2004年4月の開設者うらみ日記


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4月1日(木)
 今日もあったかい。いいかげん4月だしこのあたりの気温が標準となるか。
 今日からちょっと新聞を朝日にしてみる。はたして今日からどれだけ俺の暴論がヒダリ寄りになるか、ちょっとした人体実験である。コラムの書き手が読売よりも低年齢っぽい印象。エイプリルフールてわけでもないが、なんと社説で「社説を読み比べよう」とか書いてるし。いきなり読売社説をヤユしてて笑。ツッコミ入れたい気持ちは分かるぞイロイロと。たしかに複数紙の記事や社説を比較しながら読むのは楽しいけど、お金がかかる。複数紙購読なんて贅沢は、金持ちか、それを直接仕事に生かしてモトを取ることができる職種の人たちにしかゆるされません。俺のような貧乏人にはとてもとても。さて、どの新聞にしますか。とりあえず朝日フォントに慣れてから、今後の選考にうつりたい。
 おしごと。12巻シリーズの最終巻刊行に向けてチマチマ作業進める。昼食、ティーヌンでセンレクヘンとグリーンカレーのセット。超巨大企画、本文初校を著者に送りつけてホッとしてたら、楽譜の初校が印刷所から出てきた。たあすけてえええ(悲鳴)。もういい、とりあえず今日はほっとく。定時で帰る。
 夕刊読む。「素粒子」も執筆者が変わったようで、俺の記憶してる「素粒子」にあったエスプリのかけらもなくなっている。酢豚と納豆食らって、なんとなく日記10日ほど更新。
4月2日(金)
 昨日来た楽譜の初校をガシガシ校正。昼飯昇龍軒、チャーハン&ギョーザ。校正、夕方の宅急便回収までになんとか終わり、耳を揃えて著者のおうちへ。もうフラフラです。
 でも飲み会には行く。職場からバスで新宿に出て、沖縄食堂やんばるへ。これまで時々この日記にも書いてきた、カウンターしかない店(「沖縄そばやんばる」)は実は支店で、こっちがスタンド本体だったらしい。ネイティヴ沖縄人の崇芽侖さんに大笑いされた「ラフティーそば」のような変なメニューもなく、スク豆腐とか海ぶどうとかまともなものばかり。きっとあっちの店はナイチャーをニセ沖縄料理でだまして陰でヒヒヒヒと笑うための店なのかもしれないと被害妄想に陥る。でもソーキの味とかはさすがに一緒。
 仕事がらみのいろいろイヤな話を聞く。人間関係よりも何よりもまず「組織の保全」を優先する傾向のある俺としては、上も下も何をやってんだかという感じ。オリオンジョッキ1杯と古酒1/2合でベロベロ。あと1ccでもエタノールが入ったら倒れるというギリギリのライン上をフワフワ歩いているような感覚。こういう絶妙な酔い方も珍しい。電車に乗っても家に帰りついても少しも酔いがさめない。泡盛の持続力強すぎる酔いに驚く。しばらくシャワーじゃわわわと浴び、ミックスジュース350mlかっくらって、ぐてーと寝る。
 ああ、一週間早いなあ。
4月3日(土)
 0930起床。ちんたら洗濯したり、ちんたら朝刊読んだり。さすが朝日、東京都で卒業式「君が代」に起立しなかった先生を処分する公立校続々、なんて事件を大々的に取り扱っている。読売はベタ記事で載るかどうかというところだろう。国旗国歌へのコダワリ度合は都道府県単位でかなり温度差があるのだが、東京やら広島やらは特に厳しいらしい。キリシタン弾圧で言ったら大村とか島原レベルか(じゃあ沖縄が生月島か)。
 そんなに国旗国歌を尊重させたかったら、ムリヤリ拝ませるより先に、まず、黙ってても尊重されるような国家になることが大事なのではないかと思うんですが。愛される国になる努力を払わずに「愛国心を育てる」も何もないような気がするんですが。なんかまるで、外では無能で気弱なのに家ではヨメた子供に当り散らして亭主関白を気取ってる内弁慶オヤジのようで、見苦しきことはなはだし。
 つーかどうも俺には、国旗だの国歌だのに彼ら(推進派も反対派も)がそこまでこだわる理由が納得できなくて、この問題には明確な立場をとりにくいものがある。たとえば俺はバリバリの右翼を自認している(ハタからはそうは見てもらえてないみたいですが)。それでも、別に祝日も日の丸挙げないし、球場で試合前に君が代が鳴っても立ちはしない。そんなものにいちいち立ったり座ったりすることと、「国を尊重すること」との間に、関係性を見いだせないからだ。
 俺は人としてどっか壊れているのか、昔から「象徴」を軽視する傾向がある。子供の頃も、キリシタンがどーして踏み絵を踏まなかったのか理解できず教会の大人に質問して困らせたことがある。だって、神様本人を踏んづけたら怒られるけど、関係ない異教徒が勝手に作った板踏んだところで何だというのか、と。その大人は俺に「あれは信仰の告白としてあえて踏まなかったんだ」という説明をした。当時はもちろん分からなかった。分かるようになったのはもっと歳取って形而上学的レベルの思考が身に付いてからですな……もっと正確に言えば、「二次元キャラに萌える」という感覚を体得するようになってから(爆)。
 だから、推進派も反対派も、それぞれの「信仰告白」として、あの布切れやヘナヘナソングにあそこまでこだわるのだろう、そこまでは理解できる。でも、俺自身はそこまで思い入れがない。それだけの話です。
 国旗とか国歌ってのは、それぞれ「物語」を有しているもんです。そしてその「物語」がジンと胸を打つほど、俺はその国旗や国歌を尊重しようという気になってくる。たとえばイスラエルの国歌「ハティクヴァー」なんか、その歌詞と物悲しいメロディに、ユダヤの民がエルサレムへの帰還を夢見て歩んできた長い長い寄留と迫害の歴史がギュウギュウに詰まっていて、別にユダヤ人でなくとも起立してしまいそうになる。イスラエル建国後の歴史は必ずしも100%の敬意を示すに値するものではないにせよ、少なくともあの「ハティクヴァー」が歌われ始めた頃は、彼らはただひたすらに、鹿が谷川の水を求めあえぐがごとく故郷を恋いこがれていた。その思いに、その物語に、俺はある意味萌え、涙なくして「ハティクヴァー」を歌えないのである。えれっつぃーおーんいぇーるーしゃーらーいーーむ♪うわーん!!(号泣)。
 さてひるがえって、我等が日の丸くん・君が代ちゃんはどうかと言われると……どうにもこうにも「萌え」要素に欠けるんだなコレが。悪いけどどう歴史を繰っても、「物語」のカケラも見いだせない。たしかにスポォツなんかになると日の丸振りまくって君が代絶唱したりしてますけど、あれは「他にないから」使ってる観がぬぐえない。それとも、彼らは本当に日の丸・君が代の中に「物語」を見い出し、萌え、欲情し、熱狂的に支持しているのでしょうか。わからん。
 だから推進派のみなさん、頭ごなしに起立を強制するよりも、ボクたちが日の丸・君が代に「萌え〜」もしくは「燃え〜」となるような「物語」を付与したほうがずっとラクだと思いますよ。なに、そんな「物語」どこにもないって? じゃあもっと「物語」に満ちた他の旗・他の曲にするんですな。そのほうが愛国心も育つってもんだ。
 少なくとも、現在の「日の丸・君が代強制」は、究極の目的である「愛国心育成」に少しも役立ってないどころか逆効果になっていることだけは、分かっておいたほうがいいですよ。ウヨクからのお・ね・が・い(はぁと)。

 昼からNACK5で日ハム×西武戦聴く。子供の声主体の札幌ドーム右翼側応援団に、ライオンズが所沢に来たばかりの頃をなつかしく思い出す。在京ファンには気の毒だが、ファイターズにとっては札幌移転は良かったのかもしれない。
 試合途中だが1630に家を発ち、日本橋へ。トンデモ落語会で死ぬほど笑う。特に笑い転げたのが談笑師匠の鬼畜落語。ネタは現代バリバリなのに、これがちゃーんと古典の伝統的「与太郎モノ」の焼き直しになっているところがいい。放送禁止だけど。「そこのソファにかけてください」とか、どうやったらそんなバカなボケを思いつくのか。
 漢江で打ち上げ。なぜ特撮オタクはみんな歌がうまいのか。しかもみんな下のパートを歌うのが小癪だ(例:新マンOPで「ウールトーラーマーン」を「シーシドーレーミー」じゃなくて「シーシラーラーソー」と)。以前原えりすん氏のカラオケオフでも思ったことだが、古参特撮オタクの音楽性は、こいつらみんなウィリアムズ症候群なんじゃないかってほどのハイアベレージでびっくりする。カラオケも普及してなかった時代からアカペラでアニソン特ソンを歌いまくってきた人たちだからなあ。その粋が不気味社か。川柳川柳師匠の伝説の芸をナマで(しかも同じ座敷で)目の当たりにする僥倖も。この先芸能方面の知識がついてきたら、きっとこの日のことを思い返し「なぜあの時あの場所で死んでしまわなかったんだ俺は」と慨嘆するのかもしれない。
4月4日(日)
 0925起床。フジの『レジェンズ』とテレ東の『マシュマロ』ザッピング。けっきょくフジメインに。どっちも韓●製とは言え、大地丙太郎のミリキには抵抗かなわず。原作とぜんぜん絵違うやん。しかも悪のオモチャ屋に、ぜんぜん戦う気ゼロの主人公と、またスポンサーにケンカ売ってるような設定がたまらん。どこまで暴走するのか。テレ東、アリキリとメガネの番組はやっぱり終わってて、「おはスタ系みぃファぷー」とも言うべき番組が新スタート。なおニャロメ役は鉄拳。かなり誤解を生みそうな説明ですんまそん。1100から礼拝で指揮。突如オルガンあぼーんして困る。
 教会でカレー食って、帰りにスーパーで買い物。「電子レンジでパスタがゆでられる」というフレコミの細長いタッパーが500円で売ってたので買ってみる。サンデーライオンズ聴きつつ日記。あまり進まず。ボビー効果か今年のロッテは絶好調。ほんとに優勝しちゃうんですか? わくわく。1700-1800昼寝ののち合唱の練習。同じパートの、しばらく休団していた古参会員が復帰。やったあ、これでナマケられるぞ(笑)。帰ってさっそくさっき買ったパスタゆで器を実戦投入。お水入れて塩ふって、乾麺ざざーと入れて、レンジに放り込んで……あ、思ったよりもおいしくゆでられた。これは便利。今後パスタの消費量が急増しそうな予感。
 ボロネーズすすりつつネットをうろちょろ。久しぶりにロッテ公式HPを覗いてみたら、なんと! イワオがコラムを連載してるじゃありませんか! きゃーっっ!!(狂喜)。その名も「大村巌の熱血コラム イワイワオー!」。ついに公認か>イワイワオー(笑)。イワオの略歴も載っているんだが、伊良部との因縁のこととか「ケガのため才能を発揮できず」とか「『イワイワオー』で人気に」とか、極めて正しい歴史認識(笑)に基づいており専門家も太鼓判(誰だ専門家って)。肝心のコラムも、元選手ならではの独特の視点と観察力、それにいかにもイワオらしい落ちついた筆致もあいまって、めちゃめちゃ面白い。大学進学志望してただけあってやっぱ頭いいよイワオ。そうか、文章書かせるとこんな雄弁になるんだイワオ。てゆうかこの日記の5億倍文章ウマいし(汗)。うわーんねたんでやる嫉妬してやるー!(←もう5回コールド負け喫してるんだからあきらめろ)。
 ひととおりコラムを読んで、俺の中で何かが吹っ切れた。イワオ応援(?)ページを「心の整理モード」にマイナーチェンジ。「50の質問」も5つ増やして「55の質問」に。ついでに日記も1月末まで更新。
4月5日(月)
 今日もいい天気。朝、コート羽織るほどではないがちと肌寒い。カーディガン着ておいてよかった。フラフラ職場に行ったものの、仕事あまりはかどらず。原稿の発掘・コピー。昼飯エチオピアチキンカレー。
 昨年巨大企画でお世話になったカトリックのえらい人・O先生に、ひとつお願い事。お世話になった本が(専門書にしては)ものすごく売れていることをお伝えすると非常に喜ばれる。「そーうですかそうですか、私の携わった本はどれも売れてなくて、H社とかK館とかあちこちの版元さんにご迷惑をかけているもので……(笑)」。ええ、アレは俺もあんなに売れるとは思いませんでした。こんなことなら、もっとマジメに作るんでした(←おい)。お願い事もすんなり快諾していただく。ありがたや。
 超巨大企画の著者・M先生から、初校ゲラ受領ハガキ。偉い先生ほどマメというか丁寧なのが面白い。マメで丁寧だから偉くなるのか。ゲラは今月末までじっくりご覧になるとのこと。このスキに他の仕事をこなしておかなければ。
 神戸屋でパン買って帰って食らう。ためてたビデオざざっと。『メレンゲ』の議長登場回もやっと観る。議長の書庫、さすがけっこう整理されてるにゃー。たしかに常人の目には足の踏み場もないように見えるだろうけど、通路はちゃんと空いてるし、検索しやすいようにきれいに積み上げてある。仕事で集めてる人と俺みたいに無軌道にためこんでる人間とでは違う。水戸黄門の歌、カラオケのキーが合ってなかったのは気の毒すぎ。あれはハプニングを起こしてお茶の間の笑いを取ろうという陰謀ですか。せっかくの美声を発揮できなかった議長がかわいそう。
 イラク武装勢力、アメリカの民間人まで殺して橋から吊るすところまで暴走している。同じくアメリカに占領されたことのある国民として、気持ちは分からんでもないが、ここまでくるとハッチャケすぎ。ほんとにサダムに玉音放送でもさせんとおさまらないのでは。
4月6日(火)
 仕事ちまちまと。昼食、麻の葉で新メニューの和風ビビンバ。ウマー。
 フィンランドのサンタさんからお手紙が来る(嬉)。なんと日本語だ。ただし文面はやっぱり出来合いのもので、こちらからのの質問には特に答えはなし。面白いのが、「クリスマスが終わってからやっとみんなからの手紙を読む時間ができるんじゃよ」と、この4月まで返事を出さなかった言い訳もちゃんと匂わせているところ。じゃあ仕方ねえや!(笑)。しかし、それを見越して書き入れ時にかからぬよう去年の6月にお手紙出した俺の立場は。ともかくご苦労様ですサンタさん。
 S社より、以前俺が担当した本から引用させてほしいと許可願いの電話1件。参考に当該箇所の初校ゲラもFAXで来る。今初校で4月30日発売ってすごいな。ウチだったらもう責了してる時期だぞ。一般の出版社は、どういうスケジュールで本を作っているのだろう。ウチは印刷所を甘やかしているのだろうか。

