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【うる星やつら】 |
| ■ヨリ戻しバレンタイン!? |
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掲載日[2008/2/15] 友引中央公園のはずれにある広大な空き地にはなんと宇宙船が鎮座している。今となっては見慣れた見るからに桃色で派手な宇宙船はラムが来て間もないころにやってきて、そこに居座り始めた。そこにはまるで宇宙人とは思えない見た目普通の女の子が一人暮らしていた。 「らんらんらん♪」 鼻歌を歌いながら、ランは巨大な冷蔵庫のドアをがちゃりとあけた。巨大、と一言で片付けてしまうのが申し訳ないほどの大きさの冷蔵庫である。 「やっぱり新品の冷蔵庫は冷え方が違うわね!思い切って買ってよかった♪よいしょっと」 かわいい掛け声をかけながら、その巨大な冷凍庫の中にある大きな物体を取り出す。ランの手に余るのはもちろんのことなので、ランは冷蔵庫についたボタンをぽちっと押しただけだった。冷凍庫に入った物体は自動的に庫内のアームが動き出し、うぃんうぃんと音を鳴らしながら中の物体を取り出してくれるのだった。中の物体も冷蔵庫同様ひどく大きな物体だ。 「これでもう一息ね。それっ」 ぽちっとまた違うボタンを押すと、今度は冷蔵庫の後ろから木槌を持ったアームが出てきて、取り出した物体、それは大きな氷のようなものだった、をがちゃんこ、と割ってしまったのだった。そこからころろろっと小さな物体が滑り出てくる。 「きゃ!完成!」 ランは転がり出た物体を拾い上げてうっとりと見つめた。それは見た目何の変哲もないハート型のチョコレートだった。 「300倍濃縮チョコレート!これを食べたらおなかの中で300倍に膨れあがるから、レイさんのお腹にもぴったり!仕上げにチョコレートでメッセージを書いて、と」 ランは早速手にチョコレートのペンを持つと、『レイさんへ 愛をこめて ラン』と書き加える。 「きゃ!ランちゃんしあわせっ!」 ランは出来上がったチョコレートを手にして幸せそうに笑う。しかし、すぐにチョコレートを置くとふぅ、とため息をついた。 「せっかくこうやって書いてもレイさんにはこの字が読めないのよね。レイさんに私の気持ちがもっと伝わるといいのに…そうだわ!」 ランはぱんっと胸の前で手をたたくと、いそいそと流しの下の戸棚を開いて何かを探し始める。 「おかしいわ〜確かいつか使おうと思ってとっておいたはずなのに〜…あ、これこれっ!」 たぷんっと音がする小さな瓶を取り出して、ランはうれしそうにそれを抱きしめた。 「知能増強ドリンク!」 ぽんっと栓を抜いて、ランはにおいを確かめる。 「いつ買ったものだったかしら…そんなに古くはないと思うんだけど…」 言いながら、ランはそのドリンクをスプーンに少しだけとって今しがたデコレートしたチョコレートに振りかけた。 「よし!あ!やだもうこんな時間!!レイさんお腹空かせてるわね!」 ランはチョコレートを急いでラッピングすると、フリルつきの籠バッグに入れて早速出かけたのだった。 「ダーぁぁリン!」 ドバババババと派手な音をご近所に撒き散らす宇宙人ことラムの発する電撃音は、相変わらず今日も諸星家から鳴り響いていた。 「ぎゃああぁ!」 立て続けに断末魔のような男の悲鳴。それからすぐ階段を駆け下りる音に、廊下を走る音、一瞬音が止まり(おそらく靴を履いたのだろう)、ばたんっとドアを開く音がすると、表にできたのはおなじみ諸星家の一人息子あたるだった。続けて押しかけ女房同然に住み込むラムがドアを抜けてくる。低空飛行していたラムは外に出ると一気に急上昇してあたるの位置を掴んだ。 「ダーリンっ!バレンタインくらいうちと二人きりになれないのけー!!」 「やかましい!菓子業界のやらせに付き合うほど俺は暇ではないっ!」 すたたたと持ち前の足の速さは健在で、あたるは走りながらもラムにそう言い返す。