2004年8月の開設者うらみ日記


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8月1日(日)
 0745起床。原稿の続きシコシコ。1100教会。礼拝中寝る(←おい)。帰りにコンビニで表紙版下用に原稿コピー。版下作って、コンビニでコピーのついでに買ったおにぎりと豚ももカラアゲ食って早々とオフィスポートで印刷。帰って刷了紙置いてまた出てバッサリ髪切って帰って全体のレイアウトを練りつつ本文原稿2ページ半仕上げ。
 これで残ってるのは、歌詞が決定稿に至らない替え歌2曲、広告、あとネタ1本。あとはネタの配列さえ決まれば勝ったも同然です、すくなくとも執筆に関しては。印刷製本があるし。にしても今回も不思議に原稿が揃ってしまった(オモシロイかどうかは別として)。これからは印刷時間の捻出につとめる。
 今朝の新聞開いてちょっとひとやすみ。ええーっ、きのうのロッテ、2回で0-7だったのに勝ってるよー! 6、7回で7点返して、延長11回サヨナラ! さらに書評欄に『トンデモ本の世界S』&『T』、それと珍しくウチの職場から出た本が紹介されていて欣喜雀躍。どっちも直接俺は携わってはいないが、それでも大いに関わりのある本が載ってるとうれしい。
 夕方合唱の練習。練習中寝る(←おい)。帰って本文版下作成。p.9-16、p.25-32の版下完成。
 深夜のNHKアーカイブで原爆特集。アメリカ人は別に好戦的なわけではない。ただ知らないだけなんだ。頭の上に爆弾落とされて国土を蹂躙されることがどういうことなのか、知らないだけなんだ。もくもくと上がるあの雲の下でどんなことが起きているのか、知らないだけなんだ。知ればかなり揺さぶられるけど、知らされないだけなんだ。
8月2日(月)
 朝刊。ロッテ連夜のサヨナラ勝ちでコバマサ2連勝。やっと本当のコバマサが戻ってきたー!……と思ったらアテネ行っちゃうんだよな(涙)。
 職場行く前にシャワー浴びて脳を活性化させ、残った替え歌ページの決定稿を出し、p.17-24の版下も完成。レツゴー。午前中のみ仕事、午後半休をとる。もちろん新刊印刷のためだ。ダメにんげん。
 大昌苑で焼肉定食を食らい、向かいのコピー屋で計30ページ分一気に印刷。しかし、紙の湿気のせいもあるが、どーにもシワが寄る。たまらず店ビトに直訴。この新型マシンは自動両面印刷機能がついていて、かえって手動で両面印刷するとシステム上シワが寄りやすくなるという。テクノロジーが進歩するとともに、職人芸(テクニック)の入る余地がどんどんなくなっていく。片面だけ印刷したものは仕方なく残り全部リソグラフで刷ってもらうことにする。とほー大失敗。けっこうガックリくる。ただでさえくじけそうな体調なのに。
 帰宅。残りの本文原稿を仕上げ、昨日印刷した表紙を裁断&彩色、p.1-8とp.33-40の版下完成。なんとかなりそう。
 スーパーで豚焼肉丼買って、食べながらBS2で『メトロポリス』観る。ロックの変態ファザコンぶり以外、どのキャラもキャラづけがボンヤリとしてる。そのせいかティマも造型は悪くないのに「萌える」というほどではない。『スチームボーイ』もこんな出来なのかな大友克洋。
8月3日(火)
 身体、まだイマイチ。神様あと少しだけ。

 加古川で親戚7人惨殺事件。ここまで近所の人が口をそろえて「いつか何かやると思ってた」と言うきちがいは宅間クン以来かも。
 家庭が子供のしつけや学習教育を公的機関に依存するのは勘違いもいいところだが、この手の病的気質の持ち主のケアなり監視は家族・親戚や地域だけではどうしようもない。こういう手合いにこそもっと公的機関による予防的措置を密になすべきだとは思うのだが、下手に家族・親戚筋が近所に住んでいるだけに、「家庭の事情」てことでおまわりさんもおいそれと手が出せない。
 こういう時に民衆は「もっと早く手を打てなかったのか」と言うが、そういうセリフは、自分の家にもすぐおまわりさんが踏み込んでくるような社会の到来を覚悟した上で言っているのか。「何か事件が起きてからじゃないと警察は動いてくれない」と言うが、事件が起きる前に動いてもいいのか。イラク征伐みたいなかんじで。
 公的機関の監視がイヤなら、地域で治安維持に取り組む気概を持つ。都市国家の発想だ。地域でそれができないなら、開き直って公的機関にオンブにダッコで治安を任せきり情報開示にも積極的に協力する。荘園農民の発想だ。いずれにしてもある程度の「覚悟」を必要とする。自衛の気概もなく、お上に協力するのもイヤ、ってそんな共同体はどうやって守れるのか。検挙率が低下するのもしょうがない。

 明治神宮が神社本庁から離脱。表向きは別の理由だが、本当のところ明治神宮の上納金はバカにならないそうで、この機にジンジャー本庁に対する発言力を確認してみるテスト、ってところですか。我が国もいっぺん国連脱退&負担金打ち切りをほのめかせば、明日にでも常任理事国入りできるんじゃないかとまた危険発言をしてみる。

 なんとか職場に這って出て仕事。同僚と加古川の事件の話をしていて「男女7人刺す物語」と口走り、思いきり引かれる。
 昼、p.1-8刷了。ニューマシン、285枚両面印刷するのに20分もかかるが、最初にしっかり設定しておけば以下の手順を全部省けるのがいい。ただし所在なく印刷を待つ間にエアコンで身体が冷えるのが難点。紙の束を抱え、コンビニでおにぎり3個買って職場に帰ってもそもそと。
 定時にタイムカード押して、最後のp.33-40刷了。ほっとして、16ページ分の本文刷了紙をカバンに入れたままふらっと新宿へ。紀伊國屋で有川DVD買う。マイシティ岩下文具店でマイラップ(金)5巻とチューブ式ペーパーボンド買う。やんばるでソーキそばずるずると。なんか新宿出るたびにやんばるに入る習性がついてしまいましたが。
 帰って本文仮組(無事な分だけ)。やっぱきのう印刷した分、だいぶシワが寄ってる。印刷し直したほうがいいかな。とほ〜。
8月4日(水)
 明日から夏期一斉休暇(俺にとっては「大製本大会」と同義)に入るため、なんとか仕事の始末をつけておかなければならない。午前中、雑事いろいろと。昼、シワが寄ってたぶんの本文を追加印刷。またコンビニおにぎりで昼食。午後、雑誌の初校ゲラがどっと出る。なんとか定時までに執筆者たちに発送をすませ、雑事も片付け、後顧の憂を一切合切解消し、大いばりで帰る。
 刷り直した本文用紙を混ぜ、本文仮組完了、ついでに30冊ほど組み立てておく。明日の俺のためにささやかなリード。

 重慶でやってるアジアカップ、日本軍&日本サポーターに対するブーイングがものすごいことになってたそうで。だかーらー言ったじゃないの、日本人みたいなおとなしい生き物がサカーみたいな野蛮なスポーツに付き合ってるとバカを見ると。これが逆ならデモの1つ2つ起こっているだろうけど、今のところ中国大使館に我が人民が抗議のデモをかけているという話は寡聞にして聞かぬ。日本ではそういう過激分子は2ちゃんねるとかに集中するようになっているのか。
 イラクの武装ゲリラよりもゲリラの人質になった日本人に非難が集中したように、無責任に身内/同胞を責める傾向のある国・ニッポン。それだけに、今回もまた必要以上に自虐的な反応が起こらないことを祈る。自分が爆弾落とされたこともない若い衆にまで「日本は爆弾を落とした」なんてしたり顔で言われたくない。じゃあ俺は秋葉いつきたんに「よくもじいちゃんを抑留したな」と殴りかかっていいのか(元空挺隊中佐のお父さんに返り討ちに遭うだけですが)。つうか、こんな危ない国でオリンピック開催できるのか。我が国だけじゃない、インドやベトナムの選手団の安全も保証できるのか。そもそも台湾は参加できるのか。
8月5日(木)
 0820起床。資源ゴミ出す。8月1日から資源ゴミ横取り禁止条例(本当に「横取り」とついている)が施行されたせいか、ゴミ集積所にはけっこう古新聞や段ボールが出ている。
 ダラダラ製本しながら、しばらく溜めてた『デカレン』『プリキュア』のビデオをかける。