 ほぼ定時退社。銀座教文館で本買って、八丁堀経由で幕張へ。東京駅で京葉線まで十数分歩くことを思えば、八丁堀乗り換えはすげーラク。折よく快速が来て、30分ほどで海浜幕張着。マリーンズFC入会申込と、ボビー神社公式参拝。賽銭箱のように見えるのはメッセージボックスで、当面お布施を受け付ける予定はない模様。けっこう参拝客があり、子供が南無ボビー大権現の像(顔が濃い)に握手してボビーヴォイス連発させてたり、道行くプレナの客たちも大抵振り返るし、なかなかの注目度である。
 帰りの電車で、2004年版ファンブックを読みふける。ベニーってジョニーの肛門に空気入れ突っ込んでがっしゅがっしゅ膨らませたような顔してるな、つうか基本的に受け顔だよな(萌)。「コミ×直行」とか「俊介×里崎×サブ」とかいろんなカップリングが成立しててよきかな。でもやっぱイワオがいないと寂しいよしくしく。……と思ったら最終ページに驚きの告知。イワオのプロデュースで「マリーンズ応援ポスターコンテスト」を開くというのだ。従来のただの「似顔絵」ではなく「応援ポスター」、サイズもハガキサイズから一気に4ツ切り画用紙とハードル高めだが、イワオプロデュースとあっては参加しないわけにはいくまい。いかないだろう。なあ君。〆切は来月23日。がんがろう。あと「大村巌」という表記にちょっと涙する。もう選手じゃないし、チームスタッフでもないんだイワオ。

 帰宅。アクセス解析すると「ケレ様」でググってきた人がいた。つられて遡り、2ちゃんねるの「ガラドリエルの夫」という身も蓋もないタイトルのスレを見つけ激藁。指輪ファンって残酷だなあ。そこで紹介されてた海外のLotRキャラクターテスト(性格診断)をやってみたら、みごと「あなたはケレボルンです」と言われてしまう。えーと、喜んでいいのか?
4月7日(水)
 朝、電車で座っている俺の前に、妊婦っぽいねーちゃんが立つ。「妊婦っぽい」というのは、ちょっと腹が出てるように見え、服装もゆったりしたワンピで、靴もベタ靴だったのでそう推測したまでである。でも、単に服かまわない下腹出たオンナだったりすると(困ったことにそういう実例をよく見てるし、コミケとかコミケとかコミケとか)、席譲った日にゃぶん殴られかねん。あからさまにロボコン体型しててくれれば分かりやすいんだけど(そんな人はラッシュ時の電車に乗らないし)。自分が妊娠したことがあれば、こういう時にピンと来るんでしょうけど、あいにく妊娠するようなことはやってませんし天使ガブリエルも来てねえし「しゃぶっただけなら貴女はまだまだバージン、メアリ〜♪」(『サウスパーク』より抜粋・拙訳)とか歌ってもいないし。
 で、小心者の俺がどうしたかと言いますと、いえ、次の駅で降りるフリして席譲ってみましたけど。本物の妊婦さんだったらアレですし。ベネッセの例のたまひよマークがもっと一般に普及してくれると、譲るほうとしても便利なんだが。「安心してガキが生める社会」てのは、こういう小細工つーか細かい気遣いの積み重ねで形成されていくもんだと思いますよ。

 午前中、先日挙国一致体制でようやっと刊行した某巨大企画の反省会。こういう企画はもっとシステマティックに進められないものか。制作進行くろみちゃん的役ドコロがいないのが問題。本来は部署のトップが進行管理をして部下や著者たちを実務でビシビシこき使うものなんだが、ウチの上司は自分で前線に出てしまうシャアのような悪癖があり、アニメならカコイイで済むけれど現実世界でそれをやられると指揮系統が麻痺してしまう。そんなに前線に出るのが好きなら、参謀というか秘書役を任命してそいつに進行管理をさせるとかしてくれればいいのに。
 昼休み、馬場まで出て通帳の繰り越し。不便なり。馬場に来たついでにグレートインディアでマトンカレー。やっぱしウマー。汗出るー。しかもお値段もリーズナブル。早稲田あたりにあったら週1で通い詰めそう。
 午後は普通に仕事。超巨大企画のM先生からまたおハガキ。詳細にゲラ見てくだすって感謝、とのことでコソバユクなる。偉い先生ほど編集者をおだてるのも上手い。
 帰り道、いつも通る裏道をとことこと。早稲田の材料研究所前を通る、俺が勝手にカッツシュトラーセ(←活用合ってる?;)と呼んでいるこの道は、春や秋など気持ちいい気候になるとうじゃうじゃ猫がわき、人よりも猫に遭遇する率のほうが多いぐらいの、榊さんがイモムシごろごろしながら悶絶しそうな怪奇スポットである。今日も人通りはなく、猫通りは頻繁に。歯医者の前で、のんきに猫がツガってる。ふと見ると、数メートルほど離れてもう1匹の猫がそれをうらめしそーに見つめている。猫間模様(ねこげんもよう)であるなあ。

 帰って例のレンジスパゆで器を使って、飽きもせずボロネーズ。先日「萌え.jp」で拾った激藁マンガの発信源をついに突き止める。アーカイヴの凶悪漫画群に、腹筋がナチュラル割腹するほど笑う。
 新田五郎さんの日記?にて、『エンカウンター』の作者が別ペンネームで立派に商業マンガ描いてたことをご教示いただく。てことはあの作者、連載マンガの描き方が分からなくて試行錯誤していたんじゃなくて、単に好き勝手なモノ描いただけなんですね。バンチはまんまと趣味の同人マンガに5000万もふんだくられたということですか。うーわー。
 アクセス解析も。最近「和田サン」と「MASAYA」がらみのアクセスが増える。何か。
4月8日(木)
 健康診断のため朝食抜き。朝刊ぱらぱらと。日の丸君が代を強制し、国民の信条の自由は認めないのに、自分の靖国参拝は「個人の自由」と言う小泉って、つくづく面白いなあと。
 午前中健康診断。2キロ太った(焦)。だからと言って昼まで抜いたら死んでしまう、ティーヌンでセンレクヘンと鳥・アスパラ炒めごはん。昼過ぎ、頭がグラグラしてくる。仕事にならない。健康診断すると決まってカラダがイカレるというのはどういうことか。まるでヘボ車検のような。薬で夕方頃には抑え込むが、大事をとってとっとと帰宅。
 チャンピオン、『TWO突風』最終回。けっきょく梵葉がラスボスってことになってしまったか。来週は『サムライジ』終了。チャンピオンの誇る二大特殊言語感覚マンガが立て続けに。あのハットリくんがまずかったですか。
 サマーワの自衛隊基地付近で爆発音。ついに来たかとワクワクしている人は手ェ挙げてー。スーフリ、まず副会長はじめ3人に実刑判決。こいつらの影に、レイプ発覚する前に卒業してまんまと起訴を逃れおおせたOB連中がいっぱいいることを思うと、これしきでまだ溜飲を下げるわけにはいかない。
 パンもりもり食ってシャワー浴びて、安倍吉俊+gK『ニアアンダーセブン』1,2巻一気読み。こんな『コメットさん☆』と『神聖モテモテ王国』を足したような(くれじじさんの同人誌のような組み合わせだな)スゴとんでもないマンガを今まで読み逃していた不明を恥じる俺。素朴な描線もなんとなくくれじじさんっぽい。あ、そういえばくれじじさんのどれみ本に『ニアアンダーハナ』ってネタあったな。やっぱ読んでるか。アニメも観てみたい。たぶん『コスモス荘』の先祖のような雰囲気のアニメなんだろうなと予想。
4月9日(金)
 今日はキリスト教の教会暦では受難日だそうですが、日本はイラクで邦人3人誘拐の報が入り、それどころじゃなくなる。3日以内に自衛隊を撤退させないと「3人を燃やす」とのこと。自衛隊への直接攻撃だけかと思ったらそう来たか。困ったことになった、これでさらに自衛隊は撤退しにくくなったぞ。
 今のところは犯人がどういうバックグラウンドを持っているのか、ビデオから一生懸命類推しようとしている状態だが、酒鬼薔薇や今田勇子にかぎらず、マスコミやお茶の間レベルでのこの手の犯人探しは不毛なものでしかない。いずれにしてもマトモな連中ではない。「3日以内に撤退しる!」なんてタイムリミット的にもムチャな要求、本気だとしたらよほどのバカだ。サマーワ宿営地をドリフのセットか何かだと思ってるんじゃあるまいな。そもそも、本当に自衛隊を撤退させたいのなら、誰がこんなショッカーまがいの人質作戦なんかとるか。「テロに屈した」と思われたくない小泉がよけい意固地になることぐらい少し考えれば分かるだろうに。実は愉快犯ではないかと。それだけに、何をしでかしてくるか分からない。本当に燃やしかねない。政府は「全力を挙げて」、最悪の事態になった時の言い訳を考えている最中だろう。

 仕事場でも人質話をいろいろと。昼のNHKニュースももちろん人質村の村営放送になったかのごとく人質一色。昼飯食った某店のおばちゃんも「行く奴が悪い」論を主張。場所柄ふと、昔、早大の探検部がアマゾンで殺された事件を思い出す。日本は平和。
 1900までかかって、シリーズ企画の最終巻の原稿を読み切る。十分働いたはずだが、まだなんか仕事を残しているような不安感にさいなまれるのは、ワーカホリックスイッチでも入ってしまったのか。ええい、こんな面白いニュースが現在進行中なんだからさっさと帰ってTVつけてカウチポテトになりやがれ俺。

 帰宅後、12時間のブランクを埋めるべく情報収集につとめる。拉致られたのはボランティアやらカメラマンといった、日本政府や自衛隊やアメリカとはなんの関係もない人たち。よく言えば善意の民間人、悪く言えば野次馬。どうもヨルダンからバグダッド入りしようとしてタクシーをチャーター、その途中の現在ドンパチ真っ最中のファルージャで捕まった模様。キャラ表を見るに、おそらく潜入経験豊富なボランティアビトが「今度も大丈夫だろ」と車をチャーター、それに高卒とジャーナリストが便乗してみたってとこですか(当てずっぽう)。モスク攻撃で一気にイラクの治安が悪化したことは彼らも知っていたようで、「見通しが甘かった」という誹りは免れないだろう。もちろん一番狂ってるのは、そんな非戦闘員に手ェ出す連中の方ですけど。
 小泉は早くも「撤退の意志はない」と言い切ってしまった模様。これはとんだ大バクチに出たもんだ。ハナから交渉・譲歩の可能性をぶった切ってしまってどうするよ。これで人質がバーベキューにされる確率はドンとはね上がったな。まあ、これは「撤退するのかしないのか」と質問しちゃう記者や野党がもっと悪い。記者も野党も小泉が面白発言をしてくれるのを期待してるだけで、みんな「3人を助けよう」という気はないみたいですな。ほんとにその気があったら、そんな核心を突く微妙な質問の答えをこの時期に言わせようとはしないだろ。どいつもこいつも。
 マスコミとか政治家といったえらい人たちがそうなんだから、俺ごとき無名の庶民がこの事件を楽しんで何の不都合があろうか。で、こういう時の楽しみ方と言えば、民放各局・新聞各社・各マスコミの温度差の比較検討。22時台、テレ朝『報ステ』はもちろん政府非難。23時台、TBS『NEWS23』ではゲスト出演してた人質の家族がはっきり自衛隊撤退を要求し、「見殺しにするようなら政府を許さん」とまで言っていたが、同じ時間帯、日テレ『出来事』に出てた家族はそのへんぼやかし、ただただ政府を信じると。双方「そういう」家族を呼んだのか、日テレのほうは「政治的な発言はするな」と箝口令でも敷いたのか。フジ『NJ』もゲストに「政府はできるかぎりのことをやっている」と言わせたり、よど号の「超法規的措置」が禍根を残した故事をひいて必死に政府を支持。各局一致しているのは、家族が「自衛隊撤退も見据えた要求をしている」ことと「のっけから撤退の選択肢を捨てた政府を非難している」という事実の報道。最大公約数としてはそれだけです。
 しかしその最大公約数も、実は3家族とも微妙にベクトルが違うような気がする。ただただ「家族を無事に帰して」としか言ってない人と、政治問題にまで敷衍させた発言してる人と。特に根拠はないが、なんとなく高卒NGOビトの家族の発言に注目。
 それにしても、またこれは旗幟鮮明にしにくい事件である。俺の中のミギな部分は「あんな危ない所にノコノコ行く香具師が悪い」と言い、かたやヒダリな部分は「自衛隊さえ行かなければ無事にボランティア活動できたのに」と言っている。ニワトリが先かタマゴが先か。ローストチキンか卵焼きか。悩んでいるあいだにもバーベキューのタイムリミットは刻々と。
4月10日(土)
 0830起床。窓開けて、ダラダラせんたくと並行し、何十年かぶりの掃除。台所からパソまでの通路、面積にして4平米ほどがパカっと開ける。海の神様カムサハムニダ。どうせ半月もせずに埋まるんですが。
 ここ数日「MASAYA」「レムリア」等のキーワードでアクセスが殺到していたので不審に思っていたが、何かと思ったら、レムリアアイランドが信者の師弟を虐待していたらしい。

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/apr/o20040408_30.htm
> 同団体が「段ボールの中で乳児を適切な状態で育てていた」とする告発について、TOSHIさんは一部マスコミの取材に対し「事実無根」と話している。

 「適切な状態」ならいいじゃん>読売(笑)。にしてもTOSHI、MASAYAとは袂を分かったとか風の噂に聞いてたけど、やっぱり噂は噂以上のものではなかったんですね残念ながら。それどころかついに和製マイケル・ジャクソンにまで出世するとは。
 ついでに人質ネタもウェブの海から渉猟。どーもネット世論の大勢は「人質逝ってよし」「バーベキューまだー?」という方向に向かっている模様。人質たちの無謀さが原因となったことに加え、人質家族の被害者ヅラや支援者(サヨク)の過剰な行動が、名もなき一般庶民たちの反感を買っちまったらしい。なんだかなあ。

