2000年2月の開設者うらみ日記


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2月1日(火)
 昨日のビデオの舞台を歩いてみる。風が強くて、めちゃくちゃ体感温度が低い。
 昨日観た四半世紀前の風景とはガラリと変わっている。地名も区画も風景も。
 それでも未だにごまかしきれないのは、不自然に迂回する西●●●●の●●。ちょうど●●の●●に●って●●●た●●●●●●●●●●●●●●●●●●……

 

 

>転送が中断されました!

 

 

 すまん、いくらなんでもこれ以上は書けない。勘弁して。(汗)

 ポケモンアンコール、あの伝説の14話「でんげきたいけつ!クチバジム」。やっぱマチスが英語しゃべるとハマるなぁ。「ヘイ、ベイビー!」だもんな、日本語でも英語でも。
 コジロウの「男だねぇ〜(涙)」が単に「It's so Beautiful...(cry)」になってたのは、米国独特のPC規制だネ。かと思うとすぐ後でカスミがサトシを「crazy」呼ばわりしてるし。所変われば禁止語も変わるってぇ一席で。
 そう言や、ヒトデマンってアチラでの呼称はヒトデパーソン?(きっと違う)

 鈴之助氏の替え歌に、また敗北感を味わう。ああ、「敗北が知りたい」((C)板垣恵介)なんて台詞が言えるぐらい強くなりたいわ。

2月2日(水)
 TKが、これまでTKファミリーに提供してきた曲を集めてベストアルバムを作るらしい。
 ただし、歌うのは各々の楽曲を提供されたファミリーの面々である。再録音するのかアリモノの音源を編集するのかは不明だが。
 ……でも、それってただの「1990年代ヒット曲オムニバス」になりそうな……。

 個人的には、「提供曲だけを集めたベスト盤」と言えば尾崎亜美大先生の『POINTS』シリーズがまず思い浮かぶ。尾崎の場合、他人に歌わせた楽曲を改めて、無敵の歌唱力を持つ尾崎自身が歌ってしまうというのがミソで、比較される歌手はさぞやイヤ〜な気分にされたことであろう(笑)。
 やはりTKも尾崎の故事にならい、自分で歌うのがスジではなかろうか。
 ああ、聴きたいぞ、朋ちゃんに提供した曲で血管切れるほど高音ハリ上げるTK。てゆうか、TKが歌うってだけでオッケーだ。ボクらはもうかれこれ10年、TKの歌を聴いていない。最後に聴いたのは『マドモアゼル・モーツァルト』のサントラだったろうか。『永遠と呼んでデイドリーム』だったっけ、あの挿入歌を自ら歌うTKの素頓狂なヴォーカルがもう一度聴けるなら、ボクは悪にでもなる。TMNプロジェクト終了からTKファミリー体制が完成するまでのわずかな混乱期に、ひときわ光り輝いたTKヴォーカル。このまま「なかったこと」にされるのは、あまりにも勿体ない。20世紀B級遺産の一つとして、ぜひとも「TKが歌う」1990年代TKワークス、という形で、企画を練り直してほしい。

 でも、今いちばんやらせたい企画といえば、「つんく自身にモーニング娘。の恥ずかしい歌を歌わせてみる」だったりする。案外嬉々として歌われても困っちゃうけど。

 ……などと、4日前に中古CD屋で買った岩田光央の『オーチンチン』を聴きながら書いてみる。宮村優子の歌う『おっぱいがいっぱい』が結構かわいい。

 リンク申請メール1件到着。感心感心。正直者には、いつかきっといい事があるぞよ。

2月3日(木)
 某解放センターの人といろいろ話す。なんか最近部落づいてるな。
 「4鬼」事件のことなど聞いてみたんだが、近年、本家・部落解放同盟はマンガやイラストの「4本指」とかにケチつけるよーなマネはしていないそうな。
 たしかに「4鬼」の時も、秋田書店の編集者は解同に問い合わせをした結果、「問題なし」との回答をもらった。にもかかわらず、『覚悟のススメ』3巻に収録された時には、血髑郎が指を5本立てているように修正されていた(p.135)。これなど、典型的な過剰自粛である。イラストでデッサンを無視してでも指が5本見えるように描かせるのもそうだ。
 だが、差別を意図したコンテキスト(文脈)で使用されないかぎり、単なるテキストとしての「4本指」には何の問題性もない。過剰自粛をする方も、そして、それを求める方も、別の意味での偏見を植え付けかねない点で、実はかえって差別・偏見を助長しているようなもんなのである。
 「その言葉や表現を見て傷つく人がいる以上、使ってはいけない」という議論にも、氏は懐疑的だった。たとえば、聖書にも「物分かりが悪い」という意味での比喩表現として「ああ、物の見えない●●●たちよ……」という言葉が出て来る。神経過敏な人が読むと、これが「視覚障害者への差別」と受け取られるんだ。だが、このデンで行くと、『キカイダー01』主題歌の「見えーるー、ゴーゴー!」も、「光り輝く電子回路の01ボディを見ることができない視覚障害者への配慮が足りない」、と言われてしまうんだ。かくして、比喩表現や動詞・形容詞はどんどん使えなくなっていく。これじゃ何も書けなくなるぞ!
 それに、従来は誰もが平然と使っていた表現が、誰かが「それは差別表現だ」と叫んだとたんに、「ああ、そういうもんなのか」と瞬く間に差別語の仲間入りをさせられたケースも、枚挙にいとまがない。
 いろんな障害を言い表した(歴史上、決して差別的コンテキストでのみ使用されたとは限らない)口語表現が、続々放送禁止用語になってしまい、「足の不自由な人」「言葉の不自由な人」などと言い換えられてきた。だが、表現を変えたところで、「ジャマだ、足の不自由な人!」とか「何が言いたいんだ、この言葉の不自由な人!」という用法が許されるわけでもない。
 けっきょく、テキストをいくら狩ってみたところで、コンテキストのほうを問題にしなければ、根本的解決にはなんの役にも立ちゃしないのである。「売春」を「援助交際」と言い換えてみたって実態は何も変わらないように。

