2000年7月の開設者うらみ日記


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7月1日(土)
 久しぶりに掲示板にレスをつけ、やっと『第拾伍號』の手描き原稿にとりかかる。
 ……と思ったらお気に入りのペンが見当たらないので、11時ごろ車で駅前の文具店へ走り、各種画材を買い込む。
 それ以外は一歩も外へ出ず。昼寝もせず。ひたすら描いたりなまけたりして一日過ごす。
7月2日(日)
 今日もかえうたと手描き原稿。
 りさたんの歌・●太后の歌・「がんむ1/2」は別冊付録にすることに決定。それでもまだ多い。どうするよオイ。とりあえず『福永法源の解剖』書評はボツな。ああ、嬉しい悲鳴というか苦渋の決断というか。税金対策に金をドブに捨てる成金の気分がほんのちょっと分かったような。できるなら実体験として分かりたいもんだが。『大宗教学』が実売300万部にでもなれば分かるかにゃ?(白昼夢)

 そういえば、おとといは俺様の生誕11111日めだった。誰も祝ってくれないから忘れてた。(←知るかそんなの)
7月3日(月)【ここまでは2000.07.14更新】
 よくわからんが、やる気が根底からなくなる。

 作りすぎた替え歌の配置に悩む。半分は折々にネットで発表してしまったが、本誌用にとっておいた切り札もかなりある。全部載せると、それだけで『大宗教学』1巻分になる。俺としてはラクでいいんだが、実行したら怒られるだろうしなぁ。
 とりあえず、昨日もちらりと書いたけど、ネタ的に本誌に載せられないものを12〜16pほどの別冊に取り分けてしまうことで合意。それでも36曲ある(今日現在)。レイアウトをどんなにつめても31ページ分になってしまう。
 『大宗教学』は最大48頁までしかネタに使えない。それ以上ページを増やすと、通常サイズのホチキスでは針が通らなくなるためである。版面の3/5以上が替え歌で埋まってしまっても、読者はついてきてくれるだろうか。
 よし、ノック、ムツゴロウ、山田みつ子、「ルージュの遺言」も別冊行きだ。そーすっと本誌用の替え歌は27ページ。手描きネタに19ページ使えるか。……どっちにしろ、今回は「歌特集」ってことになるな。ふみゅ〜。
7月4日(火)
 帰りのバスん中で、ケータイが鳴ったねーちゃんと、それをアテツケるかのように「電話したかったら公衆電話に行きましょう〜♪」とかいった意味の戯れ歌を歌いだした電波なおばはんが大ゲンカ。しばし「正義」について考える。
 先週と今日の『グルグル』を一気観(いっきみ)。ちょっと元気が出る。スライの声がめちゃめちゃシブい。
 弟の誕生日だったのを思い出し、酒庫からカミュのボトルを出してくれてやる。VSOPだけどな。
7月5日(水)
 徹底的に眠い。いっそ殺してくれってぇぐらいに。最近かなり眠りが浅いらしい。暑さのせいか、『第拾伍號』の構想がまとまらない焦りか。

 1年遅れで『ルギア爆誕』観る。
 前作『ミュウツーの逆襲』の欠点(重すぎて子供にはついて来れないテーマ、悲惨なばかりで盛り上がらないバトル、何もしないロケット団、等々)を逐一デバッグしたような作品。ルギアを直掩に氷の島へ特攻するシークエンス、ファイヤー・サンダー・フリーザーvsルギアの空中戦など、アクション部分は映画館で観てたらけっこう手に汗握ったかも。
 ただ、前回それほど問題にされなかった問題は傷が深くなったように思う。ヤドキングとかな。ダウンタウン浜田の起用はものの見事にハズしていた。「倉木麻衣に触れてはならない……困ったなぁ〜」とでも言ってみろ。ジラルダン(鹿賀丈史)はそれなりにハマっていたが。今度の竹中直人と薬丸も不安だなぁ。
 あと、アムロコムロのエンディングがミスマッチもいいところ。前回の小林幸子は不覚にもグッときてしまったんだが。「ポケモン」は「ポケモン」ってだけでも十分客が取れるんだから、作品世界を壊してまでコムロサウンドだの無理に使う必要はないのに。お前らはサミットで失笑買ってればいいんだ。なにが「NEVER END」だ。「アメリカの占領がNEVER END」って意味か? もっとわかりやすく「大好きよ〜大好きよ〜、ヘリポートを呼ぶサミットちゃん♪」とでも歌いやがれ。
7月6日(木)
 とにかく朝から眠すぎ。
 あまりにも眠くて、ロフトプラスワンの岡田斗司夫ライブ「日本のセバスチャンたち」を断念。残念無念。
 久々に22時就寝。
7月7日(金)
 匿名手配(笑)されていた岡山バット少年が、きのう秋田で逮捕されたそうな。じゃあこないだ四国で「ごはんをください」と民家にやって来たという謎のガキは一体? ただのこ●き?
 しかし、所持品にポケモンカードの束というのは恥ずかしすぎるぞ、人として。賭けデュエルでもしながら生活するつもりだったのか?

