| ページ末尾へ 前の月へ 次の月へ 日記一覧へ戻る HPトップへ戻る |
|---|
| 6月1日(木) |
|
オウムって、グノーシスによく似てるわりには肉体性が濃厚なのが、基督教から見ると興味深い。やっぱり(教祖・幹部限定ながら)セックスを肯定してたためか。基督教にはタントラみたいな思想はないし。 それでも、チヅオを処刑したら、ドケティズム(仮現論)的信仰が生まれてくるんだろうか。 考えてみれば仏教ほどグノーシスが生まれやすい世界観もないわけだが、やはり過去にオウムみたいな「仏教版グノーシス」は山ほど生まれてきていたんだろうか。 ……あっと、気にしないで。ただの覚え書き。 LPOで鶴岡法斎『マンガロン』出版記念トークライブ。満員御礼。『マンガロン』も(氏の著書にしては)好調に売り上げを伸ばしているようで、なにより。 メジャーどころは老いも若きも「手塚の系譜」ばかり追いかけ、その潮流に竿さす連中も結局は「マイナー好みの奴なら誰でも知っているようなマイナー漫画」(鶴岡談:「たとえば『エイリアンなんとか』とか」)しか取りあげない、現代思想用語で埋め尽くされた退屈な漫画評論シーン。そんな中、氏のような「身の丈の漫画論」「生活の座に根ざした漫画論」が着実に支持を受けてきている現象は、考えてみれば当然だ。 「なぜ、漫画評論家は誰も『キン肉マン』を語らないのだ! たしかに絵もヘタで話も支離滅裂だが、それにもかかわらず『キン肉マン』があんなに売れた理由を、なぜ誰も語らないのだ!」。まさにその通り。 技術論とか芸術論とかマーケティング論とか何巻にはどのキャラが何回出たなんて瑣末なデータなど、読んで何が面白い。「俺たちが読んで面白いマンガ」が「なぜ面白いのか」、そして「今、面白いマンガ」はどこにあるのか。それを教えてくれる、純粋に「俺たちの俺たちによる俺たちのための漫画論」を、俺たちは欲しているんだ。……そんな鶴岡氏の叫びに満ちた熱い爆笑トーク(「爆笑」なのかい!)に、ひたすら笑い続け、また、義憤に燃えたりした4時間であった。 様々な名言・金言・暴言が飛び出したが、中でも「マンガ単行本には担当編集者名もクレジットせよ」とはまさにしかり。マンガ家の担当編集者への依存度は、他の出版ジャンルの比ではない。たとえば学術書になると、編集者の仕事はスケジュール調整や校正などの裏方的仕事になるが、マンガの場合、担当編集者は作品の傾向に口を出す(口を出すなんてもんじゃない、マンガ家が日本政府なら担当はアメリカってぐらいの干渉レベルである)だけでなく、コンビニとTV以外に世間との接点を持たないマンガ家と一般社会との仲介を果たす、「今の生活で一番つきあいの深い社会人」でもある。だからマンガ家と編集者がよく結婚するんだ。学者と学術書編集者が結婚したなんて話は聞いたことないぞ。 そして、例を挙げればキリがないが、担当編集者によって運よく才能を見い出され開花させた作家もいれば、逆に才能を潰された作家はその何倍もいる。同じマンガでも、連載中に担当編集者が変わると作風も変わるほどである。それほど、マンガ作品における編集者の占めるウェートは大きい。だから、マンガを単行本にする際には、「この作品は週刊●●昭和●●年●●〜●●号まで連載」だけでなく、「●●〜●●話までは●●●●が編集担当」というクレジットも付してほしい。マンガを評論するならそこまで知らなければ正当に評価できない、と。 だから、氏は言う。「作家ごとの作品評論じゃなくて、編集者ごとにその担当作品をまとめて評論してくれる人はいないだろうか。この編集者はこういう好みがあるとか、誰を潰したかとか」。さらに、「作家の側から編集者を逆指名できる制度を作ってくれ!」と。本当にそれができたら、才能をかなり有効利用できるのではないだろうか。 そして、マンガ誌の編集者が、いとも無造作に雑誌掲載原稿を紛失するという話はショックだった。それで、復刻が不可能な作品も少なくないという。文章ものなら雑誌から文字起こしもできるが、マンガではそうはいかない(マンガ雑誌の印刷誌面と本文用紙を考えてみてほしい。あれを版下にできるほど無神経な奴はおるまい)。こまめに作家自身が保管するにしても、20年選手になれば原稿で家が埋まる。 「作家たちが共益金を出し合って、マンガの原稿を集中管理する共同倉庫を作れないものか」。あ、それイイ。そうすれば、初出出版社が既得権とばかりに原稿を抱え込んで(自分で単行本化もしないくせに)ヨソに貸さないなんてケースも少なくなろう。 ほかにもいろいろヤバい話題もてんこ盛りで、笑えると同時に知的好奇心も十分に満たしたライブであった。さすがは早稲田の講師。語り口の絶妙さは折り紙つきである。ゲストの葛西伸哉氏も、鶴岡氏とは好対照な落ち着いた調子で、鶴岡氏に対して一歩も引かない濃いネタを連発。今後このコンビでトークユニットを組んでもいいかもしれない。 ただ、新田五郎氏をお誘いするんだったと死ぬほど後悔する。たとえイヤと言われようと、首に縄つけてでも連れていくんだった。(図々しい) |
| 6月2日(金) |
|
きのうのライブの疲れが出たので、午前中休む。 午後から職場へ。慰安旅行(to 韓国)の旅行委員に「何を食いたい」と聞かれたので迷わず「犬」と。やっぱり本場の補身湯(ポシンタン)、食べてみたいじゃない。 コリアのコリアの補身湯 あなたのお肉は何の肉 ソウルで聞いてもわからない プサンで聞いてもわからない わんわんわわん わんわんわわん ナベの中にいるお肉ちゃん 犬のおかわりさん 煮立ってしまって わんわんわわん わんわんわわん という無意味な歌がエレベータの中でひらめいてしまい、うずくまる。 とか自画自賛した数時間後、また鈴之助氏の替え歌に泣かされる。 「大人は見えない、しゃかりきコロンブス」→「言葉じゃ言えない、やらしいコトする」だと。なんで? なんでそういうパーツをはめ込めるの? 上手すぎるよ。 きのうLPOに行く前に古本市で買った、須賀一郎著『福永法源の解剖』(フーコー発行・星雲社発売、1300円+税、2000.2.28初版)がめちゃめちゃバカ。この場合の「バカ」は、「パワーあふれる」という意味ではなく単に「頭悪い」というネガティブな意味のバカなので要注意。 最初は「法の華」をボロクソにけなした本だと思って手に取ったんだけど、これが実はてんで逆! 「宗教とサギのボーダーラインはグレーであり、第三者がとやかく言えるものではない」 「一旦信じておいて、あとになってから『サギだ』と訴訟を起こしたって、それは信じたあなたのほうも悪い」 「にもかかわらず『法の華』事件がここまで大騒ぎになったのは、新興宗教といえば何でもうさんくさがるマスコミに煽られたせいである」 というのが本書の議論でして。最後のは同意するが、前の2つは、あまりにも被害の実態を無視した暴論と言わざるを得ない。「信じたおまえも悪い」なんて言ったら、宗教がからまないサギ事件だって全部、「相手を信用した被害者が悪い」ということになる。豊田商事もKKCもオレンジ共済も結婚サギも寸借サギも。自分が何を言ってるのかわかっているんだろうか、須賀一郎。 この「須賀一郎」が他にどんなバカな本を書いてやがるのか検索してみたが、奥付には「著書多数」とあるわりには、TRCにもNACSISにもさっぱり引っかからない。