2003年10月の開設者うらみ日記


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10月1日(水)
 ダラダラと。昼、八幡寿司でランチにぎり食って、穴八幡の青空古本市。『ヴァジラヤーナサッチャ』5冊掘り出す。しかも1冊150円! オウム本もずいぶん暴落したもんである。市場にもなかなか流れないけど。
 今月刊行本のカバー色校をチェックしてたら、大きな設計ミスが見つかりウツに。本文青焼きも出たけどそっちまで見ていられないほど落ち込む。もういい、トンボの移動ですまそう。帰ってさぼてんのヒレカツ丼食って寝る。うー。
10月2日(木)
 先日顔出した学会の記念写真が届く。学者ってなんか個性的で、普通に背広着てそこら歩いてても、そのへんのおっさんとは明らかにどっか違うオーラを持っている。美男子というわけではなくても、なんか一定の雰囲気があって、みんな「いい顔」をしてやがる。そんな中、俺のバカ丸出しなツラだけが浮いてて非常にハズカシイ。学士号しか持ってませんし。
 来年刊行本のデータ修正と、今月刊行本の見本造り。来週の見本市に出品するためだが、まだ刷り見本も届いていないので、仕方なく原稿プリントアウトしたものをチマチマとノリでくっつけてカバー色校巻いてでっちあげてみる。実物の2倍ほど厚くなったかもしれんが気にするな。昼、昇龍軒でチャーハン&ギョーザ。
 肝心の本文青焼きチェック。どーーーーも画像が暗い。夜の風景を描かせたモノが多いので、絵が黒いのは仕方ないが、微妙なグラデがつぶれてしまってるのはいかん。アミ処理すると縮小率や印刷時の線数によってモアレが出る危険性が高いので、グレートーンで画像データを入れたのだが、これでは何にもならん。星空も真っ暗だトホホ。
 もっとも青焼きだから、画像のクオリティに関しては全くアテにならない。念のために、問題ありそうな画像だけ印画紙校正出してもらうことにする。いきなり青焼き出させたのがアダになった。画像だけでも先に印画紙校正しておくんだったにゃー段取り失敗したにゃー。ふだん専門書ばっか担当してて、こういう画像モノを作り慣れてないのがモロバレですね。
 帰りに無性にラーメンが食いたくなって、日高屋でみそラーメン。帰って寝る。
10月3日(金)
 きのうの青焼きとカバー色校正を戻す。もうどうなることかと(焦燥)。折角のイラストがつぶれてしまっては、絵師の先生方に申し訳が立たん。腹何回切ればいいのか。
 昼、大昌苑で肉食おうとしたらなぜか閉まってる。しょーがないからそのまま早稲田通りを西へ向かいティーヌンでランチ。挽き肉炒めが辛すぎる……。
 そういえば、なんかイライラしたまんま9月が過ぎてしまった。マタニティブルーのようなもんかもしれんが、あまりいい傾向ではない。とっとと手を離したいが、イラストの出来が心配。イラストがなんとかなっても、カバーのトンボ移動がうまくいくか、きちんと製本されるかが心配。で、刊行したらしたで、売れるかどうかまたヤキモキするんだろう。しにそう。
 夜、またさぼてんのヒレカツ丼。食うものまでどーでもよくなってきている。マジでよくない傾向。
10月4日(土)【ここまでは2003.11.01更新】
 洗濯やら髪切るやら日記やら。
 ネット。ついにイワオに戦力外通告……。今年はとうとう一軍出場がなく、ファームでもほとんど働いている様子がなかったし、正直、覚悟はしていた。それでもいざ現実のものになると、悲しみが止まらない。
 本人は現役続行を希望しているそうなので、「日ハムのテストを受験」というシナリオもありうる。てゆうか激しく希望する。ホームランド・北海道の大地で不死鳥のごとく甦れイワオ。たのむ。
 あと、「『カオシックルーン』のデス様アームズのCVは吉田古奈美」に85へぇ。そうかあのコギャルの声でしゃべってるんだもんな。それにしてもなぁ。ククリの声でなぁ。ゆーしゃしゃまー。
 夜、実家へ。いろいろここには書けない激裏ローカル情報など仕入れる。弟から『ベルセルク』の最近の何巻か借りて帰る。知らんうちに萌えな魔女っ子が登場しててウハー(いい意味で)。さっそく「シールケたん」(※「シールケ」でなく)でググると35件もヒットするし。うち数件は2ちゃんのコテハンに「シールケたん萌え」てのがいたせいとは言え。三浦の狙いは的中ですかハァハァ。シールケ×イシドロのカップリング(←イシドロ受ですかオイ)もなかなかツボだし。新生鷹の団の巫女さんもイイし。でもやっぱグリフィス様の総攻っぷりが最強。復活してこのかた攻度5割は増してます。なんだ「攻度」って。
 ブロードキャスター。『冬のソナタ』聖地ツアーが大人気とのこと。主人公たちが劇中で乗り越えてた塀を夜中に覗き込んで「バカだねー私たち(苦笑)」と自嘲するおねーさんがた。いやいや、星の子が鎌倉ツアーするのと全く変わらない。韓国トレンディドラマかアニメかというだけの違い。こと「バカさ」においてはオタクも一般人も何ら相違するところないのだが。道頓堀川に飛び込む人たちとか。
10月5日(日)
 0930起床。久々に『でじこ』。BG団は改編期用の切り札でしたか。OPEDも「純正品」に換装。復古路線で『アトム』に対抗する気か。そのあとのティーン向けおしゃれ番組、トミーフェブラリーの弟子を養成するコーナーとかあって、グダグダさがイイ。チアリーディングはジョックスと密接に繋がったメリケンマッチョ文化の一環であることは言うまでもないが、あの男子はジョックス、女子はチアを頂点とするメリケン型ハイスクールヒエラルキーまで輸入されなければいいけど、そこまで行く前に終わりそう(笑)。半年保てば拍手。まーもともとトミフェブ自体、コンセプトはあのジョックスヒエラルキーたぁ無縁だし、危惧することはないか。トレンチコートマフィア。
 礼拝行って、某所で『タイムラフティング』3巻ゲットして、スーパーでネギトロ&納豆巻き買って帰って食って、日記まとめて。1600-1730昼寝。夜、久しぶりに炊飯器セットして、合唱の練習。久々に声が出る。帰って、シイタケの鳥肉詰め揚げなど適当なオカズで夕食。
 新田さんとこのHPに載ってた浅羽通明『野望としての教養』評を読みながらふと思った。同人誌や個人HPを作る人たちを「自我が肥大している」と批判する人たち自身のほうが、実は自我が肥大してるのではないか。普通の人はいちいちヒトサマの自己実現にあれこれ難癖つけません。その点じゃ踊るアホウも見るアホウも同じアホウにすぎない。
 俺自身『大宗教学』作り始めたのは自我の肥大のゆえだし。それまで大学で学友たちに無理矢理聞かせていた鬼畜な替え歌や時事ギャグを、就職してからは誰に聞かせる機会もなく、「とにかく発表したい」という欲求がブラストしたことが、就職5か月目にしてコミケの申込書を手にした直接の動機である。同人誌という形態を選んだのは、それがいちばん身近だったからだ。当時インターネットが普及していれば、現在の本サイトのようなサイトを開設していただろう。
 自分自身『大宗教学』のおかげで楽しい目を見させてもろてることもあるので、俺は、はちきれそうに肥大した自己を同人誌や個人HPや評論行為で慰撫する人たちに対してあまり嫌な感情は持っていない。そういう人たちが楽しく人生を生きていく「場」として、コミケやネットや論壇の存在は重要だと思いこそすれ否定など毛頭する気はしません。ヘンに自我を抑圧させすぎると、また別のところでその歪みが顕在化するしね。
 ……ただ、自分がそういう場に生かされている卑小な存在にすぎないという意識を毛頭持たず、如来の掌中で暴走する斉天大聖のごとく自我を肥大させ放題に暴れ回る手合いには、若干眉をひそめはしますけど。同人から論壇に至るまで。コドモならいいけど、いい歳(30過ぎてとか)してそれはやっぱ美しくないし。
10月6日(月)
 土日休んで、ちょっとは気力回復した様子。
 朝刊。著作権法、書籍にも貸与権が認められる方向へ。近年また「レンタルブック」という名で貸本屋が増えてきたため。ただし、平成12年以前から開業していた店には貸与料を請求しない模様。最初に著作権法ができた時も、従来の貸本屋を保護するためにこの特例が設定され、そのため書籍の貸与権は結果なしくずしになった経緯があるだけに、今回もそうならなければいいが。あと、ブックオフのようなリサイクルシステムを標榜する、実質貸本屋と言ってもいい店の扱いはどうなるのか。もちろんそこまで視野に入れてはいるだろうが。討議されるべき点はまだ多い。
 職場へ。懸念していた、例の本の図版印画紙チェック。青焼きで見るよりはずっと微妙な濃淡も出ていて、思いきりホッとする。よかった、切腹せずにすみそうだ。やっと眠れる……。
 昼前から定例の企画会議。現在進捗中の企画を紹介する枠で、例の本のプリントアウトも回す。司会の某教授から「売れるんじゃねーのコレ」とお墨付きをいただく。本当に売れればいいが。某先生からはポルトガル語の読み仮名にツッコミが入る。そうかしまったー「ロナルド→ロナウド」の法則を失念していたー! もう間に合わないから重版で直すぞー! だから重版かかれー!(懇願←誰に)。
 12時、八幡から特上にぎりが届く。恒例なら夜、二年に一度の宴会があるハズだったのだが委員のスケジュールが噛み合わず、せめて昼を豪勢にしようという策だ。先週電話注文した時に「特上ですか!?」と聞き返されたのもいい思い出(「ピザ30人前」的イタズラかと思われたのか)。出前ビトさんから「特上には普通赤貝が入るんですけど今朝は仕入れられなくて、かわりに関アジのいいのが入ったんで握っときましたすんまそん」と解説あり。さすが特上、アカウンタビリティも万全だ! ただでさえ旨いのに、特上ともなると死ぬほどウメエー! これでも宴会開くよりはずっと安上がり。
 会議終わって後片付け(経理方面からコーヒーカップの洗い物まで種々全般)すませて、1630ごろ早出、四谷でやってる見本市へ。例の本の評判は上々らしいが(←自分の担当した本以外興味がないらしい)、客引きのつもりで飾らせたビン詰めの某薬品のほうが人気を集め、「どこで買えるんですか?」など問い合わせが多数あったそうな。買った薬局の名刺を拡大コピーしたものを一緒に飾らせる。1時間ほどうろついて、怪しい物件などゲットしたのち退出。
 上司と一緒に中央線で帰る。新宿で乗り換えようとしたら、ドア外に並ぶ人込みの中に、明らかに見覚えありすぎる帽子とメガネの男性を見つける。「ぎ、議長!」「おや!」。うわー、こんなところでバッタリ遭うことがあるんだー。これから中野で講演とのこと、ご苦労様です。にしてもとっさに「議長!」と呼んだからよかったものの、もしあの雑踏の中で「唐沢先生!」とか「私の上司が『トリビアの泉』の大ファンでして」とか言おうものなら、あのあと車内で秋の大サイン攻め祭りが開催されただろう。あぶないあぶない。で、その上司、階段降りてから「今の人、知り合い?」。「ええ、唐沢俊一さんです」。しかしカラサワシュンイチと言われても、カタギの上司はピンと来なかったらしく。あんたの好きな『トリビア』のスーパーバイザーだよ!(笑)。
 帰って適当なオカズでごはん食べて、読売夕刊。ノーベル小柴名誉教授が、基礎科学研究振興のための財団「平成基礎科学財団」を設立。1億円の資金のうち、小柴はノーベル賞の賞金3500万円を含めた4000万円を出資。残り6000万円は、朋友・晝馬社長が私財をどーんと提供。カミオカンデに続く、二人の愛の結晶(笑)である。基礎科学が「役に立たん学問」と言われ肩身の狭い思いをしている現状をなんとかせねばという思いから設立されたそうだが。誰も「小柴×晝馬」カップリングに同意してくれなくて肩身の狭い思いをしている俺のこともなんとかしてくれんかのう。そこまで面倒みきれませんですかそうですか。
10月7日(火)
 腹監督解任のニュースが、ほうぼうで波紋を広げている。「円満勇退」を必死で強調しようとしている読売新聞以外のメディアは、こぞってナベツネ批判。先日読売を円満引退したハズの川相も、やっぱ現役続行を表明。腹監督のもとでコーチングスタッフになるという約束だったのが、みごとにハシゴを外された格好とあってはな。つうか腹クビへの抗議の意志も明らか。とりあえずジャイアンツ関連のゴタゴタは、ナベツネが鬼籍に入るまで続くことだろう。あのオーナー引退宣言はなんだったのかナベツネ。