ラムはむっとして手を振り上げるとまたもやあたるに向かってぴしりと稲光を走らせた。しかし、あたるはしっかりとそんな電撃を避けてしまい、しかも余計なことに振り返りながらラムに舌を出してやるのだった。 「あっかんびー!」 「んもぉぉお!!ダーリンっっっ!」 「ランランランっ♪」 一方ランは近くの異次元トンネルを抜けてレイの元にたどり着く途中だった。レイとは異次元の森を超えたその先で待ち合わせをしている。 異次元の森に流れる川沿いに歩いていくと、一本の木がぽつんと立っている。レイとの待ち合わせはその一本の木の場所だった。レイは時間に遅れたことがなく、すでにその巨体を震わせながら鼻歌を歌っているようだった。いったいどうやって登ったのか、木の上で枝をゆすっている。 「レイさん!」 「ラン!」 レイはランの姿に気づくと人間の姿に戻り、ランに手を振る。ランはうれしそうに手を振り返してから、籠の中のいろいろな食べ物をレイに見せた。 「レイさん見てみて!今日はね、いーっぱい買ってきたの!だって今日は特別な日なんですもの!」 「ぶききーっ!」 籠の中に入ったたい焼きやたこ焼きやその他菓子パンやおにぎりを見つけて、思わずレイは喜びのあまり巨体化してしまった。 「レイさん、落ち着いて!待ってね、すぐそこに行くから!」 そういうとランはどこから出したのかはしごを掛けて、軽やかな足取りではしごを上り、レイと同じ枝に腰掛けた。枝は以外に頑丈で、二人の体重をものともせぬようだった。 「はーい、レイさん。まずは大好きなたい焼きね?」 レイはぶききーっと大喜びすると、ランの差し出したたい焼きをぺろりと平らげた。レイは籠の中にたくさんの食べ物が入っているのを知っているが、そこには手を出さない。ランの食べ物を無断で食べることがマナーに反することだとわかっているのかはさだかではないが、とにかくレイはランに手で渡されたもののみを口に入れるようになっていた。 ランはその後、たこ焼きに饅頭に焼き芋などを次々に籠から取り出して食べさせ、レイはそれらを喜んでに平らげた。 「はい、最後はこれ。私の気持ちよ」 ランはとっておきのチョコレートを籠から取り出すと、レイに差し出した。先ほど書いたばかりのチョコの文字をレイに見せる。 「レイさん、この字憶えていてね。食べたらきっと、思い出してね」 ランはそういってレイの手にチョコを委ねる。レイは不思議そうな顔をしていたが、チョコの存在を思い出すとそれを口の中に放り込んだ。その後豪快な咀嚼音を響かせた後、ごっくんと飲み下す。 「レイさん…思い出して…」 ランはレイの腕に手を絡ませてうっとりと頬を寄せた。ランはそれだけでもう十分幸せだった。 (別にレイさんが私の気持ちを知っていようと知っていまいと、そんなことはどうでもいいことだったわ。馬鹿なランちゃん、レイさんが隣にいてくれるだけで十分じゃない…) 「ラン…」 「レイさん…」 二人がたっぷりと見つめあった後、レイはゆっくりとこういった。 「らむは…どこ?」 「!」 ランはその一言で一気に顔が豹変する。幸せで赤みの差した頬が、突然悲しげな悲嘆にくれた顔変わる。ランの血の気は一気に引いて顔色が悪くなり、手は意識もしないのにぶるぶると震えだした。 「らむはどこだ?」 「レイさん…!!」 ランは不安で思わずレイの腕を握り締める。 「らむ!」 しかしレイはすがるランの手をすり抜けるように離させると、二人が腰掛けていた枝から瞬時に飛び降りて異次元の森へと走り去っていってしまった。後に残ったランはその後姿を呆然と見つめたあと、がっくりと肩を落とした。 「ふ…ふふふふ…うふふふふふふ」 ランが完全に意気消沈したかに思えたが、そうではなかった。ランはばきっと手元にあった細枝を手折ると、そのままどすうっと枝から飛び降りた。 「ラムーー!!レイさんに指一本触れたら容赦せんからなぁああ!!」 ひとしきり大きな雄たけびを上げると、ランは猛然とレイを追いかけて異次元の森に向かって走っていったのだった。 