 掃除で出てきた本を担いで実家に帰る。今日は親はお出かけ、弟と猫だけが留守番。カレー(レトルトだけど)をゴチになる。19時のNHKニュースで例の人質報道を観ながら、ここでは書けないような鬼畜な議論。最近ネットに入門した弟は、例によって2ちゃんねるにハマり、着実に鬼畜外道の道を歩んでいる模様。「外道の道」ってなんだよ。厨にだけはなるなよ。
 チェイニーが初来日したとか。自国民の命も顧みずアメリカ支持の姿勢を維持したゴホウビか。スペインが脱落した今、たしかに「アメリカの隣人」としての日本の地位は格段に向上している。対米関係はロンヤス時代以上の蜜月を迎えていると言っていい。これで今度の大統領選でケリーが当選しちまったら全部水の泡だよな。日本はなんとしてでもブッシュに勝ってもらわなきゃならん。だから日本はアメリカ(=ブッシュ)の戦争を支持し続けなければならない。どんどん掛け金はレイズされていく。ただまあ、相手の手札に触ることもできないポーカーと違って、米国内世論に若干なりとも関与することはできる。日本はどこまでブッシュの援護射撃ができるのか。バレなきゃあイカサマじゃないのだよ。ニヤリ!
 帰ってNHKつけてると、アジア学院の入学式風景が。がんばれ、農業士官候補生。
 あとはネットで、明日の市議会補選の候補どものことをいろいろ調べたり。出直し選挙とあって、普通の若手会社員やら漬物屋のおっさんやら多種多様なセミ泡沫人材が立候補している。民主・共産の野党系候補はどいつも鉄板だろうし、このさい面白そうな泡沫に投票してみるのもアリか。結構悩む。
4月11日(日)
 0900起床。いちおうイースターなので教会行ったり。ごはん食べて、帰りに市議会補欠選挙へ。例の衆院選での選挙違反(買収)がらみで自民系議員が続々タイーホされ、10人も欠員が出た末の補選であるが、どーせなら再来週の衆院補選と一緒にやればいいものを何故分離するのか。分離選挙にしたことで何千万も市民税がムダ遣いされるというのに。それはもちろん投票率を下げて、より自民系候補を有利にするためでして。つくづくあの市長は……。
 のんびりネットしながら、星の子花見オフで買った同人CD『コメットさん☆ アレンジ曲集II』聴く。ジャズ版『ミラクルパワー』とか、マリンバメドレーとか、そうかそういうアレンジもあったかー!と感心させられるもの数曲あり。選曲から何から、ファンが作ったことがモロ分かりな名盤。『I』もどっかで買えんかにゃー。

 で、いよいよ焼却タイム間近となった人質サンだが。なんか犯人が「明日の午前3時(日本時間)に解放する」って声明出したとか出さないとか。本当に解放されるのかどうか分かったもんじゃねえな。
 それより、解放されたらされたで、今の世論を見るに、帰国したとたん3人とも袋叩き確実だし。3人が燃やされた場合に政府にたたきつけられるハズだったバッシングエネルギーが行き場をなくして、全部3人と家族に向けて噴出してしまうわけですな。それこそ「燃やされてたほうがよかった」と後悔するぐらい。まあ、まだ分かりませんけど。
 そんな中、ネットでこんな写真を拾って大笑い。やっぱりそうか。なんか家族のコメントの温度差が気になってはいたんだが。また、優秀な人質事件まとめページも教えてもらう。「西暦」とか「室内でロケットランチャー」とか、基本的ツッコミどころはおおむね網羅してある。まさかそこまでこいつらバカ(かつ現地のゲリラとコネがある)とは思えんが、ほんとにヤラセだったらと思うとワクワクする。日本人はお上の失態にはやたら甘いけど、自分らと同じ一般人がしくじった時は容赦なく陰湿なイジメに走る傾向があるので。それこそ浅田農産どころじゃない、日本中が又吉イエスになって「腹をー切って死ぬべきでアル!」の大合唱、もしくは集団リーンチ。楽しいなー。まあ、まだ分かりませんけど。

 またTVで障害者美化ドラマをやるらしいが、その障害者の役ドコロが「耳の聞こえないヴァイオリニスト」と聞いてブウと吹き出す。いくら中途失聴とは言えヴァイオリンはねーだろヴァイオリンは。フジコ・ヘミングやベートーヴェンは鍵盤楽器(ピアノ)だからやっていけたんであってだなあ。ノーフレット楽器をナメるなゴルァ。それとも骨伝導ですか。

 これまで「1発言500字以内」の制限に苦しめられてきたニフの旧BBSだが、最近人質がらみの長カキコが多くなり、自分でもさすがに「500文字」の縛りがキツくなってきた。つうかまとめレスすら満足に書けない。あのBBSを有効に使いこなせるのは議長の「一行知識掲示板」ぐらいだろう。  そこで、せっかくHPを引っ越したんだから新機能を使わないテはないと、新BBSを開設。文字数制限が一気に倍の全角1000文字になり、ダラダラ長文派の俺でも窮屈な思いはせずにすみそうである。

 20時過ぎ、Y新聞(今さらイニシャルトークにしてもしょうがないけど)の配達ビト兼集金ビトが最後の集金にやってくる。3925円持ってとっとと帰ればいいのに、今のA新聞の契約が終わってからまたY新聞とってくれーとってくれー今130周年キャンペーン中なんですよーこれまでずっと私が配達してきたんですよーとか何とか、ビール券もどさどさ出して妙に食い下がる。こっちもまだA新聞のフォントに慣れず、Y新聞のオタク記事をちょこっとだけなつかしく感じていたこともあり、あと情にほだされ、つい6か月やってしまう。エレベーターもないマンションの最上階まで配達してくれてた苦労に免じてね。
 ……これでドア閉めてから、配達ビト兼集金ビト兼契約ビトが「いやーありがとうございますまたよろしくお願いします」てな感じでぺこりと一礼でもすれば、こちらの好印象はかなり固定化されたかもしれない。が、ひょいと覗き窓を見たら、「ふーやれやれ夜も遅いのにえらい時間ネバりやがってまぁコレでまた得点アップださっさと帰ろ」てな感じであっさりキビスを返してとっとと廊下を歩いていく配(中略)ビトの姿が見えたとたん、なぜか心の中にものすごい「だまされたー」&「やってもうたー」的後悔の念が沸き上がってくる。いやもちろん、「イヤなものはイヤと断る」冷酷さを美徳とする俺がイヤと言わなかったんだから、それは俺の責任、俺の弱さが悪いんですけど。それでも一気に鬱が来る。たぶん今の顔を鏡で見たら、いしいひさいちの描く王助監督のごとく縦線がザザザザと入っていたことだろう。
 てなわけで本日の教訓。営業職たるもの、油断は禁物であるぞよ。客はどこまで見てるか分からんからな。そして客というのは、自分のヘタレを棚に上げて理不尽なまでに営業マンや会社に責任転嫁するものだからな。

 さて、タイムリミットの11日21時(日本時間)を過ぎたが、まだ燃やされたとも吊るされたとも速報が入ってないので、あの解放宣言はいちおう本物の犯人サイドからの情報だった模様。だが、明日の朝3時までまだドキドキは止まらなそうである。TVの人質ニュースもダラダラ続き。いつまで起きていればいいのか。
 2500過ぎ、アクセス解析をチェックしたら、「ズッコケ3人組+サマワ+厨」てナイスワードでググってきた人がいて、午前3時を前に思わず吹き出す。なるほど「ズッコケ3人組」ね、うまいこと言うな2ちゃんねらーも。
 なんかあの「解放宣言」も怪しさ大爆発な代物みたいで。どうなるんでしょ。これで夜が明けてみたら(日本時間だと今日の昼頃)結局どっかの橋に焼人(やきびと)3人前ぶら下がってましたー>家族発狂>小泉セプーク、なんてオチはないだろうな。もしそうなったら、昨日一日あちこちのメディアで「政府の毅然とした態度」を賞賛していたコメンテーターさんたちの立場台無しだぞアハハハハハ。それはそれで大笑いですがワハハハハハ。
 それにしても人質家族、「3人の救出を求める署名」ならともかく、言うに事欠いて「自衛隊撤退を求める署名」はねーだろと。誘拐事件で警察に「身内を助けて下さい!」じゃなくて「身代金を払ってください!」と頼む家族がいたら、普通犯人とグルだと思われます。冷静な判断ができないから党やら何やらの言いなりになっている……と同情的な見方もできないことはないが……。

 ロッテ、オリックスに3タテ食らい5連敗。……えーと、何。何が起こっているんですか。そこまで強かったのか伊原さん。
4月12日(月)
 寝不足。ゴミを捨てに行くと、集積所はどこも満杯。この土日で「掃除の天使」が降臨したのは俺だけではなかった模様。心理学的に掃除をしたくなる気候の変化とか、そういうのってあるんですかね。雨の日は洗濯したくなくなるとか(それは物理的理由)。
 今日は新聞休刊日だが、朝日は律儀に選挙号外(という名のチラシ)を宅配していた。配達ビトさんも折角の休みを返上させられて大変だ。うらむなら分離選挙にした市長をうらみなさいね。
 その号外を読みながら職場へ。つーても結果と得票数以外ほとんど情報はないけどね。なんと共産系新人2人・民主系新人3人いずれも当選(トップは共産)。あと、こないだ市長選で負けて今回改めて市議選に出た人、あの人も当選してるのでいずれ民主党に戻るだろう。あとの4人の無所属は保守系だが、自民の名を冠した当選者はゼロ。28%なんてハナクソのごとき低投票率にもかかわらずこの結果ということは、自民支持有権者にすらソッポを向かれたのか。市議レベルでは自民系後援会はもうズタボロ状態のようだ。そりゃそうだ。
 今回、自民議員が一気に9人も消えたことよりも、民主党と共産党が6議席に達し、市長への質問権など様々な特典を獲得したことのほうが大きい。民主・共産ともに今回の市議選に2人とか3人とかしか候補を立てなかったのは、アレが党特典を得るために必要な最低限の人数だったのである。アホほど候補立てて票を分散させて共倒れになるよりも、必要人数を確実に当選させようという、消極的だが堅実な戦略。ともあれ、これまでナアナアだった市議会が、俄然面白くなりそうだ。
 なお、俺が投票した面白そうな若手候補は惜敗。残念だったねー会社まで辞めたのにねー。次までにご近所地盤作ってがんばってください。

 一日黙々とDTP。昼は志乃原で大盛りせいろ。
 帰って晩餐はハウスのキーマカレー食べてみる。なんでキーマにタケノコが入っているのかは謎。インドにも竹ってあるのかやっぱ。

 イラク、派兵してないはずのロシアビトまでさらわれている模様。この大雑把さはもう、組織的なものとは考えられない。小規模なゲリーラがドコの国民だろうとお構い無しに手当り次第に攘夷に走っているんだな。日本人をさらった連中との「仲介人」(自称)て奴も実は大ウソツキだったらしく。誰も信用できねえ。
 ミスター退院。それを発表したのもやっぱり巨人の広報。そうか、あの「終身名誉監督」というのは、ミスターの排他的領有権を主張するため勝手につけた称号だったんですね。ソロモンをコンペイトウと改名したように。それはちょっと違うぞ。
 ロッテ6連敗。唖然。
4月13日(火)
 微妙な気温帯に寝不足ボディがついていけなくなったか、咳が止まらない。微熱まであるような気がするが、例によって「バカは風邪ひかない」理論を応用して、気にしないことにする。気にしたら本当に風邪ひく。

 人質家族の元にイヤガラセの電話やメール殺到。気持ちはわかるが、何故そういうムナシイ真似をするか。てゆうかイヤラガセなら、我等が同胞を拉致監禁した卑劣なゲリラのほうにするのが筋ではないか。こういうあたり、日本人独特の行動特性だよな。
 デンジャーゾーンで事件・事故が起こると、加害者よりも、「危ないところに行く奴が悪い」と被害者が責められる。おれおれ詐欺に遭った老人は同情されるのに、ぼったくりバーで身ぐるみはがされたおっさんは同情されない。普通の家の火事で1人でも死ねばみんな同情するのに、歌舞伎町ペンシルビル火災で44人死んでも、俺の周りで本気で同情し犠牲者の冥福を祈っていたのはひえだ先生ぐらいしかいなかった。イラクは歌舞伎町ですか。
 そもそも「危ないところに行く奴が悪い」と言うなら、もし自衛隊が死んでも「なぜそんな危ないところに行った(行かせた)?」という論理になるぞ。派兵賛成派がそれを言っちまっちゃあ、とんだダブルスタンダードにならんか。それとも「自衛隊は死ぬのが仕事」とでも?