 バトルウォッチャーパティオ主宰・哭きの竜さんから、バトルウォッチャー本販売員のために夏コミのサークル入場券を譲渡してはくれまいかとメール。恩を売っておいて損はないので(←おい)、快諾の返事。

 10年前のエロ雑誌「オトメクラブ」を入手。
 インターネットが普及したここ2,3年で出てきた造語だとばかり思っていた「アイコラ」が、すでに1990年の時点で存在していたというのは新発見。白夜書房の編集部が作った単語だったんだね。

 先日の嘘競演で大暴れした玄界灘男さんが、ウチにリンクしてくれてるのを発見。光栄である。
7月8日(土)
 新刊の執筆かりこり。
 しかし、今回はスペースが少ない。佃煮にするほどあるネタの山からどれをチョイスし、どうレイアウトするかであれこれ悩み、筆が乗らず。こういう場合、どうしても社会的にインパクトの強いネタばかりが生き残り、ベタ記事やワイドショー的ネタが落とされる傾向にある。そうするとますます「ゴー宣」か「週刊金曜日」みたいなノリになってくるので嫌なんだよな。ジャーナリズムよりも無責任な道化のスタンスこそが我等の使命なれば。
 もっとも、今号は道化というよりは吟遊詩人になってしまったけど(笑)。当世の悲劇を詩の形にして後世に残すという点では吟遊詩人だよなそういえば。
 ああそれにしても困ったダス。
7月9日(日)
 今日は学会例会。
 駅に行く途中、自転車がパンク。幸先悪いなぁ。と思ったら、田無の駅ビルで、探していた「ポケモンはらはらリレー」と「たこやきマントマン主題歌」のシングルをゲット。幸先いいなぁ。どっちやねん>俺。
 また緊張のせいか頭痛が出かけるが、今度はきちんと吉祥寺のサブウェイで七面鳥サンドを食い、ナロンAと葛根湯を服用してなんとか抑える。
 会場は前回と同じく東大駒場キャンパスの某室。予定通り13時開始。発表者が多いため、持ち時間は一人あたり8分となる。
 今回インパクト強かったのは、眠田先生の紹介した子供向けの誘拐防止アニメビデオ(内容はいたって真面目なのだが、不真面目な我々が観るといろいろ深読みできてしまう逸品)と、唐沢先生紹介の、いろんなフォビア(恐怖症)をくすぐる飛び出す絵本(洋書)。何かの本に紹介されるのを楽しみに待つがよい。「飛び出す絵本」のほうは実物を見ないとあの迫力はわからないかもしれないが。「高所恐怖症」とか「先端恐怖症」のページなんか、本物のソレの人が観たらその場で目ェ回すこと受け合い。
 あ、それと、前回俺が紹介した青森・新郷村の「キリスト祭」に先月本当に行って来られた方がいらっしゃって、詳細なレポートをしてくれたのが嬉しかった。40年近い歴史を持ち、キリスト慰霊祭には地元の議員なども列席し、本物の神主も来る(これがまた「しょーがねーなー」って顔で祝詞をあげている写真が紹介されて場内爆笑)、伝統あるイベントだったそうで。「意外にもぜんぜんトンデモじゃなかったところがかえってトンデモでした」(紹介者:談)。
 あと、皆神先生の紹介してた岩波の新刊、タイトルは失念してしまったが、妙に心に残った。デリダやらラカンやらクリステヴァやらが自著の中で多用する数式やロジックなどの間違い・勘違いを逐一指摘し、彼ら現代哲学者が、ロクに数学の知識もないくせに単なるコケオドシとしてそれら数学的表現を使用していることを暴いた、まさに皆神先生や山本会長タイプの芸風の本である。「話がハイブロウすぎて笑えないのが困ったもの」とのことだが、たしかに……。それこそ、数学にも現代思想にも通じている博学な人なら床を転げ回るほど笑えるんだろうけど。しかし、現代思想家が知ったかぶり用語を振り回しているのなら、その彼らのテクニカルタームをまた知ったかぶって使いまくる世のアカデミズムバカは、なんとあやふやな存在なんだろうか。その砂上の楼閣にも似た「虚知」のはかなさを彼らに気づかせるのは、それこそサマナを脱会させるぐらい難しいだろう。嗚呼。
 で、俺にとっては肝心だが俺以外にとってはどうでもいい、俺の発表。てっきり俺の出番は前の席に座っている立川談之助師匠の次だと思ってたら、師匠のプレゼンはなしでいきなり俺に順番が回ってきた。いやーんっ、まだ心の準備が!
