2004年5月の開設者うらみ日記


ページ末尾へ 前の月へ 次の月へ 日記一覧へ戻る HPトップへ戻る
5月1日(土)
 ハァ〜、日記〜日記〜で〜ェ、一日ィ終わる〜、
 そんな〜週末〜、どうよ人と〜して〜♪
 (武蔵国に伝わる民謡「日記サボりまくり節」より)

 そのかたわら、サタデーライオンズでコバマサのリリーフ大失敗にギャースと藤子不二雄(A)調に絶叫したり(どうしたんだようコバマサ……)、すっかり忘れてた家賃振り込んだり(実際アチラの口座に振り込まれるのは6日だが追い出されんかのう)、髪切ったり、刺身と納豆とサラダどっさり買ってたいらげたり。

 イラク・アブグレイブ刑務所での捕虜虐待写真大量流出。楽しそうな米兵と一緒にセム系のおっさんが全裸ほり出し放題のモザイク入り放題のといった、映画『[エス](das Experiment)』もかくやたる面白フォト。つうかむしろ「G-men」の企画グラビアかと(笑)。さすが正義と自由の使者アメーリカ、ひどいことしやがる。もっともフセイン親子の拷問はこんなもんじゃなかっただろうけど。

 BBSでSAKANAFISHさんよりボビー弁当が制作発表されたと聞き、リンク先のニュース記事読む。個人的には弁当発売そのものよりも、球場売店の売り上げがロッテに入らず地方自治体に吸い取られていたという事実のほうがショッキングだった。まあ、市営球場だから当然っちゃあ当然なんだけど。ただ球団オリジナルの弁当だけはロッテの収入になるんだそうで。それでか。それでロッテは伊良部弁当以来、深刻なジンクスにもめげずさまざまな弁当を開発してきた、いや、せざるを得なかったのか。現在のボロ負けもやっぱり……。それはそれとして食べたい。
5月2日(日)
 『ガッシュ』。コルルー! 『レジェンズ』。だんだん知性のある敵ポケモンが出てくるキャンペーン実施中らしく、しゃべるワニの次は千葉千恵巳声でしゃべるトリ。なぜアクミをこの演技でやらなかった千葉ー! でも基本的に善人声なので、アクミ同様まんまと寝返る。たぶん初めて個人的動機で戦う主人公(戦闘自体は白まかせだけど)。トリだからキスマークもクチバシ型。ああ畜生かわいいなあアンナたん。今回限りのゲストだと思うけど勿体ないなあ。

 議長の裏モノ日記読む。4月30日分の「憎しみ」「不快感」を明確に峻別した論に思わず膝を打つ。
 先日、一連の人質バッシングに「人は何故ここまで、なんの利害関係もない人間を憎めるのか」と書いたが、すいません訂正です。彼らのアレは明らかに「憎しみ」ではなく「不快感」のなせる業です。
 もちろん、「不快感」の表明が言論レベルにとどまればいい。それは俺自身大いに享受している「表現の自由」として、尊重されなければいかん。ただ、それを実際の行動にまで容易に繋げてしまう人々がウジャウジャいるのが、なんとも困ったところで。自らの主観的「不快感」を絶対化し、投票行動からイタズラ電話から銃弾ぶちこみから空爆まで、さまざまな「行動」の根拠にしてしまうことの危うさを、彼らがどこまで意識しているのかしていないのか(たぶんしてない)。そしてそういう人たちほど、自分の「不快感」にそぐわない言論を直接行動で封殺する傾向があるからタチが悪い。
 もっとも、人間のそういう「イメージで動く」習性がなくなってしまうと、広告業界は困るわけですが。

 自らの主観的「不快感」の絶対化と、それを根拠とした実際行動。
 たとえば、総理としてやってることはほとんど同じなのに、森が1年で首相の座から追われ、小泉が3年も政権を維持している謎もこれで説明できる。別に有権者が単純に「快/不快」といった感情をもって、森を嫌って小泉を好いてもいいんですよ。それが、なぜ投票行動にも反映されるのかが問題で。
 いや、森個人・小泉個人に投票するしないならまだ分かる。総選挙にまで普く適用されてしまうのが不思議なところで。同じ候補が出馬しているのに、橋本・小渕・森時代に落選した候補が、小泉が首相になったとたんに当選するというのはどういうことか。なぜ首相が小泉にすげ変わっただけで、以前なら落としていた候補をスンナリ支持できるのかと。だったら森時代に当選させてやれよと。
 イタ電・銃弾・空爆に関しては、例示するまでもなかろう。

 「不快感」を言論で表明するのはかまわない。
 でも、「不快感」を根拠に何をやってもいいかというと、それは全く別の問題である。
 そうした行動は俗に「いじめ」と言う。

 今までは「言論の範囲での不快感」と「行動に移された不快感」とがゴッチャにされ、後者を忌避するあまり前者まで弾圧されてきたように思う。
 今回のケースが特異な様相を呈したのは、前者(言論)が言わば政府公認のオフィシャルなオピニオンになったことで、後者(行動)まで公的に認められたとみんな思い込んでしまったんでしょうか。いずれにしても前者と後者、「言論」と「行動」はゴッチャにされたまま。
 なお、「不快感」の部分を「エロ」などと言い換えると、他の言論弾圧現象にも適用できる便利な図式。さすれば、2ちゃんねるの速報板の見過ぎで人質家族にイタ電かけた連中は、エロマンガに影響されて性犯罪に走ったバカみたいなもんですか。

 中村屋のキーマカリーと、西友で買ってきた森のきのこのサラダを、あたかも草食恐竜のごとくもしゃもしゃと。サラダ類が安くなったので遠慮なくむさぼり食える。
5月3日(月)
 0830起床。連休の喜びも、月曜日から朝寝する快感も、宮仕えの身ならではのもの。テレ朝に郡山氏ナマ出演。「イッテ、イッテ」はイラクの方言で「お前、お前」だそうだ。本当かよ。
 1100前有明に向け出発、野平俊水『反日小説の書き方』読みながら電車旅。しぶしぶ1000円でつまんないSCCのカタログ買って(ティアマガより高いくせに全然読むところないのは絶対何かまちがっている)、1230過ぎビッグサイト入り。
 ぐるっと回る。歴史エリアでモンゴル帝国の本買う。蒙古関係の本を読むのは20年前に読んだ学研のガキ向け歴史読み物以来ですが、ボルテとかジュチとかジェベとかすごく懐かしい名前がゾロゾロと。
 昨年のシティで見つけた破壊力グンバツの政治ハードやおい(すでに「やおい」ですらない)サークル、今回も発見。なんとこの1年で5、6冊新刊出してて驚く。こんだけ描いてて全く上手くなってないあたりが、伊勢田カントクや木持アート出版的だ。さらに驚いたのが、この作者さんヘタしたら18歳未満のガキなんじゃないかと思い込んでいたら、ある本のまえがきに「31歳独身」と書いてあったこと。30代かよ! うわ、イタさがこみあげてきた。と同時に己が姿を鏡で見せつけられたような気がして、イタさも光電子増倍管で大増幅だ。俺が『大宗教学』売ってるところもハタから見たらこんななのかなぁ。
 むろと先生にご挨拶。10月にトールキンオンリーイベントを開催されるというので、告知チラシなどいろいろいただく。皆様の話を聞くだに、つくづくモーオタならぬトーオタには教養と、なにより高い知能が要求される傾向あり。こんな怖い業界、下手に付け焼き刃で参入できるもんじゃねえ。評論系はすでに同人ならずとも世界中の本職の英文学者や伝承学者たちがよってたかって研究し尽くしてるし。むしろ「トールキンやおい」自体が、巨大な体系を持つトールキン研究に新たな切り口を提供する1ムーヴメントにすぎないのかもしれない。
 むろと先生一行と有楽町までダラダラご一緒、そのまま東京経由で新宿出て、紀伊國屋書店で『社会派くんがゆく!死闘編』ゲット、ついでに5階の人文書コーナーに「例の本」が本当に置いてあるのを確認。今年もまたシーズンが来たら平積みしてくださいな。なぜか異常に汗が出る。1730頃、武蔵関で途中下車してTEXASでリブステーキ。
 ヤフーでロッテ戦チェック。ヴァー(号泣)。ボビーの日米通算1201勝めはまだですか。弁当制作発表しただけでこの効果。なんなんですか、この将門クラスの強力な呪いは。そのうち「マリンスタジアムの観客席はボビー神社に背を向けて配置してはいけない」とか変なジンクスまで生まれたりしたらどうするんですか。メジャーにもない前代未聞のオモシロ球場完成ですよ。こうなったら、いっそ「マイナスとマイナスをかけると」ってことで、小林(雅)弁当を発売してみたい欲求にかられてしかたないんですけど。それともこのオリックス戦7連敗は弁当のせいじゃなくて、1995年ボビーに地元胴上げを阻止された阪神大震災被災者の怨念ですか。そんなにボビーが憎かったですか英霊の皆様。
5月4日(火)
 0800、また有明に向け出発。今日はコミティアでして。新田さんのブースでサンドイッチ食べ、開場を待つ。
 今日も今日とていろいろ買う。前回(2月22日の日記参照)ロッテ架空戦記本の「お試し版」を出した【さきがけグルーヴ】が、分厚い完全版を並べていたので是非もなく買う。滝季山さんにもご挨拶、『鋼の年金術師』とかいろいろしょーもないギャグを飛ばす。
 売り上げのほうだが、第22号・21号合わせて計6冊。なんともはや。
 児玉さんと池袋の和民でウダウダする。隣の席の大学生ぐらいのオタク3人組が、例の実写版キャシャーンのことを褒め讃えながら、「でも映画界の陰謀で、評論家たちはみんなケナシているんだよな」と語り合っているのが聞こえて吹き出しそうになるのを堪える。もう、アニメのキャシャーンを知らない世代のことはほっといたほうがいいのかもしれない。
 帰ってアク解。スペインだかアルゼンチンだかから「ポケモン・カルト」のことを調べに来た人がひっかかってた。
5月5日(水)
 0830起床。パンを買い忘れ、朝食カップヌードル。日記を少しまとめ、ぐずつき空の下1300前出発、今日は九段下へ向かう。駅出口そばのサブウェイでターキーブレストサンドを胃に収めたのち、日本トンデモ本大賞の下見のため千代田区公会堂へ歩を進める。途中でグッズ番長S井さんとばったり。道中、ロッテの惨状を嘆き合う。
 1430、トンデモ本大賞スタッフ(の大半)と出演者(の半分ほど)が勢揃い。下見、と言っても、舞台係が機材の説明を受け、あとは会場周辺の導線を確認するぐらいで、下っ端は特にすることはなし。なるほどエレベータから講堂までの空間が異常に狭い。行列をどう捌くか、しっかり対策を練っておかないと大惨事必至だ。物販コーナーを出す開田あや先生とH郷さんから、『大宗教学』や新田さんの『ぶっとびマンガ』も委託で置いてやるありがたく思えとありがたきお申し出。わぁい。
 隣の九段会館で優雅にお茶したのち、ぞろぞろと1700新大久保ハンニバルへ。ハトを食べる。ただし飛び入り参加の俺とH原さんはハト食えず、チキンを半分こ。K子先生のご厚情により一口だけハト御相伴。チキンも十分おいしかったけど、ハトのシャコッとした野趣あふれる風味はまた格別で、ああーっ俺も予約するんだったーと後悔することしきり。
 鳩を食いながら一昨日の鳩×菅やおい本を肴にゲラゲラ笑ったり、H原さんK川さん植木先生たちとロリから年金からダジャレからいろいろ不謹慎に語り合ったり、2100過ぎまで大騒ぎ。S井さんに昨日買ったロッテ本、植木先生に「俺の尻をなめろ」のスコアを呈。喰いまくって飲みまくって8500円。ゴールデンウィークとは言え、金遣い荒すぎ。