RingringでもInfoseekでも本書の新刊情報しかヒットしてこない。ダメモトで「もぎたてgoo」でやってみたら……。見つかったよ、著者本人のカキコが残ってる、掲示板過去ログが。「こんど『福永法源の解剖』という本が出まーす」って。 だが、ここで新たな真実が判明。実は「須賀一郎」というのは何人かのライターによる偽名とのこと。なるほど、それじゃTRCでもNACSISでもカスらないわけだよ。で、この掲示板のマスターは、マスコミの新興宗教バッシング史をまとめた第三章の執筆を担当したとのこと。たしかにこの第三章は、本書の中では「法の華」弁護色が比較的少ない中立的な記述がなされ、明らかに他の章とは違う著者と分かる。この人はフリーのライターで、宗教の知識はぜんぜんなかったけれどあれこれ勉強して書いたとのこと。一夜漬けにしてはよくできてるけど、でも……仕事、選んだほうがいいよ。悪いことは言わないから。 で、その第三章以外は完全に「法の華」の言い分ばかりを並べ立てるばかり。こっちの執筆担当は、もしかしたら例の「天声ゴーストライター軍団」じゃねーのか? あまりのスバラシサに心の琴線がベンチャーズにテケテケテケテケかまされたかのごとくかき鳴らされ、気がついたら午前3時頃、と学会パティオに書評をUPしていた(あとでHPにもUPします)。筆が乗ったわりには、10,000字ちょっとの書評を書くのに5時間もかかるなんて。1時間あたり原稿用紙5枚か。やっぱしダメだな。筆で収入を得るなど夢のまた夢。 |
| 6月3日(土)【ここまでは2000.06.04更新】 |
|
本棚をひとつ、大きいのに取り替える(ヤドカリ生活)。ついでに掃除。髪も切る。 あとは日記書いたり。 来週、アーナンダ井上嘉浩(死刑求刑)に判決か。心情としては死ね死ね死んでしまえクソバカヤロウと言ってやりたい。おまえのせいでなぁ、おまえのせいでなぁ、 (以下784行削除) これまでのオウム裁判のパターンとしては求刑通りデスバイハンギングだろう。超例外・林郁夫ほど、真相解明に大貢献したというわけでもないし。しかも、地下鉄だけではない、オウムがかかわる一連の事件に大抵首を突っ込んでいる。「逆貢献度」は林郁夫の比ではなし。 同年代の知人・友人が死んだことは何回かあったが、死刑宣告される知己は初めてである。そういう意味ではちょっと感慨。もっとも、あっちは俺のことなんざ知らんだろう。千何百人にのぼる勧誘相手の一人一人なぞいちいち覚えちゃいまい。「おまえは今までに食べたパンの枚数を覚えているのか?」(by.ディオ・ブランドー)てなもんで。だが、そっちにはワンオブゼムだろうが、こっちにとっちゃあ実際に話をした数少ないオウム幹部の一人だ。 おまえに勧誘された時に言われた だまされたと思って飛び込んでみなよ って名(迷)文句があったな。『大宗教学第伍號』でも書いたけど、ほんと心底 だまされなくてよかったよ。 ありがとな、おまえのあのセリフを言うと、みんな爆笑してくれるんだ。おかげで「有名人ポーカー」では重宝させてもらっている。「1995年2月、西武新宿駅近くの路上で風俗の立てカン持ったおっさんと談笑していたウド鈴木(天野なし)!」以上の、数少ない切り札として。 控訴するのかどうかは知らないが、まぁ、できるなら簡単に死んでほしくない。さっきの「死ね死ね死んでしまえクソバカヤロウ」とは矛盾するけど。簡単に死ぬな。生きて、おまえがオウムに引きずり込んで人生を狂わせた全ての信者・元信者に謝れ。つぐなえ。ちくしょう、おまえのせいでなぁ、おまえのせいでなぁ、 (以下1563行削除) |
| 6月4日(日) |
|
こんどは衆議院解散にぶつけて「日本の国体」か。 こないだ、小渕が死んだ日に「神の国」が出たと思ったら、またか。 イベントがあるごとに失言する習性でもあるのか。それとも何か深い理由でもあるのか。 日記を昨日まで更新。『福永法源の解剖』書評UP。リンク集に志水一夫先生のサイトを追加。 【今日のTV&ビデオ】 『デジ02』。「賢ちゃん、ぼくを実験台にして!」……華岡青洲の妻かおまえは>ワームモン。イービルリングもイービルスパイラルに強化され、緊縛度もアップ(笑)。次はギャグかハーネスか。日曜の朝という時間帯の限界に挑戦だ。3クールあたりで浣腸プレイ出現か?(スカトロネタは前作からやってるけど)。ああ、なんてイヤラシい番組ザマスか! あと、先日職場の先輩から借りた『ピカチュウのふゆやすみ2000』。こんなにCMびしばし入れまくったビデオを有料で販売するたぁいい根性してるぜ小学館。神崎“地震・雷・火事・わたし”まきの生存が確認できたのは収穫。 |
| 6月5日(月) |
|
腹痛で40分遅刻。日中、さっぱり仕事する元気なし。 どうもあちこちで、「ネオむぎ茶は狙撃すべきだった」論が目立つようだが。みんなちょっと(悪い意味で)アメリカナイズされすぎ。 結果オーライとは言え、やっぱネオむぎ茶は生け捕りにして正解だったと思う。 おっと誤解するなよ、別に「人命尊重」とかネオむぎの人権云々なんて、俺はひとかけらも考慮しちゃいない。 生きてればこそ、今後の裁判でみっちり事件の真相が糾明できるんじゃないか。 被害者には気の毒かも知れない。でも、生かしといたからこそ、その被害者自身がいちばん知りたい、「自分はなぜこんな事件に巻き込まれたのか」、「事件はなぜ起こったのか」という真相を吐かせることができるんだし。おまえらだってそうだろ? もしあのガキを撃ってたとしたら、「なぜ撃ったバカヤロウ」って意見が、今の「撃つべきだった」発言の10倍は飛び交っていたはずだよ。 高田馬場のBOOK OFFで旧『グルグル』のサントラと、いろいろ黒い噂のあるオリジナルアニメ『翔ちゃん空をとぶ』の原作小説をゲット。 |
| 6月6日(火) |
|
昨日買った、『翔ちゃん空をとぶ』の原作本(牧奈一慶・著、勁文社、1992年12月10日初版、1995年3月15日3刷)を読む。 ぎゃーっははははは、サイコー! オモシロすぎっス! 笑い死ぬっス! 電車の中じゃなかったらマジで床を転げ回ってたかもしれない。 『翔ちゃん』って、裏モノ界では映画のウサンクサさばかりが知られてるけど、話自体もこんな抱腹絶倒のヘッポコSF(と呼んだらSFの人に殺されるぐらいひどい)だったんだ。もう徹頭徹尾バカの嵐なんだが、特に後半のUFO空中戦のヨモスエさには目頭が熱くなる。なんだよ「レーザーミサイル」って(※レーザー誘導式ミサイル、というわけではない)。なんだよ「レーダーミサイル」って(※対レーダー破壊ミサイル、では明らかにない)。日本全国から公募したフラッシュチャイルドも結局役目はUFOにしがみついてるだけだし。支離滅裂にもほどがあるぞ。 ああ、ビデオが出ていたらぜひ観たい。観せろ。 東京地裁、アーナンダ井上嘉浩に対し、下馬評を大きく覆す無期判決。 「実行に携わってなかったから死刑とまでは……」ってわけか。 そう、あいつはヨゴレ仕事は全部手下におしつけ、そんで手柄はみんな一人占めしてたっけな。 そのヨゴレ仕事をおしつけられて、実刑くらった元部下が何人いるか。 