 電車の中で、学会紀要のため1年ぶりに『翔ちゃん空をとぶ』の原作本読み返しながら、ずっと笑いをかみ殺し続ける。これを制限字数以内に要約するなんて無理だ。どうしよう。ハワイ武士小説の笑いのキモを1ページに要約した植木先生のような技術が俺にあればなぁ。メハメハでござるよ。

 最近、職場の近場で昼メシ食えるお気に入りのお店が減ってきた。数年前、穴八幡の城壁中腹にあったカレー屋「タイム」がなくなった時もダメージは大きかった(「メーヤウ」は辛すぎて俺には食えない)。文学部の向かいにあったアイヌ料理屋「レラ・チセ」も、ホッケ焼き定食と鹿肉定食が大好物だったんだが、惜しくも中野に行ってしまった。だがここ半年ばかしの閉店ラッシュは大変なもんである。「パピルス」なくなり、「門波」なくなり、「豚ぶり勘定」なくなり(3回ぐらいしか行ってないけど)、「大昌苑」はランチがなくなり、かなり困った状況になってきた。
 そこで昼メシのバリエーションを増やそうと、最近できた「FHTM」(From Hand To Mouthの略らしい)なる変わったお店に行ってみる。そしたらお客も店員も女の子ばっかしで、年寄りはちょっと肩身が狭く、カウンターの端っこにちょこんと座る。ランチメニューはクスクスパン&スープ、豆カレー、クレープの3種類。試しにクスクスパンのセット頼む。これが大当たり。クスクスを練り込んだもちっとしたパンにトマトベースのスープがやたらと合い、つけあわせのレタスも生ハムもほのかにチーズ風味のする上品な味のオムレツも全部ウマー。食後のカフェオレも絶品。この客の入りもうなずける。レタスのドレッシングに、かすかに「パピルス」のにおいがしたのは気のせいか。

 仕事帰りに芳林堂で、西村新人類さん編纂の『オウム真理教大辞典』を探すが見当たらず。9月下旬刊行予定だったハズだが、検索かけてもろたらまだ出てないとのこと。何をやってる三一書房。(11/2追記:西村サイト情報によると今週あたり出てるらしい)

 カレー食いながらTVで腹監督最後の試合見物。去年優勝を決めた甲子園で。無念だろうなぁ。一塁側からも腹コール。「反ナベツネ」で球場がひとつになった瞬間。今日だけはジャイ応援団と一緒に腹コールをしてやろう。

 中国毒ガス裁判、中国側に都合のいい判決が出たもんで、中国ビトさんが大挙永田町におしかけて「控訴するなアルー!」と涙の訴え。でも日本政府は控訴の構え。ハンセン病の時と違って、中国ビトさんには選挙権ないしね(笑)……と言うベタなアレはともかく。実際「戦時賠償問題が両国合意のもと片付いた後で新たに発覚した不都合にどう対処するか」、というのは、司法判断ウンヌンよりも、国家の良心に帰する問題である。本来、こういうケースは、法律上は責任問えないのが当然なんである。
 それでも、良心ある国家は自発的に補償をする。良心のない国家は突っぱねる。それだけの問題である。ここで日本が良心を見せることが国益上是か非か、それを判断するのは政府である。
 それにあのケースで日本に賠償責任が生じるとしたら、日本国内での不発弾処理やそれに伴う被害、ひいては原爆の後遺症にヒイヒイ言ってる被爆者たちも、アメーリカに謝罪と補償を要求できることになる。そういう判例を作ることが国益上有利かどうか、そこまで政府は考えなければならない。
 にしてもこういうニュースを聞くたび、本当に日本はおとなしすぎると思う。シベリア抑留ひとつとっても、アジアの他の国だったらもっと旧ソ連の非人道的蛮行を許すなと騒ぎ立てて、賠償に北方領土どころか千島列島全部とサハリンぐらい全捕りしそうなところだろ。なんで政府は何もしてくれないのか。拉致問題にしてもそうだ。不思議なことに、日本という国家は、自国民が他国から危害を加えられるケースに対し必要以上に及び腰になる。国民に犠牲ばかり強いて救いの手をさし伸べもしない国家に、誰が「公」とやらを感じ忠誠を尽くすだろうか。
 ヨソから分捕れるものは可能な限り分捕ろうというアジア諸国のほうが、まだ国家の在り方としてはマシな気がする。(その利益を国民に還元してくれればもっといいんだけどね……中国も北朝鮮も……。)

 広末、退学発表。レイプしたさにダラダラ8年早稲田に居続けて除籍されてもまた二文に入り直した和田サンにくらべればはるかに男らしい。

 ラポート倒産の報。「か、閣下の原稿は大丈夫なのか!? さくら出版みたいに、まんだらけに売り飛ばしたりしないだろうな!?」というのが最初の感想。そうか、ラポート倒産ってことは、ファンロードも休刊か。
 日記でも何度も書いているように、ファンロードは誇張抜きで俺の人生を変えた雑誌だっただけに、正直ショックは大きいが、時代の流れからすると致し方なかったのかな。製作→即発表、しかも一切没のない「ウェブ」が普及すれば、製作から発表まで2ヶ月、しかも没にされる確率のほうが大きい「投稿」システムからは自然と客足が遠のくのは必然なのか。昔は「読者参加ページのしっかりした雑誌は強い」という法則があったもんだが、今やその法則すら通用しなくなったか。……『チャッピーとゆかいな下僕ども』の古書価も高騰しそうだにゃー。
10月8日(水)
 仕事。育休とっていた同僚、やっと来月から復帰の報。1900前まであれこれ。
 タントタントでシーフードトマトスパゲッティ。アサリにイカにカニなどがトマトベースのスープにどっさり漬かった、ボンゴレロッソのすごいやつと言うよりむしろブイヤベースにパスタをぶちこんだと表現したほうが早そうな、豪快な一皿。これがまたウマー。バジルのアクセントも絶妙。1000円もするだけのことはある。
 NHKニュースではシュワちゃん当確の報。円高も109円と絶賛進行中。もし外貨預金に手を出していたら暴れていたかもしれんな。ギャンブルは負けるのがイヤだからやらないタイプ。
 『トリビア』を見るためCD市にも寄らず急いで帰ったが、『水10』の2時間スペシャルでつぶれてやんの。泣く。
 俊俊さんのサイトでオリックス情報ちらほら。伊原、オリックス監督に就任。「いいなぁ……。伊原さん、いいなぁ……」(※榊さん調で)。ロッテに欲しかったけど、先にツバつけられては仕方がない。ロッテはロッテでがんばってボビー再臨に向け権謀術数をめぐらしてくれ。一方、佐野ブー引退の報。さびしい。
10月9日(木)
 と学会のSさんから電話があったり某TV局関係から電話があったりデザイナさんとこ行ったり某えらい人に推薦文依頼したり、外交三昧の一日。とりあえずTVの話にはワクワク。ま、そんな過大な期待はしないほうがいいな。むしろこっちが趣味で情報協力するってぐらいの意識で。あ、昼食は志乃原のやさい天せいろでした。
 スーパーで半額寿司買って帰ってさっさと食う。掲示板見る。あのさくら出版、ひえだ先生の原稿料も30万ほど踏み倒したそうな。割に合わないので訴訟は断念されたそうだが、こんな身近にさくら出版の被害者がいたとは驚いた。
10月10日(金)
 おしごと。午前中は会議。昼、何か変わったものが食べたいと言う同僚たちを誘って、一昨々日のFHTMへぞろぞろ。運よく席が空いてた。同僚の舌にも合った模様でほっとする。俺の味覚は異常ではなかった。もちろん、客観的な味に関しては、この混みようから推して知るべしであるが。ところで店名の「From Hand To Mouth」って「手料理をお届けする」というニュアンスだと勝手に思ってたら、英語に堪能な同僚は「手掴みで食う」と訳してた。どっちが正解なのか。教えてNOVAうさぎちゃん。文法は専門外ですか。
 1400ごろ、例の本の一部抜きが出る。最後まで心配のタネだった本文画像の刷り上がり具合だが、よしよしこれなら及第点。安堵の溜息がもれる。絵師の先生方の前で切腹せずにすみそうだ。でかしたでかした。印刷所ビトに千ものキスをくれてやりたくなるが、すんでのところで思いとどまる。あとは雑事をあれこれと。
 1700過ぎ、某番組(注:『トリビア』ではない)のリサーチビトさん来訪。例の本の原稿を片手に、1時間ほどいろいろ情報提供。先方の狙いにドンピシャリな情報が差し上げられなかったのは心苦しいが、いろいろ持たせたオミヤゲが何かのヒントにでもなれば。「ついでに番組でウチの本も紹介しる(笑)」と直球ストライクな要求をし、「すいませんそこまで権限ないもので」ときれいに打ち返される。俺は日本的な腹芸というものができないので、仕事のやりとりもこういうメジャーリーグ式真っ向勝負になる。このほうが分かりやすいし。ま、こちらが一方的に情報提供したというわけでもなく、こっちもいろいろ企画のヒントを得られたので有意義なアレだった。
 この本に関しては大方肩の荷が下りた。精神的に余裕ができたので、いろいろ連休前に処理しておかねばならんモロモロの雑事を珍しく効率的にこなし、2040には後顧の憂なき程度には片付く。「今週やらなきゃならない仕事」を箇条書きにし、月〜金5日間かけて各個撃破していくという手法は、ADHDには合っているのかもしれぬ。
 馬場まで歩きながら適当なところで外食しようと思ったが、バス停にバスが来たので思わず飛び乗る。チャンピオン読みながら帰り、西友でトルコライス買う。ボジョレー・ヌーボーらしきワインが並んでたけど、もうそんな季節だっけか? 今年は欧州の異常猛暑のおかげで、スーパーヴィンテージイヤーになる可能性があると聞く。ドイツワインにはどう影響が出るか。家でトルコライスもそもそ。
 リコーダー900本などを盗んでいた世田谷の田中治樹容疑者(30)タイーホの報。リコーダーコレクターといえば俺の知人にも、スイスまでリコーダーを買い付けにいく業の者もとい剛の者がいる。でも田中クンの場合は自分で演奏するわけではなく、「好きな子のリコーダーを盗んで云々」という定番の青春おまぬけギャグの延長線上の行為なので、同列に扱うとその知人に殴る蹴るの暴行を受けそうだからやめとく。だが、リコーダードロをここまで徹底して実行に移した症例は聞いたことがない。もはや間接チスとかいう次元ではなく、リコーダーというオブジェクト自体への狂信的なまでの執着心に戦慄を覚えますガクガクブルブル。まさにフェチの名にふさわしき勇者。つうか五条大橋の武蔵坊弁慶じゃないんだから。捕まったのが函館というのもすごい話である。首都圏ではあらかた萌え学校を掘り尽くし、ついに北海道まで出稼ぎに出たのだろうか。それにしても、900本リコーダー盗むのも900枚ブルマ盗むのも病理としては等価なはずだが、リコーダーのほうがはるかに「業」が深いように思えるのは何故なのか。
 日本の野生種トキ最後の1羽・キン死亡。老衰じゃなくて突然飛び上がってケージにぶつかって死んだというのがなんとも。これにてトキ絶滅。

