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ヴェルーニャはバドに残りの果実を預けて、その小屋に向かうことにした。バドは当然不服そうな顔をしたが、すぐに気を取り直してがぜんとペットの世話を始めてくれた。 「ふふ、バドはいい子だわ。」 歩きながらヴェルーニャがそういうと、コロナは呆れたように首を振った。 「あの子、ヴェルーニャが好きなのよ」 「まぁ、光栄だわ。」 「冗談じゃないのよ?」 「・・・」 「ヴェルーニャが早く連れを見つけて見せつけないからよ。いい年してるくせに。」 「うるさいわねえ・・」 そんな相手が何処にいるのよ、とヴェルーニャは表には出せない不満を心でぶつけながら、小屋の前に立った。 「変ね、すごく・・私を呼んでる感じがする・・」 扉を見つめるなり、ヴェルーニャがそう言うと、ヴェルーニャは扉を開こうとした。途端、扉は音を立てずに開いて、その扉の奥には不思議そうな顔をした同じくらいの年格好の少年が立っていた。 頭に羽根飾りをして、まるで目の前にある者を拒むかのように閉じられた真一文字の口。でも、どことなく憎めない。 「誰・・?」 「ヴェルーニャ??」 コロナには何も見えないみたいだった。ヴェルーニャにしか見えない、幻想・・イメージ? ”行きなさい、ヴェルーニャ。その人は、もう一つのファ・ディールの英雄・・・。” 「ま、マナ・・!」 「えっ!?どこどこ??」 |
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