 DTPの続きをシコシコと。昼は大昌苑の焼肉定食を。1900頃まで働き脳がグッタリ。
 帰りにサンデー毎日読む。エロ規制に走る石原都知事に民主都議が、石原本人の35年前に書いた自由主義的教育論を朗読して「話が違うぞゴルァ」とツッコミ入れたとの記事。ナイスだ都議。しかし石原は無視の構えだと。まったくいつもながら石原の調子の良さにはおそれいります。信念とか客観的正義とかじゃなくて「大多数が潜在的に欲しているモノ」を見抜きすり寄る本能はたいしたもんです。さすが流行作家のなれのはて。もし敗戦直後だったらとんだサヨク政治家になっていたろう。

 TV埼玉つけると、ロッテボロ負け中(涙)。でも7回裏、3点を入れる。これで8回裏、先頭のスンヨプが出てれば本格的に反撃の雰囲気になったのに……。そんな中、実況ビトの一言にハッと反応する。い、今、「大村さん」と言った? 言ったよな? 呼びかけられた解説者は、朴訥なバスヴォイスで田中充の研究熱心さなどロッテの内部情報をいろいろ喋る。まさか……。はたしてTV埼玉中継終了まぎわ「解説は倉持明さんと大村巌さんでお送りしました」。……キャーッッ!!(一瞬の間を置いて昭和の乙女きんどーちゃん調に絶叫)。しかし試合は負け。ギャーッッ!!(神田森莉マンガ調に)。ちょっと〜7連敗かよ〜カンベンしてよ〜。また応援団にヒッチハイクさせる気ですか。
4月14日(水)【ここまでは2004.08.21更新】
 きのう衆院埼玉8区補欠選挙が公示されたもんで、さっそく朝、駅前に自民の柴山候補がやってくる。たしか、選挙違反で辞職した新井マサノーリのかわりに、自民党が公募で選んだピチピチのド素人とのこと。名字にひっかけてか、選挙カーには柴犬のカオをした自画像が描いてあって苦笑。道行く通勤客に向けて「こないだの選挙違反は正直すまんかった」と異例の謝罪演説で誠実さをアピールする作戦。
 今回の補選、自民党はこの埼玉8区を「都市型選挙のモデルケース」と位置付け、総力戦を挑んでくるらしい。小泉は来るわ安倍晋三は来るわと本選に次ぐ豪華キャラが配置され、この大逆風を跳ね返そうと必死になっている。そこまで欲しいか所沢が。
 もちろんライバル民主党へのネガティヴキャンペーンも忘れていないぞ。前回落選・比例で復活当選を果たした民主の木下厚が改めて今回再出馬するってんで、「比例区から鞍替えとは有権者をナメるなゴルァ」と攻撃しているそうだが、逆を言えばつまりそこしか批判できるところがないと。そっちの候補は買収で議員辞職・現在絶賛裁判中だってぇのに何をヨソ様の批判できた義理かと。
 まーそうなると攻撃よりも自分の地盤固めに専念したほうが早いわけだが。前回、買収工作までしたにもかかわらず、次点の木下に1500票差しかつけられなかった新井&自民所沢。こないだの市議補選で大惨敗を喫し士気も最低な中、25日までに前回を超えるレベルまで勢いを盛り返さなければならないんですぜ。そりゃ小泉安倍もかけつけるわな。
 唯一の順風は、前回本選で新井に対抗して出馬した反逆仮面、自民系の古豪・並木マサヨーシが安倍の直訴で出馬を断念(幹事長様が現役国会議員でもない田舎の元議員の自宅まで来て頭下げるってだけでも異常事態である)、柴犬支援に回ることだけだが。これまで新井マサノーリ擁立路線で煮え湯を飲まされてきた並木「個人」の支持層(自民支持ではなく)にとっては、ジクジたるものがあろう。はたして幹事長に頭下げさせただけでも溜飲は下がるものだろうか。つうか並木擁立じゃダメだったのか? ズブの素人の犬のほうが勝機あると見たのか?
 万が一自民党が埼玉8区を取るようなことになれば、もう自民党はこの先参院選までイイ気持ちで突っ走ってしまうだろう。民主党も、今回の補選で確実に勝てそうなのはココしかないんだから、もし落っことしでもしたら大ダメージだろうな。まさに天王山だサイパンだゲティスバーグだ。
 ……そんなわけで個人的には今回の補選が楽しくて楽しくて仕方ないんだが、どーも他の所沢市民はそうでもないらしい。おいおい、「政治不信」だか何だか知りませんが、こんな面白い見世物、しかもソレに投票システムで俺たちも関与できるってのに、楽しまないテはないだろ。いったい投票率何%になるのやら。

 仕事。今日もDTPを。俺としては、ドイツ語の本の訳書も英語の本の訳書も、編集の手間はあまり変わらない。「ドイツ語ができる」んじゃなくて、「英語もドイツ語程度のスキルしかない」だけである。特定の頻出テクニカルターム以外ほとんどボキャブラリーがなく、辞書を引き引きでないと原書に当たれないという点では、ほんとに英語もドイツ語も同じである。訳者の先生も、まさかこんな語学知らずの低能児が編集してるとは思わないだろうて。ハズカシイ。てゆうか二字熟語で書くと「詐欺」
 お昼ごはんはティーヌンのレッドカレーとセンレクヘンでした。

 帰ってさぼてんのカツ丼。ロッテ、今日も……。調整登板のコバマサがさすがのナイスピー。でも今はマサまでつなぐことができない投壊状態で……。

 イラクで米ビト4人のバラバラ遺体発見。
4月15日(木)
 イラク人質ネタ。朝日社説も「撤退させられるわけねーだろ」と常識的コメント。2ちゃんの嫌朝スレとかで言われているほど正気を失ってはいないのか、単に世論におもねっただけか。

 咳は収まり気味だが、かわりにこんどは鼻が出る。困ったもんだい。
 咳をしてもひとり。鼻が出ても仕事。昼、紅梅で鶏三色丼。
 帰りに週刊新潮と週刊文春読む。言辞を極めて人質&家族のことボロクソ言ってる週刊新潮に比して、不肖・宮嶋をサマワに送り出している週刊文春はさすがに「自己責任」とか強いことが言えないらしく、常識的な範囲の暴露記事に留まっている。いやホント面白いぞ今週の新潮、まるで2ちゃんねる世論を反映してるかのごとく。そうかー劣化ウランちゃんのイラク入りは来年もう一度早稲田の一芸入試に挑戦するためのハクつけだったのかーとか、邪推がふくらむふくらむ。でもボランティアさんのジャンキー歴は別にいいだろと思うんですが。非行少女が更正して人助けするのがいけないのなら、『だからあなたも生き抜いて』の人なんかどうすればいいのか。解放かバーベキューか決着ついてない時点で、よくここまで書くなーと変に感心。バーベキューの場合はさぞ「揺り戻し効果」で猛攻撃にさらされるものと>新潮。とすると、これは深遠な読みをすれば、人質の無事生還を期待した一種の願かけなのかもしれない。いかりや長介の棺に納豆やザリガニを放り込んで「いいかげんにしろ!」と怒って生き返るのを期待するような。んなわきゃない。

 管理会社が家主の都合で変わって以来、ぜんぜん管理されてる様子のないウチのマンション。「入居者募集」の札がさっそく取り外されてるのは別にいいとして、集合ポスト前に置かれていた不要チラシ回収用ゴミ箱もなくなっていて、ここ数日は床にチラシ捨て放題というイラクのごとき無政府状態になっている。
 今日の夕方見たら、これがキレイサッパリ片付いてて驚いた。散乱していたチラシ類が全部指定ゴミ袋の中に突っ込まれていて、口のところには手書きの貼り紙。
 「みんなできれいに使いましょう!」
 とうとう住人の一人が業を煮やしたらしい。ついに自警団キター。それにしても新管理会社はまだ決まらないのか。弁護士出てこい。
 と思ったら折も折、ポストにその弁護士から管理委託先変更の手紙。おそいぞバーロー。つうかまたこんな大事な手紙を普通郵便で送る感覚って。弁護士もいろいろいるんでしょうけど、ねえ。

 またパスタゆでてポモドーロすすりながらネット。横山光輝大ヤケドの報。御大と言えばこないだ高校時代描いたマンガがオークションに出されて激怒されてたので、最初「重体」の報を聞いた時は、アレで血管でも切ったのかと思ったが、孔明の火計だったとは。なんとかカムバックして、また痴漢電車で恥辱に悶える関平タソを描いていただきたく。(←何かを激しく誤解しているらしい)
 新BBS開設のお祝いに鈴之助さんから一昨日いただいた超絶鬼畜歌に返歌を返す。

 《ABCのうた(地方不明)》
 ヒールーズーのー森ビルでー
 ドーアに幼児がはさまれたー
 痛ーい痛ーいはーなーせー
 はーなすもんかー6歳児ー
 センサーつけても止まらないー
 ギロチンつけたら首もげたー

 イタリア人人質殺害。「この際ホントに自作自演であってくれたら」という事態になってきた。アメリカ人は殺されて、フランス人(派兵してない)は助かって、イタリア人(派兵してる)は殺されて……このパターンで普通に類推すると、当の人質より先に家族のほうが絶望のあまり死んでしまうような解しか出てこないんですが。小泉のマネして人質殺されちゃったベルルスコーニの立場や如何に。つっても、日常的にマフィアが拉致監禁とか殺人とかスタンド使い同士のバトルとかやってるお国柄だけに(←「それはとんでもない偏見です」by.アブドゥル)、そんなに支持率落とすことはないかもしれませんけど。
 はたして、日本でもしXデーが来たら、どうなることやら。それでも「被害者の自業自得」と逃げおおせられるのか政府は。しかもさらに邦人2人拉致との報まで入ってきて、もうわけがわからなくなる。「武装グループが拉致した外国人の人数を競っている」なんて面白説を主張してるコメンテーターもいるが、そんなグロンギ族じゃあるまいし。これってゲゲルだったのか。
 ……とか言ってるうちに3人解放の報。帰国してからの地獄を思うと、手放しで万歳を叫ぶ気になれないのが微妙なところ。とりあえず今週の週刊新潮なんか読んだら自殺するんじゃないかと。あんなひでぇ記事が普通に印刷されて流通してることを思うと、やっぱ、こういう雑誌を刊行前に出版差し止めできるほどの権力を持った田中真紀子の長女は「私人」の範疇には入らねーよなーと変なところでシミジミ。
 そんな中、NHKで見たオモシロ映像。

 北海道東京事務所で、人質解放の報を聴いて狂喜する家族。
  ↓
 TVのNHKニュースでアルジャジーラの映像を確認し、歓喜に泣き崩れる家族。
  ↓
 しかしその直後ニュースが「また2人拉致」の報を伝えだしたとたん、あわててチャンネルをザッピングする家族。
  ↓
 でも民放はみんなこの場の「絵」にそぐわない爆笑バラエティばっかでさらに動転する家族。
  ↓
 けっきょくNHKに戻してみると、まだ行方不明のニュースをやってるんで、困ってとうとうTVを消してしまう家族。
  ↓
 なにごともなかったかのように喜び合う家族。

 「田中耕一さん受賞記者会見で飛び交うマスコミヤクザの怒号」同様、二度とオンエアされないだろうなこの映像。

 それにしてもなぜここまで伊原学士に弱いかロッテは。いつボビーが星野や金ヤンのごとくロッカーやバケツ蹴っ飛ばすかと思うとビクビクもので。明日はまたゲンの悪い東京ドームだし。人質よりもロッテが心配(←おい)。
4月16日(金)
 『コメットさん☆』の父・横山光輝死去。ネットでは「寝たきりでタバコなんか吸うからだ」とイラク人質ばりの自己責任を問う声が多々聞かれるが、そうだとしても、こんな偉大な漫画家が、なぜあんな死に方をしなければいけないのか。因果応報論の好きな人たちには悪いけど、やっぱり生前の業績と死に方はあまり因果関係ないんですね。善行積んでも残酷な殉教の死を遂げる人もいれば、悪行の果てにのうのうと畳の上で死ぬ人もいる。「死」そのものは平等だけどタイムリミットは平等でなく、またそのプロセスも平等ではない。ともあれ、景山民夫みたいに変な宗教にハマってて死後「文字通り完全燃焼の人生でした」と霊言を捏造されるような心配がないことが、せめてもの慰め。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/6075/
 ↑あの名サイト【ジャーン ジャーン! 横山三国志で抜ける者はおるか!】も悲しみのあまり一時閉店されていた。
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1066833266/311
 ↑予言?(涙)

 こっちは焼け死ななかったイラク人質ネタ。アルジャジーラのインタビューに、「活動はまだやる」と答えてしまう高遠メンバー。たぶん国内でここまで「人質逝ってよし」世論が巻き起こっていることなど知る由もなく、素直に言ってしまったんだろうが、帰国後のことが心配。高遠メンバーって俺と同年代だから、あのあさま山荘事件の故事を知らなかったのは確実だな。前にも日記に書いたかもしんないけど、銃撃戦の末に救出された人質(山荘管理人の奥さん)が「いちごが食べたい」とかノンキなことほざいたせいで、日本中から「お前を助けるためにどれだけ犠牲が出た思とんのやゴルァ!」て猛烈なバッシングを喰らったという。そういう国民性を念頭に置かず、アメ玉ころころしゃぶりながらインタビュー受けてやがったおぜうさんの無防備さ、アレは我が国ではもはや犯罪レベルであると言っても過言ではありますまい。
 そんな大ポカもあり、シナリオはうまいぐあいに着々と人質バッシングの方向へと。すくなくとも政府はそう持って行きたいだろう。バッドエンディングに終わったイタリアケースを誤摩化す意味でも。未だ行方不明の2人の安否が、不確定要素として残っていますが。
 にしても、「宣伝」が主目的だとしたら、武装勢力にとっちゃあ「イラクに好意的(&反米)な民間のボランティア」ほど、人質として効果的な生き物はおるまい。これが下手に右ビトさんを拉致った日にゃ、人質本人はもちろん人質家族も「身内にかまわず武装グループを攻撃してください!」とヒロイズム陶酔に走り、国内世論もつられて「イラク討つべし」方向にドドッと傾いたのではないかと。
 まーともかく助かったものは助かったわけで、さっそく政府とNPO系との間で「ウチが頑張ったおかげだ」と元冦後のような功名争いが勃発しそうな予感。政府は「『自衛隊撤退せず』と毅然とした態度をとったおかげだ」と言ってるが、同じことしたベルルスコーニさんとこの人質はあんなことになってしまってますけど。この違いは何か。運か、人質の氏素性のおかげか、裏で何万ドルか動いたのか。そのへんは庶民レベルには永遠に明かされまい。
 朝日朝刊も当然ながら人質解放ネタの花盛り。社会面、「3人の解放についてどう思うか」と聞かれた20歳代の女性(記事は実名記載)が「『ふーん』て感じ。家族が自分らの都合しか言わないんで同情できない」とクールな答えを寄せていたのを読んで、「ためしにこいつの身内を誘拐してみたらよほど英雄的な毅然とした態度をとってくれるんだろうなー」と鬼畜外道な考えがふとアタマをよぎる。すいません、俺はとてもそんな英雄になる自信はありません。家族が拉致されたら共●党だろうが何だろうが「救出を政府に訴えてやる」と言われりゃ半狂乱になってすがりついてひざまずいて靴にキスまでしてしまうでしょう。ま、俺ひとりがヘタレでも、こういう立派な人が大多数を占めているなら、日本はこれからの激動の国際情勢も悠々と乗り越えていけるだろうなー、と未来への明るい展望を抱く。うん。そう思っておきます。
 ……人間、そう簡単に英雄なんてなれませんってば。
 なんでそうみんな自信満々なんだ。

 昼前、7月か8月刊行予定の本の初校を訳者へ発送。320頁になんなんとするけっこうなボリュームになったが、並行してやってる巨大企画にくらべれば片手間仕事のようなもんである。
 昼食、ちょっと歩いて、エチオピアカレーの手前の路地を入ったところにあるステーキハウスに初めて行ってみる。「ランチ650円」との看板に引かれてつい。カウンター入れて20席ぐらいの小さな店で、なじみの客らしい1人が座っているのみ。ためしにステーキランチ頼んでみる。ほどなく学生やら若い会社員風の団体がどさどさ来て満員に。けっこう流行っているらしいが、マスター1人で焼いているので時間がかかる。お味のほうは……値段に見合ったお味でした。
 午後は会議のレジュメ作りや、他の企画を進行させたり、地道にテキパキ働いておく。定時30分過ぎ退社。今年初、そして今年最後になるであろう東京ドームへ向かう。

