stay at early season

更新日: 2004/08/02


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2004.8.2 (月)

■ここの日記を引っ越しました
連絡です。はてなダイアリーに移動しました。
http://d.hatena.ne.jp/saenishi/
です。ブックマークやアンテナに登録している方は変更のほどよろしくお願いします。

■結婚しました
もう一つ連絡です。結婚しました。

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2004.6.23 (水)

全然雨が降らないのに

 紫陽花がそろそろ枯れてきてしまって残念。

『疑惑の霧(クリスチアナ・ブランド)』

ISBN:4-15-073005-9【 bk1 / ISIZE / 旭屋 / Jbook / BOL / 紀伊國屋 / amazon / eS! / 富士山 / 本屋さん

 これ、ポケミスで出ているやつなんですね。納得。

 作品の特徴について書いているので、人によってはねたばれです。ご注意を。

 帯にある「驚愕の真相」、というとどんな突飛なことかと想像するのだが、(一応ねたばれ→)あまりに些細なことが忘れられている(←ねたばれ)ことが驚愕、というオチ。
 どちらかというとこの作品は、推理のどんでん返しをたっぷり味わいたい人に向いていると思う。最初の容疑者はかなり早く逮捕され、しかしその後、関係者ほぼ全員に容疑者がかけられ、しかし決め手に欠けながら諸説繰り広げられる。更に混乱させるのがその描写で、地の文がまったくもって油断ならない。描写されている人物の考えと神の視点による解説が入り乱れて混沌としているのに加え、巧妙な叙述トリックが罠を張っているのだ。
 事件自体はとても興味深い。すぐ近くも全く見えないほどの深い霧、意味深な電話、トーマスを外出させたメモは本当にあったのか、誰が置いたのか。彼らの供述はどこまで本当なのか。とても手ごたえのある謎だ。
 ただ、事件の進行で法廷がかなりを占めるのがちょっと厳しい。法廷のスタッフたちや無責任な野次馬のがやがやとした感じの描写は趣があるといえばあるのだが、ちょっと冗長に感じる。ただでさえ法廷のシーンはことばのやりとりが続いて単調になりやすいのだから、せめてさくさく進んでほしいなあ。
 最後のサプライズは、途中の推理に翻弄された人の方が驚けるような気がする。

『葉桜の季節に君を想うということ(歌野晶午)』を読み終わった

 とても面白かったんだけど、感想を書いていたらどうも失礼千万なことになってきてしまってまとまらないのでまた今度。

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2004.6.17 (木)

『チルドレン(伊坂幸太郎)』

ISBN:4-06-212442-4(ISBN:4-06-212442-4)

 短編サイズのエピソードで構成された長編。ひとつひとつが心地よい重さ。

 個人的に伊坂幸太郎の描写は、気の利いた小気味良いものがある反面、やりすぎと感じることがちょくちょくあった。特に「賢い人物」を描くとき。「賢い人物」を描くために、周囲の人間が必要以上に愚か、というとちょっと言い方が悪いのかもしれないけど、明白な真相に気づかなかったり、「賢い人物」の発想にやたらと驚いたり感銘を受けたりするのだ。もし「賢い人物」の言動に、読者が十分驚いた場合はきっと共感し、自分も周囲の人物になったかのような気持ちを味わえるのかもしれない。が、読者がそこまで思わない場合は冗長で、ちょっとしらけてしまう。悪くすればバカにされているような気にすらなるのだ。もちろんこれは著者に限った技術では全然ないし、もっと下手な人もたくさんいるのだけど、他の部分で秀でているからものすごく気になる。ただ、書いてあったほうがより多くの読者にわかるだろうという配慮なのかもしれないけど。

 が、今回は比較的気にならなかった。「賢い人物」がたまたま(ねたばれ→)盲目で、障害とのつき合い方を示す(←ねたばれ)描写に興味がひきつけられ、かつ納得できる描き方だったからかもしれない。それから、陣内のあらくれぶりはすばらしく、一歩間違えたらジャイアンな俺様ぶりなのに「憎めない」キャラクタとしてうまくバランスを取っていると思う。(ねたばれ→)真相を示すのは、無難に賢い人じゃない方が俄然面白くなりますねえ。ただ、回を重ねると「またこいつの言ったことが当たるんだな」と読者が予想してしまうのでバリエーションが難しい設定ですが(←ねたばれ)。

 ちょっと気になったのが、、(ねたばれ→)親権を譲る理由が「母親の経済力」とか思っている男に娘が育てられるのかなあ。ということ。「そういう性質なのだ」で片付けているけど、もし直らないなら親になんてならないでほしい。母親を精神的に未熟な感じで描いてあるとはいえすっきりしない。ラストのエピソードは悪くないとおもったのでちょっと残念(←ねたばれ)。
 トリッキーなミステリが目当ての人には向かないけど、伊坂幸太郎らしい爽快感と暖かさがよく出ていると思う。ノンジャンルに読む読者層からの支持が一層強くなりそうな作品でした。

日記を書く道具

 今はメモ帳としているはてなダイアリーですが、キーワードで全然知らない人が観に来てくれるのはやっぱり面白いし、機能もいろいろついたので引越しを検討中です。makeをかけるndiaryも好きなんだけどね。
 ただスタイルシートいじる(テーマはほしいの全然ない)のが面倒だーと言っていたら「他の人のソース見れば?」なーるーほーどー。関係ありませんが、今会社の環境でIEのソース表示ができません。仕事でhtml書いたりする人間とは思えませんね!

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冴西理央 (sae241io@mbf.nifty.com)
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