一方、商店街に入り込んでも相変わらず追いかけっこを繰り返すあたるとラムがいた。何度も電撃が走っても、あたるはものともせず辛うじてよけ続ける。その後方から、何か大きな物体が迫ってきていることに、まずあたるが気づいた。 「らーむー!!」 「なんじゃ?」 あたるは土煙を撒き散らしながら迫ってくる大きなものを見つけて思わず目を点にした。 「レイ?!」 ラムも振り返りその巨体がレイであることに気づく。レイは腰にジェットエンジンを装着し、爆音を鳴らしながら迫りくるところだった。 「なんだっちゃ?」 「あのブタ牛いったい…」 二人が思わずあっけにとられて速度を落とした途端、レイはエンジンを吹かして一気にスピードを上げた。 「っちゃ?!」 「ラムっ?!」 浮いていたラムがその場でさらわれたので、あたるは一瞬目を見開く。あわてて目をやると、すでにあたるを追い越したレイがラムの体を手にしているのだった。 「らむ!」 しゅるるる、と音を立ててブタ牛の変化を解くと、レイはりりしい顔でラムを見つめた。そこらへんの女が見ればうっとりするほどの男前だったが、ラムからすればすでに愛想をつかした男というだけでなんということはないようだ。あきれた顔でレイを見ている。 「いったい何だっちゃ!だいたいお前今日はランちゃんとデートのはずじゃないのけ!」 「らむ会いにきた。らむ会いたかった!」 がしっと空中でラムを抱きしめるレイの頭に、すばやく空き缶が当てられた。カンっとさびしげな音をたてて缶は重力にひかれるまま落ちていく。レイはその缶を見てから、缶が投げられた方向斜め下の方角を見た。その方向にいたあたるがレイを怒鳴りつける。 「コラ!とっとと降りてこんかいブタ牛!お前婚約解消された分際で!」 「解消してない!」 レイははっきりとそう言った。ラムは驚いてレイの顔を見る。レイが、あの舌足らずのレイが言葉を2文字以上しゃべっているのが信じられないらしい。 あたるはあたるでラムが婚約解消していない事実に眉をひそめ、今度はラムに向かって怒鳴りつけた。 「おいラム!解消してないって本当か!ちゃんと説明せい!」 「必要ない!らむ、もう俺がもらう!」 体に自在にフィットするらしい腰のエンジンをもう一度吹かしたが、それがちょうどいい煙幕になった。あたるはすばやく商店街の店先の食べ物をレイの口元に投げてやった。一瞬にしてレイの理性が途切れてブタ牛に変化すると、ぶもーっと奇怪な声を発しながら店先の食べ物に食いつき始めた。その勢いでラムは空中で手放され、その隙を突いてラムとあたるは逃げ走った。 「解消しとらんかったんかい!」 逃げながらあたるがすぐさまラムに食って掛かると、ラムは言いにくそうにわけを話した。 「解消の手続きがちゃんととられてないのは事実だっちゃ。でもうちずっと地球にいるし、レイももともとは契約云々がわかる体質じゃないし…。もうランちゃんにもう懐いてたから心配ないと思ってたっちゃ」 「まあ、わからんでもないが」 本来があの姿だしな、とあたるもレイが一心不乱に食べ物にがっつく姿を見ながらあきれてしまう。しかし、妙だな、とさすがのあたるもそこで気がついた。 「あいつ、いつの間にあんなにしゃべれるようになったんだ?」 「そこだっちゃ。レイ何か今までと違うっちゃ!」 二人がふと立ち止まってレイの様子を見ていると、レイの影から女の泣き声が聞こえてきた。 「レイさんどうして〜!どうしてラムちゃんのところに戻るなんて〜!」 ひどいわひどいわ、と泣き叫ぶランの声にあたるが耳ざとく気づいた。 「ランちゃーん!」 あたるはくるっと方向転換すると、今度は俊足でレイのそばでへたり込んむランの体を抱きしめる。ランがあたるを見てからラムを見つけると、にっこりと笑ってみせる。 「ダーリン!ラムちゃん!」 「どうしたんだいランちゃん」 あたるがやさしく問いかける。あたるは女となれば見境なく口説く男だが、見境なくやさしい男でもある。しかしそれはラム以外という条件がつくのだが。 