| ページ末尾へ 前の月へ 次の月へ 日記一覧へ戻る HPトップへ戻る |
|---|
| 2月1日(日) |
|
今朝のビデオチェック。ポプラ社の社運を賭けた(推定)新番組『かいけつゾロリ』。普通のタルさ。巨大メカでお城をぶっこわして姫様誘拐ジサクジエーン、ってそれはすでに「イタズラ」の域を超えてるぞ山寺。『アバレ』佳境。ラス前のたたみかけるような盛り上げ方はさすが荒川。『クウガ』も泣かされたし。やっぱ音楽めちゃめちゃいいよ『アバレ』は。『ペン先』。コスモス荘のような状態。あいかわらず弱いペン先。これまた新番組『ふたりはカリギュラ』。クレヨン→どれみ→ナージャの流れと勝手に思い込んでたら大間違いで驚いた。むしろ『ご近所物語』『花より男子』あたりのノリですか。男塾名物・直進行軍ののち、時代はさらに遡り『セラムン』を通り過ぎ第一次魔女っ子シリーズへと。この開いた口がふさがらないタイムスリップ感はいったい。東映だけにタイムラフティングですか(違)。でもOPEDはすげーノリがいいぞ。 夕方、合唱の練習。今日は初めてソロビトさんと合同。この出来でソロをつけるのは極めて心苦しいものがあるのだが、本番2週間前なので仕方ない。今まで入ってなかったソロパートの音がハーモニーの中に混ざってくると、ちょっと勝手が違い、つい間違えてしまう。慣れてる歌なのに。いや、逆に慣れすぎたのか。あと、ソロに聞き惚れて出遅れてしまうというのもあるな。6曲目なんか今までわりと淡々と歌ってたけど、ソロが入るとこんなにパセティークな響きになるのかと。客として聴いてたら泣くかもしれんな。名曲すぎるのも問題である。 帰ってNHKつけっぱなしにしてたら、スポーツニュースのあとの『なつかしのみんなのうた』でまた音楽関係の「穴」が埋まる。『牧場の小道』、あの部分「ストドラストドラストドラパンパ」って言ってたことよりも、歌の舞台が夜中だったことにへぇ〜ボタン押しまくる。『ねこふんじゃった』のアニメがなんと和田誠制作で、さすがにオシャレー。阪田寛夫はやっぱり偉大だ。 年末ゲットしたまま埋もれていた『レモンエンジェル レモン白書−−女子高生のアブない体験集Vol.1』(1988年、大陸書房)がひょっこり出てきた。実写パートでレモンエンジェルの3人と対談してる顔出しNG「現役女子高生」も素人のわりにはカツゼツよくて、あからさまに声優か何か。それよりも、「アブない体験集」を絵物語に仕立てた短編集が、全編これ「ありえねぇ」話の嵐、おまけにセリフ回しもベタベタの極致で呼吸困難に陥る。いちいち例を挙げるのも難儀なので書かないけど、いやさすがは『ファミコマンドー竜』を生んだ大陸書房、笑かしてくれるぞ。 「アーレフが上祐下ろし」とのニュースを拾う(http://biz.nifty.com/news/nk/page.jsp?file=20040113_5&no=0)。記事によると、上祐が求心力を失ったのが去年10月とのこと。『週刊光源氏』がなあぷるから復刊された時期と符合するのは、何か関係があるのか。東山出版はたたんだのかデーヴァ。 |
| 2月2日(月) |
|
イラク派兵の最大にして唯一確実な効果は、「アメリカを世界の孤児にしない」こと、この一点のみである。 まーなんですか、アメリカがせっかく開いたパーティにドイツもフランスもロシアも来てくれないもんだから、アメリカは必死に小国いっぱい呼んで、必要以上にチヤホヤしている。そのチヤホヤが気持ちいいから我が国は派兵したようなもんじゃないスか。いや実際、今までこんなにアメリカが低姿勢だったことがあるますか。拉致問題にも協力的だし。そういう意味では、今回のアメリカ支持・派兵は国益にかなっている。政府の選択はベターな判断だったと言える。 だが、もしこれを大いばりで喧伝するつもりなら、恥知らずもいいところである。 今回の小泉内閣のアメリカすりより政策を、アメリカとの単独講和&日米安保締結を強行した吉田茂になぞらえる人がいるかもしれない。だが勘違いするな。吉田の時代と小泉の時代は全然違うことを忘れてはいけない。敗戦直後で国力も国際的発言力もドン底状態だった時代、国を富ませるため&まだ元気だったソ連共産主義勢力の侵入を阻むための選択としてはアレしかなかった。しかし、それから40年、国力は戻ったのに、日本はアメリカからの自立の道をまったく模索しようとしてこなかった。日本は、アメリカという親の家に引きこもって自分で働こうともしない家事手伝いになってしまったのである。 満身創痍の貧乏状態だった吉田時代なら仕方ないけど、今の日本(いや、1980年頃から)は世界有数の経済力を持つ国に発展している。それなのに、アメリカの傘にアグラをかいて、独自の外交力を構築してこなかった日本の官僚と政治家は、その怠慢を海より深く恥じなければならないところではないのか。それをえらそうに「大義」だ「国際貢献」だと自画自賛してちゃいかんだろうと。 そこで恥を知り、あえてその恥を国民に訴え、共有するだけの勇気と気概があるなら、日本はまだマトモな国になる可能性があるんだが。またも国民に日比谷焼き打ちの轍を踏ませる気か。 はたして100年後の日本史の教科書に、現在の日本の在り方はなんと評価されているだろうか。それを少しは意識しながらマツリゴトを行ってもバチは当たらないと思うけど。って甘い? 昼前から会議。今度からお世話になる先生方の中に、先代●●●●の息子さんがいて驚く。仕事には特に関係ないが。帰りに銀座教文館寄って何冊かお買い物。そこから中野まんだらけにも寄って(ぜんぜん方向違うんですけど)『がきデカ』文庫など買いまくる。いつもはバスで西武線沿線まで出て帰るところだけど、今日はためしに馬場まで戻って帰ってみる。こっちのほうが早かったかも。 ニフからついにメンバーズホームページ廃止のお知らせ。プロバイダ変えるのもめんどくさいので、おとなしく「@homepage」に引っ越す予定。今回の統廃合に伴い「@homepage」は追加料金なしで20MBまで使えるようパワーアップ。今までメンバーズHPの「10MB枠」(増設不可能)におびえ、ロクに画像も貼れない節約生活を強いられていたけど、これで画像ネタも遠慮なく増やせる。しかも、8月までの移行期間中は現行サイトと「@」版サイトも併用させてもらえ、移転メッセージも1年間表示されるとか。今までは「@」に引っ越したら旧サイトは即刻あぼーん、移転メッセージも1か月しか出なかったのに、このサービスの変わりようは何よ。地上げはダンプが突っ込んでくる直前までネバれってことだにゃー。 他のメールに返事して2600過ぎ寝る。 |
| 2月3日(火) |
|
寝坊(そりゃそうだ)。 とりあえず仕事。昨日のあとかたづけなど。昼、志乃原の味噌煮込み。フラフラと帰る。夕食は神戸屋パン。吉例により東北東の方角に向かってメロンパンをはむぅ。鬱になっても星の子のつとめだけは果たすバカ。 いやもうほんと俺、しんでしまえばいいのに。 どうも昔から、俺に何かを期待したり、好意を抱いたりする人は、必ず失望することになるらしい。好意は踏みにじられ、期待は裏切られる。こんなことなら、誰からも嫌われ、誰にも期待されていなかった小学校時代のほうが、他人を傷つけずにすんだだけ、ある意味いい時代だったのかもしれないと。いっそ消えてなくなってしまえと>俺。 みなさんも、あんましこういう奴に何かを仮託しようと思っちゃいけませんぜ。他人の気持ちを察するとか、他人の期待に応えようとか、そういう習性まったく身についてないですからこいつ。自分の心と生活の平穏さえ保たれていればそれでいいという吉良吉影なやつですから。いやさすがに触ったものを爆弾にはできませんけど。 俺って基本的に、他人を思いやるキャパシティというのが常人の数百分の一ぐらいしかないみたいです。自分のことでせいいっぱいで。家族愛すらカケラほどもないから、家出てもホームシックにもならず、弟が入院しても見舞いにもいかず、実家のことにも無関心。身内にも関心を持てないぐらいですから、ましてや他人になんかこれっぽっちも関心なんかありません。これで「社交辞令」でも口にすれば、自分で言ったその言葉に拘束されて、少しは相手を気にかけるかもしれない。だが俺は社交辞令すらメッタに口にしないからタチが悪い。 このナケナシの思いやりも、「宗教」という超自我が巣食っているおかげで辛うじて発揮されているようなもんで。もしこの超自我が機能してなければ俺、マジで他人のためには指一本動かさない、電車に乗れば席をつめもせず、すぐ後ろに人がついて来ててもドアも押さえず、国民年金も払わず、串カツは平気でソースを二度漬けし、人間になってただろう。幸福の科学を信じていたおかげで強姦まで至らずパンツ追いはぎに留まっていた梶ヶ谷学君と一緒やな。 たぶん俺は、「自分以外の他者と共に生きる」なんて人間らしい芸当はできないかもしれない。相手が俺に対して何かを依存しようと思っても、俺はかなりの確率でそれを裏切ってしまう。言われないかぎり、相手が何を求めているのか察することはできません。悪気があるわけじゃないんですが。でも、そのために今までどれだけの人間を失望させてきたことか。どれだけの人間を悲しませてきたことか。「いい子」であろうとして自分を押し殺しストレスをためるタイプの人から見たら憧れの生き方かもしれんが、それにしてもホドがある。 だから、もし「共に生きる」としたら、あまり俺に依存しない、半ノラ猫と半飼い主のような、そんな関係性を保てる相手じゃないと(こっちはともかく相手は)やっていけないかもしんない。でもその程度の依存度で十分なら、べつだん一緒に暮らす必然性はないという罠。ましてや子供なんかネグレクトしまくりでしょうな。 それに、「思いやり」のキャパが小さい上にムチャクチャ人の好き嫌いの激しいエコヒイキ体質の俺は、特定の「いちばん気にかけるべき存在」ができたとしたら、他の人への「思いやり」がさらに希薄になりはてそうな気がする。実際今まで、自分がそういう状態に陥った時のことを思い返すと明らかにそうだったし。特定の相手に関心が集中していた時、関心の対象外だった周囲の人々に俺がどんだけひどい仕打ちをしてきたか、その結果どんなことになったのか、思い返すだに罪責のあまりしにたくなる。今さらしんでも取り返しはつかないから生きてますけど。 ま、心配しなくても、あまり長生きはできそうにないから俺のカラダ。他人を傷つけることの罪責に耐えられないようなヘタレは一人静かに消えてなくなってしまえ、ってことで。せめて親より先にはしなないように気をつけます。 あたまいたい。寝る。 |
| 2月4日(水)【ここまでは2004.04.12更新】 |
|