 今、ソレ系の表現に揚げ足取りの電話を入れたりしているのは、おそらくエセ同和か、堺市の某親子のような一般市民と推測される(これはあくまでも俺の邪推)。抗議する側も、抗議を受ける側も、個々のケースにおけるコンテキストを問うよりも、機械的にテキスト狩りに走るほうが脳味噌使わなくてすむ、という面があるだろう。「この事例は差別的文脈か否か」よりも、「この表現を使うか否か」のほうが、圧倒的にバカでも分かりやすい問いだからな。
 しかしそうした「問題の単純化」が、事の本質を隠蔽してきてしまったのはまぎれもねぇ事実だ。
 何が差別で、何が差別じゃないか。テキストなんかで単純に線引きできるような問題じゃねぇだろ。
 出版社や表現者には、差別表現に注意する感性の鍛練ももちろんだが、かかる揚げ足取りが来た時に「これは差別的文脈じゃねぇよ!」と断固突っぱねられる強さも必要だと思う。それには、普段から「差別表現」の問題を考え続けていくことが大切である。サギに引っかからないようにサギの勉強するようなもんだ。ちょっと違うか。

 ……さらに俺のような「デンジャラス系創作」に手を染める鬼畜外道には、「あえて差別を取り扱う」場合においての問題もある。そこにまで踏み込むのは、またの機会にさせてもらう。
 が、「なぜ日本には『モンティ・パイソン』や『シンプソンズ』や『サウスパーク』がないのか」、そして同時に「なぜ英国人は『モンティ・パイソン』を、米国人は『シンプソンズ』や『サウスパーク』を許容しているのか」。そこを突き詰めたところに、日本における差別の問題が浮き彫りにされていくのではないだろうか。
 とりあえずヒントとして、
 「差別はいけない」と「差別はない」の違いを400文字以内で述べよ(50分)
とだけ言っておこう。けけけけけ。
2月4日(金)
 『葉っぱのフレディ』映画化、の報。しかも実写だと。いったいどんな映画になるんだ?
 こんなかんじかなぁ。

  着ぐるみの 葉っぱに森繁 押し込んで

     吊るして撮影 遺作確実(←おい(汗))


 まぁ、オーソン・ウェルズだって『トランスフォーマー・ザ・ムービー』が遺作だったし。

 女子高生(の中でも主にコギャルと呼ばれていた人種)のバイブルだった月刊誌『egg』が休刊するのしないの、との記事が週刊文春に載っていた。
 電車の中で読んでたら、たまたま乗り合わせたジャリガールたちがちょうどその話をしてて、「文春読んでみたけどよくわかんなかったよー」とブーブー言っていた。俺も同感。ただ、これは『egg』自体が休刊発表号になおもモデルや編集部員の募集を載せるなど、わけわかんない行動を起こしているせいであって、決して文春の記事が悪いわけではないことを、いちおう付け加えておく。まー、ハードな職場で編集部のヤリクリがつかなくなって一時仕切り直し、ってとこだろうて。
 それにしてもショッキングな話である。何がって、いわゆるヤマンバメイク(あの「バケ食いオバケ」みたいな化粧)や、バカ顔で写真に撮られる習性など、コギャル族の奇妙な風習はすべて『egg』から発信されていたということが、だ。
 だって、考えてもみな。『egg』の出版元って、ミリオン出版だぜ。
 あの『GON!』の!
 あの『ティーンズロード』の!
 どうだ、何か大宇宙の法則が見えてきただろう!
 世間を騒がせ、親御さんを泣かせた奇習の数々。あの発信源がミリオン出版と聞いて、なんか、難しい幾何の問題に、決定的な補助線が引かれたような思いがした。それだけで全てを納得してしまったぞ、俺は。
 一・下品系出版社と、コギャルという世代間・コミュニティ間対話を全くしない鎖国系部族とが、閉ざされた文化空間の中でひたすら情報のキャッチボールを繰り返した。あの縄文人もビックリの異文化情緒あふれるスタイルが、その行き着いた結果だったとはな。
 閉鎖系コミュニティ内で妄想を増幅させていくと、どこまでキテレツに暴走するか。オウムやライフスペースなど目じゃない巨大なフィールドで、我々は壮大な実験を目の当たりにできたのだ。
 もちろん、あの「ヤマンバ」には、「コミュニティ内成員の画一化」や「ナンパ避け」など、単なるファッション以上の意味が存在する事は重々分かっている。だが、そのためのスタイルがなぜ「ヤマンバ」という形に進化したのか。その必然性、被選択要素はどこにあったのか。『egg』のバックナンバーを全部揃えて、その過程を研究してみる勇者はいないだろうか。毎度毎度他力本願で悪いけど。
2月5日(土)
 所沢市立図書館で、「毎日新聞」1971年10月29日朝刊をチェック。ピンと来る人はこの紙名と日付けを見ただけでピンと来たかもしれないが、何をチェックしたのかはナイショ。
 コピーしようと思ったが、この図書館の資料室は、コピーの際に申請書を出させるというふざけたシステムを採用しており、断念。だって、住所・氏名・コピーした資料名とページまで書かされて、コピーしたあとは受付の係員にコピーを見せなきゃなんないんだぜ。あんなののコピー見せたら、とたんに全国の図書館の縮刷版にスミ塗られるかもしんないし。どうも、著作権にかなり神経質になっているらしいんだが、過剰反応もいいところの感。
 しかし、大昔の新聞を読むと楽しいもんである。この1971年10月の後半をパラパラめくるだけでもいろいろ新しい発見があった。
 こんな大昔から「アンアン」があったとか。
 「マンガブームはなぜ下火になったか?」なんて早とちりな論説が載ってたりとか(「最近のマンガには心がないから読者に見放された」んだとさ。1971年時点で。この論説は無記名だったが、筆者が見つかったらぜひ、1971年以降のマンガシーンを振り返ったエッセイでも書かせてみたいもんだ)。
 大阪万博のおしぼり自販機を改造した販売機で手製のエロ雑誌を売った男がワイセツ図画頒布で逮捕された、とか(たいしたベンチャー企業ぶり、と賞賛されてもいいような気もするが)。
 中でも案外忘れられてる事実と言えば、今でこそ国連でデカい顔してやがる中華人民共和国が、当時まだ加盟すらしてなかった事だろうな。どうやって常任理事国入りしたんだか。