 つくづく『デカレンジャー』はうまく作っている。正確に言うと、前作『アバレンジャー』で成功した点はそのままに、逆に失敗点は逐一丁寧にデバグしているかんじ。
 『アバレ』の第一の難点として、敵組織の印象が薄かったことが挙げられる。その前の『ハリケンジャー』で戦隊より七本槍のほうがキャラが立ってしまった(おそらくハリケンジャー関連商品の売れ行きも悪かったんじゃないか)ことを受けたのだろう、『アバレ』は赤青黄色じじいメガネ、さらに爆竜に至るまで存分にキャラを立てて臨んだところ、今度は逆に敵のエヴォリアン側のキャラがすっかりウスくなってしまった。
 このジレンマに荒川が今回どう対処したかというと、なんと「敵の組織をなくす」というコロンブスのタマゴを持ってきたんでビックリたまげた。それで毎回出てくるゲスト敵は、トリノイドやギガノイド同様キャラ立ちまくりなままなので、こちらとしては何の不満もない。なんたって最初のアリエナイザーに木野っちを使ってくるリキの入れようだし。
 そして、『アバレ』をややこしくしたもうひとつの要因がアバレキラー。「6人目が最初は敵として出てくる」路線はすでに定番となってはいるが、仲代先生はあまりの演技のウマさが災いし、残念ながら『ナージャ』におけるローズマリー的「劇薬」になってしまった。
 これについても、今度のアペンディックスメンバーは受イヌ変身と研修キャリア、と最初から味方として登場させている。原点に戻っただけの、最も効率のいい対策法かも。
 ただ、デカブレイクはキャラが緑とかぶる部分があり不安も残るが、荒川自身もそのへんは承知しているのだろう。「理詰めの白」と「ヒラメキの緑」てかんじでなんとかキャラの描き分けをしようと、逆さ言葉ビトさんの回でさっそく緑に逆立ちさせたりしているので、安心というところ。白にも入浴シーンやらせたりしてるし。
 7月末の時点でこの様子なら、(小技ではかなりバカを炸裂させているが)話の大筋に関わるような突飛なムチャをすることはなさそう。このまま「堅実な佳作」として戦隊史に残る確率大か。

 夜、すっごい久々に『ポケモン』観る。うわすごい、全くクオリティ落ちてない! 原作(原ゲーム)はやってないけど、たぶんこのバナナ園は実在してて、ここで直接ヤルキモノゲットするかナマケロを進化させるかしてカビゴン倒すイベントが入るんだと予想。でも、アニメではカビゴン退治をサトシ一行じゃなくてバナナ園の園長さんとナマケロ自身に(設定上全く無理なく)やらせ、それが園長&ボスナマケロの成長物語にまでなっている、巧みな脚本にただ脱帽です。バトルの演出もあいかわらずだし、モンスターボール投げたあとの「タメ」とか、長寿化した現在でもキモはしっかり押さえている。いいアニメだなあ。あと、いつの間にムサシの声が平松晶子に。林原はどうした。
 もひとつ久々に『サヴァイヴ』。こちらも変わらず『サヴァイヴ』だなあと。なるほどアダムきゅんの骨格はああなってるのか。触覚のとこは少し骨が出てるんだ。

 アクセス解析してみたら、検索ワードで「ローテローゼ+倒産」というのがあってエエッと驚く。でもさらに見ると「ローテローゼ+閉店+衣装」というのもあり、探してみたらどうも同名のドレスショップがある(「あった」?)らしい。ああよかった、まだ旨いドイツワインにありつけそう。
 議長の一行知識掲示板、先日来イタい奴が2人で一行知識でもなんでもない書き込みを続け、荒れに荒れている。とは言え「火の七日間」にくらべりゃどうってこともないが。

 そんなかんじでダラダラやってたもんで、あまり作業ペースは上がらず。今日120は本文組み立てておきたかったが100止まり。明日がんばろう。
8月6日(金)
 混迷の度を深める球団合併話。お客様あってのプロ野球のはずなのだが、オーナー連のファンに対するないがしろぶりは目に余る。だが、オーナーたちの立場からすれば、ファンなんかどうでもいいんだろうな。収益だけ見れば、対読売戦が組めた場合のTV放映権料に比べたら、球場に来るファンが落とすお金(入場料や飲食物・グッズ販売など)なんか屁でもなし。たしかに「収入」だけ見れば、平均2000円×年間観客動員100万人=20億とバカにならなさそうだけど、掃除・警備など球場メンテナンスにかかる経費を考えたら、むしろ観客入れずに試合だけして、TV局に放映権売ってTVでだけ公開したほうがずっと効率いいかもしれない。
 基本的に野球の球団経営で黒字を出そうというほうが間違っているんだろうな。ロッテみたいに、球団経費を最初から広告宣伝費のうちに算入するぐらいの意識じゃなければ、「商売」でなんて正気じゃとてもやっていけなかろう。「好き」とか「地域のため」とか、商売を度外視したサムシングがなきゃ、そもそも球団経営なんかできないもんだ(※ただ「好き」でも、自分の球団だけ好きで他の球団を「寄生虫」兼「スター選手の養殖場」ぐらいにしか考えてない例のあの生き物みたいな奴もいるので注意)。そりゃUFJがダイエーに球団手放せ言うのも当然。
 そういえば、かつてJリーグがバブルはじけて、横浜フリューゲルスを失ったり鳥栖フューチャーズがノーフューチャーになったりの暗黒時代に突入したことがあったけど、Jの皆様は一体あの時代をどう乗り切ったのか。野球オーナーのみなさんも、歴史に学んでみるべきだと思う(※「ナベツネがヴェルディに興味なくしたから」という答えもありますが)。

 原爆の日ではあるが8時15分をはるかに過ぎて1000起床。
 作業開始。昨日よりは手がこなれ、とっとと99冊本文組み立て。

 夕方、外装取付開始。どうも今回使った紙は指のアブラがつきやすい。夏は困るな。見本誌にビニールカバーつけるとか対処が必要か。途中で怠けて米たいてキーマカリー食いながらネット。日本製PCでネットに日本の悪口書く中国人たちの歌を詠んだりする。

 《ラ・セーヌの星》
 飛べ 飛べ ブーイング
 飛べ 飛べ ペットボトル
 見当外れの火花が
 サポーターに飛んで
 中国ものすごくヤジ飛ばす
 尖閣諸島を 横取るために
 重慶爆撃 うらむのだ
 ハッカーが来れば 消えるデータ
 罵 罵 罵声ーヌ 罵声すごすぎ