仕事だけじゃなくて、うまく罪まで手下におっかぶせたようなもんだな。 まっこと、管理職の見本のような奴である。氏ね。 以上、本能の叫び終了。 理性の気持ちとしては、生きて、今まで道を誤らせた全ての人たちに償っていってほしい。死刑にするばかりが「被害者感情」の尊重ではないからな。 「被害者感情」をもってして「死刑」を望む、という意見はよくある。だが、それで被告が死刑執行されてみたところで、当の遺族に感想を聞いても「ああこれで全てが終わった、スッとした、これで明日から元気はつらつに生きていけます!」なんて言う人はいない。10人に聞けば10人とも「それでも被害者は帰ってこないんです、やりきれません」と答えるだろう。被害者が、遺族が本当に求めているのは、量刑の重さなんかではない。そこに目をつぶっていては、「死刑論議」は何万年たってもスレ違い続けるぞ。 (エンタテインメントとしてニュースを眺めている第三者は、結末が「死刑」でなきゃ面白くないから「死刑」を望んでいるのである。『大岡越前』で極悪人が必ず磔獄門申し渡されるのと同じ感覚で、実際の事件をも捉えているだけ。) だが、井上が本当に悔悟しているのかどうか、それはわからん。 同じ時代を生きてきた同い歳の人間の印象としては、林郁夫ほど真摯に後悔しているようには思えない(林郁夫の後悔もかなりいい気なもんであるが)。 これはあちこちで指摘されている事だが、捕まる前はチヅオをグルと仰ぎ尻尾を振ってたくせに、捕まった後にチヅオ批判に転向したのは、単に「目上」がチヅオから裁判官や弁護士に変わっただけにすぎない。いずれにしても「目上への依存体質」は変わらない。目上に依存するということは、責任も全て目上におっかぶせるということに他ならない。しかも、実際の殺人行為は部下にやらせたわけだから、本人の責任感覚はかなり希薄なのではないだろうか。「立案は上司が、実行は部下がやったとは言え、ボクチンにも責任の一端はありますごめんなさい」程度の感覚にちがいない。「悪いとすれば、あんなのをグルと慕い、部下の暴走を止められなかったボクチンが悪いんです」と。ああ中間管理職。 いわんや、今まで入信させた1000人の信者への責任をにおわせる言葉は、寡聞にして聞いたことがない。自分が入信させ、入信後もおのれの手足のごとくこき使い、結果的に前科を背負わせた人々への謝罪と悔悟の言葉。個人的には、それを聞きたいのだが。まぁ、これは以前の日記でも書いた、「1945年8月15日を境に教科書にスミ塗らせた元軍国教師ども」みたいなもんで、こういう問題に関しては我が国のマスメディアや世論は極めて甘い。誰が言い出してくれるやら。 検察はもちろん控訴するそうだ。当然だろう。あの判決では俺も納得いかん。 |
| 6月7日(水) |
|
アーナンダをカウンセリングした浅見定雄元教授が、きのうの判決を「人間が書きうる、この上ないほどの判決文だ」とほめていたが。ああ、浅見先生までアナンのテンプテーションにハマったか……。「男・妲己」だな。 そう、あいつは実際に会ってみると、非常にオヤジ受けするタイプの、オールドファッションな「好青年」なんだよ。 すでに心がネジ曲がっていた俺は、そんなアナンにうさんくささを感じたためダマされずにすんだが、心の清い浅見先生も井上裁判官も、まんまとひっかかったと見える。 あいつのあの人なつっこさ・好青年さって、天然のモノだけに始末が悪い。あの爽やかさにダマされて、アナンの部下はヨゴレ仕事に従事させられていったんだ。 そしてアナンは、自分のそういうキャラを自覚している。確実に。 天然なりに、どう振る舞えば目上にかわいがられ、目下にヨゴレを押しつけられるか、そのスベをよく知っている男だ。やおいで言えば絶対「攻」キャラだ。 裁判でもかくのごとし。はたして今回の判決文となったわけで。人当たりのいい奴は得をするねぇ。バカを見るのは、だまされた手下と、被害者のみでござい。 ……まぁ、もっと上手のイイトコドリ野郎、石川公一(法皇官房トップ)にゃ負けるけどな。あいつこそ逝ってよし。 弟から奪った今週のジャンプ(No.27)を読んだら、なんとなく打ち切りの香り漂う『ツリッキーズ ピン太郎』に、イカしたゲストキャラが登場。 スーパードクターK風のマントの下には一面にルアーをぶら下げ、貧相な体に黒のビキニパンツ一丁という、伝統的な変態装束に身を包んだ小学生(とても小学生には見えないけど)。が、別に格好はどうでもいい。問題はその顔で、髪の色こそ黒いものの、先日階段落ちで急逝した某・人気声優さんが20年前に熱演したところの壷マニアにかなり酷似している。 その名も「真壁(まかべ)」くん。……やっぱり「真」と「壁」の間には中黒入れるのが正式表記だよな。 召し使いの「浦岩(うらがん)」はバッフ・クラン人みたいな髪型だわ、特注のナマコ型ルアー「真壁専用ゴージャス・ヤング・アダルト・ノルマンディー(略してGYAN)」からは無数の某モビルスーツの頭部が突き出てるわ、「あと10年は釣れる!」だの「それはいいものだ〜」だの、もう作家さんやりたい放題。さすがにルアーをはじいて「北宋だ」と言わせるまではできなかったようだ。今日び30代以上の読者も多いしな。 しかし、えらく屈折した弔意もあったもんである。 |
| 6月8日(木) |
|
駅前の交番に弔旗がかかってた。そうか、今日か、小渕のお葬式。 では、ささやかながら追悼歌を捧げる。 《元歌:「空手バカ一代」》 小渕いきなり 腐った日から 命をすてた ピザいらぬ 暴言一筋 馬鹿になり 支持率ゼロへ まっしぐら 担いだ森を 見捨ててやるぞ 天●中心の 神の国を 天●中心の 神の国を 森は馬鹿だと 笑おうが この世に失言は あふれてる 暴言一筋 馬鹿になり 七たび転んで 八度こけ すべった口を ふさいでやろか 天●中心の 神の国を 天●中心の 神の国を 醜い撤回 するよりは きれいな馬鹿で 選挙負ける 暴言一筋 馬鹿になり 野党に追い風 火のファイト あやまったそばから 失言するぞ 天●中心の 神の国に 天●中心の 神の国に 有珠山の火事場ドロ、逮捕。 さて、三国人だったかな?>石原 そういえば、こないだの『新ゴー宣』に「国民の7割が石原を支持した」って書いてあった、って先月の日記に書いたけど。 あの数字の根拠ってつまり、都庁に「『三国人』抗議」の手紙が300通ちょっと、「『三国人』支持」の手紙が600通ちょっと届いたってことらしい。なるほど、全体における割合をとれば「支持」が7割だわな。 でも、この数字をもってして「国民の7割が石原を支持」と言いつのるのは、ちとハッチャケすぎなんじゃないか? 南京大虐殺の犠牲者数は極限まで少なく見積もるくせに(笑)。 なんで抗議の手紙が少なかったかと言やぁ、報道のしすぎだ、と俺は思う(報道してしすぎる事はないくらいの一大事なんだけどね)。 新聞ニュースに週刊誌を見れば、いつでもどこでも石原発言に抗議する記事が読めるし聞けるため、「抗議派」はその時点で溜飲を下げ、みずから行動するまでもなしと安心してしまうわけだ。かくして、わざわざ都庁に手紙を出した市民は300人ちょっとしかいなかった、というわけだ。ためしに、今回の「神の国」発言で首相官邸に寄せられた「抗議」と「支持」の割合も計算してみな。 もしこれが最初から「人気投票」だと分かっていれば、それこそ山のように「ノー」のハガキが舞い込んできただろう。俺も一票入れていたぞ。 『ポケモン』。トゲピーついに初陣、しかも一軍のピカチュウを何なく撃破だ! カスミ、おまえは鬼か。 しかし「対ピカチュウ用秘密兵器」って、もしかしたらカスミ、絶えずサトシと戦う時のことを考えていたのか。おそろしい奴。こんな調子で、「タケシの主力は水に弱い岩系とロコンだから恐れるに足らず、自爆メインのクヌギダマはタケシの性格上バトルに使うことはない、ズバットを出されたら要注意だけど、コダックのエスパー技が決まれば撃破できる!」とか日夜寝首のかき方を練っているのかもしれない。 ともかく今回はおもしろすぎ。すごいぞ冨岡! |