【今日のアクセス解析情報】
 ラポート倒産がらみで、閣下ビブリオグラフィーページに数カ所からリンクがはられ、アクセス殺到。やはり「ファンロードが生んだ最大最強の天才は閣下」という共通認識があるらしい。それと、ここ数日「緋本こりん」で若干まとまったアクセスがあるのは何故。遺稿集でも出たですか。
10月11日(土)
 0730過ぎ覚醒。また寝ようとしたが、『セラムン』のことを思い出しTBSつける。NHK教育の「ドラマ 愛の詩」枠を資金潤沢にしてみました、というかんじ。脚本はそこそこ練ってあってがんばってる。例のしゃべる猫をどう処理するのかという問題だが、BBSで「ぬいぐるみ」と聞いてて『What's マイケル?』みたいなのを想像し不安になっていたけど、そうか、最初からぬいぐるみという設定なのね。この改編はうまい。妖魔の造型も悪くないし。タキシード仮面様のマスクはもう少し高そうなのをつけたほうがいいと思われ。あれではただの膚の汚いベガさん@『GEAR戦士電童』ではないか。むろとさんやJONさんの意見を聞いてみたい。
 『デビチル』枠で始まった『グランセイザー』も見る。ちょっと面白そう。アクションはもちろんセラムンよりずっと上。こなきじじい博士の演技が絶妙。
 きのう拾った「少女革命」最新号読む。ちょこちょこ有害指定食らっているせいか、マンガのエロさは創刊当時よりもだいぶ抑えてあるが(創刊号はそりゃもうすごいモンだった)、マンガ以外の記事なんかは相変わらずケシカラン内容。こんなの読んでれば、そりゃセクースにも抵抗なくなる、というか「セクースしなければ世の同世代女子から取り残される」って強迫観念にかられるのは必然だ。10代少年向けプチエロ雑誌がセクース記事ばっか載せるせいで、少年たちが童貞捨てることに躍起になって、責任とる気もなしにヨソさまの娘さんをキズ物にして回るのと同じ。
 しかし一番驚いたのは、読者アンケート欄に元の持ち主であろう現役高校生がイロイロ書き込んでいたこと(爆笑)。内容はプライバシーに関わることなので一切書けない。もちろん住所氏名に自宅の電話番号などもバッチリ。いやー俺に拾われて本当に運がよかったな、笑われるぐらいですんで。もしオケベ男とかにこんな個人情報掴まれた日にゃ「ふ〜ん嬢ちゃんこんなセクースしたいんだ〜ゲヘヘヘ」とかユスリのネタに使われてもおかしくない。雑誌捨てる時は気をつけましょう。
 洗濯物を干したはいいが、なんか外がシンナー臭い。近所で壁の塗り替えをしている模様。しょーがねーから室内に吊るす。とほほ。ネットもちょろちょろ。ラポート倒産話。どうも「ファンロード」自体は黒字だったようだ。ネット時代においてもまだ必要とされていたらしい。編集者というプロの手による選別をくぐり抜けて、商業出版物に自分の書いた文章なりイラストなりが掲載された時の「自分の書いたモノがプロに認められた」という快感、あの快感だけは、投稿載せ放題のインターネットじゃ味わえないからか。余計に残念である。
 実家から、こっちに置いてある荷物をなんとかしろとまた電話。しょーがないから実家へ。どのくらい荷物があるか見積もり。帰りに、実家近くに最近できたトランクルームを下見。
 ついでにオモチャ屋に寄る。コメ☆包装のフラワーバトン(Sサイズ)、ミルモのかるたGet。さらに、シュカシュカピンチィ4匹も発掘。風の精霊さんがこれだけいればボブ・サップだって空飛べそうだ。とりあえず2匹ゲットしとくシュカー。ほくほくしながら自転車走らせてると、行きずりの文房具店の店先にどっかで見たようなピンクっぽい表紙のぬりえ。うわ、『コメ☆』ぬりえが2冊も! あわてて自転車止めて探すと、出るわ出るわゴツいのが。初代『ちびまる子』とか『マキバオー』とか。極め付けは『あずきちゃん』。これで主催ビトさんに先日のイワオカードの御礼ができそうだ。いつも夜しか里帰りしてないからこのへんの店はぜんぜんチェックしてなかったけど、いやもうたまに昼うろつくと大収穫。
 帰宅して日記まとめはじめるが、なんか肩がこってキーが進まぬ。もっと身体を動かしたほうがいいかもと思い再外出。明日の人として最低オフのため割引券をゲットしようと、近所のOR支部を強行偵察してみる。「鑑賞券あげます」という張り紙はしてあるが、事務所は閉まっている。動員がかかっているのは確実と思われ。ちえー。しょうがないから、ついでにブックオフとか古本屋いくつか回り、『漂流教室』立ち読みしたりいろいろ買ったり。
 陽もとっぷり暮れた18時過ぎ、またOR支部前を通りかかると、電気がついている。これが最後のチャンスと思い、意を決して初潜入。たのもー。しばらくして奥から人のよさそうなおじさん(少々疲れ気味)登場。すいません、映画の券をいただけるとか。「はい、2枚でいいですか?」やったー!……しかし見ると、このあたりの某映画館でしか使えない限定引換券。うがぁー使えねぇー。だが、各地域ごとにノルマ競争してるのなら仕方のないところ。全国共通券とかバラまいて、よその支部のシマで観られちゃたまらんというわけで。とりあえずご好意なので、ありがたく押し頂く。特に住所とかは書かされなかった。
 さらに「タイムラフティング」の全巻揃いや「リバティ」のバックナンバー、『奇跡の法』までもらっちゃう。ありがたし。もちろん、それと映画の評価とは別の話だ。ひどい所は遠慮なく笑わせていただくので。買い物しすぎて懐が心もとなくなったので、ファミマで金おろす。1000円札扱ってないというのが困ったもんだが、とりあえず助かった。
 さぼてんのカキフライ弁当(梅)にスタンプカードで引き換えた特ヒレカツつけて、ぱくぱく。
10月12日(日)
 久々に『555』。しばらく見ないうちに555の中身と馬の中身が入れ替わっていて面喰らう。しっぽがかわいいんですけど。久々にリアルタイムで『ナージャ』。大方の予測通りの運用をされてる転生おんぷたん。初期型おんぷたん支持者のみなさんは随喜の涙にむせんでいるでありましょう。黒バラハリツケムチ打ちはヘルマン様の趣味と見たですが。いやむしろ鼻水(『#』)・ゲロ(『もジャ魔女』)・ゾウ公開脱糞&じじい公開放尿(『ドジャ魔女』)に続きフェチ路線を隠しきれないK.Y.グリーン先生の業ですか。

 『黄金の法』を観るため新宿へ向かう。1330、紀伊国屋で待ち合わせだったが、ちょっと早く着きすぎた。店には「ORフェア」の垂れ幕がどーんと吊られているが、フェアの場所は1階出入り口すぐ脇の、一等地に見せかけて実は客の導線から外れた微妙な場所。せめてもの抵抗ですか。店頭ワゴンセールではトリビア関連本(本家ではない)がズラリ。ほどなくGさん到着、ひえだ先生夫妻や鈴之助さんなど他の人々も集まり、新宿東映へ。光デパートさんと合流。アタック開始。
 劇場でしかもらえない『タイムラフティング』最終巻をゲットして入ってみると、とてもアニメ映画の客層とは思えない老若男女の混成部隊がうごめく異様ワールド。なんか知らんが客席の扉前で行列させられる(のちに、「映画館は長蛇の列!」みたいなプロパガンダ写真を撮るためのヤラセらしいと判明)。お客の反応も観察するため後方の席に一列横陣を敷き、ワクワクしながら上映を待つ。
 そして数十分後、参加者全員もうツッコミが喉元まで出かかった状態で戦線離脱。劇場を出たところで爆発。プハー苦しかったー。西武に移動し(移動する間もツッコミ大会)、奥座敷でパンフなど開きながらゲーラゲラと大笑い。