陸自サマワ先遣隊の佐藤ヒゲ大佐、イスラムの犠牲祭にヒツジ20頭を喜捨。この大佐はほんとにがんばって地ならししている。正直、陸自はじめ自衛隊の皆様にはほんとに「がんばれ」と応援したい。 けど、政府の手続きへの不満は、それとは全く話が別だし。 小泉や読売は「国内がこんなに反対していては自衛隊もがんばれないじゃないか」と言うが、我々はおまえらのなしくずしな派遣の仕方に異を唱えているであって、別に現場の自衛隊に「がんばるな」と言ってるんじゃない。 さらにあいつらは、「派遣に賛成か反対か」でアンケート取ると「賛成」票が上回るというデータをもってして、「自分らが支持されている証拠」だと言い張るのだが、何を勘違いしているのかと。派遣への手続きにまで賛成していると誰が言った。自衛隊への同情&声援を、自分らの正当化にすりかえようとするプロパガンダ(稚拙すぎてプロパガンダにもなってないけど)は、いいかげんにしてくれませんか。 にしてもニュースで小泉の答弁を聞いていると、質問のポイントを外すのなんの、なんかもう「何を質問されてもボケで返さなければいけない」という罰ゲームの最中なんじゃないかという気になってくる。あいかわらず「大量破壊兵器がないことの立証責任はイラクにあった(のにそれをしなかったから攻撃されて当然)」と、「悪魔の証明」を振りかざす勇姿には涙が出る。それを言ったら、ある日突然我が国がアメリカ様に「大量破壊兵器出せやゴルァ」とインネンつけられたらどうしますか。「持ってないことの立証」なんてどうやるつもりですか。 いやそもそも、今、国会でギロンしていることっていったい何なんですか。イラク派兵しちゃってから国会で承認するしないを議決するって、順序が逆でしょ。「もう派兵しちゃったのはしょうがないから承認しちゃえ」という無茶な論法がまかり通りそうな勢いだけど、そもそもの手続きからしてなんか間違ってるような気がするですが。こういうやり方が増えると、軍国主義に突入するかどうかはともかく、それ以前に、確実に「民主」主義から遠ざかっていくし。 いちおう今日も仕事。雑誌の責了、重版の入稿、3月刊行本の入稿&装丁依頼などなど、ガンガン実務をこなす。昨日頭痛でとっとと寝たおかげで、カラダの切れもモスク・ハン先生にマグネットコーティングしてもらったみたいに段違いにイイ。精神も現実逃避モードに入ってるので、まあ仕事に集中するのしないの。昼はティーヌンでセンレクヘンとレッドカレー。午後から敷地内のチャペル前でなにやら長々と撮影。1階で目撃してた人たちの情報によると、佐賀ビトとなんでだろービトが来てた模様。 夜はオリジンでメンチカツ&焼肉弁当という、何も考えてないメニュー。サイトを移転させる。5年前、初めてサイト立ち上げた時はあれだけ苦労した設定が、信じられないぐらいサクサク進む。システムはほとんど変わってないので、こちらのスキルが若干上がったらしい。5年ネットウロウロして上達しないほうがおかしいんだが。 |
| 2月5日(木) |
|
おしごと。昨日、細かい事務仕事けっこう片付けたので、今日はダラダラと。 昼、吉村作治教授(によく似た人)が西早稲田の新宿行きバス停でバス待ってた。やっとバス来たと思ったら馬場行きでガッカリしてた。そんな早稲田の風景を横目に大昌苑行って焼肉定食。午後も仕事。帰る。 きのう移転したサイト、新しくしたURLがどーもシックリ来ず、元に戻す。迷惑千万な奴である。こんな朝令暮改が見逃してもらえるのはキムタクか宇多田ぐらいのもんである。ナニサマのつもりか。 京都伏見で、厨房がクスリ代欲しさに強盗とな。自分が常時脳内麻薬出てるファー様状態なせいか、クスリに手を出す人の気持ちというのはさっぱりわからん。 あちこちのリンク先にURL変更のお知らせをメールして寝る。 |
| 2月6日(金) |
|
今朝は妙に空気が冷たい。 なんかね、「イライラムシャクシャする」ってのとは全然違う、いうなれば精神がカゼひいてる状態です。 カゼひいた原因は、連絡不行き届きと準備不足で、あるひとつの面白そうな選択肢をフイにした、というところですか。自分ひとり神経をササクレ立たせるだけなら別にこんなにはなりませんけど、被害者は自分だけじゃないしね。しかも原因は自分にあるしね。 それでもごはんはおいしいし。睡眠とってるかぎり仕事には支障ないし。でも今、魔界の王を決めるバトルでも仕掛けられたらきっと第一の呪文も出せずに本燃やされます。 日露戦争100周年てことで、先日から連載コラムとか載せていた読売、今朝は自分とこで開いた日露戦争シンポジウムを採録。京大の教授ややトンデモ、岡崎久彦はややどころかかなりアレだが、他のパネラーの意見は概ねマトモ。小村寿太郎の復権は俺も大賛成。最初から引き分けと決まっていた(つうか引き分けに持ち込んだだけでも勝ちに等しい)勝負なのに、イケイケ情報しか聞いてなかった国内世論はそうは思わず、小村がシベリア半分ぐらいかっさらってくると期待していたというからなさけない。もちろん、国民に正直に「日本はもうこれ以上戦争できませ〜ん」なんて言おうもんなら、当然ロシアにもその泣き言は伝わり、ポーツマス条約でさらに日本全権側に対し居丈高に迫ってきたことだろう。この場合の情報統制は仕方ないっちゃあ仕方ないんだけどね。 そう、日露戦争は「勝ちに等しい引き分け(勝ち点1)」だったはずの試合結果を「勝ち点3・得失点差10億」と国民が誤解し、なぜか内情をよく知っている政府までがその誤解に引きずられたことが、その後の悲劇を生んだと言えよう。日清・日露両戦争とも、「朝鮮半島を大陸からの侵略に対する防波堤にせん」という明確な戦略イメージの元に戦線が展開された。だが、そのあとでなぜか帝国政府はスケベ根性を出してしまった。 はたして、「朝鮮半島の防波堤化」という目的を遂行するために、日韓併合は本当に必要だったのか? 李氏朝鮮がすでにボロボロだったとは言え、普通は併合なんかより、傀儡政権を立てるか、アメリカの日本統治みたいに実質属国化しちまうのがセオリーなのではないか? 「防波堤」の役割はその傀儡に任せるなり、それこそ安保条約結んで日本の軍隊駐留させるなりしたほうが、よっぽど安全・安価・有利ではないか?(ひょっとしたらアメリカが日本を51番めの州にしなかったのは、日韓併合の失敗がヒントだったのではないかという邪推も頭をよぎるが、それは置いておく)。そうすれば、すくなくとも今現在ほどコリアンの日本イメージは悪くならなかったような気がするのだが。そもそも併合するったって、地政学的条件以外、朝鮮半島に資源的魅力なんてなんにもないだろう。満州あたりの地下資源も、ほとんど見つかったのは戦後の話だし。 もっとも、時代の制約を鑑みると、帝国の政策を弁護できなくもない。列強による植民地切り取りブームはそろそろ終息に向かいかけていたとは言え、いまだアジア・アフリカのめぼしい国々は列強の支配下にあり、「反乱」を超えるレベルの独立運動もロクに起こってはいなかったことを思えば、ブームの最後期にゲームに参加した日本が慌てて手近な領土に取り付くのも無理はないことで。「島国は島国らしく島ん中でつつましくやっていればいいんだ」と今になってみれば言えるだろうが、当時は、日本と同じちっぽけな島国であるイギリスが世界中に連邦を有していたんだし、スケベ根性も仕方のないところかもしれない。実は植民地運営はものすごく手間がかかることを知らなかったのと、あと数十年ほどで植民地制度は完全に崩壊しちゃうんだよーんという国際社会の趨勢が見抜けなかった、それだけの話である。 仕事。昼休み、麻の葉で弁当。定時まで働き帰宅。 2001年夏「ネグレクトをやめよう」CMを流した公共広告機構が、先日からついに「子供を抱きしめてみてください」CMまで投入。やはり話題になったらしく、ラジオ版では「『なにもそんなことまでCMで言わんでも』という意見もたくさん来ましたが、言わなきゃいけない状況なんです」ときわめて正直な、血を吐くようなエクスキューズも流されて涙を誘われる。こういう本音トークこそが真に心を打つのである。 2001年8/14の日記にも書いたけど、虐待家庭におけるネット普及率を至急調査してみてください。 『山本弘のトワイライトTV』を読みふけり、かなり夜更かし。 |
| 2月7日(土) |
|
1100起床。一歩も外に出ず、夏コミの申込書を書く。 サークルカットの資料用に『がきデカ』読む。このギャグの先進性はいったい何ごとですかと仰天する。たとえば「ノリツッコミ」など、現代お笑いの必修テクとされている数々の技法が、この時点ですでに完成されていたのだ。ギャグの歴史とは、「天才の出現→その(質の悪い)模倣→(消費の帰結としての)忘却」の連続が織りなす、3歩進んで2歩下がる螺旋構造のタペストリーですか。 おかげさまで、前回の超ローテンションカット(カットですらなかったし)よりはマシなものを書き上げる。米たいてキーマカリー食って、ちょっとネットして寝る。 |
| 2月8日(日) |
|
『ガッシュ』。カマキリジョーの中の人(文字どおりの意味)の本名が「矢吹」とか、お約束の「立つんだ(略)ー!」とか(ガシシ右松の『カンバック』かよ)、細部にわたってくだらなさ大爆発。脚本はやっぱり大和屋だ。 なんとなくそのまんま『アトム』観る。山本会長は『山本弘のトワイライトTV』中でこの新『アトム』を、原作にあった多様なSFマインドをばっさり切ってロボットがどーのこーのといった話に収斂させてしまった、と批判するが、製作サイドはあえて1年かけてテーマを「ロボットの存在論」に絞ったのではないかと。たしかに原作を知ってるファンは、公害や環境問題とか社会派な話ばかりになってしまった新『ゲゲゲの鬼太郎』を見せられた水木しげるファンと同じ忸怩たる思いがあるだろうけど、コレは独立した作品ということでゆるしてはくれんだろうか。クリエイターの立場としては、こういうパロ同人誌的作品はゆるせないかもしれませんけど。ああ、きっと会長は『コメットさん☆』もゆるしてはくださらないだろう。 夕方合唱の練習。本番まであと1週間。大丈夫かホントにこんなんで。 |
| 2月9日(月) |
|
すいませんまたイラク話で。こないだ、「なんでイラク派兵しちゃってから国会で承認するしないを議論してるんですか」と書きましたけど、どうやらイラク特措法に、「国会承認は事後承諾でも可」とあるそうです。……そういう即応性に配慮した条項は、突発的災害の救援に関する法律になら入っててもおかしくないけど、はたして今回のサマワのケース(それこそ「災害」の半年以上経ってノコノコ行くようなケース)には必要なのだろうか? つくづくひどい法律だよ、ススス……。 それはそれとしてお仕事。昼休み、夏コミ申込書投函。毎回毎回神意を問う思い。スパーシーでジャガバタカレー食う。午後も普通に仕事。帰る。 関学大ワンゲル部遭難の報。バーニング千羽鶴と言い、今年度は関学大の厄年か? イワオ、J-SPORTSの解説者に就任の報! あの甘いバスヴォイスと身も蓋もない黒トークで、スカパー視聴者をいろんな意味で悶絶させてくれることを期待する。がんばれ第二の人生。 |
| 2月10日(火) |
|