| 6月9日(金)【ここまでは2000.06.11更新】 |
|
国語審議会が、名前の欧字表記を「名−姓」から「姓−名」に変えようと検討しているという。賛成である。 「姓−名」型の国はアジアを中心にいっぱいあるけど、大方は欧字でも「姓」と「名」の順序そのままで表記している。なぜ日本だけ今までひっくり返していたのやら。「ジョンイル・キム」とは呼ばないだろ。 まぁ右翼的感情以前に、俺の行ってた大学でははるか昔から「姓−名」式の表記を採用していたんで、それに慣れきった俺は、いまだに「名−姓」で書くのに違和感を覚える。あの学校はアジアからの留学生もゴロゴロいたから、現実問題として、そいつらにまで「名−姓」を押しつけるわけにもいかず、原則「母国での表記順を踏襲」ということになったんだろう。てゆうか、欧米人にも履修登録用紙なんかには「姓−名」の順で書かせていたな。そのほうが分類上合理的だし。 そんなわけで、俺は今でもエアメールに「姓−名」の順で(姓は全部大文字で、姓と名の間にコンマを入れて)名前を書いている。そう言えばそろそろパスポートを取らなきゃならんのだが、あれのサインも「姓−名」にできるのかな。可能ならばそうしたい。お願い、させて。 「神の国」やら「国体」やらで森首相個人の人気は毎日底値を更新しているが、自民党の支持率はたいして変わっていないんだと。 森ひとりを悪者に仕立て上げる党戦略がうまくいっているようだ。 おかげで、小渕の死後、もっと野党が追及キャンペーンをはるもんだと思っていた、青木官房長官らによる小渕からの「政権纂奪」問題が、すっかりナリをひそめてしまった。こちらを盛り上げれば、自民党全体のイメージダウンにつながるであろうに。「神の国」でうまく誤摩化されたよな。「神の国」にばかりこだわっても、選挙直前に森のクビを斬られればチャラだしな。 その点では、「『神の国』にこだわるな」と叫ぶ読売の社説に賛成(笑)。え、違うの? それにつけても、オノレの信心を殺してまで「神の国」発言を一生懸命肯定する公明党・神崎代表の談話には涙が出てくる。池●先生にとっては、ブッダへの信仰よりも、学会からデェージンが出続けることのほうが大事なんですね。いいのか本当に、おまえら。 あんまり自民党に尻尾振って党の性格を曲げていくと、社民党みたいになっちゃうゾ。今まで自民党と連立した党がどうなったか、知らないわけじゃあるまい。いくら強力な支持母体があるからって、いい気になってるとヤバいかもよ。 |
| 6月10日(土) |
|
埼玉県合唱祭。朝から頭痛で、出番までずっと寝てた(ひでぇなぁ)。まぁ、出番終わったらさっさと帰っちまう団体よりは良心的でげしょ。本番中はふしぎと痛みが引いたが、終わったらまたガンガンに。 二次会キャンセルし、帰って20時に寝る。 栃木リンチ殺人事件の主犯少年(警部補の息子)、こないだの無期懲役を不服として控訴だとさ。 残虐性、事後の態度、どれをとっても終身刑でもなまぬるいぐらいなのに、無期で不服か。 弁護士さんは「少年は反省している。結論を性急に出さないという意味で控訴したが、取り下げる可能性もある」、と、神崎代表の「神の国」フォロー並みに苦しい言い訳。「こんな仕事、引き受けるんじゃなかった……」と心の底から思ってるにちがいない。お仕事とは言え、気の毒すぎる。しっかり弁護経費請求しろよ。 |
| 6月11日(日) |
|
『タイムレンジャー』。しばらく見ない間に、オープニングに字幕が入っていた。相当人気があるんだね、あの歌。 『クウガ』。今度は桜子さんの体を調査する気か、椿(爆)。標的が五代から逸れて安堵する一条もナイスだ。五代のバ●……もとい、「癒し系」っぷり核爆発の回。かっこいいなぁ、全園児にタメ口聞かれる二十代後半男。あのドラミングは吹き替えかと思ったがもしかしてオダギリジョー本人の特技か? 『おジャ#』。「シリーズ最初からの仲良しコンビ・解消の危機」という「起」、「魔法で仲直りできるかと思ったらそない上手いコトあらへん」な「承」まではよくできていたが、これでどうオチをつけるのかなーもしかして前後編かなーと思って観てたら、「ほ、ほんとにそんなんで仲直りできるのか!?」ってぐらい唐突なオチで唖然。人体損壊と幼児虐待の次ぐらいに「仲直り」するのが苦手な俺としては、まことにうらやましいかぎり(皮肉80%)。現実世界でもこんな簡単に他人と仲直りできるようなら苦労せんわ。30分番組じゃしかたないけど。 『デジ02』。今週も大輔のへっぽこ具合が炸裂。 『はなまるくん』。やっぱり『しまじろう』の1000万倍面白いなぁ。「後発」のなりふり構わなさが、いい具合に出ている好例。浦沢を起用するあたり、なりふり構わなさすぎ。メジャーになっても、『しまじろう』みたいに図に乗ってアニメをくそまじめ路線に方針転換させたりファンサイトをお取り潰しにしたりするんじゃねーぞ。なお、ジューンブライドは、梅雨のない欧米の風習です。我が国では迷惑この上なし。 日記を一昨日のぶんまで更新。夏の新刊用替え歌のクリンナップ作業。 |
| 6月12日(月) |
|
わりかし仕事が進む。ここまで睡眠時間とやる気が比例するのも情けないぞ、人として。 YOSAKOIソーラン祭り爆弾事件。よほどヤンキーを怨んでいる奴の犯行とみえる。 また2ちゃんねるに犯行予告スレッドが立っていたそうだが。じゃあロクな思想的背景はないな。 いじめられっ子の厨房が、同類同士で妄想を増幅する場としての2ちゃんねる。 こういうシステムには、「同じ悩みを持つ者同士が集まって癒し合う場」としてポジティブに機能しうる可能性もあるんだろうけど、ごく一部の「かえって妄想を煽られて爆発させてしまうバカ」(と妄想を煽りたてる大部分のバカ)がそれをぶちこわすのは、困ったものである。 それはひとえに、上記の「妄想を煽りたてる大部分のバカ」というのが、スレッドをまたいであちこちで無責任に暴れるせいだと思う。自由に各スレッドに入れる敷居の低さが、「本当にそのスレッドを必要としている者」のためだけでなく、「興味本意にスレッドをかき回す者」にとっても間口を広げているジレンマ。 こうした構造があからさまにされただけでも、2ちゃんねるの提起した実験経過は極めて意義深い。これを生かすか殺すかは他のネットワーカー次第だがな。 10歳少女十字緊縛全裸氷責め……いいのか日テレ、ゴールデンタイムにこんなすごい映像を! (ほんとはロシアの低体温式心臓手術のドキュメント@『世界まる見えTV特捜部』) 8/13(日曜)西地区「し」11b。 |