 2400時点で105冊外装取付。今日はこんなとこだな。
8月7日(土)
 1000起床。『ケロロ』観てから作業開始。1500頃、残り125冊の外装取付完了。さすがにちと肩こりと頭痛が出てきた。ハヤシライスで昼食。
 1800過ぎ、量産機230機ロールアウト。やれやれこれで今回も大手を振ってコミケに行ける。
 スーパーでギョーザとカラアゲとサラダ買ってきて食う。風呂上がりにビール呑みながら巨人×阪神戦観てると、俺はいつの時代のオヤジだよという気分になってくる。
8月8日(日)
 0815起床。『プリキュア』『ガッシュ』『レジェンズ』観てから、未製本のまま残っていた第22号の組み立て作業開始。BGMは昔の伊集院のMD。「歌声喫茶」のコーナーやっぱし面白かった。『翼をください』の「タマちゃんで〜す♪」もいいけど、『あのすばらしい愛をもう一度』の「でもブス星人が俺より激しく猛抵抗♪」はまさに珠玉。あれは笹公人先生の『念力家族』に比肩する見事なSF詩だ。テーマは愛だ。
 合間に新聞の1面だけちらりと。アジア杯、日本勝ったらしい。で、やっぱ1993年セリーグ優勝決定戦ん時の甲子園球場みたいなカエレコールの大合唱になったらしい。マスコミ的には一番オモシレエ展開だな。
 1300から1530まで教会の建築委員会。そっからオフィスポートに寄り、新刊の店頭見本にくっつけるブックカバーを探すが適当なモノが見つからず、大判写真保存用のフィルムを買う。表紙にとりつけるのにちょっと細工しなきゃいけないけど、ビニールカバーよりかえって安上がり。
 帰って第22号を素材の限り組み立て、39冊ロールアウト。あー疲れた。TV、TV。『みんなのうた』観る。『はだかん帽』の歌い手に宍戸留美指名した香具師は神認定。ちゃんと紫で丸いし。
 ふと、「ドエモンバッハ」って、何てマンガに出てた呪文(?)だったっけと記憶の糸を辿るが、『名たんてい荒馬荘介』みたいな絵だったこと以外思い出せなくて困る。
8月9日(月)
 5日ぶりの仕事。今日も夏空。朝刊がないので、コミケカタログチェックしながら出勤。「人前でカタログチェックするな」という声をよく聞くが、なに、恥ずかしがってるのはあのカタログが何かを知っている人々であって、一般人はあんな小さい絵がびっしり羅列した分厚い書類など、マヤの絵文字の拓本ぐらいにしか思わない。もちろん3日目東地区のエティーな絵が並ぶ部分のチェックだけは人前じゃできませんけど。いやそれにしても立ち読みするには重いのう>カタログ。
 5日ぶりなもんでスイッチがなかなか本業モードに切り替わらず。昼、麻の葉弁当。午後もやる気出ず。定時ヘロヘロ退社。DIGBOX古書市でも特に出物なく、適当に2冊のみ。帰る。そろそろコミケ当日の手立ても考えないといけない。Gさんに店番してくださいますでしょうかメール。
8月10日(火)
 美浜原発で蒸気漏れ、4人死亡。JCOのアレと違って直接放射線でヤラレたわけではないが、なにも放射能使わなくたって原発でヒト殺すことはできるんだなと。関電も原発総点検したらどうだ。
 韓国で6階の親戚宅の窓から落ちた娘を父がナイスキャッチ。しかし、部屋の鍵が閉まったのに驚いて窓から出ようとするのうたりんなんぞ、放置して自然淘汰に任せたほうが種の保存のためにはよかったのではないかと(ダーウィン賞)。あ、子供はダーウィン賞にノミネートできないんだっけ。
 今日もダラダラ。昼、ごはん食べる前に本屋で週刊現代とプレコミックブンブン買う。本屋を出たとこでポツンと来たのでピンと来て、一旦職場に戻って本置いて傘装備してまた出る。はたして紅梅で豚ロース丼食べてたらドバザバー!てな勢いで豪雨降り出す。道のあちこちで繰り広げられる悲劇をよそに、傘さして余裕で(でもないな。足はびしょぬれだ)帰る。午後始業しても何人か戻ってこない。ケータイで連絡とって会社のクルマで回収して回ろうか(笑)、とも話したが、しばらくして驟雨がおさまると三々五々コソコソと帰ってきた。あまり俺の「悪い予感」は当たらないのだが、たまには機能することもあるのだな。
 さて今日も雨に降られて疲れたので(←どこの虚弱児か)定時に帰りましょ、と思ったら、注解書の索引作成が1件回ってきてギャース。1940過ぎまで。いいリハビリにはなったかもしれんが。
 神戸屋パン食って、あれこれ準備やら何やらしてるとつい寝るのが遅くなる。このトシになって自己管理ができないのはどうしたものか。このへん、1人暮らしを始めてからあきらかに歯止めがきかなくなった。
8月11日(水)
 あー眠い。今日こそ早寝しないと夏コミにかかわる。
 午前中は編集会議ダラダラと。適当にメシ食って適当に仕事して適当に帰る。
 アクセス解析。「緋本こりん」での検索が増えてくると、ああ今年も「8.12」が近いな、という気分に。
8月12日(木)
 安心して明日からコミケ休暇に入れる程度に仕事を片付け、さっさと帰る。
 光デパートさんから、神宮花火大会のマツケンサンバライブに尾崎亜美が前座で出たとの情報。やるなあ尾崎。あの女のことだからマツケンと一緒になって嬉々としてオーレーとかやってたに違いない。見たかったにゃー。しかしマツケンと尾崎という取り合わせに不審を抱き思わずググったところ、尾崎、マツケンに曲提供してたんですね。しかも作詞はジュリー。どんな楽曲か全く想像がつきません。それにしてもいつの間にマツケンサンバってこんなにメジャーになったのか。
 15日の荷作りまで早々と済ませ、夏コミの準備は万端。ただひとつ決定してないのは、当日の店番。Gさんから返事が来ない。またお病気だろうか。困った。金成さんに声をかけておく。
8月13日(金)
 0730覚醒。洗濯機を起動し、二度寝を決め込む。0815、本格的に起床。ダラダラと朝食を採り、1030出発。折よくやって来た特急に飛び乗り、高田馬場で銀行に寄り軍資金引き出し&両替。そういえば平日なんだな今日は。新宿で埼京線ホームに移動したらちょうど星のトレインが来る。フラフラと鎌倉まで行ってしまいそうなところをなんとか大崎で降り、りんかい線へ。
 国際展示場駅を出ると、ビッグサイトまで屋根付き通路が伸びていた。せっかくなので屋根の下を歩いてみたが、オタ熱が存分にこもってて局地的にいや〜んな大気汚染状況。1200過ぎ有明着。
 今日はほとんど見て回るところはなく、効率的にコースどり。まずは西に店出してらっしゃる弓矢さんにご挨拶。前回冬コミでさしあげた俊俊さんの『プリンセスチュチュ』本、弓矢さんもバカウケだったとのことで、ああよかったと胸をなでおろす。
 それから東のくれじじさんの店へ。今回『HUNTER×HUNTER』でスペース申し込んだら見渡すかぎりナオンだらけのエリアになって大苦戦されている模様。ウチの新刊を献呈。ネバダの歌を見たくれじじさんに「相変わらずロクなものを作りませんね(汗」と言われてしまう。返す言葉もございません。イワエモン追悼本などちょこちょこ買って、おっとっと冬コミ申込書もゲットして、1300過ぎにはもう有明脱出。
 山手線内で払込票に記入、新宿で降りて地図で最寄りの郵便局を探す。いやそれにしてもムチャクチャな暑さだ。ようやく見つけたビル地下の郵便局内と、気温差は20度ぐらいあるんじゃないか。こんな中ほっつき歩いたせいか、どーも頭痛肩こりがする。武蔵関TEXASでステーキ食らって滋養つけ帰宅。
 1900頃、北海道のりちゃーど閣下よりでかい小包が届く。段ボールを開封してみると、中にはコメットさん☆の同人CD-ROMなどお宝ワンサカ。特に鼻血を吹かんばかりに興奮したのが、地下鉄サリン直後数十日間の、毎日毎日オウムネタが1面見出しを飾っていた頃の中京スポーツコレクション。第一級資料じゃんか! いいのかこんなのもらっちゃって。
 Gさんからの返事は未だなし。でも金成さんからご快諾の返事あり、なんとかなりそうだ。すいませんすいません。ナロンエース飲んで寝ておく。
8月14日(土)
 家でラクガキしていて、はっと気がついて時計を見たら1850。しまったーコミケ逝きそびれたー! いやそもそも今夜は1900から有楽町でオフなのにー! ギャワー!
 ……と愕然としたところで目が覚めた。現実世界はまだ0600。ああ心臓に悪い。昨日来の頭痛・肩こりまだ残れど、体温はどんどん上昇。
 ところで、俺の夢の中に出てくる「家」ってのがいつまでも実家のままなのが面白い。引っ越して3年半になんなんとするのに、未だ現在のワンルームが夢に出てきたことがない。それだけ「仮の住まい」という意識が強いのだろう。