 というわけでコンビネーションも何も考えられず、先日西東京を中心にバラまかれた反核パロステッカー「進め一億火の玉」、『志茂田景樹の軽犯罪法講座』、先々月行った「はりケット」のカタログと収集してきた同人誌、『マンガ 太陽の法』6巻、「教団新報」あたりをあたふたと紹介。そしたらあっという間に8分だよオイ。
 時間切れのアラームが鳴る中、今日用意した最狂最大のネタ、「男だけで撮影した実写版『カードキャプターさくら』ビデオ」のパッケージを、せっかくだからとプロジェクタに映す。ギャラリーから爆笑とともに「上映してくれー!」の声多数。ちらと媚びるような目でタイムキーパーの方を見やる俺。首を横に降るタイムキーパー。えーん。「すいません、じゃあひと回りした後で時間が余ったら上映しまーす」と次の方にバトンを渡す俺。……けっきょく、時間は余りませんでしたとさ(涙)。
 ああ畜生、本当は最初の2,3分で小ネタをオードブル的に紹介し、メインディッシュにビデオを流す手筈だったんだが、カゲキちゃんの本と『太陽の法』の紹介で無駄な時間を食ってしまったのが痛かった。他の人のプレゼンを見るかぎりでは「8分って案外長いな」という印象だったんだけど、自分でやってみるとこれが大違い。唐沢先生や談之助師匠のようなプロの噺家だとこのへんも計算し尽くせるんだろうが。ああ、素人の悲しさよ。よし、次の例会発表は「男さくら」一本で行ってやる!
 それからほぼ全員で渋谷に出て、海鮮料理をつつきながら二次会。柳瀬氏に先日行けなかった「日本のセバスチャン」イベントの様子を伺ったり、さっき紹介した「はりケット」文書や公の場でとても紹介できない『●●●●●●』、●●●●からの●●●●●(●●●●●の●●●●●つき)等を周囲に見せびらかしたり。頭痛がないので大ハシャギ状態である。数日前に足を負傷して今回欠席した奥平広康氏へのカンパ袋が回ってきたので、幾ばくかの金銭と一緒に「幸福の科学」謹製メモ帳を投ずる。
 さらに路地裏のバーにどやどやと押しかけて三次会。先客から「どういう団体なんですか?(汗)」と聞かれ、どなたかが「読書会です」と。ウソではない(笑)。ここでもネストリウス派だの何だのと濃い話題に花が咲く。『太陽の法』の1991年エル・カンターレ生誕祭の回、講談社から悪の想念がうずまいてる(藁)コマを見ながら、「たしか『セーラームーン』ってこの頃始まったんじゃない?」「じゃあダークキングダムって幸福の科学だったのか?」という話に。すると、それを聞いてらっしゃった志水先生がぼそっと「でも、バカボナイトって石はないしなぁ……」。さすが日本屈指のセラムン研究家、学識あふれる絶妙のギャグに一同大爆笑。どんな鉱石やねんバカボナイト。あと、ひえだ先生たちともいろいろ謀議をめぐらす。
 さんざん学会気分を満喫して、午前0時ごろシヤワセ気分で帰宅。
7月10日(月)
 パスポート用に住民票と戸籍抄本を取りに行く、という口実のもと、全休をとる。
 写真も撮る。免許センターでもこうはいくまいってぐらい凶悪なツラに写る。「夜な夜な徘徊しては通行人に襲いかかり生き血をすするキチガイ博士」とでもキャプションつけたら似合いそうである。朝のうちに撮っておくんだったわい。
 申請の時間はなかったので後日に回す。
7月11日(火)
 福永法源がサギ行為を認める供述を始めた、と読売新聞のスクープ。
 いよいよ『福永法源の解剖』を書いた須賀一郎どもの立場がなくなってきたぞ。ギコハハハハ。

 仕事中、なんか鼻水が出てフラフラする。
7月12日(水)
 朝から猛烈な倦怠感。急に身体のパワーステアリングが効かなくなったような感触である。
 午後、ためしに体温を測ってみたら37度台後半。げげ、夏カゼってやつかよ。辛抱たまらなくなり、半休とって早退。動かない身体を引きずり帰宅。それにしても、熱のわりに身体のダメージが大きすぎやせんか。ほんと冗談抜きで、エネルギー切れのパワードスーツ着て歩いてる感じ。今なら小学三年生にもマウントポジション取られる自信あり。どういう自信だか。とにかく薬飲んで一眠り。

