろせる「山岡史郎@中学」な生徒が、亜衣のクラスに存在するのか?は未読の方のために 書かないでおきましょう。 校庭に現れた魔法円が,生徒たちの不安をかきたてる。事件についても、真木先生の話により新たな事実があきらかになる。とかなんとか口実はあれど、亜衣ちゃんとレーチ君、初デート(祝!)…って約一名はこの日を、「さんざんな一日だったな」とおっしゃっていますが(笑) その四 ようやくの名探偵登場と、ナスの酢じょうゆあえ タイトルどおり、その四にしてやっと教授の登場です。瞬時に真相が分かってしまう名探偵の悲しい性ですねえ。 ハードルの鉄パイプで魔法円の周りに何かが描かれているけど、レーチ君は学園祭の準備の方が大切なようですね。いやそれより大切なのは以下略(笑) 事件について話し合ううちに、3姉妹は現場調査のため深夜の学校へ。このへんは、真衣ちゃんのフットワークがきいてます。 亡霊(ゴースト)からの犯行声明に牽引されて、学園でかつて起こった事件があきらかに。やっと登場の教授が、待ってましたとばかりに謎を指摘し、事件をつつきはじめる。こういうところってやっぱり読んでて気持ちいい。 児童文学だから相応のアレンジがしてあるけれど、それでも「本格ミステリ」のエッセンスは健在でうれしいです。 その五 せまる嵐と、消える亡霊 ラーメン屋さんで真木先生から福引きの券をもらった教授(いい食いっぷりだねえ)、見事(?)特等温泉旅行をげっと。「温泉、温泉!」とはしゃぐ教授、可愛い♪ 台風が接近中のさなか、魔法円中央にショッキングなものが。そして校庭に現れた亡霊は、追いかけた3姉妹たちをあざ笑うかのように姿を消す。この事件のあとが笑える。羽衣母さんファン必見!やはり母は強いねえ。 その六 長距離電話と、ちょっとした青春 温泉でのんびりしている教授にはもう全てがわかっているらしい。まだ全然わかんない亜衣ちゃんのために(そして読者のために)教授はちょっとだけヒントをくれます。 学園祭の準備も終わり、前夜祭。みんな楽しそうに踊っているカップル。確かにこういうイベントってカップル発生率高かったなあ(遠い目) 踊るのは何も、『マイムマイム』だけではない。 「演歌しかみとめないおじさんたちや、ロックンロールオンリーっていうお兄さんたちとは、世代(ジェネレーション)がちがうの。」by 岩崎亜衣 以下略(笑) その七 熱狂の学園祭と、クライマックス いよいよ学園祭当日、3姉妹を含め生徒たちは大忙し。亜衣ちゃんも、クラスの喫茶店と文芸部の『それわた』の売り子に大忙し。50円玉もらったときの亜衣ちゃんのことばは、作者の気持ちそのままなんでしょうね、きっと。 さて、亜衣ちゃんについてって、学園祭の模様を見てみましょう。 学園祭のネタに困っている学生さんにはいい参考になるかも。
というわけで、硬軟さまざまな充実した学園祭。もちろん、「楽しい」だけが充実ではありません。 その八 十五年間の呪縛と、不確定な未来 ここはもう、教授の謎解きを存分に味わいましょう。 エンディング 祭りのあとかたづけ 様々な今後をほのめかせて、お祭りも終わりです。エンディングって、はやみね作品においてとりわけ魅力的ですね。大好きです。 デザート 晩餐会にご招待 季節はいつしか冬。文芸部の亜衣ちゃん、推理小説を書いている様子。それも、日常系(!) いま書いてるのは、主人公が急に周りに親切にされはじめるという謎を、主人公の友達が解くという話だそうです。がんばってね、亜衣ちゃん(メタ) 以上、助手の学園祭レポートでした(?) ああ、お腹すいた(笑) |