 TVつける。アテネ五輪開幕したらしい。ゆうべの開会式の映像が流れる。入場行進がギリシャ語順てのが面白い。ギリシャ語だとセント(聖)がハギオス(ΑΓΙΟΣ)なので、セントビンセントやセントグレナディーンなど「セントなんたら」って国がこぞってトップを歩いてくる。聖ハレンチ学園が参加していれば「ΑΓ. ΑΡΕΝΤΙ」で文句無しトップだったろう。いや絶対出ねえし。フランスはガリアでドイツはゲルマニアなもんで、気分はすっかり世界史の授業。可動式聖火台カコイイー! てゆうか反射衛星砲ですかアレは。松本零士にデザイン頼めばよかったのに。水上バスみたいに。
 ナベツネ、球団オーナーを辞任したらしい。一応の理由は一場クンへの200万円栄養費スキャンダルだが。ただ、アレが消えたからって、残りのオーナーどもに今後の日本プロ野球をどうしていこうかという明確なヴィジョンがあるのかどうかはなはだ不安。たとえるなら、幼稚園バスを断崖絶壁に向けて暴走させていたキチガイ運転手が不意に運転席から転げ落ちたからと言って、今までなすすべなくバスん中でガクガクブルブルしていた幼稚園児がこの先バスを制御できるのか、という問題で。ハリウッド映画なら、ライブドアの社長が暴走バスに飛び込んでハンドル握ってギリギリ転落を免れる、ってのがパターンなんですが。はたして、信長亡き後の秀吉みたいなキャラが出てくるのか、何も決められないままダラダラとなしくずしに1リーグ制へ移行するのか。
 沖縄では普天間基地のヘリ、近所の大学に墜落。米軍もこう忙しいと規律乱れまくり。軍を駐留させる、というのはこういうことだ。

 また1030出発、ほぼ昨日と同じ電車に乗り(土日ダイヤだったけど)有明へ。今日はいろいろ回るところあり。また西→東ルートをとる。りちゃーどさんに昨日届いた援助物資のお礼を重々。山本会長のターザン少女小説『チャリス・イン・ハザード』第2巻も無事ゲット。東。俊俊さんにもご挨拶。新刊は……うわ。これは弓矢さんには献上できないな(笑)。室戸さんは語学の勉強のためご欠席。語学ってエルフ語ですけど(笑)。やるなあ(※05.01.07訂正:室戸先生は欠席ではなく、ちゃんとイベントチラシまいて存分に買い物してからエルフ語講座ハシゴされたそうですすいません)。まりのさんから、10月のコンサートのチケットをいただく。そんなこんなで、あちこちで渉猟した戦利品を山ほど担いで有明脱出、有楽町へ。

 Rose&Crown前で金成さんたちと合流、他の参加者を待つ。1900から裏モノ・学会・怪獣酒場合同壮行会。金成さんに明日のサークル入場券を渡す。IPPANさんたちといろいろ鬼畜話のかたわら、Gさん返事もないしBBSにも来ないしまさか倒れてるんじゃないか、と噂してると、そこに噂の主が来店。よかったよかった無事でしたか。
 見るとGさん、学会のいけもさんによく似たナオンを連れている。いや本物か? 外でたまたま会ったのかな、と思ったらGさんいきなり「ボクたち結婚します」と言い出し場内騒然。残った入場券、その場でIPPANさんに呈。学会独身MNO連中をさしおいて貴重な独身女性会員をかっさらいやがったGさんへのねたみそねみは相当なもので、GHOSTさんを切り込み隊長としてGさん袋叩き大会始まるも、満面からシアワセオーラを放射するGさんにはいかなる攻撃呪文も通用しない。Gさんを沈めるには通常攻撃しかないのか。普通に釘バットで撲殺するとか。
 同じ学会関係の慶事でも、先日のグッズ番長の婚約は俺も諸手を挙げて祝福したはずなんだが、今回はなんなんだろう。たぶん、俺が全く想定しなかった組み合わせだったからだろう。まさかこの2人がくっつくとは思わなかったし、そんな素振りも今まで全く分からなかったんで。自分の想定外の事象が起こるとすぐパニックに陥るのは俺の悪い癖。
 つうかひえだ先生は、いけもさんを学会関係者とペアリングさせるために連れて来られたはずだ。それを思うと、Gさんを学会例会にビジターで呼んだ俺の責任は重すぎる。その責任を痛切に感じているというのもある。人畜無害だと思っていたGさんがまさかこんな行動に及ぶとは。ああ罪深いことをしてしまった。ひえだ先生になんとお詫びをすればよいやら。テンションどかーんと下がる。こんなローテンションのまま、明日の本番を迎えることになってしまった。大丈夫か。
 ただ、会が終わってみんなでゾロゾロ帰る際、GHOSTさんがこっそり言った。「あの2人の足元を見ろ」と。どれどれ。うわ、どっちもコミケ仕様の履き古した色気のねえ靴! これを見て、実はこいつらお似合いなのかも、とGHOSTさんともどもチョッピリこのペアを許す気になった。俺らが許可しようとしまいと関係ないんだけどな。
8月15日(日)
 0500起床。0530頃から大雨が降り出す。ちょっと待てオイ。学会MNO会員の涙雨にしちゃ豪快だな。荷物を雨天用に換装、いつもの朝7時の特急で有明を目指す。国際展示場駅前からどうしようかと思ったが、例の屋根付き通路がサークル入場者優先になってて助かった。0820有明入場。
 エントランスホールの喫茶店でハムエッグサンドと熱いカフェラテをテイクアウト。例の東西連絡通路をころころカートころがし、床の滑り止めとカートのゴムタイヤが奏でる例の「ちー」というかすかな音を楽しみながらカフェラテをちびりちびりしてると、だんだん気分が落ちついてくる。とにかく雨さえしのげば気温は涼しく快適この上ない。久々にメンデルスゾーンの無言歌「Consolation」が鼻歌で出る。
 ブースに到着すると、すでに来ていた金成さんがチラシをまとめててくださってて助かる。テーブルクロスがわりの勇者マントを敷き、お店のセッティング。じきIPPANさんも到着。学会の使者から『と学会誌13』60部預かる。國津武士先生来訪。今度はぱんちゅ本だー。

 例によって開場と同時に漂泊の旅に。東123館の西側半分には用はなく、学会人の居並ぶ「U」エリアをかけぬけ、【団結小屋】の新刊も難なくゲット。後藤寿庵先生の店を見つけて売り物一式買ったり。神田森莉先生はまた鬼畜でやるせない新刊出してたり。東456館に戻り。出口竜生先生、チャンピオンで連載開始とのこと。『女大太郎』ほどバカではないがそれなりのアクションコメディになるそうです。たのしみー。かなり買っていいかげんサイフも軽くなり、西には行かず1120陣地に帰投。
 葛西さんりちゃーど閣下飛沢さん小泉理紗子さん新田さん室戸さんほか、来客続々。G夫妻もノコノコ来やがったので塩まいて追い出す。2004年8月14日付で発布された「幸せ者打払令」に基づく措置。私より幸福な奴はやな奴だ、特に男! 光デパートさんも来訪。「いつもは夏に長袖着てるのは気楽院さんだけだからすぐ分かるんですけど、今日はみんな長袖着てるんで迷っちゃって」。大きなお世話ダス。
 なつかしや奥平広康さんもご来店。うわーおひさしぶりー。チョソン歌集やらまたいろいろヤバい代物をいただいてしまう。今度自前サイトを立ち上げる予定とのこと、大いに期待である。本当に作ってくれよ。
 りちゃーど閣下のご友人来店。先日閣下に献上した本のうちダブったものをこのご友人(やはり南北戦争研究家)が拝領されたとのことで、えらい御礼を言われる。さらにいただいてしまったのが、又吉イエスの本物の選挙ポスター、さらに選管の印紙つきのイエスチラシ! コミケにはいったいどういう人間が来ているのか。珍しい境遇の人と言えば、アーチャリーのお隣に住んでいるというお客さんも。もちろんオウム/アーレフとは無関係の善良な一般市民だ。大変ですなあ。
 お手伝いの金成さんは帰路につき、IPPANさんも打ち上げの準備のため転進。一人でボーと座る。けっこう疲れてるかも。昨夜の心労が出てきたか。
 1500過ぎだろうか、なすびが服着たようなヒゲ人間が来店。ああーっっ誰かと思ったら主催ビトさん!! お懐かしゅうございます!!(涙)。そしてその手にはメモリーボール! うわー出てたんだー! わざわざ主催ビトさん直々にデリバリーとは勿体なさすぎ。マリンの例のポスターもしっかりご覧になったとかでハズカシイ。
 メモリーボールを読んでるうちに時間は過ぎ、久々に閉会のアナウンスを聞く。カダフィの方角のみならずあちこちから三本締めの声が聞こえる。コミケ以外のイベントではまずこんなノリ起こらないだろう。お祭り。さて、今度のマンレポ、イワエモン目撃談はどのくらい報告されることか。俺しかいないので急かされることもなく、隣のサークルの人に「死刑田チヅ夫」のポスターを差し上げたりしながらノロノロ片付け。残部けっこうあり。

