アンチエイジング(6)

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西 条 俊 生 / Shunsei Saijo WEB

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更新日 2009-08-07 | 作成日 2008-06-26

part_6  心の若さを保つ


 まずいえることは、心の若い人は、見た目も若いということ。逆にいえば、心が老けていれば、いくら歳が若くても老けて見える。つまりそれほど心の若さは、アンチエイジングの要である。しかし、身体とちがって、心が若いか、老けているか外から見ることは出来ない。自分の心の若さはどれくらいなのか? それを計るものはないが、目安になるものはいくらでもある。例えば、自分が若者と云われていた時と現在の自分の行動、趣味、嗜好などを比べてみることだ。行動力はどうだ? 昔に比べてフットワークが悪くなっていないか、やりたいけど面倒くさいとか。趣味はどうだろう? ジジ(ババ)むさいものになっていないだろうか? 私の友人の何人かは、若い頃にロックやジャズに夢中になっていたのに、今ではカラオケBOXで演歌しか歌わない。(演歌が悪いわけではない、名曲はいくらでもある)  嗜好については歳によって変化するのは当然だと思うが、例えば、酒量が増え、体を動かすことが少なくなったとか。まあ色々変化はあると思うが、問題はそのことで心の若さを後退させていないかだ。
B3.jpg もう一つさらに重要なことがある。それは、物事に対して、驚きや感動する心だ。これも長く生きているといつの間にか鈍くなってしまう。感受性の鈍磨だ。若い時は、初めてのことも多くて、色々な事に感動していたはずだ。ワクワクした気持ちを持つ事も多々あっただろう。確かに長く生きていれば、当然いちいち驚いたり感動したりしなくなるだろうし、大人として、それはごく当たり前の事だが、やはりいくつになっても感動する事はいくらでもある。ただその感動の質は変化してくると思う。若い時には見えてなかったものが、解るとか、年令を経てはじめて感動できるものとか。それこそ生きている醍醐味である。
 また、青い空や夕焼けなど、変わらぬ感動を与えてくれるものもある。このことは結局、心に余裕があるかということである。心に余裕がなく、スケジュールをこなすことで、イッパイ々になり、自分を忘却した日々であれば、心はいつの間にすれ切れて老け込んでしまっている。ちなみに忙しいという字は心を亡くすと書く。せっかくの休暇の日をテレビ見ながら一日中ゴロゴロしていたり、逆に遊ぶ為の予定をつめ込み過ぎて、かつて我々の時代の修学旅行のように結局何を見てきたのか覚えていず、次の日は疲れだけが残る。日本のサラリーマンを見ていると、おうおうにしてそんな調子だ。
 そこで私は、心の若さを保つ (取り戻す)いくつかの方法を提案しよう。

・文化に触れる

音楽は古典から新しいものジャンルを問わず何でも聴いてみる。その中から自分に合ったものを聴き込んでみるといい。またその時の気分で選んで聴くのもいい。心を落ち着かせたり、昂揚させたりしてくれる。ちなみに私は仕事に入る時(絵画を描く)に、ロック,ジャズ等の気分を昂揚させてくれるものを聴いている。

映画はその時代の気分を最もよく現していると思う。音楽、ファッション、会話すべて現代を現している。そして一時、夢の世界に浸る。うす暗闇に身を沈めれば自分を忘れてしまう装置と化す。それが映画の魅力だ。テレビばかりではなく、ちょっとオシャレして映画を観に行こう。

アートは心を洗ってくれる最強のアイテムだ。時代を超えて人々に愛されるものそれがアートだ。なかには作品が何千万円、何億円もしたりする。お宝を見ずに死ぬのはもったいない。。美術館、画廊に足を運んで、自分の内側に流れる静かな時を楽しむのは至福の時間だ。気後れせず、解ったふりでもいいからアートに触れてみよう。難解といわれている現代アートも以外と面白く感じられるかもしれない。
 その他演劇、ダンス、etc 一度は興味をもって行ってみるといいだろう。

・ファッションを楽しむ。

 これはアンチエイジングにとても大切だ。服装ひとつで若くも見えるし、老けても見える。ファッションに感心がなくなったら、おじさん,おばさん,老人への道まっしぐらだ。ファッションは、色や形また機能、つまりデザインを楽しむ美意識のあらわれだ。それは、自己表現の場になる。自分はどんなふうに人に見てもらいたいのか? また他人を楽しませるサービス精神でもある。自己満足だけで、その服を着るのではなく、他人に心良く見える事が大切だ。似合っていると思う服を着ると気分も違う。たまには、ファッションをきめて街路を散歩し、小洒落たカフェでティータイムを楽しもう!

・旅

 旅行ではなく、旅である。旅行はどこかレールが引かれ目的と終着駅が決められている。そのてんで旅には自由さがある。気の向くまま興味の赴くところ自由に行けばよい。パック団体旅行でなく、もちろん一人旅がベストだ。旅先での人との出会いがあり、思わぬハプニングがあり、ワクワクドキドキする。また一人がゆえに孤独でメランコリック気分にもなり、自分を見詰め直す時間もたっぷりある。アンチエイジングをめざすなら旅は自分の人生をリセットする絶好のチャンスを与えてくれる。

・異性

 異性に興味がもてなくなったら、アンチエイジングは諦めたのも同然だ。男の立場でいえば、かわいい女性、美しい女性を見つけたら自然に目が行くのが当然である。それは動物のオスなら本能がそうさせる。心理学的にはリビドー、生理学的にはホルモンが深く関わっている。よく恋をすると若返ると言われるがそれは事実で、リビドーが刺激されると性ホルモンがより多く分泌されるかららしい。だからいつも恋していれば、いつまででも若くいられることになる。まあ、これは極論で現実には恋には終りもあるし、既婚ならばいろいろリスクもあって逆に大きなストレスにもなってしまう。ただここで私の言いたいことは異性に興味を失くすな、常に異性を意識せよということである。結婚が墓場といわれるのは異性を得たのはよいが「家族」になるうちに互いが異性でなくなってしまい、男として女として生きることを忘れてしまうからだ。その結果女性は美しく装うことを忘れ、男性はルーズになり男を忘れてしまう。それではアンチエイジングにはならない。既婚未婚を問わず、素敵な異性に出会いたいと思う心が大切で、そのために常に自分を磨くことを忘れないことだ。

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