2003年2月の開設者うらみ日記


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2月1日(土)
【今週の暴言】
 酒税やタバコ税やギャンブル税同様、援助交際からも税収入があれば、誰も文句を言わないのでは。

 0815起床。『ミルモ』。ミモモの死の商人ぶりには共感できないものがある。商人に善悪とか倫理はないのか。洗濯しながら『むしまるQ』。今日の出題者は虫ケラさんばっかりだな。
 アジア大会開会式。南北コリアの合同入場は昨夜決まったそうだ。北のぶんまでお揃いのコートを急きょ調達するなど、裏方の苦労はいかばかりだったろう。北の参加が決まったのは〆切後なら、参加者名簿が届いたのもこの15日だったそうだ。事務局としては、これほど迷惑な連中もあるまい。オンリー即売会じゃあるまいし。つうか、これが北朝鮮じゃなくてタジキスタンとかラオスとかシベリアのユダヤビト居留地とかだったら、〆切過ぎた時点で門前払いだろうが。「北朝鮮はスポォツを政治に利用している」と言うが、その政治利用にまんまと乗せられているのはどっちだか。……あんまり言うと、星の子サミット申し込み遅れた俺にも響いてくるからこのへんにしとくけど。
 夕方、合唱の練習。同じパートに新人2名。定着してほしい。帰ると不動産屋からの手紙が。ああ、ついにアレやアレがバレたか、と思ったが、単に契約更新の案内。あーもう2年か。ちょうど明日帰省するし、そこでまた連帯保証人のサインもらおっと。親とはケンカもしてないので、こういう時はスムーズ。
 ニュース速報で「スペースシャトルからの無線途絶」と。単なる通信機器の故障ならいいのだが。

【今日の注目番組】
 あー、えーと、あまり詳しくは言えないが、NHKスペシャル「こども・輝けいのち」第5集(6月放映分)に気をつけろ貴様ら。(ぼそ)
2月2日(日)
 スペースシャトル・コロンビア号、大気圏突入後爆発したらしい。20年もののシャトルだっただけに老朽化だろうか。そういえば『聖書の暗号2』にはスペースシャトルが爆発するなんてこと一言も書いてなかったんだけどなぁ。クリントンの不適切な関係すら記されている「聖書の暗号」に、コロンビアが載ってないわけはなかろう。それとも、モニカ・ルインスキの名前と同じぐらいどうでもいい事件だった、ということかな? 何とか言えドロズニン。
 教会行って帰って、カツカレー食べながら『ハリケン』と『龍騎』の終わりのほう見る。『ハリケン』、最終回に向けて容赦なく人員整理。『龍騎』、最終回前に主人公が死ぬのも斬新だが、戦いを「善vs悪のタイマン勝負」という図式でなく「欲望同士のバトルロワイアル」として描ききったところも21世紀的というかさすが。『ファイズ』、最初ではまだ2つの話が(SMARTBRAINのロゴ以外)全く絡まずよくわからんが、雰囲気は悪くない。80年代的電子音&電子ヴォイス、個人的には好き。第一話を見終わるまで、てっきりあの女がバッタビトになるものと思ってた人は手を挙げてー。んで手をチョキにしてー。そのまま指を井上敏樹の鼻の穴もしくは眼球に突っ込んでー。しかし、繰り返しバッグを取り違えるバカさはどうにかなるまいか。『明日の王蛇』第一話。破壊と暴力の大好きな二十ウン歳の犯罪者が憎い弁護士を探して旅をする話……じゃなくて『明日のナージャ』第一話。雰囲気は『チュチュ』廉価版ってかんじ(←ひでぇ)。そんなヒラヒラの服で木登りするな、ってあれは孤児院の制服だったですか実は。なんと、バンダイもバトン産業に参入するつもりー!? EDが妙にかわいくてイイー。
 1930ごろ、実家から迎えの車。スキヤキたらふく。契約更新書類の連帯保証人欄にサインたのむ。そのかわりと言ってはナンだが、ウン万円貸す口約束。連帯保証人に金を貸すというのもナンだが。実家を担保にされるよりはずっとマシだ。
 帰ってあわてて嘘競演感想UP。ギリギリ〆切に間に合った。あーあ、きっと陰では「気楽院は『コメットさん☆』にハマってからさらに面白くなくなった」と言われてるんだろうなぁ。
2月3日(月)
 オフラインもネット上も、ニュースは朝からコロンビア三昧。黒さんによると、先週のNHK「まんてん」が、「宇宙で死ぬ覚悟があるか」というテーマだったと。なんともコメントに困る。何か言おうとしたらぶはははははと笑ってしまいそうで。今日の放映分で追悼メッセージが流されるらしいが。ロイターは、イラクの政府高官が「天罰」と言ったとかなんとか報じる。さすが例の「聖ブッシュ様」写真を流したロイターだけあって、ソツノないこと。
 雑誌仕事が一段落したので、単行本のほうをいろいろ並列してこなす。IT化の進んでいないウチの職場は個人個人にPCが割り当てられておらず、少ないPCはどーしても取り合いになる。でも今は人員少なくなったおかげで、いつでもPCが空いてて助かる。喜んでいいのかそれは。昼、ザフェランでペルシャ風豆煮込みランチ。
 1800前退社。BIG BOX下の古本市で、「君にスマイル」も入ったアニメ楽譜集、アメリカのトリビア事典など5000円。芳林堂にも寄って友人へのプレゼントなど見つくろう。帰りの車内で『メバエ』(音楽専科社、2002)読み。大笑いしたいけど車中ゆえそれもかなわず。苦しいー。
 神戸屋でメロンパンなど買って帰宅。ネットで今年の恵方を調べ、南南東の方角に向かってメロンパンを「はむう」。何をやっているのか俺は、という思いが一気に体中に充満し、その場にくずおれくくくと笑う。人間、他人の目がないと、どんどんきちがい度急上昇しますな。読者のみなさんもこんなの読まされて気の毒とは存じますが。

【今日の面白アクセス】
 一昨日あたりから狭山事件関連の検索ワードが増えた。今日なんか「狭山事件+変死+なぜ」で3件も重なっている。また何かあったのか。
2月4日(火)
【今日の口から出まかせ】
 殿方が自分のテクやら力強さで婦女子をヒイヒイ言わして得るヨロコビと、嘘ツキャーが自分の嘘で読者をヒイヒイ笑わせて得るヨロコビというのは、実はかなり近しいものがあるのではないか……という仮説。

 朝刊見ると、今日は夜から雪との予報。さっさと帰ろう、と朝から決意するダメにんげん。
 仕事、昨日の続き。昼、レッドピーマンでハンバーグとカキフライ。「さっさと帰ろう」と誓ったはずが、どうにも仕事が乗り、1900頃までDTPに勤しむ。PCに向かってると時間を忘れる傾向あり。SEになってたら過労死してたかもしれません。帰りも昨日のごとく『メバエ』読んで心の中で大笑い。
 雪、ぜんぜん降らず。どうやら天気予報欄、まちがえて東京じゃなくて隣の長野の項を読んでいたらしい。こういう習性が「ドジっ子萌え〜」と看過してもらえる人は、地球でもほんのごく一部の選ばれし者のみなので注意。もちろん俺のドジは全人類から許してもらえません。

【今日の新雑誌】
 日本初の、「おとなのADHD」向け雑誌『月刊ADHD(仮)』。
 編集部員も執筆者もみんなADHDで固めた、ADHDのADHDによるADHDのための情報雑誌だ。
 ADHD同士の情報交換、ADHD支援グッズ紹介、ADHD相談などを満載。ADHD本人のみならずADHDを雇用する企業の上司や人事担当も必読!
 ……ただし編集者も記者もアレなため、創刊号は予定の5ヶ月遅れで刊行。第2号は3ヶ月経つ今もなお書店に並んでいない。
 ダメかやっぱ。
2月5日(水)
 引き続き『メバエ』読む。すぐ人まねを忌避しようとする俺にとって、海洋堂・宮脇専務の「後出しジャンケンオッケー」という考え方は新鮮で、大きく感銘を受けた。そうか、同じ企画でも「ウチの方がずっとええもん作ったる!」という気概と自信があれば、「後出しジャンケン」でも全く問題はないし、実際「ずっとええもん」さえ作れば、消費者も「パクリ」なんて一言も言わない。
 もちろん先行企画よりもヘタレなものを出せば笑われる。誰にも負けない技術力を担保にしなければ、「後出しジャンケン」なんておそろしくてできやしない。俺にそれだけの力があるか、と言われるとアレだが。でも動き出したモノは止められない。やるしかない。今まで出た同種の企画を超えるには、それらにはなくて俺だけが持っている特殊技能を注ぎ込むことだ。本というのは、フィギュアよりももっと多くの変数が絡み合ってできているぶん、俺が付け入るスキはある。去年ほとんどそっくりな企画を見つけて以来ヘタレていたけど、がんばろうという気がわいてきた。うわ、このシリーズ読んでて仕事につながる元気をもらうなんて思ってもみなかったぞ。