 とにかく新宿の雑踏をカートころがして歩くのはまっぴら御免なので、新宿で降りず、高田馬場まで出て西武線で西武新宿へ→そっから大江戸線新宿西口駅へというコースを設定。
 西武新宿のロッカーに箱とカートを放り込み大江戸線へ。1800にえっちらおっちら幸永に着くと、まだお店は炭火起こして席の用意してる最中。どーも予約1830からだったらしい。勘違いに泣きながら東新宿駅を降りていくと、植木不等式先生とはち合わせ。一緒に幸永へとって返す。今回の学会紀要に載せた『エッセネ派の平和福音書』評におほめをいただく。おはずかしや。店に入るとじき議長夫妻、また学会の面々断続的に現れる。たちまち満員になる幸永。乾杯のあとは鬼畜外道話と戦果自慢に終始。炭火のはたに肉食うオタは過ぎしいくさの手柄を語る。いやな文部省唱歌。
 マッコリをサイダーで割る「マックサイダー」(巻来功二のバチ当たりマンガではない)てのがあったので試しに4人で頼む。出たのはマッコリの瓶と缶入りサイダー。これが炭酸水じゃなくて普通の甘いサイダーなもんで、ただでさえ甘ったるいマッコリに甘味がプラスされ3人はウゲーと。でも甘い酒に目がない俺はすげー気に入る。なんかカルピスソーダっぽくて。また頼もう。
 議長に、某氏のウィリアムズ症候群疑惑をぶつけてみる。しかし議長曰く「彼はね、歌が全くダメなんですよ」。あ、じゃあ違うのかやっぱ。ウィリアムズが必ず音楽的ギフトを授かっているとは限らないけど。まぁ、見かけで判断するのはよくないですよね。ツラで判別できるならY●W●R●ちゃんだってダウン症ですもんね、と言ったら議長ぐはははははとお笑いに。
 たらふく肉食い、ビビンバまで食らい、満腹になって2100頃お開き。二次会にも混ざりそびれ、荷物を回収して特急で帰る。この3日間パスネット大活躍。
8月16日(月)【ここまでは2005.01.02更新】
 恒例の完全オフ日。昨日に引き続き涼しい中、ただただ自堕落に過ごす。ゆうべの幸永肉のおかげか、ちっとも腹が減らない。コーラと煮干しでカロリーを摂取。あとはアイス、ぶどうパントーストなど適当に気分次第で食うのみ。
 なんとなくイベントページ更新、それにイワオページのニセイワオも追加。
 ああ仕事したくない。
8月17日(火)
 久々に仕事をする。比較的涼しいものの、カラダと脳を本業モードにシフトさせんのに時間がかかる(老化?)。昨日はさほどでもなかったコミケ疲れが今ごろ出てきて(老化?)難儀する。昼、吉村作治ビルのカフェサンポルタ(元パピルスだったとこ)でエジプトカレー食す。穴八幡の脇にあったカレー屋「タイム」を思い出す。おいしかったのになあ。午後、とにかく眠く。こんなテイタラクなんで当然定時退社。年々ダメになりゆく。雨も降ってきたのでまっすぐ帰宅。
 スーパーで適当な弁当買って食う。冬コミ申込書のカットを書きながら、TVで珍しく読売戦観る。工藤、やっっっっっっと200勝! 決勝点は自分のバットで、というのが極めて工藤らしい。しかもホームランかよ! うわーんおめでとー!

 冬コミ申込書をじっくり見直す。従来「補足説明」となっていた欄が「活動概要」と変わっていたのにたまげる。今までこの欄には男らしく「宗教学」の3文字しか書いてなかったんだが、「活動概要」ということはもっと詳しく書かんと書類不備になるんじゃろかーギャワー、とあわてて「バカ宗教を中心に時事問題全般をネタにした替え歌・辛口寸評など。ギャグ。」とか色々書き足す。

 BBSにはGさんを言祝ぐメッセージが続々と。ウチの最低掲示板で、ここまで素直に人様の幸せを言祝ぐカキコが連続するのは初めてかもしれん。どうしてくれようかと。つうか、あまりの意外なカップリングに正直な話、未だに困惑しているところ。自分がこんなに現状受容能力に欠けるというか、自分の予想範囲を超える想定外の出来事に弱い生き物だとは思わなかった。これでよく時事ギャグ同人誌なんか描けるもんだと。
 いやそれにしてもGさんが結婚とは本当に驚いた。一人で古書や古雑誌に埋もれたマンションの中で(空間的にはともかく心理的には)のびのび生きていくタイプの人だと思っていただけに。身軽な単独行動を好むはずのオタクが所帯を持つとは、よほど何かメリットがあったのか。「メリット」てのはすなわち、相手にそれだけの求心力がある、ということと同義なんだが。
 前にも書いたけど、他人とくっつく唯一確実なメリットは、「誰はばかることなく、各方面(力仕事から経済まで)において相手を援助できる立場になること」だけだ。逆に「自分が助けてもらうこと」を期待しても、その期待は必ず多かれ少なかれ裏切られる。だから「確実」ではない。「国家が自分に何をしてくれるかではない、自分が国家のため何ができるかが問題なのだ」by.JFKじゃないけど。
 「同居」形式でも「通い」形式でも、「誰かと誰かがくっつくこと」のメリットはハッキリ言ってそこにしかない。それが「メリット」と思えないような相手とは、あまりカレカノになったり同居したり婚姻関係を結んだりしないほうがいい。
 その「メリット」こそが必要条件で、さらに税制など経済状況や互いの仕事など様々な要素をハカリにかけて時間をかけて調整して、その上で婚姻関係を結んだほうが安全・安価・有利と判断できれば、ケコーンでも何でもするけど。「こんなカワイイ制度があるのなら使わない手はない」とか言ってIZAMと結婚して運を全部吸い取った挙げ句7か月で捨てた吉川ひなのじゃあるまいし、俺はこと生活パターンを激変させる事態に関しては石橋を入念に非破壊検査して渡るタチでして。一目で人を値踏みするほどの眼力もないし。今さらあまり無駄に選択肢広げたくないし。
 自分がそういう人間なもんで、一目惚れから半年以上にわたりスタープラチナかザ・ワールド並のオラオララッシュを仕掛けとうとう戦略目標を屈服せしめたGさんの思いきった行動にはただ唖然とするのみである。どこまで現在や将来のことをソロバンはじいて計算したのか。それとも、人間関係というものはそもそも計算とは別のところで動かすべきものなのだろうか。
 ともかくお二人とも幸福になっていただきたい。幸福になってくれないと、出会いの場を提供したようなカタチの俺としてはかなり責任を感じて必要以上に気に病むので。

 そんなこんなで今回のコミケも終わり、明日は次のコミケの申込〆切。同人に休息の時などない。サークル者はこうして婚期を逃していく(笑)。
8月18日(水)
 工藤200勝を1面にしてるのはスポーツ報知のみ。この扱いの小ささは何ごとか。金メダルもたしかにすごいけど、23年間プロの第一線で投げ続けた末の大記録と、どっちが凄いと思っているのかみんな。もっとも、前半戦ボロボロ星落として五輪最中に達成してしまった本人の自業自得という話もありますが。