 18時前に目が覚めたので、せっかくだから、ひどいひどいと噂の『きらめきマン』を観てみる。……なるほど、たしかにこれは……。タイムボカンシリーズ正統伝承者の名は『モンコレナイト』にノシつけて献呈すべし。
 それからビデオで昨日の『グルグル』と『ポケモンアンコール』。来週はいよいよイミテとメタちゃんの回、ワクワクするにゃ〜。

 そごうにニュー会社更生法適用。今後さらなる人気回復に走らねばならぬ今の連立与党としては、やっぱ税金を投入するわけにはいくまいて。一瞬でも期待を持たされたそごうも気の毒といえば気の毒。
7月13日(木)
 昨朝よりは若干体調マシだが、朝から36度9分は平熱とは言えねぇよな。大事を取って午前半休。
 こういう時には、休みのとりやすい職場はありがたい。
 給料は安いけどな。
7月14日(金)
 午前中、川越でパスポート申請。午後だけ仕事。
 全休1日+半休3回ってことは、今週は都合半分しか働いてねぇな。とほほ。

 『五体不満足』の人が、あの月刊スポーツ誌「Number」で連載を持つんだと。
 ガッツ石松が「Newton」に連載するようなもんだな……とか失礼千万なことを考えてしまう。
7月15日(土)
 原稿を描いて描いて描きまくるべき日。それは分かってるんだけど、つい壁紙を貼り直したりして現実逃避。この帽子娘を描いたのもかれこれ15年ぶりぐらいになる。昔はめちゃめちゃハマったもんだ。
 ああ、今思い返しても面白かったよなぁ『バイファム』。資料に別冊アニメディアのムックを読み、改めて『バイファム』の完成度を再確認。地球帰還後一気にダラケた『マクロス』や、ラストはただの殲滅戦になっちゃった『ダンバイン』などと比しても、当時のアニメの中ではそのSF考証度とムリヤリ度、ハードな緊迫感とコミカルさとのバランスが非常によくとれていたと思う。途中、いきなり放映時間がゴールデンから夕方5時だか5時半だかに変えられたりと苦労もしたが、それでもテンションは最後までほとんど落ちることはなかった。中学時代に観た中では、いちばん好きなアニメだった(ちなみに特撮は『マシンマン』、マンガは『北斗の拳』。すさみきった厨房だなぁ)。みんだ☆なお(当時)先生の『マキちゃんマガジン』を一冊も入手できなかったのが、今さらながら青春のリグレットである。

 ……けっきょく手描き原稿はあまり進まず。なにやってんだか俺。
7月16日(日)【ここまでは2000.08.16更新】
 礼拝行ってすぐ帰り、編集作業。
 おぼろげながら『第拾伍號』48ページおよび『裏大宗教学』20ページのアウトラインが見えてくる。
 よほど気合い入れないと、メリハリのない誌面になりそうだなぁ。

 ロッテ×西武、月食下の大激闘。球場で見たかったなぁ。
7月17日(月)
 いやー、さすがに連日の眼の使い過ぎで「目力(めぢから、と暫定的に読む)」が切れてきた模様。眼精疲労。

 サリン事件等に関与した広瀬健一・豊田亨両被告に死刑判決。
 俺の親が「あんな真面目な人たちがなぜ死刑に」と大憤慨していた。
 たしかに、オウム以外の事件だと、もっと大勢殺しててしかも反省の色すらない、文字どおり「死ななきゃ治らない」部類に属する生き物が、無期以下の刑で済んでいたりする。そんな中、オウム事件だけはかなり「正当な」量刑が科される傾向がある。パソコンで免許証偽造しただけで実刑くらったりとかな。
 なぜにオウム事件被告への量刑は増量キャンペーン実施中になるのか。さっぱり公判の進まないチヅオや、反省の色もなく相変わらずウソで塗り固めた活動に精を出しているシャバの信者どもに対する世論のイライラが、彼ら被告に向けられているせいだろう。別に彼らを擁護するわけではないが、彼らへの重刑宣告には、かなりトバッチリな面もあるのではないかと思う。
 そういえば、『大宗教学』の前号で、「オウム裁判は『軍事法廷』である」と書いた。オウム事件の被告どもは、日本に対して戦争を仕掛けた戦争犯罪人であり、それこそ捕虜収容所の食事にゴボウを出したら「捕虜に木の根を食わせた」と起訴されてデスバイハンギングされたBC級戦犯(←都市伝説?)同様、どしどし死刑にされるもやむなし。そう書いた。だが、「軍事法廷」の本質とは何か。戦勝国による、敗戦国への感情的仕返し行為。「合法」の皮をかぶった、ていのいい非合法的リンチである。違うか? 前号そんな分かり切ったことまで説明するまでもねーなと思って書かなかったけど。てゆうか、そこまで書くのを忘れた(←おい)。もちろん、「軍事法廷」というシステムを肯定する人もいよう。だから、「軍事法廷」の是非はひとまず置いておいて、「オウム裁判は『軍事法廷』である」というテーゼだけをごろりと投げ出しただけでも十分だったかもしれんな。
 とまぁバックナンバーへの反省はさておき。広瀬のように重々反省した下っぱにも、反省のカケラもしてねぇ最高責任者チヅオにも、同じ「絞首刑」しか宣告できない司法には、また別の意味で納得いかないものがある。江戸時代みたいに、同じ死刑でも斬首から火あぶり・ハリツケまで各種揃えておいたほうがいいんじゃないのか。死刑を廃止しないのなら、せめて死刑にも等級をつけたほうが公正なんじゃなかろうか。「それは残虐だ」とかぬかす奴は、じゃあ人間が人間の命を奪う死刑制度自体は残虐とは思わないんだろうか。「人道的に」ギロチンで何千人もの王党派や失脚者を首ちょんぱしまくったフランス共和政府と同じことをしているという自覚はないんだろうか。どうよ、そのへん。どちらにしても、現行刑法による量刑制度は中途半端かつ穴だらけだと思うんだな。