 今年はファンクラブ入ってないので普通に内野券買ってみるが、ロッテFC割り引きがきかなくて泣く。しかもゲートで恥ずかしい手荷物検査までされた上に「内野券はあっち行け」と追い返され号泣。内野ゲートでもまたカバンの中までまさぐられる屈辱。今日は『サムソン』とか入ってなくてよかった。いつものピザセット買うが、内野のピザスタンドにはコーラが置いてなくてさらに泣く。今日はうまくいかん。
 変化球の制球が定まらず初回から2四球出してる直行に悪い予感。でもエチェバリアのゲッツーで救われ、以後はストレート主体のリードで、三振は少ないもののなんとか4安打に抑えるいつもの直行ピッチ。ただし4安打のうち2安打は失投をスタンドまで運ばれ。いっぽう我が打線はぜんぜん打てず。ヒットは出るし四球は選ぶんだけども、肝心なところでスンヨプが振り回したりマティーがボテボテゲッツーに倒れたり。中軸を打つ助っ人3人が3人とも新人で日本の野球に慣れてないのが痛すぎる。それより福浦の不調が大問題か。幸一ヒット→押本の牽制暴投で3塁到達→スンヨプ地を這うタイムリーで取った1点のみ。1-2でまんまとハムの東京初戦を白星で飾らせてしまった。懐かしのファイティー君がエロズリーと仲良く飛び跳ねているぞ。ファイティーは東京限定という形なのか。現地妻?
 応援だが、あいかわらず太鼓がないとロッテ側の応援はバラバラになる罠。特に99式チャンステーマは手拍子が難しく、太鼓でしっかりリズムをとらなければぐしゃぐしゃになってなんとなく「れっつごー!」と言ってみるハメに陥る。一方ハムは、子供の声が多い札幌と対照的に、おっさん声の嵐。しかもなぜかラッパを使わず全応援歌をアカペラで大合唱、その迫力は正直ロッテをも圧倒していた。なんたって12試合しかないので在京ファンは必死だ。思わずつられて「ぴ〜える〜、あおがく〜、と〜しば〜『阪神ー!』つ〜、ぼ〜、い〜〜〜〜!!」と合唱してしまう。いや、そんなことしてる場合ではないんだが。9連敗。そこまでして明日のジョニー復活登板を盛り上げることはないのに。
 シャクに障るので、試合終了が早かったこともあり、高田馬場に戻って古書店でお宝ビデオなど掘り出し帰る。
 帰路、『日本オタク大賞』読む。『ガンダムSEED』ってそんな大騒ぎになってたとはちっとも知りませんでした。セクースをにおわせるカットが出たという話は人伝に聞いてましたけど、そんなんでギャーギャー言ってたら『アバレンジャー』のアスカさんとマホロのアヘアヘシーン+アバレピンク強制妊娠プレイ(未遂)が出た回なんか日曜の朝からいったい何をやっているのかと国会で取り上げられなきゃいけません。なんたって実写だし。『アバレ』視聴者に10代の女の子はいないからいいのか。
4月17日(土)
 自衛隊を出す時は「イラクは安全」と言い張ってた人たちほど、今回は「あんな危険なところに行く奴が悪い」て批判してるというダブルスタンダードぶりが、なかなか面白いところ。そりゃ昨年来あれだけ「イラクの治安は自衛隊が派遣できるぐらい安定していますよ〜」と政府が広報していれば、無知な高卒民間人なんかは信じてノコノコ行ってしまおうってもんで。
 そういったダブルスタンダードをごまかしおおせるためにも、元人質3人には早く帰国していただいて、日本中からボロカス叩かれてください、というのが政府の本音かと。元人質や家族が2、3人浅田農産会長プレイに走ったところで、また首相がヒトゴトのように「なんともいたましい話だね=_=」とかコメントすれば済むことですし。
 ああ、読売は今ごろ今回の事件をなんて報道してるんだろう。きっとボロクソ言ってるんだろうなー。こういう時ほど読朝毎全紙とってる金持ちに嫉妬の炎を燃え上がらせることはない。

 天気よし。気温も高く。窓を開け放って洗濯、日記更新、メールの返事など諸事にいそしむ。ブランチはトーストに先日の星の子オフで余ったクリームチーズをぬりたくり。
 俺にとって休日とは「職場じゃないところで仕事をする日」でしかない。逆を言えば、職場でやっている「仕事」と称するモノも俺にとっては家事・雑事との連続性をもった作業であり。職場で編集作業するのも、家で日記書いたり『大宗教学』の原稿書いたりするのも、俺にとっては等価である。仕事とプライベートのメリハリがついてないと言うか。だから俺の勤務態度は極めてダラケまくっている。職場の机も自宅の机同様すごいことになってるし。父兄参観でもあったら親兄弟その場で割腹して果てるだろうってぐらい。やる事はやるけど。ま、そのおかげでストレスためず胃に穴あけずに生きていけてるのかもしんない。あ、なんかクビが寒いぞ(汗)。
 NACK5サタデーライオンズをつけ、ロッテ戦の途中経過が入るのを待つ。しばらくしてジョニーが打たれたとの報を聞き、即刻ラジオ消す。ああもう。ヤケボロネーズすする。
 新管理会社から手紙。さすがプロの不動産屋は対応が早い。この3週間で人心千々に乱れ、治安もずいぶん悪化してしまったが、なんとか治安回復につとめてもらわんと。
 『アイコ十六歳』の監督、児童買春で逮捕。あちゃーついにやったか大林宣彦、と一瞬思ったが、監督は別な人だったんですね。この経験を元に今度は『2004タイホ十四歳』とか撮って、宮台センセイやら中森明夫やらにちゃいかましてほしいものである。売人のケータイから足がついて今回のタイホとあいなったとのことだが、1年以上前の売買でなぜ今ごろ逮捕されるのか、そこがよくわからないんですが。
 夜、米たいてハンバーグとポテトサラダ。つくづくオーソドックスなものしか食ってないなあ。

 イラク人質、残り2人組も助かる。かくしてイラク情勢はまた日本人にとって対岸の火事となりゆくわけだ。
 ふと思ったんですが、「なぜイラク人が外国人を嫌うのか」、同じ外国人嫌いの石原慎太郎ならそのへんの心理を具体的に解説してくれるのではないかと。
4月18日(日)
 0830起床。『プリキュア』。おばあちゃまの謎。『ガッシュ』。早くレイラたんを出せー。『レジェンズ』。なんだかすごいアニメだ。教会。礼拝。すぐ帰る。納豆とカキフライで昼食。
 サンデーライオンズで例のごとくロッテ戦の途中経過。2回にロッテが4点入れたと聞き安心して(まだ安心はできんが)1400-1800ぐっすり昼寝。……するハズだったが、実家からの電話でたたき起こされたり、丸八の訪問販売にたたき起こされたりして、ヒトラー並に不機嫌ナナメに。
 夕方、合唱の練習。帰って野球の結果見る。「やめてとめてやめてとめてやめてぇ!」てなもんだったロッテの連敗、やっとこさストップ。ボビーにスマイルが甦る。また応援団がマスコミでクローズアップされてにわかファンが増えたらどうしようかと危惧していたが、よかったよかった。福浦も今日ので復調してくれればいいんだが。サバの塩焼きとホーレン草と納豆で夕食。

 ズッコケ三人組、解放の喜びをミジンも感じさせない帰国風景は異様の一言。頭から上着でもかぶって出て来るんじゃねーかって雰囲気で。もちろん手元はモザイクで。医師の診断によると「急性ストレス障害が見られ、PTSDにつながるおそれがある」とのことで、記者会見も欠席したそうだが、いったいどっちのストレスか。誘拐のストレスか、2ちゃんねるでも見たか。
 人質擁護派は、「高遠さんたちはボランティアでイラク入りしていたんだ」と、その崇高な活動目的をもって彼らのドジを免罪しようとしているけど、実は逆効果もいいところだ。「ボランティア」などという御立派な人種に対し、かつてここまで公然かつ昂然と、一般庶民がボコボコ石投げたことがあっただろうか。こういう立派なボランティア様に対して、何もできない自分のヘタレぶりに引け目を感じながら湾岸や阪神淡路などを横目にウジウジ生きてきた善良系市民どもが、初めて偉そうなボランティア様を公然とボロクソに叩ける機会に遭遇したんである。今までの鬱屈した罪悪感にも似た思いをここで昇華せずにどうしますかってなもんで。そこに「ボランティア恩赦」なんて言い出したらあぁた、火に油を注いで人質バーベキューにするようなもんですぜ。
 しかし人質糾弾派の言うことにも納得いかないところがありまして。皆様口々に「心配かけやがって」「どれだけ迷惑したと思ってるんだ」とか言ってますけど。さて、あの連中の安否を本当に心配し、迷惑をかけられていた人が、実際どれだけ2ちゃんねるにいたのか。たぶん俺も含め、受難日からイースターまでの間、Xデーをワクワクと待ちわびていた国民が大多数だったんじゃないかと。それで「迷惑かけられた」なんてキレイゴトをどの口から、良識的市民の皆様は仰るのか。むしろ「1週間ええ見世物をありがとう」ぐらいに思っておいたほうが、精神衛生上もよろしいのではないかと。俺も一連のニュースが楽しみだったからこそ、ロッテ10連敗中も世をはかなんで自殺せずに済んだんですとも。
 つうかそもそも我々が逐一見聞きし判断材料にしているイラクインサイダー情報(米軍下げ渡しの広報を除く)は、ぜーんぶ郡山さんとかNGOたち無謀なフリー入国者が伝えてきたものじゃんか。「日本人カエレ」て言うのはいいが、米軍とCNNの大本営発表だけで今後のイラク情勢を正確に把握できるもんならやってみなってなもんで。
4月19日(月)
 パレスチナ情勢もとんと(日本では)影が薄くなってしまったが、シャロンは続々と手を打っており、今度はランティシ師をヘリで「暗殺」。イスラエルがテロに屈しないように、パレスチナもテロに屈しない。パレスチナがテロに屈しないように、イスラエルもテロに屈しない。かくしてこういう旧約聖書的解決法になるのか。これしかないのか。これしか。

 パレスチナもイラクも関係なく、フラフラ仕事場へ。朝刊で週刊現代の広告(朝日にしてから週刊現代の記事がチェックできるようになったのが嬉しい。読売はまだ広告掲載拒否を続けているんだろうか)を見ると、なんと全面的に人質擁護論陣をはっていて驚く。もっともこれはいつもの「反権力・反小泉」の一環なんでしょうな。オモシロイのでつい買ってみたけど、まあ、いつもの週刊現代でした。
 仕事、特記事項なし。昼、麻の葉で食べようと思ったら仕出しのため臨時休業、しかたなく昇龍軒でチャーハンとギョーザ。ニンニク最高。
 帰宅。ゆでたパスタにバジルペースト和えて、スーパーで買った鶏の香草焼きをおかずに夕食。ああほんと楽。食後、主の霊が激しく下ったかのように、某MLに超長文カキコ。これまでの人質騒動を見物してきた感想文みたいなもので、日記に書いたこととだいぶダブるためここには転載しません。しても面白くないよ。

 BBSで葛西さんから、今回ここまで世論が人質バッシングの方向に傾いたのは、80年代から綿々と続く「ホンネ崇拝」の行きついた末ではないか、とのご指摘。自らのアノニマス性を保ったままで「本音トーク」をぶちかませる場が(2ちゃんねるのみならず)増え、低レベルな毒舌が氾濫(俺の日記含む)したせいで、すっかり世の厨房どもに「『本音トーク』カコイイ!」という誤解が定着してしまった。芸のない鬼畜話ばかり垂れ流してる一人として、ちょっぴり責任の一端を感じる。実際「本音トーク」やってカコイイのは、相応の話術と、さらに強固な常識を備えた一部の芸人だけなんだけどねー。
 さらに葛西さん、「ただ、彼ら彼女らが『ホンネ』と思っている事が『本当にホンネ』なのか私には疑問なのですけどね」と核心に踏み込むコメント。あ、たしかにそれある。素人さんのおほざきになるオピニオンって、ウヨクにせよサヨクにせよ、99%、既存の特定メディアの論調をなぞってるだけだし。受け売りの言葉を「ホンネ」と思い込んでいるにすぎない。本当にそれは自分の目で見て自分の耳で聞いて自分の手で触って自分の足で歩いて自分の頭で考えた末の「ホンネ」なのかと。もし本当にそうなら、なぜ100人100様になるはずのオピニオンが、こうまで似たり寄ったりの数グループに固まってしまうのか、説明がつきませんが。人間の感性って案外バリエーション貧弱みたいですね。
 さらにタチが悪いのが、「いつでも何かを『叩く』方向の発言さえしていればスマートに見える」、という日刊ゲンダイ的犬儒主義崇拝だ。ほんのちょっと「自分が同じ立場に置かれたら」と想像するだけでも、脊髄反射的「ホンネ」はずいぶんナリを潜めると思うのだが、彼ら彼女らはそのほんのちょっとの想像力すら働かせる手間すら惜しみ、16日の朝刊の「ふーん」女のような英雄的コメントをお吐きになられる。
 被害者に「世間様のこと考えろ」と要求する、その要求値が日本は異常に高い。どんな事件事故に遭おうとも、被害者は世間様のことを先に考えて耐え忍ばないと、日本ではさらなる地獄が待っている。犠牲者ヅラして自分の都合ばかり並べ立ててビービー泣き叫ぶのは、半島や大陸系のみなさんに任せとけとばかりに。……しかし、そう言う「世間様」は、被害者に「世間様を慮れ」と要求するくせに、自分らは被害者の気持ちをてんで慮ろうとしないからズルいもんだ。今回だって、人質と家族たちが国民感情にまで考えを致せないのと同様に、我々国民の側も彼ら人質や家族の異常心理を想像しようとしない。どっちもどっちである。
 けっきょくのとこ今回のコトは、そんな双方の「共感不足」が引き起こした喜劇にすぎないような。甘いですか。どうなんでしょ。