 帰ると、ロッテまた負けてました。ああもう。
5月6日(木)
 昨日より寒い。久しぶりに仕事する。主に雑誌入稿準備。
 昼食センレクヘンとグリーンカレー。カレーがいつもより辛く感じる。疲れのせいか腹を壊す。
 帰って、夜はパンをもそもそと。腹がヘタレてなにもする気がしねえだ。
5月7日(金)
 お仕事してると、11時頃、実家から電話。銀行が「至急連絡請う」とのこと。で、銀行に電話してみると、1日に地元のATMから振り込んだ家賃が、宛名が違っているので振り込めないと。わざわざ窓口まで行って振込先の訂正届けを出さなければならなくなる。ウガーとブチキレそうになるのを必死でこらえ(それでも銀行のおねーさんにはかなり不機嫌な声で応対してしまったスマソ)、午後半休。手続き自体は簡単に済む。
 ああそれにしてもそれにしても、管理会社が変わったせいでこんな厄介な目に遭わされたと思うと、家主を逆恨みしたくなり。従来はマンションを建てた会社がそのまま家賃取り立てほか管理業務もこなす場合がごく一般的だったのが(ウチのマンションもとある不動産屋が建設も管理も仲介も一元掌握していた)、最近は規制緩和だか何だかのせいで、そういうシガラミに拘らず管理会社を選べるようになったらしい。詳しいことは俺マンション持ってないから知らない。それで分譲マンションなんかは、管理組合の理事長になろうもんならあちこちの管理業者から「ウチに変えないか」と勧誘がわらわらやって来るらしい。賃貸の場合も同様に、家主にそういう勧誘が来るのだろう。また、どこの管理会社を選ぶべきかコンサルティングして相談料をせしめようという手合いも。
 3月来の騒動も、そういう手合いに家主がいろいろ唆されたのだと思う。賃貸には入居者の組合もないので、全て家主様の思惑次第。で、新しい業者に変わったからと言って管理費が値下げされるわけでもなく(安くなったとしたらその差額は家主のポッポに入るだけなんだろう)、同じカネ払うわりには掃除とか管理の質も落ちたように思う。契約内容自体は来年の契約更新まで従来のものを引き継ぐことが法律上決まっているが、次回ヘンな条項が追加されたりせんか心配である。
 パスタゆでてレトルトのポモドーロぶっかけて、西友で買ったサラダと喰らう。

 5/5の植木先生議長の日記を読む。ここに登場する気楽院という奴はよほどのエロンジでベタなオヤジなのであろう(笑)。ウカツなことはできないもんである。知己のウェブ日記を読む楽しみのひとつとして、自分が筆者と同席した日に自分のことがどう書かれているかを確認するというのがある。俺もがんばって日記更新しなければ、どんどん知人たちの楽しみを奪ってしまうことになるのであるな。
 キーマカリー喰らって、ちょっと日記更新して寝る。
5月8日(土)
 あれ、もう土曜日なのか。早いな。ほとんど仕事した記憶がない。いや実際今週1日半しか働いてないし。
 夏の学会誌用の原稿にとりかかる。最初は『クリ★ツーリスト』で書こうと思ったけど、どうも面白くならなそうなんで、『青田大學番外地』にチェンジ。こっちもどう紹介するか。とほほ。どうも進まない。〆切は15日。ダメかもしれない。いやダメだろこれは。
 昼、スーパーでニシンの塩焼きと納豆買って喰らう。腹の中にカズノコがいっぱい詰まってる。こういうのもカズノコと言うのか知らんが。
 夕方、今朝の朝刊読んで、福田官房長官辞任を知る。年金法案強行採決してからこのかた連日のように国会議員の国民年金未払いがバレ、議員連中からあれだけボケカス言われた江角マキコの立場はいったいという騒ぎで。お前ら別に辞めなくてもいいから、未払い分の年金全額耳揃えて払えと。そして現在の年金財源ムダ遣いをなんとかしろと。辞める辞めないよりも、そういう実務的方向で償えと。
 逆に言うと、なんで日本には「辞めさえすれば責任逃れできる」という慣習があるんだろうと。しかも、ほとぼり覚めてからまんまと元の職務に返り咲くことも自由だ。それを禁止する法律はない。また、それを糾弾する監視の目もない。その頃にはみんな前の事件のことなんか忘れてるから。こういう人たちを見てると、「やっぱ人生ってやり直しきくんだなー」と生きる希望がわいてくる。わくわけねえだろ。
 なんだか最近の日記なげやりだなあ。
5月9日(日)
 0900起床。ビクビクしながら朝刊のスポーツ面を開く。小宮山勝利ー!! コバマサ救援成功ー!! 久々に清々しい朝である。「巨人が弱いと日本社会が停滞する」とかよく言われるが、もし日本人の大半がロッテファンだったら今ごろ平均株価300円ぐらいになってたんじゃないかと。
 トースト食べて1100出発。今日はぷにケット。所沢〜蒲田間というと長旅のようだが実は西武線40分+山手線30分+京急10分(快特)と片道せいぜい80分てとこ。俊俊さんに渡辺俊介カンバッヂ(BWファンにそんなものあげるな)と『プリキュア』OP&EDスコア差し入れ。くれじじさんにもご挨拶。新刊のコピー誌お蔵出し集にギャハー(爆笑)。で、カタログ見ると山崎円花(弟)さんも来てるはずなんだが、ブース行ってみるとご欠席。ますます心配。
 あちこち回っていろいろ買って(今月同人誌買いすぎやで自分)1430頃帰途に着く。まっすぐ帰り、1600頃納豆で残りごはん処理。夕食は食べず。
5月10日(月)
 雨の月曜日。でも仕事には行かなければいけませんので。昼前から会議。弁当がなんか合わなかったらしく、腹が変になる。
 終わって仕事場に戻ると、なんか「例の本」について『トリビア』のリサーチャーから電話があったらしい。留守番の後輩が「担当者は会議中で」と答えたら「じゃあまた会議終わった頃電話します」とのことだったそうで。そりゃほっとくわけにはいきませんから、胃の違和感に耐えながら、恋する少女のごとくワクワクしながら電話を待つ。が、定時を過ぎてもかかってこず、1800過ぎてもかかってこず、いいかげん頭来て帰る。弱小出版社だと思ってナメるんじゃねえ。うえっぷ。
 Winnyのえらい人・金子勇逮捕。ソフト開発が犯罪(著作権法違反)に繋がることを自覚していたかどうかがジャッジメントターイムの分かれ目になるが、2ちゃんほか各所で「著作権法をぶっつぶす」等とうそぶいていたというから(京都府警もそれで動いたんでしょうが)、無罪放免は難しそうだ。どっちみち俺はWinnyの恩恵なんぞ享けてないので、死刑になろうと別に関係なし。
 胃がこんななので、夕食は抜く。
5月11日(火)【ここまでは2004.09.04更新】
 皇太子殿下がきのうの記者会見で宮内庁批判をしたとかで、なんか波紋を広げている。「綸言汗の如し」と重々承知しているはずの殿下があそこまで言うとは、雅子様だけでなく殿下も相当なストレスをためている模様。
 いちばんのプレッシャーは、言うまでもなく世継ぎのことだろう。なんかもうほんとに東宮御所は佐渡のトキセンターみたいなことになってるんだな。愛子様を性転換させれば一発で解決するんだが。生殖能力がないとダメですか。

 仕事、淡々と。『トリビア』から電話はなし(←しつこい)。昼はつるやのきしめん定食。午後も淡々と。『トリビア』から電話はなし(←だからしつこい)。帰ってパスタゆでてボロネーズとサラダ。『トリビア』から電話はなし(←家にかかってくるわけねえだろ)。