「レイさんに私の言葉をわかってほしくて、知能増強ドリンクを…それなのにレイさんラムちゃんに会いに行くって…ひどいわひどいわー!」 「知能増強ドリンク!」 隣であたるをランから引き離そうとがんばっていたラムは、そのドリンク剤の名前に反応してあたるから手を離した。即座にランの方に向き直り、ドリンクのメーカを聞きただす。 「知能増強ドリンクってマル得印の?」 「そうよ!有名じゃない」 こともなげににっこりと笑いながらランがそう言うが、そんなランにラムは噛み付くように顔を近づけて力説した。 「だめだっちゃ!マル得印のドリンクは古くなると余計な副作用が出るからって今年回収対象商品になってるっちゃよ!ランちゃん、それいつ買ったやつだっちゃ?」 「多分…3年前くらい…」 すごい剣幕でまくし立てるラムに驚いて、ランはびくびくとそういうとラムはあちゃーと頭を抱えた。 「回収対象商品だっちゃ…!うちもそれだいぶ前に買ったやつがあったからあわてて処分したんだっちゃ…」 「そうなのぉ!?だったらなんで教えてくれんかったじゃいこのボケなすーっ!」 途中までぶりっ子が続いていたが、途中でラムが既に知っていたということに今度は逆に腹を立てたのかランは急に口調を荒げ始めた。 「ランちゃんも買ってるなんてうち知りようがないっちゃよ!」 ランの剣幕に今度はラムが慌てて逃げるようにあたるを盾にして隠れる。 「ぬかせ!読めたでラム…大方おのれはこの副作用を利用してレイさん取り戻そうとか考えておったんじゃろうが!」 「なんでうちがそんなことしなくちゃいけないんだっちゃ!」 「あーダーリン!私悔しい〜〜!!」 よろめいてあたるの胸で泣き出すランを、もちろんすかさずあたるは受け止める。 「よしよし、僕の胸でお泣き」 「ダーリン!いい加減にするっちゃ〜〜〜!!」 ラムの電撃に気づいたランは一瞬にしてあたるから体を離すと、その次の瞬間あたるだけが電撃にあてられるはめになったのだった。 「んぎゃあああっ!!」 そしてそのころ、レイは店先の食べ物を食い尽くして、背後にいるラムたちに気づいた。 「らむ!俺の嫁になれ!」 瞬時に人間の姿に戻りレイがラムの体を再び掴んでラムを抱きしめる。ラムはレイを引き離すように手でつっぱねるが、やはり女の力ではかなわないようだ。 「いやだっちゃ!誰がお前なんかのー!!」 「レイさんこっちよ〜!」 ランがすかさず別の店から買ってきた風呂敷いっぱいのおむすびを広げると、今度はそちらに夢中になってまたブタ牛になってしまった。ラムもおかげで解放される。 「埒があかないっちゃ」 「まったくだ」 レイから逃げてきたラムはあたるの背中に隠れるように腕にしがみついた。ランはがつがつと食べるレイを見守りながら、思いつめたようにこぶしを作ると、その手を握り締めてつぶやいた。 「なにか方法を考えなくちゃ…」 三人が追ってくるレイから逃げつつ食わせつつを続けいい加減疲れもたまった頃、不意にあたるに名案が浮かんだ。 「とりあえず人間に戻れなくすればいいんじゃないのか?」 レイは食べ過ぎると人間に戻れなくなるという特性を持っていた。その後食べすぎで動けなくなるので、ラムへのモーションも止まると見たのだろう。 当のレイはまたブタ牛になって商店の食べ物を躍起になって食べているところだった。 「レイは牛のままだとしゃべれないっちゃ」 うれしそうにあたるの首っ玉にくっつきながら、ラムもその考えに賛同する。 「だとすると…レイさんの極限状態はもうすぐそこよ」 ランは言いながら、極限状態も知らずに食べ続けるレイの姿を見た。 「ランちゃん、もしかして今までレイが食べてる量を把握してたのけ?」 ラムがおそるおそる言うと、ランは振り向きざまラムに睨みを利かせて言い返す。 「あったりまえじゃい。わしがレイさんに腹壊さすなんてふざけた真似させへんど!」 ランはそれだけはき捨てるように言うと、もう一度レイの方に向き直る。 「けど、こればっかりはしゃあないな。レイさんには悪いけど…」 ランはがつがつと食べ続けるレイの背中にそっと触れると、ごめんねレイさん、と呟いた。 