 てるくはのる(推定)自殺。こないだのストーカーと言いこいつと言い、さっさと死ぬんじゃねぇ。
 ……とは書いてみたが。どうせ生け捕りにしたところで庶民はこぞって「死刑にしろ」と、犯人の死を要求するんだよな。能動的な死(自殺)はダメで受動的な死(死刑)はオッケー、という心理も面白い。古今東西、死刑よりも自殺のほうが「名誉ある死」とされてきたけど。
 生存を望む罪人には「死ね」と言い、死を望む罪人には「一生かけて罪を償え」と言う。結局は「罪人のあらゆる期待を裏切ること」、「罪人から一切の決定権を剥奪すること」が、復讐の理想なんだろうね。
 そういえば星新一のショートショートに、極悪非道で人間の命の大切さなどなんとも思っちゃいない殺人犯だかを真心こめて優しく世話し、人の心を取り戻し改心したところを待って死刑を宣告する、というすっげーイジワルなお話があったな。「これが最高の復讐じゃないかね?」ってオチで。
 なんとかチヅオに人の心を取り戻させてみたいもんだよな(爆)

 それと、府警の任意同行をかたくなに嫌がるてるくはのるに、母親が「信じてるから、いってらっしゃい」と同行を促したそうだが。
 もしかしたら、トドメの言葉だったかもしれない。
 「信じてるから行ってこい」というのは、裏を返せば、「もし万が一お前が犯人だったとしたら、私の信頼に対する裏切り行為になるぞ」というオドシの意志を相手に与える言葉であって、実はかなり残酷な宣告だったかもしれない。
 本当に「息子はやってない」と信じているなら、とことん息子をかばって、任意同行だって断固拒否するべきだろうし。(キャラクター例:屈斜路湖自殺ストーカー男の姉)
 おぼろげながら「息子がやった」と思ってたなら、「罪をつぐなって来なさい」と諭すべきだろう。(キャラクター例:山田「心のぶつかり合い」みつ子の旦那)
 それが、「身内」のロール(役割)だと思う。
 かくして、すがり所を失ったてるくはのるは、人生最後の長距離走のスタートを切るしかなかった、というところだろうか。自業自得とは言え、ふびんな奴である。

 せめて哀悼の意を込めて、レクイエムを捧げたい。

 ビルのてっぺんにガオー 日野小学校にガオー
 ダダダダダーンと刑事来て バババババーンと拒絶する
 ビューンと飛んでく殺人 てるくはのる
 ある時は陸上の選手 ある時は自宅浪人
 いいも悪いも留年しだい 殺人殺人 どこへ行く
 ビューンと飛んでく殺人 てるくはのる

2月6日(日)
 新田五郎氏、A/Kodama氏に誘われて、東京ビッグサイトで行われた著作権シンポジウムへ。
 個々の事例はいろいろ勉強になった。今までオッケーだと思っていた「模写による引用」が、実は同一権侵害にひっかかりかねなかったというのは衝撃だった。よりによって、『漫画学』でその手法を駆使していた夏目房之介氏自身が言うんだから。
 しかし、全体的には、著作権法をよく知っている法律畑のパネリストがいなかったため、全員が全員、「俺著作権」を語り合うだけに終始したような印象で、きわめて物足りなし。いちばん著作権法知ってそうなのが夏目氏だってんだから、他のパネラーのレベルは推して知るべし。そのせいでもないが頭痛が出て、途中ちょっと寝ちゃう。
 まぁ今回は一回目ということで、まずは問題提起程度でよかったのかもしれない。ああ、でもやっぱものたりない!
 個人的に一番聞きたかった「替え歌」の問題がついに一言も出なかったしね。
 でも次回も行くぞ。この程度じゃ俺の気が済まぬ。

【今日のTV】
 『どれみ#』第一話。大人気シリーズを一旦仕切り直しする難しさは、「『快傑ライオン丸』→『風雲ライオン丸』」など幾多の前例が示しているところ、ファンとしてはドキドキである。
 まずオープニングは楽曲・画面ともにだいぶおとなしい印象。MAHO堂、いまいちボサノバっぽいリズムに乗り切れてない。特に裏拍にぜんぜん乗れてないのがトホホ。「ムーンライト伝説」の歌い手が桜っ子クラブに変わったばかりの頃のイタさをふと想起。まぁ本職の歌手じゃないしね、とフォローにならないフォローをしてみる。
 『デジモン』でテイルモンが選ばれた子供たちと合流したとたんいまいち目立たなくなったように、MAHO堂に加入したおんぷちゃんがキャラ立ちウスくなるかも、との懸念があった。とりあえず知恵袋キャラとして芸風を確立させる方向らしい。『星矢』の紫龍、『魁!男塾』の雷電、と言えばわかるかな。「以前老師に聞いたことがある……」とか「むう、あれが噂に聞く●●●●!」「知っているのか雷電!?」とかね。そのうちおんぷちゃんのデコに「大往生」の刺青がついたりしたら嬉しいのだが。
 「なんで赤ちゃん生まれかけてるクイーンローズの周りに見張りの魔女ひとりいなかったんだ?」というツッコミもあろうが、これは「誕生に立ち会った者が乳母役を押し付けられる」という地獄の掟を恐れて誰も近寄らなかった、とすればまぁ合点がいく。(いくか?)
 新タップはリズム楽器か。あのお着替え、小さいおともだちには3小節めアウフタクトから入る「かかんっ」のリズムが、大きいおともだちには2小節めの靴を打つ態勢(笑)が難しいかもー。新ポロンは弾丸(魔法玉)制を改めマテリア制に。てことはもうヒイヒイ言って商売しなくていいのかな。
 あと、赤ちゃんに大谷いくえもん起用は驚いた。あんなメジャーどころを使うとは『どれみ』としては異例。ああ〜ん、泣き声がピカチュウでちゅう〜〜っっ!!(鼻血)