 岡崎律子死去の報。かなしい。そして、最初聞いた時岡崎京子がついに死んだかと早合点した自分が無性に許せなくなる。
5月12日(水)
 『私たちはいまイラクにいます』の写真家・森住卓、第51回産経児童出版文化賞辞退。「産経新聞があの戦争をどう報じたか考えると、その新聞社から賞もらっちゃイラクビトに顔向けできねえ」とのこと。みごとな傾奇ぶりに拍手。ところでこのニュース、読売新聞には載っているのだろうか(笑)。ああ気になる気になる。イラク人質事件以来、無性に読売が読みたくて読みたくてたまらない。新聞にツッコミ入れながら読むタイプの読者としては、やはりツッコミ甲斐のある新聞を購読したほうがいいのだろうか。朝日のヌル記事にツッコんでると、自分がどんどん人でなしになっていくような気分になってきてそれはそれで精神衛生上悪いし。でもツッコむためだけに高いカネ払って購読して部数維持に貢献してナベツネを喜ばせるのもすごくバカバカしいし。

 仕事して帰って『トリビア』。「またすぐに勉強する」という意味のインドネシア語「ブラジャーチュパチュパ」にはヒーと言うほど笑う。こういうバカでも分かるバカトリビアには死ぬほど弱いんだ俺。だってバカだから。
 ウンザリするような年金払い忘れ政治家続出問題。年金改正法案が衆院通ったんでホッとした公明党もゲロ吐き。さすが与党だけあってゾロゾロと。つまり閣僚経験者が多ければ多いほど自動的に未払い人数も多くなるわけで。与党/元与党議員向けの指向性地雷ですか。

 イラク話も。アメリカ人人質首ちょんぱとか。「目には目を」の原則にもとる反イスラム的行為。全裸にして首輪つけた写真を公開するぐらいでよかったのでは(笑)。
 サマワのオランダ兵が爆弾であぼーんとか。半年前なら派兵の前提条件すら揺るがす大問題になったろうに、すでに大騒ぎにすらならないあきらめムード、というか他人事モード。人質事件を機に、まんまと空気が変わってしまいましたな。
 ところで、実は今回の「人質自己責任騒動」は、十数年来「国際貢献」の亡霊に悩まされ続けた日本人が初めてその呪縛を自ら解いた瞬間だったのかもしれませんぜ。「わざわざ危険な地域に出て行ってボランティアやって国際社会における尊敬を得るよりも、日本の中で誰にも迷惑かけずおとなしくやってなさい」と。いやホントつくづくあのクウェートの「感謝広告」のせいで、この十数年どれだけの悲劇が生まれたことか。カンボジアで殺された文民警察の高田さんや、逃げた大使の代わりにイラクプロパーでもないのに飛ばされて殺された奥さん井ノ上さんのみならず。
 てなわけで、今回「自己責任」論をたきつけた政府は、きっと今後はキケンな《国際貢献》とやらには現金以外何も出さず、かけがえのない同胞の安全を守ってくれることでしょう。またその「自己責任」論を支持した国民も、きっと今後は、国防の任に就くべき自衛隊の精鋭将兵を政府が国防と全然関係ない異国に派遣しようとした日にゃそれこそ猛反対してくれることと予想されます。えっ、違うの?
5月13日(木)
 朝日の生活面に「自費出版のススメ」的記事。仕事柄感覚がマヒして個人的にはピンと来ないんだが、どーもこの世の中「本を出したい人」ってのはウジャウジャいるらしい。モデルケースとしてこの記事では、文芸社で自費出版本を出したあるおっさんが紹介されていた。これがわりと(一般向けには)具体的数字が出ていてそこそこ興味深いものあり。
 このおっさんのケースだと、四六判・264頁の本を1000部刷って197万円取られたという。たぶん材料・組版代は100万ほどだろう。残りの約100万が文芸社のポッポに入るのか。ええ商売やな。もっとも、元原稿がデータじゃなくて手書きだったりすると編集部の手間はもっとかかるし、また、校正刷りを何回出すかでも経費は変わってくるし、これだけのデータで文芸社がいくら純益を挙げてるか一概には言えません。でも、社員1人あたりたとえば1か月に1冊ずつ「カモ」を処理していけば十分すぎるぐらい食っていけてビルだって建てられます。文芸社が校正らしい校正をしない事実は『リアル鬼ごっこ』の悲喜劇で宇宙の果てまで知られているところであるし、そりゃ処理速度も早かろう。
 これを1470円(税込)で売り、著者には2%「印税」が入る(1470×1000×0.02=29,400円→源泉徴収されて26,460円)というクダリを読んで大笑い。パーセンテージについては出版社それぞれなので別にいいけど、それ以前にそもそもその「印税」自体最初の料金の中から出ていることを思えば、こりゃ欺瞞以外の何ものでもない。量販店のキャッシュバックと同じじゃねーか。でもその点について、記事では全くツッコミ入れられず。あのー、これ、文芸社の全面広告? 思わず肩のところに「〈PR〉」とか書いてないかと探したが、れっきとした生活面らしい。おいおい……
 読者層が読者層なだけに、きっとこの記事読んでコロリとだまされちゃう人、けっこういるんだろうなあ。同人誌ならはるかに安くはるかに小部数から刷れるんだけどなあ。

 リン・カーターの文庫版『指輪読本』を読み始める。原作読むのは一仕事なので、せめて一般教養程度は身につけておこうと。しかし、原作読んでない俺ですらボコボコ誤植が見つかるというのはどういうことか。

 明日も仕事だというのに、夜更かししていろいろと謀略めぐらせたり。
5月14日(金)
 ああもう眠い。めちゃ眠い。朝食をとる気力もなく職場へ。コンビニでハンバーガー買って食べる。
 AM、企画のことでいくつか打ち合わせ。準備不足で全くクソの役にも立てず。落ち込む。
 昼食、志乃原の野菜天せいろ。このあたりから徐々に目が覚めてくる。覚めてくれなきゃ困るんだが。

 午後、上司と連れ立って、例の超巨大企画の著者宅へ、校正ゲラを受け取りに行く。東急東横線は窓の景色からしてハイソで、所ジョージの歌にも詠われた西武線沿線とは大違い。旅客機みたいに車掌が自己紹介するのにも驚く。そのうち機内サービスのワゴンでも出てくるんじゃないかと思った。  駅からしばし歩き坂を登り、俺みたいな下賤の者は宅配か年賀状のバイトでもしなきゃまず入り込む機会なさそうな高級住宅街に侵入する。さすがはその道じゃ日本最強のほまれ高き著明な学者様、お金あるんだろうなあ。ドキドキするのう。呼び鈴押すのも緊張しそうじゃのう。と思ったら、著者の先生玄関先でウズウズと待ち構えてるし。
 大先生のおうちの居間にあがって、奥様が教会のバザーの準備でご不在とのことで大先生手ずから水羊羹と十六茶でご接待。その道のマニアだったらもう第六の天に挙げられたようなもんですぜ。実際「その道のマニア」な上司のシアワセそうなツラと言ったら。上品な羊羹をたいらげ、さっそく著者校正拝見。さすがチェックが細かい。ただ細かいんじゃなくて、ぜんぶ理に適っている(こちらの認識不足で読み落としていた部分など)のでグウの音も出ない。こちらとしてもすげーヤリガイがある、くやしいことに。やっぱり斯界の第一人者ともなるとスゲエ。
 そんなこんなで十六茶がぶがぶ呑みつつたっぷり2時間打ち合わせ。「いやしかしボクの気づかなかった所までよく御覧いただいて感謝してます」。いえいえそんな恐縮でございますなんせ「この道」は大学時代ちょろっと初歩の初歩を習って以来のドシロートなもんでよく分からず編集してるだけです申し訳ありません(汗)。「以前講●社●代●書で本書いた時は、担当が若い人でぜんぜんダメでねぇ……」。ひええっっ、俺も「アソコの編集者はどーしよーもなくて」と言われないようがんばらないとガクガクブルブル。なんとか責了まで化けの皮がはがれませんように。
 えー、およそ俺ほど編集者に向いてない生き物はいないと日々自負していることは、この日記でもハズカシゲもなくさんざんグチっているところであるます。ウチのサイトを見てもらえれば一目瞭然のように、企画力ないしレイアウトや装丁に無頓着だし整理整頓ヘタクソだし人と会いたがらないし特に電話がキライだし頼みごとも苦手だし引きこもりだし。そんな俺が唯一持っている美徳は、「いろんなアビリティを中途半端に持っていること」だと思う。
 実はこの「中途半端」というのがミソで。自分で研究したり本書いたりできるほどのスキルはない。でも、ヒトサマがやっているいろんなコトに興味を持ち、そのお手伝いをすることはできる程度には、という微妙な領域。これが下手に玄人はだしの芸を持ってると、「著者の意図を紙に再現する」ことよりも自分自身の見識が先に出てしまい、しばし著者と論争になってしまう(それが建設的方向に向かえばいいんだけど)。また逆に「中途半端」どころか全くアビリティがなければ、何が何だかーワケもわからずーとにかくーゲラだーけー出しましたー♪な文芸社状態になり、『リアル鬼ごっこ』のように著者に恥かかせるだけでなく版元のブランドイメージも地に落とすハメに陥るし。
 マジメに地道にいい仕事を積み重ね、いい著者の信用を得ることが、職場のブランドを維持しまた高め、それだけ倒産や俺自身のリストラの危機を遠ざけ(笑)、個人的な生活安定にもつながるのである。こちとら親の資産を食いつぶして生きてけるような恵まれたご身分じゃないので、財産のかわりに親からもらった他のモノを上手に運用してこれからの何十年か生きていくしかないんです。で、その過程でヒトサマの役に立てればそれにこしたことはないし。特に今回の企画みたいな、学問的にきわめて貴重な業績を世に残す手伝いなら俺としてもワクワクするし。そう、こういうガクモンなんてぇ実生活には何の役にも立たないムダゴトにワクワクできる変態的性分こそが、俺の「美徳」の真髄なんでしょうな。