 映画の詳しい感想は冬コミ新刊に譲るが、主人公がタイムマシンであちこちの時代を引っ掻き回しながら観光旅行するだけの話が延々と続く、なんか予算100倍にして作った『トンデラハウスの大冒険』という印象。いや二人組だから『アンデルセン物語』か。絵だけ見るとけっこう萌え要素ありそうだったアリサも、実際動いてしゃべるとあまりキャラとして魅力がなかったのが残念。『太陽の法』のインカのいけにえ少女のほうがずっと萌えた(←最低)。
 そして、ただ笑うしかなかったのがイエス・キリストの珍解釈。聖書の「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」が「エリヤ、エリヤ、ラファエルよ、迎えに来なさい」の聞き間違いだった、と言い張る総裁先生。「あんた、あのセリフは詩編22編のパロディだという聖書学上の定説を知らないのか?」つーてもあのおっさん聞く耳持たないんだろうなぁ。アラム語の「迎えに来なさい」って「サバクタニ」と似てるの? おしえてえらい人。
 さらに、ヘルメス様の「手からビーム」でイエスが復活するクライマックスシーンに、ながい閣下キャラのごとく「ブウ!!」と吹き出す。しかも映画ではよく分からなかったが、パンフを読むと、どうもイエスの「復活」は肉体的なものではなく、霊だけの復活だったと言うのである。それこそ原始教会時代からはびこっていたグノーシス主義的解釈を、21世紀になってさも「総裁先生が明らかにした新説でござい」とばかりに得々と披瀝する厚顔無恥(むしろ無知)ぶりには恐れ入る。それにしても、「バカボンが仏陀の生まれ変わり」という異常事態を信じ込めるだけの許容量を持ちながら、イエスの肉的復活は信じられないという信者のみなさんの脳味噌って、いったいどうなっているのか。
 そんなかんじで、パンフレットやORの教義を知らないと、観ていてもさっぱり意味が分からない部分が多すぎた。知識の全くない光デパートさんやマンガで一夜漬けしてきた新田五郎さん(うわーマジメー)なんか「ぜんぜんわかんないヒァー」と言っていた。いや「ヒァー」は言ってないけど「ヒァー」は。新田さんよりは知識あるかもしれない(これほど無駄な知識もなかろう)俺も、なんの脈絡もなく天台智ギ(ギの字が難しくて出ない)が「仏陀と同じ時代に生まれたいー!」と絶叫するエピソードが挿入された理由がさっぱり分からなかった(11/8追記:なんでもこの智ギの生まれ変わりが総裁先生の次男なんだそうな。親バカ映画ですかそうですか)。

 夜、グリーン食堂へ移動して犬鍋パーティー。ソルボンヌK子先生をお招きしているということで、幹事のひえだ先生以下みんなソソウのないようビクビク。しかもこの店は日本語があまり通じないので、ちゃんとオーダーが通っているかどうかも怪しいと来てる。料理が出なかったら絶対ゼウスより怖いK子先生のカミナリが落ちると、ひえだ先生の焦りもタダゴトではない。光デパートさんが「なんですか、この緊張感あふれるオフ会は!」と(笑)。K子先生がハラペコで合流した時に犬がなかったら殺されると思って、真っ先に犬を注文しておいたのだが、これが裏目に出て、到着したK子先生から「鍋は最後に食べて雑炊にしてもらうものなのよ!」と叱られる。生きた心地のしないひえだ先生。
 6月のトンデモ本大賞にもいらっしゃった、ひえだ先生のお友達のIお嬢様が新大久保に到着とのことで、二人でお迎えに行く。しかし俺が帰り道を間違えて、とんだ夜の新大久保路地裏探検になってしまう。申し訳ございませんお嬢様どうぞお仕置きしてください、と謝りまくり。役立たずー。
 犬もおいしいキムチもおいしいマッコリもおいしい、とにかくグリーン食堂は何食ってもウマい。だが今日はそれにも増して、この濃いメンバーと鬼畜話に花を咲かせるほうに夢中になって、つい食うほうがオロソカになってしまう。来週刊行予定の例の本も、チャッカリ刷り出しを持ってきてたので、皆々様に見せびらかす。出たら買ってくださいな。お嬢様とも「校正」話で盛り上がる。いい若いもんが、他人の原稿にケチをつける快感がどーのこーのと意気投合するのも嘆かわしい話であるが。絶対『リアル鬼ごっこ』を読んじゃいけない人種。ひえだ先生の宝石占い、昨年2月の嘘オフと同じくサードニクス(「夫婦円満」だって……)が出る。
 葛西さんKOWさんと西武線で帰りがてら、あまりに気の毒な粘着妄想厨の話を伺う。今回のM本クンは、名前を知ってる業界人は全員自分の知り合いにしてしまうなど、言うことなすこと全てが妄想の産物というからすごい。あの満額クンですら関係妄想は「伯林は柏木から取った」の1点のみだったと言うのに。プロキオンガンダムの人を思い出した。
10月13日(月)
 小学校の卒業式当日、一緒に呼びかけのセリフ言う相方が行方不明、そもそもそのセリフすら決まっていない、相方たずねて学校中をドタバタ探し回ってると、地平線の彼方から雲霞のごとき下級生たちがわらわらと体育館に押し寄せてきて……という夢。わけわからん。学校が舞台になったのは一昨日立ち読みした『漂流教室』の影響ですか。
 昨日ハジケまくった反動か、どーもヘタレる。何もする気がなーい。休日だからよかったものの。昼、スーパーで寿司買って食らう。ベッドの上でゴーロゴーロしてると、外から台風クラスのものすごい雨の音がする。ヘタレは気圧の変動のせいだったらしい。夜、米炊いてカレー食ってとっとと寝る。
10月14日(火)
 今日は夜から降り出す、と天気予報で言ってたので、傘持って玄関出ようとしたところで、ゴミの日だと思い出し取りに戻る。ゴミ袋捨てて駅についたところで、傘を持って出るのを忘れたことに気づく。一度に2つのジョブを実行できないADHD(あいこ・どれみ・はづき・ドッカ〜ン)の典型的症例。なさけなさに泣く。
 T大のT先生にお願いしていた、例の本の書評が届く。くやしいことに、この書評のほうが本編より面白いときてやがる(笑)。いやいや、こんないい書評をいただいて勿体ないかぎり。受領メールで重々御礼を述べておく。昼食、喫茶店でメンチカツ&生姜焼き定食。
 昼過ぎ、先週来た某番組のリサーチビトさんから電話。某人類学者の論文(日本語だけど)の一部をFaxでお送りする。役に立てばよいが。1400飯田橋のデザイン事務所へ。帰って11月刊行本の索引作成、雑誌の原稿整理などイロイロと。
 例の本、取次の初回取り部数が出る。いつものウチの本と比べると倍の数字が出て営業は大喜び。もちろん、一般の出版社にくらべればビビたる数字、これしきで満足してちゃいかん。あくまで貪欲に。しかし損しない程度に。
 鶏の西京焼きやらキンピラやら適当に買って晩ごはん。某画像掲示板の『どれみ』スレに、「メガネ取って髪下ろした島倉さん」(もはやあの襟立てた青い服とカメラでしか個体判別できない)の絵が貼ってあって、うわーと唸る。人類の妄想は無限だ。
10月15日(水)【ここまでは2003.11.08更新】
 今朝は昨日と逆に傘を持ってゴミを忘れる。もういやだ。リタリン飲もうか。

 日本、イラク復興にまずは15億ドル(2004年分)出す。アメリカの破壊行為の尻拭いに金を出させられ、それでイラク国内に何らかの利権が得られるわけでもなく。やらずぼったくりの極みではないか。アメリカがイラクに多くの血と金を落としているのは、アラブ第二位の原油埋蔵量を誇る国を牛耳れるという大きな見返りがあるからに他ならない。我が国は何も見返りが期待できないのに、不況の中莫大な金を出し、そして散発的ながらいまだ戦闘の続く危険地帯に、ロクな武装も持てない制約だらけの軍隊モドキを、丸腰に毛の生えた程度の装備で派遣しようとしている。国民の税金と命はタダだと思っているのではあるまいな。
 アメリカの御機嫌取りもいいが、はたしてそれで得られるメリットと、投入する税金&命は、本当につり合うのか。そしてブッシュがそんな日本の自己犠牲を本当に恩に着るのか。すくなくとも油田の10や20はもらわんとワリが合わんぞ。御恩と奉公とはそういうことだ。恩賞もないのに奉公する御家人はただのお人好しだ。国連の敵国条項をなくせとかなんとか言う前に、まずアメリカに対するその敗北者根性をなんとかしたほうがいいのではないか。あまりエスカレートするとアタマの悪い反米右翼みたいになるのでやめておく。「えっ、あんたアタマの悪い反米右翼じゃなかったの!?」という声もありそうだがとりあえず無視。

 今日は朝から大きい本の索引作成。こういう作業がつくづく性に合っているらしく、時間を忘れて没頭しているうちに、1500からの会議までスッポカしてしまう(大恥)。うわーん本当にリタリン飲もうー。1630ごろ地震。
 夕方、例の本の見本が5冊だけ届く。ぎゃあーっっ版面カッコワルイー!! 他の人が見てもなんとも思わないようだが、俺は今まで画面上でずっと抱いていたイメージが崩れたのでかなりショックが大きい。しかもひとえに自分の責任だし。うわーん腹切ってやるー!! 半狂乱になってるところを後輩に「まあ、この経験を次の仕事に生かしましょう」となだめられる。てゆうか3か月前、この後輩が画像のハメ込み方がカッコワルイーと暴れていた時に、同じ言葉で慰めたのは俺だし。因果は巡る。
 版面はアレだが、カバーは装丁もイラストもさすがプロの手になるだけあってベリグー。PP加工かけるとここまで映えるとは、想像以上の出来だ。少なくとも書店に平積みされればイヤでも目立つ。
 しかし、ここまで来たのにまだ安心できない。いつもは見本刷りが出ればホッと一仕事終えた気になるもんだが、今回は全然そんな気が起きない。今回は「本を出す」ことよりも「売れるかどうか」が第一課題なんだから。本が出ただけじゃ終わらない。まだまだ祝杯を上げるような気分になれない。ああ、どうなるんだ本当に。