 しぬほど仕事する気なし。朝、コミケ申込書を投函したとこでプツンと主電源が落ちる。昼、辞典の打ち合わせ。眠くてたまらん。フラフラ帰り、積水ドームのロッテ戦に寄る気力すらわかず、夕食も神戸屋パンで済ます。
 白いヒゲが見つかる。そろそろか。
8月19日(木)
 ここ数カ月ほど、目覚ましが鳴ってから起きるまで30分ほどかかるのだが。スヌーズ機能がなければそのまま惰眠をむさぼっていることであろう。こんなもんかと思ってたけど、ひょっとして鬱の徴候でしょうか。
 仕事に行ったフリして、『大宗教学』の通販業務をこなす。まだ申し込みメールが来る。ありがたし。鬱ってもいられん。昼前、浄譜屋さんと打ち合わせ。こっちも進めなきゃな。昼食、FHTMでスープとクスクスパンのランチセット。カフェオレはホットで。
 1730過ぎ退社。超巨大企画用の資料を探そうと、暑い中てくてく新宿中央図書館まで歩くと休館日。泣く。帰ってメールなど。とっとと寝ちまえばいいものをBBS見たりとかグズグズしてまた夜更かし。
 BBSはあいかわらず祝賀モード一色だが、肝心の当事者がどっちも全く出てこないな。婚約したとたんに知恵の実食ったアダムとイブみたいに目が開けて、こんな薄汚ないオタクのホモソシアルなんぞ相手にするのバカらしくなっちゃったのか。それとも俺が有楽町でイロイロ言い過ぎたせいか。えー、もうヤッカミ発言は書きませんので安心して出てきてくださーい。替え歌も作りませーん。「オタク界の階段100段飛ばし」とか言いませーん。戦争は終わりました横井さーん。
8月20日(金)
 朝からあ〜づ〜い〜。本日も人間の体温クラスの気温。
 4時間睡眠でフラフラ仕事。午前中はなんとか寝ずにすむが、午後はわからん。昼休み、スパイシーでナストマトカレー。これは眠くなりそうだと思い、眠け覚ましに昨日のリベンジ、中央図書館へ。むちゃくちゃな暑さは変わらぬが、今日はやけに風が強い。馬場行きバスで一日乗車券ゲット。
 中央図書館はあいかわらず、利用者のわりに閲覧机は立錐の余地ないほど混み合い、特に夏休みも佳境ということですごいことに。資料4冊借り出し職場へ戻る。まだ足りないので、他の図書館にも行ってみることにした。最近の公立図書館は、オンラインで手軽に蔵書検索できるのをいいことに、資料がアチコチに散逸している。専門書店じゃないけど、館ごとに得意分野の本をずらりと揃えてもらえれば便利になるかもしれん。でもそういうわけにはいかないんだろうな。各館が幅広い分野の本を取り揃え地域に提供することのほうが公共図書館の第一義だし。
 定時に出るつもりだったけど、メールの返事やら何やらでけっきょく1800になる。外に出ると、強い風がいいかんじに空気をかき回してくれてるおかげで涼しい涼しい。早大正門ターミナルまで歩き、バスで四谷図書館へ。初めて行ったけど、きれいな図書館。蔵書の少なさはちとアレですが、変な形(直角三角形)のビルのワンフロアだししかたない。なんとか1冊それらしいのを見つけだして借りる。
 気温も快適、元気ならこのまま西武新宿まで歩くとこでしたが、荷物も重いし、せっかく一日乗車券を持ってるのでバスを待つ。10分ほどで新宿西口行きが来る。都バスは使いこなせればほんとに便利である。都内在住じーさまばーさまの気分。
 カラダを動かしてごまかし続けた睡魔だが、バスや電車で座ったとたんにもうズイズイと泥の世界へ引き込まれていく。こりゃほんとに、机に向かっていたら仕事にならなかっただろう。この猛烈な睡眠不足にもかかわらず、珍しく眼精疲労は出ていない。ちょっとしたダウナー系トリップ。唐沢商会の『お怪物図鑑×物々冒険記』もほとんど読み進められず家に到着。西友の天丼をもそもそ食らい、バタンQ。ああ愛しのおふとんさん。
8月21日(土)
 0930起床。あーよくねた。汗ばんではいるが、窓からはわりと涼しめの風が入ってくる。「窓開けて扇風機つければ十分快適、お客様もてなしたりピアノ弾いたりする時だけエアコンつける」、そんなかつての1970、80年代あたりの「夏」が久々に戻ってきたであります。「宿題は朝の涼しい時間にやろう」という標語が死語になりつつある21世紀(だって朝から脳味噌ダウンするような暑さでいつ宿題をやれと)だが、ありがたくエアコンなしの休日を満喫させていただき。きもちいい〜。
 というわけで宿題(数年ぶりの日記更新)にとりかかる。ああ、もう4ヶ月分以上ためちゃってるよ。家賃だったらとっくに追い出されてます。朝食はトースト。昼食は食べ忘れ。夕食はスパゲティボロネーズ。
 日記、やっと15日分UP。利子をちょっと返済した程度にしかならない。あーあ、いっそ自己破産しちまおうかな(←弱音)。
8月22日(日)
 0900起床。トースト食べて教会。礼拝後、空気入れ借りて自転車のタイヤにシュカシュカと。
 帰って日記。昨日ほど進まず。破産申請はお早めに(←超弱音)。
8月23日(月)
 五輪女子マラソン、野口が金。いやもう選手陣も陸連もホーッと胸をなでおろしてるところだろう。これで誰も金取れなかったら、「だからQちゃんを出せば(以下略)」の大ブーイングが週刊誌あたりを中心に巻き起こるのは必死でしたし。まーこれで手のヒラ返したような野口万歳記事が……とはいかないだろうな、Qちゃんほどのタレント性ないし、ただでさえ金メダルラッシュだし。で、その野口、朝のNHKのインタビューに「これで生きて帰れる」と談話。いつわらざる本音であろう。
 甲子園では南北海道代表の駒大苫小牧が優勝というさらなる椿事(←「椿事」言うな! 失礼な)。紅旗が白河の関どころか津軽海峡まで渡ってしまいましたか。でも新聞見ると、これがチーム打率.448という、1番から9番までドカベンと岩鬼を交互に並べたかのようなデタラメなチームで、決勝戦も今春優勝の済美とノーガードでボコボコに打ち合い13-10の乱打戦となったとか。これで野球留学部員が一人もおらず、全員生粋の北海道ビトってのがすごいぞ。
 それよりなにより個人的にはロッテ3位浮上のほうが朗報。朝からスポーツ面が熱い。

 熱いスポーツ面にひきかえ、気温は「おっとしまったエアコンつけっぱなして寝ちゃったか?」ってぐらいの冷え込み。夏バテでヒイヒイ言う元気もない人たち、これでバタバタ風邪で倒れてるんじゃなかろうか。
 仕事をしながらこっそりと『大宗教学』1件通販。昼頃より、右肩から後頭部にかけてじわんと痛みがのしかかってくる。栄養とろうかとティーヌンでバーミーナームとレッドカレー食らうも効き目なく、痛みは増すばかり。実は俺も朝の低温にやられていたらしい。モニタ見ていられないので、資源ゴミの整理など。当然、定時退社。たすけてくれ。帰りの車内で40分じっと黙祷。あとで食えるようになればおなぐさみ、と神戸屋でパン2個買っておく。