| 6月13日(火) |
|
昨日の宇都宮のジュエリーツツミ6人焼死事件、強盗放火だったらしい。江戸時代ならまちがいなく火あぶり。 ロフトプラスワンで「ロリコンの夕べ」。 ……不当に虐げられし人々と共にあるは、基督者として当然の在り方なれば(爆笑)。まして、普通の基督者がこそ石もて追うような人々を理解するのは、俺のような「ボーダーライン上の存在」の務めであろう。というわけで行ってみる。なお、万が一の手入れを怖れて、昨日の「10歳少女十字緊縛全裸氷責め」ビデオは持ち込まず。ふぬけ野郎。 開場前の行列は20人ほど。開演まで●●●●●●●●●●●上演(いいのか?)。日記に書けないよこんなの! お客はみんな一言もしゃべらずスクリーンに注目。カメラマンが女の子をなだめすかしつつ脱がすたびに、控え室から唐沢先生のぐはははははという笑い声が。つるぺたがダメな俺、痛々しさに早くも帰りたくなる。その間にも続々客が入ってくる。みごとなまでに男ばっかし。誰が来てたかも、ちょっと書かないほうがよろしかろう。 本番、唐沢先生と談之助師匠のトークもこれまた日記に書けないすさまじさ。どちらも口から先に生まれてきたようなお二人だけに、正直、トークがスムーズにやりとりされたとは言い難い部分もちらほら。だが、師匠の「真正」ならではの言葉は、かなり勉強になった。 とくに「人権がない変態はロリコンだけなんです!」という指摘にはゾッとした。たしかにそうだ。SMもホモもスカトロも、それなりに市民権を得ている。ホモなんざ最近では「変態ではない」と精神病学会のお墨付きまでいただいているほどだ。そんな中でロリコンだけは、法の規制まで受けるほどの日陰の存在。「ロリコンは連帯しない」というのも、ロリコンが最も他人にカムアウトしにくい性癖の一つであるためらしい。そういえば今日のイベント、極端に私語が聞こえないのは、友達同士で来ている奴がほとんどいないせいもあるのではなかろうか。 「ロリコンとペドフィリアは全く別の変態!『ロリが嵩じるとペドになる』というのは大きな誤解です!」、これも、一般人は理解しておいたほうがいいかもしれない。師匠いわく、ロリコンとはバードウォッチャーであり、ただ、かわいい少女を見られれば満足なんだそうだ。そのデンでいくと、虐待したり殺したりしなきゃ満足しないペドフィリアは、さしずめ密猟者というわけか。そりゃたしかに同じ人種とは言い難いな。それどころか不倶載天の敵じゃん。 もちろん、相手が鳥とちがって人間なだけに、「ロリコン無謬説」を唱えるにもためらわれるものがあるんだが。オオタカの巣に観察用のカメラを設置するのは保護のためにも結構なことだが、少女の部屋に隠しカメラを置くのは立派な犯罪なので念のため。 また、ロリでもなんでもない者が作るロリビデオは、大人の女優によるAVと同じ方法論で作られるため、少女に挿入するあへあへシーンが出てくるのだが、そういうビデオは、真正のロリコンの支持率は極めて低いそうだ。たしかに、歴史に名高いロリビデオは、ロリじゃない者が実際に見ると、ただ少女が裸でうろつくだけで、非常につまらん。だが、「ウォッチング」を旨とする真正ロリの方々には、そっちのほうが評判がよろしいそうな。 この、ロリコンとペドフィリアを一緒くたに捉えて法規制を敷いてしまったところに、例の「児童買春・児童ポルノ法」の誤謬がある。密猟を取り締まる法律でバードウォッチャーも取り締まられたら、そりゃバードウォッチャーはたまらんだろう。これで数年後の見直し時に「単純所有」まで禁止されたら、目もあてられない。「だいたい、所有しているかどうか、どうやって調べるんですか?」。ただ、そうなると、政治家の中にも何人もいるであろう隠れロリどもの首まで絞めてしまうので、そこまでエスカレートする確率はそんなに高くないだろう。 あと、師匠から見ると、世の「ロリコンマンガ」なるものは噴飯ものだそうだ。「少女が挿入されて感じるわけないでしょうが! 痛いだけですよ!」。その通り。まぁ、「美少女マンガ」ってのは「やおい」同様、一種のファンタジーですからねぇ。本物のロリの方にとっちゃバカバカしい代物でしょうが、それは「やおい」が本物のホモの方にとってバカバカしい代物なのと同じ。現代社会の病理だと思って、暖かい目で見守ってあげてくださいな。 ソルボンヌK子先生から、金成さんから届いたという播磨屋本舗(電波文書で有名)のおかきをオスソワケしていただく。美味。「日本一おかき処」を名乗るのは伊達じゃない。 |
| 6月14日(水) |
|
寝不足で、昨日までの「やる気」がウソのようなふぬけぶり。フレックスタイムを導入してくれたらどんなにか能率が上がることだろう、俺だけ。 きのうの南北首脳会談、うまくいったみたいね。 裏で何万トンのコメが動いたか知らんが、まずは緊張緩和、はては南北統一への大いなる一歩、祝福したい。 金大中も、よくここまでブチキレなかったもんだ。何度も死線をくぐった男は強い。 『SAPIO』の投書欄って、たしかに右に偏ってはいるけれど、ときどきナイスな意見が載っている。とくに、若い人ね。 「大人だって『ぼかし言葉』で他人と衝突しないようにしてるぞ、特に政治家!」って17歳。 「『神の国』もいいけど、脳死小渕の『万事まかせた』疑惑のほうが一大事だぞ」って19歳。 10代の若さでこんな雑誌読んでるだけのことはある。願わくば、これからもその柔軟性を大切に。下手にエセ右翼に洗脳されんでくれ。 それにひきかえ、30代40代以上のトンマな右寄り投書は笑える。トンマと言えば『新ゴー宣』のハシラのファンレターもたいがいなもんであるが。わざとバカからの手紙を選んで載せてるんじゃないかと疑うほどだ。 いろんな意味で、『SAPIO』講読はやめられない。 夏コミ、3日めの同盟サークル軒並み当選の報。めでたい。だが、個人的にはまたヘルパーの調達に困りそうな予感。早めに手を打っておかねば。 |
| 6月15日(木) |
|
仕事中突如、替え歌の天使が降りてくる。お題は「ポケモンはらはらリレー」。 帰って、今日の『ポケモン』のエンディングで正式な歌詞を調べようと思ったら、本日放映分からエンディングが4番に変わってた。 こういうのも一種のシンクロニシティ? |
| 6月16日(金)【ここまでは2000.06.17更新】 |
|
テレ朝「やじうまワイド」の司会、金正日が思いのほか気さくなキャラで、「今まで不気味とか言われてましたけど、実態は違いましたね」と、やたらうれしそう。 そりゃ、朝日的には金の字が「いいもん」であってくれたほうが都合がいい、というのはわかる。 でもなぁ、そういう「気さくなキャラ」が、ラングーン爆弾テロや大韓航空機爆破を指示した、という「本当の不気味さ」に思い至っても、バチは当たらんと思うんだがいかがなもんだろうか。 まーともかく、「南北」間の距離はだいぶ縮まった。 だからと言って、これが即、「日本−北朝鮮」間の緊張緩和に直結すると考えるのは、能天気にもほどがあるぞ。 歴史的に見れば我が国は、韓国・北朝鮮双方にとって共通の敵であることをお忘れなく。 今後、南北朝鮮が一緒になって日本をイジメ返しに来る、というケースも十分考えられる。仲良しグループの結束を固めるには、「共通の敵」を設定するのがコツだし。 ……この指摘が杞憂に終わることを願う。 皇太后危篤。 というわけで世にもヤバい替え歌ができたものの、ヤバすぎて発表できない。すまん、こればっかしは、出来がいい悪いに関係なし。 |