 たわむれに姓名判断をやってみる。
http://www.emusu.net/seimei/
>総運  20●
>社会運 11◎
>人生運 19△
>伏運  21◎
>天地同画
>10・30・40・とともに●の数運のために波乱が多い人生で、間違うと犯罪にもかかわる危険がある。結婚運もトラブルが多く、よいほうではない。
 ……総運の悪さもさることながら、特に「天地同画」(姓と名の合計画数が同じ)というのが最悪らしい。ま、俺の名前はどんな流派の姓名判断をやってもいい結果が出ないので慣れっこですけど。辛うじて伏運のベラボウな良さで、危ない橋を渡りながら転げ落ちずに済んでいる模様。あと、社会運のおかげで学業・就職・交友関係に関しては(本人の実力以上に)恵まれているのかもしれません。ただ「社会運11」てのはリーダーシップを取る相らしいですがぜってーウソだ。
 なお「気楽院」でやってみましたところ
>総運  35○
>社会運 25○
>人生運 20●
>伏運  50●
>男性は自己の才能を着々と生かして順調に地位を上昇させていくが、リーダーには不向き。女性は円満な性格で協調性に富み、家庭の主婦としても幸福に過ごす。
 ……だそうで。安定しているように見えて突発的事故・災害に遭いやすい模様。「気楽」までを姓にすると、伏運が35に変わってモアベターらしいですけど。
 そのほか知人の名前を入れまくってギャハーと楽しむなど、あまりよろしくない遊びに耽る。

 ゲボアギトの中の人が6年前テレ朝でやってた深夜ドラマ『透明少女エア』に出ていたという情報を見つけ、ビデオ掘り出してざざっと再生してみる。全6話中3,4話に「菊池隆則」の名がクレジットされてはいるが、あんな渋いおじさま出てたか? 3話と4話にだけ出てくる男性キャラというと、バーのオカマバーテンしかいないんだが、まさか……でもこの室内でもまぶしそうな目と、オカマ台詞でもよく響くバリトンヴォイスは……これはえらいものを発掘してしまったかも。
 調べてみると、実はこのドラマ自体がなかなかのお宝モノらしい。木野っちだけでなく、主人公の医大生がまだあどけなさの残るガオイエローだし。おまけにガオイエローの彼女が『ごくせん』でブレイクする前夜の仲間由紀恵で(ちなみにその友人にピンクレーサーがいる)、ガオイエローに飛びついて抱っこしてもらったりラブホでベッドシーン(未遂)まで演じたり、堀江慶萌えの戦隊ファンはこれ観たら仲間に殺意を抱くのではという騒ぎだ。
 でも殺意と言えばヒロインの海真澄(現:甲斐ますみ)はもっとすごいぞ。透明人間の役なので、全編全裸で出演し、時々何かの拍子に可視化してはガオイエローをメロメロにしてしまうんだ。もちろん透明人間なのでボディを拝めるシーンは極めて少ないが、むしろインビジブルモードのほうが海真澄の真骨頂かもしれない。とにかく、声がはかなげでイイ意味で素人っぽくて、「謎の組織に記憶を奪われ透明人間に改造され、研究所から逃げたはいいが悪者に追われるか弱い少女」というエアの役ドコロにぴったりなんである。下手にあの個性的なフェイスが見えないほうが、甲斐ヴォイスの萌え効果は抜群。たぶんエア役のキャスティングで重視されたのは「声」と「カラダ」(もっと厳密に言えば「シルエット」)だったんだろう。ええそれで正解だと思います。このドラマ出演以降はレースクイーンとかVシネとかドラッグレースのキャンギャルとかやってて現在休業中だそうだが、この声質なら案外声優の線もイケるんじゃないだろか。
 途中から話の辻褄合わせのためか脚本家が交代したためか、ストーリーが先細りし、ヘッポコな方向に転げてしまったのが残念だが、役者は甲斐ますみと言いガオイエローと言い仲間由紀恵と言いオカマ木野っちと言い非常に個性派かつ演技派揃いで、腰砕けなシナリオを誠実に忠実に熱演している。透明人間の特撮やCG処理も、予算&時間的余裕のわりには(1998年当時としては)がんばってます。まあ、冬の屋外ロケでガオイエローが白い息を吐いてるのに隣の透明人間はぜんぜん呼吸してなかったり(石仮面かぶったストレイツォですかあんたは)とか細部にツメの甘いところもあるのはご愛嬌。DVD化されてないのかなあ。

 5月15日と聞いていた学会誌の〆切、5月末に延長。やはり書かねばならんのか。

 萌え.jpの「ノーパンな女の子!」スレに、くれじじさんの絵が(笑)。
5月15日(土)
 朝刊。泥沼のロッテに、つい「またも負けたかバ連隊ン、それではプレーオフ出連隊」なんてイヤフレーズが口をついて出る。実際は第八・第九連隊ってそんな弱かったわけではないらしいですが。京都第九連隊なんか南京大虐殺にも参加してるし。それはともかく、すっかり毎朝スポーツ面を見るのが怖くなってしまった今日このごろだ。どうにかしてくれ。
 今ごろ『ケロロ軍曹』のアイキャッチが『ド根性ガエル』のパロだと気づいたであります。そういえばサブタイトルのフォーマットも『サザエさん』だし。何ごとにも容赦しない佐藤順一の執念に戦慄。観終わってから画材屋へ買い物。画用紙購入。ロッテ応援ポスター応募用に、ボビーのイコンをしこしこ描き始める。NACK5サタデーライオンズつける。待ち望んでいたロッテ×ダイエー戦途中経過の報が入る。「0対11」と聞いた次の瞬間ラジオの電源ブチンと落とす。しばし号泣。あうううモチベーション下がるぅぅぅぅ。でもめげずに描き続ける。1500頃スーパー行ってネギトロのり巻き買って喰らう。なおも描き続ける。
 夕方、合唱の練習。つくづくモーツァルトは天才だと思う。天才は天才でも、なぜか人間として無性に嫉妬をかきたてられるタイプの天才だからタチが悪い。バッハのような、嫉妬する気もおきない天才とは全く違うタイプのスタンド能力だ。同じ時代に同じ音楽でメシ食ってたら、俺だってころしたくなる。おかしいなあ、ラターの曲を練習してた時はこんなヒジョーにクヤシーなんて気にはならなかったのに。おそろしいコンポーザーである。
 西友でてきとーな弁当買って帰って、食いながら夕刊。サマーワで銃撃戦の報。我らが水道部隊や如何に。水タンクだけでなく別のタンク(74式とか90式とか名前ついてるやつ)も派遣されそうだな。ポスター続行。2400前どーにかこーにか完成。赤と肌色の色ペンが切れる。カラーコピーしに行くと、ぱらぱらと雨が降ってくる。
5月16日(日)
 『レジェンズ』、キザ男本格的に登場。フォームが小学生らしいのがイイ。デブ×キザ、薔薇の契り(←故意に拡大解釈を招くことを意図した表現)。
 礼拝行ってすぐ帰って、きのう描きたてホヤホヤのボビーの絵をひっつかんで幕張へ飛ぶ。まだちょっと不満な点もあり、だいいち応募〆切は23日だが、時間に余裕のある時に行っておかないと、幕張は遠すぎる。それに今日はプレナでユニシャツのアイロンプリントサービスもある。何年も何年もビジターシャツに背番号プリントしようと思って果たせないでいるうちにイワオ引退しちゃったし(涙)。今からでもという切実な思いで。未練がましいとも言いますが。
 未明からこのかた雨がパラついたりやんだりだが、試合には差し支えねーだろって程度の天気。1220頃に自宅最寄り駅を出て、新たに学会原稿用に選んだ『キリストの健康法』(かなり昔に新田五郎さんより拝領)をポストイット片手につらつら読みつつ電車に揺られ、1400ジャストに海浜幕張到着。
 しかしそこで俺を待っていたのは「試合中止」の表示。ギャアーッ!! そりゃ気持ちは分かるよ、きのう超絶ボロ負けしたばかりだし、でも、やってくれよー! ここまで来たんだから! さらにアイロンプリントも中止。ギャアーッ!! 何しに来たんだ俺ー! せめてポスターだけでも提出しようとマリンに逝ってみたが、FC窓口もクローズド。ギャアー!! 片道730円×2(往復)=1460円がパー! そのまま何も買わず何も食わず、フラフラと来た道を戻る俺。まあ、ボビーポスターをもう少し直せという思し召しか。誰の。ボビー神社の御本尊様の。
 というわけで『キリストの健康法』を往復4時間じっくり読み倒し、1700頃帰宅した時には、昨日からの疲れが一気に吹き出し、もう眠いのなんの。豆はいらんが少し眠らせてくれ。
5月17日(月)
 もはやSARSのごとく国会議事堂に蔓延する年金未払い病。しかし小泉も神崎も、「SARSもいろいろ」とかほざいてガンとして入院せず。なぜこのズウズウしさが外交には発揮できんのか……。内弁慶。

 先週金曜かっさらってきた著者校ゲラの整理で一日終わる。俺より細かい著者なんて初めて担当したわ。なるほどこういう人だからこそ一流の学者になるんだなと妙に納得。昼、大昌苑がまだ焼肉定食やってたので食う。輸入停止からこのかた、じつは牛丼の消費量て増えてたりしてたら面白いんですが。かつてのトイレットペーパー騒動を思い出しつつ。いえまだその頃モノゴコロついてませんでしたけど。

 さぼてんのヒレカツ&コロッケ弁当食いながら、山森みか先生の日記まとめ読み。「同調圧力」て言葉、こないだ書いた「『天皇制』に代わる用語」の候補にしていいですか。(これも「天皇制」という言葉で包括される思想・行動パターンの一部しか表現してないんだけど、それでもかなり大きな部分である)。
5月18日(火)
 きのうロッテ連敗脱出。これがまた新たな連敗の始まりにならんことを切に祈る。
 各地でペコちゃん人形が盗まれているらしい。個人情報だの門扉だの、これまで無造作に放置されていたさまざまなモノが金になる時代、油断がならない。つうか、不況不況と言いながら、「こんなものが金になるのか」というヘンなモノまで商売の対象になるところを見ると、みんな無駄金は持っているらしい。バブル崩壊までは土地やら家やらクルマやら何やらと高額資産に集中していた消費行動が、より多様な非・資産的物品へと拡散したのが、90年代以降の消費者経済の特徴かもしれない。それを後押ししたのが、人と人をヨコに繋げるタイプのメディアの発達であり。もうコレは引き返し不能な「楔」だろう。国家が極端な全体主義体制をとり、ネットやケータイをもものすごい手間暇かけて管理するようにでもなれば別だが。そんな世の中もイヤだし、かと言ってペコちゃん泥棒が跋扈する世の中もコレはコレでイヤだし。