 帰ってハヤシライス食って『トリビア』。「シミ抜きの全国大会がある」よりも、「日本クリーニング新聞」という新聞があることのほうが「へぇ〜」であった。今回予測がハズれたトリビアは、「石川啄木は……金田一京助の財産を食いつぶした」と「ゆでたまご先生は……創●学会」。

 中国、有人ロケット打ち上げ。ODAもらっておいて宇宙開発とは、まるで日本育英会から奨学金もらっといてスキー行く大学生を彷佛とさせるいい御身分だが(笑)。我が政府とかJAXAとか、すげー悔しがってるのがアリアリと。つーか日本のマスコミも、今までさんざんH2ロケットとか袋叩きにしておきながら、こういう時になって「我が国の宇宙開発事業は何をしているのか」とか言うな。教えてやるよ、お前らの報道のせいで、機構は縮小合併させられ、予算も削られた挙げ句、商売に直結するような実験しかやらせてもらえなくなったんだよ! TRON叩きの時と同様、技術知らずのマスコミが我が国の技術力向上の邪魔をしたいい例だ。スーパーカミオカンデも、もし小柴教授がノーベル賞もらわなければ修理もされずあのまま放棄されかねなかったし。
10月16日(木)
 今日も一日ダラダラと索引作り。昼、ティーヌン。パクチーたっぷりの挽き肉炒めとバーミーナームのセット。今日の麺担当は初めて見る顔だったが、出てきたバーミーナームは妙に旨い。あのホモ人気高そうなヒゲ店長よりいい腕してるかもしれん。1730まで働き、とっとと帰る。先は長い。

 所沢ダイオキシン訴訟、最高裁が差し戻し。これまで一審・二審とテレ朝を責任なしとする判決が出ていたが、今回の高裁差し戻しは実質逆転判決に近い。しかし判決文の中で、テレ朝がアレを報道したこと自体にはダイオキシン汚染に警鐘を鳴らした意義があったと認めているのが、せめてもの救いと言えば救いか。
 だがその警鐘も、あの裁判でだいぶトーンダウンし、責任の所在がウヤムヤにされてしまったこともまた事実。おかげで、ダイオキシン最大の元凶は市外から持ち込まれる産廃だったのに、関係ない家庭ゴミが厳しい分別廃棄を求められている有様だ。めんどくさい。本当にペットボトルリサイクルしてるのかどうか小一時間問い詰めたい。
 こうなってくると、実は裁判長期化させた黒幕は、産廃業者誘致した現職市長なんじゃねーかとゲスの勘ぐりの一つも入れたくなるのだが、市長選を前にそんなこと日記に書いたら名誉毀損で訴えられかねん。まあいいや、どうせ今日の日記UPされるのは早くても11月だろうし。すいませんねぇ皆様。

 あと、ドクター中松が「がんばれニッポン」を商標登録していたというニュースにはぶったまげた。「NPO」を商標登録した角川書店以上のアレだ。謹んで「名誉コナミ」の称号を授与する>ドクター。

 帰ってから、冬コミ合わせの学会紀要の原稿にとりかかる。残業もせずにさっさと帰宅し、カネにならない仕事にウツツを抜かしていられるのも今のうちだろう。独身貧乏貴族の醍醐味。それはともかく、あの超絶バカSF小説『翔ちゃん空をとぶ』のオカシサをあまねく世人に伝えようとすると、俺の腕ではどうしてもアラスジを紹介するという芸のないカタチになってしまう。ライターとしての専門訓練を受けておらず、小手先のテクニックやコツというものを全く心得ていないためだ。前置きも何もなしで、ただ素材をゴロリと皿に盛るだけ。「素材の味を生かした」と言えば聞こえはいいが、実は芸がないだけである。
 そりゃ、素材さえよければ生け作りでもいい。だが、「大したことのない素材を料理人の腕でムチャクチャオイシイ料理に仕立て上げる」ことはできない。そして、と学会の芸とは、クズのような本をオノレの紹介芸でオモシロオカシク紹介し笑いをとり、クズ本に新たな価値を付与せしめるところにこそ真髄があるのではないか。
 たとえば新田五郎さんの出世作・『オッパイファンド』評なんかそのいい例だ。新田さんの紹介を聞くとスゲェ面白そうなバカマンガだと思うじゃない、『オッパイファンド』。でもアレ、実物読むとものすご〜くタルい、ただのヘタレマンガなんだよな。こないだ古本屋で1巻2巻見つけて最初は狂喜したけど、中を読んでみたらモリモリ買う気が失せてきちゃって。ああ、これは新田さんの話で聞くだけのほうが圧倒的に面白いな、と。「新田フィルター」で、あのダウナー系の絵柄とかモッサリしたコマ運びとかを濾過し、「オッパイを証券化する」という狂ったアイディアを元に展開する狂った世界だけを味わわせてもらうほうがラクだ、と。
 俺のやり方は、それこそ『翔ちゃん』とか『ファミコマンドー竜』クラスのいい食材が仕入れられないかぎり通用しない。これではいかん。いかんとは思うのだが、人間そう簡単に成長するわけでもなく。こうして今回もまた芸のない原稿でお茶を濁すこととなる。嗚呼。

 つい『クロ高』の時間まで夜更かししてしまったんで、せっかくだから15分ほど観る。あの鼻歌はあの曲だったのか。そういえば何年か前ムトウ楽器で、とあるCMソングを探す大学生に遭ったのを思い出した。その大学生、恥を忍んで店員さんの前で一生懸命その曲のワンフレーズを鼻歌で歌うも「さぁ、分かりませんねぇ」と言われあえなく玉砕。はたでそのやりとりを聞いてた俺は、大学生の落胆するサマを見るに見かねて、つい「それは小田和正の『言葉にできない』だ。欲しけりゃ小田かオフコースのベストアルバムを探せ」と出過ぎたアドヴァイスをしてしまった。あれはやはりいらぬ御節介だったのだろうか。つうか立ち聞きは感心できないにゃー>俺。
 でも、「メロディだけ知ってて曲名アイデンティファイできない曲」って、ネットでも検索できないし、ほんとに探しようがないんだよな。俺も、尾崎作曲の『素敵な休日』を見つけるまで明星ヤンソンのバックナンバーを何冊も買いあさったことを以前日記に書いたが、他にもいろいろある。小ガキ生の頃聞いてワンフレーズだけ覚えてた洋楽、あれは高校時代ほんと偶然にFMで『ラジオスターの悲劇』というタイトルだと分かるまですげー気持ち悪かったし。リア厨時代、ドラマのワンシーンでかかってたクラシックッぽいBGMを以来探して探して、フォーレのシチリアーノと分かるまでに3年ぐらいかかったし。
 あ、クラシックと言えば、『未来惑星ザルドス』のラストシーンで流れてた物悲しい弦楽ウン重奏曲、誰か知らない? その後、フジだかTBSでやってた特殊攻撃機「剣」の特番中、特攻機が飛び立つ資料映像のシーンにもこれがかかっててうわ〜ドンピシャリだよ〜と思いながら聞いたきり、もう10年以上遭遇してない。あれはウン重奏曲なだけに、メロディを口でマネできないから人に聞くわけにもいかん。もっとも『ザルドス』のビデオか何か入手してクラシックマニアに聞かせればいつでも分かるんだが、ただその肝心の『ザルドス』を見つけるまでが一苦労なので未だに謎は謎のまま。うえーん気持ち悪いよお〜う。教えてくれた方、お礼は言います。

 けっきょく原稿書き上げたのは2630。7ページになってしまった。もう一日寝かして、せめて6ページに削り込まねば。その前にまず俺を寝かせろ。
10月17日(金)
 4時間睡眠でヘロヘロ。俺は若い頃から極端に睡眠不足に弱いタチだったので、こういう時もあんまり「老いた」という実感はない。そもそも今までの人生で健康だったことなんてあるのか俺。
 今までさんざん日記に書いてきた「例の本」、朝一番で入荷。あーあ、本当に出ちゃったよ。まったく、自分の書いた文章をヒトサマに読ませて金品を要求するなどという恥知らずな真似を、我ながらよく臆面もなくできるもんだと思う。『大宗教学』10年出し続け、『と学会誌』に3年寄稿し続け、何より『と学会年鑑』2冊に参加して、自分の書いた文字が商業出版物に載る恐怖と緊張感を味わっておかなければ、今回の厚顔無恥な企画はなかったと言っていい。
 しかし、本を1冊書き下ろすのがどれほど大変なことか、これで骨身にしみて分かりマシタ。「本を書く」という行為はすさまじいエネルギーを必要とする。それがたとえトンデモ本でも、それを書き上げたエネルギーだけは認めようと思う。ましてや、売れる本、ないし公刊する価値のある本を書くには、どれだけの労力が要るのか、考えただけでも目眩がしてくる。ながいけん閣下ではないが、「当分、本はいいよう……」というのが正直な感想だ。
 絵師のお二方はじめ、情報提供者、書評者、お世話になった方々へ発送どたばた。おかげで眠気はなし(笑)。昼休み、レッドピーマンでカルカッタを40分かけてのんびりぱくつく。午後も発送作業。学園都市から北海道からイタリアから、住所が分かっているところにはあらかた送り終わった。あとはインドネシアの住所などいくつか調べれば。充実した一日。今後の広報戦略などいろいろ考えながら帰宅。気力も充実。
 だが、マンションに入って階段を登りだしたところでガクンと、ほんとにガクンというかんじで力が抜ける。ついに朝イチから出続けていた脳内麻薬が切れた模様。とにかく死ぬほど眠い。2300ごろとっとと就寝。『翔ちゃん』原稿の推敲は明日に回す。
10月18日(土)
 0735起床。TBSつけて『セラムン』。マーズ役の子がけっこうかわいい。テレ東に移動し『ぴちぴちピッチ』も久しぶりに。歌はあいかわらずだが、それ以外はかなり見られるようになってきた。アニメ三日会わざれば刮目して観よ(特にテレ東系)。途中教育TVに回し、またテレ東に戻し、韓国戦車アニメ『ポトリス』初見。アイアンリーガーみたいな戦車たちはともかく、いっしょに旅をする男の子が全然かわいくない。あそこでわざわざ油田を燃やす意味も不明。サーカスアニメ『カレイドスター』初見。うわ、これはイイ! 名前はときどきネット各地で目にするが、なるほど話題になるのも分かる。
 トースト食べながらBBS見る。ひえだ先生、先日の黄金犬オフで余った600円を川崎の某神社へ寄進されたとのこと。川崎までの交通費のほうが高くついたのではないかと思うと恐縮至極。これで我々にも安産の御利益があるかもしれぬ。妊娠する予定はないが。
 同じくひえだ先生より、OR事務局で清掃係を希望した職員が「君は頭がおかしい」と言われた、という2ちゃんねる情報。さもありなんという感じ。日本の公立学校が生徒に校内の掃除をさせるのは、お寺の修行を取り入れた教育の一環、つまり仏教由来なのだが(それがさらに行きついたのが、家々を便所掃除させてもらって回る一灯園)。それとも、寺の掃除をするのは日本仏教だけの風習で、釈尊は弟子に精舎のお掃除させなかったのだろうか。カースト制度があったから、掃除しないカーストの人は掃除しちゃいけなかったということか? でもそのカースト制度をぶち壊そうとしたのが釈尊だったのでは?(だからあらゆるカーストが一緒に出家して共同生活してたのでは?)。そもそも釈尊がキンキラキンのおべべ着て東京ドームで自分の御生誕祭を祝ったことがあったか? やっぱり「高みから愚民をヘーゲーするタイプの宗教」なんだなOR。つくづく今回の最低オフ、仏教畑の方にも参加していただきツッコミを賜りたかった。T先生もお誘いすればヨカタよー。
 かたやKOWさんからは、学校で鑑賞オフ会を開いた先生の話。もちろん笑うためではなく布教目的らしい。それも数十人単位で。もっとも、あの意味不明な映画だけ観て幸福の科学にハマる一般人はまずおるまい。だがそのあとで反省会を開き、その場で先生がモロモロの疑問に答えるシステムを取るらしい。当然、映画をバカにした生徒は内申に響くであろうから、映画マンセーな意見しか出てこなかろう。公立学校だったら大問題になるかもしれん。てゆうかなれ。
 昨日未明から放置していた『翔ちゃん』原稿を、あっち削りこっちカンナかけ、6ページにおさめる。これでも破格のボリューム。編集番長に怒られないかビクビクしつつ1400過ぎ投稿。これでホッとしたのか、またアタマがクラクラしてきて、ぽふとベッドに倒れ込む。1800まで昼寝。
 起きてスーパーで適当に寿司買って食って合唱の練習行って帰って。TBSつけたら、なぜか全番組が1時間遅れ。時間の感覚が狂い、つい26時過ぎまで寝そびれてしまう。ああバカバカバカ。