 オーストリアで極右を含む連立政権成立。モーツァルトも生めばヒトラーも生むオーストリア、あなどれねぇ国。
2月7日(月)
 久しぶりに親といろいろ昔話をしていて、俺の「無能力」、いうなれば「逆スタンド」が判明する。
 「文章で物事を考えられない無能力」であるッ!(ドッギャアーーーン!!)
 なんでも普通の人は、最初から文章で物事を考えるそうじゃないか。昔から「俺以外の人間はなぜあんな流暢に喋ったり書いたりできるんだろう」とずっと不思議だったんだが、なんてこたぁない、みんな、モノを書いたり喋ったりする時は、考えたことをそのまんまコピー&ペーストすりゃいいだけだったのね。
 しかるに俺は、何か物事を考える時には、「単語」や「発想」の奔流が天から降ってくるんだ。それこそ雨アラレと。だから、それを文章なり喋りなりで外界に向けて発信する時は、どうしても、その「単語」や「発想」の奔流を、日本語の文章にトランスレートする必要がある。そこで必然的にタイムラグが生じる。俺が、喋るのも書くのも異様に遅く、日記の更新も平気で1ヶ月遅れる(汗)理由は、そこにある。いや、ずっとこれが普通だと思ってたけど、違うのね。
 教育関係の仕事をしているほうの親が言うには、こういう症例は今では立派な Learning Disability(学習障害)として認定されているそうだな。すげー、俺って実は障害者!? かっくいいー! 障害者手帳くれ。
 改めて考えると、『大宗教学』自体、コマギレの「発想」を並べただけの、まさに俺の頭ん中そのものなメディアなんだよね。その「違う思考法」から生まれたメディアの、尋常なメディアとの感覚のズレが、珍妙なもの好きの一般人を引き付けるんじゃろかー。それなら、自分で何度読んでも『大宗教学』が面白くない理由も同時に説明できる。自分にとっちゃ極めて自然で当たり前な事しか書いてないんだし。酔っぱらいが、自分の行動のどこがオカシイのか全く理解できないのと同じダネ!
 ……やっぱ俺は、一生まともな文章なんて書けない運命にあるのかもにゃー。とほほ。 
2月8日(火)
 先週の「FLASH」に、アーチャリー(16歳)が進研ゼミを受講していた旨の証拠写真が載っていた。ベネッセコーポレーションのイメージダウンは「しまじろうサイトお取り潰し」の比ではなかろう。
 しかし、会員番号から、実はなんと小学2年講座だったことが判明。……せ、正大師……(ふるふる)。
 せっかくだから、新潟の監禁少女と学力くらべでもしてほしいぞ。
2月9日(水)
 読売の朝刊に載っていた「週刊新潮」の広告。
 37歳監禁男の名字が消え、てるくはのる記事の見出しも「母子家庭」が「問題家庭」と差し替えられていた。差し替えられた「問題」だけフォントが違ってて、あからさまに怪しくて笑える。

 小林よしりん、ついに「つくる会」から手を引く宣言。こんな奥歯に物のはさまったような『ゴー宣』も珍しい。

2月10日(木)
 なんかここんとこ仕事に追いまくられて、HPの更新すらままならぬ。
2月11日(金)
 ハト屋敷に白い布が張られる。いよいよ再建か。

 クリエイションに行きたかったんだが、休日出勤のため断念。

 ついに新潟の37歳少女監禁男、逮捕。実名報道もめでたく解禁。
2月12日(土)【ここまでは2000.03.04更新】
 明日のコミティアのために、いやがらせチョコの買い出し。午前中、新所沢パルコの地下食品売り場に行ったらほとんど人がいなかった。おかげで余裕で買えた。1階のバレンタインフェアやってる会場にゃ、さすがの俺でもとても買いに行けねぇ。
 帰って、『大宗教学第拾四號』増産。
2月13日(日)
 コミティア51。【WAIWAIスタジオ】さんに『大宗教学第拾四號』10部置かせてもらう。
 まずはなぜか【WAIスタ】の真正面に配置されていた【木持アート印刷】で『タイムパトロール ユカちゃん』(後編)をゲット。やっぱりすげぇや、このパトス。情念を削って溶かしたインクで描いているようなマンガだ。
 滝季山さんにバレンタイン「YoWiE」を献上、しばらく営業妨害に励む。「小林よしのり『つくる会』から手を引く」ネタなどでさんざん盛り上がる。「辻元清美議員のこと、青山弁護士と対比させれば面白かったのに」と言ったところ、「いや、アレはよしのりがデフォルメして書いてるからそう(青山弁護士みたく)見えるだけだ!」と看破される。うーむ、さすが十数年来のファン歴はダテじゃありませんね、と感服すると、滝季山さん、一瞬せつない表情に。今でも愛しているんだろうなぁ。
 その他にもぐるっと回ってみたが、収穫ありあり。
 【収穫その1】ティアマガで紹介されていた「大学学生新聞に連載されていた4コママンガ集」『うにまん』。「学生新聞の4コマ」と言えば室戸ひかり先生の『かめさん』だが、「まさか」と思って読んでみたら、同じ新聞だった。しかもこの本、けっこう人気があるらしい。やはり『かめさん』もコミティア進出してほしいよう。
 【収穫その2】なんとびっくり、Kyoko Sound Laboratory 本を発見。'95年に何かで聞いた『ガイアの詩』がどーしても忘れられず、アーティスト名も分からず探知しまくり、名前までは突き止めたもののCDがどこ行っても見つからなかった幻のユニットだ。見つからなかったのも当然、この本で初めて知ったんだが、版元が倒産してたのね。作家/ライターと違って、歌手/アーティストって、制度的にどーしても事務所や版元と一蓮托生なところがあるから、こういう時は大変だよな。ともかく、活動していると知ってすごく嬉しい。そして、コミティアにKSL本を出すような勇者がいたことも。思わず著者さまに「まさかKSL本が出ていたなんて思いませんでした!」と言うと、「みんなそう言います……」だとさ。
 そのほか【心臓速報】【ぼそけち商会】等の新刊をゲット。
 『大宗教学』もなんとか10部完売。帰り際、また滝季山さんにご挨拶。カバンの中は「YoWiE」の山。関係者がよってたかって「YoWiE」を差し入れた模様。どうりでさっきあまり嬉しそうな顔をしなかったわけだ(笑)。滝季山さんの戦略目的は「YoWiE」自体にあらず、あくまでも中身のオマケにあり。しまった、そこまでは海のリハクの目をもってしても(以下略)。次からは中身だけにしよう。