 昨日に引き続き今日も例のアレの著者校整理。これはどっしり腰据えて、いったん脳をこっちの分野向けに再フォーマットしないととりかかれない。何ヶ月時間があっても足りない。
 忙しいと食事もおざなりになり、昼はスパイシーでなすトマトカレーかっこみ、夜は夜で残業帰りに天下一品で並こってりすすり。
5月19日(水)
 「米軍はイラクから撤退しろ」と言う人たちは、本気で言っているんだろうか。反戦派の連中は、まさか軍さえ撤退すれば全てが丸く収まるなんて甘いこと思ってるんじゃないだろうな。なんかものすごく不安なんですけど。
 アメリカがイラクでしでかした事の深刻さを思えば、もう、軍を引き上げれば済むような問題じゃないだろ。アメリカは今後、自らの過ちを全力で償わなければならない。「イラク人民に自由をもたらす」とかなんとかタンカ切った以上、責任とって平和なイラクを作り上げてみやがれ。もちろん、そうできるアテがあって戦争はじめたんだよな。そうじゃないのか。違うのか。償え。まどえ。さあまどえ。ほらまどえ。
 おっと、「平和」と言ってもパックスアメリカーナのことじゃないぞ。ねんのため。

 午前中、引き続き例のものに悪戦苦闘。昼食、昇龍軒でチャーハン。午後、外で会議。雑談中、文芸社商法(はからずも)の話題に。くだんの人質高遠さんの本も印税2%なんじゃろかー。文芸社大儲け。
 帰って神戸屋パン食って、寝る。
5月20日(木)
 拉致被害者の地村保志さんってなにげに小沢一郎顔。

 前にも書いたかもしんないけど、なんかほんとつくづく、日本の戦後占領統治が(概ね)スムーズに進行したのは、国際政治史上最大の奇跡としか思えない。例の「20個師団」(=天皇)の存在だけでは、この異常事態は説明しきれない。もっと深刻な何らかのファクターを想定しなければ、ぶっちゃけありえない事態である。
 近年、アフガンやらイラクやらの混迷を見るにつけ「同じアメリカに占領された国なのに何故」という思いは日に日に募るばかりなり。なぜ日本では占領後さっさと普通選挙が行われ、イラクではこんなに苦労してるのか。今のイラクと60年前の日本、どこが違うのか。そこんとこを研究できれば、それこそマジで世界平和への大きな貢献をなしうるのではないか。……アメリカ好みの答えとしては「日本の時はアルカイダがいなかったから」てのもあるけど、本当にそれだけか。

 そんなことをつらつら考えながら朝刊を開くと、ちょうど宮台真司が年金問題に関して「年金と言いイラク派兵と言い、日本人は『正統性』に頓着せず、『公正さ』よりも『力』に依るお上意識から抜け出せない」みたいなコメント書いてて、ちょっと「それか!」と膝を打つ。
 言われてみるとたしかに日本の民衆は、その時その時でいちばん「力」を持っている奴を統治者としてスンナリ受容してしまうところがある。明治維新が民衆レベルでは大して騒ぎにならなかった(騒いでいたのは佐幕派も勤王派も武士階級、もしくは一部の裕福な武士かぶれ層)のは、「上様」が「天子様」にすげ変わった際にアアソウデスカとその政権委譲をなんのテライもなく受容してしまったからである。敗戦時も、軍部がGHQにすげ変わっただけで、国民は「ブツブツ文句こそ言いながらも概ね素直に支配される」という従来通りの被支配スタンスを崩さなかった。つうか官僚がまず率先してGHQにシッポを振り、別に命令されてもいないのに教科書にスミ塗らせたりしてたしな。
 これも前にも書いたかもしれないけど、戦時中の日本ではみんなおなかを空かせてはいたものの餓死した奴はいなかった。餓死者がゴロゴロ出たのは、戦後、軍政システム崩壊とともに配給制度も破壊され一部の人間が食糧貯め込みに走ってからであった。もしイラクで同じ状況が起これば海外マスコミは嬉々として「アメリカが来たせいで民衆は飢え死にしている」と報道するだろうし、民衆もそう考え連日空きっ腹を抱えて反米デモを起こすことだろう。そんな事態になりながらも日本人はGHQに、マッカーサー様についていった。なんて従順な国民性なんだろうか。
 そんな器用な日本人にひきかえ、イラク人は「不器用ですから」とばかりにアチコチで武装集団を組織し反米武力闘争を繰り広げ、その結果として何が起こっているかと言えば、イラク復興をものすごい勢いで遅らせているだけである。その現状を見るにつけ、日本人の「従順さ」というか「節操のなさ」ってのは実は美徳なんじゃないか、と認識を改めてしまいそうでこわいね☆
 日本人が殉死とかヤクザ映画とか義理人情の物語に熱く惹かれるのは、実は、大方の日本人が普段「『正統性』に頓着せず」生きていることの裏返しなんじゃないかと。自分らがそういう不器用な生き方できないから、かえって憧れると。イラクの武装勢力に同情する人たちも、案外そういう心理があるんじゃないのか。

 「証券補完振替機構」、通称「ほふり」って、なんだか証券を屠られそうでこわいね☆

 仕事は例によって例のごとし。昼食は紅梅で日替わり定食、サーモンフライとカニクリームコロッケをたっぷりと。
 帰りに古書店で『投稿写真』1997年5月号見っけ。電車の中で読むのははばかられるので、ウチ帰ってボロネーズとサラダ喰らいながら読む。怪しい芸能裏情報を集めた投稿コーナーに「水野晴郎先生が、この春から『金曜ロードショー』を降板してハリウッド映画の監督に挑戦の意気込みをクラブで語るが、周囲では“それだけは……”との声が。」なんてのが載ってたり(当然『シベ超』への含みですね)、菅野美穂に「さっさとヘアヌードになっちまえ」とか暴言吐いてたり(まさか本当になっちまうとはこの当時誰も思ってなかったろう)、ちょっとしたバックトゥーザフューチャー感を楽しむ。
 竹内義和と沢木毅彦の対談コラムで「特撮ヒロイン出身タレントの成功例」としてさとう珠緒を取り上げて(でも本文中では9割方「玉緒」と誤記してるのが泣かせる)、「ヒーロー役の男優はまだブレイクする人いないですね」(沢木)「いさぎいいんです。自殺したり悪役になったり。彼らにはある種の不幸さがつきまとってるでしょ。それがイイんですよ」(竹内)とか言ってるのにも、イヤが応にも時代を感じさせられる。ちなみに「ホスト戦隊」と呼ばれたイケメン特撮の嚆矢『ギンガマン』の放映はこの翌年のことであり。隔世。
 あと、議長の『カルト王』とか「大嘘百貨店」HPが紹介されてるのも個人的には高ポイント。

 ネット。実家の弟から、「不良債権請求督促通知書」とかいうハガキが届いたとメール。ヤフーBBから漏洩した顧客情報は、着実にそのスジに出回っている模様。ふざけんな。
 応援ポスターを若干手直しして寝る。
5月21日(金)【ここまでは2004.09.23更新】
 輝け!第2回チキチキ日朝首脳会談、なんか「拉致被害者の家族帰国は当然デフォルト」という雰囲気で、それ以上の成果を持って帰らなければマスコミは大騒ぎしそうである。こうなってくると小泉も気の毒と言えば気の毒。年金問題ごまかしのために会談前倒しにしたはいいけど、これで家族帰ってこなかった日にゃ何言われることかと。小村寿太郎状態ですな。
 またいつもの「幸運」が発動されるのかどうか。500億円&アレ25万トンお布施の御利益やいかに。

 未明、台風が首都圏をかすめる。でも朝には雨は止んでいたので、傘もささず、応援ポスター持って職場へ。高田馬場に着いた頃にはもう青空が。よし、今日はロッテ戦やるよな。16日のカタキ。
 仕事かくの如し。昼、ポスターをカラーコピーしようとコンビニに向かう途中、マグカップに入りそうな大きさの子ネコ5匹ミーミー鳴いてんのを引き連れた母ネコ様御一行が目の前をとっとこ横切り、鼻血が出そうになる。汝らかわいすぎです。コピーののちティーヌンまで足伸ばし、センレクヘンとレッドカレー。