【今日のアクセス解析情報】
 「殺人マニュアル」ないし「殺人マニュアル本」で検索してきた人がジャンジャカ殺到してるんですけど何。
10月19日(日)
 0730起床。久々に『アバレ』。こっちもしばらく見ないうちにキラーがエヴォリアンのボスにおさまってるわアスカさんはいないわジャンヌはアレだわ赤は新パートナーデジモン手に入れてるわ。むっかしーむっかしー浦島はーな気分。ああ、早く溜まったビデオ消化しなくちゃ。『ナージャ』。おんぷたんの中の人には悪の演技が妙に似合う。
 『ガッシュ』まで観て、市の合唱祭へ。来週の日曜は市長選とあって、毎年ツラ出してる市長は欠席。こんな所に来てるヒマはないってか。他の市議などのゲストも少ない。別に来てもらわんでもいいが。合唱祭自体はかくのごとくマターリと進む。今回は、特に「イイ!」と思った曲もなく、収穫はなし。某女声合唱団の譜めくりの子が、『どれみ』の島倉さんを少し大きくしたようなかんじのメガネおさげっ娘(島倉さんよりも結び目は若干下方)でちょっと萌えたぐらいか。早起きテキメンに祟り、眠い。
 ウチの出番、ひどいっちゃあひどいもんだが、練習よりはまとまって聞こえるのが不思議。本番に強いタイプばかり揃っているのか、はたまたこのハコの御利益なのか。
 こんどの演奏会がらみで、また金にならない原稿をいくつか引き受けさせられる。そういう事は俺みたいなヒヨッコより、もっとヒマをもて余してる御老体に任せてやればいいのに。俺なんかよりも専門知識を誇るインテリゲンチャはウジャウジャいるんだから。あとでウスいとかヌルいとか言うなよ貴様ら。つうか冬コミ原稿があー(涙)。
 サ店での打ち上げまでは付き合い、夕方帰宅。2ちゃんねるのラポート倒産スレ読む。貸し渋りが原因との書き込みあり。えっ、八神健ってあの邦宅杉太だったのか!(「へぇ〜」と言うより「うわ〜」)。
10月20日(月)【ここまでは2003.11.10更新】
 一日中索引作りに没頭し、脳がグツグツに煮詰まる。1930退社。
 えぞ菊の味噌ラーメンを汁まで余さず完食。煮立った脳味噌をクールダウンするため「くらオリ」読みながら帰る。バカ女子中学生のマンガが、毎月どんどん面白くなってきているのが怖い。幸か不幸かこの十数年、日々オリコウサンに囲まれて生活してきたためか、ボンクラーズの生態がものすごく新鮮に見えてくる。胡桃ちのの大阪弁アリスマンガもあなどれねえし。あの魔女をまた出すとは完全にしてやられたぞコンチクショー。かたや『チクチワワ』、まだみずしなの狙いが理解できない。てゆうか編集部に無理矢理描かされているような印象を受けるのだがどうか。「最近チワワが流行ってるからチワワなキャラの出る連載を」とか強要されて。あ、『電脳やおい少女』2巻買わなきゃ。
 帰って、昨日頼まれた原稿の一部(今週〆切分)をとっとと片付ける。昼間さんざん仕事してアッターマクールクール状態で帰宅し、また仕事(みたいなこと)をしなければいけないのはツラい。俺に晩酌の習慣があったら禁断症状で暴れているところだ。かんべんしてくれよう。気がつきゃ、一時は議長の裏モノ日記に追いつく勢いだったこの日記もまるまる月遅れになりそうな予感。って日記は「仕事」じゃないのか。ないらしい。
10月21日(火)
 今日も今日とて肩がバリバリ。でも仕事。
 昼は志乃原で。NHKニュース、BBSで金成さんが書いていたニセ有栖川宮(いやニセも何も有栖川宮家はとっくに断絶しているのだが)逮捕の報。金成さんは総裁先生に似ていると仰っていたが、それに景山民夫もまぜて3で割ったようなボンヤリした顔。ヨメの坂本晴美容疑者が有栖川公園で適当なおっさん拾ってきたんじゃないか、と思ったら本籍は一応京都か。結婚式に参列した顔ぶれも石田純一やら羽柴誠三秀吉やら某都知事つながりのウヨ団体やらと、これ以上胡散臭い結婚式はちょっとプロデュースしようと思ってもできん。しかし、あれだけ手間かけて400人から1200万円ってのは、サギとしては割はいいのか悪いのか。リスクも大きすぎるし。
 詰めにくいさんと金成さんが共著『旅の指さし会話帳・国内編(2)大阪』(情報センター出版局・刊)を出されたとの由。関西を代表する2大怪獣の競演、さぞすさまじい本になっているんだろう。
10月22日(水)
 肩、まだ何か取り憑いているかのように痛む。ウツボの霊でも巻き付いているのか。朝刊のTV番組欄、『トリビアの泉』んとこに「今夜ムダ知識日本シリーズ第3戦!日本一のへぇが胴上げ…」とあり、思わず落涙。よっぽど放映権取れなかったのが無念だったんですねフジテレビ。
 仕事の合間、金成さんに「例の本」送る。これのかわりに『旅の指さし会話帳・大阪』を送ってもらう口約束(BBS約束)をしたので。いやまさかコミケ以外の場で新刊交換する日が来ようとは。
 帰りに芳林堂で、金成さんのもう一つの共著『トリビアの温泉』(BUBKA編集部編、コアマガジン・刊)ゲット。思いっきり本家『トリビアの泉』に装丁もロゴも似せた、気持ちいいまでの便乗本だが、ただネタを並べただけの芸も何もない本家にひきかえ、こちらはネタもむちゃくちゃ濃いし(初級者コースのネタでも俺が知ってたのは2割に満たなかった)、なんと本家にもない唐沢議長のあとがきつき。なんでも講談社版はスーパーバイザーに何の連絡もなく刊行された挙げ句、議長にはビタ1文も印税が入らないらしい。こうなるとどっちが「本家」なのか分からなくなってくる。講談社版が魏としたら『温泉』は蜀漢だろうか(笑)。で、呉は『エロビアの泉』あたりか。いや三国どころか春秋か五胡十六国時代の様相を呈しているんですけど。
10月23日(木)
 自民党、「比例区73歳定年制」の完全実施へ。完全実施ということは、つまり例の永世1位・中曽根も例外とせずである。これが実現したら、少しは小泉を見直していいと思う。たとえ選挙前の人気取り策だろうと、あのじじいが表舞台から消えるだけでもよし。まぁあのじじいの事だから、代議士の職を失ったところで隠然と影響力を持ち続けるんだろうが。
 今日は肩だけでなく頭までバリバリと。天気はまあまあなのに。と思ったら、ティーヌンでセンレクヘン食って昼過ぎたあたりから空模様がヘンに。夕方、カミナリと夕立。で、雨が止むと肩こりピタリと治まる。気圧計になったような気分。
 2000過ぎ、退社する頃にはお星様。西友で生姜焼き弁当買って食って。議長の日記を読む。「例の本」の感想が書いてあって感激。『旅の指さし会話帳・大阪』の後ではインパクトに欠けたかもしれんが。
10月24日(金)【ここまでは2003.11.21更新】
 今日も2140頃まで索引作り。やっぱこういう人とも会わず黙々と続けられる作業が一番向いている。ダメビトさんな俺。目に負担がかかるのでコレばっかりやっているわけにはいかないが。
 帰途、えぞ菊で味噌ラーメン。あれ、ついこないだも食べたような気がする……。いいや別に。うまいし。
10月25日(土)
 1000過ぎ起床。13時半ごろ、さいたまの不動産屋に「トランクルームを貸せ」と電話。一番広いユニットは満杯とのことで、コストパフォーマンス(容積比賃料)はちと損めだが二番目のにする。報告がてら、家にころがってた空きミカン箱を持って、バスで実家に帰る。
 実家、風呂を修理したとのことで、入るなり新築物件特有のアルデヒド臭がほんのり漂う。猫と遊ぶ。母親から実家の近況をあれこれと。父親の事業、まーそこそこ順調に回転しているそうで。先日、父親と共同経営者の2夫婦で(会社の経費で)函館に出張してきた話を嬉しそうにしゃべりまくる母親。ギャグでもなんでもなく「函館でお寿司食べてきたのよ〜、回転寿司」と自慢する母親に、「それはオチか」とツッコむ。若いうちに成功すると生活レベルが一気に上がってツブシが効かなくなるものだが、この歳にもなると、小金が入っても今さらセレブな生活レベルに切り替えることはできないらしい。つうか根っからの貧乏性なのかもしれん。ある意味安心する。せいぜい老後の貯えをしてくれ(もう老後のような気もするが)。
 朝刊読む(実家まで来て読むな)。「日テレの某番組プロデューサー、ビデオリサーチの視聴率調査に協力してる世帯を買収」とのニュースが、読売にもかかわらず大々的に。朝日毎日なんか3面ぐらいかけて特集組んでるんじゃないだろうな。「なぜ民放は視聴率を重視するのか」、そのメカニズムも一般人にわかりやすく解説してあって、結構いい記事に仕上がっている。記者氏もよほど視聴率偏重主義が腹に据えかねていた模様。ここまで記者の熱い息遣いが感じられる記事を読んだのは、こないだのジャイ応援団が東京ドームでダフ屋の片棒担いだ事件以来だ。
 「量(視聴率)が重視され、番組の質がないがしろにされてきた」という批判も激しく同意。だから『コメットさん☆』のような美しいアニメが打ち切(以下略)。でも、低俗な番組のほうが実際に視聴率とれるんだから、そりゃ番組が低俗になるのは当然。つうか視聴者がバカなのが悪い。『電波少年』に何年もでかいツラさせていたのはひとえにバカな視聴者に責任がある。バカな視聴者がいけないのか、視聴者をバカにしてきたTV局が悪いのか、タマゴとニワトリどちらが世に先在したかの議論に等しく。
 それに、新聞記者氏はそう偉そうにおっしゃいますが、「視聴率が広告収入に連動する」というシステムは、新聞だって一緒なんですが。「視聴率」を「発行部数」に入れ替えただけで。だから新聞も、拡張員に無理矢理売り込みさせたり、挙げ句は出張所に何百何千部も余分な新聞をおしつけ(※ソースは週刊新潮なので俺を訴えるなよ>読売)、発行部数を水増しせんとするのだ。
 買収の事実が判明したのは、今のところサンプル数600世帯(首都圏担当)のうち4世帯。4世帯が動いただけでも0.67%も違うのか。「サンプル数が少なすぎる」という声もあるそうだが、統計学上はギリギリ有為な数だろう。ただしこれも「買収がない」ことを前提とすればの話だけどな。買収の可能性があれば、サンプルを6000世帯にしようが60万世帯にしようが一緒だ。サンプル増やせば増やすほど、経費もかかるし、買収に応じる不心得なサンプル世帯が現れる可能性も増える。それに、今「不心得」と書いたが、視聴率調査は別に選管や陪審員のような公的職務でもないので、買収に応じたからと言って法に触れるわけでもない(こんどのプロデューサーも、刑事告訴されることはない)。民間放送が数十年間縛られ続けてきた「視聴率」が、その程度の危うい根拠しか持たない数字であることを白日のもとに曝した役割は大きい。「視聴率」という数字への信用を一気に崩した革命的な事件になるかもしれん。だからと言って、視聴率至上主義がすぐに消えてなくなるわけでもないけどな。偏差値がなくならないのと同様に。
 実家に残っている荷物(ほとんどは本だが)をちょっと荷作りして、疲れたので帰る。夜、合唱の練習。へろへろ。
10月26日(日)
 0910起床。
 夏から断熱のため窓にプチプチマットを貼っていると書いたが、実はいまだに貼ってましてアレ。夏場はそれほど効果がなくガッカリしてたけど、最近になって、外気温がどかーんと急降下しているにもかかわらず室温がそれほど下がっていないことに気がついた。たしかにプチプチマットなどの梱包材は、空気の層によって熱を遮断はする。だが、太陽の赤外線まではそれほどはね返さない。夏、思ったほど断熱効果がなかったのは、空気そのものの熱は遮断したけど、赤外線までは遮断しなかったかららしい。やっぱ頭悪いわ俺。それが、冬が近づくにつれ、赤外線を透過する特性のおかげで暖房効果を発揮しだしたということで。なんの事はない、部屋を丸ごとビニールハウスにしただけの話であった。ともかく当分エアコンの暖房やハロゲンヒーターはいらなそうである。