 帰り、新田氏、吉田氏、A/Kodama氏とロイホで打ち上げ。時節柄、「モテるための本造り」で議論が白熱。しかし、ぶっとびマンガ評論と嘘情報誌とにせPCエンブレムとバカ宗教おちょくり本の作者がどうやってモテればいいんだか。『神聖モテモテ王国』のファーザーと同じ徒労を働いているような気分。
 なお、「モテるコツ」といえば、そりゃ、「需要」のある所で「商売」をすればいいんだよ。
 即売会でモテようったって、客はまず本をあさりに来ているのであって、異性との出会いを求めて来ているわけではない事をよく認識しなければいけない。アキバのジャンク屋に来てる客にサンマ売りつけようったって売れねーよな。たとえサンマじゃなくて築地で仕入れ立ての大トロだったとしても、しかも破格の100g80円だったとしても、話は変わらない。そりゃ確率はゼロではないが、限りなくゼロに近い。
 サンマは魚屋に並べるべきだ。その点、鈴之助氏のように「ねるコミ」に出るのは戦術的に大いに正しい。
 そういうもんである。

【今日のTV】
 『未来戦隊タイムレンジャー』CASE ONE。な、なんか面白そうだぞ。宗教曲とプログレを融合させたような主題歌がめちゃめちゃカッコイイ。歌詞聞き取れないけど。ピンクがリーダーっぽいとか、30世紀人ぞろいの戦隊中レッドだけ20世紀人とか、今後どないなるんねんな新機軸だらけでワクワクしてくる。かと思うと、「巨大ロボットがぶん殴って発進させるタイムマシン」とか「安いマトリックス」とかで爆笑させてくれたり、いちいち目が離せない。ストーリーがルーティンにハマりだす2クール目以降も、このテンションを保ってくれれば嬉しいのだが。
 『おジャ魔女#』。ハナちゃん(銅像ではない)の声が脳内で自動的にピカチュウの声に変換されてしまう奇病が治らない。あと、先週書いた「マテリア制」はまちがい。魔法の種も消費財だとさ。どれみ初の入浴シーンとか初の髪下ろしとか、貴重な映像のオンパレード。『ターンA』の1話2話でキエルやソシエがぽんぽん脱いだのと同じ理由か?(こらこら)。あと、はるかママのバラ珍な過去にはびっくり。音楽畑の人だったとは知らなんだ。娘に「どれみ」なんて酔狂な名前をつけたのはそれでか。テーマが「子育て」に移行したことだし、どれみがピアノのお稽古をやめた時の葛藤話(略して「やめばな」)とかその線のエピソードもそのうちあるかも。
 『デジモン』。作画最低(涙)。話は悪くなかっただけに残念。来週はなんか「人間、自由!」な話らしい。
 『月光仮面』。新EDの謎がついに解ける。
2月14日(月)
 新聞で、チャールズ・シュルツ(犬マンガのえらい人)死去の報を読む。個人的には、それよりも西村知美(腹式呼吸のえらい人)の訃報のほうがショック。あの豪快な「ウママママー!」「あぶぶぶぶ」が聴けないなんて信じられない。ああ、西村知美よ永遠なれ!
 ※コサキンリスナーはすでに分かってるだろうけど、この場合「西村知美」は「スクリーミン・ジェイ・ホーキンス」と翻訳すること。

 JASRACから俺あてに電話。「やべ、最近掲示板で替え歌擁護発言ばっか書いてるのをチクられたか?」と一瞬ビビるが、単に仕事の話だったのでほっとひと安心。(被害妄想気味)

 こないだ夢の島公園で起きた強盗殺人って、「ホモ狩り」だったらしいね。

2月15日(火)
 兵頭二十八先生の新刊『「日本有事」って何だ』購入。兵頭氏の本とは思えない読みやすさ。
 太平洋戦争当時の国内における情報量を調査するのに、戦前・戦中の通俗本を資料にしているというあたりに、B級学精神に通じる魂を感じる。しばしば同時代の通俗本のほうが、学術書よりも数百倍も雄弁に、当時の時代精神を保存している。
 もちろん兵頭氏の場合、「基本」とされる研究書・歴史書も相当読み込んだ上で、これらの資料を使っていることは言うまでもないが。

 日暮里に行く。妙に生地問屋が多い町。コスプレイヤーだったらヨダレをマーライオンのように噴射しそうなほどだ。
 あと、フグ屋「豊田屋」、そこそこ高いけど、死ぬほどうまい。フグ食って死んじゃシャレにならんが。本格的にてっちりを食ったのは初めてだが、最初にこんなウマいフグを食ってしまうと、後々苦労しそう。

 法の華潜入記事目当てで買った、新生「スコラ」3月号のp.31。ティーン誌読者モデルへのアンケートで「マイブーム」に「キンダーサプライズ」と答えていた女がいたが、それについてた図版は「YoWiE」……。逆だったら滝季山さんが猛抗議していたかもしれない。しっかりしろスコラマガジン!
2月16日(水)
 9時頃、バスを降りると、都心方向から昇る大きな黒煙。屋上へ行って写真撮ろうとしたが運悪くカギが閉まってた。昼のニュースで、秋葉原が燃えたと知る。

 『無限のリヴァイアス』初見。服部克久音楽、やはり小林亜星が聴けば何かのパクリに聞こえそうだなぁ。噂の「キャラのコワレ具合」だが、このくらい普通では? 『デジモン』のヤマトだって時々こんなもんだし。