【今日のあてずっぽう】 政治家がやる気ないのは、ボーナスとか出来高払い制度がないからではなかろうか。 いかな善政を布いても金一封すら出ない、むしろ逆に悪いことや税金のムダ遣いをすればするほどポッポがふくらんでいくとあっては、そりゃみんな利権に走るのも無理はないや。 いい政治家が(名誉や国民の親愛なんてカタチのないものだけでなく)もっと物質的に報われるような評価システムはできないものだろうか。 今日も妙に冷える。 電車に揺られながら朝刊。「灯台」の広告に珍しく新潮社の悪口が載っていないのがかえって不気味。「文芸春秋」が、いつもの下1/4面広告に加えてさらに1面まるまる取って、例の芥川賞ペアの全身写真をどーんと載せている。こないだも書いたけど、芥川賞もすっかり原点回帰した模様。よきかな。 改正外為法成立(こっちのほうがイラク派兵より重要かもしれん)。やっと日本単独での経済制裁が可能に。もちろんドコを狙い打ちにした法律かは言わなくても分かるよな。民間の食糧援助まで邪魔するような法的根拠にさえならなければ結構なこと。 仕事。昼、つるやでけんちんうどん定食。仕事。定時退社。「週ベ」の選手名鑑号買って、今シーズンの予習。ロッテ、どーも左の中継ぎの枚数が少ない。川井と藤田以外まともに機能しそうなのが思い当たらない。急遽獲得したセラフィニはちゃんと使い物になるのか。去年は「例の本」やら何やらにかまけてぜんぜん野球観に行かなかったけど、今年はもっと行きたい。さらに解説者一覧のページでイワオの名前確認。うわーい。(毒舌)かっとーばせーイーワーオー! 早く帰れたので、さぼてんのネギみそかつ弁当喰らいながら、久しぶりに『ミルモ』、今日は1時間スペシャル。前半のパピィ話が必要以上にツボにハマり号泣。いや、いろいろとね。 ミルモの悪だくみがいらぬ誤解を生み、ムルモとパピィの間の亀裂を決定的にしてしまうシークエンスがかわいそうすぎて、せつなさ大爆発。ついでにそのあとのシーンでボロ雑巾状態のミルモを出し、画面にこそ映ってはいないがリルムの制裁があったであろうことを視聴者に想像させる技がなんともうまい。パピィが雨の中でずべっと倒れ込みわんわん泣くとこなんか、絵的にはあまりにベタなんだけど、間宮の演技のすさまじさにこっちまで思わずもらい泣きだ。 もちろん『ミルモ』なので結局は予定調和的オチになるのだが、分かっちゃいたけどやっぱり「うんうん、本当によかったなあパピィ(涙)」と祝福したくなってしまうんだなこれが。けっこうムルモと仲良さげだったゲストのアロマが最後になっていきなり「自分もムルモとは気が合わなそうだと思った」と言い出すのも、ちゃんとデートの最中に無理なく伏線描写が入っていたし、別段唐突ではない。実際問題としてアロマみたいなおとなしいドジっ娘の相方に、ムルモのような激情型のくせに外面良くてストレスをため込むタイプがついた日には、それこそDVの嵐、日々しょっかくビームで焼け焦げ作ってヨヨヨヨと泣き崩れるアロマがみのもんたにおもいっきり生電話をかける事態となろう。いやムルモ×パピィでもバイオレンスの嵐吹きまくりそうだが、この場合は双方武闘派な上に戦力も均衡しているので、壊れやすい家具・調度品を極力減らすなどの物理的対策さえしておけば、ってなんの話だか。 ともかくヤシチとオトメの話みたいな衝撃的なオチにならず、きれいにまとめてくれたのが嬉しいかぎり。パピィがらみの話としては、初登場回に匹敵する、いや、アレすら超えた名作かもしれない。ところで、これでパピィは王様&お妃様公認のヨメ候補となったみたいですが、これまで王宮はパピィのこと全くノーチェックだった(らしい)ということは、パピィはリルムみたいな高級官僚の令嬢というわけではなく単なる平民なんですな。紀子様みたいなもんですか。御成婚の折にはぜひ石川秀美の声でなれそめアニメを(以下略)。ああもうかわいいなあパピィ。 後半はただの温泉話とみせかけて、こっちも別の方向で泣かせる、というか最終回を暗示させるようなすごい話。知らん間に妖精の見える人間がもう1人増えてるぞ!(←いったい何ヶ月観てなかったのか)。スタンドがいないと独り言の多くなるスタンド使いども。妖精はかなり依存性高い模様。 2話とも、さすがはスペシャルという感じのものすごい出来。つうか2話とも、今観るとつらいものがある。そして沙織のアレはなんの伏線か。あと、「ファミレスの妖精・スミレ」ってネーミングには座布団1枚。 |
| 2月11日(水) |
|
風もないのに天気も良いのに、今日もなんか空気そのものが冷えきったかんじ。職場へ。祭日とあり、いつもは40分はかかる急行が、ものの30分で馬場に着きビビる。午前中、どーせ印刷所も来ないので、あしたのために重版準備のみしておいて、昼で帰る。ティーヌンに立ち寄りランチ頼もうとしたら、休日はランチメニューやってないんだと。泣きながらバミーナーム(単品)すする。 1400から1700まで家で昼寝。1730から2100過ぎまでみっちり、合唱の本番前ラスト練習。なんとか声は出そう。この発声法を当日まで忘れなければなんとかなるか。俺だけが声出てもしょうがないんだけど。 帰って『トリビア』の後半のほう。ちょっと待て、指揮棒が刺さって死んだ人(リュリ)のエピソードは俺も「一行知識掲示板」に投稿してるぞ。3年半も前に。 http://www.tobunken.com/oldlog/log0079.html#0079-79 番組スタッフはあそこの過去ログチェックしてないんですか。それとも「噂の真相」が言ってたパクリ疑惑はやっぱ本当ですか。8700円ぽっち別にいいから、銀の脳をくれたらゆるしてやる>フジ。つうか「金の脳」「銀の脳」って実在するのか? もう各々百個ずつぐらい流通しているハズなのに、誰もヤフオクに出したりしてる気配ないし。2ちゃんねるにだって「漏れのネタが採用されますた」って自慢しに来る奴が現れてもいいのに。ウヌウ。 薬害エイズの安倍英被告、「善悪を判断できなくなった」ため控訴審停止。刑事で責任追及できないのならせめて民事訴訟はやってないのか、というのがミンナの思いだろうが、「安部英 民事」でググってみたところやってないらしい。それどころか逆に安部が新潮社を名誉毀損で訴えた民事訴訟がゾロゾロ出てくるありさま。心神喪失状態でも自分の名誉には敏感なようで。 さらにググると、 http://www3.ocn.ne.jp/~pwaaidgp/back35.html に、「安倍弁護団の中心人物が薬害エイズ裁判では被害者側に立っていた『ねじれ現象』」について簡単に触れてあった。なんと言うか、オトナの世界は分からないことだらけである。 『ガッシュ』のコルルの回とヨポポの回だけかかってた劇中歌『僕はここにいる』聴く。これがシングルカット、しかもジャケットにはコルルとヨポポが出てくると聞いた時は「なんてことしやがる東映ーっ!(号泣)」と思ったもんだ。落ちついて聴いてみると、歌詞そのものは相当深読みしないとコルルともヨポポとも関係はなさそうだが、それでもパブロフ先生効果でつい目から水が。うわーん。 |
| 2月12日(木) |
|
読売朝刊でこないだから連載してるオウムコラムも早や11回目。西田公昭氏の「オウムの元信者は他のカルトに比べ、脱会後も古巣に対し肯定的な感情を持っていることが多い」という指摘に、さもありなんと。彼らは納得ずくの脱会でなしに、サリン事件→強制捜査という、ある意味外的要因で出て行った(出て行かされた)ケースが多いからなあ。犯罪の片棒担いでしまったというより、「難民」的意識の奴がけっこういるのでは。 ふつうに仕事、ふつうに帰り、ふつうに余計な夜更かし。ふつうに寝不足。 |
| 2月13日(金) |
|
読売「論点」、松文館裁判話。ほんとつくづく、ここまでエロいエロい言ってもらったらエロマンガ家冥利だよな。「キキメがありすぎて怒られる」というのは、土曜の朝に視聴率をとりすぎて「土曜日を自主学習の日とした学校週5日制の精神を台無しにする」とPTAなどからイヤゴト言われた『ミルモでポン!』同様、勲章だと思いますので、あまりめげるな。 でも、この記事中の「レイプ本読んでオナニーする読者もレイプの共犯」という指摘は、わりと正しいかも。ちょっと厳しいようだけど。レイプとか痴漢とか身体検査とかでハァハァ妄想する人たちは、えてして実行犯に対して寛容になりがちだし。すくなくとも盗撮ビデオ観てハァハァしてる人は、「盗撮はイカン!」と言う資格がないという点で十分共犯だと思う。 いろんなものの〆切に追われながら仕事。午後は研修会。さっさと帰宅。 気ばかり焦るが、どうにもならず。 |
| 2月14日(土) |
|
0900ミューズへ。合唱の発表会。日頃の心労たたり、練習だけでバテる。とほほ。 1400本番。肩がバリバリに張っているのは緊張のせいか、体温調節がうまくいってないのか、春一番接近に伴う気圧変動のせいか。思ったより気温・室温上がり、第一部、ステージ上で汗が出て出てたまらん。第二部はそんなに出なかった。休憩はさんで第三部。なんとか声も暖まってきた。でも聞かせどころでコケてウワァァァン(涙)。最後はしんみり終わる。まーなんとか無事に終わってよかったのでは。 打ち上げ、大荒れ(笑)。みんなでドンチャン騒ぎ。暴言(笑)バカスカ飛ばす指揮の先生はじめ、ピアノの先生もソリストの先生もガブガブ飲む飲む。この2年半、最初から最後までいろいろあったからねえ。今日はもう無礼講じゃあ。 しこたま飲んで、帰って『ブロードキャスター』。メロンパン特集でトゥインクルスターの起動音が鳴り「おおっ!」と、そしてニヤリと。世間よりもいち早くメロンパンやチワワを取り入れながら全く話題にならない『コメットさん☆』が不憫でならぬ。 |
| 2月15日(日) |
|
また数週間分たまったビデオを消化。 『アバレ』最終回。消化しきった終わり方。まさかヤツデンワニがこっちの世界に残るとは。「ワニにはもう帰るところがないワニ」にほろり。 新番組『デカレンジャー』。脚本は荒川続投! 音楽は亀山でこっちも期待大だ。本編もなかなか適度にバカでよろしい。きゃーっゲボアギトの中の人ーっ!! わーっいきなり死ぬなーっ!! あーっ生き返ったーっ!! このままラスボス化するんですかー!? 『ふたりはカリギュラ』。毎回毎回美少女が肉弾戦を繰り広げ苦悶の表情を浮かべる、実はそのスジの人たちにとってはたまらんエロアニメだ。もしかしたら、木持隆司ワールドを常人向けにアレンジすると、こんなノリになるのではないか。ジャアクキング様てネーミングも、なんか『海のプリンセス エミちゃん』のサタンキング様に通ずるものが。OP&EDの、メグちゃんとかチックルあたりを思わせるのーてんきな疾走感もまた洗脳力高めでよし。18禁同人誌が雨後のタケノコのごとくボコボコと出てくるさまが目に浮かぶわ。 唐沢議長が出た回の『爆笑問題のススメ』。冒頭のX-GUNのオタクコントを見つめる議長の目が冷たいこと冷たいこと(笑)。机の上の資料をよいしょと引いてくる真鍋かおりの食いつきかたに議長同様好感。 そして今朝の『ゾロリ』。いきなり30秒ほど「しばらくお待ちください」。今世紀に入ってから初めて見たかも>「しばらくお待ちください」。ビデオ、永久保存版になっちゃったな。マッチョかつマザコンなゾロリのキャラクターが徐々に見えてくる過程。 伊藤剛氏、「と学会はオウムと裏表」とか何とか言い出したとか。この人、北公次みたいな売り方を狙ってるのかな。「あやしい集団から脱会した元信者」ってのをウリのひとつにするには、その元所属団体は存分にあやしくなければ商売にならん。でもそれって、と学会を地上から消し去ろうとか没落させようとかしてるんじゃなくて、結局はと学会のネームバリューにあやかった商売でしょ(この売り方なら、学会には末永く存続してもらわないと都合が悪い)。そこに自覚的でないところが美しくない。ほんとに「オタクを遠く離れた」のなら、オタクとは全く無関係の分野で名を成せばいいものを。 QUICK嘘屋ML用原稿に着手するも難航。漫才形式の原稿なんて書いたことないので。そのくせして「ボケVSツッコミ」の基本システムに則ろうとしないから、どんどん収集がつかなくなっていく。 気分転換に実家に帰り、スキヤキ食って、いろいろ話。弟、父親の仕事先に住むかもしれないとのこと。そうしたら実家に戻るかな。駅前からの通勤に慣れてしまった今、戻れるかどうかはなはだ不安だが。 帰って漫才原稿。ボロボロだが、もう〆切なのでしかたがない、えいやっとメールしてしまう。どんな出来かはこちらで確かめてください。 http://www.interq.or.jp/ski/sakana/quso/q_usoya.html |