 だからと言ってすぐにエンジンがかかるほど単純な人間だったら今ごろもっと出世してるわけで。とりあえず今日もダラダラ仕事。昼、大昌苑で肉焼き定食。ちょっともたれる。午後も仕事。遅くなったので、早稲田通りの天一で並こってり。古書店寄って帰る。

 帰りの車内で好美のぼる『妖怪七変化』読む。すげーっなにこれマジにオモシレーっ!
 「人類存亡のかかった秘密の眠る研究所を目指し、続々と押し寄せる異形の怪物、それを謎の力で撃退する、科学と非科学の融合した生体兵器」……って実はモロにエ●゛ァン●゛リオンじゃん、このプロット! もしかしてガイナックスは『妖怪七変化』パクりましたか!? んなわきゃない。
 祖父の人体実験で両親を失いつつも、人類の希望を守るため同じく実験台となりセブンマンに変身する主人公の少女ミチ。人類の希望・重力場エンジンを我が物にせんと国内外から迫りくるスパイの魔の手を、常に3手どころか5手先を読み回避する策士・稲垣博士。その稲垣をも恐れさせる最強の敵、ドクトルエバンス。セブンマンの放つ超兵器と想像を絶する多彩な変化(レインボーマンどころの話ではない)、それでもたびたびふりかかるピンチの連続に、読んでて思わず手に汗握ってしまう。もちろんツッコミ入れたらキリはないが、好美作品を理性で読んではいけない。マンガで頭使いたければ『ジョジョ』でも読めばよろしい。
 さすがに後半の五変化vsロボット怪物のバトルあたりは息切れしていかにもヤッツケで描いてますというかんじだがテンポもよく、荒唐無稽な設定のわりには話の破綻も(比較的)少ない。まぁこれはどのレベルまでをもってして「破綻」と呼ぶかで評価の分かれるところだろう。最初から破綻していると言ってしまえばそれまでだし。そもそもセブンマンに変化するのにわざわざ男になる必要はないんだし。てゆうかミチの両親殺す前に動物実験ぐらいしろじじい。いやこれは復刻の価値大いにあり。ありがとう二見書房。
 しかし、「これのどこが怪奇マンガなのか」「こういう話はふつう怪獣ヒーローものと言わんか」という俺の根本的疑問は、ついに晴らされることはなかったのであった。いやいや、好美先生に是非を問うとはなんと不敬な。

 掲示板でネタ振りされ、ついコロンビア号の歌を作ってしまう。

  シャトルのジンセイ アッパレ(×4) 残骸だ(ソイヤッ!)
  17年ぶり クーララ(×4) 事故ですと(アイヤー!)
  7つのドキドキハートが 着陸待ちきれないよ
  「断熱材落ちた」「左翼が破損っ」 かまわず空へ(レッツゴー!)
  テキサス上空 ドッカーン! ごらんあそべよ 摩擦のパワー
  計画中止 ドッカーン! タイルなくっちゃ さぁさ、みんなで
  メチャメチャ TILE! TILE! TILE! TILE!
  オンボロ! TILE! TILE! TILE! TILE!
  ポロリン とれても ドッカーン!

 ……あーあ。(汗)
2月6日(木)
 中島らもが麻薬不法所持で逮捕。文壇(?)では大きな話題になっている模様。誰もが、意外性のなさにかえって驚いている様子。驚いてないならなぜこんなに話題になる。「中村うさぎが借金苦で自殺した」と言われたようなもんで、いざその時が来てみると案外みんなうろたえてしまうもの。じゃあこんなことになる前になんとかしてやれよ、と言いたいところだが、マスコミ業界とはそうはいかないもの。
 まじめに仕事。昼は昇龍軒のチャーハンとギョーザ。午後も仕事。帰りに戸塚特別出張所近くの日高でバターコーンみそラーメン。外食が多い。
 去年の日記で「新譜が出たら定価で買う」と約束した通り、トミーフェブラリーの新譜買う。律儀。いっしょに、まだ買ってなかった「星のパレード」のシングルも。ムトウも『コメットさん☆』のコーナーがあったのに感動して、ついつい。ああ、とうとう『コメ☆』CDもコンプリートしてもうた……(『パワパフ』のレニー的慨嘆)。
 横浜市西区がタマちゃんに住民票交付というほほえましいニュース。畜生の分際で申請もしないのに住民票もらえるアザラシもいれば、人間なのに住民票もらえない奴らもいる(「だってオウムだから」というギャグは却下)、おもしろきかな。
 例の43話で打ち切られた某番組、TV大阪で12日朝8時から再放送されるとの情報。星の子たちの祈りが天に届いた模様。

【今日の面白アクセス】
 「高山正樹」でアクセス急増。どの高山正樹やらと思ったが、「仙台+高山正樹」「高山正樹+犯」「被告+高山+幼女」というのもあったから、やっぱあのペドのことらしい。調べてみたら、二審も無期判決が出たとのニュース。てゆうか控訴してやがったのかあのペド。ペドのくせに往生際の悪い奴だ。
 さらに「おどろんぱ+やおい」なんてのも。男3人がかりであの変なロボ総受ですか。
2月7日(金)
 終日DTP。昼、志乃原で味噌煮込み。どうにも鬱かも。
 夜、阿佐ヶ谷で鉄鍋餃子。う〜食い過ぎた〜。タタミ部屋でパンツの膝裏がしわくちゃに。とほほ。
2月8日(土)
 『ミルモ』。原作のバレンタインデー話を、魔法チョコの作者をムルモ→オトメにしてみるなどちょこちょこアレンジ。少女マンガ的心理面描写をかなりはしょっちゃう土屋脚本。でも、チョコロケットが発進する時にオトメがさりげなく帽子をおさえるとことか、やっぱうまいなー。『むしまるQ』。ロバの歌、内容が案外ハードであなどれねぇ。『おどろんぱ』。ひできお兄さんのジャイケル・マクソンがくだらなすぎポゥ! バブ〜ルスどこへ消〜えた〜♪じゃねえよアウッ! 別な意味であなどれねぇ。
 コミケ申込書カット描き。冬コミのカタログに「カット欄はグチ書くところとちがうぞゴルァ!」と書いてあったので、今回はきちんとサークルの活動内容を明記しました。鬱だし。人間、鬱のほうが案外堅実な仕事をする傾向があります。ほんとは「プリンセスチュチェの章〜」とかやる予定でしたが。ドブッシュルマイヤーさんが「おやおやそれはキケンな考えだよ〜イヒヒヒヒヒ」とか。ああ、鬱でさえなければ。
 『カスミン』。霧彦くんといいかんじー。『釣りバカ日誌』。失う時初めてまぶしかった日々を知る浜ちゃんとスーさん。二人の合体やおい同人誌とかないのか。魚の描き方はさすがうまい。サッカーシーンがめちゃめちゃよかった『フォルツァ!ひでまる』みたいなもんですか。
2月9日(日)
 0815起床。『ナージャ』。先週から今週にかけての、孤児院出て旅芸人一座に合流するまでのシークエンスが、強引なところもなくそこそこ緻密に組まれているのは評価。一座に助けられてそのまま居着くんじゃなく、「いったん孤児院に戻る→でも魔の手が迫っててもう戻れない」とワンクッション置いて説得力を出している。自分で火ィつけといてノコノコ主人公の行方を聞きにくる二人組もたいした心臓というか。『どれみ』と違って悪人のいる世界なのねー。音楽担当の仙太郎さん(違)。大谷はまた難しい役を担当。てゆうかアーとかウーとかピッカーのみでコミュニケートするのは得意っちゃあ得意か。速効性の『どれみ』と違ってジワジワと精神汚染していく作品かも。やっぱEDかわいいー。倫敦どんより晴れたら巴里ー♪←もう口ずさんでるし。
 『GA』まで観て、馬場回りで浜松町「もう一つの卒業」へ。都産センター、実は行くの16年ぶりで、完全に道を忘れてた。そういえば16年前もまちがえて世界貿易センターに入って受付で大恥かいた黒記憶が甦りウツに拍車。ともかく地図を頼りに、日の出じゃない桟橋方向へ歩く。同じ方向に四季劇場もあるらしく、一見してあきらかに「もう一つの卒業」の客じゃないねーちゃんたちにまじってゾロゾロと歩くと、道すがらの喫茶店が「四季劇場まであと●分、ひと休みしていけ」みたいな黒板書きの看板立ててる。当然オタクは眼中にないのだろう。それにしても暖かい。トレーナーにスタジャンという3月下旬頃の装備で来てみたが、この気温ならコメットさんの春服みたいなパーカーぐらいでよかったかもしれん。
 あきらかに街の空気から浮いたカラフルなポスターが目に入り、ぶじ都産入り。他のフロアでも別口のイベントやっていて、まさにオタクのデパートといった観。会場の熱気はすさまじいことになっていて、思わず脱ぐ。やたら暑いと思ったらなんか会場内でステーキまで焼いてるしオイ(笑)。同じ最終回直後のイベントと言っても、天寿を全うできなかった『コメットさん☆』と違って大往生を遂げた『どれみ』だけあって、最初のコメ☆ぱよりもマターリした雰囲気。先日のコメ☆ぱであまり買い物しなかったぶん、いろいろ買いまくる。
 山崎円花(弟)さんにコージーコーナーのチョコ持ってごあいさつ。くれじじさんと俊俊さんをなんとか世に出せないものか、ということで意見が一致。くれじじさんの今日の新刊も死ぬほどひどすぎだし(ほめ言葉)。西の俊俊・東のくれじじ。計算されつくした配球と絶妙のコントロールでコーナーをつき見逃し三振の山を築く小宮山タイプのくれじじさんと、天性の呼吸の差で微妙にタイミングを外し凡打の山を築くエリック・ヒルマンタイプの俊俊さん、どっちも豪速球とか魔球を投げてくるわけではないのに、読者は面白いようにその術中にハマってしまう。この二人、絶対オリジナル描かせても面白いと思う。ほんとにあの芸をぷに系同人界だけで独占女の60分しとくのんは、世界人類にとって大いなる損失のような気がするです。
 どっさり買って、14時半前出る。合唱の練習さえなければ15時以降のイベントにも残ってみたかったけどしょうがない。帰りは大江戸線で中井まで出て、武蔵関で降りてTEXASでリブステーキ225g・ライス大盛り。ほんとはおろしガーリックどばどば入れるとうまいんだけど、ステーキ醤油だけにしとく。合唱の練習さえなければ(こればっかし)。満腹。
 帰ってコミケ申込書の仕上げ(消しゴムかけ&カッティング)、コンビニでコピー。投函は明日にしよう。合唱。けっこう声出る。帰って、グラタンとコーンスープで夜食とり、日記を整理し始めたあたりでやっとウツが明け、文章が書けるようになる。
2月10日(月)
 先月末から岡山で行方不明になっていた姉妹、山中で発見の報。凍死。いたましい限り。姉妹ともけっこうかわいかったので、その道のエロス人にかどわかされた線もあると当初から言われていたが。親としては、エロス人にさらわれてたほうがなんぼかマシだったのではないか。生きてさえいれば。親御さんの苦痛は見るにしのびない。こういう時は、ワイドショーの見られない生活をしていることがありがたい。
 中断してた『聖書の暗号2』読む。暗号表の中に時々出てくる「★」は何かと思ったが、よーく見ると伏せ字と分かる。たとえばヤハウェを「YHWH」じゃなくて「YHW★」、エローヒームを「’LO★IM」というように。これはうまく使えば、それぞれの暗号表が聖書のどの部分か特定する手がかりになる。いいことに気がついた。暗号解読って面白いにゃー(笑)。
 昼、コミケ申込書投函。半年後、また夏が来る。ポストの投函口の中から、有明のあのかすかに潮っぽい夏風が吹いてくるようだ。外気は寒いまんまなんですけど。麻の葉弁当。
 帰って神戸屋パンもさもさ食す。先日、新田五郎さんのサイト【ふぬけ共和国・マンガ】に『ファミコマンドー竜』評が載って以来、あちこちのニュースサイトからリンクがはられているという。で、調べてみたら続々とひっかかる。さらに、「ニュースサイト」というものの仕組みもなんとなく見えてくる。

