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| 6月1日(日) | |
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『ナージャ』。お話の都合上偶然重なりすぎですが、これは仕様です。『ガッシュ』観て『でじこ』観て礼拝行って、帰りにパルコでお買い物。まずレッツ館2階の生活雑貨コーナーで、普通の針金ハンガーと、『デジテマ』の3個組み携帯マグカップをゲット。デジモングッズはだいたいデジモンの絵柄しかないもんだが、このカップは珍しくデジモンと一緒にテイマーの絵も入ってるのが気に入った。3階画材売り場で『ドジャ魔女』スケブ2冊身柄確保。のちのち交易品として使う予定。 帰ると、マンションの1階通路を、あまり見かけない長毛の三毛猫がとことこ歩いている。こいつがやたら人なつっこく、ちちちちちと指を出すと無造作に接近し、にゃーと言ってなでさせてくれる。毛並みはノラなんだが。家に荷物置いてまた降りると、こんどは普通の三毛が歩いている。こいつは警戒心ありありなタイプで、俺の顔を見たらすたたたと逃げる。ちえー。この界隈は人に遭うより高い確率で猫に遭うほどの猫のサンクチュアリだが、ついにこのマンションも築2年にして猫の通路となった模様。 適当に買った昼飯を適当に食う。なんだか日記整理とか持ち帰った仕事の続きとかいった創造的な作業をする気がまるでなく。きのう買った『だいじょうぶマイ・フレンド』を観る。逃避行動としては最悪の部類に入るのではないか。たしかにひどい映画だけど、でも案外小説で読むと、そこそこ泣けるお話なのかもしれない。それを映像化してしまったから「こんなこと」になってしまったのであって。なんと言ってもこの映画最大の問題点は、監督・脚本まで原作者本人がやってるという「言い訳不能」な点。別の人が映画作ったんだったらまだ言い訳立つけど。もちろん現在の社会状況ではDVDも出ないだろうし、もし将来まかりまちがって村上龍がノーベル文学賞取りでもしたら、永遠に闇に葬られるな。今のうちに確保しておけてよかった。 夜、合唱の練習行って、帰って寝る。 | |
| 6月2日(月)【ここまでは2003.06.17更新】 | |
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朝刊にタカラ・佐藤慶太社長のインタビュー。どんなにえらそうな経営論をぶち上げてても、こいつが『コメットさん☆』を潰したんだよなーと思うと素直な気持ちで読めなくなる罠。 もっとも、佐藤慶太(2000年2月社長就任)の「増収増益」拡大路線あってこそ『コメットさん☆』はスタートした(2001年4月)、という面もなきにしもあらず。そもそも『コメ☆』は、タカラに「バトンを売るためのアニメを作れ」と言われて「バトンと言えば『コメットさん』だ」「じゃあ『コメットさん』リメイクしちゃえ」という経緯で企画されたらしいので、タカラがいなければ『コメ☆』は生まれなかったことは事実。それは俺も認める。……でも、トワールバトンは売れたのにオモチャが売れず視聴率も振るわずというデータが出ると、「増益」確保のためさっさとハシゴを外した(2002年1月終了)のもこれまた佐藤慶太なんだよな(涙)。 スポンサーの態度としては仕方ないと言っちゃあ仕方ないんだろうけど、キャラクターを「文化」でなく「商品」としての側面でしか捉えてない佐藤一族の思想は、インタビュー記事中のミュータントタートルズの話からもにじみ出ていた。たぶん慶太は『TNMT』も『コメットさん☆』も『トランスフォーマー』も、アニメなんか一度も観たことないんだろう。若い頃はオモチャとは全く無縁な体育会系エグゼ生活をしてたというから、おそらく最も「アニメ」とかオタク文化に冷ややかな目を投げかけてきた人種の一人であることは容易に推測できる。彼がオタク第一世代と同世代(1957年生まれ)というのも、オタク受容史を世代論から突っ込んでみる上で興味深いデータかもしれない。 職場で机について、卓上カレンダーをめくり、「もう6月」というその厳然たる事実の前に呆然とする。あと2ヶ月で「夏」が来るのかよオイ。本業のほうに創造力を傾けすぎて、『大宗教学』に注ぐぶんの行動ポイントが全く溜まっていない。こんな状態で「夏」が迎えられるのか。なんかすっかり夏コミの抽選受かってるような物言いしてるけど、どうなんだろね。もし今度落ちてたら、「この夏は本業に全力投球しなさい」という神様のおぼしめしと考えることにする。受かってたら……やるしかない。たぶん一回でも新刊出さなかったら、次のコミケから二度と当選しないような予感がするので。血を吐きながら続けるマラソンですよ。 ともかく職場にいる間は本業だ本業。昼休み志乃原で野菜天せいろ食って、1730ごろ会議の余りの弁当を食らった以外はずっとG3の前にへばりつき、明日のイラストレーターI氏との打ち合わせ準備。位置や画題をそこそこ指定し、点数もしぼりにしぼって60点ほどに収める。2030までそんなかんじで。眼精疲労。 帰宅し、とっとと横になるが、どーも寝つけず。I氏とは数年ぶりの再会ということで、実は緊張でもしているのか。ウブなやつめ。まー寝つけなかったおかげで、伊集院のタイマー録音かけるの思い出せたわけですが。あぶないあぶない。 | |
| 6月3日(火) | |
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目覚ましより早く0600覚醒。神経質すぎやしないか俺。昨晩来の眼精疲労もずるずる引きずっている。寝ながら職場へ。午前中は、どたばたと打ち合わせ用の資料コピーなど。 正午ちょっと前、I氏の2ストバイクが到着。ネットではちょこちょこ連絡とりあっていたが、オフラインでお会いするのは数年ぶり。さすがに昔よりは落ち着きと風格が出てきたけど、あいかわらずの様子でなにより。吉村作治の店で接待。コシャリおごったぐらいで「接待」も何もないもんだが。昔話や今の話に花を咲かせたのち、職場に戻り1400まであれやこれや打ち合わせ。旧友との初仕事、と言ってもそんなに気負いはない。同人誌の打ち合わせするような感じ。そんなノリで商業本作るのもどうかと思うが。I氏、ちょうど今連載もなく、仕事に空きがあったところのことで、こっちとしては好都合(笑)。意外にも単行本仕事は初めてというI氏にとっても、いいプロモ材になる本に仕上げられればと思う。「大顔展」をまんまと自分のプロモに利用したカタチになったラジカル鈴木のように、こっちの企画を食うぐらいのすげぇ絵をキボンヌ。 I氏のバイクを見送ったところで、今日の仕事終わり。忘れていた眼精疲労が吹き出し、定時退社。まっすぐ積水ドームへ(←おい)。ロッテvs西武。「カッとばせ弁当」というのを食ってみる。可も不可もなし。いいかんじで緊迫した投手戦が展開されていったが、6回表の1死満塁でタッチアップ切りそこねたのが全て。あれで流れが西武に傾いた。交代したブライアンがボコボコ打ち込まれ、あげくにカブレラに3ラン食らって全部ぶちこわし。それにしてもカブの特大弾は相手の外野ファンに戦意喪失させる効果十分。ボール放るなとは言わんが、なにもあれほど「ボールと分かりやすいボール」を投げることはない。川井がゲッツーとってなかったらもっとひどい試合になっただろう。収穫はホセとリックの守備。果敢に飛球を捕りに行くリックのガッツあふれる食らいつきぶりも好感度高いし、ホセもサードとしては最低限の仕事をしている。少なくともメイの緩慢プレイとボーリックのザルぶりに比べれば格段の出来である。サードがしっかりしていれば、小坂もセカンド幸一のフォローに気を回せる。酒井(新人じゃないほう)がいない今、特にホセのサード守備は重要になってくる。ともかく助っ人二人に守備を任せられるなら、DHに和製大砲を配備することができる。そこでイワ(以下略) 帰ると夏コミ当選通知。3日目東地区「ア」28b。あまりいい位置ではないが贅沢など言ってられん。今日びスペースがとれただけでもありがたい。こっちの新刊も、なんとかがんばらなくちゃな。Nステ。戦争前までアメリカが何も利権を持ってなかったイラクの石油に、今や米共和党と仲良しこよしの資本がうじゃうじゃ群がっている様子を特集。今回のイラク征伐、きっと100年後の歴史書には「21世紀最初の侵略戦争」と書かれることだろう。 | |
| 6月4日(水) | |
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仕事ふらふらと。昼、ムショーに冷たいおにぎりが食いたくなってコンビニ。気力が落ちているのか。一緒にコーヒーのボトルを買うと、海洋堂製パンダコパンダのフィギュアがついてきた。全6種類とのことだが、入っていたのはいきなりリストにないシークレットフィギュア(カレー鍋をかぶって真っ茶色のパンちゃん)。これが「No.8」ってことは少なくとももう1種類シークレットがあるのか。ああそれにしても一目で海洋堂と分かる段違いの出来。こんな複雑な型を一発で抜いたのか。キンサプのLOTRフィギュアも海洋堂が作ってくれれば……。 とっとと帰って彩の国古本まつり初日のオコボレにあずかる予定を立てていたのだが、雑誌編集会議の日程調整の件で帰れなくなり、王蛇の中の人並みにイラつく。自分の立てた予定が乱されると怒り狂う【学者】タイプ@人生の取説。つかカルシウム足りなすぎ。1745ごろ走って帰り、なんとか18時過ぎ発の特急に間に合う。ここまでしながら古本まつり、収穫なし。古本あさりは心に余裕がないといかんらしい。手ブラで雨の中帰る。さらにイラつく。さぼてんで買ったヒレカツ丼とキャベツ食って寝る。 | |
| 6月5日(木) | |
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朝刊。角川ホールディングスが「NPO」と「ボランティア」を商標登録したとの記事。コナミ商法キター!(怒)。角川側の言い分は「NPO関連の雑誌を創刊するため、類似誌を出されないよう登録しただけで、一般のNPO事業やボランティア活動を規制するつもりはない」とのことだが、それにしても世知辛い話。「NGO」がないということは、ひょっとしてすでに誰か「NGO」で商標登録した悪しき前例でもあるのか。あるとみた。誰ですかそのバカは職員室まで来なさい。 仕事。俺もできることなら「●●●●●」を商標登録してぇや。これ登録したら世界中が大騒ぎになるだろうなーゲヘヘー。2ちゃんねるにも「俺逝ってよし」スレ立ちまくりですか。 7月刊行本の再校著者校、ひとつ戻ってきてないのがあったのでついにシビレを切らせて著者に確認とると「そんなゲラ受け取ってないぞ」と。ええーっ!? 宅配便に確認とると、確かに1ヶ月前に届けたことになっている。でも再度著者に電話すると、その配達日には誰も家にいなかったという。さらに業者に確認すると、マンションの隣室のSという人に預けたと。しかるに著者の隣の人はそんな名前ではない。なんだそれはーっ!? しかもそのSとサインした御婦人は、著者の「母親」と名乗ったそうだ。あのー、著者はこないだ大学を退官された70過ぎのじーさまなんですけど。何歳ですかあんた。 どうもその著者の隣人というのが少々、というか若干、というかかなりアブない人だそうで、その人が受け取ってしまったのならもう出てこないだろうとのこと。……頭抱える。昔は宅配便や中元歳暮など、お届けものをお隣さんに預けるということがよくあったが、隣に誰が住んでるかも分からない都市(実際著者自身、現住所に引っ越したのがこの春だし)ではもうほとんど不在届け通知をドアに挟み込むようになっている。なんでまたこういう大事な荷物にかぎって。 もうそれのドタバタで午前中てんてこまい。イラつきも最高潮に。今、神崎にカードデッキを渡されたら、迷わずミラーワールドで紫のコブラと契約してるぞ。スパイシーでビーフカレーとラッシー食っておなかをくちくしてもイライラと脱力感はおさまらず。午後も疲れ切ったまま。帰る。 車内でチャンピオン。能田達規『ORANGE』、レオーネ戦終了。スジは極めて単純なのに、週刊ペースで読むとグイグイ引き込まれるすごいマンガである。どんな御都合主義的展開でも、ここまでロジカルに理由づけをされると素直に受け入れざるを得ない。この「奇跡の説明」のテクが能田はめちゃめちゃ巧い。こういう「理系っぽい体育会系マンガ」と、『ピース電器』みたいな「体育会系っぽい理系マンガ」、その双方を描き分ける能田ってやっぱとんでもないマンガ家だと思う。どっちも同じ方法論で描いてるのかもしんないけど、それでもすごい。なぜ能田マンガにはアニメ化の話が来ないのだろうか。 【今日の石油王】 京都議定書離脱と言い、今回のイラク石油利権と言い、ブッシュはなぜ「石油の占有と消費」が大好きなのか。実はペスターかタッコングが化けているんじゃないだろうかと何度疑ったことか。 ところで、ブッシュの「イラク人民を解放するための戦い」というロジックがアリなんだったら、サダムもクウェート侵攻の時「王族たちの支配からクウェート人民を解放するための正義の派兵だ」と言っておけば何も問題はなかったのではないか。つーかそもそも、ほんの40年前にゃキング牧師の非暴力黒人デモ隊に高圧放水したりレンガ投げたりダイナマイト仕掛けたりしてた連中が、どの口で解放とか人権とかえらそーに言えたギリかと小一時間問いつめたい。 | |