 定時に職場を出てゴートゥー幕張。もちろん試合は余裕で決行。バスに詰め込まれマリスタへ。球場窓口でやっとこさポスター提出。ハズカシイ。
 さて試合だが。今日の相手は今季まだ一度も勝ってないにっくきオリックス。伊原にはーっ負けられなーいっ魂を込めてたたーかえー! 先発ネイトは初回1失点も、以降ノラリクラリと切り抜ける。一方打線は3回裏の大チャンスに2点もぎとり逆転。BWのショート斉藤が小坂ぐらい小さければあと5点は入ってたのに惜しい惜しい。5回裏にも1点追加してムーアをKO。DH制のパリーグでは調子が出ないか>ムーア。でも初芝が変わった2番手相木にゲッツーに打ち取られガクー。
 7回表、ここまでノラリクラリ投げてきたネイトだが、先頭日高にソロ浴び、続けて2塁打を打たれとうとうKO。ダン、薮田、藤田で1死ずつ取ってチェンジ。8回表からはさらに晋吾が登板。しかーしこれが大誤算、なんとヒットと四球であっさり無死1、2塁のピーンチ。ここで交代したのがベテラン高木。送りバントで1死2、3塁とされ、右翼側スタンドからは「今日もか、今日もなのか」と絶望の嘆息が。ところがここで高木渾身の力投を見せ、後続をキッチリ2人で仕留める。……いける! 今日はいける!
 その裏大塚(応援歌がバッハのゴリラになってた)が戸叶からソロ打ってさらに突き放す。2点リードで9回表、ブルペンからリリーフカーに乗って出てきたのは守護神コバマサ! 今季何度も、特にBW戦でボコボコに打たれているマサだけに、スタンドのロッテファンからは今度こそたのむぞとばかりに「小林!(どどどん)」の大絶叫。マサもリリーフカーから何度も右翼スタンドのほうを振り向く。人一倍「ロッテ愛」の強いマサ本人が、いちばん今の小林雅英のふがいなさに心を痛めていることだろう。
 まずは村松を球威十分のストレートで押しまくって三振。しかし代打・相川に対しては制球を乱しストレートの四球。なんか右打者に対して投げにくそうだ。谷は内野フライに仕留めたが、今度は左のブラウンにもストライク入らず、置きに行ってしまったところをピッチャー返し喰らって2死1、2塁。叫ぶロッテファン。巻き起こる怒涛の小林コール。我らの魂がマサに届いたか、まだ十分球威があったおかげか、オーティズ空振り三振でゲームセット。今季対BW戦初勝利ー! 小林コール大地を揺るがさんばかりに。
 そしてお立ち台に立ったのは、6回2失点のネイトでも逆転タイムリーの福浦でも復活のコバマサでもなく、高木だー! 本人もまさかお立ち台に立つとは思ってなかったらしく、ベテランのくせに初々しいヒーローインタビュー。こういうイキな人選にロッテファンが意気に感じぬわけはなく、高木コールいつまでも鳴りやまず。
 これでマリンスタジアムでの観戦戦歴は今季2戦2勝。スゲエー! 東京ドームと積水(オープン戦)の各1敗があるのでトータルでは5割ですけど。なんとか借金完済ですか。やれやれ今日はよく眠れそうです。
5月22日(土)
 0840起床。どうでもいいけど『グランセイザー』観て、『ダンドー』はもっとどうでもいいので思わずニュース番組に変え、つい『ケロロ軍曹』を見逃す。
 学会紀要原稿ダラダラと書く。どーも進まない。スランプとかバイオリズムとか言う以前に、勉強不足・知能不足から来るものであろう。なさけなし。
 ロッテ公式サイトイワオ毒舌コラム新着分読む。こういう状況なのでネタは、おそらく韓国では日朝首脳会談の5万倍ぐらい話題になってるスンヨプ二軍落ち。浦和でリハビリ中のスンヨプはまだ復調という感じではなさそうだが、追い込まれてからの対応を修正するなど着実にリハビリしてる模様。イワオの言葉を信じたい。それより、ファンのほうも今のうちにスンヨプの応援歌の音程を修正しないといかん。スンヨプ不調の原因の3割方はアレのせいだと思う。1回目の「ナーリョライースンヨープ♪」は「シーシレソーファーミー」じゃなくて「シーシレソーソーファー」だと、応援団も一生懸命歴史教育してるんですけど……。北海道出身の先輩後輩てことで、先日亡くなった鈴木貴久コーチへの哀悼メッセージも出ていた。イワオも去年いろいろ相談してたそうだ。たぶん現役引退のこととか。
 そのついでに『キリストの健康法』についていろいろネットで調べる。こともあろうにイエス様が信者に浣腸健康法を強要していたと言い張るトンデモ偽書『エッセネ派の平和福音書』をマに受けた人たちが書いた大変な本なのだが、ググったところ日本の資料は異常に少ない。これじゃクソの役にも立たないから、しかたなく語学力もないのに海外サイトに手を伸ばしてみる。そしたらオランダに『エッセネ派の平和福音書』の訳者(と名乗るがたぶん自分で捏造した可能性大アリ)エドモント・ボルドー・セイケイ先生のファンサイトらしきものがあり、けっこう詳しい履歴が書かれていた(英語で)。これを解読すれば、原稿にも役立つかもしれん。
 その間、耳ではいつものサタデーライオンズを聴取。好投する直行がかわいそうになってくるぐらい打てないロッテ打線。

 1700過ぎ出かけ、父親と池袋へ。東武デパートでダンジョンに迷いつつ最上階にたどりつき、京懐石美濃吉で父方の大叔父夫妻&叔母夫妻と6人でメシ。いちおう父親と叔母の誕生祝いという名目。ウチは母親が学会だかなんだかで行けなくなり、実家の弟はこういう親戚付き合いの席が大嫌いなので急遽俺にお座敷がかかり、俺もたまにはいいものを食っておきたいのであさましくも参加した次第。
 はたして我が家ではまず結婚前の両家の会食でもなければ使いそうにない高級店でかなりビビるが、入ってみるとそんなに肩肘はった店でもなく、個室なのでそれなりに落ちつく。西向きの部屋で、眼下には池袋西口のごぢゃらっとした街並とサラ金の看板群が拡がり、目を上げれば彼方には夕闇に浮かぶ富士山、というなんともステキなコントラスト。晴れていればさらなる絶景だったろう。
 献立表をもらったので植木先生ばりに食譜をつけてみると……

 ・食前酒
 ・前菜(茗荷芋、ちまき麩、胡麻豆腐黄金揚げ、さより小袖寿司、
     小鮎の木ノ芽煮、フォアグラ煮こごり)
 ・煮物椀:ハモと揚げ豆腐の京白味噌仕立て
      (笹がきゴボウ、ときからし付)
 ・向付:刺身盛り合わせ
 ・焼物:鮎笹焼き(はじかみ、たで酢添え)
 ・冷し鉢:加茂茄子揚げ煮
 ・強肴(メインディッシュ):伊勢海老変わり揚げ or 和牛冷しゃぶ
 ・御飯:うすい豆御飯釜焚き
 ・止椀:赤出汁 ・香の物:京漬物 ・水物:マンゴーフルーツ盛り
 ・京菓子 ・抹茶

 どれもこれもウチの親子はもちろん、食にうるさい叔母夫妻、さらに食通の大叔父夫妻も絶賛するウマさ。これに「お祝いの席」ということで父と叔母には8寸ほどの尾頭付きタイの揚げ物が出る(3枚に分けて6人で食いました)。心憎いサービスもさることながら、このタイも骨までかじれるほどカラッと揚げてあるスキのなさで、育ちの卑しい父と俺は喜んでバリバリ。日本酒もぽんぽん空ける。特に「桃の滴」という酒がウマし。ごはんを運んでくるウェイターさん(じゃなくて和食の店では何と言うのか)も特に気取ったところのない若い人で、終始バカを飛ばすわしらヨッパライどもにも気さくにつきあってくれて非常に感じよし。さすが高級店。
 最近親戚付き合い悪いもんで(最近に始まったことではないが)大叔父夫妻とも叔母夫妻とも2年ぶりぐらいであるが、俺がストレスなく会話についていけるのは、俺が老けているせいか彼らが若いからか。たぶん後者だと思う。旅行に行って以来チュニジアにハマッたという大叔母に、ちょうどこないだ店からもらってきてた新大久保ハンニバルの地図を献呈。中野のカルタゴはすでに行きつけの店だそうな(スゲエ……)。ハンニバルもぜひごひいきに。

 帰って寝る。2630頃目が覚め、吐瀉る。さすがに日本酒飲み過ぎか。ああもったいないせっかくのお料理が。
5月23日(日)
 0930に起きたので必然的に『ガッシュ』見逃す。

 礼拝サボって(吉利支丹の風上にも置けぬ)、きのうTV各局がこぞって特別番組体制で臨んでいたらしい第2回日朝首脳会談のニュースをちらほらチェック。会談はものの1時間半で終了した模様。あのー、アレの何が「首脳会談」ですか。前もってアチラが用意していた回答をそのまんま聞いて帰ってくるだけのことは「会談」とは言いません。5人送迎するだけなら別にプライムミニスターが行かなくてもいいじゃん。なーるほど、やることコレだけしかないなら、簡単に開催前倒しもできるってもんで。
 拉致邦人5人帰ってきたのだって別に小泉の手柄じゃなくて、ここまで粘り強く交渉を進めてきた裏方の功績と言うべきだろう。それでも「人道支援」とか「制裁しない」とか甘すぎる条件出して、やっとコレかと。
 見ていて気の毒だったのが、前回得た以上の新しい情報が全くもらえなかった未帰還拉致家族のみなさん。たぶん小泉に殴りかかりたかったかもしれませんが、家族の言動がお茶の間の反感を買うとどういうことになるかイラクの件でよ〜く知っているだけに、あそこまでガマンせざるを得なかったんでしょうね。
 参院選用の切り札をここで切ってしまったはいいけれど、はたして小泉、これで年金問題ごまかしきれますかどうか。知〜らないっと。