 TBS『NEWS23』観る。解放人質は「イラクからの贈り物」、との言葉を紹介し、「その贈り物に日本は何を返すのか」と問いかけるレポーター。いかにもNEWS23らしい情緒的にすぎる議論で「おいおい」と思わなくもないが、一理はある。
 一連の人質誘拐が、別にグロンギのゲゲルでもなく、ただファルージャで、イラクで何が行われているかを国外にアピールしたいという目的(自覚的にしろ無自覚的にしろ)を持ったパフォーマンスであることは言を俟たない。そして、日本が要求を呑まなかったにもかかわらず、誘拐ゲリラは日本人人質を5人とも解放した。いつでも焼いて吊るすにしろ射殺するにしろできたのに。殺しても何もデメリットはなかったのに。逆に、自分らの内部情報をよく知っている人質を解放してしまったら、思いきりアシがつくにもかかわらず、そのリスクを冒してまで解放した。その意味を考え、その意気に応えなければならない、必ずしも自衛隊撤退でなくともいい、イラクに安寧を取り戻すために日本ができることを模索しなければならない……そういうことだ。
 だが、おそらくその問いは誰も聞いちゃいないだろう。日本人からすれば、人質が無傷で解放されたことのメッセージなど考えるどころか、「誘拐しておいて『贈り物』も何もねーだろ」ぐらいの意識だと思う。それよりその「贈り物」をいじめるほうに夢中ときたもんだ。
 次の「贈り物」は、ないな。

 チヅオちゃんの国選弁護人に弁護士費用計4億5000万円支払われたそうですね。1人アタマ年俸に直すと7、800万かそこらってとこですか。ほとんどチヅオ裁判に拘束され、他の仕事やってられなかったことを考えれば「そんなもんか」という感じだが、あの無駄な引き延ばし期間にまで拘束料が(税金から)支給されているかと思うと無性に腹が立ってくる。
4月20日(火)【ここまでは2004.08.23更新】
 あったかいのを通り越し、すでに暑いぐらい。
 『ショー☆バン』の作画担当のほうの人が事故、どうも休載しそうとの報。『TWO突風』『サムライジ』とチャンピオンの誇る2大異常言語感覚マンガが立て続けに連載終了したのみならず、少年週刊誌界最強のショタマンガ『ショー☆バン』まで休載するとなると、なんとも寂しい話である。
 もう一方のエロス醸し出しマンガ(「エロマンガ」とはちょっと違う)の雄・『虹色ラーメン』に、さらなるエロス分の補給を願いたいところ。でも『ラーメン』も神宮寺と与田が合体怪獣化して怒涛のごとくラストバトルに突き進みつつあるので油断がならん。
 現在のチャンピオン、「マンガ週刊現代」こと『アクメツ』「絶対ゴールデンタイムに地上波で放送できないポケモン」こと『カオシックルーン』あたりは鉄板として、新人で期待できそうなのは『子供学級』あたりか。案外面白いし。『浦安鉄筋家族』の路線に、『無敵看板娘』が開拓確立した新ジャンル「暴力ロリマンガ」の要素を融合させたおそろしいマンガだ。注目。それと板垣先生の熱暴走はもう誰にも止められないんですか。

 午前中、歯科検診。口腔に異常はなかったが、歯ァガリガリやられて肩に余計な力が入ったせいか、頭痛出る。昼食、昨日のリベンジてことで麻の葉でねぎとろろん食らう。それでも気分治らないので、薬飲んだらガクンと眠くなり、会議中に寝て恥をかく。

 帰って、スーパーのハンバーグ弁当食いながら、半分砂嵐の千葉テレビでロッテ戦観戦。同点で晋吾にコバマサまで投入したボビーの「勝利」への執着。10連敗後せっかくの連勝が2で止まるのと3連勝するのでは、今後の雰囲気が大きく違うことをよく知っているボビー。こういう執念の戦力投入をされては選手のほうも引き分け狙いなんかできやしない。延長10回、2死から今日4安打の福浦が右翼フェンスに当たる二塁打。今日四球選びまくりのマティーが敬遠され1、2塁。ここで大チャンステーマに乗って、初芝歓喜のサヨナラヒット。うれしいとメガネこわれちゃうんです。福浦も帽子を飛ばして大喜びだ。お立ち台ももちろん初芝。いつもの三振してニヤニヤ帰る姿からは想像もできない興奮ぶり。こんな初芝見た事ないぞ。お前本当に初芝か。背中のチャック開けたらモロが羽化して出てくるのでは。

 俊俊さんの日記読む。どーもボーイッシュ萌えの気があると思ったら俊俊さん、やっぱり『バイファム』ではマキ派だった模様。同志!(がしっ)。やっぱり俊俊さんも無印34話の「あたいおうちに帰りたい!(涙)」で「はうっ!」と腰に来るぐらい興奮したクチでしょうか。道理で黒キュアにハマるわけである。むう、俊俊さんとはいつか、どっちが亮太になってなぎさ姉ちゃんにコブラツイストをかけてもらうか、雌雄を決する日が来るやもしれんのう。そんなことでいちいち雌雄を決するな。

 BBS、昨日の「ホンネ信者」へのイヤゴトも続く。ひょっとしたらホンネ信者の皆様は、自分の中に確固たる常識とか価値判断基準がないことから目を逸らしたがっているだけかもしれない、とイワレのない邪推をしてみる。もし近い将来、人質か家族が誰か首でもくくり、「新潮やりすぎ論」のほうが大勢を占めてしまったとしても、はたして彼らはなおも信念を持って人質バッシングを続けられるのかどうか。あっさり「プライバシー侵害雑誌逝ってよし」とか大合唱が始まったりしたら大笑い。しかし、その逆転現象が起こった場合も、悪者が「人質・家族」から「2ちゃんねる・新潮」にシフトするだけなので、どっちみち政府は全くダメージ受けないシステムなのがなんとも。
 とりあえず打者一巡してみて、人質バッシング派は新潮を筆頭に読売・文春(やや弱)など、反バッシング派はなぜか朝日と講談社(週刊現代)がタッグを組む珍現象、それに毎日などがつくという図式に。文春が不肖・宮嶋の処遇をどうするかで一波瀾ありそうな予感もあり、明日からの第2ラウンドの攻防も目が離せない。

 『NEWS23』。2人組のほうが帰国、その片割れが生登場。先発の3人が2ちゃんねる見て心労で倒れたのにくらべればなかなかイッツタフである。帰国したズッコケ三人組に向けて抗議のプラカードをかかげる善良な市民たちの録画映像。そのプラカードの中に「ぬるぽ」(笑)……うわあ……。いやはや、人は何故ここまで、なんの利害関係もない人間を憎めるのか。林真須美の家にラクガキしていった人たちと極めて近しいメンタリティを見る。つうかもういいじゃん、「ええ見世物を見せてもろてありがたや」と感謝しておけば。
4月21日(水)
 最近、やっとボールの投げ方が分かってきた。
 俺がボールをまともに投げられない人であることは、この日記でも何度も書いたような覚えがある。何かを投げようとするとどうしても肘が曲がり、投擲物はあさっての方向にへろっと浮かび、ぽとと落ちる。もちろん体育の授業でも、ハンドボール投げどころかソフトボールすらまともに投げられたためしがない。スポーツテストでは走るほうはまとも(長距離ではむしろ標準以上)だったにもかかわらず、ハンドボール投げで記録が出ないため、いつも最低ランクの級すらつかなかった。
 だから野球が好きなくせに、自分では全くプレイしようとしなかった。高校の授業でしかたなくソフトボールをやる時はいつもキャッチャーだった。普通ヘタクソはライトとか外野守るのが相場なのだが、俺の場合は外野からボールを投げても内野に届くまでにトリプルボギーは叩かなければならないので、せいぜいピッチャーに返球するぐらいしかしないキャッチャーのほうがまだマシなのであった(野球だったら走られ放題です)。ちなみに大学の授業ではピッチャーでした。下手投げならいちおう真正面に投げられるので。それで野球部の人に満塁ホームラン打たれたりしてましたけど。ダメすぎ。
 かようなテイタラクではあったが、別にスポーツ特待生でもなく、運動は運動でも学生運動にハマって機動隊に火炎瓶投げたりカルチェラタンで道路の敷石まで剥がして投げたりするようなハメにも陥らず、もちろん徴兵されて手榴弾投げたりもせずに残りの人生生きてきたもんで、別に困るこたぁなかった。因数分解ができなくても生きてけるように、ボールが投げられなくてもけっこう生きていけるもんなんですよ。まーそれでも因数分解できないよりはできたほうが面白いし、ボールも投げられないよりは投げられたほうが面白いことは言を俟たない。そこまで負け惜しみは言いませんよ俺も。
 あ、そういえば昔日のすげー悲しい思い出が甦ってきたぞ。大学の帰り、自転車でへろへろ幼稚園の前を通りかかったら、子供用バスケボールが門扉を飛び越えてきたことがあった。すいませーんと保母さん。優しい俺は自転車を降り、こころよくボールを投げ返した。しかし、我が超ヘロヘロボールは門扉を越えられず、俺の足元にはね返ってきやがった。もう一度投げる。へろ(投擲)。がしゃん(門扉直撃)。ぽん、ぽん、ころころろろ(失敗)。……完全にパニックに陥った俺は、ムキーとなってついにボールを黄金の右で蹴っとばした。ぽーん。ボールは難なく門扉を飛び越し、みごと敷地内にゴォォール。と同時に、いたたまれなくなった俺がホウホウのテイで自転車にまたがりハイヨーシルバーと遁走したことは言うまでもありませんねローンレンジャー。実は俺、手より足のほうが器用なんです。南斗白鷺拳ですか。観るのは野球だけどプレイするのはサッカーが圧倒的に好き、てゆうか球技はサッカーしかできません。
 そんなどうしようもない俺にふとした転機が訪れたキッカケ。それは、昨年末の読売にちょっと連載されていた、堀内新監督(ああ読売だ読売だ)のコラムであった。別にジャイアンツには興味なかったんだが、なんとなくその記事を読んでみたら、そこには「ボ−ルの投げ方」が基本中の基本から解説されていた。で、具体的にドコがドウってのはいちいち書きませんが(ハズカシすぎて)、とにかく、俺は数十年間、「投擲」のメカニズムについて根本の部分で大きな誤解をしていたことに気が付いたわけです。
 そういえば俺、今まで、ボールの投げ方をちゃんと習ったことがないですよ。幼稚園ぐらいの頃、父親とキャッチボールした記憶はありますけど、ヒジ・肩・手首の使い方とか具体的に教えてもらった記憶はありません。あまりに俺がマトモに投げられないもんで業を煮やしたのか、父のキャッチボールの相手はすぐ弟にシフトしてしまった。短気な父親でして。ウチの親はどっちも子供の能力限界値を勝手に決めつけてしまう癖があり、余計な可能性を伸ばそうという気はさらさらなかったらしい(もっとも、逆に子供のありもしない「才能」を引き出そうとブタに木登り仕込もうとする無茶な親もそれはそれで困るが)。俺が、ボール投げなんぞ以上に矯正しなきゃならない大問題を抱えていたせいもあるんだけどな(笑)。小学校でも、ソフトボール投げは記録をとることが目的で、先生は投球術なんか教えちゃくれなかった。中学でも高校でも教わらなかった。大学でちょっと習ったような気がするけど、俺自身が「俺は一生まともに投げられない」と思い込んでいたこともあり、身に付かなかった。社会に出てからはなおさらですよ。
 しかし、悪太郎のコラムのその一文を読んだ時、ダシヌケに「悟り」を開いたような、目からウロコが落ちたような状態になりまして。以後、誤解まみれの自分のフォームを着々と修正してきたわけです。そして数カ月。ちょっとためしに空き会議室にもぐりこみ、ハンカチを結んで固くして、修正オーバースローでひょいと投げてみたですよ。……うわーっすげーっハンカチが真正面に飛んだー!! 野球ファンがこんな低レベルなことで喜んでいては本当はいけないんだけど(理系の研究者が「わーい、ひとりでマッチに火ィつけられたー!」と喜んでいるようなもんですな)、俺にとっては核実験成功したぐらいの衝撃だったんですよ。
 ひとつ原理が分かれば、そこから他の技術を組み合わせていくのみ。「テイクバックでヒジを下げない」とか「踏み込む足を投げる方向にまっすぐ向ける」とか「腰でコントロールをつける」とか、今まで断片的に知っていた「投球のコツ」が全て有機的にチュピーンチュピーンチュピーン(←聖衣装着時のSE)と結びつき、ついこないだまでは思いもよらなかったような「ボール」をばっしんばっしん会議室の壁にたたきこめるようになった。それも、部屋の対角線上の端から端にライナーで届くんだから、どういうことかと。
 今日も息抜き&背筋伸ばしに席を立ったついでに、会議室でハンカチを縛る。まだちょっとワインドアップモーションは慣れてないが、セットポジションでひょい。ぽこん。今度はちゃんと腰と膝を入れて。ばしん(床にワンバウンド)。おっととと、じゃあちょっとリリースポイントを上げて。ずばーん。いやほんと、なんでウン十年、これが分からなかったのかと。目覚めなかったのかと。
 もちろんまだ、コーナーを突くどころか60.6フィート先のストライクゾーンに球を通すのもおぼつかないですよ(バッターに立たれたらもっと投げられなくなるだろう。ああ、やっと「投手」の気持ちがイロイロと分かるようになってきたぞ)。でも、「前にボールを飛ばす道」、そのスタートラインに立てただけでも、俺にとっては大きな一歩なんだよう。
 現金なもので、なんだか草野球がしたくなってきた。

 もちろん仕事もしてますよ。お昼ご飯も食べてますよ。今日は紅梅で豚ロース丼。午後は外で会議しますよ。
 帰って『トリビア』観てますよ。「来週リニューアル」としきりに繰り返すが、どうリニューアルするのか最後まで分からずじまい。ついに議長がスーパーバイザーから降りるとか?
 人質2人組帰国時の映像。片割れが「記者会見をする」と言うのに親は「そんなのいいから休め」と意見対立。そりゃジャーナリストとしては名前を売る絶好のチャンスだし、かたや素人の親としてはこれ以上人前には出たくない(しかもこんな逆風の中で)し、どっちも当然の反応。普通の親子ゲンカまで全国放映されてしまう状況。
4月22日(木)
 イラク。スペインに続きホンジュラスなど軍を撤退させるヘタレ国続出で、朝日はうれしそうだ。読売ではこのへんどう報じているのか、はたまた黙殺しているのか、つくづく気になる。しかしつくづく新聞複数とる余裕はないし、そこまで新聞屋さんや拡張員を喜ばせることもない。だいいち1紙だけでも資源ゴミの処分に手間取る片付けられないオンナが、そんな自殺行為をしてどうしますか。