| 2月16日(月)【ここまでは2004.04.17更新】 |
|
【今日の新番組】 『ふたりはぐりぐら』 料理をすること食べることが世界で一番好きな2匹の光の戦士が、毎週襲い来るザケンナーをおいしくいただくほのぼの絵本。 (しまった、逆に『ぷりときゅあ』のほうがよかったかな?) 『ふたりはヌギスタ』 生意気な黒キュアが男子部の生徒にスッポンポンにむかれオシオキされてぶざまにヒイヒイ泣くお話。ヌギスタはせつないです、もひっ(←ごく一部のド変態のみ大爆笑)。 でもヌギスタさんの絵でプリキュア描いたら妙に似合うかも……。リクエストメール送ろうか。 気温はそこそこ高いはずだが、北西のすごい風が吹き、体感温度はヒー。今日から早稲田の受験が始まるので、バスが遅れることを見越して早めに出て、馬場から歩いて職場へ。馬場口交差点の巨大な信号が風でぎっしぎっし揺れてて、いつ落ちるかとビクビクしながら横断歩道を渡る。 今日のおしごとは雑誌の原稿整理と、明日の打ち合わせのための資料作成&問題点のまとめ。昼食は、ティーヌンでセンレクヘンとグリーンカレーでした。受験中とあって客も少ない。つうか試験中にこんな遠くまでメシ食いに来るような豪毅な受験生がいたら、絶対受かるよそいつ。 仕事を終えた帰り道、最近開店した韓国風ファストフード店「たどん」に入ってみて、カルビ丼頼む。値段も味も吉・松クラス。でもキムチが取り放題なのが韓国っぽくてイイ。 BBSで「トリビアの疑惑」話。光デパートさんやなんしいKIMさん、詰めにくいさんまでもパクられてた模様。ひでえ。立証できないと言われればそれまでだが、なんか、相手が一般人だと思ってナメてかかってるのが見えるようでイヤ。さすがはやゆよ帝の「ハナゲ」をパクって番組と本まで作っておきながらいまだ仁義のひとつも通さないフジテレビであるなあ。いやいやパクリといえばもっと悪質なのがあったな。「おっはー」。 【今日のアテンション】 最近、キッズgoo経由でウチの日記などにアクセスしてくるよい子がぼちぼちいるのだが。こんな教育上よろしくないページに来ちゃいかんぞ君たち。もっとテキスト中のエロワード含有量を増加させれば、フィルターにハジいてもらえるんじゃろかー。 |
| 2月17日(火) |
|
朝、ふつうに起きてTVつける。ハンセン病元患者宿泊拒否したアイレディースのホテル、営業をやめるとか。なんだろう、この釈然としないものは。 読売朝刊。日米中韓4国の高校生を対象にしたアンケート@日本青少年研究所(PDFファイルはこちら)で、日本のガキは「男は男らしく、女は女らしく」というジェンダー意識、および貞操観念が突出して低いことが分かったとのこと。データの読み方に読売的解釈が入ってるのはアレだが、提供されたデータそのものは面白い。 たしかに日本人のジェンダー&貞操意識は低いが、表を見ると実は韓国でも、女の子にかぎってはジェンダー意識が日本並みに希薄なことが分かる。日本の場合は男の子側もそれなりに低いが(「女は女らしく」女22.5%・男38.9%、「男は男らしく」女40.4%、男49.2%)、韓国では男の子のジェンダー意識は米国並みに高い(「女は女らしく」女32.3%・男61.3%、「男は男らしく」女40.9%、男67.4%)。まだウリナラ男児は「ボーイッシュ萌え」とか「ボク萌え」に目覚めていないのか。この男女差が、韓国の女の子にかなり窮屈な思いを強いていそうな気がするのだが。 貞操に関して興味深かったのは、「結婚前は純潔を守るべきである」にイエスと答えたパーセンテージが、他3国では女の子のほうが高いのに比べ、日本だけは男40.9%・女29.2%と、女の子のほうが低いところ。少女マンガなど女性向けメディアの脱・貞操観念キャンペーンが着実に効を奏している模様である。なんだかなあ。 ただ、この「純潔」というのが、女性側の純潔だけを言っているのか、男性側にも「結婚までは童貞でいなければならないか否か」という問いを突きつけているのか、記事だけではよくわからない。国によっはて設問の意図を誤解されたおそれがあるし。 ジェンダー意識に関しては、俺は強化せよとも払拭せよとも思わない。「男らしさ/女らしさ」を発揮したほうが自分のキャラクターに合致するし上手く世の中渡っていけると思えば、発揮すればいいんだし。そういうのにこだわると自分の資質を押し殺すと思えば、こだわらなければいいんだし。客観的意見も取り入れつつ、個々人が判断することである。「客観的」というのは、明らかにオカマキャラが似合ってない見苦しい奴とか、逆にマチズモを何か誤解して虚勢をはって「男らしさ」を演出する痛々しい奴は、もうちょっと自分を客観視して考え直せという意味で。 みんなが自分の資質と向き合ってラクに生きようとすれば、ほっといてもオスの肉体と感性を持った奴の大半は「男らしく」なり、メスの肉体と感性を持った奴の大半は「女らしく」なるだろう。それを個々人の資質を個別に判断することなく全体ひっくるめて「オスは全員男らしくなれ」「メスは全員女らしくなれ」とか、逆に「自分のフィジカルな性別とメンタルな性別は切り離すべきだ」とかヘンに強制したりするから、かえってせつないことになるんじゃありませんか。 雑誌校正。昼、志乃原でやさい天せいろ。午後、銀座・薔薇屋で巨大企画の著者とうちあわせ。上司に言われるまま注文したバラのフレーバーアイスがめちゃウマー。でも伝票見て目が飛び出る。うちあわせそのものはまあ順調に。職場に戻って決定事項の整理など、ちょっと残業。 「夕飯の外食先を開拓しようキャンペーン期間」につき、帰りに馬場駅そばの「ステーキのくいしん坊」に寄ってシャリアピンハンバーグ。「シャリアピン」ってもともとステーキの名前だったはずだが、タマネギ散らせば「シャリアピン」と言うものだと思ってやせんかこの店。それはともかく280g食って満足。味も値段に見合ったそこそこの味。 |
| 2月18日(水) |
|
頭が若干重い。今日は『トリビア』観たら早めに寝るとしますか。 仕事。今日は午前中も午後も会議でトホホ。昼、昇龍軒でチャーハン&ギョーザ。午後、外での会議に出かけようとしたところで、巨大企画をお願いしてる京都の印刷所さんが突然やって来る。俺の企画とは別の用事もあったんだけど、オミヤゲがないのも悪いと思って、むりやり楽譜など入稿してしまう。 帰り、なんとなくスパゲッティが食いたくなったが、「夕飯の外食先を開拓しようキャンペーン」の一環として、タントタントには寄らず、新しい外食先の開拓に挑戦。馬場まで歩き、イタメシ屋に入ってみるが、どうも場違いなところに入ってしまたらしく焦る。コースメニュー頼むほど食欲もなく、キノコスパ1皿だけ食って退散。一人でふらりと入る店じゃありませんでしたズビバゼン。中古CD屋で、こんど練習するジュスマイヤー版モツレクのCD買って帰宅。 『トリビア』。モーツァルトの輪唱小品「Leck mich im Arsch(=おれの尻をなめろ)」(1782年)邦訳版初演。ナレーターさんが「国立音楽大学」を「こくりつおんがくだいがく」と呼んでましたが、クニタチじゃなくてオーストリア国立音楽大学かどこかのことでしょうか。ライフガード救助実演のBGMがひどすぎるんですけど。こういう音楽担当の悪ノリは大評価。アメンボタイタニックとか。 そういえば「金の脳」「銀の脳」どころか、「俺(私)のネタが『トリビアの泉』に採用されますた!」って人の話すら聞かないのはどういうことか。累計400人近くにもなるんだから、1人ぐらい2ちゃんねらーがいても確率論的におかしくないのに。それに、投稿者のペンネームがそろいもそろって芸も何もないネーミングなのも何故なのか。まるでコミックバンチの読者欄のような(←根も葉もない誹謗中傷)。 『俺の尻をなめろ』邦訳版を電波に載せた文化的功績は認めるが、実はこれもエロの冒険者さんが2000年10月「一行知識掲示板」に投稿済みだったりするし。もうそのへんの誠実さというか仁義というか、期待するだけ無駄なのだろうか。同業者の「おはスタ」ですら泣き寝入りするしかなかったし。おーはー。 |
| 2月19日(木) |
|
学校(共学だったのでたぶんベースは大学だと思うけど、クラス単位になっていたので高校の設定もかなり混ざっていた)の夢を見る。 各界の有名人3人(女性作家、理系の学者、そしてもう1人がなんと元・酒鬼薔薇聖斗!)が学校にやって来て、新入生である我々にテストを出題するという話だが、テストの内容は全く知らされておらず、しかも出題者じきじきに採点するというのでこっちはドキドキだ。今思うと伊集院の2時間クイズ・むずかシー!に通ずるものがあるな。 はたして教室に1人目の女性作家がやってきた。何が出されるんだ。しかし作家自身はニコニコしてるだけで何もしゃべらず、先生がこれを見ろーと出したのが、いしいひさいちのマンガの1ページを拡大したもの。その中で安倍英みたいなじじいが頬を赤らめながら何かモゾモゾやっている気色悪いコマ、その手元がマジックで塗りつぶされていて、「ヒントはこれだ」と。マジックなもんだから光線の都合で元の絵はちらと見えるんだが、どーもリリアンか何かやっているらしい。見えても謎はさらに深まる。窓際の席からその「問題」が順々に回ってくるのだが、俺は廊下側から2列目、前から3か4番目の席だったのでしばらく待つ。 と、そこに早くも2人目の学者が入ってきて、我々1人1人に昔のグラビア雑誌が配られる。見るとどーも「すっぴん」と「投稿写真」と「cream」と「ロシア美少女紀行」を混ぜたような雰囲気のソフトエロ雑誌。いったいコレをダシにどんな問題が出されるのか、1問目も終わっていないのに女子も男子も騒然となる。そうこうしてるうちに後ろの女子から「1問目」が回ってくる。手には作りかけのクロスステッチ。女子が言うには「クラス全員でこの『リンゴの絵』を完成させてください、だって」。なんか千人針みたいだが、ここから採点者が何を見るんだろうと思うとウカツなことはできん。全員で何の申し合わせもなく一つの図形を完成させる即応性と団結力か。糸がなくなった時などアクシデントが発生した時の対応も採点対象になるかもしれん。とりあえず見よう見まねで、未完成だった輪郭線を延長させるように1針運糸。まだ右上がぽっかり開いていたんで「例の林檎」のような形にもしたかったが、変わったことはせず前の男子に回す。……そこで目が覚めた。 酒鬼薔薇先生見たかった……。 朝のNHKニュース。イランのアザデガン油田開発合意の報に思わず拍手。アメリカが何と言おうと、がんばって橋頭堡を築いてほしい。個人的にはシーレーンの心配が少ないサハリン計画やメキシコラインのほうが期待大なのだが、こういう選択肢は多ければ多いほどよし。リスク分散。 おしごと。昼休み、大昌苑で焼肉定食がつがつ。パチンコ屋の前を通ると、元ハト屋敷の屋根にハトがうじゃうじゃ。ハトじじい、最近見かけないので鳥インフルエンザで氏んだかと思ったが、まだ生きてる模様。くらオリ3月号買う。『チクチワワ』3か月休んで『ササキ様』短期集中連載するらしい。3か月後には、みずしなスレでチワワに言及しただけで住人から荒らし認定されるほどの黒歴史と化してたらやだなあ。 2100過ぎまで残業し、えぞ菊でみそラーメンすすって、帰りはチャンピオン読みながら。『虹色ラーメン』、プリキュアとあずきちゃん登場。「温故」と「知新」をしっかり両立させている馬場先生。 帰って学会ML見る。さきの副将軍・藤倉珊さんから『アバレンジャー』に関し、「ヤツデンワニは次元を超えて通話ができるから、(凌駕たちは)いつでもアスカたちや爆竜と話ができるのでは」との投稿。あーっ、そういえばそうだ! ちょっといい話ワニ。本編最終回でも最後にヤツデンワニの頭の電話が鳴るとかそういう演出があるとうれしかったワニ。問題は黒かマホロがワニのTel番知ってるかどうかワニ。 |