| 6月6日(金)【ここまでは2003.06.24更新】 | |
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有事関連法案、日本中が白装束軍団にウツツを抜かしていたスキにみごと賛成多数で成立。 さて、著作権法にしろ道路交通法にしろ、すべからく法律というのは「条文」というテクストに先立って、「理念」というコンテクストを持つ。その法律が何を保護するために作られたのか、それを踏まえた上で条文を解釈しないと、それこそノストラダムスの大予言や「聖書の暗号」のようなお笑い解読大会が始まってしまう。 たとえば著作権法の場合は、全てに先立ってまず「文化の発展のため、表現者の創造意欲を守る」という理念がある。その理念を押し通すため、同法は著作物から発する利益が作者のポッポに帰ってくるシステムを守り、またその著作物からインスパイアされた他の表現者が自分の著作物にそれを利用する権利をも守っている。「著作者の排他的権利」と「他者による著作物利用の権利」。しばし著作権法は前者の権利を主張する際にばかり引き合いに出されるが、実は後者を守ることも明文化されているのである。そして、前者と後者がコンフリクトを起こすケース(当然ながら頻繁に起こるが)では、「法の理念」に立ち戻ることが求められる。しばしば組織(や弁護士)の強さによってそのサジ加減が変わってしまうこともあるが。ともかく「理念」は何にも増して尊重されなければならない。 ……で、有事法制の「理念」はなんなんでしょ。有事法制は何を守るために作られたんでしょ。 宅間くん事件で、国が遺族に謝罪レポート提出&計4億円の慰謝料払う。 なんだろう、この釈然としなさは。 学校建て直しの件もそうだったけど、宅間事件の被害者遺族や関係者は、どういうわけか他の凶悪事件のそれに比べかなりチヤホヤされている。人数こそ違えど似たような事件だった、京都のてるくはのる事件と比較すれば分かりやすいと思う。公立小学校と違って、いいとこの子女ばかりが集まりOBOGにも名士がずらりと揃ってる学校だし、いろいろあるんだろう。なんだかなぁ。「世界お金持ちクラブ」のテーマ(@プリンプリン物語)を歌いながらそんなことをぼんやりと。 淡々と仕事して淡々と帰る。 | |
| 6月7日(土) | |
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0930起床。あわただしく洗濯物干して、いそいそと礼服に着替え、トンデモ本大賞のため日暮里へ。スタッフは朝から現地入りしているが、俺はただの客身分なので比較的悠長なもの。 1200ごろ日暮里駅到着。駅前では学会ハッピを着たH原さんが道案内にいそしむ。1210ごろ現地入り。開場までまだ間があるのに、会員だけでなく一般客もわんさと集まっている。物販スペースにはTシャツやトートバッグなど学会公式グッズ(海賊版なんか見たこともないが)のほか、太田出版から出ている学会本や皆神先生その他の方々の著書がずらりと並び、準備は万端。1230、一般客入場開始。QPさん傍見さん、それに【カダフィ企画】西田総帥もはるばる浜松から。あんた戦闘行動半径広すぎ。うわ、「あんた」とか言っちゃった。途中楽屋から、今日舞台発表のある新田五郎さんが出てくるが、あからさまに緊張のおももちでこっちには全く気づかず。そりゃそうだよな。鶴岡法斎先生にご挨拶。鶴岡さんはもう舞台など慣れたもんだが、「楽屋にいると他の人たちの緊張がこっちにも感染するですよ」と、ロビーでタバコ吸って開場を待っている。お客さんはなんとかみんな会場に入る。もちろん客の大半は有明でよく見かけるタイプの人たちだが、中にはどう見ても一般人としか思えない女の子の2人連れ3人連れとかも。と学会の客層とSFの客層は必ずしも一致しないらしい。ちゃんとデータ取っただろうな。 物販コーナーで開演を迎える。BGMの「威風堂々」を一緒に口ずさむ開田先生。唐沢議長と声さんの司会がスピーカから聞こえる。まさに「オタク殺し」と言うほかない声さんのファニーヴォイス、マイクを通すとまた一段と凄味を増す。しばらくしてから入場。会場はほとんど満員、奥のほうの補助椅子がちらほら空いていたぐらい。客の98%は玄人らしく、「ロズウェル」という単語にもみんな敏感に反応する。こんな具合だから「トンデモ基礎講座」と言いつつ志水先生皆神先生植木先生もぜんぜん基礎じゃない濃い話をボコボコ連発。平成ガメラやレオの円盤生物や皆神先生の名前まで載った国語の教科書(!)、あきらかにパナウェーブ研究所がタネ本にしたらしい「ムー」のバックナンバー(例のグルグル回路や第10番惑星が特集されている)とか惜しげもなく発表し、場内のボルテージはいやが上にも上がりまくる。 次は「例会エクストラ」。学会例会でいつもやってるプレゼンテーションを、この場でやってしまおうという企画に選ばれた精鋭は、飲食物ネタのグッズ番長S井さん、コンドームの開田あや先生、唐沢議長が投入した超新星・ハーレクイン&エルメスのH郷さん、今回大抜擢されたぶっとびマンガの新田さん、そしておまじないグッズ広告のひえだ尊師。学会のカオスさを象徴するかのような見事な混成旅団ぶりである。 まず口開けにS井さんが、持ちネタの「発狂くん」を中心に、創立以来の古参会員らしく手慣れた渋いプレゼンを決める。ボンデージに身を包んだあや先生は、これまで買いためた変なコンドームの一気お蔵出しで統一。さすがのあや先生もいつもより緊張したおももち。チャイナ服のH郷さんは素人とは思えない絶妙のプレゼン芸(本物の学会発表経験があるらしい)で、数あるハーレクインブックスの中から、日本を舞台にした作品(にしてもハーレクインに箱根登山鉄道はないだろ)、変わった職業の男女(古本マニアとか)が絡む作品を選りすぐって紹介。コンドームやらハーレクインやら、これほどオタクの守備範囲から外れたファウルゾーン(いやすでに場外かもしれん)にも、これほどの宝が埋まっていることを知っただけでも、今日のお客さんは人生観変わったかもしれない。最後に出たのが「マンガ収集家の男と公認会計士の女とのラブストーリー」という無茶苦茶な設定、しかも男の名が「デブリン」というあまりのハマりぐあいに場内ゲーラゲラ。 4番バッターは新田さん。今回の出演者中一番の素人だけに、いざ本番となると腰が引けてしまわないか心配だったが、どうも杞憂だったらしく、H郷さんのネタを受けて「えと、私もマンガ集めてますけど、デブリンじゃありません」とやってまんまと場内の大爆笑を誘いペースを掴む。あとで聞いたらこの「デブリン」云々は完全なアドリブだったそうだ。この土壇場で入るスイッチが新田さん最強の武器。もちろんそれだけじゃない、自分の発表が7分におさまるよう何度も録音しては練習を重ねてきたという地道さが土台にあるからこそ、この咄嗟の不意打ちが生きてくる。新田さんのエクストラ抜擢は唐沢議長たっての推挙だったが、さすが議長の芸人を見る目に狂いはなかった。そして一発目から容赦なく『ファミコマンドー竜』炸裂だ。もう『竜』は新田さんにまかせた!(笑)。残りの時間で、『マンガ 向井千秋物語』の美化しすぎ千秋&美化してもあまり変わらない真紀夫、『キャッツアイ』のパクリエロ漫画『ファックアイ』を紹介、いずれも場内を大いに沸かせる。『ファックアイ』の発表も、本物の『キャッツアイ』と『ファックアイ』の間に、わざわざ篠原とおるの『キャッツアイ』(北条司のとは全く関係ない)を出すという巧妙さ。 ともかく新田五郎初のライブは、音響効果を除けば十分合格点。いつもの例会ではピンマイクを使っているため、今回の卓上マイクでは新田さんの声が拾えなかったのが残念だったが、今後場数を踏めば、マイクの使い方なども慣れてくるだろう。そのうち鶴岡さんとLPOでマンガトークライブしてほしいです。いやこれで、「場末の飲み屋で『あの新田五郎をと学会に紹介したのは俺なんだぜぇ〜』と毎日のように自慢しては他のお客さんに嫌がられる」という俺の長年の夢が、また少し現実味を帯びてきたですよ。迷惑な夢。 トリを取ったのは第一級正装のひえだ先生。もうひえだ先生は客層を心得たもので「みなさーん、最低ですかー!?」の雄叫び。『最低でーす!』と返す我らも我らなれば。おまじないグッズ広告の体験談にツッコミ入れまくる、この5人の中ではいちばんと学会のイメージに近い出し物だったのではないか。「かろうじて」というレベルではあるが。 そしていよいよメインディッシュのトンデモ本大賞ノミネート作発表。でもここまでで笑いすぎて、拍手する手もすでに疲れ果て。ロッテ戦の応援だってこんなにバテないし。これ以上まだ笑わされるんですか、ひぃー。今回はノミネート4冊。大本命の『ゲーム脳の恐怖』に残りの3冊がどれだけ対抗するか、という戦いを予想していたが、蓋をあけてみると意外や意外、山本会長の巧みな紹介芸もあり、ニセハイジ本・無知なガンダム本・ぶっとび歯医者本が大ウケ。笑いのツボはこの3冊のほうが存分に押さえている。これにひきかえ『ゲーム脳』は明らかにトンデモではあるが、「笑い」には乏しい。勝負はガゼン分からなくなったところで30分休憩。投票は『ゲーム脳』に入れたものの、『歯』にも心惹かれるものがあり。 コンビニでとりあえずアップルパイ買って胃におさめ、西田総帥と前半戦の感想ほか。新田さんの大活躍をねぎらい、鶴岡さんとまた悪だくみの話をして後半戦。Gさんや傍見さんの陣取っていた場内最後列に移動。大賞集計の合間に談之助師匠のトンデモ落語。「FIFAはユダヤの陰謀」など例のごとしの内容に、今日の客は狂ったように食いつく食いつく。「実在の人物・団体・ユダヤ人には一切関係……」と言っただけでひっくり返って大笑いする客層なんて、他じゃまずお目にかかれない。師匠も遠慮なくトップギアで突っ込む。死ぬほど笑ったところで、運営委員8人衆+鶴岡さんによる爆笑トーク。もう許してください。おととしのしし座流星群に匹敵するおなかいっぱい感。 そしてトンデモ本大賞発表。下馬評では断トツ一番人気だった『ゲーム脳の恐怖』を蹴落として、やはり最も笑いを誘ったアレが大賞に輝く。こういうチョイスこそが「トンデモ本大賞」の健全な所なんだろうな、と感心。「ぜひともNHK出版に大賞トロフィー送りつけて猛省を促してやりてぇなぁ」と思って『ゲーム脳』に投票した俺なんかは、まだまだ社会正義とやらに目が曇らされているようである。 いやもう本で読むのと実際観るのとじゃ大違い。SFファンはこんな面白いものを10年以上前から観てたのかと思うと妙にくやしい。 