 サイトA(2/5掲載)
 サイトB(2/5掲載)
 サイトC(2/5掲載)
  ├Cからの孫引き(2/5掲載)
  │  └さらに曾孫引き(2/6掲載)
  ├Cからの孫引き(2/6掲載)
  └Cからの孫引き(2/6掲載)
 サイトD(2/7掲載)

 ニュースサイトというのはニュースサイト同士で情報をチェックし合い、面白いモノは遠慮なく引っぱってくるらしい。多くの目に触れる「大手」ニュースサイトに紹介されれば、そこからまたどこかにコピーされ、以下エンドレス。でもログはどんどん流れるものらしく、鮮度はすぐ落ちる模様。上記の大半が過去ログ入りしていた。
 この日記も、ものすごく範囲を広くとればニュースサイトのうちに入るのかもしれないけど、なんか違う。情報の扱い方に根本的な認識の違いがある、そんな気がする。どっちがいい悪いじゃないけど。
2月11日(火)
 こないだ『大宗教学』に「ブッシュは支持してシャロンは支持しない国際世論っていったい」、と書いたが、逆を返せば「アラファトには同情してビンラディンには同情しない国際世論っていったい」ともなる。ビンラディンにあんなコトを敢行させた背景には、パレスチナに同情するあまりその自爆テロにも甘い顔をしてしまう世論があるのではないか。動機はどうあれ、一般市民相手の無差別殺人は無差別殺人。やってることはけっきょく宅間守と同じだ。そこはしっかり確認されなければならない。……あ、それとももしかして国際法上は「一般市民相手の無差別殺人」って合法なの? そーかだからブッシュ親子やクリントンの空爆外交も容認されてんだなーるほど。何それ。
 休日出勤。休日だから電車もすいてるし早い。馬場にも早く着いたのでバス使わずてくてく歩く。西早稲田のバス停脇にアイボリー色の傘の柄みたいなものが転がってるので何かと思えばアヒルの首。文章書けるようになったんで、ずがががががががと企画用の原稿。退社。ムトウで『プリンセスチュチュ』のCD。ブックオフで5000円ほど。帰りの電車、『妄想戦士ヤマモト』読んで死す。
 西友で買った天丼食いながら昨夜の伊集院。『原子力舞妓・核奴(かくやっこ)の生涯』で爆笑。ほんとに見てみたい。

【今日の面白アクセス】
 「依頼+犯し+090」。うわ、犯罪のニオイがぷんぷんする〜。つか実際にいるのかそんなTheレイプマンみたいなの。いたとして、ケータイの番号ネットでさらして顧客募集すると思うか。
2月12日(水)
 0330ごろ、不意に目が覚める。おなかのあたりに妙な違和感。とりあえずバスルームに座って、しばらくして嘔吐。食って6時間は経ってたので出るのはほとんどストマック溶解液。口中酸っぱくなり、それが呼び水となってまた嘔吐という無駄のないプルサーマル方式(違)。
 30分ほどバスルームの床に倒れ込み呻吟。脂汗は出ない。ガンだったらやだなぁ、部屋更新しないで引き払ったほうがいいかなぁ、とかいろいろ考える。自分の存在が消えること自体への恐怖が欠落している俺は、死ぬのは別にかまわないんだが、死ぬまでのプロセスで苦しむのが絶対イヤ。もしガンだったらこの苦しみが断続的にずっと続くんだよなぁ。本人も辛いし、そんな患者を見ている家族も辛いだろう。苦しまずに即死した人というのは、それだけでも人生トクしてると思う。
 落ちついたところですごい下痢。詳しい描写はアレなんでやめますけど。0410ごろヨロヨロとバスルーム出て寝る。

 0720起床。職場に行けないほどのダメージはないが、大事をとって半休にして11時まで惰眠、午後から働く。と言っても、なんだか妙に頭が痛く、DTPはおろかデスクワークすらできないんですけど。しょーがないから、キリンのチキンコンソメ缶1本すすったのち(本日最初の食事)、机上の資料整理。掃除機までかける。おそろしいほど腹が減らない。1800過ぎ退社。神戸屋でサンドイッチ買って帰り、ポタージュスープ入れて食べる。
 大阪で始まった『コメットさん☆』再放送の情報を得るため2ちゃんねるへ。人大杉でアニメ板が読めないのに業を煮やし、ついに2ch専用ブラウザ「マカー用。」ダウソロード。どこからか「ダメにんげんレベルが1上がった」ファンファーレが聞こえたような気がした。
 先日来、看守による受刑者への必要以上の暴力が取り沙汰されている名古屋刑務所。こんどは「おしりの穴に高圧放水くらってショック死」というすごいケースが発覚。高圧放水といえば女囚リンチもの映画の定番で、驚くには当たらないが、肛門直撃というのがなんとも、イヤイヤまぁそのへんは。TV東京の深夜映画枠じゃ当分『アマゾネスプリズン』は放映延期になりゃせんかのう。ショック死した被害者、そのショックは本当に「細菌性」のものなのか。二丁目業界では絶対もっと素直な解釈をされてるものと思う。そもそも被害者がセッカンされた理由が「コップで汚物まいて暴れた」ってのもイカシている。人権蹂躙問題が、一気に動物園のゴリラと飼育係のおじさんレベルの話に。