| 6月17日(土) |
|
日中、頭痛で昼寝。 夜、日記更新。ついでに今年の日記を繰りながら『第拾伍號』用のネタをピックアップ。 HPを立ち上げてから三冊目の『大宗教学』となるが、普段このページを読んでくれてる読者に、いかにして本誌との重複感を感じさせない誌面作りができるか。永遠の課題となりそうだ。 |
| 6月18日(日) |
|
せっかく早起きしたのに、タイムレンジャーもクウガもおジャ魔女#も休み。ちえー。 とりあえずデジモン02、あまえんぼテイルモンがかわいいにゃ〜ん。脚本家チェックし忘れたけど、ほぼ浦沢だろう。 朝、『福永法源の解剖』評(学会用)を改稿。 昼、教会。 午後、書評原稿をメールで送る。 |
| 6月19日(月) |
|
先週買ったエチエンヌ・バラール(新島進訳)『オタク・ジャポニカ』(河出書房新社)を少しずつ読んでいる。 内容自体も面白いが、訳がまた見事。オタ用語や事情に精通しているのは当然としても、日仏間のカルチュラルバリヤーをきちんと表現していて、それが絶妙の巧さ。たとえば「水夫の恰好をした少女」って表現を、あえて「セーラー服」と意訳せずそのまま直訳したり、日本独特の言い回しにフランス語のルビを振ってみたり(例:日本語の二人称「お宅」に「シェ・ヴ」)。あるオタクを自分の世界の「創造主」と比喩した一文で、その「創造主」に原語「デミウルゴス」とルビを振ってくれたのも親切でよし。訳注も必要最小限度かつツボを突いたものばかり。学者特有のウンチクひけらかし欲を極限まで抑制していて、気持ち良い。 バラール自身が日本語に堪能で、訳稿のチェックが可能だったという事情もあるにせよ、新島進、なかなか力のある訳者。今後も仏語の類書が出たらどんどん日本に紹介してほしい。フランスのオタク事情にもいろいろ興味があるし。なんたってセバスチャンの国だもの。 って、商売柄、訳者の技量ばかりほめてしまったが、この『オタク・ジャポニカ』、当ページの常連さんなら必ず引き込まれること請け合いの快著である。オタクを毛嫌いしスリッパ持って追いかけるでもなく、それでいてオタクに強烈なシンパシーを抱きついに同化し埋没するでもない、バラールの一本筋の通ったジャーナリズムが、冷静に我が国の「現象としてのオタク」をあぶり出している。その論は日本のショービジネスの構造、教育システム、民族性、はてはそれらが生んだオタクの従兄弟とも言うべきオウムの問題にまで到達する(目次によれば)。「オタク」の行動原理が「日本のシステムへの復讐」とする論は、全面的に賛同するには躊躇するが(けっきょく「復讐」を成し遂げられるオタクは、技術を持ったほんの一握りのエリート、オタキングが言うところの狭い意味での「オタク」だけだし)、とにかく全編、知的好奇心を刺激してやまない本である。 厚さこそ本格的だが、一単元ごとの分量はそれほどでもなく(短いのは2000字弱、長くても8000字はないと思う)、読みやすさは保証できる。ただし、どの論考を読んでも考えさせられること多く、なかなか読み進められないので、そこは覚悟しておくように。 軍司貞則『踊れ!YOSAKOIソーラン祭り』(扶桑社文庫)が急きょ回収、との報を聞き、あわてて2冊買う(おい)。どこが不都合なのかよくわからん。文庫化の際に追加された、去年の上位入賞チームへのインタビューか、最後の「2000年出場チーム一覧」に何かマズい部分があったのか。爆破事件のあおりで、と言うには根拠ウスすぎるし(逆に大々的に売り出してもいいはずだ、いつものフジサンケイの行動パターンからすれば)。わからん。謎。 竹下登死去。滝季山さんのマンガでおなじみのキャラがどんどん死んでいく。 だが、特に感慨はない。むしろ、正直言って怒りのほうが先に出てきてしまう。 リクルートだの飛脚だの金屏風だの「ふるさと創世」だの消費税ムリヤリ導入だの、「生前の功績」どころかさんざん将来への禍根を残しつつ、結局なんの責任も取らず、全てを墓場まで持って行ってしまった者に、どこまで衷心から哀悼の意を表することができるか。正直すぎる俺には、そんな自信はない。 文字通り「万死に値する」(リクルートん時の本人のセリフ)。 というわけで、あと九千九百九十九回死ね。 ともかく、斎場にはぜひ、白黒の鯨幕のかわりに金屏風をはりめぐらせること。 夏コミのヘルパー確保。早めに動いておいてよかった。 |
| 6月20日(火) |
|
ひょんな事から、右腕よりも左腕のほうが可動範囲が広いことが判明。 左腕なら左の肩甲骨も含め背中のどこでも触れるのだが、右腕を下から背中に回した場合、右の肩甲骨が触れないのである。 左手の指のほうが右より柔軟なのと同じく、やっぱりこれもヴァイオリンの影響だろうか。それとも先天的なものだろうか。はたまた、右手でものを書きながら左手でぽりぽり背中を掻く長年の習慣のせいだろうか。ともかく、左のほうが柔軟という事実は変わらない。 俺の最も大きな身体的欠陥は、「オーバースローができない」こと。オーバースローもしくはスリークォーターで投擲態勢に入ると、どうしても肘が曲がる。いわゆる「女の子投げ」であるな。かくして十分な遠心力が得られず、しかも投擲物は滅茶苦茶な方向に飛来する。実際にボールを持たず、シャドウピッチングをしても、やはり肘を伸ばしたまま振り降ろすことができない。俺の球技嫌い(サッカーを除く)はすべてこの準障害に起因する。しかるに、左でピッチングフォームをやってみると、どういうわけか肘が曲がらないのである。 まだ左でボールを投げたことはないが、ひょっとしたら、もしかすると……。そんな期待を、つい抱いてしまった梅雨の午後。 ま、今さらボールがまともに投げられるようになったからって、ロッテに入団できるわけじゃなし。 予想通り、衆院選の下馬評は「神の国」にもかかわらず自民有利となっている。だから、森の失言よりも、青木の「万事まかせた」疑惑のほうをつつけと言ってんのに>民主党。 掲示板で受け付けていた「皇太后様追悼歌・歌詞カードプレゼント」に、初の応募者。 調子に乗って、新たに2番・3番も作詞してメール。最低。 |
| 6月21日(水) |
|