そして、その後ほとんど間髪おかず、レイが悲鳴を上げてその場に昏倒したのだった。 それからまもなく救護隊が駆けつけるとレイの巨体を商店街から運び出す作業が始まった。商売の邪魔になるから早急に移動させてくれとの要請だったらしい。 ランは甲斐甲斐しくレイの隣にくっついて、レイの看病をしようとしていた。 「ランちゃん、きっと不安だったっちゃね…」 あたるの腕をとったまま、ラムがそういった。あたるはランの姿を見てから、家の方向にくるりと踵を返した。突然だったので、ラムの手は振り払われる形になった。あわててラムがあたるの腕を取ろうとする。そのとき、不意にあたるが言った。 「お前、一度星(くに)に帰って来い」 「なんでだっちゃ?」 ラムが怪訝そうにあたるを見上げるが、あたるはさっと顔をそらすとさっさと歩き出す。ラムはあたるの腕をつかんだままなので、それに引かれるように一緒に歩き出す形になった。 「手続き」 ぼそっと言うあたるに、ラムが笑ってしまう。レイとの婚約解消の手続きを正式にとって来いという言葉が、その一言に込められているのだ。思わず嬉しくて手に力が入って、あたるの腕をぎゅっと抱きしめる。意外にがっしりとした腕に細い腕と絡まって、なんだかそれだけで心地よく暖かな気持ちになれる。 「ダーリンも来る?」 「アホ。何で俺が行く必要がある」 こういうとき、あたるは絶対にラムの顔を見ない。ラムはそれを知っている。あたるは肝心なときに限ってラムの顔を見ない。そういうあたるが、ラムは大好きだったりもするのだが。 しかしそういうあたるだからこそ、ちょっと意地悪してみなくなるとも言うもの。 「ついでにもうひとつ、手続きできるっちゃよ」 「何の」 きょとんとしたあたるの顔がラムの顔を見る。ラムはにんまりと笑って、そのあたるに答えた。 「うちらの婚姻届♪」 「アホッ!いらん!」 あたるはラムの腕から逃れるように腕を離すと、あわてて走り出した。ラムはそんなあたるに意地悪く笑うと、風を躍らせながらあたるを追いかける。 「無理やりでも連れて行くっちゃ!」 「絶対にいかーん!」 わめきちらして逃げ惑うあたるに、あたるにしがみついて離れないラムの影が伸びる。 友引町の夕暮れの空に、あたるの声がいつまでも響き渡っていた。 END ★あとがき★ 相変わらず描写がついていけません(汗) うる星はストーリテンポが速いのでさくさく書かないと間に合わない。 頭の中なので本当早いです。アニメが頭で流れてる感じ。 それだと描写がどうやっても間に合わない!! でもできるだけ書きたいと思います…。頑張ってますよー! ★今回の原作への疑問★ Q1.レイに電撃はきかないのか?(原作でレイに電撃を当ててた記憶がない。いつも木槌?) →今回では無難に当てませんでした(笑) Q2.結局レイとラムは婚約解消はしたのかしてないのか? →解消という手続きはとってないと思うが自然消滅かなってことで、今回はしてないことにしました(汗)してたら今回の要が崩れることに…。 ★ここまで書いたうちでのキャラクターへの考察★ ☆ラム☆ うちでは原作の初期、中期、後期のどれにも当てはまらない気が。初期と後期が半々くらいです。めちゃくちゃだ(笑)初期ラムちゃんも好きなんですよー、なんか完全に外の生き物で理解できない感じが。後期のラムちゃんはあたるに愛情をためす場面があって、それが好きで(笑) なんとなく中途半端ですが、このまま続けようと思ってます。どっちもやれるし。 ☆あたる☆ ラムが中途半端ならあたるも中途半端です。原作とアニメが半々。原作よりアニメのほうがあたるのラムへの甘さがUPしてるらしいので。甘さは若干ないよりはあったほうがいいので、うちでは何割か上げてます。あげすぎると甘さがありがたくなくなるので、頑張って抑えてます。あたるが大好きなので書いてるようなものですよー。もー大好き大好き!へっへっへ。
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