終わったあと、ひえだ先生のお知り合いのお嬢様を紹介される。ウチのHP&本の読者でもあらせられるとのことで恐縮至極。すいませんすいません実物はこんな生き物ですいませんと謝りまくる。鶴岡さんから新宿の真空地帯ツアーに誘われる。QPさんに幕屋本どっさりいただく。みんなありがとう。今日は俺なんにもしてないのに。 会場隣で二次会。もう飲んだくれる。ビールがっぽがっぽ飲みまくる。極度のストレスから解放された新田さんはそれ以上のペースでがっぽがっぽ。つうかみんな乱痴気騒ぎ状態。誰か口火を切ればビールかけでも始まりかねなかった。もちろんおのおの水に弱い紙媒体や電子機器を満載している集団なだけに、そこまでやらかす痴れ者はいなかったけど。 新田さんといろいろと。吉田等さんを学会に呼んだらどうですか、いろいろ面白いモノ探して持ってそうじゃないですか、と言ったら、「いや吉田等はそういうことしないんですよ」と。吉田さんは無から有を生み出すタイプの魔法を使う人で、評論とか他人の作ったモノへのツッコミという芸風ではない。だから新田さんのぶっとびマンガ研究も、吉田さんにはあまり評価してもらえてないそうだ。むう。 新田さんが『BLUE』で紹介した『熱血ヨーヨー戦士 電撃タケル』を太田出版で復刻できないかという話を、敏腕編集者Hさんに向ける。「ちょっと難しいですね」との返事。復刻モノは、部数がどれだけハケるかという問題に尽きる。現在、過去のマンガが復刻されるか否かの判断は「コンビニに置けるか否か」というところがボーダーラインになっているそうだ。それにはせめて4万部イケるコンテンツでないと、ということ。たしかに「のむらしんぼの幻のぶっとびヨーヨーマンガ」というだけではそこまで売ることはできませんですね。「じゃあ、こっちは商業出版できませんかねー……」と、同じく新田さん紹介の『海のプリンセス エミちゃん』のページをお見せすると、即座にNOと返され爆笑。「当たり前でしょ、私だってプロの編集者ですから!」と言われ、新田さんとぎゃーははははと笑い転げる。すいません愚問でしたぁーっ!! 木持アート出版メジャー化計画、あえなく玉砕の巻。ヒトの出版社だと思ってムチャクチャ言うな俺も。ひどい奴だ。 声さん新田さんは途中で帰ったが(一緒に帰ったわけではないです、ねんのため)、他のメンバーはアブサンやら芋焼酎「不阿羅王(ファラオ)」やらでベロンベロンになってあいかわらず小皿たたいてトンデモおけさ。俺も●●●先生と●●先生のタトゥーばりのはずかしい写真を撮ったり、K子先生に●●●●●さんとの「やらないか」的はずかしい写真を撮られたり(現像に出せねえー!)、これぞ打ち上げといったテイのドンチャン騒ぎに明け暮れること3時間ほど。 新宿に河岸を変え、西口のおらんだ屋敷で三次会。さきほどしこたま飲んだので、ここでは烏龍茶ばかりこくこく。それと妙にサラダが口に合い、すっかり草食動物モードになる。いいコンコロモチになってナージャの主題歌を裏声で歌いまくる原田先生。あんたそれでも本当に日本古文書学の権威ですか(笑)。うわ、「あんた」とか言っちゃったパート2。モモカのウツセさんに『釣りキチ三平』の新作(チョウザメ編)見せてもらう。新作でも思いっきり見せつけられる三平と魚紳さんの仲睦まじさ、これでこいつらデキてないと言ったら矢口高雄を偽証罪で告発してやるところだ。 著者見本でもらった学会紀要読みながら帰宅。重大な誤植とえらい事実誤認を見つけ、落ち込む。とほ〜最後の最後でケチがついたか。 | |
| 6月8日(日) | |
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1000起床。力が全く出ない。いちおう教会行ってみたけどやっぱフラフラするので帰って葛根湯とリポビタンゴールド飲んでしばらく横になり、体力回復を目論む。 1300再び起床。パン食べて礼服(きのうとシャツ&ネクタイ替えただけ)に着替えて母校へ。大学時代の友人の結婚式&披露宴。旧友があらかた集合。仲間うちでも一番結婚なんかしなさそうなオタク丸出しの男だったんで、てっきりオタク女とコミケッコンかと思ったら、新婦はいたって普通のお嬢さん。披露宴司会の「お二人は某プロバイダのコミュニケーションサイト(←要するに商用出会い系サイトですか)で知り合い……」という説明に、我々の一群だけぶはははははと大爆笑。新郎自身も、新婦からコンタクトがあった当初は、あまりに話ができすぎてるもんで新婦のことをサクラだと思って警戒していたらしい(笑)。そこが新婦にはミステリアスな雰囲気に映り、じわじわ接近、1年かそこらでジューンブライドまでこぎつけたというわけだ。そんな事例もあるんですにゃー。 披露宴は大学の学食。もう何度ココでの披露宴に参加したかわからんが、今日は一番高いコースだったらしくさすがに料理は豪華。アルコールは乾杯時のシャンパンと赤ワイン1杯だけにとどめる。新郎新婦が挨拶に回ってきたので、みんなで新婦にも新郎にもいろいろ問い質す。つうかなぜ新郎がみずからカメラを肩に下げているのか。このドオタクめ。オタクのくせに普通のヨメを娶るとはなまいきだぞう。とりあえずそのカメラをなんとかしろと、きのうトンデモ本大賞で買ってきた、と学会トートバッグ(開田画伯直筆サイン入り)を新郎に進呈。ますますオタク度が上がったような気もするが気にするな。 お開き。新郎の車に空きカンやらグルグルステッカー(←やめい)やらとりつけて逃げる。それから10人ほどで連れ立ってジョナサンでお茶。半分は仲間、半分はぜんぜん知らない人。新郎の交友関係の広さというかよくわからなさが大爆発。そういえば、学年違うハズなのに(年齢は一緒だけど)どういう経緯で新郎が俺たちの仲魔になったのか、誰も思い出せない不思議。ほんに社交派オタクの典型のような方でした。お幸せに。 へろへろになって帰って寝る。明日からまた仕事。 | |
| 6月9日(月) | |
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万景峰号、入港とりやめ。総連は「日本政府が入港を妨害してる」とかぬかしてるけど、誰も妨害なんてしてないんですから。査察させれば入港許可するって言ってるんだから。よほど言い訳きかなそうなモノ積んでたんだろう、と我々日本人は考えてしまう。もちろん、俺たちがどう思おうと北朝鮮当局は何ら気にするところはないんだろうけどね。巨大な「ある意味ディズニーランド」の中で生きている彼らにとっては、ランド内の「客」さえ虚構の中に沈めてさえおければ、外で何言われようとかまわないんだろう。ランド内で「ネズミの中に人が入ってる」と言われなければ、何も気にしない。こないだまでは、ランド外のメディアをも監視するおそろしい機構が機能していたけど、彼らは9.17以降それどころじゃなくなり、今や冒頭のようなランド内向けの詭弁しか吐けないまでに落ちぶれはててるし。 さて、あのディズニーランドを平和的に解体するにはどうしたらいいか。そんな知恵があれば、とっくにアーレフは地上から消え去ってますかそうですか。なに、「なんのために日本政府がアメリカ様のイラク征伐を支持したと思ってるのかなベイビー」だと。 Der Angriff系のBBSから日記に直リンはられてるのを発見。辿ってみると、元発言で「事実誤認がいっぱいある」とか怒られてる。偉大なる河上イチロー先生の悪口書いてるのがそんなにトサカに来ましたかそうですか。てゆうかなにヒトのバカ日記マジになって読んでんだよ(笑)。でもこれで河上イチローファンが大挙してせめてきたらやだなぁ。 雑誌の編集委員会。しかし、会議30分前に新委員の一人に連絡が届いていなかったことが分かる。ちゃんと留守番電話に入れておいたのになぜだ。完全にパニックに陥り、委員の家に電話すると、「留守電は聞かないことがある、急ぎの連絡はメールでくれなければ困る」と。死ぬ。早くも今日一日分のエナジー使い果たす。会議はなんとか終えたけど。自分の事務能力に完全に自信をなくす。ああ、やっぱ「トンデモ本大賞」のスタッフやらなくてよかったわ俺。定時に帰る。ええもうヨタヨタと。 あまりに精神的にグッタリきたので、彩の国古本まつりへフラリと寄り、「GORO」の大川隆法特集やOAV『ザナドゥ』(角川書店・毎日放送・東宝、1988年)など6000円ほど買って、ようやっと回復。駅前の松屋で牛めし並(290円)。こういうエンゲル係数超低めな生活してると、自分がどんどんいいスメアゴルになっていくのが分かる。いとしいしと(意味不明)。てゆうかいつか死ぬ。 ロッテ、日ハムに1-0で勝った模様。だがこんなもんでは、3連続2ケタ失点で3タテ食らったこないだのドームでの屈辱をそそぐことはできん。一気に不良債権処理といきたい。 買ってきた『ザナドゥ』観る。なるほどこれはひどい。原作の絵と似ても似つかないのは、原作の都築和彦と著作権のことでいろいろモメた(現在も解決していない)せいなのか、はたまた単に都築和彦の絵をアニメにできるほどのスタッフが揃えられなかったのか。たぶん両方だと思う。たしかにあの繊細な絵をアニメにするのは今でも難しいとは思うが、それにしてもリエルのかわいくなさはどうしたものか。絵の動きとかはまぁ1988年としては及第点だが、やはりあの原作とくらべてしまうと、作画が致命的。ストーリーも都筑『ザナドゥ』のデッドコピー、むしろ1時間に詰め込むために話を端折ったり順列入れ替えたりして劣化しているぐらいだし。つうかユアンは黒魔法盗むでもなく金緑石すりかえるでもなくフィーグをナンパするでもなくロスケ設定もなく、2コマちらりと登場して話に一切関わらずふっふっふっと意味ありげに笑うだけで、いったい何しに出てきたのか。CVに神谷明までアテておきながら(←ええっ!)。セリフ回しも原作をまんまデッドコピーしてるだけならまだマシなほうで、アレンジの入った部分はハズシまくり。 原作は当時としても最強レベルのいい出来で、本当に『ファミコマンドー竜』と同時代に描かれたゲームマンガなのか信じられないほどのマンガだっただけに、このビデオのヘッポコぶりはファンとして悲しいものがある。原作ファンでアニメ未見の人は、絶対観ないほうがいい。夢が壊れるだけだから。触手マニアとか特殊なフェチの方以外は別に観なくていいです。横山菁児の音楽とむやみに豪華な声優陣には驚いたけど。タストンさんのボヤッキー声はいつ「全国の女子高生のみなさ〜ん」と言い出すかドキドキするほどのハマりぶりなんだなーまったくもーあららら。 アクセス解析。けっきょく朝のDer Angriff系BBSから飛んできたのは4件。ウチの掲示板への襲撃も皆無。案ずるほどのことはなかったか。 | |
| 6月10日(火) | |
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久々に「SPA!」読む。「SPA!の誌面を彩ったあの人は今」みたいな特集でチバレーなど。「あの人は今」と言えば宅八郎はどうしたオイ。よしりんも。 10月刊行本のテキストいじくりと、7月刊行本の索引作りに勤しむ。昼休み、ザフェランで鳥モモ煮食って、トンデモ本大賞二次会の写真を引き取りに(←現像に出したのかよ!)。けっK子先生ひどいっっ、男の子の頭頂部を撮るなんてっっ!(号泣)。午後、取材のためエアメール5通。はたして返事が来るかどうか。昨日に続き定時退社。 夜、空き巣警報機を取り付けに来たとかで、ハリケンイエローの中身みたいな男が訪問。取り付けはタダですとのこと。でも、不動産屋に言われて来たというわけでもなく、どーも怪しい。で、センサー無料でどうやって収益上げるのか分からないのでよくよく問い質すと、あんのじょう使用料金はかかると。そんな料金に見合うほどの財産はないので、お引き取り願う。ほんとに金目のものは何もないもん。古書マニアだって見向きもしないクズ本ばかりだし。『未然』でも盗るか? 千葉TVでロッテ戦。きのうとは逆に0-1のまま試合が停滞していたが、9回裏ホセのタイムリーで同点。原井のバント失敗&強攻策裏目でせっかく掴んだ流れがまた離れていくかと思ったが、放送終了1分前に幸一が劇的なサヨナラヒット。ついに借金完済だコンチクショー! この勢いで明日は久々の貯金だ。 レッドツェッペリンのライブアルバムのCM。最近こういういにしえの秘宝を掘り出す商売がとみに多くなったが、そんなことより実は自分が「Black Dog」の原曲を聴いたことがないことに気づき驚く。いや間違いなく聴いたことない。だって王様の「ママ〜が教えた動きか〜ただよ汗〜をかいて〜気持ちいい〜♪」しか思い出せないもん。そういう微妙な世代。でれで、でででーでん、でれでででー、でででーでん、でれでででれでれでれで〜。 | |