【今日の暴言】 障害は不便だけれど不幸ではない。 引きこもりは不幸だけれど不便ではない。 森、こんどは「無党派層は寝ててくれるといいんですが」と。 つくづく、森は首相でよかったと思う。 もし外務大臣だったら、いつ戦争に突入してもおかしくないぞ。 最近、自分でカネ出して定期講読しているマンガ雑誌といえば、チャンピオンと月刊まんがくらぶオリジナルだけになってしまった。ジャンプは弟から奪うし、サンデーはモテモテ休載して以来買ってないし、マガジンはハナから眼中ないし。 「くらオリ」は、故「スポコミ」(元・「まんがパロ野球ニュース」)からの流れでなんとなく読み続けているんだが、これが案外面白い。 4コママンガ界はジャンルとして相当旧態然としているイメージがある。だが、実は70年代末にいしいひさいちが「起承転結」の枠組みを破壊して以来、80年代末には吉田戦車が不条理を持ち込み、90年代にみずしな孝之が「間」を実用化することにより、近年、めざましい技術革新を遂げている。幼児期に『タブチくん』を、少年期に『軍人くん』を読んだ「『ササキ様』世代」の作家が続々と戦線に投入された結果だ。そして、やはり『タブチくん』『軍人くん』で育った読者の支持を受けている。この技術革新にはベテランも焦っているらしく、2年ほど前から『コボちゃん』の作風が近代化したのに気づいた方も多いだろう。 看板作家のさんりようこ(ファンロード時代からだいぶ作風変わったなぁ)、『ササキ様』終了でさんりにエースの座を譲ったもののあいかわらず『幕張サボテンキャンパス』でアベレージを稼ぐみずしなに関しては、評論するまでもなかろう。そこで、二線級で注目している作家さんを挙げてみる。 『月刊フリップ編集日誌』の小坂俊史。この人は「スポコミ」の『うるぐす共和国』で初めて知ったんだが、ほのぼのした絵柄でかなり辛辣なネタをさらっと描く、俺好みの乾いた作風が良い。現実にモデルがいる『うるぐす』に比べると『フリップ』は若干毒が薄いものの、同業で禄を食む者から見るとキツいギャグの雨あられ。徹底的に売れないマンガ雑誌の編集部で、先輩編集者と編集長が天然系の編集者に振り回されながら、逃げたマンガ家の対策に悩んだり、持ち込みをいじめたり、というありがちな設定なんだが、ネタの練り込みがとても丁寧。トラブルメイカー役の新人編集者がしでかす中村玉緒級の失敗の数々が、実は本当にありそうなものばかりで、時々背筋がゾッとする。表紙のロゴ「FLIP」を「FUP」と誤植するってのはかえって難しいような気もするが。 『恋文町東ゆーびん局』のいしかわ史織。前世ではオリックスマンガと広島マンガを描いていたが、独特のデフォルメキツめな画風&ダイナミックな画面構成と破壊的ネタがよくマッチして、そのうえ人情話も書ける小癪な作家さんだ。「広島市民球場がドーム化しないのは、故・津田投手が空から試合を見てるからだよ」ってネタはマジ泣いた。普段、高橋智や松井稼頭夫が筋肉みせつけながらムキムキーなんてバカなマンガ描いてるくせにひょいっとこういう話を入れるセンスが怖い。こちらも郵便局を舞台に、天然系アルバイトに教育係の職員たちが振り回されるという基本線は一緒だが、「静」の小坂とは対照的に勢いで見せる「動」タイプの作風。 『電脳やおい少女』の中島沙帆子。やおい(※同人誌ではなく市販のジュネ系小説)とチャットにハマった女子大生の日常、という、「出るべくして出たテーマ」ではある。一般人にも理解できる程度に適度にネタを薄めてあるため、そういう世界を実際に目のあたりにしている俺としては物足りないけど、これはまぁ仕方ないところ。「月光」ならともかく「くらオリ」じゃねぇ。ほのぼのした柔らかい線のかわいいキャラが、やおいのエグみ臭みを見事に飛ばしているものの、呪われた趣味を彼氏(やおい本を買いに走った書店で知り合った、ってのがベタだが)に隠し悶々とする主人公はじめ、オフラインでは一般人を装うやおいチャットの面々(格式ある家の姑とか専業主婦とか)の各エピソードがリアルで、闇に隠れて生きる被差別民族・やおい女の悲哀がひしひしと伝わってくる。双児が生まれてつい「こっちが受ね!」と判別してしまう母親とか(余談だが、この「受」の字が「愛」と誤植されていたのは悲しかった)。一種のエスニックジョークか。 ……このくらいにしとくが、それにしても4コマ誌も質が向上したもんである。80年代の4コマ専門誌なんか、マンガはどれ読んでも同じ(まさに『サルまん』で揶揄されていた通り)、一番笑えるのは各マンガの最初と最後のページに編集者が入れるどう見てもやる気のないアオリ文句、という悲惨なありさまであった。それから十余年、どのあたりの時期で4コマ専門誌界に地殻変動が起きたのか。4コマ専門誌の歴史を研究している人がいたら聞いてみたい。 あと、竹書房の漫画新人賞に神田森莉先生が4コマを応募して、5月の月間奨励賞に輝いてたのはびっくり。しかし『ヒッキーちゃん』とは、先生らしいというか何と言うか。選評の「プロの方だけに、シビアな問題をギャグに展開させるその力はやはり群を抜いているが、賛否両論のある内容であることは否めない」にも大笑い。いかに4コマ誌がパラダイムシフト期にあるとは言え、まだ神田先生を手放しで受容できる段階にはないのだろう。って、我が国のマンガシーンは大方そうなんだけどさ。 彩の国古本市・初日。6000円ほど遣う。 |
| 6月22日(木) |
|
なんだか身体に力が入らない。よって仕事もやる気なし。 後輩Mが職場に。ホモ関係の資料をごっそりピーコしていく。先輩ヅラを吹かせ、タイラーメンをおごらせる(←吹かせてないし)。 富沢ひとしの新刊『ミルククローゼット』(1)読む。まるでアフタヌーンの担当編集に「『エイリアン9』みたいなの描いてください」と言われて描いたようなマンガである。もっとも、本人が描くぶんには別段問題はないが。 眠りのバランスが崩れ、断続的に夢を見たという経験は誰にでもあるらしい。そういう時に見る夢は決まってどれもこれも悪夢、というのも万人共通らしい。で、うなされて目が覚めるんだが、眠りたくない眠りたくないと思ってるのにまた眠りに落ち、新たな悪夢を見る。たまに、何回か前に見たのと同じ悪夢に行きつくこともある。「ジャンプ」のイメージも、たぶんこの現象に多くを負っているはず。 とりあえず、1巻ではまだキャラ萌えするような登場人物はいない。キャラの練り込み不足か、作者の今回のテーマが別の所に設定されているのか、それはまだわからないが。気長に楽しませてもらいましょ。 夜、学会誌用にもう一本、書評のクリンナップをたくらむ。 しかし、相対性理論を知らない身に、「反・相対性理論」本の評は手に余る。もちろん、理論面以外の部分で笑える箇所が多い本なので、そこに重点を絞ればいいんだろうが、掲載に耐え得るクオリティになるかどうか不安が残りまくる(もちろん、先日送った『福永法源』評も、本当に載せてもらっていい出来なのかはなはだ疑問だが)。 時間もないし、やめよっかな。 |
| 6月23日(金)【ここまでは2000.06.24更新】 |
|
おととい買った『1998年版 全国のあいつぐ差別事件』(解放出版社)を読む。 理性のレベルでは「ひどい話があったもんだ」と憤慨しつつも、本能のレベルでは、替え歌がどんどんできて困る。たとえば『宇宙大帝ゴッドシグマ』のふしで…… ……すまん、ほんとに勘弁してくれ。メールで問い合わせされても無視する。 参天製薬から2000万円脅し取ろうとしたオヤジ、逮捕。 いくらなんでも、脅迫状の原稿をコンビニのコピー機に忘れてアシがついたドジは、日本の犯罪史上こいつが初めてであろう。 刑事で起訴されるのはもちろんだが、参天製薬も民事で損害賠償を要求してくるだろう。目薬回収騒ぎで3億円の損害が出たというし。オヤジ、あと15回脅迫しなきゃ賠償金払えないぞ。 ニュースステーションの党首討論、朝生級のやかましさ。亀井静香うるせぇ。森の失言をごまかしたいのはわかるけど、あれでは逆効果。野党側も、政権奪取後のヴィジョンを明確に示し得たとは言えず。煮え切らなさも朝生級である。もっと土井たか子に喋らせれば面白かったんじゃなかろうか。 |