 マスミハウスも全焼。
2月17日(木)
 『クローズアップ現代』でオーストリアネタ。極右・自由党の党首、ちょっと滝季山さん入ったいい男。日本で言えばモリケンか石原慎太郎に該当する、典型的マッチョ政治家やね。洋の東西を問わず、体育会系の政治家がほぼ例外なくファッショに走るのはなぜなんだろう。よくわかんないので、とりあえずマッチョとファッショの語感が似ているせいということにしておく。ダメ?
 ちょうど昨日『無限のリヴァイアス』観ちゃったせいか、「秩序」「秩序」と言われりゃ言われるほどウサンくささを感じてしまう。困ったもんだ。
 この手のマッチョでファッショな手合いには、ぜひ、「『秩序』をそこまで前面に押し出さんでも世界はそれなりに動くもんだ」と、人類のファジーさを高らかに讃美した、新田五郎先生の傑作ヒーローマンガ『ウロオボマスク』を読ませてやりたい。まぁそのくらいじゃ改心しやしねぇことは百も承知だけどな。
2月18日(金)
 なあぷるの『週刊聖書』、やっと本誌をじっくりねめ回す機会ができる。さっそくツッコミどころを発見。
 新約聖書「マタイによる福音書」第25章に、「世の終わりの前兆」を予言したイエスの言葉がある。実際には、紀元70年のローマ軍によるエルサレム陥落を踏まえた記述とされているが、ハルマゲドン好きなオウムがこんなおいしい箇所を見逃すわけはなく、『週刊聖書』でも、コラムでほぼ原形どおり引用されている。
 ただし。「原作」のこの項目には、「終末の直前には私(イエス)の名を騙る偽メシアが続々現れるが、それは全部ニセモノだ、惑わされてはいけない」というわりと詳細な記述があるのだが、『週刊聖書』では、単に「偽メシアが現れる」の一言でさらりと流している。
 そりゃそうだよな。『キリスト宣言』までした代表的偽メシアであるところの誰かさんを否定するような引用はできねーよなー。信者として!

 『月光仮面くん』音楽集と『ポケモン』『タイムレンジャー』『モンコレナイト』の主題歌シングルを買う。やっぱり『タイムレンジャー』はカッチョイイ。『モンコレ』もOP、EDともに良し(歌の音程がチトうわずるのはご愛嬌の範囲)。

 某漫画家に身も心も捧げている知人から、「職場で『顔も頭もいいけれどシャブ中の男に貢いでいるみたい』と言われた」と嘆き(笑)のメール。
 だったらさしずめ俺は「マニアしか相手にしないC級カルトアイドルの追っかけ」か。オウムやらロッテやらながいけんやら。
2月19日(土)
 部屋の片づけ。

 アーチャリー一行が警察に出頭・逮捕。でも相変わらず「わ〜た〜し〜は〜やってない〜け〜っ〜ぱ〜く〜だ〜」の一点張りらしい。じゃあなんで出頭したんだよ。無罪放免されるようなナイスな言い訳でも考えついたのか? 進研ゼミ小2講座級の脳味噌でさ。(爆)
2月20日(日)
 『月光仮面くん』。「地球人は、安ければ買ってしまうのだ!」は、けだし名言。
 オウムのパソコン買った奴ら全員に聞かせてやりてぇや。
2月21日(月)
 とある教会の、盲人用朗読テープサークルの人たちと話をする。
 俺も、替え歌吹き込んだテープを作ろうかな、と密かに画策(笑)。
 てゆうか、冗談抜きで、視覚障害者は「裏情報」や「同人」からも疎外されてんだよな。アニメだって映画だってコミケだって視覚障害者には無縁だし。「障害者は心がキレイ」とかいうド偏見が、ホーキング青山氏らの奮闘むなしく現在でも根強く生き残っているが、そりゃそうだよな、そういう外道な情報にアクセスできないんじゃ、立派な鬼畜にゃなれないよな。それが不幸か否かというのはまた別の問題として。
 だいいち、江戸時代の塙保己一みたいな「盲目の博学者」って、今、いないでしょ。視覚テキスト文化が発達しきった現代社会では、どうしても視覚障害者が文化の本流から取り残されてしまう。それはやはり不公平だし、塙のような貴重な才能を埋もれさせることにもなる。
 というわけで、「視覚障害者のための」替え歌テープを、視覚障害者向けにボランティアで無料配付。
 俺自身が口三味線で歌う……もとい、「音訳奉仕」するんだ。
 もちろん商売じゃなくてボランティアだ。
 うまくいけば、「障害者扱い」ということで郵送料タダになるかも。(なるかい!)

 葛西伸哉先生の新刊『エシィール黄金記 封剣の王子』購入。あいかわらず、ストーリーテリング、キャラの魅力、全てが高水準でバランスの取れた小説。戦闘機で言えば零戦21型、いや、マスタング(マーリンエンジン搭載型)のような洗練感。「大馬力」とか「重武装」とかいった性能的特徴はないのだが(あえて言えばウンチクの懐の深さぐらいか)、なぜか読むとワクワクしてくる。
 とりあえず、ホモの商務顧問様の台詞は、頭の中で自然に塩沢兼人声に変換しながら読んでしまう。ルーヴォはあと十年戦える!(そんな台詞はない。)
 王女様はなんとなくかないみか希望。『月光仮面くん』の宇宙貴族調で頼む。
2月22日(火)
 ザ・グル高橋弘二、やっと逮捕。
 ただのイジケ虫なチヅオとは一味違う、天然の味を法廷で存分に見せてくれることを期待。

 「トーハン週報」で、『魔法陣グルグル』がテレビ東京系列で再アニメ化の報を知る。
 もうあんなエヴァよりひどい最終回だけはゴメンだぜ。(哀願)

 『エシィール黄金記 封剣の王子』読了。てっきりドラクエかと思ってプレイしてたら実はトルネコだったとは、まんまとヤラレた。
 つくづく、こんな地味なテーマを、こんな痛快に描ける葛西先生の筆力には感嘆するほかなし。さすがは俺の見込んだ男。(えらそう)
2月23日(水)
 皇太子、40歳の定例記者会見。なんか羽田元首相みたいなツラになってきたな。
 昨年末の皇太子妃妊娠報道に対して、皇族のコメントにしては異例なほどの苦言。大いに同感。本当は殿下も、バーホーベン映画よろしく記者どもに向けて重機関銃でも乱射してやりたいところだったろう。それができない立場って、つらいよな。