 午後から頭数合わせのため教会総会に出る……フリして、きのうプリントアウトしたセイケイ先生のバイオグラフィー(英語)を解読。履歴を見るだに、なかなか香ばしいおっさんである。
 『キリストの健康法』によると、セイケイ先生はパリ、イエナ、ライプチヒの各大学で博士号を取り(専攻は不明)、哲学と実験心理学の大学教授(大学名は不明)、18歳で古典ギリシャ語・古典ラテン語を喋り、サンスクリット語・アラム語・ヘブライ語など古代語に通じ、現代の十か国語をも操る語学の天才……だそうだ。事実かどうかはともかく、語学に堪能なのがウリらしい。
 だがもちろん、語学が堪能なことと、学問的に十分なレベルの批評精神を有しているかどうかは、全く因果関係はない。「英語がペラペラ」というだけで外務大臣になった政治家が決して外交上手とは限らないのと同じである。「エッセネ派の残したイエスの真の教えを発見した!」というセンセーショナルなネタを振るのなら、重要なのは語学の知識ではなく、聖書学とか考古学の学識である。で、略歴を拝見したところ、そっち方面の学界と接触した形跡はどこにも見当たらなかった。
 父はハンガリーのユニテリアン(祖父は主教にまでなっている)、母はフランスのローマカトリックと、敬虔にしてなかなか複雑な宗教環境の中で育ったセイケイ先生は、パリ大学に入学。何を専攻したのか分からんがともかく「『聖フランチェスコの歌』をあなたの心に」なるなんともアレなタイトルの学位論文をものしたそうだ。
 さらにアッシジのフランチェスコのことを勉強するため、セイケイ先生はモンセニョール・モンディークなる人物の元で働くようになった。そのモンディーク聖下のツテでヴァチカンの秘密書庫にも入れるようになったセイケイは、秘蔵されていた『エッセネ派の平和福音書(the Essene Gospel of Peace)』なる文書を「発見」したとのこと。
 若干23歳のセイケイ先生がこれをフランス語に「翻訳」した最初の私家版が1928年に刊行されると、これがジャン・ピエール・ワイラー氏の目に止まった。このワイラー氏、第一次大戦の元パイロットでレジョン・ドヌールまで叙勲されている英雄だが、事故をきっかけにスピリチュアルな方面に目覚めてしまったという困った人で。セイケイに人脈でも資金面でも惜しみない援助を与えたワイラーのおかげで、セイケイのエッセネ運動は勢い付き(またはワイラーのヨイショのせいで後戻りできなくなったと言ったほうが正しいかもしれんが)、南仏にエッセネ派の生活を再現した愛の浣腸コミュニティまで建設されるに至った。
 また、英雄の人脈のおかげかなぜか文学者たちとコネができ、同じ1928年、セイケイはロランとともにIBS(国際バイオジェニック協会)を創設。だが、ロランのバイオグラフィーにはIBSのことなんか出て来やしない。晩年のロランが「平和運動のひとつ」とかうまいこと言われて名前だけ貸してしまったんじゃないかなー。
 若くして(一部の業界で)名士となったシンデレラボーイ・セイケイだが、そこからの歩みは決して順風満帆というわけではなかった。調子に乗ってアフリカ進出したものの失敗、仏領タヒチではハンセン病まで断食&浣腸で治そうと血迷った挙げ句(そんなんで治るならアイレディースは苦労しねーよ)2か月で島からたたき出されるなど、艱難辛苦をなめてもいる。
 しかしこのタヒチ滞在中、英の弁護士パーセル・ウィーバーが運動に参画。ウィーバーの協力を得、英語圏に活路を見出すこととなったセイケイ先生は、1936年カリフォルニア州レイク・エルシノアで、イギリスでも翌37年からウィーバーの別荘を使って、エッセネセミナーを開催。いたいけな英米人に断食と浣腸を広めまくった。土地柄と言うか何と言うか、カリフォルニアでの活動はそこそこ軌道に乗り、ついに「エッセネ教会」まで設立。若い医者、整骨医、カイロ師、自然療法師などそっちの業種の面々がエッセネの教えを請いにセイケイの元におしかけた。『エッセネ…』を最初に邦訳した井田雅博氏もこのエッセネ教会の信徒だか何だからしい。
 また英労働党の大物政治家クリップス卿の養子でもあったウィーバーの助力で、1937年に『エッセネ…』の英訳がロンドンで刊行され、セイケイ先生の他の著書も次々に翻訳された。やはりタヒチでオルグされたインドシナ銀行タヒチ支店長フレッド・マーシャルも、支店長のイスを蹴ってセイケイ先生の秘書となった。どういうわけかこういう健康ムーブメントってのは、社会的地位のあるなしに拘らずハマる人はハマる。そしてこんなかんじで広告塔になるから、無名の一般人がハマるよりなんぼタチが悪いか。
 1938年にはメキシコ湾で海難事故に遭ったり、月並だがナチにも迫害されたり(ナチも浣腸はイヤだろう)苦労は続くが、1940年メキシコに後半生の拠点となるランチョ・ラ・プエルタ共同体を創設。安住の地を得たセイケイ先生は、ゾロアスター教やらバハイ教とも対話しながら、その思想をエッセネ・メソッドや自著に無節操に取り入れていく。1975年ラ・プエルタ共同体から引退、1979年の死去までに80冊以上の著作を残している。
 ところでこのおっさん、純潔を旨とするエッセネ派を標榜しているくせに、略歴を見ると生涯に2回も結婚してやがるのである。結婚をわりと積極的に奨励するバハイ教と接触したせいかもしれないが、けっこうイイカゲンなもんだなオイ。実際のところセイケイ先生は活動初期からアヴェスタとかゾロアスター教方向に傾倒しており、実はとっくにエッセネ派なんかどうでもよくなっていたのかもしれない。ちなみに最初の相手は17歳年下、次は33歳年下。警察呼んでいいですか。
 いつの間にか健康リゾートとなったランチョ・ラ・プエルタは、セイケイ先生が手を引いて以降は第1夫人デボラが牛耳っており、第2夫人ノーマ・ジーンはサンディエゴに隠居したセイケイ先生のマネージメント(ゴーストライター含む)を続け、現在のセイケイ先生の著作権もノーマが管理しているらしい。つまりラ・プエルタは慰謝料のカタですかそうですか。セイケイ先生ももっと忠実にエッセネ派の伝統を守り、肛門だけじゃなく前の方も清い生活を続けていれば、晩年のそのへんの厄介事もなかったのではないかと、ぼくらは思わず涙する。
 そんなセイケイ先生の生涯を見るにつけ、どんどん『エッセネ…』の信憑性は地までデポズイットされ、逆に偽書の可能性は天までエグザルターヴィトしていくのだが、最も決定的なのはやはりこのご真影であろう。「人を見かけで判断してはいけない」とは重々知っているのだが、すいませんさすがにこれは。みなさん、このおっさんが自分のアナルにシャワラー突っ込んで浣腸してるところを想像してください。もう一度。もう一度。はいやめ。
5月24日(月)
 マイケル・ムーアの例のアレにパルムドールだそうで。もちろん世界に冠たるカンヌ様が安直に政治的意図をもって賞をくれてやったりくれなかったりすることはないとは思いますが。どうなんスかね『華氏911』。

 おとついの小泉訪朝、世論調査の結果6割が「評価」との記事に我が目を疑う。世の人々は何を見ているのかと。悲しいけれど、これ、大衆なのよね。にしても反小泉色の強い朝日の調査でこの数字ということは、読売ではどんな騒ぎになっているのか。あっちの評価如何では、横田夫妻たちが第二の高遠一族になりそうだ。

 午前中は超巨大企画の編集作業。昼前、雑誌のゲラが出たので、昼休みを使ってまた信濃町へ著者校正デリバリー。ほんとにギリギリだが、原稿が来ただけまだマシだ。まだ来ていないのが1本……。帰りに高田馬場グレートインディアに入って豆カレー。「豆カレー」と言うよりはすでに「大量の豆をカレーで和えたもの」なんですけど。げぷー。
 午後、なぜかまた鼻水。原稿も来ないし、1730頃さっさと帰り。鼻水との因果関係は不明だが空模様が怪しい。積水ドームにも行かずTV埼玉で観戦。3対8。泣く。パスタゆでて食って寝る。
5月25日(火)
 QuickUSOYA今週号、まき・とうこさんの漫才に戦慄する。なんかもう、決定的なセンスの差というか。

 同僚の子供が、保育園に行くとカゼをひき、2日と続けて通園できないと言うので、思わず「ロッテみたい」と論評してしまうひどい俺。するとと後輩が「そんな、人間をロッテにたとえるのはひどすぎます!」と。きさまそんなに死にたいか。つうか俺をロッテファンと知っての暴言か。俺の暴言もアレだが。
 昼、麻の葉弁当食べた以外は一歩も外に出ず、2100までみっちり超巨大企画。今日も積水ドームには行けませんでした。

 昨日の小泉訪朝世論調査の結果に、日刊ゲンダイが「小泉世論操作疑惑」と(笑)。そんな世論操作ができるような奴がなぜ北朝鮮や米国は操作できないのか説明できない時点で、この陰謀論はオシマイなのが痛いところ。今回の世論調査は、単に北朝鮮より日本人民のほうが数段バカということを傍証したにすぎないと思うんですが。
 アブグレイブ刑務所が取り壊されるとのこと。これから「アブグレイブ」の名は「アウシュビッツ」同様、アラブ世界で象徴的代名詞として使われることになるだろう。ゲッツ!
 ロッテはかろうじて勝ったらしい。明日はカゼひくなよ。
5月26日(水)
 ヤハウェって燔祭のケムリですごく服臭そう。

 いいかげん超巨大企画ばかりやっていると他の仕事が全然進まないので、大先生に追加原稿受け取りの電話のついでに、ドサクサにまぎれて「再校出しは6月末予定」と言っておく。奴は知能犯。
 これで少し時間的余裕ができたので、つるやの冷やしきしめん定食食って、午後からシリーズものの最終巻と雑誌のナニをアレする。例の原稿はさっぱり来ない。胃が。1900過ぎ退社。
 紀伊国屋に寄って荻原雄一『サンタクロース学』(夏目書房、2001年)買って帰る。この時間じゃ『トリビア』観れないかなーと思ったけど、バレーボール中継が30分延長になってちょうどよかった。今日はノーベルとかなかなか粒ぞろい。来週の予告トリビアで「戦国時代に」と出る。もしやアレか。
5月27日(木)
 裁判員になって仕事休んだためにクビになった人への救済措置、ってあるの?