 朝だけ職場にツラを出しメールチェックして、さっさとビッグサイトへ向かう。久しぶりに新木場回りで。今日は東京国際ブックフェア。一般公開日でもないのになかなかの盛況。出版関係者ってよほどヒマなのか。俺もか。
 端からざっと見て回る。各ブースとも壁が高くて迷路みたいになってるもんで、見通し効かず、いつものコミケよりも広く見える。カトリック系出版社の長屋ブースへ行くと、ヅラつけてローブ巻いて杖持った人がブラブラ歩いているんで思いきり引く。胸に「ノア」とか名札つけているのでノアのコスプレらしい。去年のたちばな出版(ワールドメイト)の一休さんにヘンに感化された模様。よりによって。
 そのたちばな出版、今回は「ハクション大魔王フェア」ってことでコショウを配っている。鬼太郎とか999とか毎度毎度版権料払ってよくまあ。金あるんだなあ。信者さんのド搾取ぶりに思いを馳せるだにただ涙。ただ、テープから流れてくる声は魔王とは似ても似つかず。大平透の出演まではかなわなかった模様。
 三修社では例の『恋する英単語』を直販。買うともれなくポスターがついてくるぞ。俺がもらってもどうしようもありませんが。買ったけど。でも『もえたん』もまだ積ん読のままだし、いつ読めることやら。

 洋書フェアを渉猟。『バカでも分かる聖書ガイド』(日本語にするとほんとにそういう題)とか、欧州古来の伝統的サンタクロース(ベファナとかベルヒタとかフラウ・ホレとか)がうじゃうじゃ載った妖精図鑑とか、「俺の尻をなめろ」の楽譜とか、掘り出し物続々。リミッター解除で買いまくったら10,000円を軽くオーバー。あまりに重いんで、ペリカン便で職場に送ってもらう。高いー。
 気が付くと手持ちの現金がほとんどなくなっていた。これは致命的。エントランスに出て東京三菱のCD機を探すが見つからず、泣く泣く滅多に使わぬキャッシュカードを出してキャッシング。ベラボウにふんだくられる利息を思うと涙が止まらぬわ。ああバカバカバカバカ。

 1300から業界向けセミナー。ぶっちゃけ言えば、「辞書のデジタル配信がカネになるか否か」先達からご教示をいただこうというスケベ出版ビトどものためのイベントでして。ブックフェア側もいい気になってウン千円もの高いセミナー料ふんだくろうってもんだ。
 まず三省堂ビトの話。けっこう具体性のある講演だったが、要するにウェブ辞書はまだカネにならないんスね。使用量自体は毎年急激な右肩上がりを見せているのだが、それがおカネに結びつかないんですと。ユーザーの「ネットコンテンツはタダ」という意識を改革するため三省堂さんもがんばっているが、同業他社がなかなか協力してくれない(というか協力しようがないのか)模様。
 一方、ケータイでの展開だが。ケータイは有料コンテンツが当たり前だし課金の取り立てシステムもしっかりしている(それでコンテンツ業者もケータイに殺到する)。それでもまだガッポガッポおゼゼを生み出す魔法の泉、というわけではないとか。ウチのような小さいトコは、三省堂さんの切り拓いたケモノ道をあとからついて行くぐらいしかできぬ。
 次のジャパンナレッジビトは、自分とこのシステムの宣伝を1時間しまくっただけのような形で、質疑応答にも「もういいよ」ってなかんじで誰ひとり質問せず。

 セミナー終了後もまたメイン会場に舞い戻り、涙の借金を握りしめ、あっちで買い物こっちで買い物。アールビバンまでブース出してて(見境なしかよ>実行委員会)、売れ残りの天野喜孝クリアファイルを投げ売りしてましたが、POPに「クイアファイル」と書いてあって大笑いしたり。何だよ「オカマファイル」て。
 売れ残りと言えば、ソニーマガジンズのブースに、あの『クリ★ツーリスト』が山積みになっていた。去年鳴り物入りで創刊された女性向け叢書「ブルームブックス」の最初のイチオシ作品で、新聞に1面広告が出てたのにはたまげたもんですが。見るとどれも初版の模様。クリトリスの弄り方を懇切丁寧に解説した絵本(冗談じゃなくて本当にそういう一大事な本なんです)で、エロ漫画家さんにも大いに参考になりそうな本だったんだけど、先進的すぎましたかやっぱり。
 一日中遊び回って、足もヨロヨロ財布もスッカラカンになって職場に戻ったのは定時過ぎ。「セミナーはアレでした、以上!」と口頭で上司に報告し、疲れたんでとっとと帰る。チャンピオン、『ショタ☆バン』やはり休載。まさか新連載突っ込むわけはないので、しばらくは代原でつなぐか。不謹慎だが、新人さんにはチャンスが続くぞ。
4月23日(金)
 朝から頭痛、右目が痛い。今日は『キル・ビル』観ようと思ってたけどこれじゃ無理かなトホ〜。
 仕事してると、スウェーデンのサンタさんから絵葉書が舞い込む。これが驚いたことに手書き(英語)で、しかもこちらの2つのクエスチョンにもちゃんと答えた非常に丁寧なもの。返事が遅れた言い訳も「日本からは7万通の手紙が来るため」と。サンタさんの似顔絵(これも手書き)までついてるぞ。同僚の筆跡鑑定によると「日本人が書いたっぽい字」とのことだが、トムテランドに日本人スタッフがいるのか、在瑞邦人がボランティアかバイトでもしているのかもしれぬ。
 正直今まで、日本でのサンタメール商売を手広く展開しているスウェーデンのサンタに対しては、勝手に「商売っ気」を感じ、あまりいい印象を持っていなかった。しかし、今日のカードでだいぶイメージが変わりました。もう180度回頭しました。我ながら現金ですんまそん。
 きのう有明から出したペリカン便も到着。『バカでも分かる聖書ガイド』は、落ちついて読んでみると、いちばん面白いのはタイトルだったことが判明。「俺の尻をなめろ」と一緒に買った、国歌から軍歌からいろいろ集めた「アメリカ愛国歌集」ピースは、調べてみると1942年、ミッドウェー直前あたりの刊行ですた。一番アメリカがドキドキハラハラ、国民も燃えていた頃ですな。上司や同僚にも、企画に使えそうな各種オミヤゲを配る。「これは仕事だ断じて仕事だ」と言い訳するためですが何か。
 昼、大昌苑へ入ると、「今日で焼肉定食は終わりです」と言われ驚く。アメリカのアレの影響がついにここまで波及し、ハラミが仕入れられなくなったためとか。名残りを惜しみつつ焼いては喰らう。
 ありがたいことに午後になると、肉の滋養のおかげか、薬が効いてきたのか、肩こり・頭痛が取れる。
 『キル・ビル』最終は1930から、その前にメシ食しておくつもりだったが、著者校正の発送に案外手間取り、1830過ぎまでかかる。ディナーにはちと余裕なく、まっすぐ早稲田松竹行くには早すぎる、なんとも中途半端な時間。で、映画館ロビーで読もうと思って芳林堂まで『社会派くんがゆく! 死闘編』買いに行ったんだが、どこ探してもない。レジで聞いたら売り切れだとさトホ〜。

 ちょうど時間となりましたので『キル・ビル』観る。場内はほぼ満員で、「本日は混み合っておりますのでお荷物は座席に置くなゴルァ」と館内放送が出るほど。明日の「Vol.2」公開前の予習といったところか。早稲田松竹側もそれを狙ったな。運よく前から10列めぐらいのド真ん中席に座れる。
 2時間まったく飽きさせない大変な惨殺映画。状況設定にはムチャクチャなところ多々ある(ネットで検索すればいくらでも出てくるからわざわざ書かないけど)ものの、コレは元来「そういう」映画じゃねーので全く問題なし。ただただそのムチャクチャな世界とムチャクチャな映像を楽しむための映画。ヘンに芸術ぶった撮り方もせず、案外オーソドックスな映像なおかげで目も疲れない。噂にだけ聞いていた栗山千明の晴れ姿などたっぷり堪能。ペットボトルの紅茶買ってたけどけっきょく封すら開けず。満場の観客、映画終わってもほとんど席を立たず最後の「うらみ節」までじっと聞き惚れる。
 映画館を出てトコトコ歩きながら、何故か、とってもやさしい気持ちになっている自分を発見する。あまりにありえない映像を目の当たりにしたショックのせいだろうか。カタルシスですか。
4月24日(土)
 北朝鮮で列車爆発事故があったそうで。こないだのスペインのこともあり、すわテロかと思ってしまうのが人情ではあるが、いくらアルカイダが酔狂でも北朝鮮でテロ起こす意味がわかんねーし、国内の反体制派の仕業だとしてもやはり平壌で直接金の字のタマぁ狙ったほうが効率いいわけで。普通の偶発的事故かと。規模はぜんぜん普通じゃなさそうだけど。
 『グランセイザー』のついでに『ケロロ軍曹』初見。アニメはおろか原作も読んだことはなかったが、いやこれはなかなか面白い。ミルモとは対照的な小桜エツ子の受声が萌えるであります。
 洗濯しながら、さっそくヴァイオリンでウィークエンダーのテーマを練習してみたり(もちろん昨日の『キル・ビル』の影響)。これはピアノじゃ弾けないだろう、特にサイレン音の部分とか。こういうところでだけはノーフレット楽器の強みが発揮される。
 1500過ぎ、業者電話あり。今度は「アクセル」とかそんな名前だったが、またエアコンの掃除がどーのこーのと同じ内容。ニベもなく断る。1630から1830まで昼寝。合唱。練習の帰り(2130過ぎ)、西友でスパゲティなど買う。自民党候補の運動員がまだ駅前にへばりつき、何枚も看板出して通行人に愛想をふりまいている。おまえらいいのかこの時間に。
 朝日夕刊。スペインどっか〜ん事件から1か月、日本全国でイタズラ爆破予告が90件(ふだんは月数件程度)にのぼったとか。警察庁はオカンムリで、犯人タイーホで臨むとのこと。2ちゃんねるにカキコした連中も今ごろガクブルか。ざまーみろ。
4月25日(日)
 0900起床。日記など。
 午後、NHKでロッテ戦観る。9回の攻防は、もう信じられない。ありえない。何かの呪法でもなされたか。
 ヨロヨロと実家へ。投票引換券回収、選挙へ行ってまた実家へ戻り。

 19時のNHKニュース。尾崎豊13回忌。千住の尾崎ハウスにはいまだ若い衆がつめかけ、家主も取り壊すに取り壊せないという。あきらかに物心ついた頃には尾崎死んでましたーってな歳のファンも続々参入しているらしい。まあビートルズが未だに聴かれていることを思えば特に不思議な現象ではない。つか、あんなポエムでこんなに神格化されて、もし尾崎本人が知ったらハズカシクテ自殺したくなるのではないか死んでるけど。
 だが、NHKでは尾崎の歌の「ガキの欲求不満代弁効果」のイイ面しか取り上げていなかったのがちと気になる。「尾崎の歌で自殺をやめました」とか「陽」の面ばかりでなく、あのアーナンダ井上嘉浩も尾崎に影響されてふざけたポエム作ってオウムに入信したこととか、「陰」の面も取り上げなければ不公平ではないか。どんなクスリも副作用は明記しなくちゃなー。クスリ効かなかった俺が言うのもナンですけど。俺のクスリは別の尾崎でしたし。あとOUTとファンロード。

 1930から『火の鳥』黎明編ラスト。あの黎明編を4話で語り尽くそうというのだから、まあ展開早い早い。いろいろすっとばして、弓彦とウズメのカラミとか細かいところ全部スルー。だがやはり最大の問題は、例のやんごとなきお方がただの「騎馬集団の族長」という役名になっているところ(笑)。個人的には今回の『火の鳥』アニメ化に際し最大の注目点がココだったのだが、さすがに原作通りだとNHKじゃなくても放送できませんわな。もちろん金のトビも出ないし(わー!)。そういえば大昔の実写映画でもジンギとかいう違う名前になってたし。やっぱニニ●゛が侵略異民族だとダメなんですか。江上波夫史観はダメですか。しかし、あのやんごとなきお方がアレと無関係だとしたら、猿田彦が「猿田彦」である理由も鼻がああなる必然性もなくなる罠。次は復活編ですか。日本最初のロボ萌えマンガ、と書くとチャンピオンの『ロボこみ』みたいに聞こえてくるからやめい。
 中落ちとベニズワイとテンプラと安酒がなんとも美味で満腹。2130前、帰る。

 選挙、自民党が勝ちやがった模様。35%そこそこという国政選挙とは思えない投票率では……。これで所沢市民は石原を再選させた東京都民を笑えなくなってしまった。鹿児島5区はもちろんのこと広島5区も自民党の勝ち。よりによって自民3勝とは、クソつまんない結果になりましたな。あーあ。これで自・公が調子づいて参院選までなだれこむと思うとウンザリ。「二大政党制のスタート」が聞いてあきれらあな。ロッテ戦と言い、どうも今日はままならない。

 日記まとめの続き。たぶん誰も知らない3dl(さんでしりっとる)の名前が出てきたんで、どっかに参考リンクはれないかとためしにググってみたら、関係者のサイトが引っかかる。しかもなんとあの、時代を先取りしすぎちゃった超革新的名曲『麗しの乙女』の、一度しか観たことがなかったビデオクリップまで公開されている! ほとんどあきらめてたけど、まさか生きてるうちにもう一度観られるとは思わなかったー!
 前に観たのは、自分の生が全く想起しなかった方向に分岐し、自分の置かれた状況について行けず、自分が本当にこの世界に生きているのかどうか全く実感できなかった、たぶん人生で1番か2番目ぐらいにリアリティを喪失していたフワフワした時期だったこともあり、この悪夢感あふれる(※ほめ言葉)映像とサウンドが妙にココロに共鳴したことをよく覚えている。
 16年ぶりの再会に、なつかしさとか当時の茫漠とした感情とかいろんなものがこみ上げ、再生しながら誇張抜きであーんあーんと泣きまくる(※きちがい)。もしインターネットの神様がいるなら、五体投地して伏し拝みたいです。インターネット万歳。地球連邦万歳。そしてジャンク屋の2階から階段を転げ落ちてみる(※酸素欠乏症)。
 ところで、絶対メサイアのスタッフはこの『麗しの乙女』からインスパイアされて『超兄貴』作ったと思うんですが、如何でしょうか。ほらほらサムソンアドンも、イダテン様ベンテン様みたいなのも出てるでしょ。実際、俺が初めて『超兄貴』見た時、最初に連想したのが『麗しの乙女』のPV映像だったし。『麗しの乙女』が1987年の作ということを勘案すれば、ありえない話ではないかと。それにNECアベニューってことで、PCエンジンつながりで……。ゲームも音楽もぜんぜん知識がないので、これ以上仮説を補強できないのがもどかしく。つうか「左右対称なマッチョ2人組」と言ったらさらにカサンドラのライガとフウガまで遡れるし(1984〜85年)。
4月26日(月)
 いやはやそれにつけても投票率35%。埼玉8区に住んでるのがハズカシクなってきた。よりによって自民の選挙違反が原因の補選で自民候補を当選させたら、所沢市民は日本中から失笑を買うと、65%の棄権者は考えなかったのか。なに、「どうせ自分らは所沢には寝に帰ってるだけの実質東京都民だから別に知るもんか」だと。そうかそれはすまん。さあ、与党はこれからどんどんズに乗ってくるぞー。