 「小学館の公式サイトが、【画像使用・著作権について】というタイトルで、ネットにおける著作物使用のガイドラインを発表した」と、密偵からタレコミメール。
 さっそく行ってみて、少なからず衝撃を受けた。以下、「引用」を逸脱しない程度に引用。

>>お願い
>>小学館はインターネット及びイントラネット上において、
>>当社の出版物を以下の行為に使用することを禁止しております。
>>
>>・出版物の装丁及び見開きなどの画像の全体又は一部を掲載すること。
>>・出版物の内容及び目次などの全体又は一部を掲載すること。
>>・出版物の要約及び出版物を元に制作した小説などを掲載すること。
>>・キャラクターの画像及び写真等の全体又は一部を掲載すること。
>>・キャラクターの自作画(イラスト・パロディなど)を掲載すること。
>>・出版物やキャラクター(自作画を含む)をフリーソフトやアイコン、
>> 壁紙等に加工して掲載すること。
>>・小学館ホームページの内容(画像・データ・ソース)の全体
>> 又は一部を転載すること。
>>
>>以上の行為は営利非営利の目的いかんに関わらず著作権等の権利侵害となります。
>>守っていただけない方には法的手段を講じることもありますので、ご注意ください。

 さきほどの「衝撃」というのが、もちろん、著作権のシビアさに対してなんかじゃなくて、この文章のムチャクチャさ対する衝撃であることは、読んでいただければお分かりいただけるだろう。
 だって、もしこの文章を杓子定規に捉えれば、よその出版社が自分の所の媒体に小学館の本の書評を載せるのだってNGになるんだよな。それじゃ小学館、自分の首絞めることになるぜ。  実際、大新聞や大手週刊誌に書評が載ると、同じ媒体に同じ面積の広告を載せるよりもはるかに大きな宣伝効果がある。しかもタダだよタダ。そんなオイシイ権利を捨てるような宣言は、正気の沙汰とは思えぬ。
 もちろん、このガイドラインを書いた人も、「出版社による書評ならオッケー」と、頭の中では思っていただろう。ページには書かなかっただけで。ならそれで
 「売り上げにつながらないようなシロートの書評などいらん!」
 「消費者は黙って消費だけしていればいいんだ!」
と書いてくれれば俺は納得するよ。「うむ、正直でよろしい!」と(笑)。ワシントンの故事を出すまでもなく、正直は美徳である。
 ここで小賢しく「著作権」なんぞを言いわけに持ち出した点が、美しくない。
 てゆうか、よその出版社にとってはすげぇ迷惑だと思う。マヌケだよなぁ

 花札屋上がりの某ゲームメーカーならともかく、我が国を代表する(しかも学習雑誌で知られる)大出版社の「著作権」認識の、このあまりの大雑把さ。まがりなりにも同じ業界で禄を食む者の一人として、唖然とするほかのリアクションもなし。
 やっぱ「ポケモン」つながりで、花札屋の悪い影響でも受けたか。それとも例の『脱・ゴーマニズム宣言』への牽制か?
 ああ、『神聖モテモテ王典』のANI氏に作ってもらった、ファーザーを意味もなく意匠に使用している当HPのバナーをどうしたものか……。もちろん直接抗議されるまではほっとくけどな。

 ツッコミどころには事欠かない文書だが、キリがないので今日はこのくらいで。
2月24日(木)
 TV朝日『やじうまワイド』の「読んで得する読ん得ファイル」のコーナーで、朝日新聞が載せたいわゆる「パラサイト・シングル」=いい歳して自立もせず実家で暮らしている若者たちに関する記事が紹介された。
 そのとたん、出演者一同「甘えるな」だの「後で本人が苦労するんですよ」だの「気の毒な人たち」だのと、もう暴言苦言の雨あられ。さすがにコーナーの最後に「(パラサイトの方々に対して)暴言がありました……」とフォローを入れざるを得ないほどのボロカスな言いようであった。
 「ふーん、自活している人って、実家者をそういうふうに見てるんだ」、てな感じでちょっと面白かった。
 そう言えば「パラサイト・シングル」って呼び名(「SPA!」の見出しあたりが発信源と推察されるが)にもそこはかとないイヤミくささが感じられるし。
 自身もその「独身寄生虫」である俺としては、首都圏で自活できるほどの経済力を持たない我が身のふがいなさを変に正当化するつもりはない。へいへい、あたしゃ「甘え」てますし「後で苦労する」し「気の毒な人」でごぜぇますだ。あわれな寄生虫でございとしか言い様がないですだ。収入を貯蓄にばっか回してごめんなさい。

 LPO「オタクアミーゴス」トークライブへ。整理券をくれた鈴之助氏には大感謝。
 あまり大きな声では言えないが、オタアミのライブを観るのはこれが生まれて初めて。
 本(『オタクアミーゴス』や眠田先生の『MINDY POWER』)に載ってるのは、印刷できるごく狭い範囲のネタだけだったらしい。印刷物に載らなさそうな部分は、もうひでぇのなんのって(心からのほめ言葉)。
 「愛の戦神パルテオン」のバカさ加減に「自腹で観なくてよかった」と安堵し、「『ID4』の映像に『マッハバロン』OP」のカッコよさにシビれ、「『スターシップトゥルーパーズ』の映像に『哀・戦士』」の執拗な「死にーゆくーっおーっとこたちはー!」リフレインに爆笑、全編CGの「機動武闘伝Yヤマト」にぶっ倒れ、京大の「怨念戦隊ルサンチマン」に泣き、「シンプソンズ」の特にひでぇ回に戦慄し、ソフトオンデマンドの「言葉責め」ビデオに唖然とし、とどめに韓国で一番低レベルの特撮「二丁拳銃小僧(仮名)」に精気を吸い取られ、時間はあっという間に23時過ぎ。
 途中の中休み、ひえだ先生にご挨拶。某誌に載ったインタビュー記事を拝見すると、おおっ「人として最低教」の名が活字になっている! メジャーデビューの日も近いぞ!
 帰り際に木持アート出版の『タイムパトロール・ユカちゃん』前後編を唐沢先生に献上し、帰宅。
 次の機会もぜひ行きたいもんだ。
2月25日(金)
 兵頭二十八『「日本有事」って何だ』(PHP)、読了。
 兵頭学派入門書……と言いたいところだが、内容的にはそうでもない。もちろんそういうつもりで作った本じゃないことは重々承知しているが、せっかく読みやすい体裁をとったんだから、「1兆440億円ポッキリの核国防計画」のサワリなど、兵頭ワールドのキモを網羅した入門書的性格も欲しかったかなー。
 兵頭先生は「同じことを他の本にも書く」のを嫌がる。以前からのファンにとっては有り難い話なんだが、新規ファンを獲得する上ではちょっと不利かも、とお節介なことを考えてみる。だったら自分が企画してみろってなもんだが、ウチじゃ出せねぇからなぁ。残念。

