|
大江戸編序章
第一の事件 はじまりはエディンパラ
ジョゼフという大学教授(こっちはちゃんとした(笑)教授)の話から、事件の真相を推理するという趣向ながらも、死人が出てるのはあんまりいただけませんが、まとめ方は,はやみね作品らしい。
第二の事件 ギヤマン壷の謎
れーちが下っ端岡っ引きとして活躍(?)するお話。うーむ、悪くはないけど、表題作にしたのはよくわからないなー。タイトルはまあ、なんとなく目を引くかもしれない。
第三の事件 六地蔵事件
土佐のさむらい梅太郎と夢水の珍道中が楽しい。今回の作品の中ではこれが一番好きです。
地蔵は拝むだけじゃない,というとお年寄りには怒られるかもしれませんが、地蔵は役に立って喜んでんじゃないかな?
謎解きや,二人のやりとりも楽しいのですが、何よりいいなあと思うのは、彼が「土佐のさむらい」であることです。
この作品を読んでから、歴史の教科書で明治維新を勉強する小学生って幸せだなあと思います。
私は社会科の授業が好きでした。(今もその分野は好きですが、「授業」はもうないので一応過去形)嫌いな人には,ただ年号や事件を覚えて何が楽しいのか!みたいに言われましたが、多分事件そのものではなく、試験にはあんまり出ないような些細なエピソードを知るのが楽しかったんだと思う。
子どもは「これは歴史的に大事な事件だから」知りたいのではないんです。面白いから知りたくなる。
夢水清志郎と旅した男が一体あれから何をやったのか、きっと知りたくなる。
そういう気持ちを、肩肘張らないエンターテイメントでかき立ててくれるのは、やはりはやみねさんならではだなーと思います。
大江戸編外伝 やつの名は巧之介
作品の話ではないですが、本編始まる前に「外伝」ってのはちょっとなあ…(^_^;
で、どうせなら、ミステリにしてほしかったですー。
巧之介はキャラクタとして,大江戸編には必要だと思うのですが、(江戸だと理屈だけではどうにもならん場面が多そうですからね)私は、剣が切れるより頭が切れる人の方が好きなので、巧之介人気は他の人に任せます(笑)
名探偵 IN 大江戸八百八町
第一の事件 大入道事件
久々の通常夢水シリーズの雰囲気が何より嬉しいですね。
長屋に住む人たちも個性豊かで楽しいです。
事件の方も謎解きも、面白い。そしてやっぱり謎の真相なんかわかった上で、事件をどう解決するかが夢水清志郎の腕の見せ所。現在『双子探偵』が連載中ですが、その辺が全然駄目なのが寂しい。ドラマは別物と思って諦めていますが、原作の良さが一層際だちますね。
とにかく、すごく教授らしい教授で楽しい。真相がすぐにわかってしまう名探偵は、下手すると事件がさっさと終わってしまうと言うめんどくささがあると思いますが、いかに素敵な円満解決を見せるか?というところで教授に頑張ってもらいたいものです。
とはいえちょっとまだ,エンジン全開ではない気がします。続きに期待。
盗賊『九印』の活躍と(笑)教授との対決が楽しみですねー。
|