| 2月20日(金) |
|
あからさまにカゼひいたらしく、ノドがガサガサする。合唱の本番終わったからもういいけど。つか、今月アタマから続いた〆切ラッシュを抜けてロコツに気が抜けた模様。肉体も精神も休息期に入りましたか。 音楽の専門家に問い合わせ。やはりおとついの『トリビア』の「コクリツ音楽大学」はクニタチの間違いと判明(国立音大のモーツァルト譜コレクションは世界クラスらしい)。「国立音大」も「アナウンサーが読みにくい言葉」にノミネートしたらどや>『トリビア』。 2000過ぎまで索引作り。フラフラ帰る。あさってコミティアだというのに、まだティアズマガジン買ってなかったことを思い出す。ほんとに余裕のない精神状態。 さぼてんのねぎみそカツ弁当食いながら、やっと今週の伊集院の録音MD聴く。沖縄で松村アシと遭遇した話。もちろん日本ハムの話しかしなかったそうで。伊集院業界では確実に雇用主(みずしな孝之)よりアシのほうが有名。 アクセス解析してみたら、さっそく「虹色ラーメン+あずきちゃん」という検索ワードで来た人が出てくる。「出家信者+と学会+伊藤剛」てのも。 |
| 2月21日(土) |
|
1000過ぎまで朝寝。ただ日記。 『アベンジャー』とかいうアニメの主題歌CD『月蝕グランギニョル』聴く。カップリングも含め「なんだこれは」と絶句せざるを得ない意欲作。カップリング曲のほうなんか転調どころか無調と言ったほうが早い奔放なラインの中に、ぎょっとするほど単純なメロディが出てきてコケさせられるし。3デシリットルの名曲『麗しの乙女』を聴いた時以来のハチャメチャ感。聴き手をブンブン振り回そうという作り手の意図は十二分に達成されてますです。TVで流れているやつはまだ「抑えて」いたんですね。あのOPとEDがちょっとでも感性のフックに引っかかった人は、ぜひCD買ってフルで聴いてみることをおすすめします。ダメな人は絶対ダメな部類の音楽だけど。 それと驚いたのが、ヴォーカル抜きのオリジナルカラオケは案外普通に聴けてしまうところ。この楽曲の狂いっぷりは、歌い手も存分にスパークしないと引き出せないんですね。カラオケで歌おうと思ってる人はその点よく留意しておくこと。 そんなかんじで一日が終わる。明日はコミティア。 |
| 2月22日(日) |
|
『デカレンジャー』エピソード2。赤×青、赤×犬、緑総攻など早くもいろんな構図が。石野真子の飼い犬はまちがいなく総受っぽい。ええーっ木野っちもう降板!? あんな贅沢なキャストがゲストだったとはビックリだ。 8時前、カバンかついで有明に向けて出発。夕方雨が降るという予報だったが、コウモリ傘は持たず、折りたたみをカバンに搭載するのみにしておく。電車に揺られていると、俺の前に立ってた女がいきなりしゃがみこむ。何かと思ったらぺたぺた化粧をしだした。まー俺もぺたぺたティアマガのカタログチェックしてるのでドウコウ言えません。 ここまでは順調順調。しかし高田馬場で、嗚呼なんたることか今日委託する『大宗教学』をカバンに入れるの忘れたのに気づき、目の前が暗転。消え去ってしまいたい。 完全にテンション落ちたまま山手線に乗り換える。テンションは低いが、なぜか嗅覚だけは妙に鋭く、隣のおやじの尿臭、ニンニク臭、なんともいえない口臭などがすごく気になる。こういう時は自分のニオイにも敏感なので、さらに自分で自分が嫌になる。 ビッグサイト到着。家主の新田さんが来るまでチラシのお片付け。触手オンリー即売会と女装少年オンリー即売会の主催者がよく見ると同じ。なんともベンチャーな方もいたもので。じき新田さんも到着。 開場。今回もいつものところをざっと回る。滝季山さんにご挨拶。「例の本」についておほめの言葉を賜る。もったいなや。 春先小紅先生のブースでは、佐藤丸美・神田森莉両先生も本を持って直参。病人のジェットストリームアタック、と言ったら悪いか(「さて問題です。この中で仲間外れはだ〜ぁれだ?」)。それにしても神田先生はやはり神田先生だ。この2人と同じブースで並べる売り物が『白血フェラ』はないだろ『白血フェラ』は。菅野美穂の隣でヌード写真集売るような。どういう比喩だ。 【木持アート出版】は待望の『スーパーレディ レナちゃん』第二部予告編リリース。予想通り快男児ロンリーはまだ登場せず(笑)。下手するとロンリーのスカウト話は一切出てこず、パラティオ大陸でいきなり合流してきそうな気がしてきた。 新しいところでは【FuniFuniFesta!】。サークルカットのメガネにちょっと心惹かれるものがありチェック。ほのぼのとした学園文化部マンガの小品。 さて、これもカットチェックだが、なんと「OHMURA 55」と書かれたピンストライプユニの背中をどんと描いた、まるで俺をピンポイントで狙撃するかのような【さきがけグルーヴ】なるサークルに行ってみた。『俺たちの誇り(仮)〜お試し版〜』とイカニモな題の無料配付本を開くと、いや、これは熱い。ちょっと今回はこの本をフィーチャーさせてもらう。 まず基本設定にぶっ倒れた。ロッテを解雇され、ないしは引退した日本人元選手や外国人を集めた「ニューヨークオリオンズ」をボビーが率いて山本マリーンズに勝負を挑む、マリーンズが負けたら本拠地をニューヨークに移転、「事実上パ・リーグから追放されてヴァレンタインの私物と化してしまいます!」(←なんだそれは)……まさに「これぞマンガ」と言うべきアストロな荒唐無稽ぶりである。 さらに問題はスタメンだ。マリーンズの先発はなんと薮田、打順は小坂・モロ・幸一・初芝・イワオ(このマンガを企画した時点ではまだ戦力外ではなかった)・福浦・立川・将海・サブローと、山本というよりは水島新司先生が描きそうな純和風ラインナップ。泣かせるのがボビー軍だ。先発ヒルマン(当然エリックのほうだ)はともかく、1番がいきなり松本(!)、2番フランコ(当然フリオのほうだ)、3番が怪盗黒バラ! 作者ビトさんは相当ローズに活躍してほしかったらしい。4番石井アニキ5番ボー様6番早川(しっぶぅ〜!)。んで、1回で「(肩に)アケボノガノッテイルヨウナンダ!」(笑)と降板したヒルマンのあとを投げるのが後藤だってんだから。もう、第1次ボビー政権を知ってる世代のファンなら涙なくして見られませんよお客さんw。 絵はお世辞にも上手いとは言えず、木持アート出版ほどのパトスも感じられない、ぶっちゃけ高校生が授業中にノートの余白にしこしこ描く1コママンガレベルの絵だが、そんな稚拙なデッサン力でそれでも一生懸命にボーリックやフランコの例のフォームを再現している。また、いかにも野球ファンが描きそうな、デフォルメ技術とかもなく自分の画力の限りせいいっぱい実物に似せようとがんばっている似顔絵もほほえましい。福浦の頭部とか。 しかも作者はどうやら外野自由席の常連らしく、観客の描写がめったやたらと細かい。両軍のファンはちゃんとレプリカユニを(前ボタンを開けて)着込み、バッターが出るたび 「小坂かわいいよな……嫁さんにしたい……」「無理だ」 とか 「でも(ボーリックの)あのお尻がステキ(はぁと)」 とか 「早川……元・ロッテ太り組!」 とか、いちいちくだらねぇ(※ほめ言葉)ツッコミを入れ、そして実際の試合そのままの「作法」で応援の雄叫びを挙げる。 この「応援の再現」が本作のキモの一つと言ってもいい。フランココールや投球動作中の「おおおおお〜」や「モーロ!モーロ!」など、普通の読者が読めばただの擬音にすぎんが、球場に出かけ、あの一種宗教的パッションの奔流に身を任せたことのある人間が読めば、実際の外野応援団の雄叫びがまざまざと甦ってきてしまう。「空気をふるわす」石井コールのあたりなんか、読んでる俺までジーンときて「おーおーおおーおーおーおーおー!」と叫びたくなってくる。おまけに別に描いてもいない「あーつくなれ石ー井ー!」まで歌ってしまう罠。あえて言おう、『ドカベン プロ野球編』が決定的に欠いていた大切なサムシングが、ここには十二分に詰まっている! 『ドカベン プロ野球編』の試合風景の何が一番アレかって、観客描写のウスさだと思う。現実世界に架空の生き物をねじこんでお話を作る場合、その「架空」の部分以外はとことん「見た目の現実感」を追求するのが常套手段じゃないスか。それを、インプレイ中も平気で応援団が旗を振ってる無神経さ(注:1995年、新庄のホームランを阪神応援団が旗でたたき落としちゃった事件以来、どこの応援団もプレイ中は旗を挙げないことにしている)もさることながら、打席などで流れてしかるべき応援歌がほとんど出ない、こうした「ありえなさ」が、現実とのシンクロ率を下げている要因なのではないか。水島がロッテ戦なんかナマで観るこたぁないのは百も承知だけどさぁ。鳴り物応援に否定的であろうことも分かるけどさぁ。 以前も書いたけど、歌舞伎の公演には落ちついて観劇する客もいれば「いよっ、●●屋!」と掛け声をかける客もいて、その双方が座席上でも住み分けをし、お互いの存在を認め合っている。歌舞伎の声援担当客が「歌舞伎という文化」の一部として認知されていることは疑いようもないだろう。しかし野球はまだその領域まで円熟していないようだ。内野と外野、球場での住み分けこそキチンとされてはいるが、内野派の観客からは今もなおしばし「外野の応援ウゼェ」論が噴出する。アメリカのボールゲームはボールゲームとして、日本の「野球」は別の文化として、あの「応援行為」も込みで「野球という文化」を形成しているんだと俺は思うんですけど。そのことをこの同人誌は再認識させてくれる。それに外野で応援してても打球音はけっこう聞こえるもんですぜ。 まあ、「ありえない」と言えばこのマンガも、マリーンズの5番DHとしてバッターボックスに立ったイワオが「イワイワオー」を背に 「あれ程嫌だったこの応援……今ではこれ程嬉しいものはない!」 なんてモノログったりしてますけど、絶対こんな殊勝なこと思わねえー! それでも、「見た目の現実感」の前には、 「こうしてまた大村さんを応援できるなんて」 「それだけで、幸せね」 と涙するライト側女性ファンと一緒にこっちもついついほろりと来てしまう。きっと作者の魂の代弁なのだろう。あとがきを読むと、作者はここ1年ほどの中で「一つだけ、そして最大級に悲しいこと」としてイワオの退団を挙げている。あのサークルカットも、その無念のあらわれにちがいない。それだけに胸を打つ。打たれてるのは俺だけですか。 残念ながら本作は未完成で、まだ2回の攻防が終了したところまでしか描かれていない。2回裏、イワオ三振(うえーん)ののち、福浦ヒット(出塁後の福浦コールにちゃんと手を上げて応えている)とサンバデジャネイロに乗って入場した立川フォアボールで1死1、2塁。