 近鉄の盛田幸妃投手の自伝『彼女がくれたマウンド』(だったかな)を立ち読み。
 脳腫瘍からプロのマウンドに復帰した、その不屈の闘志には心からの声援を送りたい。
 しかし、「高校二年の夏も甲子園に行った」、という記述だけは聞き捨てならぬ!
 その年は函館有斗、イワオ率いる東海大四高に地区予選準々決勝で負けてただろーが!!
 反動的な歴史修正主義に対しては、断固憂慮の念を表明せねばならぬ!
 ペナントレースでリベンジだイワオ!!(幕張方面に毒電波を発射しながら)

 お気に入りの検索エンジン「Ringring」、財政難で近々閉鎖とのこと。論文書き終えて、研究費が下りなくなったのか? 心から残念。そして、短い間だったが、今までありがとう。敬礼。

 F※「オタクアミーゴス会議室」に鳥が。よほど『リヴァイアス』でかき乱されるようなトラウマを抱えていたんだろうな、きのどくに。
 俺も「エグすぎる人間ドラマ」は苦手なほうだが、それだけ受け手の心を無駄無闇にかき乱すストーリー・演出ができる技術に対しては、素直に評価することにしている。たとえば秋葉凪樹のマンガとかね。
2月26日(土)
 日記とリンク集を更新。
2月27日(日)
【今日のTV】
 『クウガ』。番組ラストの主題歌CDプレゼントコーナーはいいのだが、クウガがCDを紹介するのではなく、五代(変身前)と一条がツーショットで出てきて、しょっぱな五代が
 ウワサの二人がお届けする……」
ときたのには爆笑。「確信犯」だ。制作側は確信犯的に、あの二人をイチャイチャさせている! 花京院の魂を賭けてもいい!(「グッド!」by ダービー先生)。ああ、「ライダー×立花のおやっさん」以来のカップリング構造が、こんなわかりやすすぎる形でこの世紀末の世に現れようとは、このリハクの目をもってしても(以下略)。かくなる上は、立花藤兵衛の故事にならい、一条刑事にもぜひ『おれが一条薫だ』を吹き込んでほしい。「だ〜れがな〜んと言おうとも〜、お〜れが薫〜、一条薫〜だ〜」と棒読みに近い歌が入り、あとは児童合唱でごまかす。そして光の早さで「なかったこと」にされる、と。(爆)
 『おジャ#』。お仕事のため、夜だけハナちゃんの世話に現れるおんぷちゃん。やはりおんぷちゃんは三人組と別行動をとった方がキャラが立つ。さすが東映、「ニヒルな最強戦士の法則」が徐々に明確化してきてくれて嬉しい。で、本日の圧巻はやはり、大谷育江の鼻水をすする千葉千恵巳に尽きよう。フェチ王・睦月影郎先生も観ていただろうか?
 『月光仮面くん』。浦沢名物・「●●●●になりたかった怨念」炸裂!
2月28日(月)
 暖かくなったのはいいが、花粉が目じゃなくてカラダに来る。
 『オタスケマン』の何とかってロボット(名称失念)がトンマノマントの命令電波を傍受した時みたいに、カイカイダンスを踊る。
 寒いのもイヤだし、ぬくくなるとコレだし。嗚呼。

 あの人のヨメを撃つために 今ひとりライフル持ったの
 辞めろとせまる校長や体育教師 横目で追いこして
 警察はもう気付くころよ 古雑誌にルージュで遺言
 浮気な恋を早くあきらめないかぎり 撃ち殺すしかない
 不倫な気持ちをのこしたまま 街で散弾銃 引き金引くわ
 明日の夜 零距離射撃で 殺らせてもらうわ マイ・ダーリン

 あの人はあわててるころよ 玄関先の死体に弾痕
 手あたり次第友だちにたずねるかしら 私の行く先を
 不倫な気持ちをのこしたまま 街で散弾銃 引き金引くわ
 明日の夜 零距離射撃で 殺らせてもらうわ マイ・ダーリン
 殺らせてもらうわ マイ・ダーリン

2月29日(火)【ここまでは2000.03.05更新】
 韓国で500ウォン偽造団6人逮捕。
 ニセ硬貨で生き埋めにしてしまえ。

 エホバの輸血裁判で、最高裁判所が高裁の二審を支持する判決。あ〜あ。
 だーかーらー、エホバの輸血拒否とインフォームドコンセントの問題をからめるんじゃねーってあれほど言ってんのに!
 エホバ患者に断りなく輸血をしたのが賠償に値する? だったら、ライフスペースのミイラを解剖した千葉県警も有罪になっちまうぞ! いいのかそれで!?

 防衛庁など10省庁がオウムのダミー会社にソフトを発注してて、まんまと外部から侵入できるよーにシステム組まれてたんだと。
 日本中で「そんなんでお国が守れるかバカ」と思った国民が1億人はいるだろう。
 オウムはここで、外部から(つまりは自分らが)システム内に侵入できるよーに、細工を施していたという噂もあるが、現在のところ確証を突いた報道はない。
 もし小細工もせず、いたってマジメにお仕事やってたんなら、別にいいんじゃないの? と俺なんかは思うんだがなぁ(笑)。何年もオウムのパソコン屋と、そこからパソコン買ってた客を野放しにしておいて、何を今さらって感じ。
 ただーし。もし、ファイヤーウォール無力化するような細工をしてたりとか、実際に侵入していたとか、内部データを持ち出していたことが分かれば、話は全く別だからな。そうだったら、ただじゃおかねぇ。
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