| 6月11日(水)【ここまでは2003.06.28更新】 | |
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読売朝刊埼玉版に載ってた埼玉トヨタの広告に「ニコヨン」の一口解説が書かれててドキドキする。よく自粛の網をくぐり抜けたもんだが、歴史用語だから放送禁止ではなしという判断か。まぁいい傾向だと思う。ちなみに、昭和24年に日雇いの給金を245円と法定したのがニコヨンの語源だそうだ。あと家庭面に、福岡市の介護つき障害者・高齢者養護ホーム「ハモニカ」の記事。俊俊さんなら入所しかねない。 午前中、デザイナーさんとこにお使い。帰りに昼休みに突入したのでスパイシーでミニハンバーグカレーとラッシー。「ラッシー」と言っても正体は業務用の森永ビヒダスだったり明治ブルガリアのむヨーグルトだったりするのだが、別にラッシーにはバーボンやコニャックのような厳密な名称制限はないから気にするまでもない。 午後、D大のK先生の講演。新田五郎さんぐらいの歳のまだ若い学者さん。直接接近遭遇するのは初めてだが、とにかく話が面白く(俺の興味と合致したせいもあるが)、論文や活動などで間接的にイメージした通りのものすごいキレ者。他人の話を5分と聞いていられないADHDの俺が、この手の講演で寝なかったというだけでも、どんな異常事態か分かってもらえよう。あまりの面白さについ話をウ飲みにしてしまいそうだが、やはり出版の現場にいないぶん理想論が先に出る印象。我々以上に先端技術に詳しいとは言え、先生の情報を全部信用するわけにはいかん。電子書籍のプラットホームの進歩やOCRスキャナの精度向上など、技術革新については正確なところをこっちも掴んでおかないといかん。つくづく先々月国際ブックフェアに行けなかったのが悔やまれる。電子面におけるハードやソフトが日進月歩でレベルアップしていく超進化現象は、出版関係でも同じこと。いつどこが、コストに見合う性能を持ったハード/ソフトを開発提供してくれるか、虎視眈々とアンテナをはっておかねばならん。ウチの業界はそのへん保守的というかノンキな面があるからなぁ。まぁ、大出版社が飛びついて定着してからおっとり刀で参入すればいいやというのも、零細出版社の戦略としては正しいのではあるが。ともかく、技術革新やなんやかや以前に、一般読者に訴求力を持ったコンテンツの開発が第一であるな。ミもフタもないけど。 パルコで半額寿司買って帰って食う。ふと日テレつけると、読売が歴史的なボロ負けをしてるもんで、思わずキャッキャ言いながら観てしまう。 小泉、「大量破壊兵器が出ないのにイラク征伐を支持したのか」とのツッコミに、「今フセインがいないからと言って『フセインはいなかった』と言えますか? それと同じです」。総理、その詭弁ナイスすぎ。つうかイタすぎ。知能指数2ケタしかないブッシュならともかく、小泉自身、こんな詭弁で相手が納得するとは思っちゃいまい。詭弁でもなんでも、今のうちにとっととイタクもといイラク派兵法を作らんとどんどん状況が悪くなるから、小泉も必死だ。 | |
| 6月12日(木) | |
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ついこないだパレスチナとイスラエルの間でロードマップだかなんだか言う和平案が合意に達しようとしていたと思ったら、またエルサレムで自爆テロ。パレスチナ問題が丸く収まると困る連中がいるらしい。闘争が生き甲斐の人とか、ミロシェビッチ的右翼ゴロ政治家とか、難民キャンプへの援助を吸い上げてるダニとか。 朝刊が来てない。そんなにきのうのボロ負けを報じたくないのか読売(違)。 午前中、販売会議に10月刊行本の原稿を提出。営業方の反応やたらに良く、かえってプレシャアーかかるのう。ひょっとしたら初版刷り部数も当初のこちらの試算より増えるかもしれない。むう、さすれば絵師の皆様にももっと原稿料出せるな。「もっと」と言ってもたいしたこたないけど。 大昌苑で焼肉定食食って、古本街回って探し物。すぐ見つかる。午後、調べもの。不意に北欧神話のトールと「ぎょしゃ座」とタロットの「戦車」のカードが頭の中で一直線に結びつく。ヤギ。 ジェットミルを北朝鮮だのイランだのに売っ払ってたセイシン企業の社長、逮捕。動機は政治的意志か、それとも単なる金もうけか。いずれにしても下手したら日本が「悪の枢軸」にされて空爆受けかねない事件。もしテポドンが日本に落ちてきたら、こいつに損害賠償請求してやれ。 『コメットさん☆』の資料本が出るとの情報。聞いたことのない版元だが、売り上げ第一位が『サイバーフォーミュラ』の資料本と、なかなか着眼点が渋い。なにより、あえて放映終了から1年半を経過したこの微妙なタイミングで出してくれることが、何ともうれしいかぎり。版元の英断というか勇気に、ファンとしてはやはり「予約」というカタチで答えなければいけないんじゃろかーどうしようかにゃー。『コメットさん☆スター・ダイアリー』以上に市場に出回らなさそうだからやっぱ予約かにゃー。 | |
| 6月13日(金) | |
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『セーラームーン』、TBSで実写ドラマ化されるとの情報。俺も『美少女選手イーラーブーン』の阪神編描こうかのう。ってもうあんなマンガ描けるパワーはないけど。それにつけても正直どんな代物になるかきわめて不安。配役も想像できないし。まさかとは思うが、セラミューの俳優と衣装をそのままTVで使おうなどと安直な考えはしてないだろうなプロデューサー。 絵師・T氏に原稿と設定資料発送。なにとぞお頼み申す……。昼、志乃原でつるつると大盛せいろ。午後、男たちを機械の星に連れていく仕事。1800過ぎ帰る。 講談社選書メチエ『エスニック・ジョーク』ほぼ読了。さすがメチエらしく、良くも悪くもアカデミックな本に仕上がっていた。二言めには「エスニックジョークは実際の人種差別とは関係ない」としつこく注意書きが入るのもなんとも。でもたしかに、日本にコリアンジョークがなく、朝鮮にチョッパリジョークがないように、実際に憎み合っている民族同士ではかえってエスニックジョークは生まれにくい。ジョークの大家・ユダヤ人も、パレスチナジョークを作った様子はない。差別や怒りといったネガティヴな感情が根底にある笑いは、「ジョーク」ではなくもっと直接的な「カリカチュア」という形をとるのだろう。 エスニックジョークを作り合えるほど良好な関係を、日本が近隣諸国と結び合える日は来るのだろうか。この本では、日本人が元来「笑い」を低く見ており、「自分が笑われること」も「他人を笑うこと」も忌避してきた民族性が指摘されてはいるが。ケンブリッジやオクスフォードからパイソンズを輩出し、王室ジョークもタブー視されないイギリスに、日本のお笑いビトたちが憧れ、それでも決してあの域に到達し得ないのは、やっぱこの笑いを忌避する民族性がジャマをしているのかと。ジョークを否定することで、ジョークの底流にある「ある種の親しみ」をも流し去ってしまうのが日本である。だから皇室は本当の意味で国民に親しまれない。 【今日の面白アクセース】 「聖書の暗号+疑問」。やっとか……。懐疑的キーワードをいっしょにつけてきたのは君が始めてだよ。 | |
| 6月14日(土) | |
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0830起床。『ミルモ』。アクミの宝貝ってシタールだったのかー『第三の男』ー! 洗濯して、朝刊。木曜日の朝刊、新聞受けの奥に入ってた。よかった〜あわててクレームの電話かけなくて(汗)。東京芸術劇場のオルガン、年間維持費が1000万円だと。たしかにパイプオルガンのメンテには金がかかるが、特に芸術劇場のアレは機構が複雑で故障も多く、それに実質オルガン2台持ってるのと同じなので、維持費もベラボーなものになる。もちろん鈴木雅明先生のコメントの通り、オルガンに罪はない。分不相応なオルガンを入れたほうが悪い。 さーて日記まとめるかと思ったところで、ネットでとんでもない話を知る。児ポ法改正案、通常国会終了間際のため審議なしで強行採決に踏み切るという。なんでも野田聖子が、ユニセフのセミナーでそんな発言をしたらしい。こちらで詳細を読むが、本当にこんな乱暴な法律を審議なしで採決にかけていいのかという内容。なんたって罰則強化に加え、「単純所有」&「単純製造」まで罪になるというからすごい話である。 「単純所有」についてはさんざん書いてるけど、要するにこれが通ると、俺の『ピッカピカ音楽館』の単純所有もアウトになる。もう例会本にロリネタ出せなくなるです。ハァハァするためだろうと、学会例会に出して笑うためだろうと、所持は所持として一緒くたにくくられてしまう。「研究目的の所持」「原稿書くための資料」などの例外も全く認められてない。 さらに「単純製造」てのは、情報公開状態の児童の姿をアナログ/デジタル媒体に収めた時点でギルティーになってしまうということである。「理由の如何を問わず」と言うぐらいだから、親御さんが自分の娘や息子を沐浴つかわせてるところをカメラに収めた時点で御用。もちろん毎夏ニュースで出てる「公園の噴水とかで水浴びする子ども」の映像・写真も含まれるぞ。記者がカメラを向けた瞬間に逮捕されかねん。しかもその罰則は「単純所有」よりずっと重い。さあ大変だ。そもそもユニセフのパンフにも幼女の全裸写真が載ってるのがありますけど、ユニセフも罰せられるんですか。ウチにありますよ、幼女の割れ目がドバンと写ったユニセフのパンフ。アレも回収ですか。ユニセフ困らせてどうする。 厳罰化ばかりが先に立って、かんじんの「児童の保護」に関しては、条文の最初に申し訳程度に理念のみ明記するだけですと。なめてんのか。児ポ法の構造的欠陥は何度も書いているので置いておくが、今回の改正案ではその欠陥がさらにキズを広げているようにしか見えない。そもそもこれが本当に子ども(実在の)を守るための法律なのか。「子どものはだか画像を取り締まるため」だけの法律になってはいないか。この方向性で法律をエスカレートしていくと、ゆくゆくは「子どもは18歳になるまで強制収容」するしかなくなるというのに。悪いことは言わんから、まずそこから考え直せ。 こんな大変な改正がノー審議で強行採決されそうだというのに、一番困るはずの報道各社が何も声を挙げてないのもよくわからん。特に「ティッピ」シリーズやSAPIOムック『日本国憲法』を出している小学館様なんか、一気にブランドイメージがさーくる社か心交社レベルになる瀬戸際だと言うのに何を傍観しておるのか。いやはやこのままだと、「ろり予防法」制定がギャグでなくなる日も近い。議員の中にも少なからずいる真正ロリコンの皆様、本当にほっといていいのか? このショックのせいでもないだろうが、頭が重くなり昼寝。1330起床、あわてて会議に行ったはいいが、ずっと頭が痛くて汗が出て。1600過ぎ帰ってスーパーでネギトロ巻買ってバタンQ。1800ごろ覚醒、まだ治ってねぇ。いつもの頭痛よりしつこい。むしろカゼかこれは。ネギトロ巻5切れ無理矢理食ってカゼ薬飲む。寝る。2030ごろ覚醒。さっき胃に押し込んだネギトロを(放送禁止)。頭痛はあいかわらずだが少し楽になり、2600過ぎに一度水分補給して朝まで眠る。んなわけで一日棒に振る。もうボロボロです。かんべんして。 | |