 ポストを見ると、扶桑社から『トンデモ本 男の世界』の初版見本が届いていた。てっきり見本なんて議長植木先生クラスのみで、1本しか書いてない俺みたいなニギヤカシ要員には来ないだろうと思っていたので、ちょっと感激。でも残念ながら今は中が読めるようなコンディションではない。
 パストラミチキンサンドのみ齧ってコンタックカプセル飲んで、『男の世界』まえがき・あとがきのみ読む(自分の原稿などハズカシクテ読めたもんじゃない)。さすが植木先生は生物学ギャグ炸裂で、頭ガンガンしてても面白いものは面白い。議長のあとがきが西手新九郎と言うか何と言うか、実はGさんのこと知ってたんじゃねーかというすごいオチ。しばらくしたら学会にケコーンラッシュが起こるかもしれん。
 1900、布団かぶって寝る。さーあ思いっきり寝汗かくぞー。
8月24日(火)
 0500、一旦目が覚める。そりゃ10時間も寝れば。二度寝。目覚ましが鳴るが、なかなか「起床」にまでアクションが起こせない。結局ふらふら起き上がったのは40分後。いつもは30分で起きられるのに(←おい)。とりあえず熱々のシャワーで寝汗をざーと流し、昨夜食べ残した神戸屋のブルーベリーパイをカバンに入れてお仕事へ。へろ〜ん。
 ブッシュ、「アテネ五輪男子サッカーでのイラクチームの大躍進は俺のおかげ」と吹聴して回っているそうだ。「原爆は正義」と本気で言ってる人たちの思考回路はさすがひと味違うぞ。
 終日、索引作成の下ごしらえという地味な作業。でもこういう地味な作業のほうが得意なんだからしょうがない。基本的に月刊プレジデントとかに載るような人生の成功者になるタイプではなさそう。別に載りたかないですが。昼食、レッドピーマンでカルカッタをぺろりと。1800退社。
 帰ると、ポストになぜかKDDIから金払え状が。もうマイライン全部NTT東日本に変えて久しいというのに。しかも何か「だんぜんDX2」とかいう特殊なサービスに入ってることになってて(申し込んだ覚え全くなし)、月額200円×6月7月分も含めて計425円払えさあ払えとほざいている。何を誤解しているのか。
 スーパーの天丼食って。タイマー録音した伊集院に爆笑して。「五輪速報・男子面白手淫(オカズなし)決勝」「いいからいいから、やめなーいーで」に、もうそれこそ死ぬほど。
 いい気になってまた2600まで夜更かし。こういう自己管理のできない奴はもう死んだほうがいいと思います。
8月25日(水)
 アテネ五輪・野球、日本負けたみたいですね。そりゃ飯島愛にあんなこと言われりゃゼッコーチョー維持できないわな>中畑。伊集院リスナーのみ分かってください。とてもココには書き残せないぐらいマズい話。
 ロシアでハイジャック墜落×2件。ついにロシアも対テロ戦争に突入か……って、とっくの昔に開戦してるか。それこそアメリカよりはるかに前から。チェチェンとか。
 昨日舞い込んでた謎の請求書について、KDDIカスタマサービスに電話。「だんぜんDX2」、やっぱ最初に勝手に代理店に加入させられていた模様。マイライン3区分以上KDDIに入っていれば定額料200円/月がタダになるので(請求書にも特に明記されない)、加入していたことすら知らないまま3年以上過ごしていたが、先日NTT東日本に乗り換えたので、定額免除特典が受けられなくなり、突如請求がやってきたということらしい。さっそくサービス解除させる。詐欺代理店に対しては憤りを禁じ得ない。
 目がボロボロなので今日もあまり目を酷使しなくてすむ雑事を片付ける。昼食、サンポルタでエジプトカレー。メーヤウみたいに辛くて食えないということはないが、かなり香辛料がてんこ盛りで汗が出る。午後もダラダラやって、天一で並こってりすすって帰る。『トンデモ本 男の世界』、惜しくも車中読破ならず。
 BBS、Gさんがやっと出現。
8月26日(木)
 朝、『トンデモ本 男の世界』読了。やっぱし俺の原稿だけ浮いてるよう、と激しく自己嫌悪に陥る。「すいません原稿取り下げます」と言えば喜んでやめさせてもらえたかもしれんな。どーせ1本。
 同僚に、現在来日してるらしいY先生の所在を知らないか聞かれる。すまん知らん。あ、でも、こないだ東京で先生と会ったという方の日記ならネットに出てるよ。「え、誰ですか?」。知らないと思うけど、植木不等式って方の日記で……。「ああー、と学会の! あの人、いい仕事してますよねー!」……なんで知ってる(汗)。トンデモ本とか全く興味なさそうな男なのに。「でも、なんでY先生とお知り合いなんでしょ」。さ、さあ、なんででしょ〜ね〜ピュピピのピ〜♪(←口笛)。ともかく足取りの一部が掴めたのでなんとか捕まえてみるとのこと。がんばれ。
 午前中はまた索引の下ごしらえ。昼は麻の葉で和風ビビンバ。午後は外で1700まで会議。それから近所の人しか知らないような、住宅地の中にぽこんと建った(つか民家を改造した)穴場の京風西洋料理店「和Raku」で打ち上げ。一番安いコースに、ワインは普通にカベルネ(赤)だが、野菜も肉もなにもかもウマく総員大満足。そういえば道の向かい側にあの評論社が。こんなとこにあったのか。もちろん入り口には『ロード・オブ・ザ・リング』のポスターがべたべたと。
8月27日(金)
 先日来荒れ気味の一行知識掲示板に、本職の漫画家さんまで乱入して意味不明カキコを連発。漫画家さんご本人の掲示板を見ると、こちらでも人間違いの挙げ句意味不明レスを書き散らし、オチに「(ノイローゼなんだ…ごめんなさい)」と。自分のBBSで狂うのは勝手だが、ヨソにまで乱入するな。

 中学だか高校だかの時分途中で放り投げた『ホビットの冒険』。先日たまたま古書市で岩波少年文庫版上下巻セット800円で買っていたので、ちと再チャレンジしてみることに。
 さすがに粗筋や人間関係を頭に入れた上で読むと読みやすい。前は恥ずかしながらゴクリが出てくる以前で中断し、やたらビルボが腹減っただの家帰るだのラ王が食べたいだの有川先生のように泣き言繰ってた(文字通り『わがまま☆ホビット ビルボでポン!』)ことしか覚えていない有様で。堪え性がなくて、短編やショートショートしか読めない体質だったんですな。これもADHDですか。今読むと、植木先生=ビルボ、議長=ガンダルフ、みたいな配役が頭にわいて出てしまって吹き出す。

 四半期に一度の専門書企画会議。弁当食べてからしばらくして、なぜか胃が痙攣してくる。どうもあそこの弁当は、何がいけないのか知らんが、胃が受け付けなくなってしまった。今日は特にひどい(てゆうか毎回食うたびに悪化していく)。
 やっとの思いで会議の経費を精算したのち、30分ほど職場の便所に倒れ込む。それも便器に座るんじゃなくて、便器にしがみつくような格好で。朦朧となりつつ仕事メールにレスつけまくり、早退。特急で帰る。『ホ険』(←どういう略語か)読みながらじっとしているうちに徐々に胃腸薬が効いてくる。
 自分の気持ちのいい小さな穴に帰ってからも、しばらくベッドの上で『ホ険』。しし、し、し、やっとビルボとゴクリのナゾナゾ対決が出てきたよ、いとしいしと。クイズミリオネア的緊迫感がいいよ。みのもんたも全裸でボートこいで魚捕りながら「ファイナルアンサーでしか? ゴクリ」とかやらんかな、いとしいしと、賞金取られたら「どろぼう! バキンズにくむ、にくむう!」とチャレンジャーを呪ってほしいよ、ゴクリ、ゴクリ。
8月28日(土)
 1010起床。『ケロロ』辛うじてAパートの最後あたりから観られる。
 日中ガシガシ書いて、日記4月末までUP。

 夕方、チャンピオンのBN担いで自転車で実家へ帰省。残り物をガツガツと処理。弟とネットしながら四方山話。まさか弟と2ちゃんねる語で会話しようとは、父ちゃんなさけなくて涙出てくらあ。しかもこいつ炉画像やら屍画像やら収集してるし。厨にはなるなよ引きこもり。
 帰りしな、玄関先で家族会議(笑)。プライド高い父がこの難事をいかにして乗り越えるかだが、「バカは全部人のせいにして忘れた」てなりそう。この「人のせいにして忘れる」血は、確実に俺の中にも流れてるんだよな。
 母からはまたあっちの話。こういうタイミングだけに正直心動かされんでもないが、平常心じゃない時に何かコトを決めると絶対ロクなことにはならん。あわてるな俺。たしかに戦略上、「基督教に理解のあるオタク」を見つけるのと「オタクに理解のある基督教徒」を見つけるの、オタクに基督教を仕込むのと基督教徒にオタ道を仕込むの、どっちがラクかと言えば、後者かもしれないけどさ。
 まったく、日本における圧倒的マイノリティ属性を2つも持っているとかなわん。どちらか片方しかなければ、今ごろ「普通のオタク」ないし「普通の基督教徒」として、もっとありふれた生活をしていただろう。でもどっちも捨てられませんので。