 コミケカタログ入手。リゾコミの裏で、こんな陰謀があったとは知らなんだ。
 リゾコミを潰しかけたこのバカくんに対しては、ただただ「バカなやつ」としか言い様がない。「評論」と「運動」は全く別の行動だし、百歩ゆずってアレが「評論」だとしても、そう言うお前自身が、その「本土の悪習」たるコミケットに参加してちゃ、説得力ゼロだバカ。
 さて、話は飛ぶが。いわゆる「ユダの裏切り」の真相は、「イエスに政治的指導者ないし革命家となる事を期待していたイスカリオテのユダが、てんで自分の期待に応えてくれない師匠に業を煮やして、大祭司にイエスを売り渡した」、という説がけっこう有力である。「期待に応えてくれない師にムキーとなっちゃった弟子」、その気持ちはまぁ分かる。だが、ユダの癇癪は、結果的にイエスの命を奪うことになった。後から後悔してももう遅い、けっきょくユダは首を吊った。それで済むはずもなく、かつての弟子仲間はこぞってユダをスカポンタン呼ばわりし、「新約聖書」でもある事ない事さんざんに書かれ、2000年経った現在もなおユダの名は「裏切り者」の代名詞として流通している。
 米沢氏=コミケットが自分の期待に沿わないからと言って、宜野湾市当局にコミケットを讒訴(ざんそ)したバカくんのブチキレ行動を、有名なユダの裏切りに例えるのはかなり過大評価しすぎかもしれない。だが、もしバカくんのミラクル大作戦が成功を見ていたなら。「棚木将人」の名は、オタク文化に携わる全人から、ユダにも勝る汚名として認識されていただろう。少なくとも、沖縄までムダ足踏まされるところだった俺は、永遠に棚木将人を許さなかっただろう。とりあえず無事リゾコミが開かれたんで、バカにする程度にとどまってるけどな。
 そして、本当にコミケットを殺してしまった時。バカくんは自分のしでかした行為の重さに耐えられるのだろうか? もはや一つの複合産業体となったコミケットがいきなり消えた時のマイナス経済効果を、路頭に迷う印刷所を、そして、社会との唯一の接点を失ったセミヒッキー少年少女の苦悩を、バカくんはどう受け止めるつもりなんだろうか?(何も考えてないからこそああまでバカをしでかし得た事は想像に難くないが)。首吊るぐらいであがなえるとは思うなよ。
7月18日(火)
 某所で生・浅見定雄先生を目撃。
 よっぽどアーナンダのことをツッコもうかと思ったけど、シャイなボクチンにはかなわぬ夢。

 『グルグル』の主題歌を聞きながら、ふと心にうつりしよしなしごと。
 「『チグリス=ユーフラテス』と『乳首吸うキューブラー・ロス』って似てるなぁ」。
 でも、誰だっけ、キューブラー・ロスって? 調べる気力もなし。つくづくテンパる俺のマインド。
7月19日(水)
 新刊のアウトラインを95%まで確定させる。あとは腕が折れるまで描くべし。ただ、ほんとに折れちゃ印刷も製本もできない。こういう時、コピー本サークルは体力配分に留意しなきゃならないのがツラい。

