part1 アンチエイジングは生き方である。
アンチエイジングは、歳に抵抗する事ではない、誰でも生まれた時から歳はとるものです。ただ、わざわざ歳をとることはないのです。
人間、上手に生きたら、120才位まで生きる事が出来るそうです。だとしたら、還暦の60才はまだ半分しか生きていず、残り60才もあるのです。とはいうものの、だいたい、80才前後で多くの人は人生を終えています。そうだとしても、残り20年余、若々しく元気でいたいと考えます。その為には、どんな生き方をしたら良いのかをここで提案したいと思います。
アンチエイジングは、ひとつの哲学(生き方)です。自分の“生”をどのように捉え、この世界をどのように認識するのか。私はちょっと乱暴に一言で言ってしまえば、人はいつか必ず死ぬ、しかしそれがいつか解らない。今日かもしれないし、明日かもしれない。まだずっと先かも知れない。だから今、生きている事を大切にしたいということです。
大切にするということは、それぞれの価値の問題です。自分の“生”をこの世界において、どう価値づけるかです。ある人は仕事、ある人は家族と、色々な価値づけがあると思います。その根本は、生の“満足”や“充足”ではないかと思います。もっと平たく言ってしまえば、「快」感にあると思うのです。

そうです、人は「快」感を求めて生きているのです! それが人の求める幸福ではないのでしょうか。その、「快」感を得る基盤は、健康と心の平和(安定)ではないのでしょうか。
アンチエイジングは、常に「快」感じられる為の心身の健康のことだと思うのです。
“人は皆、長生きを求めるが、老人になりたいとは思わない”これはある有名なことわざですが、「老人」と聞いた時にどんなイメージといえば、あまり良くないですよね。シワクチャでヨボヨボしていて、会話をすれば、昔話か、病気の事ばかり・・・。しかし、私は思うのです。元気でハツラツしていたら、どんなに歳がいっていても、それは老人ではないですよね。良い例としては、政治家は60歳,70歳になっても総理大臣になんかなって、カクシャクとしています。あのパワーはどこから来るのでしょうか。それは、欲望の強さなのでしょうか。もっと上昇、もっと権力を握りたい。この欲望が“生”を支えているのでしょうね。人は“欲”がなくなったら、そろそろお迎えですね。しかし、“欲”を暴走させると、人間は人間でなくなり、自滅してしまいます。“欲”を持ちながら、そのコントロールが大切です。
いわゆる“知足”ですね。欲望を持てば、限り無いもので、満足を知ることが大切ということ。もっと、もっとと思うのが人間ですから、文明の発展をみれば解ります。しかし時々、暴走して戦争などしてね。今もそれをやっています。愚かですが、それが人間の弱点ですね。
では、“欲”をどの方向に向けたら良いか、それは物欲をほどほどにして、心の平和を求め、健康で、人生の「快」感を求め、楽しくありたいという方向です。それが私のアンチエイジング思考です。
私の、座右の銘に江戸期の儒学者、佐藤一斉の「言志晩録」に
「少にして学べば、則ち壮にして為すことあり
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず」
という言葉がありますが、これこそ、アンチエイジングの王道だと考えています。いつまでも知的好奇心をもってワクワクした人生を送りたいですね。
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