「(ぱーぱーぱぱー、ぱーぱらぱーぱらぱ、ぱーぱーぱぱーぱ)ロッテ!」がフルコーラス終わらないうちに将海タイムリー、マリーンズ先制。さらにサブローの打席では「らーらーーららら、らーらーーららら、らーらーーららら、打て打て打て打て!」がかかり、マンガの中の観客も読者のほうもヒートアップ。しかし後藤ふんばりサブローダブルプレー。ここ以降は次回のコミティアで刊行されるという「完全版」を楽しみにするほかなし。イワオの活躍も第4打席あたりになるか(うえーん)。 帰りもなんとか太陽が出ている。よかった、雨降らなくて。 駅のホームで、さっき別れた新田さんとまたバッタリ。小杉あやさん、海明寺裕先生もいた。海明寺先生とはおそらく初対面。「『ファイナルファンタジー』読みました!」とご挨拶したが、もっと最近の作品を出せばよかったじゃろかー。でも好きなんだもんあの『ファイナルファンタジー』。つか下手したら今日びの若いオタクには「愛犬マンガ家・海明寺裕は……FFをコミカライズしたことがある」てのがトリビアになるかもしれんのう。 1700、武蔵関で途中下車して今年初TEXAS。肉の仕入れができなくなって吉野屋みたいな惨状になっているかと思ったが、ちゃんと営業しててヨカタ。先客の茶髪のあんちゃん4人組が、まいうーまいうー言いながらステーキ食ってる。ロース200gミディアム頼む。実は俺、牛のロース食って「おいしい」と思った覚えはほとんどない。焼肉でもカルビとかハラミのほうが好きだし。しかしTEXASのコレはめちゃウマ。例によって香辛料とかソースとかほとんど使わず、肉でーんと置いた上にバターぼとと落としただけなんだが、もう醤油もおろしニンニクもつけなくても、これだけで熱々のところをきこきこ切って食らうと、熟成によりアミノ酸の旨味をたっぷり発生させた牛の屍肉の滋味が口中に広がり、さっきのあんちゃんならずとも「まいうー」言いたくなる。 帰宅。今日から第30回嘘競演投稿スタート。でも休息期のローテンションな脳味噌ではさっぱりいい嘘が思いつかない。今回は欠席するかも。 |
| 2月23日(月) |
|
あったかいんだけど風が強く、体感温度はかなりアレ。 こないだから読み始めた『あなたはどんな修行をしたのですか?――オウムからの問い、オウムへの問い』(NCC宗教研究所、富坂キリスト教センター編、2004年)引き続き。オウムにハマった若い衆ってのは、基本的に自分が一人で「生きてる」と思ってるんじゃないか。世の中便利すぎて、生きていくのにそんなに苦労してないから、自分がいろんな人間のRELATIONの中で「生かされて(生存を許されて)いる」という実感を持ってないんだろうね。よく言われる「物質文明が精神を貧しくする」って謂いの本質は、こういうことなんだろう。 思えば、20歳かそこらで「親に食わしてもらってる身で天下統一するのも気がひけるけど」(『ケンカ一代バンカラ野郎』より)というセリフを書けたながいけん閣下のクールな自己認識は、さすが天才と特筆していいかもしれない。「オウムには頭のいい若者ばかりが惹かれた」と言うが、こういう想像力のなさ・自己客観視の欠除を見ると、どーもそうは思えないんだが。 グッタリして仕事らしい仕事もせず。昼食、レッドピーマンでカルカッタ。午後もダラダラと。デザイナーさんとこ行って、某企画でお世話になった他の出版社さんに届けものして、そのまま直帰。 夕食、キーマカリーと気休めにもならんクズ野菜サラダ。先日来所沢を震撼させてきた消防ぶんなぐり魔、容疑者逮捕。福祉施設に勤める35歳の男とのことで、実名も出ないしかなりデリケートな扱い。 右目が眼精疲労につき、2230頃さっさと就寝。 |
| 2月24日(火)【ここまでは2004.04.25更新】 |
|
右ヒジがめちゃめちゃ痛い。きのう先発延長17回投げ抜いてしかもシュート多投したような覚えはないので、寝違えでもしたのか。 去年の6月エヴァに影響されてママン撲殺した23歳バカ男に懲役14年の判決(求刑15年)。アニメやオタクメディアが直接犯罪動機と認められた待望のケースだけに、嬉々としてかみついてくるオタク亡国論者がわいて出ると思ったが、それほどじゃないですね。エロ犯罪者の自室からエロマンガが出てくるたんびに大喜びで喧伝するぐらいなら、こっちのほうが確実にオタクへのダメージを与えられるというのに。さすがにこんな激レアケースでは一般化できないと見たか? それともジャパニメーション輸出に響くと思ったか? ガイナは何かコメントするのだろうか。まあこういうバカチンのことまでいちいち心配してたら、ピンポンパンすら放送できなくなるし。 ヒジの痛さに耐えつつ仕事仕事。曲げ伸ばしすると痛くなるので、なんかC-3P0になったかのような動きになる。昼食、ティーヌンでセンレクヘンとレッドカレー。 午後、信濃町へ届けもの。行き先は学会とは無関係とは言え、やはり信濃町はこわい(涙)。コミケ開催中の国際展示場駅もカタギの衆から見たらこんな雰囲気なんじゃろかー。恐怖のあまり、そのへん座ってるおっさんまで大作に見えてきてしまう。ケダモノに襲われた直後のファー様状態であるな。つうか疲れてるだけです。 帰って、職場に届いてたダヴィンチ3月号読む。特集「年下クンでうるおい補給」を読んでいて倒れる。 > 『爆竜戦隊アバレンジャー』 > 写真:冨田翔(三条幸人=アバレブルー役) > もう一つの地球ダイノアースから襲い来る「爆 > 竜」との戦い。主演の冨田翔と仲間はもちろん、 > 正体不明の白いコートの男役・田中幸太朗のク > ールな美形ぶりにも注目。 ええと、襲い来るのは爆竜じゃなくて……いつから青が主演に……元の勤務先もバレバレなアバレキラーが正体不明とは……あうう。あちこちでボロクソ言われるだろうなあ今月のダヴィンチ。 帰って鮭弁当と納豆と生タマゴ。 アクセス解析。【萌える反戦運動!CL.A.W.(クリックforアンチウォー)】というサイトで、アレが紹介されてるのをハケン。ハズカシイ。 |
| 2月25日(水) |
|
読売朝刊「編集手帳」欄、今日は特にムチャクチャ。「白黒ついてない状態で始めた戦争に大義はないと言うが、イラクは今まで『限りなくクロ』と見られても仕方ないことをしてきたじゃないか!」と。「かつて大量破壊兵器を使ったことがあるから攻撃していい」と言うなら、元・オウム(現・アーレフ)から元・大日本帝国(現・日本国)まで攻撃対象になるし。……つうか、その「限りなくクロ」な国を攻めたのが、世界で一番大量破壊兵器を保有している真っクロもいいとこな国だというのが大問題であって。 もう「大義」云々でこのイラク戦争(と日本のイラク派兵)を正当化するのは無理がきているというか、言えば言うほど墓穴を掘るような気がする。だってもしアメリカ自身が「すいませんやっぱ大義ありませんでした」と方針転換したら一気にハシゴを外されるカタチになるし。ここは正直に、「大義がなくてもアメリカの言いなりにならなければいけない理由」を白状する方向で国民の理解を得るのが長期的に見ても日本のためになると思うんだが。現実を正面から見つめる勇気はないんですか。それが「日本の誇り」というやつですか。 味の素特許裁判で、2億円判決。中村教授とは比べ物にならないぐらい社内で厚遇されていてもコレか。厚遇されていたからこそ中村教授の50%に比してこっちは「5%」と判断されたのか。この「5%」が少ないか多いかも、難しい問題である。 今回の味の素は、本にたとえたら、出版社が著者にどっかどか資料を与え、カンヅメ用ホテルまで用意し、あまつさえ関連子会社の社長というポストまであげた状態と言えよう。ペンやインクや原稿用紙から何もかも自分で造り出して原稿書いて、原稿料2万円で済まされてしまった中村教授のケースと同様に考えることはできないし。それが50% と5%の差なんでしょうか。どうなんでしょ。何も語ってない日記。 「ダヴィンチ」で中森明夫が、「世にあるエンコーを扱った映画や小説などは、オチで少女に倫理的罰を与えているのがイヤ」とか言ってた。 たしかにそれは純粋に物語の作り手の願望であり、現実にはなんら倫理的罰を受けずのうのうと生きている元エンコー女はウジャウジャいるだろう。でもそれ言ったら中森こそ逆にエンコーリスカコスプレを浪漫化しすぎるキライがある。エンコー女に倫理的罰を与えなければ気が済まない作り手たちと同様、中森の解釈もまた現実に則していない。ぶっちゃけ言ってしまうと、美少女ばっか使うなと>中森(笑)。 俺は声を大にして言いたい。そんなにエンコーをありのまま肯定的に捉えようというのなら、ためしに現実と同じ割合だけブスを混ぜてエンコー映画撮ってみろと。エンコーするのもリスカするのもコスプレするのも大多数はブスだし。ブスのエンコー、ブスのリストカット、ブスのコスプレ、さあ、それでも中森はエンコーやリスカやコスプレを擁護するのか? ぜってーそうは思えない。なんか美男美女ばっか揃えて障害者ドラマ撮る連中と同じく、現実を隠蔽する方向でしか作用していない気がするんですが。「エンコーに倫理的罰を与えたい派」vs「エンコー全肯定派」のイデオロギー闘争でしかなくなってしまってるんですが。現実を描き出しているようなフリして個人的ドリームを描かないでいただきたいんですが。 ヤフーBB、全顧客情報流出。ヘタに手広くモデムばらまいてたせいで、被害は空前の数百万人規模に。俺はヤフーじゃないから関係ないけど。Bフレッツに追いつけ追いこせでナリフリかまわず商売広げるだけ広げて、その果てがコレですか。このセキュリティの甘さ、300万もの顧客を抱える巨大産業という自覚が全く感じられないです。悪い意味でベンチャー意識が抜けていなかったのかもしれないです。なんだかなあ。 チヅオって、オウムにいたのと同じ期間、東京拘置所にいるんだよな。 そんなことをいろいろ無節操に考えながら過ぎる一日。 昼飯は天一。夕飯は神戸屋のパン。 |
| 2月26日(木)【ここまでは2004.05.01更新】 |
|
読売朝刊「時代の証言者」、先日からVAN創業者の石津謙介。「センスあふれる同人サークルが商業展開でも大成功、しかしそこに企業のイケイケ論理が導入されダメになっていく過程」が淡々と語られ、涙なくしては読めないぞ。こういう「逆プロジェクトX」話も、もっと後世に語り伝えていくべきだと思う。特に今みたいな、同人がすぐ商業ベースに乗せられるご時世。 雑誌仕事を中心に。昼は大昌苑で肉焼く。帰りにエチオピアカレーに寄ってチキンカリー。もう少し職場に近ければ、もっと足しげく通うんだが。 『あなたはどんな修行をしたのですか?――オウムからの問い、オウムへの問い』、ギリギリ読了。鈴木正三先生がけっこう面白い。島岩先生の論考も、チヅオの神秘体験を「アリ」と認めた上で、その神秘体験をチヅオが独学で得たつまみ食い知識をこねくり回し自己流に体系づけていく過程を豊富なツッコミとともに分析していく手法で、「やっとこういうアプローチの論考が出たか」と感動。まさにこの本は、第二次大戦におけるベアキャットかスカイレーダー、アイドル界における高橋由美子にあたる、「もっと早く実戦投入されていれば」的物件。 【最後通牒】さんから閣下ページにリンクはられて、アクセス数がすごいことに。 MD再生して昨夜のコサキン。あの名曲『金曜日のライオン』のリメイク版がかかる。う〜ん、やっぱりオリジナル版のほうがオシャレだった……。 あしたは、逝ってきます。 判決もその後の展開も分かり切ってますけど、その周囲の状況を少しでも自分の肌で感覚しておこうかと思いまして。 もちろん、そう言う自分自身もまた「周囲」の一部になることは覚悟の上で。 |