 朝刊。「日本、2005年度安保理入り」のトップ見出し。すわ常任理事国入りか、と思ったら、非常任理事国のお当番が回ってくるだけ。ともかく「これで日本の国際的発言力が増す」と読売は喜んでいるが、日本独自の発言力つーより、単にアメリカが安定追随票を1票確保するだけなのではないか。ま、それまでに反米政権に交代してないとは限らないし(うわぁ)。あと1年半、日本の政局はどう動いていくのか。
 親米にせよ反米にせよ、どーも日本の政治家の外交姿勢は単純明快バカ正直すぎる。もっと言えば、余裕がない。「親米か反米か」と言われれば、もちろんアメリカとは仲良くしておいたほうがいいですよ。「隣人とはケンカするより仲良くしたほうが暮らしやすい」という程度の意味合いですけど。
 単にアメリカにお追従するだけでは、あまりに芸がないばかりか、金やら人命やら吸い取られまくり国際的にもヘタレ呼ばわりされた挙げ句コレッポッチも見返りをもらえない、冷戦終結以後の対米関係をそのまま踏襲していくことになる。親米路線を突っ走る人たちに、逆にアメリカを手玉に取って、その発言力をちゃっかり日本の国益のために利用するぐらいの知略があるなら、俺は自民党に投票してもいい。でも、そんな気概ありますか? 攻キャラに逆らえずただ状況に流されているだけにしか見えません。
 一方反米ビトさんたちも反米ビトさんたちで、アメリカのジャイアニズムにNoと言うのはいいが、もっと「アメリカの平和利用(笑)」にも思いを馳せたらどうですか。どーも、受キャラのカラ強気発言にしか聞こえないんですけど。
 どちらにせよ、日本は根っからの「受」国家、なんでしょうかね。親米にせよ反米にせよ、その行動が「受」的な様相を呈するところが極めてオモシロい。面白がってちゃいけないのかもしれんが。