| 6月15日(日) | |
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0730起床。頭痛は取れた。油断はできないけど、とりあえず助かった。せっかく早起きしたからリアルタイムで『アバレ』観ようと思ったらゴルフ中継で泣く。『ガッシュ』観て燃えて、『でじこ』のED観ながらコレの『コメットさん☆』Versionを妄想。イマジン(想像してごらん)、あの曲に乗せて画面だけ「アホ毛→見返りコメットさん→なんか食べてる口→見返りミラさん→おリボンとおさげ→不敵にほほえむメテオ様の正面顔→浮遊ラバボー→藤吉家一同→風岡家じじばば→熊五郎&スピカおばさま→ハモニカの王宮から星のトレイン発進→宇宙空間をぎゅおーん→地球突入→鎌倉の風景数カット→非常にやる気なくバトンを回すコメットさんたち(笑)……」って映像。誰かマッドビデオ作れ。作ってくれ。なおミラさんのところは明日香さんに換装するのも可。みちるちゃんだと狙いすぎ。 教会行って、フラフラしてるのですぐ帰って、アップルパイとドラやきというジャンキーな昼食食って、日記まとめ。ロッテ3連敗。せっかく借金完済したと思ったらすぐコレかよ。まー俺の日記も現実に追いついたと思ったらすぐに借金たまってるし。コツコツ返さないと。とりあえずこっちは借金14まで回復。 夜、炊飯器のスイッチ入れて合唱の練習。やっぱり声出ねぇー。ギョーザ買って食って寝る。 【今日の面白アクセス】 昨日未明、2箇所の大手サイトBBSから同時に「ろり予防法」ページに直リンはられ、ものすごい件数の訪問を受けていたことが判明。西手新九郎? | |
| 6月16日(月)【ここまでは2003.06.29更新】 | |
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へろへろと仕事。7月刊行本の索引作りを引き続き。いろいろ困ったメールなど山積、心労多く。 昼、天下一品で並こってり。ライスも何もつけず。ほんとに食が細くなった。店内の有線で、あんま聞き覚えのない洋楽のダンスナンバーがかかる。最初は気にも止めていなかったが、サビで武富士のアレの曲と即座にアイデンティファイ。この瞬間、たぶん俺以外の客も店員もみんな、脳内に同じヴィジョンを展開させているであろうことを思い、笑いをかみ殺すのに苦しむ。みんなの心がひとつに! 午後も索引せっせと。しかし、キリスト教史を学べば学ぶほど、いちばん正統な教派は東方正教会なんじゃないかと思えてくる罠。つーかローマカトリックって、5大司教座のうちローマ大司教座がアイアムナンバワーンと言い出して作った分派じゃん。1スペースコロニー群にすぎないサイド3が突如「ジオン公国」を名乗ったようなもんじゃん(←いいのかそのたとえで)。そういえばローマってエルサレムから最も遠いし。サイドで言えばサイド3だよなやっぱ。残り4つ(コンスタンティノープル、アンティオキア、エルサレム、アレクサンドリア)がイスラームに併呑されたおかげで、最大メジャー派閥になったようなもんで。さもなければ、今ごろキリスト教シーンはどうなっていたか。……きっと東西教会同士の内ゲバでコロニー落としでもやらかしてたかもしれんな。人類は、自らの行為に恐怖した(※永井一郎声で)。 いやでも実際、イスラーム侵攻以前の東西教会は、キリストが神なのか人なのか神であり人でもあるのか、神&人だとしたらその双方の性質は融合されているのか二重人格的なものなのか、マリアを「神の母」と呼んでいいのかいかんのか、とかなんとか細かい議論を続け、偉い坊さんたちが罵り合いやリンチや殺し合いまでやらかしてきた。カルケドン信条なんか、実際その宣言文を読むと、そこまで口を極めて異端をボロクソけなしますかと、その一部品性を欠いたケチョンケチョンぶりにはマジで驚かされる。この長い争いに終止符を打ったのが、皮肉にもイスラームの勃興だった。東方がイスラームの支配下に落ちたため、ローマは東方4大司教座と妥協する必要がなくなり、結果的に自分らの神学を思うままに構築していくことができた、という面は否定しきれるものではない。それから千年、長らく音信不通状態だった東西教会は再び対話の場を持ちはじめたわけだが。どうか昔のケンカをむし返すようなことにならんよう祈る。世の中、ナアナアで済ませておいたほうがいいこともある。もちろん程度の問題はあるけど。あまりナアナアの範囲が広いと、またグノーシス主義が頭角を現わしてきたり、文鮮明みたいな自称メシアがわいて出てきても、ぶっ潰すことができんからな。そのへんのサジ加減が難しいのは、宗教も法律も似たようなもんで。はぁ。 鳥の南蛮風とポテトサラダ買って食ってさっさと寝る。 | |
| 6月17日(火) | |
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朝刊で、今日発売の週刊プレイボーイの広告見て我が目を疑う。「誕生20周年・男ならオタクのように生きてみろ!」だと!? 驚いて高田馬場駅に降りるとすぐ買ってみる。記事中ではいみじくも「オタクの経済力」に最も注目しており、14年前のオタク迫害記事にあったセックス色が完全に払拭されているのが興味深い。 「オタクの誕生から20年」とは言うが、(彼らの言う)「誕生」から宮崎事件までの暗黒期についてはサラリと流すのみで、当然、14年前に自分らが率先してオタクを侮辱した過去を反省するどころか、くだんの記事についての言及は一言もない。ましてや宅八郎との抗争などオクビにも出さず。もしかしたら記者がそんな自社の黒歴史を知らなかっただけかもしれんが。で、「1992年からオタクの復権が始まった」と言うんだけど、『ツインピークス』をオタク現象と規定しちゃっていいのか? さらにじっくり読むと、「中森明夫に命名されるまで『オタク』が存在しなかった」なんてロスケリヌス的唯名論やら(じゃあヤマトやガンダムの大騒ぎは何だったのか)、「コギャルが短いスカートをはくのはオタクを誘惑するため」とか当のコギャルが聞いたら凍りつきそうな勘違いやら、いろいろ壮絶な記述が満載である。この記事書いた人、本当に日本人か? なんかフランスあたりの大学生が日本のオタク文化を題材に書いた論文をそのまま翻訳したのではないかと。14年前の記事は「分かったからそこまでオタクを貶めなくてもいいじゃないか〜!(涙)」って感じだったが、 今回のは正直「ハァ?(唖然)」という印象である。 で、14年前の記事に関して「過去の過ちに対する反省」でもなされていれば少しは感心したところだが、あんのじょう反省どころか一言も言及されておらず。でもイラスト描いてるのが14年前と同じ渡辺和博氏というのは何かの暗示か冗談か。それとも知らずに発注しただけか。渡辺氏も、14年前の記事を覚えていたら苦笑したのではないか。てゆうかもしかして週プレ編集部、『と学会年鑑BLUE』読んだのか。ご購読ありがとうございます(笑 いやそれにしても、14年前 さあキミたち、オタッキーと して女のコたちにバリゾーゴン を浴びせられるか、フツーの男 としてフツーにセックスする か、いまが勝負時なのだ! とかボロクソ書いてたのと同じ雑誌で、いまさら どうだ! 今や日本を動かしている のはオタクであることは間違いない。 そこで、2003年、キミも男ならオ タクになって生きてみろ! なんて言われても、ねぇ……。 タントタントで冷製シーフードスパゲティ。シーフードとは言ってもイカやハマグリなど軟体動物主体。ウマー。NHK「ひるどき日本列島」で湘南海岸のライフガード特集。「父を海で失った怨念からライフガードを志望しました」という15歳カリカリ少年や、ピンクのアホ毛サポーター(前田亜季声)は残念ながら見当たらず。 午後、鶴岡さんのお勧めもあり、清瀬のハンセン病資料館見学。時間がなく、展示物のうち肝心な後半の、ハンセン病差別の歴史を記録した展示が全然見られなかったのが残念。駆け足で観たかぎりでも爆弾テロとか、「黒髪校事件」のような現在のオウム転入事件に通ずる根の深い事件がボコボコ出てくる。以前、「日本はアメリカみたいに黒人の公民権デモにレンガ投げつけたり爆弾テロまではしなかった」とか書いたけど、申し訳ない、思いっきり前言撤回させていただく。日本人もアメリカ人と同じぐらい悪質。反省するのに時間がかかるぶん、もっとタチが悪いかもしれない。また来よう。 家に帰ると、先日『と学会誌11』を無理矢理送りつけた西村新人類様から、丁寧な受取状が届いていた。上祐が今月末にまた新刊出しやがるとの情報も。今度はそんしのどの本をコピペするんですかマイトレーヤ正大師。 ノンスクランブルのWOWOWで『キノの旅』初見。「ガキとしゃべるバイクがおかしな国を漫遊するダークな話」と噂には聞いてたので、『ガリバー旅行記』とか駕篭真太郎『パラノイアストリート』みたいな話かと思ったら、やっぱそんなかんじの「さわやかな後味の悪さ」が残る不思議な作品。オチが読めているにもかかわらずなかなか観せてくれる。悪くなし。前田愛の、妹とはまた違うタイプのローテンション声もいい。 ダイエー新垣、よりによって対オリックス戦先発(たしか初先発ではないか)。まさかこんなに早くオリックス戦で投げさせるとは思わなかった。あんのじょう動揺したかボコボコに打ち込まれKO。試合はオリックスのピッチングスタッフももっと同様したか総崩れ、なんとかダイエーが勝ったものの、ひどいことするなよ王。野次馬根性としてはこういう試合こそスタンドで観たかったけど、オリックスファンの反応とかあんまり詮索すると俊俊さんに口聞いてもらえなくなりそうなのでやめる。 【今日の面白アクセス】 ここ2,3日、ちょこちょこ「伊藤史生」「森慎二」「水戸泉」を組み合わせた検索ワードが出てくる。あの戸籍リセット女がまた誰か毒牙にかけたですか。 | |
| 6月18日(水) | |
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先日の『ふぐぅ』に続いて「焼け石に水かもしんないけどこれ以上バカに拍車かけないための読書キャンペーン」第二弾として、いしいひさいち『現代思想の遭難者たち』(講談社、2002年)を電車の中で。「レヴィ=ストロースの『相互贈与』を前提にした人類学は、北朝鮮のやらずぶったくり外交をどう説明するのか?」とか余計なことばかり頭をよぎるもんで、なかなか読み進められない。でも面白い。 午前中、せっせと索引作り。A5判580ページになんなんとする本の事項・人名索引を一人で黙々作れるというのも、ひょっとしたら他人から見たらものすごい才能なのかもしれん。昼、パピルスでコシャリ。なんとパピルス、今月限りで閉店とのことでショック。最近ランチメニューがヘッポコだったのは撤退準備だったのか。やっぱり赤字のせいか、それとも逆に発掘費用がたまったか。 午後は1300-1400まで楽譜関係の会議。それから外に出て1700まで別の会議。ものすごくアコギだけどウマい書籍販売方法を1つ教わってくる。ウチで実行するかどうかはともかく、たしかに犯罪ではないし、こういう戦術もアリかもな。今日びキレイゴトだけじゃ生き残れねえ。戻って2030頃までせっせと厖大な楽譜のコピー。こういう地道な作業が苦にならないというのも、実はものすごい才能な(以下略)。根っからの労働者階級なだけですかそうですか。 今日にも児ポ法強行採決との見方もあったが、国会会期延長、しかも野党にヘソ曲げられて、児ポ法ごときの採決どころじゃない状態に。はたして野田聖子はどう出るのか。 法改正で一番怖いのが、法を運用する当局がどう動くかではなく、むしろ出版社や書店、そしてユーザーがビビって不必要な自粛に走ってしまうことだ。法律もよく読まずにロリマンガまで一斉に打ち切ったり。わざわざ自分で自分の首絞めるようなマネ、これが一番怖い。これは決して杞憂ではない。