【今日の当てずっぽう】
 アメリカのカートゥーンは1つのキャラのお話を何人もの脚本家が書いている分業制。ということは日本のような、「正典」(原作)とそこから派生した「偽典」(同人作品)、という構造は生まれにくいのかも。あるキャラを使っていい話ができたら、同人誌なんかにせず、出版社に持ち込めばいいんだし。
2月13日(木)
 0915起。しにたくなった。読売朝刊。東京ドームの読売戦、外野自由席廃止、外野は全席指定席に。応援はどうなるのか。さらにレフト側に「ビジター応援席」700席設定、それに「立ち見席」新設。どういうことだ。
 頭ボー。昼、志乃原の味噌煮込みうどん。断食明けの定番。午後、鼻水まで。こうなるともうダメ。でもなんとか夕方、デザイナさんとこに版下取りに行き、あしたにつなげる。途中にあるギンレイホールの前に、おねーちゃんたちが行列。ギンレイで行列なんて初めて見たゾナ。みなさん戦略目標はドニー・ダーゴですか。ガイコツウサギあなどりがたし。今、NOVAウサギの次ぐらいに人気のあるウサギかもしれん。不退転戦鬼・ボルト殿のくせに(意味不明)。1800過ぎ帰る。オリジン弁当食って、さっさと寝る。

【今日の面白アクセス】
 「千葉紗子+ヌード」。あのー別の千葉さんとまちがえてませんか。はわわ〜!
2月14日(金)
 モニタがおかしい。具体的に言うと、えーと、画面全体が黄色い……。さいしょ自分の目がダメになったのかと思って焦る。4年半使い倒したが、そろそろ買い替え時か。パソコンもそろそろG4に。周辺機器もUSB対応のに全とっかえ。そんな財源どこにある。
 昼から会議。弁当。名前を書いたら一部業界人ならウワーと叫びそうなすごいメンツが集まる。《ピー》先生の《ピー》話がハードすぎ。さてここで問題。《ピー》には全世界から援助がどんどこ集まっているはずですが、なぜ難民キャンプはなくならないんでしょうか。正確に言うと、難民キャンプがあるからこそ、キャンプのボスのところに海外から援助がどっさどさ転がり込むんです。そういうことー。援助をボスが一人占めして末端まで回らない構造は万国共通。そしてキャンプは汚ければ汚いほどいいわけで。先生、そんな面白いこと《ピー》新聞の連載では一言も書いてなかったじゃないスか!
 会議終わったあと、原因不明のウツに。《ピー》の話を聞いたせいではなく、たぶん原稿依頼が残ってるせい。かなり重い。こういう時は頭よりカラダを動かす。気晴らしに古いゲラや古い茶封筒を輪廻転生の道へと回す。1900ごろ退。バンチ読み読み帰る。駅を出たあたりでやっとウツ回復。さぼてんでヒレカツサンド。
 黄色い画面にもめげず、替え歌ページに、ついに北朝鮮別館を増設することにする。けっこう作ってたんだな。カタカタやってるうちに、2320ごろ突然モニタ回復。いきなり画面に青味がさしてびびる。2430過ぎ寝る。

 そんなバレンタイーンでしたが何か。
2月15日(土)
 0800起床。しゃわわー。パソつける。やっぱモニタ黄色い。『むしまるQ』『おどろんぱ』ともに先週のと同じ。
 「モニタ+画面が黄色い」で検索してみたら数十件出る。けっこうポピュラーなトラブルの模様。パソコンOFFにしてもセーブモードで出る画面が全部黄色いんで、ケーブルの接続不良ではない。いろいろ解決法が載っているが(もちろん究極の解決法は買い換え)、「たたいたら治った」という古典的記述があり、ものはためしで両サイドを軽くぶったたいてみたら、本当に治る。おい! と言ってたらまた黄色く。また殴る。治る。なんか雪山で仲間の両頬を「寝たら氏ぬぞー!」とぶったたいてるような気分。
 ビデオで『ハリケン』最終回。ハム館長復活ー! 『555』。なんかもう脚本どうしようもない。タルいとか以前の問題。登場人物全部イタいし。バイト代カトゥアーゲされてる女子高生がiモードなんかやってる経済的余裕あるのか。それともこの世界ではiモードはタダでできるという裏設定でもあるんですか。『ななか』初見。原作の絵がアニメ化向きなだけに違和感はなし。ねんじちゃんの声、若干太い。雨宮さーん(涙)。
 こないだ買った『チュチュ』のCDもかける。フルで聞くと編曲の巧みさがよくわかる。
 1500、ガキの頃ヴァイオリン習っていたS先生のコンサートがあるというので公民館へ。ヴァイオリンもそうだし、サッカーもファンロードへの投稿もお絵かきもロッテファンも評論も古書ハンティングも、およそ俺が手を出した趣味の中で道を極めたものはひとつもない。「習い事」というものに超絶的に向いてないせいだ。そして、自分の力でそれを極めようという集中力にも欠ける。つーか、何かを極めるには他のいろんなことを捨てなければならないんだが、俺は捨てられないタイプらしい。「片付けられない女」は、自分の可能性の多様さも片付けられない。まーそれはともかくなつかしいかぎり。あいかわらず松脂をアホほど塗りたくっておられるし。また習い始めようとは思わんが、もっとひんぱんに弾いたほうがいいかもしれんなヴァイオリン。
 西友でいろいろ買って帰って食べて日記まとめて2530寝る。
2月16日(日)
 1000起床。ビデオで『爆竜戦隊アバレンジャー』第一話。こ、これはカコイイかも……。じじいとメガネのポジションはどうなるのか。『555』。どのキャラにも感情移入できないわ、虐待されゾンビっ子がアンノウン(違)に変身して逆襲するシークエンスにもカタルシスないわ。『ナージャ』。あのEDも主人公が歌ってたんですね。なんでウィーンで「威風堂々」がかかるですか。イギリスビトですか。大きな船でメインキャラ一同が移動しながら話が展開していくというのはもしかして富野へのオマージュですか。んなわきゃない。悪人はいるけど比較的のんきな世界らしい。『555』の直後に観ると脚本の多少の齟齬は気にならなくなる罠(←うわぁ)。
 ちょっとバイオリン出して『チュチュ』の主題歌弾いてみる。あれ、なんか変。CDかけて確認。しまったこれロ長調なのか。俺、昔からロ長調の曲をハ長調と勘違いしてしまう悪い癖があってのう。まーたやっちまったい。同じ短2度の違いでもホ長調とヘ長調はまず間違えないのに何故ですか。これが平均律の呪いですか。家にキーボードがないとやっぱダーメねーオホホーン。楽譜出ないかにゃー。
 それ以外はずっと日記の更新。夜、レトルトのタイカレー。うわ、辛すぎ!
2月17日(月)
 腹が痛い。きのうのタイカレーのせいですか。普通なら有給休暇とるレベルだが、今日から新人が来るので這ってでも行かねば。正露丸&断食療法。早めに家を出て、途中一回下車して、少し楽になる。途中、ふとアラファトに少しは同情してやってもいいかな、と考える。あいつにはもう、ハマスとか過激派をおさえるカリスマなんて(我々が考えているほど)ないのかもしれない。馬場までたどりつく。早稲田の入試始まりバスに乗れず、歩いて職場まで。着いてみたら上司が大風邪ひいて休んでた。ガク。
 こっちは昼前、頭痛まで出る。たすけてくれ。昼食は新人も交え3人でアバコのバイキング。よし、会話は同僚にまかせた。俺はそれどころじゃねえ。午後、頭痛いよいよひどく。呻吟しつつ定時のチャイムを待つ。帰りのバスも入試帰りの何万人というガキのせいで大混み。ツラ見ただけじゃ誰が4月からすれ違いそうな奴か全然分からない。「見るからに頭のよさそうな顔」ってのは、最近あまりいなくなったように思う。実際、早稲田の学生と近所の専門学校の学生ってあんまり見分けつかないし。強いて言えば女子の場合ナリのダサいほうが早大生。
 西友でホーレン草のゴマあえ買う。ついでにLOTRのフィギュアが入っているというのでキンダーサプライズも買ってみる。たぶん初めて食玩買ったかも。割ってみるとギムリが出る。やっぱ俺ドワーフ運強いらしい。ガンコで毛深いからですか。しかしフィギュアの出来はイマイチ。造型も塗りも甘い。斧なんか刃が肉厚すぎてむしろハンマーのようである。なぜこういうのこそ海洋堂にやらせない。ホーレン草と鮒の甘露煮で、お茶漬けをかきこむ。
 韓国で地下鉄火災の報。かなりシャレにならない被害が出ている模様。
2月18日(火)【ここまでは2003.3.22更新】
 今日は午前中半休。余裕の0840起床。1000、駅で父親とまちあわせ。東京三菱で●円。これだけ下ろすとなると、いろいろ書かされて面倒。札束は俺の手でワンクッション置いてすぐ親のカバンへ。やたら背後を警戒する親。大丈夫、こんなみすぼらしい2人組がまとまった現金持ってるなんて誰も思うまい。かえってホームレス狩りを警戒したほうがいいぞわしら。つうかむしろわしらのほうがスリに見えるって。駅からタクシーで実家に戻り、そこから車に乗り、あとから合流した共同経営者も交え会食(ジョナサンでカレーとドリンクバー(笑))。以前話に出た旧渡辺派の某政治家Iは、結局勝手に出資金募ってそれ持ってドロンしたという衝撃の事実を聞かされる。おいおい。ほんとに金貸して大丈夫なのか不安がよぎる。しかし閣僚経験者でも信用できないとは、政治家がらみのビジネス話には近づかないが吉だなオレンジ共済。
 ついでに不動産屋行って部屋の更新。更新料68,700円。いつもなら「17インチモニタを新調できるほどの大金」と思って躊躇するところだが(だから今日までダラダラ手続きが遅れていたのかもしれん)、これっぽっち●円右から左に渡したあとだとゴミのように見える(←麻痺)。銀行員が1億2億平気で横領したりする気持ちがよくわかる。更新自体は淡々とすむ。
 1430、超・重役出勤。男たちを機械の星に連れて行く仕事を定時過ぎまで。1800、早大正門そばの仏料理店で新人歓迎ディナー。フランスワインもたまにはいい。しめて25,396円一時たてかえておく。これっぽっち(以下略)。タクシーで馬場まで。これっぽ(以下略)。ああもう脊髄損傷クラスの麻痺。
 帰ってネット。全盲ビトさんから感想メールが届いていた。この日記を音声出力するとものすごいことになるらしい。うむむ、聞いてみたいなぁ。俺の文章はあまり音読されることを想定して書かれていないので、どんなことになっているのやら。聞いたら何秒で自刃するかな。
2月19日(水)
 中日の新外国人ミラー、突然契約破棄してシカゴRSヘ。「男は黙ってレッドソックス」ですか。←それは武鉄レッドソックス。日本もナメられたもんだ。てゆうかテキサス人というのはゴネ得が好きらしい。某大統領とか。
 仕事。昼飯、さどで親子丼。仕事。1800過ぎ退。
 天一で並こってり食って、さあ帰って寝ようと早稲田通りを馬場まで歩く道すがら、1900ごろふと早稲田松竹の看板を見ると、以前『G-men』で紹介されてたのを読んで以来気になっていたドイツ映画『[エス]』(原題は"Das Experiment")のポスターが目に入る。ほう、いつ上映するのかな。なに、只今上映中? 21日終了? 1930から最終? うわー、あんまし体調よくないけど観ちゃおうーっと。行きずりの映画館(通勤路だけど)に衝動的に入るとは、俺も風流人になったもんだ。観る。……オモシレーッッ!!