| 2月27日(金)【この日だけは2004.02.28更新】 |
|
昨日までのポカポカ陽気はどこへやら、いきなるガクンと寒くなる。最高気温が昨日比10度も下がるんだと。でも明日からまた暖かくなるんだと。それは今日のチヅオちゃん祭りに集結せんとするヤジ馬へのイヤガラセですか。 オウム特番のビデオ予約をすませ(今回はTBSの勝ちだな)、朝方だけ職場へ。事務や伝達のみこなし、無理矢理休暇をとる。コートとマフラーびっちり着込み、こっそり目指すは霞ヶ関。なんとまあヒマな。 1015頃、丸ノ内線で霞ヶ関駅到着。A1出口から地上にはい出ると、青くまぶしいピーカン空にヘリがぶんぶん飛んでいる。裁判所の周りをぐると回ってみる。警備のおまわりさんも当然ながら増量状態だが、それにもまして、正面玄関や通用口(車が入るところ)周辺には脚立やカメラ持った報道陣がうじゃうじゃと。日本人だけでなくあからさまに外国ビトもちらほら。路駐もし放題。雰囲気はいたってマターリと。開廷直後で、屋外担当スタッフはひと休みといったところですか。 ひきかえ、ケータイ持った純粋なヤジ馬らしき人々は数名ぐらいといったところ。傍聴券抽選には何人並んだんじゃろうか。2ちゃんねらーが祭りでもやってるかと勝手に期待してたので少々拍子抜け。 ヤジ馬の姿を求めてフラリと日比谷公園へ。大噴水前にもそれらしい人々は見当たらない。ベンチに座ってひなたぼっこ。文字どおり余生を持て余すじいさんとか、自主製作映画でも撮ってるらしい学生とか、太陽光線補給を兼ねて散歩に出た親子連れとかが、ハトやスズメやカラスと共にぼけらーとした時間を楽しむ。ほんの300mほど先でイヤな歴史が刻まれているとはとても思えない、なんとものどかなごやかな光景ですね。 公会堂、図書館、野音裏の小噴水方面を回って、1100頃また裁判所前に行ってみると、ヤジ馬は3、40人程度に増えていた。どれが純粋ヤジ馬でどれがサマナかいまいち分からず。サマナは衣服に「あのマーク」を刺繍しなければならない法律でも作ってくれると便利なんだが。ユダヤ人みたいに。 また付近を散歩。千代田線の例の地下鉄サリン事件記念プレート(記念じゃない記念じゃない)を見ようと駅に降りていくと、改札前にもNHKとフジのカメラクルーが居座り、くだんのプレートの前では誰かを囲んで大がかりなインタビューの最中。 普段なら馬場のロータリーとかでどっかのTV局が雑踏の資料映像を撮っているのを見るだけでもドキドキしてくるもんだが、こうマスコミビトが当然のごとくうようよしてると、なんだか千葉テレビがロッテのファン感謝デーを取材しに来てるんだなー程度の感覚になってくるから面白い。 1130、日比谷公園に戻る。さて松本楼で優雅にランチタイムでも楽しみますかにょと思ったら満員で、しかたなく図書館の地下食堂でハンバーグと白身魚のフライ(610円)。昼ということでここも徐々に混みはじめ、食っていると向かいにおじさまが相席してくる。これがオウマーだったりしたら面白いエピソードなんだが、残念ながら手にした書類にはFTAがどーのこーのとしか書いてなかった。 裁判所前に戻る途中、通りすがりの女が「2ちゃんねる云々」と話していたのが耳に入る。やっぱりいるらしい。デジカメ片手に黒いスーツを着込んだ男たちも、最初は若手弁護士さんかなとも思ったが、ヒマワリバッジをつけてないので、おそらくエージェントスミス祭りの残党と推測。 地下鉄出口そばでは、オウムとはなんの関係もないアカ団体が、オウムとはなんの関係もないアジ演説をぶち、オウムとはなんの関係もないビラをまいている。正門前でも野次馬に混じって、サマナっぽい男がデッチアゲだとかなんとかギャーワー言ってるけど誰も聞いちゃいねえ。 判決公判は休廷らしく、ちょっとだけ開かれた正門前からはゾロゾロ人が出てくる。各社カメラクルーは臨戦体勢。マスコミビトさんの会話を拾うに、やっぱり主文は後回しになってる模様。歩き回るのも疲れたので、正門前、出入り口から少し離れたジャマにならないところに陣取り、定点観測開始。「裁判所」のカンバンの前にはりつくように、NHKビトテレ朝ビト共同通信ビトなどがベースキャンプ(脚立立ててるだけですが)設置して待機している。 1230頃、誰か有名人が出てきたらしく、入り口前でモミクチャになる。しばらくしておまわりさん集結。階級上っぽい人が「ちょっと正門整理してくれ」とか言ってる。 50分頃か、今度は俺の目の前で、ちょっと見覚えあるようなわりと恰幅のいい白髪のメガネおじさんを囲んでインタビュー大会始まる。他局のクルーやヤジ馬も殺到し、正門前の歩道はコレステロールの詰まった血管のごとき様相に。おまわりさんは「ふくらまないでくださーい!」「通路あけてくださーい!」って、なんだかコミケ準備会のようだ。みなさん、「知る権利」をカサに着た通行のジャマはいかんよ。なるほど、ふだんニュースの裁判報道で見かける「あの絵」ってこうして撮られてるんだ。 20分ほどしてまた誰か、こんどはもう少ししょぼくれたおっさんが中から出てきて、またインタビュー大会、またコミケ準備会出動。すると、大きな袋持った女がその脇をスタスタ歩きながら「神奈川県警も処罰しろー!」とかなんとか金切り声をあげる。なおも他の女が「警察は創価学会ー!」と叫びつつヒットアンドアウェイ。別のおっさんも通りざまに「犯罪者が犯罪者を裁けるのかー!」。マイクに入るかどうかは知らんが。河野義行さんの家にイタズラ電話かけた連中もこういう人種なんだろうな、とふと思う。本当にそれが「正義」だと思うのならもっと堂々とやれよ、と。 裁判所前を通る通行人も、この大群衆をいぶかしげに見ていく人もいれば、理由を察してアアという顔をする人もいる。全く関係なくジョギングする人もいる。他の裁判の関係者もいっぱい来る。日常の中に突如現出した狂騒。俺もその一角を担ってしまっているわけですが。 休廷時間が終わると、正門前はまた静かになる。マスコミビトさんたちはチヅオ出待ちの相談ヒソヒソ。「裏をかくつもりか」とか「見張りを」とか、ジャニの追っかけのようで。まあどんなに裏をかいても、こっちから出てくることはなかろう。チヅオを見たいなら裏手に回ったほうがいい。でも俺はとりあえずここにいます。だって陽が当たるし。通用口側で張ってる人たちは寒くて大変だろうな。 1330頃だろうか(時計を持ってないので正確な時間がわからない)、今度はデンパじじい出現。先っちょにヒョウタンとか野菜とかいっぱいくくりつけた物干し竿に、自分のデンパ主張書いてパウチした紙をいっぱいくくりつけてノボリ状にしたものを担いで、又吉イエスを思わせるハイテンションなアジをぶちながら正門前を行ったり来たり。なんでこういう人種は、人の集まるところに出現したがるのだろうか。そんなに人恋しいのか。 1400頃か、TBSビトがアナウンサー立たせて正門前で何か撮影。俺の後ろで待機していた読売のカメラマンたちがすき屋のカレー丼テイクアウトをぱくぱく喰いはじめる。朝日のカメラマンと談笑してたりする。最前線の兵たちはそこそこ仲が良いのか。NHKビトたちのところにも上司らしいおじさんがお疲れーと仕出し弁当&お茶を持ってくる。閉廷に向けて鋭気を養ってください。 それにしても長い。ふつう判決公判て言ったらアッケナイほど早く終わってしまうものなんだが、13件ともなると事実認定だけでもすごい時間になるらしい。 1430頃、白い人4人組が器材持ってやって来る。カメラとか全く見覚えのないメーカーのものだが、「MADE IN GERMANY」と書いてあったのでおそらくカスタネット星国の星ビトさんだろうと。で、歩道のド真ん中に三脚立てようとしておまわりさんに排除されるのだが、言葉通じてなかったぽいから、おそらく日本特派員とかじゃなくて、はるばる星国から来たのだろうと。 駅のトイレに。出口を降りたところを警備してるおまわりさんをつかまえて、変なあんちゃんが「あいつを死刑にしてください!俺もアタマ来てるんですよ!」と力説している。おまわりさんに言ってもせんないのだが。人の集まるところにデンパも集まる。俺もその一人。霞ヶ関のトイレはちゃんと紙も備え付けてあって助かる。 定位置に戻ると、桜田門方面に通ずる路上で「パーン!」という音。ヤジ馬と報道陣はハッとするが、おまわりさんたちはいちいちハイヤーのパンクごときにかかわってるヒマはなくそのままスルー。それより厄介なさっきの物干しじじいが再びせめてくる。ドイツビトが撮影していいものかどうか困惑している。数分後、おまわりさんにカエレと追い出される。判決主文が近くなり、ヤジ馬も徐々に(ほんとに徐々にだが)増え、一人でブツブツつぶやいてるヤバげな奴もウロウロと。 こんなかんじで外はそこそこ退屈しないが、判決理由がダラダラと朗読されている中はどうなんだろうか。雲が出てきて気温も下がる。 ドイツビト一行、撮影開始。短髪のかっこいいゲルマン系アナウンサーさんが早口のドイツ語(たぶん)でいろいろしゃべってましたが、最後の「ショーコーアサハーラー、オムシンリキョー」以外聞き取れませんでした。 ふと背後から「あのーすいません」と話しかけられる。げげっ、あたしはタダの野次馬ですからもっと面白そうな人にインタビューしてくださーい、ほらそこのサマナっぽいおねーさんなんかお勧めでゲスよ、と逃げようと思ったら、「オーストラリア公共放送の者ですけど、今、裁判はどこまで進んでいますか?」。俺も知りたいです。つうか知りたかったらテレビ観たほうが早いと思います。 1500過ぎだろうか、各社クルーが一斉に動きだす。ついに判決キター!か。ずっと閉ざされている側の門扉にもヤジ馬がびっしりはりついているが、どれがサマナでどれが一般の馬かよくわからん。 スタンバイから10分ほどして、中から「死刑ー!死刑ー!」と叫びながら男が走り出てきた。ここで2ちゃんねらーたちが「死刑」コールでも始めるかと思ったが、ヤジ馬たちはただ「死刑?」「死刑!」とザワザワするだけ。むう。ノリが悪いのう。(そういう問題ではない) でもさっきの死刑男の後からは誰も出てこない。さてはフカシか、と思ったら、おまわりさん再び集結。本隊が法廷から出てくるのはこれかららしい。で、傍聴人などゾロゾロと出てきて、それに殺到するマスコミビトさんとヤジ馬で出入り口付近は局地的大混雑。見ると、裁判所前の道の向こう側や中央分離帯にも見物人が。空にはヘリが少なくとも5機か6機は低空旋回していてうるせえ。くやしそーなツラでさっさと出てくる若い衆はサマナですか。弁護士たちもゾロゾロ出てきて、準備会も通路確保に大変だ。 TV局はカメラを回し、新聞社は一眼レフのシャッターを連射し、ヤジ馬はデジカメや写メールをぱしゃぱしゃ。俺も記念に写真何枚か撮る。桜田門方向から、「麻原に極刑!!」と大書された手製のノボリをつけた自転車が走ってくる。んー、30分ほど遅かったねー、がんばったんだけどねー。 おまわりさんが交通整理用のコーンをあらかたかたし、マスコミビトさんも続々帰り支度をはじめる。このへんかな、と思い、1630頃駅へ向かう。地下鉄に入ったとたん、暖かさに疲れがドッと出てくる。かなりカラダ冷えてます。 千代田線改札口でもNHKが撤収にかかっている。