実際4年前がそんなかんじだったから。俺は覚えているぞ。 ちなみに俺は『ピッカピカ音楽館』を処分する予定はない。もしも『と学会年鑑BLUE』を典拠に何か言われたら、その時は裁判も辞さず。アレが児童ポルノかどうか、法曹の場でハッキリさせるも一興。シロなら結構。クロならその時は『BLUE』にも書いた通り、我が国の「児童ポルノ」観が世界中の物笑いのタネになるだけの話だ。楽しいにゃー。そのことは当局が一番よく分かっているハズだ。俺が『ピッカピカウォッシュ』を違法にダビングして闇で売りさばきまくり巨万の利益を得ているとか悪質なことしてるなら話は別だが、ただ持ってるだけの奴をわざわざ任意同行求めたりなど、まず当局がそんな火中の栗を拾うようなマネをするわけはない。どっかのバカが「あの気楽院とかいうヤシが児童ポルノビデオ持ってるの自慢してるからタイーホしてほしいザーマス」と当局にしつこく御注進でもしないかぎりはな。 今度の改正では、まだ単純所有で逮捕状が出るほどのところまではいかないが、「違法」にはなる。もし身柄拘束されたら面白いことになるだろうなぁ。俺の正体を知ってる人は想像してほしい、もし俺が児ポ法違反のカドで身柄拘束されたとしたら新聞各紙が何と書き立てるか。俺だってワクワクしてくる。で、ニュースになるのはしょっぴかれたとこまで。あとは起訴されようが不起訴になろうが、裁判で有罪くらおうが無罪を勝ち取ろうが全く報道されず、不起訴もしくは無罪の場合も俺の名誉回復措置は一切取られない。残るのは俺の(実態とは全くかけ離れた)汚名と、改正児ポ法への恐怖心だけ。 俺の汚名なんざどうでもいいが、児ポ法に対する必要以上の恐怖を、マスコミが結果的にあおってしまうこと、これが怖い。マスコミが自分で自分の首を絞めるのと同じことだ。あいつらが単純所有している「児童ポルノ」媒体、いつでもオンエア/出版可能な物件だけでもどれだけあるか。それを全部廃棄処分する覚悟があるのか。また、それら「児童ポルノ」を過去たれ流し続けてきた責任はどう取るつもりか。もしマスコミが俺をボロクソ書き立てるなら、全ては自分自身に帰ってくるんだぞ。ちなみに『ピッカピカウォッシュ』は天下のTV朝日が何十回となくオンエアし、天下の小学館がビデオを売ってたんだぞ。そのビデオを持ってたというだけで俺が不利益を被ったら、TV朝日と小学館はホッカムリしているわけにはいかないと思うんだけどなぁ、人として。もし沈黙しているようなら、俺、シャバに出てきてからたっぷり損害賠償請求させてもらうよ。もちろん俺を訴えたバカにもね。 だから諸君も、あまりビクビクオドオドせず、法改正に対して過剰に自主規制などするものではない。「おやつは300円まで」と決められているからと言って、おやつを自粛する必要は全くない。300円までならどんなおやつを買ってもいいのだ。また、君が「バナナがおやつに入らない」と自信を持って言えるなら、持っていけばいい。誰かに「あーっこいつバナナ持ってるぞー」と騒がれても毅然としていればよい。先生に訴えられたら、断固「バナナはおやつではない」ことを論理的に主張し、勝利をつかめ。負けたらその時はバナナ捨てればいい。そして勝利の暁には堂々と公然とバナナを食え。権利の獲得、というのはそういうことだ。わざわざ自分から必要以上に権利を捨て去るこたぁない。だからがんばれみんな。 【昨日の面白アクセス】 昨日書いた、重婚女関連の人名が続々出た件だが、金成隊長からの情報で、なんと重婚女が追風海と結婚したことが判明。調べたら、2年前にツーショット写真を週刊誌に撮られていたということなので、今度は重婚ではなく、過去もリセットせずきちんと開示した上でのケコンと見られる。人間、正直が一番。 | |
| 6月19日(木)【ここまでは2003.06.30更新】 | |
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イラク征伐ん時の美人上等兵救出劇(現代版プライベート・ライアン)にようやくヤラセ疑惑噴出。もうね、湾岸戦争のオイルバード以来、我々はどれだけアメリカにダマされ続けてきたことか。副島隆彦先生に少し同情。そりゃこんな「情報的裏切り」ばかりされてりゃ、アポロの月着陸までウソだと思えてくる気持ちも分からんでもない。 今日も今日とて索引作りの続き。昼、ティーヌンに入るとやたら大にぎわい。バーミーナームを頼んだはずがまちがえてセンミーナーム(細ビーフン)が来る。まーいいやこっちもおいしいし。けっきょく久々に2200ギリギリまで働く。やっぱ人に会ったりするよりも、こういう地道なヒッキー作業のほうが性に合ってます俺。 低く立ち込めた雲に新宿の街の灯が反射して、22時過ぎだというのに不自然に明るい。チャンピオン読みながら帰る。『ORANGE』泣けるなー。格下戦すら全く無駄にしない能田の巧妙なストーリーテリング。『カオシックルーン』児童ポルノ(笑)。 【今日の面白アクセス】 「早大生+暴行」というのが異常に増えてきた。何をやったのか早大生。 | |
| 6月20日(金) | |
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5時間しか寝られず、どうもフラフラする。 きのうのアクセス解析の理由が分かる。早大生など5人が、合コンで誘った女をレイプしてタイーホされたらしい。しかし、主犯の「早稲田大学第二文学部2年・和田真一郎容疑者(28)」にはワラタ。何浪したのか。それとも入学し直したのか。そうまでして大学生を続ける理由は何か。そんなに勉強熱心だったですか……じゃなくて。 『現代思想の遭難者たち』引き続きノロノロと。こないだの北朝鮮問題だが、バタイユ的解釈を用いれば、北朝鮮への無償の援助は「供犠」であり、援助国を高みに登らせる「芸術」なんでしょうか(笑)。 なんてあほなこと考えてたら電車のエアコンにやられ、抵抗力弱まってるとこだったので鼻も出る。葛根湯と、やむをえずストナリニまで使って抑える。眠気にターボがかかる。もし旋盤工だったら指の10本や20本すぽぽんぽんとすっとばしてドラえもーんになってるところである。 昼、昇龍軒でチャーハンと小スープ(440円)。以後も睡魔と戦いつつ、1930ごろまでかけて来月刊行本の付き物(凡例や広告や)の原稿ひとそろい作る。外はすっかり夏空なれど、この時間には涼しめの夜風吹き快適。歩いて帰る。夏至の夜はなかなか更けない。バンチとくらオリ読みながら帰る。駅前の松屋で牛めし並(290円)。今日の食費、昼夜と外食しながら730円ですか。 週プレのオタクすりより記事について、モモカのウツセさんから「でも、オタクになるのも『女にモテるため』というのが、プレイボーイらしいです。」と鋭い指摘。あーなるほど、彼らは決して転向したわけじゃなかったですね。それどころか創刊当時から「モテる」というテーマで首尾一貫してます。オタクをバカにするのも、自らオタクになるのも、全てはモテるため。ある意味いさぎよし。「モテ」自体が目的化した人間の滑稽さ、そして「モテ」の空虚さは、とっくの昔に『神聖モテモテ王国』で看破されたというのに、それでも人は十年一日のごとく「モテ」を目指す不思議。太郎と花子がオブラディオブラダ。 「モテるためならオタクにだってなる」というこのなりふりかまわなさ、なんだか「健康になるためなら尿だって飲む」民間療法マニアとパラレルなものを感じる。こうした客層に対応するため、みのもんたも週プレもan・anも次から次へと新しい商品を提供し続けなければならない。ハードな仕事だとは思うが、だからと言ってウソデタラメをたれ流していいというわけではない。「コギャルとオタクが仲良し」なんて、どこのパラレルワールドの話か。俺の知らないどこかに、コギャルとオタクが手を取り合って生きる争いも憎しみも涙もないラブ&ピースなギャングスタパラダイスがあるのか。あるなら教えておくれよオー集英社ショーミーザウェイトゥーワンダーラーンド。よしんば新田五郎さんが指摘していたようにアレが徹頭徹尾冗談記事だったとしても、それにしてもウソのつき方が杜撰すぎる。原稿料もらえる仕事じゃないだろ。嘘競演で一から修行しる。 | |
| 6月21日(土) | |
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0800起床。みごとな夏空。 『ミルモ』観て洗濯して、ネット観てると、1030ごろシスコムとかいうところから、「500円でエアコンを掃除する」とセールス電話。ウチはまだ築2年だし必要ないというのにしつこく「お願いだから掃除させてくれさせてくれ」と先週の『ミルモ』の掃除フェチみたいな勢いでなんとか来ようとする。そこまで言うなら、と明日の夕方予約を入れる。しかし、よくよく聞くとふざけたことにこちらの名前も住所も知らず、電話番号だけを頼りに絨毯爆撃かけてきたらしい。とりあえず嘘の読み方で名前を教えておいたので、今後どっかに情報流しても出ドコロはこれで分かる。 で、その直後ネットで調べたら、悪徳商法マニアックスでも定番の有名企業で、最終的には40万円の掃除機を買わされるらしい。電話の最中に調べろよってなもんだが。個人的にはまだ被害は受けてないので、紳士的に「明日の予約は急用のためキャンセルします。他をおあたりください」とファクスを流し、留守電セットして1130ごろ浅草橋へと出発。さてどう出てくるか。 中央線の事故で遅れ、待ち合わせの13時をちょっと過ぎてドイツワイン試飲会到着。あー暑かった。ワインというよりむしろビールをジョッキでいただきたい気分。じき、今日ご招待したT&M夫妻も会場着。誘っておいて言うのもナンだが、まったく土曜の昼ヒナカから浅草橋まで出てきて飲んだくれるとは、揃いも揃ってダメにんげんの極みなれば。 今回はチーズの即売や、蔵元が直々に来日したりなどのオプションは一切なく、シンプルにワインだけがずらりと並んでいる。梅雨どきだしね。チーズも腐るわ、ドイツビトにこの高温多湿は過酷すぎるわと。初めてこの会に来たお二人もスグになじみ、グラス片手にラインヘッセンからモーゼルからプファルツからフランケンから会場中を大喜びで飛び回る。お二人ともやはり俺と同じく甘口が好みで、それならばと勧めたショット醸造所の蜜のごときワインにも大いにハマっていただけた模様。俺も負けずにいろいろ試す。 有料試飲のコーナーもひやかし。一口500円とか1000円とか別料金とって超高級ワインのテイスティングをさせてくれる恒例の企画だが、今回は超大型目玉商品・なんと一口4000円(!)というモーゼルはトリーア慈善協会醸造1988年産スーパーヴィンテージのアイスヴァインがあった。4000円もあったらかなり上等なのが1本買えるじゃないスか。なおハーフボトル丸ごと買うと28000円だ。うわ、ひとケタ違う……もしレストランで出されたらいくらになるんだろう……(それでもフランスワインに比べれば屁でもないが)。店の人いわく、きのうは160人の来場客があったが、コレに挑戦したのはただ1人だったという。いたのか、飲んだ人! むう、まさに勇者! そこに、いいかんじにべろんべろんに酔っぱらったT氏がやってきたので、どーですか旦那好みのめちゃ甘いワインがずらりと並んでますぜーここで飲まなきゃもう一生飲む機会ないですぜーゲヘヘー、と自分で飲んだわけでもないのに悪の誘惑。店の人や他のお客さん(見知らぬ紳士)も一口2000円のアイスヴァインを「これ最強」と勧めてくる。こっちは自分でも飲んでるから説得力十分だ。T氏、ついに懐から札入れを出す。ヤター! ほぼ正確に50ml注がれたアイスヴァインを、M氏ともどもまんまと御相伴に与り、3人でテイスティング。さすがアイスヴァイン、今まで飲んだQmPとは全く次元が違う。とにかく芳香が段違い。普通のワインは、グラスを口に近づけ軽くくゆらすとほわんとした芳香をたちのぼらせる。それがアイスヴァインは、グラスを持っただけでもう匂いが迫ってくる。M氏の表現だが、グラスの上に大きなアロマの塊が形成されて乗っかっているようなかんじだ。