 元ネタはあのスタンフォード大学の「Prison Experiment(監獄実験)」。「監獄実験」てのは、Googleで検索すればゾロゾロ出てくるけど、被験者を「看守役」と「囚人役」に分け、刑務所セットの中でそれぞれの役割を2週間演じてくださいと頼んだわけだが、結果は5日か6日で中止せざるを得ないほどのガクガクブルブルな状況に陥り、いまだに被験者が裁判起こしてるらしい(そのためこの映画もアメリカではいまだに上映できない)、シャレにならん実験である。要するに名古屋刑務所のシミュレーションですな。
 もちろんコレを再現しただけではドキュメントにしかならんので、映画では物語性を持たせるために、実験にもぐり込んでルポ書いて雑誌記者に復帰してやろうとたくらむ主人公、その主人公が服役前に情を交わす女の子(この子とのエッチの思い出が主人公のシャバ恋しさを無駄に増幅させるのが巧い)、獄中で主人公と友情を交わすキオスクのおじさんや空軍少佐、マジメ一徹ゆえに看守役を全うしようと暴力に走るコンプレックス持ちの空港職員、看守役になりながら人間の心を忘れられない優しい熊男など多彩なキャラを配置、各キャラが無駄なく有機的に絡みあって、「看守役はより看守らしく高圧的に、囚人役はより囚人らしく卑屈に」なっていく過程を不気味に描いていく。
 とにかくストーリーもセットも配役もBGMも撮り方も、すべてにおいてムダがない映画。そう、「洗練された」というよりも「ムダがない」。必要最小限の情報で効率良く語る語る。これがドイツ映画なのかー、と思ったが、監督のオリバー・ヒルツェヴィゲルは映画ではこれが初メガホン。ドイツ映画がすべからくこんなかんじなのかヒルツェヴィゲル個人の資質なのかは分からん。少なくともこの映画は、面白かった。これが観られないアメリカ人はかわいそう。
 しかし何と言ってもこの映画最大最強のセールスポイントは、おっさんの全裸見放題。主人公に扇動されて暴れる囚人どもにほとほと手を焼く看守たち、その中でもクソマジメな男が「人間を屈服させるには、屈辱を与えるのが一番効く」とか言い出して、全囚人を全裸にむいて折檻するという素敵な展開。もちろんドイツの料理もおっぽり出しーの長崎ぶらぶら節状態。以降も、「実験やめたい」と言い出した囚人を全裸に首からドイツ語で「ヘタレ」と書かれたプラカード1枚かけただけの姿で廊下に立たせたり、主人公に自分の囚人服で全牢屋のトイレを掃除させたり、もう逆ソフトオンデマンドとでも言うべき様相。「男囚もの」萌えな人は必見ですぜ。そりゃG-menが喜んで取り上げるのも分かる。なおホモビトさんじゃない人は、せいぜい冒頭の主人公とヒロインのアヘアヘシーンをよく目に焼きつけておいて、以降の100分を死ぬ気で耐えてください。
 とりあえずホモビトじゃなくても、心理学やってる学生は全員観れ。あと、オウムや連合赤軍や名古屋刑務所を研究する奴も必見。オススメする。