 職場の先輩より、ダンナさんから回ってきた積水ドームの指定席引換券をどっさりいただく。積水FCのオマケにもらえる、8月までの平日ナイターでしか使えない指定席引換券とは大違いで、公式戦が終わる9月21日まで土日祝日でも遠慮なく使えるすごい券だ。恐縮。超巨大企画のこともあり、何枚使えるか分からないが、ありがたく活用させていただきます。

 雑誌、もう来ないと思っていた原稿がひょっこり来る。頁の構成までガラリと変えて広告にも回したというのに。もう大わらわである。営業からはヤレ著者の管理がなってないだの何だのと怒鳴られ、理不尽さにガックリ来る。〆切を守れないモノカキはみんなしんでしまえ。

 教文館に寄ってナルニアで『ぐりとぐら』買って帰る。

 ネットウロウロ。どこぞの日記に「ロッテはOBと球団とのつながりがぶち切れている」との慨嘆あり。イワオのケースは、そうした傾向を改善していく第一歩になるかもしれん。
 議長の5/25の日記読む。ここまで懇切丁寧に説明されて、それでもまだ議長のことを単なるタカだミギだと誤解する人は、もうほっておくしかないんじゃないか。彼らこそ「利害と感情で動く」民衆そのもの。

 あんましこの日記でイラク人質ーズに同情的な発言ばっかしてるので、ひょっとしたら俺が議長のことキライだと思ってる人もいるかもしんないけど、そんなことはない。
 たぶん、議長と俺の見ているものはけっこう近いはずである。「人間は理論じゃなくて感情で動くイキモノ」て大原則を見据えている点で。同じ立脚点に立ちながら、意見を表明してみると何故こうまで違ってくるか、と言うと……。議長は「国民の利害感覚と感情の発露」を、(シブシブながら)受容しているだけであり、俺は客商売やってない気楽さから、いろんなもの(現代21世紀初頭の日本大衆が100年後にどんな評価を受けるか考えてしまったり)がジャマをしてソコまで受容できない、それだけの違いしかない。
 裏モノ日記にあった「ヒトラーを生んだのは民主主義であり、ヒトラーを倒したのも民主主義」という比喩を援用すると、さしずめ、民主主義がヒトラーを生み出す危険性を孕んでいることを意識しながら、それでもあえて「民主主義で動いている世界」を肯定するのが議長。その民主主義がのちにヒトラーを倒したあとで、ヒトラーを生んだ当時の民主主義をボロクソに言うのが分かっているから、姑息にもその時に「あの時俺は反対していたぞ」と言えるよう予防線をはっておこうとヘタレなことやってるのが俺。いさぎよさでは言うまでもなく議長のほうに軍配が上がる。俺はただの卑怯者である。
 俺も議長も根っこは同じだ。大原則は「人類はバカ」。でも、自分のバカを棚にあげて人類のバカさをあげつらうような厚顔無恥なマネもできない。非常に不器用なんですよ。そのへん器用にできる人、または厚顔ぶりに気がつかない人が世界を動かすんでしょうけど。

 ブッシュや小泉のやり方は、正義ウンヌン以前に、到底後世の批判に耐えられるものではないと思う。でもその反面、カンヌのアレに象徴されるように、カルチャー界ではブッシュを擁護した日にゃ干されかねない状況も、それはそれで逆にヤバいものを感じる。アメリカでも日本でも、反ブッシュ本ばかり続々出版される一方ブッシュ擁護本はさっぱり見当たらないのは何故だろうか。
 そんな、サヨクでなければ生きて行けないサブカル界の空気の中で、議長の勇気と誠実さは、「鬼畜」の一言で切って捨てちゃいかんだろ、と、議長ほど勇気もないし誠実でもない俺は思うんですが。
5月28日(金)
 朝っぱらからイラクで邦人銃撃の報。

 アーナンダに今日控訴審判決が出るとのこと。実行犯が(反省してても)死刑くらって、指揮官が無期で済むのはたしかに納得できない。だがその反面、生きてこれまでの過ちをつぐないながら地獄の余生を歩んでほしいという思いもあり。浅見定雄先生がNHKに出てた。浅見先生にアナンが送った手紙からは、アナンがいかに無邪気に殺人を指揮してきたかがよく分かる。ガキに権力握らせるとこうなるんだなと。ヒトラーユーゲント結成は正しかったなと(おい)。
 もしアナンにつぐないの機会が与えられるとすれば、そして本気でつぐなうとすれば、まずすべきことはきさまの目から見たオウムの姿、オウムの病理を、残らず余さず書き残すことだろう。「次なるオウム」の予防として。

 朝刊地方面に、4月の補選で「私が自民党を変えます!」と力説してみごと埼玉8区(所沢)から当選した自民候補の柴ナントカの消息。なんでも当選後あっさり森派入りしたとのこと。「派閥はもう勉強会みたいなもんだし別にいいだろ」みたいなことほざいてるそうだ。
 駅前であれほど党改革を訴えていたくせに、結局は旧来の慣習に従いますか。ほーお。普通選挙制を敷く民主主義国家にあまねく通用する大宇宙の法則・「有権者は何度でもだまされる」は健在の様子。ふざけんな。だまされる方が悪いんですか。これも自己責任ですか。
 ただ、挙党一致体制でバックアップしたはずの新人議員に森派入りされちまった橋本派はじめ他派閥からは、大きな不満の声も挙がっているらしく。面白い火種になりそう。

 同じ「似ても似つかぬリメイク」なのに、『CASHEERN』と『コメットさん☆』に対する「原作」ファンの対照的な対応の違いはなんなんだろういったい。『CASHHERN』があれほどボロクソ言われ、『コメットさん☆』がなぜ第一・第二シリーズファンの逆鱗に触れないのか。本郷猛世代が『クウガ』を受け入れたのと同じ現象か。
 このへん研究すれば、今後リメイク商売をする際のいい指針が見つかるのではないかと。

 アナンへの判決は予想通り死刑。実行犯の送迎しただけの奴にまで死刑判決が出るような裁判だから、あいつの死刑はやむなしだろう。一審で無期になったのが異例中の異例だったんだ。いくら一審公判当時はアナンの指導的役割が確定していなかったとは言え、アレは井上裁判官タブラカサレすぎだった。
 面と向かって話をした、しかも同い年の人間の死刑とあって、個人的にはチヅオの死刑判決よりも感慨というか複雑な思いがある。どこか歯車が狂っていれば、法廷にいたのは自分だったかもしれない、とか思ったり。俺がアナンの立場でアナンほどの能力があれば、やっぱり年上揃いの幹部連中の中で頭角を表しそんしの寵愛を得るため、若さにまかせて頑張っていたかもしれない。
 つうかアナンって典型的なモーレツ若手社員だろ。入ったところが一般企業じゃなくて殺人教団だったってだけの違いで。一般のモーレツ社員が会社の不祥事を告発するどころか自ら荷担するのと同じように、オウムの不祥事を見逃し片棒担いだだけで。世の中のこと何も知らないガキのままオウムに入って殺人に手を染めて死刑になって。……もし自分にそんな過酷な運命が降り懸かってきたら、たぶん正気ではいられないと思う。
 もちろん一番かわいそうなのは、アナンに勧誘されて諜報省でヨゴレ仕事おしつけられてこき使われた挙げ句前科者になった元サマナたちなんだけどね。自分もどっかでフラグが立っていたら、その一人になっていたと思うと、やっぱり俺はアナンを許す気にはなれない。同情はするけど、許すことはできない。奴のことも、自分のことも。

 イラクで撃たれた邦人、死んだらしい。
 自己責任ですか。自己責任ですか。ねえ。
5月29日(土)
 『ケロロ軍曹』も何も観ず、0900〜2500まで16時間かけて紀要原稿仕上げる。推定9ページ分もの巨大原稿になってしまった。載せてもらえるのか、これ?
 でも我ながら、やっと学会のレベルに達しうるモノになったような予感がする。
 ともかく投稿まであと1日寝かそう。

 やっぱり英語文献が読めないと、調べものには限界があるにゃー。
5月30日(日)
 『レジェンズ』。ちょっと鼻にかかったネコの声(小林晃子)がかわいい。
 教会でダベる。世界でも珍しい日本人の従順さのことなど。従順だから、日本ではどんな悪政が行われても革命が起こらないし、自民党の選挙違反が原因の補欠選挙でまた自民党候補を当選させる(←しつこい)。だが、従順だから、日本では空爆してきた国に占領されても表面上平和裏に統治されてたし(アメリカによる占領統治が順調に行った唯一の例と言ってもいい)、ララ物資も途中で略奪されることもなく全国津々浦々に行き渡った(脱脂粉乳の味を知っている人たちは、その記憶を日本人のモラルの高さの象徴だと思って誇っていいと思う)。タロットの正位置・逆位置のごとく、なにごとも一概にいい悪いと言えないのが、国民性を評する際の難しさである。
 帰って、暑さにたまらずエアコンをかけてしまう。新聞。スポーツ面ビクビクしながら開くとロッテ負け。同点で出たコバマサが被弾。嗚呼。サンヤツに文芸社が高遠本の広告載せてる。第5刷出来だとさ。いい商売だな、これだけタダでアチコチで宣伝してもらえてウハウハだろう。高遠さんにはいくら印税が入っているんだか。
 学会紀要原稿を見直ししながらサンデーライオンズ。今日は4-1でコバマサもセーブ。まさにエキサイティングリーグ・パ。エキサイティングな抑え投手というのも困ったもので。ところで松山坊っちゃんスタジアムってたったの20,000人で満員になるのか。四国アイアンドッグスの経営も大変そうだ。
 1800、原稿ひとまず脱稿。しにそう。
5月31日(月)【ここまでは2004.10.16更新】
 すっかり夏日。眠い。と言うより疲れてますやっぱり。紀要原稿で精も魂も尽き果てた感じ。
 でも仕事はしなければごはんが食べられない。超巨大企画の、各種とりまぜて200点になんなんとする図版の入れ方(たすけて……)を検討。昼、センレクヘンとグリーンカレー喰らう。カレー辛。午後もパズルゲームに頭を悩ませる。疲れてるのか、どーもヒラメキに欠ける。
 夕方から雨が降ると言ってたからカサ持ってきたのにさっぱり降らん。くやしいから降るまで残業、ってわけではないが1930頃までたっぷりと。ああもう。帰る頃になってやっとポツポツ来る。馬場まで歩き、電車で黙想。もうほんとにダメだなあ。
  前の月へ 次の月へ 日記一覧へ戻る トップページへ戻る