 水戸泉の婚約者の重婚疑惑が盛り上がっているが。
 とりあえず「重婚の前科がある」というだけの話で、前夫の森慎二(西武)とも前々夫の伊藤史生(元・ロッテ)ともすでに籍は抜けており、厳密に言えば水戸泉とは重婚ではないようだ。ただし、そういう過去を全部リセットした上で、年齢はおろか、両親が生きてることも、子供が4人(伊藤との間に4人、うち1人死亡、さらに森との間に1人。現在は全員伊藤の籍)いることも、全部隠して水戸泉と婚約してしまったことは事実らしい。そりゃマズいよな。
 近年、「ゲームと現実の区別がつかない子供が多い」とか「殺人してもリセットボタンを押せばすむと思っているんじゃないか」とか言われているけどさぁ。
 現実にもリセットボタンってあるんだね。(笑)
7月20日(木)
 8×11ネタを一つ書き上げるごとに、ディスプレイの進捗表にマーキング。グロンギ怪人が手首のソロバンをじゃりんっとはじく時も、こんな気分なのかもしれないざんす。殺人するのもソロバン勘定、ざーんすざーんすさいざーんす(←どうストライクゾーンを広く見積もっても30歳以上限定ギャグ)。
 執筆に没頭するあまり、おろかにも「ピカチュウたんけんたい」を見損ねる。タイマー録画すら忘れていた。ぐぞぉー(涙)
 「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」。クライマックスの指食われシーンはもちろん録画する。
 千葉テレビに回してみると、ロッテvsダイエー、8回裏で7対2。最近よく打つなぁロッテ打線。イワオが上がって来れないのも仕方あるまい(号泣)。小野晋吾、復帰第一戦白星おめでたう。
7月21日(金)
 昼間、皮膚科へ行った以外はずっと引きこもって原稿描き。
 その病院から帰る途中、カーラジオで聞いたんだが、森がクリントンに「How are you?」と挨拶するところ、まちがえて「Who are you?」と言っちまったそうだ。で、クリントンが機転を利かせて「I am ヒラリーのハズバンドだ」と答えたら、森「Me, too」だと。
 まぁ通訳はいくらでもいるんだし、別に英語ペラペラな必要はない。かえってペラペラだと、どんな失言をされるかわかったもんじゃないしな、森の場合。しかし、いくら何でも。
 どうも身体の調子がいまいちで、23時頃、早々に寝てしまう。
7月22日(土)
 朝から頭が重い。11時頃、ナロンAを1錠投与。能率、あまり上がらず。
 それでもムリヤリ、別冊付録『裏大宗教学』の版下を作り、早稲田のコピー屋へ印刷しに行く。今回は製本の手間が1.5倍(推定)になるので、なるべく印刷を前倒しにしなければならない。
 しかし、駅へ向かうバスの中で、替え歌の配列がムショーに気に食わなくなる。印刷中止。
 せっかく駅まで出たので、なんとなく所沢の芳林堂書店へ。すると、以前から探していた『トンデモ本1999』の後期型(『痛快トンデモ活用術』の項が、な●ぷるの猛抗議で書き換えられたと噂の)が見つかる。よっしゃあ、これでな●ぷるネタが書ける! 怪我の功名。
 帰宅後、弟から『リングにかけろ2』1巻を奪い読み。スコルピオンとヘルガの息子(二人の間に生まれた子供という意味ではない)にぶっとぶ。おいおい車田、またネオナチか!? あーあ、サイドカーにハーケンクロイツのステッカーなんて貼ってるよ。「デアグローセフューラー!」じゃねえよまったく。欧米に輸出できないぞこれじゃ。ゆでたまごと言い車田と言い、集英社の漫画家は「ドイツ人はみんなナチス」だと思ってるフシがあるが、いまだにその傾向は改善されていないらしい。編集者も何か言ってやれよ。
7月23日(日)【ここまでは2000.08.23更新】
 全然寝た気がしないんだが、なぜか頭はスッキリ目もシャッキリ。
 東映グランドライン(『タイムレ』〜『デジ02』)と『はなまるくん』を観ながら版下作り。
 教会からさっさと帰って、40ページ分の版下を完成させる。予定の5/9。
 コーラスに行って帰ってメシ食ってさらに執筆。やっと今回の号の全体像が見えてきた。なんとかなりそう、という希望の光がココロに差し込んでくる。
7月24日(月)
 本誌8ページ分と、袋とじ別冊16ページ分を印刷にかける。初の袋とじ本製作になるが、うまくいくだろうか。
 思えば、我が軍が両面印刷コピー誌の編集製作技術を保有したのが5年前の夏。そしてついに今回、袋とじ本の開発に着手。技術力だけなら明らかに【カダフィ企画】を超えた、と思うのだがいかがだろうか。でも工業力の差は「ジオン:連邦」……。もちろんウチがジオンである。当方がいくらクオリティで勝るゲルググやケンプファーを量産しようとも、その30倍のジムやボールに襲いかかられてはたまらん。しかもジムだと思ってかかると実はジムスナイパーカスタムIIも混ざっていたりするから油断できねぇ。やはり戦争遂行よりも和平の道を探るべきかのう。