 売店の広告にローズ電撃退団の文字。唖然。何しに来たんだあいつ。鹿児島までバッティング練習に来ただけかよ。グリーンウェル以上の期待外れ。
 『SPA!』読みながら帰る。デフレ特集、「デフレをなんとかするために人工インフレを起こせ」と異口同音に言ってるけど、誰一人スタグフレーションの可能性を口にする奴がいないのがこわい。これでは読者は、デフレとインフレは互いにぶつければ対消滅するような対概念と誤解してしまうじゃないか。いくらスタグフレーションの発生システムが解明されていないとは言え、こんなところで経済学のフィールド実験をしないでくれ。
 つうかやっぱこの長期不景気の原因は、海外にカネ流出しすぎたせいではないか。コスト削減のため人件費の安い海外に工場を持つというのは、すなわち国内に回るべきカネをわざわざ海外の一般消費者にくれてやるのと同義だろ。「海外進出」は「海外進出」でも、海外に小売店を出して海外のカネを集めて日本に還元するのとは全く逆の話である。海外の一般庶民にカネを払うというのは、それだけ国内の消費力を低下させることになる。少々割高でも国内の下請け孫請けに賃金を払えば、彼らの国内購買力は増大する。下請け孫請けの従業員というのは、イコール消費者であることを忘れてはいけない。それを忘れて大企業が「合理化」の名の元にコスト減らすため海外に発注し、国内失業率を増やし、購買力を減らし、値下げに走り、コスト減らすため海外に発注し、よけい国内失業率を増やし……という悪循環を続けてきた結果がこのザマだ。以上は先日メシ食った父親の共同経営者からの受け売りですが。
 ともかく、「人工インフレ」は、ただ商品価格を上げればいいもんではない。まず日本国内の雇用を増やし、それによるコスト増を価格に転嫁する、という道筋でなければ、絶対ただのスタグフレーションになる。花京院の魂を賭けてもいい。つうかサルでも分かる。
 帰ってメールいくつか見る。『公式版 サウスパーク・コンプリート・ガイド』をぜひ譲ってくれ金は3000円までなら出す、というメールが。日記に感想書いたことがあったから、それが検索にひっかかったらしい。本屋で注文すればいいじゃん、と思ったが、なんと版元品切れなんだそうだ。あんないい本がなぜ品切れなんだろ。いや、いい本だから在庫売り切ったのか。ならなぜ重版かからないんだろ。第4シーズンまでしか情報載ってないからもう古い、ということか。メールの主は最近『サウスパーク』にハマったものの、唯一の日本語資料と言うべき本書が手に入らず、版元ほかとにかく八方手を尽くした挙げ句、ダメモトでウチにメールよこした模様。さて、どうしたもんか。とりあえず学会関係のメールの返信を優先して寝る。
2月20日(木)
 山本監督、ローズを獲る時に体力測定もしなかったらしい。阪神の海外スカウトどころの話じゃない。あきれてモノが言えん。いよいよロッテファンも山本に愛想つかすのではないか。で、その怪盗黒バラ、年俸は日割りでかっさらっていくんだと。たしか契約時の年俸6000万円。所属日数は外人史上最短の28日とのことだから、怪盗黒バラの被害総額は約500万円と推測。バット持って500万強奪ですか。強盗罪で立件できるんじゃないか。鹿児島県警とFBIに訴えてみてはどうか。「体力テストもせずに取った山本が悪い」と門前払いですかやっぱ。で、(頭の)悪い金持ちから盗んだ金は貧しい庶民に配るのか>黒バラ。
 読売朝刊。東京ドーム、突然外野を全部指定席にしたと思ったら、実は読売応援団の席取りのせいだったという大笑いの事実公表。はーなるほどそういうウラがあったのね。それだけならまだ応援団に同情もするが、おまけにダフ屋の片棒担いで上前ハネてたとは、山本以上にあきれてモノが言えん。つうか犯罪だし。逮捕されてるし。行間から記者の怒りがビシビシ伝わってくるいい記事だ(笑)。ロッテの応援パクって平然としてる人たちは、やっぱ倫理観が常人と激しく食い違いらしい。このトバッチリで、他の11球団の応援団も問題視されては非常にたまらんが。とは言え読売戦とダイエー戦以外はダフ屋の出る幕ないし。
 朝のパンを買い忘れてたので、ファミマでサンドイッチ。それとキンダーサプライズも。メリー&ピピンと馳夫タンハァハァが出る。やっぱり出来はイマイチ。特に塗りムラもひどいし。対象年齢4歳以上ってことで4歳児に塗らせてるんじゃあるまいな。もちろん、食玩ごときにそこまでハイスペックを要求するのもお門違いではあるのだが。海洋堂が異常なんだ。
 男たちを機械の星へ連れていく仕事でほぼ一日。その合間に来月刊行の本を責了したり7月刊行の本を初校プリントしたりレッドピーマンでドラム食ったり重版責了したり雑務をこなす。定時少し過ぎ退社。本局預かりになってた崇芽侖さんからの小包を受け取りに。帰りに餃子の満州でラーメンセット。むう〜。航空公園駅の書店で新品CDの安売りセール。Kyoko Sound Laboratoryの「Maria」発見。もう中古で買って持ってるけど、このままほっとくとどこに消えるか分からないので保護しておく。この日記検索した人で、誰か欲しい人がいたら譲ります。ついでにファンロード、シュミ特が「魔法モノ」だったのでゲット。
 帰宅。滝季山さんから次回コミティア来れなくなりましたとメール。残念。きのうの『サウスパーク』本譲ってくださいビトさんに、定価でよければ譲るので万策尽きたら声をかけてくれと返事。どうせここ1年ほど読んでなかったし。増補改訂版が出たら買い直そう。
2月21日(金)【ここまでは2003.3.25更新】
 『サウスパーク』本譲ってくださいビトさんからさっそく「ぜひお願いします」と返事。送り先は福井県。東京の人なら「古本屋回れば」と言ってしまうところだが、福井じゃ仕方ない。ネット上の情報は世界中どこからでも平等にあたることができるが、ネット以外の「情報」(絶版本とか同人誌とかレアグッズとか)にアクセスできる機会は、まだ厳然たる地域格差がある。ネットや衛星放送といった「地域格差のないメディア」はワールドワイドにファンを生むだけ生むが、そうして生まれたファンは欲望に火をつけられながらオアズケを食わされてるようなもんで、ある意味残酷な話かもしれん。
 読売朝刊の中でも安心して読める数少ないコーナー「論点」、今日は東洋英和の池田明史先生が「イスラエル総選挙の結果のみ見て『右傾化』とカンタンに言うことはできない」と。「右のリクードと左の労働党」という単純な図式はこの数年でかなり様変わりしていて、右翼のはずのリクードは事実上パレスチナ国家を黙認し、穏健左翼だったはずの労働党はかなり極左に近くなっていた。今回のリクード勝利・労働党惨敗はその帰結だという。中道の第3勢力が躍進したことも含め、イスラエルビトはきわめて現実的判断をした。あの国が本当に右傾化したかどうかは、これからの行く末を見てから判断しなければならない……とのこと。山森先生のようにイスラエルに住まずとも、日本にいながらでもここまで分かる人も、いるにはいるんだ。レーダーは、据え付けてある位置も大事だが、やはり感度こそが必要条件だなと思う。もちろん、国内の空気すら読めない大馬鹿者のほうが世の中は大多数なんだが。
 職場から『公式版 サウスパーク・コンプリート・ガイド』を発送。俺に死蔵されてるよりは熱心なファンの役に立ったほうが本も喜ぶ。昼、大昌苑で焼肉定食。今日の肉は当たり。
 新宿に出て、ビックパソコン館でモニタを見る。液晶モニタは高いなー。Mac本体も見る。もちろんポリバケツもiMacも全部G4、ポリバケツはすでに1GHz時代。メモリもデフォルトで256MBや512MBですか。300MHzのG3ごときで早い早いと言っていたのも今は昔。もっともソフトもロクなの使ってないから早さに不満はないが。メモリもまだ増やそうと思えば増やせる。このまま減価償却するまで使い倒すか。何も買わず。初めて沖縄そば屋「やんばる」に入ってみて、ソーキそばで夕食。
 ペペ7階のCD屋で中古CDあさり。100円均一の棚をサーチしている間中、さすが「新宿系」の地元だけあって、そばのスピーカから椎名林檎の新譜がエンドレスで流れ、あやうく洗脳されかける。ぐわーやめろーハナクソー殺害塩化ビニール系のタイトルはなんとかならんかー別にいいけどー。ハープシコードをまぜた歌(あのヘニャヘニャ声のせいで歌詞はよくわからんがサビのところは俺の耳には「コンドームーつーけーてーよー」とか聞こえた。たぶん違うだろう)がかなり俺好みの曲調&アレンジで、あと1曲好みの曲があったら買ってしまってたところだった。おそるべし林檎姫。前から探していた映画『メジャーリーグ』のサントラなどゲット。ワーイルドシーング! ついでに島村楽器で買う気もないし弾けもしないのに電子ピアノいじり。もっとマジメに鍵盤楽器やっておけば「和音」が身についたかもしれないにゃー。ギターにも触らなかったし。気がついたらメロディ楽器しか弾けないカラダになってしまって。
 帰りの車内で『突撃!ゲイハンター』(テラ出版の本かと思ったらISBNがない。ひょっとして同人誌?)読む。かなり面白い。絵担当のみさおはるき氏が、絵そのまんまのイケメンなのに嫉妬する。ノンケだったらさぞや大モテであったろうにもったいない。大きなお世話だが。絵自体もすごくうまいし。もしかして美大卒ですか? 巻末に載っていたオマケの4コママンガも凶悪かわいいし。
 帰宅。数日ほど開けてなかった新聞受けを開けてみたら、友人Tからの小包預かり状が出てきた(日付けは2/18……)。なぜ昨日までに気がつかなかったのか俺のバカバカ(涙)。
2月22日(土)
 0920起床。『おどろんぱ』。ひとみお姉さんの歌声はやたらにかわいい。トースト食べながらビデオで今朝の『ミルモ』。『デジモンテイマーズ』の最後のほうみたいな話。ガビンのネガティヴシンキングが加藤さんテイストだし、雪ダルマもペンギンもデータに戻るし。
 1030、T氏からの小包を引き取りに本局へ。中身は予想通りアレ。予想のまんまだのに、それでもウレシイ。家に小包置いてすぐ嘘屋オフに向かう。
 目黒駅ビルで昼メシ食べようと思ったが時間がないので、手っ取り早くスタバみたいな店でチキンパンとカフェラテ。てくてく歩いて1300、目黒寄生虫館前到着。今日は玄界灘男さん主催・光デパートさん凱旋帰国オフ。と言っても嘘プロパーじゃない俺はあまり嘘屋とはなじみがないため、顔と名前が一致する人はあとはさんぐらいしかいない。玄界さんは嫌シャツでそれこそ嫌でも分かるけど。社会人失格な俺。
 初めて入った目黒寄生虫館、もっと広いイメージがあったんだが、案外狭いのに驚く。それとビルの上までずっと展示館なのかと思ったら2階までだし。3階から上は資料倉庫とみた。以前雑誌とかで見たはずの標本がいくつかなかったので、やっぱ時々入れ換えしているらしい。それでも展示物はなかなか激しいものがある。寄生虫のおそろしさを訴える啓蒙的効果はバツグンだ。アニサキスぴちぴち。
 客層はもちろん我々のような怖いもの見たさのカップルとか若者ばかりで、あきらかに普通の博物館とは違う。そのへんは館のほうもよーく分かっているらしく、2階の売店には玄界さんの嫌シャツにも勝る凶悪な(でもデザインはいい)寄生虫Tシャツ、送った枚数だけ友達を失う絵ハガキ、携帯ストラップなど限定レアグッズがどっさりと。さすがの俺も、立体インクで白いサナダムシがプリントされている「どこで着んねん!」なシャツは躊躇。もうちょっとコミケぐらいなら着れるレベルの赤いシャツを買う。そこですかさず光デパートさんがレジの人に「シャツの中で一番人気はどれですか?」と取材。聞くタイミングを虎視眈々と見計らってたんだろうなあ。さすが嘘界の王、この貪欲さが一流の証。で、一番売れてるのはやっぱり立体サナダシャツだそうだ。
 それから山手線で新大久保へ出て、コリアタウンのスーパーマーケットをぞろぞろひやかす嘘ビトの群れ。イシモチもサンマもアジもキンキもハマグリも全部「魚介類」としか書いてないダイナミックな値札に倒れたり、Gさんがイチゴ1パック買って食ってたり、手軽な異国情緒を堪能。新宿三丁目のルノアールでしばしお茶。Gさんが光デパートさんから買った英訳版『サルまん』見せてもらう。「イヤボーンの法則」とか「メガネくん」とかが、ちゃんと日本人が読んでも頷くような訳になってるのに妙に感心。つうか「サブリミナルマンガ」の日本語でいろいろ書いてある部分まで英語のエロワードに変換してある執念にはひれ伏すしかなし。マンガを翻訳する時はここまでしなさい、といういい見本かも。
 夕方、向かいの焼肉屋へ。カルビとハラミ、タンがめちゃめちゃ美味。あと、俺はあまり牛のロースは好きじゃない(値段のわりには満足感がない)ことが判明。豚ロースは好きなんだけど。おなかイパーイになったところでカラオケ大会。さすが嘘屋、みんなしっかりネタを仕込んできてるのに驚く。Shi.Ma.Chuさんと即席で『老人と子供のポルカ』デュエットなど。畏れ多い。『大宗教学』とこないだのコメ☆ぱの売れ残りを行商してたら、依田聡さんから