ゴミ箱がないことにやっと気づく。「2月27日まで撤去します」だと。営団地下鉄が改名しようと、悪夢は終わらない。ホームの水道で葛根湯一服。 すっかりフラフラになりながら職場へ。留守中に出てきてたゲラをチェック。俺マジメー。1800過ぎ退社。高田馬場の五右衛門でハーフ&ハーフのBセット(1555円)ちゅるちゅる。ウマー 家に帰りつき、机の前にどっかと座ってから、改めて9年という時間に思いを馳せる。実際、1995年からずっと自分の中の時間は止まっていたような気がする。地下鉄サリンの日の思い出が、つい昨日のことのように思い出せる。目覚めたらいつのまにか2004年になっていたリップ・ヴァン・ウィンクル状態。気がついたら21世紀だし。俺もこんなに老いさらばえてるし。『大宗教学』も20号超えてるし。この9年、俺は何をやってきたんだろ。何ができたんだろ。 何やってんだろうというのはシャバも一緒で。結局俺たちの社会は、オウムを「特殊例」と切って捨てて、この一連の現象から何も学ぼうとしない(トンチンカンな解釈は山ほど出てきたけど)まま、9年も無駄な時間を過ごした。それもこれも、社会にとっての「オウム」が、1995年のオウムフィーバーの際に消費されきってしまったことに尽きるだろう。 こないだアクセス解析してたら、日記でウチのオウム替え歌を紹介してくれてるサイトが網にかかった。ただ、そのサイト主さんがオウムについて「ぶっちゃっけ,マスコミが熱中していた頃にはすっかり飽きちゃった」と仰っていた(で、いまだにオウム替え歌なんか作っているウチに対して驚嘆の賛辞を寄せてくれているわけだが)のが妙に気になった。「飽きちゃダメだろ」と。流行とやらについていけない人種の気持ちはわからんでもないが(俺もそうだし)、オウムは「流行」とか「今話題の」ですませていい現象じゃないだろと。 「オウムは日本のカリカチュア」というのが俺の変わらぬ持論だ。日本人がオウムにあれほどの異常な興味を抱いたのもそのせいだと思う。そして、アレが実は自分らをデフォルメ・戯画化・嘲笑したパロディ的産物だと無意識のうちに気づき、アレを正視できなくなった。だから日本人はアレを「特殊例」てことで突き放し、短期間のうちに思いっきり「消費」する方向で、結局は風化させる作戦をとった。だから何も残っていない。だから何も変わっていない。たしかに対症療法はいろいろ開発されたが、予防とか体質改善に向けた処方は何もなされていない。 チヅオやサマナどもの精神状態についても、不可解だなんだといろいろ言われているが、そんなに難しいことではないような気がする。「自分が奴らの立場にいたらどうするか」、想像してみるだけでいい。ただしキレイゴトは抜きでな。勇気を持って自分のヘタレな部分と真正面から向かい合った上でイマジンしてみること。ほら、チヅオが一言も謝罪の言葉を口にしない理由も、サマナどもがオウムから出て行かない理由も、丸分かりだろう。だが、そこまで自分のヘタレ、自分の中のサマナ的な部分と向き合えない(目をそむける)人間には、一生分からない。自分で分かろうとしないものを、どうやって他人が説明して分からせることができるだろう。オウム現象のけっこう本質的な部分を語っている本や論考やサイトはいくらでもあるのに、一般マスコミではいまだに浅薄なオウム論しか語られない理由は、そのへんにある。 これは予言だけど。 2015年頃、また似たような現象が引き起こされるだろう。 オウムを知らない世代によって。 連合赤軍を知らない世代がオウムを作ったように。 この判決で事件が全て終わるわけではなく、これからまた始まる憂鬱な数年間へつながる単なる通過点にすぎない。あんのじょう弁護団は即刻控訴したそうだし。今度は「チヅオの娘の代理人」が私選弁護人につくらしい。どの娘かで話はだいぶ変わってくるが。アーチャリーのだったらまたコジレるだろう。あーあ。 それでも、来るべき「第二次オウム事件」(「第三次連合赤軍事件」と言ってもいいかもしれない)勃発まで、わずかながらまだ時間は残されている。次の被害をいくらかでも軽くするための方策を、少しでも考えていかなければならない。今度の「オウム」は戦術核でもぶっぱなしかねない。それでも、10万人ひっかかるはずのところを、1万人死ぬはずのところを、少しでも犠牲者を減らさなければならない。 せめて今度の二審は、そこを鮮明にする方向で進んでくれれば、と心より願う。 NEWS23で、滝本弁護士がちらっと西村新人類さんのサイトに言及するも、筑紫にあっさりスルーされる。西村さんのところにはいまだどのメディアからも取材やコメント依頼が来ていないそうだ。そりゃたしかにあの激烈な毒コメントを公共の電波や印刷物に載せるのは難しいかもしれんが、オウムに関しては日本でも50傑に入る論客、しかもあの独自の視点は、オウムの実態を立体的に浮き彫りにする上でものすごく貴重だと思う(滝本弁護士もそれを知っているからROMってるんだろう)。『オウム真理教大辞典』買った時に書いたことと重複するけど、西村新人類を使いこなせないマスコミの見識のなさにはほとほと暗澹とする。 アクセス解析すると、さすがにオウム関連の検索ワードがずらりと上位を占めるが、それでも先日の宅間くんフィーバーに比べればゴミのようなもの。ネット世界でもオウムは「消費」されたらしい。やっぱりさっきの人みたいに、「オウムは飽きた」ってスタンスがネットのトレンドなんじゃろか。 疲れた。寝ます。 |
| 2月28日(土) |
|
ニュースはチヅオちゃん祭りよりも6か国協議や京都の鳥インフルエンザ大量発生のほうをフィーチャーしてるので、きのう録っておいたビデオだらだらと観る。きのうNステやNEWS23で見た素材がいくつか入ってる。使い回しですか。 で、中の様子だが、チヅオは判決後もあいかわらずあんな調子だったという。少なくとも「これでゲダツできる」なんて宗教的な境地にあったわけではなかろう。単に宅間クン並みの自暴自棄状態なんじゃないかと。別に死を受容して達観しているわけではない。ああいう現実逃避型の、リアリティなく生きてる人種は、絞首台で首にナワかけられる瞬間まで「自分が死ぬ」というリアリティが掴めないだけだ。本当に死を実感しないかぎり、そこまで想像できないだけ。……自分がそうだから良く分かる。 「これでアーレフの連中がチヅオちゃんを神聖化してしまうのでは」という危惧もある。なんたって実際、「死刑になった教祖様を奉じて巨大化した宗教」って前例が下手にあるから困ったもんである。ただ、あっちはロクな裁判もなしで即刻処刑、こっちは8年も必要以上にミッチリ裁判してるので、同列に扱うとあっちの信者さんに怒られますケド。そこんとこは今後しっかり認知させておかないと、本当にあいつら、イエスをチヅオの神聖化に利用しかねませんからな。キリスト宣言。 報道の仕方で気になったところ。TBSが河野さんに「どんな判決が出ることを希望しますか?」と再三質問してたけど、河野さんの興味がそんなところにはないことは分かり切っているだろうに、なんで無理に言わせようとするか。河野さんも明らかにムッとしてましたな。それと、傍聴券抽選に並んだ人数を事件への注目度のバロメーターにしてたけど、あそこに並んだ4658人がみんなオウムウォッチャーだったとしたら、なぜ昨日のヤジ馬が100人にも満たなかったのか説明がつかぬ。まあ本当にリアルタイムで状況が知りたかったという人は野次馬なんかせずにさっさと家帰ってニュース観てただろうし。 それにしても弁護団の「あとは精神鑑定しかすることないんじゃないスか?」て投げやりコメントもなんだか。せめて「生い立ち→情状酌量」戦略を取ってくれれば、いろんなことが明らかになっただろうに。今後にいろいろな戦訓を残せただろうに。どこでボタンをかけ違えたのか。 ああ、6か国協議のことも一応(←「一応」かよ!)。拉致問題を積極的に議題に乗せるなど、気味悪いほどに協力的なアメリカ。これがサマーワ派兵の御利益か。 ネットをうろうろ、日記をちまちまつけてるうちに日が暮れる。 |
| 2月29日(日)【ここまでは2004.05.01更新】 |
|
チヅオ死刑判決の翌々日にトミーエンジェルスにヨガをやらせる『おしゃれ!アイドル学園』のチャレンジ精神に朝から感心。 1400からフジのオウムアニメ、判決編を増補して放映。アーナンダ井上嘉浩の公判で、地下鉄サリンの被害者遺族が、アナン君が出家直前に作った「満員電車に揺られる大人にはなりたくねーワーワーブーブー」みたいな尾崎豊パクリポエムを目の前で読み上げ、「だからってその通勤電車にサリンまくこたねーだろゴルァ」とツッコんだというエピソードも追加されていた。青沼陽一郎もこの場面だけはとてもアニメ化できなかったという鬼気迫るシーンだったそうだが、それはそれとしてイヤ裁判とは言え遺族も残酷なことをするもんだと変な感心をしてしまう俺。「高校時代のポエムを目の前で読む」というのははっきし言ってサイコジェニー級の精神攻撃だし。アナン君が泣いたのも、べつに慚愧の念ではなく、恥ずかしいポエムを読まれたせいではないのかと。 ところで判決公判もやっぱりサマナども居眠り続出だったそうで、こんな歌まで口をついて出る。 《炭坑節》 死刑出た出た 死刑出た ア ヨイヨイ チヅオちゃんとうとう 死刑出た あんまり 判決が 長いので さぞや 荒木さん ねむたかろ サノヨイヨイ♪ 自分が長年「天皇制」的なモノを問題にしてきたわりに、卒論以来どーも「天皇制」という用語を使いたがらず避けてきた、その理由がなんとなく分かった。 「天皇制」という言い方をしてしまうと、さもサヨクの人はそういう思考・行動パターンから自由であるかのようなイメージを持たせてしまうからだ。 ヒダリはミギを「天皇制」というタームを使って半世紀さんざん非難してきたが、実際はヒダリも「天皇制」にドップリ漬かっているじゃありませんか。ヒダリにだって「天皇」はいる。誰も逆らえず批判できず、思考停止を余儀無くされ、「ソレに逆らう者には如何なる報復をくらわしてもオッケー」とまで信奉者を狂わせる、そんなモノ。個人であれイデオロギーであれ、そういうモノを奉じている人々は、その思想の左右にかかわらず「天皇制」の奴隷である。 またミギだって、別にその信仰対象の中心に、実在のあの天皇がいるとは限らない。むしろ「つくる会」的ネオミギの台頭を見ても分かるように、そういうミギはどんどん少なくなってきている。彼らの中では、漠然とした「天皇」の代わりに、「日本の誇り」などのやはり漠然としたモノが取って代わっている。 ミギもヒダリも、それぞれに自分たちの「天皇」を持っている。しかし、それはすでに実在の天皇ではない。そのため、用語としての「天皇制」は陳腐化してしまった。でも現象としての「天皇制」自体はいまだ厳然と存在する。ソレを言い表す代替用語がないため、ソレはさらに見えにくくなっているからタチが悪い。 ……ミギのソレもヒダリのソレも包括的に言い表せる、「天皇制」に代わるなんかいい用語はありませんか皆様。人間、名前のないモノは研究も対策もできないもんでしてねえ、困ったことに。唯名論ってわけじゃないですけど。 深夜のNHKアーカイヴ『又七の海』(1992年)、音楽がトイレ行けなくなりそうなぐらい怖い。 西村新人類さんに紹介してもらったおかげで、【VAJRAYANA真理の探究】からのお客様が続々。 |
| 前の月へ 次の月へ 日記一覧へ戻る トップへ戻る |