その塊の中にこっちがトリュフをあさるブタさんのごとくぶひぶひと鼻を突っ込む格好になるわけだ。なんかいろんな意味で、ガブ飲みできるような酒ではない。 さらにT氏に、究極の4000円を勧めてみる。モーゼルでリースリングで超甘口、と自分のツボを十重二十重に突きまくった究極の酒を前に、大いに心揺れるT氏。そこに加えて、さきほど店の人から聞いた「160分の1の伝説」をささやくと、T氏のファイティング魂に火がついたらしく、どーんと万札デター! 銀河の歴史がまた1ページ! またも3人で分ける。……な、なんですかこれは! まるでブランデーのごとき薫り。そして糖度もベラボウに高い。果汁100%ジュースに使われる「濃縮還元果汁」、アレを還元しないで濃縮原液のまま使ったのではないか、というぐらい濃厚で、それでいて全く粗野ではない。極めて丁寧に、果実の風味が極限まで凝縮されている。スペック表を見たら、糖度228g/lだと!? さっきのショットのめちゃ甘アウスレーゼでも85g/lかそこらだから3倍近い。キチガイ沙汰としか思えない。これぞまことのキチガイ水。って意味違うし。 おまけに1500円ベーレンアウスレーゼにまで挑戦する勇者T氏。すごいよ、どこの王侯貴族ですかT氏。俺のようなド庶民が普通に人生送ってたら一生口にすることのなかった酒の数々を飲ませてもろて、当分T氏には頭が上がらない。そのかわり、先日T氏に送った超絶激レア本のお代をチャラということで勘弁してもらう。最終的にT氏、ビギナーにもかかわらずショットの蜜酒など1万円もワイン買い込んでいた。もしかして俺はとんでもない漢(おとこ)をワイン会に招待してしまったのではないか。ローテローゼからいくらかリベートもらってもいいんじゃないか俺。 飲んだくれ3人は御徒町まで出てカラオケ。まずは食事してお腹をふくらませ、さあ歌うぞ歌うぞ。きゃーっ『覚悟完了!』が入ってるーっうそーっ! さっそく歌う。ううっやっぱ魂の底からバーニングするにゃー。T氏もM氏も、俺の知らなかった名曲や超絶難曲をがしがし歌ってくる。『ハーメル』観ておけばよかったにゃー。とにかく久々のオタクカラオケ、調子に乗って『チュチュ』OPや『コメ☆』新OPまで歌う顰蹙な俺。歌いながら、『アバレンジャー』のOPの声域がメテオ様の『My Muse』よりも高いという異常事態に気がつく(アバレは上のCからさらに上のC、メテオ様は上のBフラットからもひとつ上のBフラット)。アバレの男声と思えぬ高さが異常なんだが、本多知恵子の立場っていったい。絶叫系を主軸に3時間歌い倒す。これだけ歌ったのに、お二人はセラムン関係の歌を歌い忘れ、俺も『フィギュア17』とか忘れ果てる。 いい酒といい歌をたっぷり堪能し、2000ごろ現地解散。 帰りながら、不意に、大昔ゲームで1回だけやったタロットの色恋沙汰占いのことを思い出す。とにかく過去から現在、近い将来に及ぶまで「剣」のスートとか「吊られた男」とかこれでもかと言わんばかりのひどいカードがずらずら並び、またそれがあまりに当時の現状とぴったり合致していて笑うに笑えず泣くに泣けなかったんだが、ただひとつ「遠い将来」のところにだけ唯一まともな、正位置の「法王」が出ていたのが印象的だった。ゲームの定型の説明文では「目上・年上の男性の紹介で相手が見つかる」となっていたものの、実際はどうにも解釈が難しいカードで、さてどうなるものかと思っていたが。ひょっとしてこの「法王」、実はあの人のことを象徴していたとしたら……という仮説(笑)。いやそれはあまりに出来過ぎ。つうかそんなに気になるならひえだ先生に占い直してもらえよ俺。 朝のシスコムからは何も返事なし。いいからそのまま来るんじゃねえ。 | |
| 6月22日(日) | |
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『アバレ』、アバレキラー登場。今まで出てこなかった理由もちゃんと説明。『ナージャ』、ミイラ男リターンズ。小清水ほんとにうまい。そしてかないみかのあんな贅沢な使い方。資金潤沢なんだなうらやましー。 40万掃除機会社、その後の連絡なし。あきらめてくれた模様。こういうビシッと断ってくる相手にゃどっちみち掃除機は売れんと判断したか。なんにせよまぁ一安心。 教会から帰って、たまったビデオまとめて。『アバレ』、アバレサウルスの回。泣かせるなー。シャークルマーガレットの回(前後編)。タイムレッドを思い出させる青の家族関係。さすがにキラーをタイムファイヤー役にまではしなかったけど。アヤメガネズミの回。浦沢の脳の配線はほんとにどうなってるのか。大人の知識と小学生の無軌道な発想を併せ持つミュータント。『ミルモ』、ポンタの回。ポンタの惰弱ぶりがいいー。カオスヘッダー化したマサコ強すぎ。 合唱の練習行った帰り、ぱらぱらと雨。夏空も終わりか。 ロッテ7連敗……。 | |
| 6月23日(月)【ここまでは2003.07.05更新】 | |
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スーパーフリーの和田サン(元・大学2年、28歳)の学年と年齢のカラクリが分かった。えーとまず中大に入って、仮面浪人で早稲田の政経に入って。8年居座って学費滞納で除籍。もっかい受験し直して二文に入って2年目の春めでたくレイプで退学、ということらしい。じゃあ学歴的には高卒ですか。大学10年も通って。 地道に仕事。昼、麻の葉弁当。来月刊行本の付き物、全部入稿。本文も2000過ぎまでかけてチェック。もう知らん。帰る。夕飯に食ったパク森カレーがめちゃウマ。ロッテやっと勝つ。集団レイプなぞせんでも、こんなかんじで誰にも迷惑かけずそこそこ楽しく生きていける幸せ。 | |
| 6月24日(火) | |
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午前中、来月刊行本の本文再校戻し。昼、豚ぶり勘定でみそラーメン。午後、10月刊行本の微調整。金をかけないぶん手間をじっくりかけないと。今までのウチの本作りのパターンからすると実験作的位置付けではあるが、とは言え売れてもらわんと困る。いやほんと、前作で得たノウハウを次回作に生かし、またその戦訓をその次の作品に生かし……という繰り返し。夕方、きのう入稿した付き物の初校が出る。 『現代思想の遭難者たち』。なんかね、デリダとかラカンとかフーコーとかジンメルとかアドルノとかハンナ・アレントとか観てると、「現代思想」がカバーする領域というのは、門外漢が想像するよりもかなり広いらしく。こういうモロモロの社会現象を当てずっぽうで分析する行為を「思想」と呼ぶなら、もしかしたら実はウチの『大宗教学』も「思想書」ですか。これなら俺、大学で宗教学じゃなくて哲学に進んでもよかったかもしれないにゃー。もっとも2年の春にハイデガーのSein und Zeit講読でつまずいてたテイタラクじゃ、どっちみち身にはならなかったろうが。 つうか、先人たちが商業活動だの音楽だの歴史修正主義だのまで「思想」の対象にしてるんだから、なるほど日本の哲学者がオタクを研究対象に選ぶのも、その潮流からすれば不思議でもなんでもないというわけか、と思わず納得してしまいました。そも、他の人が扱ってない領域を研究対象にすれば、自分の独自性も出せるし、同業者から自分の考察の甘さを批判されることもないというメリットがある。オタク自身から笑われたって、思想を知らない連中から何言われようと痛くも痒くもなし。かえってオタクのような巨大なマーケットに話題にしてもらえれば、それだけ本も売れるし。ケンカ売る相手は巨大であればあるほど、自分の名前は売れる。石原理紗たん(今はどこで何やってんのか知らんが)からこないだのドタキャンロスケから北朝鮮から。東浩紀先生のやってることは、商業的にはきわめて有効な戦略なんですね。 【今日の面白アクセス】 また、はるばるイタリアから「magicadoremi」で検索かけてきた人が。 | |
| 6月25日(水) | |
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Apple、「G5」8月リリースを発表。そろそろマシン買い替えようかな。今のG3/300MHzのスペックでも特に困ることはないんだが、周辺機器がもうUSBばかりになって、CD焼き機どころか光学マウスもくっつけられない有様では。夏コミ終わったらまたOSのアップグレード試してみるけど、それで不都合(OSにメモリ食われすぎて動きが鈍くなったり)が出るようなら、来年一気にG5に入れ替えるというのはどうか。 昼前、また鼻水。ストナリニ投与。昼、麻の葉シチュー食って職場に帰ると、ストナリニがぐわ〜んと異常に効いてきて。午後はもうクラークラクラのラリパッパ。定時退社。神戸屋でパン買って食って。もうダメ。ばったーん。 | |
| 6月26日(木)【ここまでは2003.07.13更新】 | |
週刊文春でスーパーフリー特集読む。見張りまで立てたシステマティックなレイプぶりに、たぶん常習犯なんだろうなーとは思っていたが、本当にイベントのたんびに新入生を食い散らかしてたらしい。和田サンが28にもなって学生にしがみついていたのも、もちろん「日本の大学生」という世界一恵まれた身分を享受するため。義務はなくて自由ばかり、金さえ都合できれば世界最強だし。それも、早稲田のサークルに君臨し続けるためには絶対早稲田でなくてはならない。実際、早稲田ブランドの「権威」がスーフリの大きな集客力になっただろうことは事実だし。
十数年前に書いた卒論の一部だけど、スーフリのやったことはまったくこの通り。彼らは早稲田大学という「権威」を、おのれの商売に利用するばかりで、自らその「権威」を担い支えようという意識はカケラもなかったにちがいない。あったと言うなら見せてみろ。 もっとも、「学費という対価を払ってるんだからそのぶん学校のブランドを使用して何が悪い」という開き直った反論もあろう。だが、学費は教育に対する対価であって、ブランドのライセンス料ではない。考えてみれば、学校当局が主催するイベントならまだしも、学生個人が起こした対外的サークル活動に学校のブランドを利用する際、学校から使用料を請求されないというのは絶対おかしな話である。だいいち和田サン、一度学費滞納で除籍されてるし。 こういうレイプ事件は、やらない奴はやらないけど、やる奴は常習的にやる。サギや万引きのように、個人の倫理観に左右される部類の犯罪である。ハズミや過失でやるものじゃない。やる奴ってのは、最初からレイプを悪いことだと思ってないんだから、こうやって逮捕されるまで止まらない。 「なぜ人を殺してはいけないのか」と問うガキに、大人たちは口ごもる。答えられないから、ではなく、人として生きる上で必要最低限の常識をも共有できない異次元人と遭遇した驚きに対処できないからだ。おそらく和田サンやスーパーフリーの幹部連中は、こんなかんじで「なぜ人をレイプしてはいけないのか」が分からないきのどくな人たちなんだろうと思う。 「なぜ殺してはいけないのか」と問われたら、そいつを殺してみればいい。それで分からなければよほど想像力に欠除してるんだから、そのまま死なせてあげたほうが本人のためでもある。だが、「なぜレイプしてはいけないのか」と問う奴への対処は難しい。和田サンの被害者たちは、レイプによりさまざまなリスクを負っているが、和田サンをレイプしたって性病以外これといったリスクを負わせることはできない。身体感覚で分からせることができないのが、性犯罪の厄介なところで。 女性セブンには「朝日新聞で大波紋!『木村拓哉に失望』投書掲載のあ然」との奇妙な記事が。 44歳女性が朝日に寄せた、キムタクと見られる若手男性タレントのことを「タバコを吸うから好きになれない」と言っているだけの投書に、この記事は尋常でない勢いでかみついている。一新聞に載った一投書ごときに、なんでわざわざ関係ない雑誌がトップに近い記事でそこまで憤慨しますか、と正直なところ思ってしまう。