| 6月24日(土) |
|
ふと気がついたら、替え歌だけで1冊作れるぐらい新曲が貯まっていた。どうしよう。 「共産主義の真実」なる小冊子がポストに入っていた。連絡先どころか奥付もなし。おお、これが噂の共産党中傷怪文書か。 「共産主義者の組織原則は、『個人は組織に、少数は多数に、下級は上級に従わなくてはならない』という『民主集中制』です。つまり、組織の方針に従わないものを絶対に許さないという、『独裁体質』をもっているのです。」ってぇと、天皇制も共産主義の一種?(藁) |
| 6月25日(日) |
|
学会誌にちょっぴり危ないネタを投稿。さすがに没だろうこれは。(だったら投稿するなよ) 選挙行って教会行って、頭が痛くてさっさと帰って昼寝。原稿に手をつけるどころじゃなし。 ベッドでごろごろしながら選挙速報をだらだら見物。 投票率、振るわず。無党派層、素直に寝たらしい。寝るなら俺みたいに投票してから寝てくれい。 |
| 6月26日(月) |
|
朝日・毎日は「与党惨敗」、読売・産経・日経は「与党安定多数確保」。どちらも真実と言えば真実だが……。なんか、湾岸戦争でアメリカもイラクも勝利宣言した時以上にモヤモヤ感の残る選挙結果となった。 個人的には、自民をKOできなかった野党の負けだと思う。個々の戦闘で勝っても、結局は過半数を与党に取られてしまったんだから。「神の国」の追い風に帆を張るだけで、自らオールをこぐ様子が見えなかったしな。これじゃ民主党にも、「自民批判票」以上の票は集まるまいて。与党・野党問わず、どの政党も政権確保後のヴィジョンを有権者に示し得なかったことは、なさけないまでの低投票率が物語っている。 今回唯一の成果らしい成果と言えば、公明党の惨敗か。だから言っただろう、自民党と組んで栄えた党はないって。社民党もさきがけも新自由クラブも……。 もっとも、夕刊紙各紙の邪推によれば、我が身を削って自民党に選挙協力した創価学会が自民党に恩を売った形となり、創価学会の発言力はさらに強くなるであろうとのこと。そういう面もあるかも知れない。自民党も、学会の動員力がなければ今回の選挙でどうなっていたかは重々分かっているだろうし。公明党も、自民党が単独過半数を逃しただけに「連立離脱」カードが使いやすくなったことだろう。そう言われてみれば、学会的には名を捨て実を取ったカタチというわけか。 こうなってくると、学会との縁が切れなくなってしまった自民党執行部が今後、学会と、「自・公連立」に反発する自民党議員&支持者との間で板挟みになるさまが楽しみである。うーむ、俺は逆に「公明が自民の政策におもねった挙げ句に食いつぶされる」という構図を予想していたんだが、さすが学会、社民やさきがけの支持層とは「信仰心」が段違いである。 あと、トピックとしては、トラオの議員返り咲きぐらいか。マンガを読むかぎりではいい人なんだけどねぇ、トラオ。 また古本市へ。8000円ほど遣う。『ハインズ博士「超科学」を斬る』(化学同人、1995年)ほか。 三宅島がまたヤバいらしい。 |
| 6月27日(火) |
|
どうにも眠くて、昼も夜も仕事をする気が起こらない。 午後はISDNまわりの修理でてんてこまいだし。 お茶部屋でお湯を汲むたびにふき出しそうになるし。これは壇つな氏に責任とってもらおう。 |
| 6月28日(水) |
|
昨日に増して眠い。俺個人に限って言えば、早起きは三百文相当の損である。差し引き損失二百九十七文。 先日買ったアイドルソング集をぱらぱらと読む。やはり竹内まりや「けんかをやめて」は許せない。この歌詞だけは何度読んでもハラワタ煮えくり返る。俺がこんな非道な目に遭った日にゃ、恋敵と二人してこのクソ女をレイプする(←イソップ的応報譚)。山下達郎も同意してくれよう、男として。 ええかげんにせぇよ近藤サト。他人のダンナを寝取っておいて、疲れたら一年半でシッポまいて逃げ出すか。いい気なもんだぜ。中村江里子といいこいつといい、よほどフジの局アナ教育はよく行き届いていると見える。親の顔が見たいザマス。 ムツゴロウさん、ブラジルでライオンに指食われるの報。雀鬼・畑正憲の雀士生命が危ぶまれる。 |
| 6月29日(木) |
|
地下鉄サリン実行犯・林泰男に死刑判決。 「こいつが死刑で、指揮者である井上が無期というのはどう考えてもおかしい」との声がやはり出てきた。そりゃそうだ、現場指揮担当より肉体労働担当のほうが量刑が重いとなれば、噴霧はおろかサリン製造にも指一本携わっていないチヅオに至っては執行猶予すらつきかねないぞ。そりゃマズいだろよ。 ただ、チヅオも下っぱも同じ刑、ってんじゃ下っぱはたまったもんじゃない。現在の刑法に照らせば、チヅオだけ死刑で他は全員無期以下の懲役、とでもなれば公平かもな。 だいたい、「罪の自覚もアヤフヤなままに毒をバラまいて多数の死者・重軽傷者を出した事件」といえば、薬害エイズだって一緒だろ。それだって地獄先生あ〜べ〜((C)A/Kodama氏)や郡司に死刑が求刑される見通しはまずあるまい。犠牲者だけ見れば地下鉄サリンの比ではないのに。さらに言えば、阪神大震災で欠陥ビル・欠陥住宅を建てて多数の人命を奪ったゼネコンども、「貸ししぶり」で何万人もの自殺者を出した各銀行の責任者どもに至っては、起訴すらされてないんだぜ。「被害者感情」に鑑みれば、全員死刑にしてもあきたらないだろ? なのに、どういうわけ? |
| 6月30日(金)【ここまでは2000.07.14更新】 |
|
【また意味ねぇメモ】 「地位不整合」。「これは本当の自分じゃない」。 社会における自らの置かれた地位に不満を持つ者が、別の価値基準に自らを置くことにより精神の平安を得ようとする行動。 だが、たとえばオウムや原理なんかは単に「社会とは別のモノサシ」を提供するだけであり、「現実社会のモノサシ」を逃れてきた信者はけっきょくまた「オウムのモノサシ」「原理のモノサシ」に囚われ、現実社会以上の生存競争にハマることになる。 もちろん、マトモと思われている宗教にも、同様の誤謬に陥る危険性がある。人間が運営している限り、どの宗教にも、どうしても。 自分の価値を相対的に計測しようとする限り、他者とのconflictが起こり続ける。 他者との相対的地位を超越した、全てのモノサシを不要にする「絶対的価値」を与えてくれるモノのみが、人間の心に平安をもたらす。 ……と、言うのは簡単だが、実行できるやつは滅多にいない。 「誰にでも絶対普遍の価値がある。おまえにあるのと同様、あいつにも、他の全ての人間にも」。 それをどうやったら教えられるか、だ。 宗教抜きでそれを教えるのは難しい。 かと言って、安直に宗教をダシにしてそれを教えようとすると、えてして上述したような誤謬に落っこちる。 さあ、この国の大人たちはどうするつもりかな? けけけけけ。 夜、吉祥寺で焼肉。中ジョッキ2杯。 デザートにサーティワンでダイキュリー。シャーベット系はいまいちコーンに合わない。 |
| 前の月へ 次の月へ 日記一覧へ戻る トップへ戻る |