>転送が中断されました!(久々)



 あーオシッコもらすところだったガクガクブルブル。
 2430ごろ帰宅。服がすっかり煙くさくなっていた。

【今日のアクセス解析】
 また「高山正樹」が増えた。
2月23日(日)
 今日はコミティアがあるので0645起床。シャワーあびて洗濯して。出発前に『アバレンジャー』。正義の戦隊がお店経営という実は極めて伝統的な設定ー今の若い衆には「東●ミュウミュウですか?」とか言われそうだけどー! 「ダイノガッツ」とは生きるパワー! ゆえにもちろん金銭欲も含むー! 1000万円のポルシェがちゃんと宮城ナンバー! ビーストウォーズ的なアバレンオー、ドリルが男のロマンでイイー! しかもそのロープアクションは某フレンドリーネイバーフッドな蜘蛛人間! カリスマ整体師4億で1年契約(支払いは100万年ローン)! つくづく受けなブラック萌えー! EDの踊りがかわいいーナージャのとは違う意味でー!
 0820ごろ有明に向けて出発。ちょっとノンビリしすぎたかなーと思ったけどなんとか1000ギリギリで入場。ありがとうりんかい線。ビッグサイトの外にも中にもコミケに準ずるほどの長蛇の列。客層もコミケ3日めとそっくり。もちろんコミティアの客などではなくワンフェス。一度も行ったことないけど、フィギュアにハマッたら最後、使うカネが今の1ケタ違ってくるのは分かり切っているので、当分手は出さないつもり。年収1億ぐらいになったら行ってみるとしよう。だから誰か年収1億ください。例のごとく新田五郎さんとこにパラサイトして開場を待つ。
 今日も今日とてチェックしたとこプラスアルファをウロウロと。今回は【アーティスツカンパニー】が来てないのでさびしい。【木持アート】も新刊なし。西部の快男児ロンリーはいつ出てくるのか。パトスの力を燃やしてマンガを描くタイプの木持先生としては、男を主役にしてしまうとやっぱ露骨に筆が遅くなるんだろうな。田野氏から例の話を。そうでしたか……。新田さんとまたいろいろすごいマンガの話。神取忍の血を輸血したら神取忍に変身できるようになっちゃうマンガ、って神取忍を何だと思ってるのか(笑)。3冊売れる。
 帰りにTEXASでカウボーイステーキ。連日バクバク肉食ったバチが当たったか、胃がもたれる。合唱の練習でも声が出ない。まいった。
2月24日(月)
 怪盗黒バラの退団理由、なんでも「野球への情熱がなくなった」とのこと。まさしく「なによー!ドロボウなんかに言われたくないわよー!」(『明日のナージャ』より抜粋)てなもんで。
 米は今にも対イラク戦争をおっぱじめそうな勢い。つうか今まで何度も空襲してきてるのに今さら国連のお墨付きなんかもらおうという気になったのは何故か。世界中から軍事費をせしめようというハラか(=元気玉システム)。「みんなの国家予算をちょっぴりオラに分けてくれ!」。そして、そんな悪の孫悟空に対し「ふざけんな」という人々も多く。ロコツに国益に差し障りのあるフランスやロシアが政府レベルでブーブー言うのは分かるが、それ以上に民間レベルでの反米感情は高まっている。六本木の米大使館には抗議デモ隊が押しかけているという。だが、薬害エイズの時は野次馬で霞ヶ関まで行った俺も、今回はどうも参加する気になれない。イラクが今まで何をしてきたのか(もちろん元をただせばサダムにエサやって太らせてきたアメリカが一番悪いのだが)考えてしまうと、全面的にどっちかにつく気にはなれないんだよな。
 米大使館で戦争反対の抗議行動した、その足でイラク大使館まで行って「サダムもええかげんに国民守るために亡命せんか」と訴える……そんなデモがあったら、また有給休暇とってでも参加してみてもいいですけど。今みたいな、「ヒトラーとスターリンどっちを応援する」もしくは「カレー味のウンコとウンコ味のカレーどっちを食べる」的状況というのは、ほんとに悩ましい。ましてや当事者たちはハゲになるほど悩んでいることだろう。だから俺もうかつな事は言えない。まったく、モノを知れば知るほど、考えれば考えるほど、オピニオンというものは表明しにくくなる。全知全能の神が無言なのも、実のところは単にそういうワケなのかもしれない。
 てなわけでただ仕事に邁進する俺。自分の身の回りでもいろいろ悩ましい事態ばかりなんだから、テキサスの田舎ボンボン一家とティクリートの残虐ヒゲオヤジの喧嘩なんぞに脳のログを割いているヒマはない。とにかく寒い。昼食も安直にいつも食ってるものしか思いつかない。志乃原行って味噌煮込み。定時ぐらいに退社、夕食も安直に神戸屋でパン買って帰る。
 パン食べながらネットで調べものしてて、可変大型モビルアーマー(嘘)「ビッグラブ」発見。建造物を見て「カコイイー!」と叫んだのは、沖縄コンベンションセンター以来かもしれない。いや、コンベをはるかに越えてる。オカモトのコンドームビルなんか目じゃないぞ。写真じゃなくてナマで最初に見たら、「カコイイー!」ぐらいじゃすまなかったかもしれない。外見も外見なら、内部の「徹底」ぶりもまさにテーマパークの名にふさわしい男らしさ。ここまでくるとすでにゆでたまご先生の世界。もしくは【Dの嘘】のネタ。福井に寄る機会があったらぜひ見学したい。いやマジでカコイイ。
2月25日(火)
 昼食、紅梅で豚ロース丼。ちょっと量が多すぎてもたれる。やっぱり胃が小さくなった。
 帰りに夕刊紙の広告見ると、フジもゲンダイも一斉に「北がミサイル発射」と。ほんとにイラクから頼まれてやってるんじゃなかろうな。兵頭二十八先生によると北朝鮮は、アメーリカに目をつけられたならずもの国家から依頼され、ミサイル撃ったり領海侵犯したりして国際世論の目をそらすという「陽動ビジネス」をやっているそうだが、年末来の北の動向を見ているとどんどん信憑性が高まってくる。さーて今度はテポドンどこに落ちたか。
 家帰ってワクワクしながらNステつけると、なーんだシルクワーム(中国製の対艦ミサイル)かおどかすないバーロー! 北朝鮮のナンバー2が「ミサイルひとつでなに大騒ぎしてるニカ」と言ったそうだが、今回はまさにその通りニダ。それとも近々シルクワームの射程内まで水上戦力侵攻させる予定でもあるですか我が海軍は。一般教養程度の軍事知識すらない(またはワザと話題作りのためにフレームアップを敢行してるのか)マスコミばかりが先走りですか。
 てゆうか、陽動にしろ挑発にしろ、本来ここはテポドン撃つとこなのに、とうとうテポドン無駄撃ちしてる余裕もなくなったのか北朝鮮。次の大統領就任の時はスティンガーかSA-14の発射実験になったりして。あと6年北朝鮮が生き残ってればな。
2月26日(水)
 朝刊とTV。今回のシルクワームヘタレ実験に、アメリカと「SAPIO」の広告は必要以上に反応。つうか、シルクワーム程度で日本のマスコミがノドンテポドン並みに大騒ぎしてくれるなら、なんとコストパフォーマンスのいいことか。テロ効果はバツグン。その意味では北朝鮮の勝ちー。つうか今、シルクワームぐらいでこんなに騒いでいたら、今度ノドンテポドン飛んできた時にはそれこそ大阪冬の陣の淀君状態になるのではないのか>日本。V1のロンドン無差別爆撃で店鋪ぶっ飛ばされても「本日から入り口拡張しました」と書いて平然と営業続けたハロッズ(だったっけ?)ほどの矜持を、日本人も持っていればいいのだが、それはあまり期待できず。
 昼食、スパイシーでカキフライカレーを食べていたら、歯に何かカツンと当たる。何だこれ。口から出そうとベロを動かしたら、左下門歯が1/5ほど欠けている。げげーっ。異物も発見。カキの殻だったらどうしてくれようと思ったが、前歯のカケラ。スプーンをかじったか何かした時にパキンといったのかもしれない。あわてて職場へ帰り、フィルムケースにカケラを入れて、歯医者へかけこむ。まだ傷口が新鮮だったので、思ったより簡単にくっつく。でも歯磨きが足りなかったのでしかられ鬱に。動転して&割れ口にシミて歯磨きどころじゃなかったんだよー(涙)。とりあえず今後、スルメとかビーフジャーキーとかフランスパンといった、前歯でブチンと引きちぎって食らう食い物は厳禁てことに。