 教会行って帰って、昨日に引き続き実家に戻って選挙(参院補欠選挙と市長選)。来月また衆院選があるらしい。住民票移してないのでいちいち実家に戻らねばならんのがめんどくさい。まーそのおかげで実家の猫にも忘れられずにすむんだが。つーかこの猫、俺がたまに帰ってきて抱っこしたりいじくり回したりしてもあまり嫌がらないんだが、普通はヨソの人間が来ると指一本触れさせもしないんだそうな。俺よりも頻繁に実家に上がり込んでる、父親の仕事仲間に対してもぜんぜん馴れてないという。案外利口なのかもしれん。
 選挙して帰る。TV埼玉でちんたら開票速報。つまんない結果になりそうだ。
10月27日(月)
 朝刊。参院補欠選挙、自民候補が13000票差でギリギリ逃げ切り。絶好の行楽日和だったとは言え、投票率27%というのがあまりにも情けない。所沢だけは同時に市長選もあったおかげで県平均をかなり上回ったものの、それでも38%。こう投票率が低い時ほど、公明党さーん☆の組織力が露骨に効いてくる。つうか実は公明党が独自候補擁立してたらダントツで勝ってたのではないか(笑)。学会票さえなければ、そして投票率がせめて30%台だったら、勝負は分からなかったんだが。
 一方、所沢市長選は現職がヨユーで4選。対立候補が「斎藤の4選阻止」と叫ぶばかりではそりゃダメだろう。もっとダイオキシンの責任を突くとか、切り込み方はいろいろあったろうに。そういえば宮崎駿は今回どうした。
 今日も先週に引き続き索引作りに没頭。「例の本」、予想以上に動いている模様。一年中いつでも売れる本なら即刻重版がかかっているところだが、年末のシーズンにしか売れない季節モノなもんで、営業方もなかなか重版の踏ん切りがつかないという。今まで売ったことのないタイプの本なだけに、動きがなかなか予測できないらしい。いちおうすぐにでも重版かけられるようスタンバっておけ、と非公式のお達しが来る。大丈夫かなぁ。下手したらコミティアに持って行く本がなくなるかも(嬉しい悲鳴)。
 夕方、アルカディア市ヶ谷で会議。先生が1人ドタキャン、夕食1人前余るが問題なし。それを見越し、昼食コンビニおにぎり3個で済ませておいた俺の胃袋にスポンと収まる。
 日本シリーズ、どうやらダイエーが取ったらしい。また身売りしにくくなったなぁ。
 夕刊。読売応援団のヤクザなど3人逮捕。こいつら記者にまで暴行加えたとあって、読売新聞容赦なし。
10月28日(火)
 テレ東、きのうは29年ぶりの日本シリーズ中継だったが、ネットしてない東北や九州など25県では観られず抗議が殺到。「全国ネットできないなら最初から放送権取るな」という批判まで出たそうだが、それは仕方ないのでは……。『コメットさん☆』なんかそんな抗議があったとは聞いてないし(笑)。つうかその抗議した人、実はフジテレ(以下略)
 日本シリーズの動向など気にする余裕もなく、目の前の索引を黙々と。昼、昇龍軒のチャーハンとギョーザ。どーせ人にも会わずオフィスの片隅でじっとしてるだけだからギョーザ食ってもなんの問題なし。2200前までミッチリ働き、ようやく索引まとめ終わる。ああもうしにそう。天下一品で並こってり食って帰る。
 太陽表面でどでかいフレアが炸裂したとか。明日未明には猛烈な磁器嵐が地球圏に到達、低緯度でもオーロラが見えたり電子機器がイカレたりするという。こういうユニヴァーサルなスケールのニュースを聞くと、地球もまぎれもなく宇宙のごく一部にすぎないことを思い出す。ついでに、『無限のリヴァイアス』で「ニュートリノバーストが地球に到達しますので、外にいる人は急いで建物の中に入ってください」というシーンがあってブゥと吹き出したことまで思い出す。地球そのものをも透過するニュートリノが、建物の中に入ったぐらいで防げるか。じゃあカミオカンデは地下ウン百メートルで何を観測してるのかと。
10月29日(水)
 索引作りを終えたので、楽譜の重版戻しなど、久しぶりに自分の雑事モロモロを処理する。
 飯田橋のデザイン事務所に、雑誌の新レイアウトと来月刊行本の装丁データを受け取りに行く。ついでに、ココで装丁お願いした「例の本」の見本も届ける。マイスターは留守だったので徒弟さんに渡したが、その徒弟さんがじっくり読みふける。よっしゃあ! 一般人にウケるのはいいことである。帰りに穴八幡前の選挙掲示板見たら、なんとあの又吉イエスのポスターが。何しに迷い出たのかイエス。がんばれイエス。
 昼、索引作りの報酬として上司に八幡鮨でにぎり(上)オゴらせる。午後も、来月刊行本の装丁入稿して、本文初校チェックして、楽譜の重版を著者に連絡して(作業する前に連絡しろよ)。半月ぶりに地道な作業から解放された勢いで、コマい仕事を次々と片付けていく。1730過ぎ退社。
 昼間寿司食ったくせにムショーに肉が食いたくなる。これも、しばらくロクなメシ食ってなくてカラダが飢えてたところに、解放感のせいで欲求が暴発したのだろうか。わざわざ武蔵関で下りTEXASに寄るが、さすがにこの時間帯は満席。あきらめて下り電車に乗るが、一旦「肉食うぞモード」に入ったギアはそう簡単に戻せず。しょーがないからパルコの無印良品で薬瓶買ってから、1階の49ersへ。店内、ハロウィンの飾り付けをちょこちょこ始めていた。近年ハロウィンを日本に定着させようとする策謀が見え隠れするが、クリスマス商戦を10月にまで前倒しするよりはまぁマシか。そういえば本家アメリカではまだ「トリックオアトリート」やってんのかな。郊外型要塞住宅街では絶対やってねぇような気がするなー服部剛丈くんの事件以来。
 1/2ポンドリブステーキをもりもり食らう。ここの肉は遠慮なくソースや塩コショウを使いまくっているのが特徴。肉の素材に絶大な自信を持っているのか、ソースもかけず醤油とニンニクだけで食わせるTEXASとは好対照である。どちらがメリケンビフテキ「らしい」か、と言われるとちょっとした議論になるかもしれない。どちらもウマいことはウマイので、俺はどーでもいいが。個人的には単価の安めなTEXASに軍配を上げたい(せこっ!)。たらふく食って、帰って缶ビールまで開ける。どうした今日の俺。欠食児童のごとき食欲。
 『トリビア』。「腕相撲には四十八手ある」よりも、肘を動かしていいというほうが「へぇ」。つうかアームレスリングとは別の競技だってのが「へぇ」。いちばんインパクトあった技名は「神田地獄」。闘龍門の神田教頭が考案したのかと思ったら、昔の腕相撲のえらい人の名前でした。しかし、神谷明にケンシロウの口調で「ファニーボーン!」と言わせるわ、諏訪内晶子に会いにパリ行くわ、カラオケボックスに曹洞宗の坊さん集めるわ、とにかく無駄な手間をかけて笑わせようという執念の前には、「ウンポコのどこがトリビアだ」という疑問など銀河宇宙の彼方へ飛んで行ってしまう。すでにほとんどヤケクソで作ってるんじゃないかこの番組。その壊れ方を愛でるのも一つの楽しみ方か。
 悪の大木凡人ことヴァジラティッサ中川智正に死刑判決。その一方で、元オウム信者の女が北朝鮮に亡命したとかいう、全てにおいてワケの分からないニュースが流れているんですが。
10月30日(木)
 こないだ古本市で買ってみた鄭友治『聖書と民話』(ごま書房、1997年)とかいう本を読むも、あまりのものしらずぶりに呆れて開いた口が塞がらなくなる。「日本民話の優れた点をキリスト教の聖典『聖書』と比較することによって明らかにする」ということだが、「プロテスタントとカトリックでは使っている聖書が違う」とか(同じだよ!)聖書やキリスト教についての知識もメチャクチャだし、一方の民話についても「日本の民話は記紀神話を大衆向けにやさしく噛み砕いたものである」とか無茶苦茶なテーゼをなんの証明もなしにぶち上げ、それを前提にどんどん論を進めていくもんだから、もう正気ではついて行けない。著者は在日韓国人だそうだが、こうなってくるとなんか、火星人が中途半端な知識で水星人と金星人の比較検討をしているかのようなトンチンカンぶりしか感じられない。
 出だしで「万世一系の天皇をいただく日本はスバラシー」と天皇リスペクトするのかと思ったら、ちょっと後では記紀に書いてある天皇のマヌケなエピソードを紹介して喜んだり、正直なのか首尾一貫してないだけなのか。読み進めていくにつれていろんな疑問点が説明されていくのか、と思いきや支離滅裂度は増して行くばかりだし。なんなんですかこの人。こういう本が平気で売られているなら、「例の本」なんかまだ全然かわいいもんである。ちょっと自信が出てきた。いや、そんな志の低いことでは困るんですが。下を見たらキリがない。
 仕事。雑事もほぼ片付け、12月刊行の雑誌の原稿整理などダラダラと。昼、麻の葉弁当。又吉イエスの選挙ポスターじっくり見物、その明らかに尋常ならざるレイアウトに思わずうぷぷと笑いがこみ上げてくる。普通選挙ポスターって、顔のドアップと名前のドアップの組み合わせと相場が決まってるでしょ。イエスのは全然そういうパターンと違う。顔写真は左肩に小さくポコンとハマり、その下に赤く「マタヨシ」の4文字、下段にはべたりと横書きで「又吉イエス」と。紙面の大半を占めるのは、黄色の地に「海江田万里、与謝野馨はセプークしる」とか何とかズラズラ書かれたメッセージ。沖縄県知事選の時とほぼ一緒だ。やっぱり実物のオーラは違う。ところで投票の際は「又吉イエス」と書いても有効なのだろうか。
 午後もダラダラ。今日はとにかく定時退社。週刊新潮創価学会への反撃キャンペーンが始まったので、応援の意味も込めて買う。まずは最近の異常な広告出稿料を指摘するジャブ的記事(それでもけっこうページ割いてる)ということで、本論は来週号らしい。選挙前というイジワルなタイミングがイイ。ただ、なんか文体が回りくどくてコナレてない感じ。まだ若いライターさんなのかな。メジャー週刊誌に載るとあって肩に力が入っているのか。今週号はその他にもニセ有栖川宮あり視聴率買収ありと面白い。
 チヅオちゃん裁判、最終弁論始まる。落ちつきなく奇声発したり、あいかわらずのチヅオちゃん。明日は本人の直接発言の機会があるそうだが、さて、沈黙の6年間あたためてきたネタが炸裂するのか、それとも本当に何も考えてないのか。まーこれほど判決の決まりきった裁判も宅間くん以来で。来年2月の判決公判は、主文よりもむしろ、判決理由で裁判長がどこまでボロクソにチヅオちゃんを非難するかのほうが楽しみだったりする。
 主催ビトさんの個人サイト、突然の休止。心配。ああいう「気配りの人」はさぞ日常生活でも疲れるだろう。ゆっくりしてほしい。
10月31日(金)【ここまでは2003.11.22更新】
 0910頃、早稲田通りの方からスットンキョーな声の演説が職場に飛び込んでくる。ついに早稲田まで来たか、又吉イエス。いちいち確かめるまでもない、俺の中の本能の部分がイエス警報をガンガン発している。一度も肉声聞いたことがないのに、本能的に奴だと分かった。あたかもサイド6でドブにはまったバギーを引き上げてくれた親切なジオンの軍人さん(土人連れ)がシャアだと察知したアムロのごとく。いや間違いなくイエスだってば。他に誰がいるあんなの。
 「例の本」、しーもす書店で紹介してもらったおかげでイーエスブックで売上ランキングがついた。都内大型書店でもソコカシコで平積みになっているらしい。専門書店だけでなく、一般書店にも食いついてもらえるような本作り(偽装工作)を心がけた甲斐があった。が、なによりも営業方の熱心なセールスの賜物であり、ただただ感謝。ここまで営業やってもらって売れなかったら、それはもう俺の責任だ。セプークするしかなし。
 今日もダラダラ雑誌の原稿整理。昼、タントタントでツナトマトスパゲティ。午後も斯くの如し。1730退社。新宿行きのバスに乗り込む。
 紀伊國屋DVD館(どうでもいいがあの開店告知チラシのイラストはもう少し何とかならなかったのか)で『コサキン仮面』ゲット。書店に移動し、「例の本」が本当に平積みになっているか確認。1階の総合新刊売り場にはなく(そりゃそうか)、上の専門書コーナーに5冊ほど積んであった。来月あたり、フェア棚に置いてもらえるとうれしいのだが、どうかなぁ。夢いっぱいの絵本と一緒に並べてはもらえんじゃろにゃー。
 文学コーナーですっかりオタ雑誌と化しつつある「ユリイカ」買って、宗教コーナーのフェア棚を見ると、創価学会が「マスコミの嘘がどーのこーの」というブックレット出してて、失笑しながら立ち読み。嘘とフレームアップで塗り固めたメディアって、お互い様なんじゃないのか? 伝説のムック「サンデー毎日の狂気」を思い出す。こういう事をすればするほど一般人は引くという常識的力学が、彼らにはどうしても理解できないらしい。てゆうか無党派層のゴキゲンを気にしなくても票が取れる団体ってウラヤマシイなぁ。
 特設手帳フェア棚でいつもの手帳の2004年版ゲット。ここまで来たらついでに、と夏に買い逃した『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー』DVD BOXを探しにさくらやホビー館へ。なかなかの品揃えだがFFPはなし。やっぱ限定生産だからもう在庫ないのかなぁ。ダメモトでまた紀伊國屋DVD館に戻りアニメ売り場を覗く。あったー!! 念のため一旦店を出てお財布の残弾を確認。ギリギリあったー!! どかーんと現金一括払い。開店セールで10%割引になってて助かった。ちなみにさっきの『コサキン仮面』は割引対象外でした。
 やんばるでソーキそばつるつる。今日は妙に昆布ダシのスープが口に合う。おいしー。島村楽器で週刊魚魚さんが表紙描いた『バイエルで弾ける わくわくアニメ』購入。今日だけで35000円近い出費。ハロウィンの狂騒とは特に関係ないが。
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