 水戸泉、30代後半男の純情をもて遊んだ人生リセット女と婚約解消。当然だよな。得意の豪快な塩まきで追っぱらえ。
 まぁ野良犬にでも噛まれたと思って忘れるんだな、水戸泉。
7月25日(火)
 朝、『と学会誌 Vol.8』の校正原稿を投函。柳瀬さんごめんなさい。
 昼休み、本誌16ページ分印刷。
 それから「申請中のパスポートを回収する」という名目で半休を取る。実は『グルグル』のタイマー録画を忘れてズル半休、とは口が裂けても言えぬのだ。人間のクズだねどうも。でもパスポートもちゃんと川越で回収したので、ウソはついてないニャ。

 端本悟に死刑判決。こいつの場合は坂本弁護士事件など数多の事件に関与してる筋金入りの殺人部隊隊員なので、気の毒という気はさっぱりしない。どうせ弁護士殺すなら青山弁護士殺せばよかったに。

 鉄道からゲゲボドリンクまで、データ/コレクション系の同人誌というのは山ほどある。なのになぜ、エアマックスとかスウォッチとかリーバイスの同人誌は見かけないのだろうか。
 ブランド品なんかも、年ごとに新製品を出してマニア心をくすぐろうとしているのに、ヴィトン本やYSL本などどこにもないぞ。着ているやつはウジャウジャいるのにねぇ、芸能系とか蘭ババとか。
 やっぱり、同人やる奴のメンタリティには、そういう「世間に受け入れられた分野」への対立意識みたいなもんがあるのかな。
 詳しいことはよくわかりませんが。((C)カダフィ企画)

 『ポケモンアンコール』、「メタモンとものまねむすめ」。イミテとメタモン(三石)、1話かぎりのゲストとはもったいない。再登場希望。
 予告編によると来週は「ルージュラのクリスマス」だと。やはりアメリカ版でも「でんのうせんしポリゴン」はなかったことに(涙)。38話ダビ●グしてアメリカのマニアに売ったら一財産築けるかもよ。で、子供が観て倒れて、告訴されて500億円ぐらい罰金取られるのな。
 てことは、「ピカチュウのもり」は「ルージュラ」と「イーブイ」の間かな?
7月26日(水)
 本誌16ページ分印刷。

 薬害エイズ裁判で、安部英に禁固3年求刑。
 思わず「かっっるぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」と叫んじゃったよ俺。なに考えてんだ検察!?
 HIV入り血液製剤を、他の専門家の意見を押し切り使わせ続けた殺人者だぜ。それが「業務上過失致死」か?
 被害で言えば地下鉄サリンを凌駕する事件だぜ。それが禁固3年か?
 ほんとなら、安部は文句なし死刑、安部の運転手ですら無期懲役だろ(笑)。
 とりあえず『第拾伍號』p.47以下に憤懣をぶつけておく。

 コンコルド初墜落。「今まで一度も事故を起こしていない」と言われていたが、そりゃ試作機入れて20機しかなきゃ、事故る確率もジャンボの何百分の一だろうて。

 いまごろまえがき執筆。あとはネタ3本とあとがき、奥付を仕上げれば完成。なんとか日曜はオフ日にできそうだ。
7月27日(木)
 『ポケモン』録画し忘れてショック。
 夜、吉祥寺のタイ料理屋「トムヤム」(日本料理店に「味噌」とつけるような直截なネーミングだな)。どれもこれも風味豊かにして、微妙に日本人の口にも合わせてあるらしく、美味。トムヤムクンスープも脳天にガーンと響くような暴力的な辛さはなく啜りやすい。スパイシーきわまりないが、バカ辛いわけでもない、暑期のスタミナ回復にはもってこいである。繁盛しているのも納得。ゲン(タイカレー)系を食べ忘れたのは残念。
7月28日(金)
 山本弘・岡田斗司夫・田中公平鼎談集『絶版』と、映画『ピチューとピカチュウ』の解説本を買う。
 前者のヤバさは説明するまでもなし。後者がまた巧妙な作りの本で、俺の無意識下に「映画を観ろ〜」とサブリミナルメッセージがゴリゴリ刷り込まれて行く。観たいー観たいー映画観たいー観たすぎるーっっ!! はう〜ピチュ〜〜〜〜〜〜〜〜……(萌)。コンクリートジャングルの狭間で強く生き抜く野良ネズミ兄弟の物語、と言うとかなり雰囲気が違ってくるが、「みんなの遊び場がたいへんな事になって力を合わせて国体護持」という筋は前回・前々回とまったく変わらんが、とにかくかわいいピカと新キャラのピチューが動いてしゃべるだけで俺たちは満足なのである。昔の美空ひばりの映画に、ストーリー性を求めて観に行った奴などいるか? それと同じ! 「萌え」の前にはマニエリスムも何かはあらん!