もし俺が投書の主だったら、天下の小学館様の出してる何十万部級の週刊雑誌様にこんな大きな扱いで話題にしてもろて、きっと欣喜雀躍することだろう。ああうらやましい。 さらに「喫煙者に対する人格攻撃になっている投書を載せた朝日の見識を問う」みたいな稲垣武氏のインタビューを載せ、批判の矛先を新聞自体にまで伸ばすとは。つうか、「自分がいっていることがいちばん正しいというような異論を許さない高飛車な調子」(p.35)の投書は朝日にかぎったことではない。「朝日の編集報道姿勢が読者にも長年のうちに伝染してしまい、異論を許さないという投書が増えている感じがします。」(p.35)ってそこまで言いますか。朝日のみならず朝日の読者までひとくくりに侮辱するその論調って、この記事が攻撃している「ただ喫煙者というだけで未成熟だ、失望したという」「一方的な言い分」(p.35)とどう違うのよ。 で、最後は「木村拓哉がきっかけで波紋をよんだこの喫煙論争。喫煙の是非も含めてあなたはどう考えますか。ご意見をおまちします。」(p.35)と結んで、さもウチは朝日と違って異論を許しますよ〜んとでもいうポーズを取ってはいるが、ここまで一方的な記事を読ませておいて、最後の最後でちらっと言われても何を今さらと。女性週刊誌に実のある議論を求めるのがそもそもおカド違いかもしれんが、それでもなんだか恣意的なものを感じる。元の投書を読んでないのでなんとも言えないが、キムタクとは一言も言ってないのに勝手にキムタクのことと断定し、勝手に腹を立てているだけにしか見えない。朝日非難のダシにされたキムタクこそいい迷惑だろう。ともかく、「異論を許さないという投書」が小学館にもどっさどさ舞い込むんだろうな。キムタクに弓引くとは許さない、とばかりに。 男たちを機械のの星に連れて行く仕事をちょこちょここなし、その合間に10月刊行本の整理。昼、ティーヌンでバーミーナーム。午後もかくのごとし。夕方1800、来月刊行本の念校出る。見ているうちに鼻が出てくる。でももうクスリは飲めない。定時過ぎて人がいないのをいいことに、ティッシュつめこんで縛ってというものすごいスタイルで念校見る。2000ごろ夕立(いや夜立ですか)がどざーと降る。鼻が出たのも気圧乱れたせいですか。2100までかけてチェック。クスリ飲んで退社。 チャンピオン。『虹色ラーメン』太陽があっさり負けちゃったのも驚いたが、もっと唖然としたのが『樹海少年ZOO1』終了。ある意味ここまで人を食った最終回を迎えたマンガは前代未聞だろう。好美のぼる作品が感動巨編に見えてくるほど。『エヴァ』の最終回がなぜ大騒ぎになったのか分からないほど。ピエール瀧も漫$画太郎も、どこまで本気でやる気があったのか。それとも、くそ『バトロワ』コミカライズのために『バロン・ゴング・バトル』打ち切られた田口雅之(涙)のように、漫$画太郎も何か描くのか。あの絵でLOTRとか。うわー見てみてぇー。なんか『ロード・オブ・ザ・チンプ』のネタのような。 西友で牛丼とサラダパック買ってむさぼり食ってとっとと寝る。 で、「コミカル・アリ」なの?「コミカル・アル」なの?どっち? | |
| 6月27日(金) | |
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『サイボーグ009』アメリカ進出。それは、国ぐるみで「リアル黒い幽霊団」やってる某国に対する皮肉ですか。 おしごと。夏のボーナス明細出る。保険料がごそっと引かれてて倒れる。通常給与からの保険料は減額されたが、そのかわりに賞与からも保険料を取ることになったんだと。ふざけんなバカヤロー! そんな世の不条理にもめげず、580Pの本を責了。つかれた。定時に退社。先日知人から探索依頼のあった本を探して、早稲田古書街を回る。見つからず。そんな激レア本だとは知らなかった。こないだ同じ本を10分で見つけたもんで、てっきりありふれた本だと思ってたんですけど。早稲田はこれで(いつ開いてるかわからない寅書房以外)ブックオフまで含めてあらかたさらっちゃった。神田に行くか。 新田さんのサイトで感想見て無性に読みたくなった、衛藤ヒロユキ『がじぇっと』1巻をゲット。……いやほんとなんでこの人、こんなキュートなおんなのこ&イカしたおとこのこが描けるんだろう。 俺はガキの頃から、分不相応に「背伸び」をする同年輩のガキに対してかぎりない嫌悪を抱いていた。「背伸び」のために、別にうまいと思っちゃいないくせに酒飲んだりタバコ吸ったりオトナの遊びしてみたり、という思春期特有のガキの自意識肥大ぶりが、ちっとも美しくもほほえましくも見えなかった(←このへんがやはり俺もガキだったのであるが)。1980年代にティーネージ時代を生きながら尾崎豊でなく尾崎亜美にハマったのもむべなるかなである。そうした十代のガキの持つイタさには、悪いけど未だになじめない。 で、『がじぇっと』だが、これも「背伸び」ボイズンガルズがうじゃうじゃ出てくる物語のはずなんだが、不思議と上記の嫌悪感を覚えない。いやむしろ読中読後感は爽快かつ甘ずっぱい部類の感情に満たされる。衛藤キャラの見せる「背伸び」は、いわゆる「背伸びする」というよりも、「がんばる」と表現したほうが適切なんじゃないかとふと気づいた。 「より高みに登ろう」という意志、という点では同じに見えても、「背伸び」とは、背を高くすることそれ自体が目的化した滑稽な状態のことを指す。無理矢理背を高く見せようとするため爪先立ちになり、ただ立っている者よりはるかに不安定なグラグラした生きざまをさらし、簡単なことで足元をすくわれ豪快にコケる、それがここで言う「背伸び」ね。 それにくらべると鳥賀も真奈美も他のキャラも、なんかちゃんと地にカカトつけたまんまで、今日より明日、明日より明後日はもっと背を伸ばそうという意志を持っているように見える。そのもどかしいながらも「自分」を模索するために「がんばる」サマの描き方、またそのもどかしさの心理描写が、衛藤はすごくウマいのかもしれない。絵柄がアレだから誰もそうは思わないだろうけど、実は少女マンガのカテゴリに入ってもおかしくないマンガ家だと俺は主張する。本人はそういう読まれ方は特に意図してないと思うが。 衛藤最大の代表作『魔法陣グルグル』でも、勇者様のために「がんばる」ククリと、そんなククリの期待に応えるべく「がんばる」ニケが、それでも決してムリや背伸びはせずまったりと成長していく物語がかれこれ10年近くダラダラと(しかし着実に)進行している。クエストもので他にこんな長期連載してるマンガってあまり他に例が思いつかない。二度もTVアニメ化されたことも含め、実はとてつもなく特異なマンガなのではないかと思うがそれはおいといて。読み切りや短期集中よりも、壮大な叙事詩の中で丹念に、「がんばる」少年少女の姿を描かせたら天下一品の作家だと思う。それが、長期にわたり地味に読者を得ている最大のポイントなのではないかと。これにテクノの文脈や殺人的ギャグセンスまで加わって構築される独特の世界は、一度ハマるとほんと麻薬的にクセになる。 ともかく、まずメガヒットするような作品じゃないけど、俺はめちゃめちゃ波長が合う。作者と俺との共通点は何もないのに。つうかそもそもこういう淡々とした甘ずっぱいソフトラブコメこそ我がツボなれば。『コメットさん☆』とか『海がきこえる』とか。『海きこ』もDVDになるそうでめでたし。買うかどうかは不明。 のんびり各駅停車で帰ってたら、1930ごろ、上石神井〜武蔵関間で人身事故とのことで所沢駅で30分ほど足止めくらう。もう1本早ければ『あたしンち』観られたのに……。帰ってスーパーで寿司買って痛まないうちにさっさと食う。疲れて日記もつけられず。 【今日の面白アクセス】 「ムーミン+裏設定+核」に腹抱えて笑う。 | |
| 6月28日(土) | |
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0840起床。あわてて『ミルモ』つける。新兵器・「セッション魔法」発動。少し部屋の片付け。日記まとめるも、6/7に書くことが多すぎてはかどらず。両肩もバリバリに張る。1300から30分ほどベッドにぐでーと寝ころび、ナロンエースとビタミンB錠で抑えこむ。昼食、さぼてんカツサンド。日記続行。1530過ぎ髪切る。 帰ってネット。倒産版元が、持っていたマンガの生原稿をまんだらけに売り飛ばし、まんだらけも作者の返還要求にも応じずどんどん売っているというひでぇ事件。これ読んで、昔鶴岡さんの某イベント(ここの6/1の日記参照)で、版元の原稿扱いがいかに雑かを聞いた時の衝撃を思い出した。マンガの原稿なんか簡単になくすわ壊すわという状態だそうですから。それで復刻版が出したくても出せないマンガがゴマンとあるそうですから。こういう版元には、原稿を「ヒトサマの作品」と見る意識がないんだろう。「原稿料払ったんだから煮ようが焼こうがウチの自由」とでも思ってるんじゃないのか(あまつさえその原稿料自体払ってなかったりするからタチが悪い)。そりゃ売り飛ばすぐらいじゅうぶん考えられる範囲の暴挙であるな。……鶴岡さんが提案してた「作家たちが共益金を出し合って、マンガの原稿を集中管理する共同倉庫を作るのはどうか」という案、真剣に考えなければいけないかもしれない。 夕方またナロンエースと葛根湯飲んで合唱の練習。頭痛全快。ブックオフに寄り道。黒田硫黄の作品集『大王』ゲット。こないだたまたま古書店で目に入った『大日本天狗党絵詞』1巻がツボにドンピシャで(奥付見たら初版1996年で今年初めに8刷していた。そんなに売れてる人だったのね)もっと読もうと思っていたところだったのでちょうどよし。衛藤ヒロユキとは逆に、とびっきりのダメ人間を描ける作家だと思う。でもすごくさわやかなダメ人間。現実にこんなかっこいいダメ人間おらんけどな。読む人によってはイライラして本に向かって怒鳴りたくなるかもしれないけど、心のどこかに少しでもダメ人間ウィルスが巣食っている人ならしみじみとハマっていくこと受け合い。 『大王』読んだりなんやかやで2700までウダウダと。寝る。 | |
| 6月29日(日) | |
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0820起床。『ナージャ』観て。『ガッシュ』は何かの番組でつぶれてて。『でじこ』前半おひるねビト(違)。洗濯と日記の続き。 1330、県合唱祭のためミューズへ。小学校低学年ぐらいの児童合唱団がアークホールロビーの階段のかげであたふたと着替え。たしかにロビーからは見えないだろうけど、壁面全部ガラスばりなので外からは丸見え。ちくしょうケータイ持ってたら談之助師匠に写メールしてあげたのに。 出番はだいぶ後半のほう。やっぱりアークホールの舞台は勝手が違う。とにかく自分の出してる声がぜんぜん聞こえない。ふだんの練習場所が音響いいからなおさらギャップが。その上、どういうわけか横の人の声がビンビン聞こえるから困惑は増すばかり。自分の出してる音に自信がなくなってくる。危険だよー。 合唱祭は1800過ぎ終了。でも外はまだまだ明るい。夏至だなぁ。打ち上げ。和民は料理がそこそこおいしい。名前似てるけど魚民とは大違い。かなり日本酒を飲んでしまった。ふらふら帰宅。 | |
| 6月30日(月)【ここまでは2003.08.24更新】 | |
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ひょっとしたら二日酔いだろうか、なんかダルくて頭も重い。でもなんとか職場へ出発。朝食抜き。 ナロンエース葛根湯ビタミンB錠、それに馬場まで寝て行って、なんとか生きてられるぐらいには回復。コンビニでやわらかパンとポカリ1リットル買って朝食。 昼休み、東京三菱の馬場支店に通帳切り替えに行く。大混雑。午後もへろへろ働きへろへろ帰る。 | |
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