 さっそく調子に乗ったわけでもないだろうが、柏村武昭が例のズッコケ三人組&家族を「反日分子」と言ったとか。なるほど「反日」なら見捨てていいですかそうですか。
 そもそも「反日分子」って用語自体、「非国民」同様、聞く者を判断停止させてしまう便利なキャプションですな。このレッテルさえ貼られればあらゆる保護法の埒外に追っぽり出される、破門状のようなステキな言葉だ。少なくとも国政に携わり国民の福祉に寄与するお仕事でメシ食ってる立場の人間が軽々しく口にしていい言葉ではない。
 この論理で行けば、将来自民党が一党独裁制を確立した日にゃ、党員じゃない国民は何も社会保障受けられそうにありませんです。たとえ税金払っていても。お笑いマンガ道場の頃は、こんな黒いヒトには見えなかったんだけどなあ……。

 だがその一方、「ボランティア様やNGO様に是非を問うな!」てなかんじでズッコケ三人組を「象徴」化し、てめえらのイデオロギー強化に利用する人たちに対しても、なんだかなあという思いは募ってくる。ズッコケ三人組を担ぎ上げた人たちって、実は天皇を担ぎ上げた人たちとおんなじヤリクチなんじゃないかと。人質神格化も天皇神格化もどう違うのかと。
 自分のイデオロギー、つうか「思い」を自分以外の何かに仮託する……それが「象徴化」である。その「何か」を象徴化することで、どんなメリットがあるか。自分自身が矢面に立たずにすむのである。反対派からの攻撃は「象徴」に集中し、ちょっと冷静な中立派が「いくら何でもそこまで言わんでも」と「象徴」をかばってくれて。いずれにしても当の「象徴」担ぎ上げた連中は、自分のアノニマス(無名)性を保ったまま好き勝手なこと言い続けられるステキなシステムだ。2ちゃんねるよりも便利だぞ。
 今回のことも、担ぎ上げた連中のハッスルぶりに一般大衆が覚えたイラ立ち、その全てがかわいそうに「象徴」に向かってしまったわけだ。天皇制を巡る議論でも同様の現象が起きている。皇室やら日の丸やら君が代やらを「象徴」化することで、その「象徴」を物理的に守るも攻むるもという表層的レベルに議論が留まり、そこから深化することがない。ミギの旦那様もヒダリの旦那様も、やってることは同じなんですよ。長いものに巻かれ、寄らば大樹の陰で、決して自分自身は責任とろうとしない。その行動パターンは、右も左も、どちらもまぎれもなく「日本人」なんですよ。

 仕事。一日中会議。昼、仕出しの五色米弁当。ヘルシーなだけでなくそこそこおいしい。
 会議の後片付けして、夕方、瀬戸在住のK先生がひょっこり来訪。2冊ほどでかい本を担当させてもろてる、その道ではなかなかの大家である。岩波から本出すそうで、その打ち合わせで上京したついでに遊びにいらっしゃったとのこと。雑談できのうの補選のことなど。すいません俺埼玉8区民なんです〜と懺悔しておく。いやほんと、日本人はどこまで分かっているのか。議長が(日記では)書いているように、ほんとにシタタカな二枚腰が身についてきたのか。そこまでシタタカだとはとても思えない。なんか今年の大統領選でブッシュが負けたら一気にガタガタガタッと左傾化しそうな。いいも悪いもネオコン次第♪

 藤田田(「でん」と読んでください)死去。マクド、マニュアル、ムチャな名前、の「3M」を日本に定着させたヒトであった。追悼の意味をこめて夕飯はマクドにしようか、と一瞬思ったが、普通にカレー食って寝る。
4月27日(火)
 ズッコケ三人組に、ほんとに帰国費用237万円を請求するらしい。いい笑い者というか何というか。国民が「自己責任」だ何だと騒ぐのはいいよ。それを国家までがマに受けることはないでしょうが。
 たとえば、ぼったくりバーでぼったくられたとか美人局にひっかかったとか、あきらかに「自己責任」な事件は国内にもゴロゴロしている。でもそれで警察が被害者に捜査費用を請求したなんて話は聞いたことがない(もともと捜査費用は「税金」というカタチで徴収してんだし)。同じ「被害者が気をつけてさえいれば起こらなかった無駄な事件」に血税を投入されても、別に被害者に対してブーブー言ってませんよね我々。「おれおれ詐欺」だって「これだけ報道されてるのにひっかかったマヌケな年寄りのために血税から捜査費用を出すことはない」となるハズですけどねー、この理屈だと。
 こんなケツの穴の小さいケチな国が、北朝鮮の自己責任な事故には何万ドル相当もの援助物資送るんだから、わけわかりません。日本政府の「人道」の基準ってのは何なんでしょう。高遠さんたちも日本人何人か拉致していれば、もっと政府にチヤホヤしてもらえたんでしょうか。
 いやほんと、メディア時代の「イメージの力」はおそろしいですね。ちょうど美人局の被害者が「また出会い系サイトに行きたい」と言ってしまったようなもんで。かえって記者会見さえしなければ、ここまでオオゴトにならなかったのかも。これからは犯罪被害者やその家族も、犯罪に遭ったらみんな即座に「広報官」を雇わなきゃいけませんな。弁護士みたいに。いかにしてTVの向こうのお茶の間の同情を惹くか、あらゆる手練手管に通じ、何を言えばいいか、何を言うべきでないか、その支援団体にまでアドヴァイスできる、そういう「広報官」。開業したら、これから大ヒットするかもしれませんよ。どうですか。

 夢を見ていた。
 バカが好き勝手に暴言を吐ける世の中。
 そんな世の中こそ理想の世界だと思っていた。
 思っていましたけど。
 暴言のほうが大勢を占め、政府がそれをまんまと利用する世界も、これはこれでイヤなもんだなと。
 つまりそれは石原慎太郎な世界であると。
 俺の夢、ちょっと定義付けを修正しないといけなさそうですな。

 【カダフィ企画】HPのトップにもズッコケ三人組を非難する替え歌が載る。自らボランティアに勤しむ総帥にまでボロクソ言われるズッコケ三人組の立場って。本物のボランティアからすればそういう気持ちなんだろうな。オウム事件で仏教が「一緒にされてはたまらん」と怒ったみたいに。

 明日、企画会議(らしきもの)があるので、その用意をダラダラと。俺の考える企画ってのはすべからく、「ヒマさえあれば自分でできるけど、他人に任せることはできない」モノばかりだから、ほとんど形になったためしがない。その希有な例が去年の『例の本』ですが、もうあんな大変な思いは当分したくないし。ああ、俺がもう一人いれば、そいつに取材・資料集め・執筆を任せてしまいたいもんだ。俺は編集・レイアウト・入稿・校正やりますんで。問題は、現在のお給金で俺をもう一匹飼えるかどうかだが。粗食に耐え着る物にもコダワラないので、生活費自体はあまり問題ないけど、このバカが取材費にいくらカネつぎ込みやがるか想像するだけで背筋が寒くなる。職場が経費出してくれるだろうか。
 昼食はティーヌンでセンレクヘンと鶏挽き肉炒めかけライス。夕食は忘れた。
4月28日(水)
 たとえば、北方領土に強行上陸した愛国者がロシアビトに拿捕されたら、日本政府は救出費用を「自己責任」てことで請求するのだろうか。柏村理論ならどうなるのだろうか。

 午前中、企画会議。俺の提出した企画はたしかに好評を博するものの、「誰がやる」という段になると俺しかやる奴がいない。で、俺にはそんなヒマはない。すくなくとも今年度はダメー。編集プロダクション使おうにも、こういう「専門的雑学」はカタギの衆にゃ扱えるものではない。勿体ないにゃー。下手に『例の本』が営業的にも上手く行ったもので(ウチの業界ではモト取るどころか黒字が出ただけでも大成功なんですよトホホ)、営業サイドからはまたああいう新兵器を開発しろ今度は一年通して売れるものを開発しろさあ作れやれ作れと催促されてますけど。ああ、俺がもう一人いれば(以下同文)。
 昨日も行ったはずなのに、なぜかまたふらりとティーヌン。今日はバミーナームとレッドカレー。そして今日も夕飯何食べたか忘れた。食に執着しない人間は、人生も真面目に生きられない。
4月29日(木)
 女性器を表す例の俗称は、「アソコ」というカタカナ3文字が2ちゃんねる式の視覚的転訛をとげて生まれたものと主張してみる。

 畏れ多くも昭和帝の御誕生日に朝からド下品な学説を提唱してみたところで、本日より大型ゴールデンウィークのはじまりはじまり。今日は新田さんに誘われて、自主映画の会「シネマ秘宝館」へ。神戸屋のサンドイッチを西武新宿駅のベンチでたいらげ、向かうはLPO。
 最初にかかった高岡監督の「本物の『キル・ビル』を観る前に作った想像上の『キル・ビル』」でのっけから討ち死に。バカだよ、正真正銘のバカだよあんた。一面識もない相手を罵倒するのも気が引けるけど、こんな国立バカ研究所から脱走してきたような大バカ映画、これ以外のリアクションできませんがな。……いるんだ、天才って。以降もバカ映画のオンパレードで大満足。
 いやつくづく、学生時代にこういう世界に出会わなかった幸運に感謝したい。「え?『不幸を呪いたい』じゃなくて?」。いやいやとんでもない。もし若い頃に自主映画にハマってたら、絶対人生踏み外してたと思う。あたしみたいなヘタレは、こういう世界は「受け手」として楽しむにかぎります。
 17時頃から、小杉あやさん、永田あきのりさん&その兄上と5人で、キリンホールで飲む。もちろんこの面子ですから常人ならマユを顰めるようなひどい話にばっかり花を咲かせ、気がついたら21時。
4月30日(金)【ここまでは2004.08.28更新】
 年金法案強行採決。……すいません、所沢市民が通してしまったようなもんです反省してますゆるしてくだせとりなしてくだせ。

 雑誌を中心に仕事ちょこちょこ。昼、つるやできしめん定食。久々にあのマッシュルームカットのおばちゃんを目視にて確認。
 定時15分過ぎまで働き、八丁堀経由で幕張へ向かう。うまく京葉線快速に乗れて、海浜幕張駅到着1815。プレナ前からの無料シャトルバスが有料(100円)になってて泣く。
 今年初(というかもしかしてすごい久しぶり)のマリンスタジアム。今日はM×L戦。球場内のロッテリアでチーズコンボ買ってバックネット裏の2階自由席へ。寒。
 ロッテ、四球は選ぶが5回まで大沼の前にノーヒット。とにかく大沼タマが速く、ぼこぼこ150km/h叩き込んでくる。一方直行はちこちこヒット打たれるけど要所を三振で抑えている。なにより四球を出してないのがいい。投手戦の予感。延長になるかもしれない。まあいい明日は休みだ、とことんつきあうぞ。
 6回裏、ついに小坂がチーム初安打となるツーベ−スを放つと、福浦の高いバウンドを1塁手がはじいてその間に待望の1点をもぎとる。続く7回表、均衡が破れてテンションに変化があったか突如直行が制球を乱すも、西武打線がヒッティングに出てくれたおかげで助かる。
 そしてその裏、先頭打者スンヨプが、まるでビームのような4号ソロホームラン。こっ、これがホームランの弾道ですか!? 普通なら「右中間を破るクリーンヒット」てところが、そのまま全く落ちずにそのままの角度で、ものすごい速さで右翼スタンドに突き刺さりやがった。初芝の滞空時間の長いアーチとはあまりに対照的な、大砲というよりはレーザー、ザケルガ、ライトニングプラズマ、そんなかんじだ。この打球をナマで見られただけでも、今日幕張くんだりまで旅して吹きッさらしの2階席で寒さに震えた甲斐があったニダ。
 すまんスンヨプ。俺、「全日のレスラーが社長の16文をよけてはいけないように、韓国のルールブックにはスンヨプの構えたところにボールを投げないといけない規約があるんじゃねーのか」とかひどいことを思ってたけど、これはたしかに無形文化財扱いしていい、見事な打球だ。今なら「イ・スンヨプはウリたちチョソン民族の優秀性を証明する見本ニダ」とか言われたら素直にハハーその通りでございますテハンミングクマンセー!とひれ伏してしまいそうだ。そんな魔力のある、あぶない打球。危険球(←それ意味違う)。
 もちろん俺だけでなく、マリンスタジアムの右半分はもうスンヨプマンセーウリナラマンセーカムサハムニダーと、石原慎太郎が見たら怒りのあまり独裁グラスばりーんと握りつぶしちまいそうな大騒ぎだ。ワールドカップ共同開催よりも、スンヨプ1人のほうがずっと日韓相互理解を促進しているような気がするんですが。
 さらに初芝のスリーベースが出たところで大沼KO。二番手・小野も四球ぽこぽこ出すがなんとか1失点で踏ん張り、2死満塁で福浦三振。手が痛くなるほど拍手したけど、この回結局2点止まりでしたか。
 でも今日の直行には3点あれば十分十分。9回無四死球のみごとな完封勝利。ボビー、日米通算1200勝を飾る。試合後、特に表彰セレモニーはなく。それより明日だ。明日も勝て。勝て。勝て勝て勝て勝て。とっとと借金返せ。ライトスタンドではスンヨプの応援歌を練習。明日からはもう少しマシになるか。
 マリスタのグッズ売り場でモタモタしてみる。エロズリーグッズを探すが、ステッカーとぬいぐるみしか見つからない。しかもぬいぐるみは普通にエロくなくアレンジされてしまっている。エロステッカー2枚とボビー帽子、イワオ生写真つき色紙(涙)などゲット。2200海浜幕張発の各停に乗って、最寄り駅に着いたのはギリギリ2400前。やっぱし2時間か。これ以上のショートカットは、新線でもできないかぎり不可能ですか。

 そんなわけで人質記者会見は全く観てません。どんな反撃が繰り出されたんでしょうか。明日の朝が楽しみ。
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