 夜、高田馬場の台湾料理店。台湾紹興酒が、大陸のものより飲みやすくておいしい。
7月29日(土)
 明日は完全休養日の予定なので、できれば今日、印刷完了→製本にまで着手しようかと思ったが、やっぱやめて、そのぶんまえがきとあとがきをじっくり仕上げる。とは言え、あまり出来のいいもんじゃないけどな、どっちも。

 こないだ買った坂本真綾「プラチナ」(『カードキャプターさくら』の歌)を聴く。はぁ……たしかに、あちこちで「スゲエ」と言われるだけのことはあるな、菅野よう子。
 「自分を中心に世界が回っていると本気で思ってそうな10代のジャリアマの凛とした想い」がよく表現された、すばらしい曲とアレンジである(←100%ほめてるんだよ)。
 これが、一線級のアニソンライターの力ですか。『絶版』で田中公平が言っていたことはウソじゃない。アニメ音楽の世界、層が厚いや。『タイムレンジャー』で功名を遂げた亀山耕一郎ですら「しかし奴は我らのうちでも小物(『魁!男塾』調に)」なんだろうな。「模倣」が「模倣」と分かりやすい渡部チェルなどまだまだヒヨっ子か。末おそろしい業界である。
 宇多田ヒカルやら小柳ゆきやらなんぞをチヤホヤしている鼓膜フシ穴状態の一般庶民には、決してわかるまい、このおそろしさ。奴らは純粋に「音楽性」で勝負できないから、プロデュースの妙で庶民にアピールして稼ぐしかないわけで。庶民に飽きられたらあっさり捨てられるきのどくな商品である。それを一時期だけキャーキャーもてはやし、飽きたら捨てる庶民どももつれないと言うか何と言うか。アーティストは「たまごっち」や「ファービー」じゃないんだ。そんなあさはかさで、我が国の「音楽文化」が育つと思っているのか。おまえら、「本当にいい音楽」をもっと聴きたいと思わないのか。
 我が国で映画音楽などが育たないのも、そんな「歌謡曲至上主義」のせいではなかろうか。普通、よほどの事がなければ、映画やドラマやカートゥーンのテーマソングに出来合いの歌謡曲を採用するってことはないだろう。それが日常化してしまった現代日本(おそらく1980年代あたりからの現象だろう)は、やっぱりどこか狂っていると思う。
 論点がだいぶズレてきたが、まぁ要するに「アニソンをバカにしてると人生もったいないよ」、とでも結んでおけばよかろうか。いいかんじで壊れてるね俺も。

 そんなこんなで26時、残った16ページ分の版下完成。明日は完全オフ決定。
7月30日(日)
 関東ではテレビ東京系で『はなまるくん』の後にやってる、『邦子のマネーエンジェル』という投資番組があるんだが。
 今日は冒頭で「株で失敗しました」という視聴者からのおたよりを紹介。ほほー、ネガティブな情報を取り上げるのはこの手の番組にしては珍しいな、と思って観ていたら、「というわけで今日の特集は『成功する投資』です」……って、論点すりかえるなよ!
 ふつう、アタマに「投資失敗しちゃった」って話を出したら、流れとして「損失の取り戻し方」特集じゃないのか? つまり、「損する奴は損するような投資をする本人が悪い」って言いたいらしい。いいのかそれで。山田邦子も何とか言えよ。

 14時、友人(故人)の実家を訪問。当然ながらミニ同窓会の様相を呈し、23時まで飲み食い。
7月31日(月)【ここまでは2000.08.26更新】
 16ページ分印刷。これにて本文刷了。
 刷了したとたんに、マチガイやら書き直しを要求したい箇所やらがボロボロ出てくる。毎度のことだが、この刷了直後ってやつが、いちばん自分の本がダメに見えてくるダークタイムである。
 とりあえず猛烈な眠気をこらえつつ定時で退社。帰宅後、200冊分ほど本文用紙の仮組み。材料は250冊分以上印刷してあるが、今回もコミケ用には180冊も製本しとけばオッケーだろう。
 今まではアタマの勝負だったが、ここからは気持ちを肉体労働に切り替えねば。がんばれ、俺。
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