 何年か前にも書いたけど、俺の上の前歯は、ふつう「−−」と平行に生えるべきところを「\/」というふうに内側に曲がって生えている。前歯のでかい日本人にはよくある生え方らしく、知り合いにも同じ歯の人がいる(他人の歯をそうマジマジ見ることはないんだが)。出っ歯になるのとどっちがマシかと言われると悩むところ。そのため、これも何年か前に書いたけど、本来は上下の前歯はハサミのように重なるべきところを、俺の場合上下の前歯のエッジがダイレクトにカチカチ当たる(だから永久歯が生え揃って以来、俺には「奥歯をくいしばる」という経験がない。どっちか片方ずつしかくいしばれないのである)。どうも今回、これの積み重ねが原因で金属疲労(金属か?)を起こしてパキンといってしまったらしい。同じ歯の人は気をつけたほうがいいですぜ。とほほ。
 それにしても、「歯が折れる」とか「歯が抜ける」ことへの心理的ダメージってのはやはり大きい。一時的にせよ歯の一部がなくなった時の違和感、鏡でおのれのツラを見た時のマヌケさたるや、泣きたくなるほどだった。職場に戻り仕事続行するも気力が乗らない。おまけに青焼きで誤植を発見し、さらにショボンと。嗚呼。
 1800、いったんタイムカード押して、週末の学会例会の準備のため1時間ほどネットで調べもの。夜、さぼてんのヒレかつ丼。また歯が折れないかビクビクしつつ不自然な角度でひとくちヒレかつをかじる情けなさ。トップページに嘘屋ライブの告知を載せ、リンク集追加し、少し気がまぎれたところで寝る。
2月27日(木)
 パン買い忘れてた。「やじうまワイド」の星占い、今日のみずがめ座のラッキーアイテムはメロンパン。そう言われたらメロンパン食うっきゃないでしょうが、星の子として!(笑)。でも職場そばのコンビニまで来た時にはそんなことすっかり忘れ果て、ふつうにレタスサンド買って食う。コケコッコだってもう少し記憶力あると思います。
 読売朝刊「論点」、今日の執筆者は弁護士さん。銀行の甘言にのせられ無茶な金融商品を買わされたせいで、家屋敷を取られる人たちが大勢いる。それこそ埼玉県警上尾署どころの騒ぎじゃない重大な犯罪である。広域詐欺罪とでも言えばいいだろうか。なのに、彼ら被害者が銀行を相手取って起こした訴訟の勝訴率は1%しかないそうだ。銀行がどういう勧誘をしてきたか、彼らはいちいち記録しておらず、そのため犯罪行為を立証できないのである。ひどい話だ。今、個人向け国債とかバンバカ発行してるけど、このぶんじゃイザという時はまず個人投資家から切り捨てられるのは目に見えている。こんな国の国債なんか怖くて買えるか。まして銀行から。
 来年度後半向けの特別企画、ちこちこ手を入れていく。イラストも入れたり売り方を考えたり、いろいろやることはある。ノンビリしてはいられん。逆に、時間が余れば余っただけ、そのぶん本文に手を加えられる。仕事は「〆切との戦い」ではなく「自分自身との戦い」として切羽詰まりながらやったほうが、最終的に満足点に近いものができるのではないか。我ながら悠長な理論で企画練ってるもんだと思うけど。ともかく、制作費を抑えた、採算性の高い本作りのテストケースになればと思う。価格も今までとは逆の発想で設定しなければ。一般版元ではそっちの方法論のほうが普通なんだろうけどさ。この業界はどこか異常だ。あと、明夕の会議が中止に。こっちとしては早く体勢を整えたいんだが。手間をかけないための方策が、営業的なこととか政治的なことのせいで、よけい手間のかかりそうな事態に陥っていく。へぇへぇあたしゃしがない一兵卒ですから参謀本部の仰るままに働きますだよ。まともに対価が出るうちはね。
 昼はチャーハンと小スープ。しめて440円。午後もいろいろと。1500ごろ、茶を飲みにアバコに行くと、『天使のしっぽ』のアフレコ、の取材、のリハーサルの最中(ややこしい)。掲示板には某GAの某後番のポスターもさっそくはってあるし。アバコでアニメの収録やることも多くなったな。もし『コメットさん☆』のアフレコをアバコでやってたら、俺毎食アバコで食ってたかもしんないのに。
 1900までイロイロやって、帰りに天一で並。割引券使って530円。昼440円しか使ってないので今日は食費すげー安いぞ。と思ったら古本屋で2000円買う。人間、絶対お金持ちになれないタイプというのが確実にある。
 電車でチャンピオン読む。『ななか』、嵐山兄妹退場。もしかして(もしかしなくても)お話まとめに入ってますか。妹のベリーショート、計2話だけとはもったいない(←「ちっちゃい子のショートカット」萌え病再発)。スケバンのことも忘れてなくて安心。どういう幕引きを見せてくれるのか八神健。『ひもろぎ守護神』の霊表現にマジでゾッとする。俺は霊見えない人だけど、見えるとしたらこういう見え方するんだろうな、という説得力に満ちている。本気で怖いっス。トイレ行けないっス。つうか作者さん見えるの? ひえだ先生に鑑定してもらおう。
 チャンピオン読み終わって、さっき古本屋で3巻まとめ買いした『魁!!クロマティ高校』(←い、いまどき……)の第1話。いやほんと、なんで今まで揃えてなかったのかと後悔するぐらいのオモシロサ。どうして売れてるのか理解に苦しむ少年マガジン(俺はたぶん印刷用インクに依存性の麻薬を仕込んでるものと推測しているのだが)の中で、こんな面白いマンガが載っているのは奇跡かもしれない。
 こないだ『サウスパーク』本を送った人からさっそく手紙が届く。でも開封してみたら中身はカラッポ。『クロマティ』ショックのせいで、これももしかしたら何かのギャグなのかもと思って笑い転げる。単に中身入れ忘れただけでしょうけど。そのうち気づくだろう。いや、まさか裏をかいて、代金とまちがえてエチオピア難民の子どもが送られてきてしまうというオチを用意しているのではないかガクガクブルブル。許してくださいウチじゃマーヴィンは飼えません。ベッドの中で『クロマティ』一気に3巻まで読破。こんなに眠いのに寝かせてもらえない。おそろしいマンガだ。
2月28日(金)【ここまでは2003.3.29更新】
 チヅオ、いよいよ来月から被告人質問。4月にも論告求刑。……長かった。求刑も判決もどうなるのか分かり切っているけど、どうせあのイジケブタ控訴しやがるんだろうなぁ。で、控訴棄却→特別上告までねばるのだろうか。何も語らないまま。俺たちの血税食いつぶしながら。
 2000ごろまでひたすら企画のアレをナニして帰る。馬場の芳林堂で、やっと「週ベ」の選手名鑑号ゲット。ローズ載ってるし……(涙)。
 電車に揺られながら、あさっての例会用に『聖書の暗号』(新潮文庫版)にポストイットべたべたと。アポロ11号の月着陸を予言しているという暗号表(p.48、「宇宙船」と「月の人間」という単語が近接して出る)をよ〜く見ているうちに、「トミノ(富野)・Y」と「ミード」という人名が見つかり驚く。実はこの暗号表、アポロじゃなくて∀ガンダムの予言だったんじゃんか!(笑)。もちろん「月の人間」はムーンレイスなんですよ! いやはやドロズニンは何を勘違いしていたのか。汝の目はフシ穴か。
 しかも、2006年に彗星が激突するかもしんないという暗号表(p.226、「彗星」「5766(西暦2006)年に」「世界に予言された年」という単語が集合)には、「カンベ(神戸)・M」「オケヤ」の名、それに「二度目」というヘブライ語が見つかった。こっ、これはもしかして、2006年に『コメットさん☆』の再評価がなされるという予言なのではないのか!? だとしたら俺も「聖書の暗号」信じるよ!(爆)
 こういう『ノストラダまス』式の切り口で突っ込んだほうが笑いが取れるのは確かなんだけど、普通の人はヘブライ文字見ただけでもう読む気なくすからなぁ。俺だってヘブライ語だからまだ何とかなるんであって、これがタイ語とかトンパ文字だったらアウトだもんな。大多数の一般読者からのツッコミを排除できる、という点では、ほんと『聖書の暗号』ってうまくできてると思う。それにしてはこの本、イスラエルでも翻訳されているらしいけど、よくそんな命知らずというか自分で自分の首しめるようなマネをするなドロズニン。まさか本当に信じ込んでいるのか?
 西友で寿司買って帰って食ってネットやって寝る。はひー。
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