 帰宅。『ホビットの冒険』の続きを読み始める。止まらない止まらない丸くないけど止まらない。深夜2730、ようやく読了。バギンズ氏をハブの軸として、トーリンやバーリンやガンダルフやクマや宴会王や龍が繰り広げるタコ足状態の大・愛憎劇。おずおずと真珠の首飾りを捧げる小さい人(きっと上目遣い)の核爆発級のプリティさに、むしろ小さい人のほうをお持ち帰りしたいのを必死にこらえつつ平静を装う宴会王(@鼻血噴射&絶命5秒前)の姿、我が心の目にもはっきり見えました室戸先生ー!
 そういう視点を抜きにしても、お話のつむぎ方から何からよく出来てて、これほどの作品だとは思わなかった。これを途中で放り投げた20年前の俺ってよほどのちえおくれだったのではないかと。
 それにつけてもビルボのかっこよさにはシビレた。基本的に安定安全安息を渇望しながら、冒険に飛び出す衝動性をも秘めた熱いハート。ヘタレだけど、仲間を見捨てて一人だけ逃げることまではできない侠気。そして、普段は依存心のカタマリのくせに、「今この状況を打破できるのは宇宙で私だけ!」((C)黒田硫黄)とハラをくくった時はとんでもない行動力を発揮する。このキャラクターは子供よりもむしろ、小動物のように生きる小市民大人読者の共感をこそ呼びまくるのではないか。小市民的主人公。なんつーか、ある意味現代最強のヒーロー像だと思う。とても第二次大戦前に創造されたキャラクターとは思えないぞ。ヒゲやエルフ王でなくとも惚れます。ああもう辛抱たまりません。コンチクショーくっちゃうぞコラア!(萌)
 なんだか俺まで無性に同人誌が作りたくなってきたっス。……あーあとうとう地雷原に踏み込んじゃったよこのバカ。
8月29日(日)
 0830起床。『プリキュア』アテネ特番で休み。『ガッシュ』。ウォン×リー、ラブばな。『レジェンズ』。シュウ×ネズ、ラブばな。
 教会行く。ざんざか雨降り、肌寒い。礼拝終わってすぐ帰り、厚手のシャツに着替え出撃。

 まずは『フィギュア17』オンリーイベント「萌野祭」へ行くことに。特急で新宿まで出て大江戸線で大門。タクシーが波しぶきをけたてていく横を、カサさして徒歩で都産へ。
 1/2室使って参加サークル22。規模もさることながら、この大雨のせいか一般客もまばら。雨のせい、と信じたい。しかしさすがマイナージャンルだけあって主催者の意気込みは濃く、本物のシナリオとか原画とか絵コンテとかスタッフからのメッセージとか、豊富な展示物には驚かされる。モノが『フィギュア』だけに『コメ☆』のごとく聖地写真も山ほど貼り出されている。舞台が鎌倉近辺に限定される『コメ☆』にひきかえ、『フィギュア』は広大な北海道だから集めるのも大変だったろう。しかしものすごい充実ぶりで、なんとあの手袋の木も判明しているらしい。これ写真集にしてくれたら、3000円でも買うよ俺。
 もちろんサークルもぐるりと回る。よーすけさんの『超幼女合体』はもちろん、【むてけいファイヤー】の夏コミ新刊も行列0秒でまんまとゲット(これがコミケだったらどんだけ並ばされたことか)。ゲストの俊俊さんのマンガにまた笑い死ぬ。レッドボロン先生ー! それにしても場内に『フィギュア』のBGMがずっと流れてるのには涙腺を刺激されてたまらん(パブロフ先生ー!)。アンケートまで書いて1410頃退場。

 雨の中、さらに桟橋方向へ歩き、ゆりかもめで有明を目指す。たっぷり30分近くかかる(1435正門前駅着)。遅い。でも駅出たらすぐビッグサイトというロケーションは、特にこういう天気の時はありがたい。やたら人が多い。さっきの「萌野祭」とくらべると、富良野と新宿ぐらい人口密度が違うぞ。でも男はワンフェス、女はシティの客らしい。俺みたいなコミティアオンリーの客はほとんどいなかろう。
 時間もないので、ティアマガ片手に、チェックしたとこのみ精密爆撃。飛沢さんはもう帰っててウワーン。滝季山さんはあやうく帰る寸前のところをご挨拶のみ。新田さんも片付け中。ほとんど「何しに来た」てな状況。来た早々児玉さんと帰る。さすがに2イベントハシゴはつかれました。

 武蔵関TEXASでカウボーイステーキ(ライス大盛り)をぺろーり。マスタードを使うと、カウボーイステーキの血臭さが驚くほど中和されることを発見。ウマー。1800帰宅。やれやれ30分ぐらいは仮眠とれるかなと思ったが、1815合唱のメンバーから「今日休みます」と電話かかってきたり(休みたいのは俺のほうだ)、1830には新聞の集金も来たりして、みんな俺に何のうらみがあるのかと。ボロボロのまま合唱の練習へ。もちろん声出なーい。

 帰ってグダグダしながらまた『ホビットの冒険』をパラパラと。やっぱり五軍の合戦以降のくだりは何度読んでも天下の名文である。

 「たくさんの人間、たくさんのドワーフ、それにたくさんのやさしいエルフのしかばねがありました。戦いがなければ、エルフたちはこのさき長年のあいだ、森のなかで楽しく暮らしたことでしょうに。」(瀬田訳・下巻p.227)

 このクダリなんて読むたび泣けてくる。瀬田先生も訳しながら涙したというトーリンとビルボの永の別れのシーンも泣ける泣ける。いい原文といい翻訳のコラボレーション。こういう幸せな出会いが、他の国でも起こっていることを願う。
8月30日(月)
 ぜんぜん知らなかったですが、アテネ五輪男子マラソンでトップ走ってたランナーが変なおっさんに襲われたとか。
 今日も索引をしこしこと。午後、あの時々発生する原因不明の肋骨のきしみがまた襲ってくる。これが来るたび、やっぱり長生きできないな俺、と行く末について思いを馳せてしまう。年金、払い損になるかもしれない。2100頃まで索引をしこしこと。目が霞む。やれやれ。いつまで働けることやら。
 先週買ってなかった「バンチ」を読みながら帰る。こせきこうじ新連載開始。もうこういうマンガしか描けなくなってしまったんだろうか。いや、最初からどれもこれもこういうマンガだったっけ。
 西友で牛丼買って帰って食らう。風呂上がりに『ホビットの冒険』ちらちら読み返す。いかん、開けば開くほど引き込まれる。たすけてくれ。
8月31日(火)【ここまでは2005.01.03更新】
 ヘタレて起きられない。0720頃やっと起床。職場へ這っていく。
 紅梅で日替わり定食。今日は豚丼。きのう牛丼食べたような気がしますが。スポーツ新聞でムックン仕事復帰を知る。ジョナサン・ジョースターの身体を乗っ取ったあとのDIO様のような(そこまでは行ってないか)首の手術跡も痛々しいが、それより金髪のほうがインパクトあって首に目が行かない罠。3億円犯人とか全裸強盗と同じ心理トリックですね。
 明日付けで配置転換する同僚の引っ越し騒ぎでホコリを吸ったか、洟まで出る。午後、仕事の手順のことで思わずムキーとキレる。頭冷やすため1830頃タイムカード押し、『大宗教学』通販1件発送、洟ずるずるやりながらとっとと退社。

 銀座に出て、洟ずるずるやりながら教文館ビル8階のナルニア国で『指輪物語』文庫ボックスと「追補編」一気買い、しめて7,560円(税込表示)。ああ、やっちまったよ……。新刊書店で一度にこんなにカネ遣うのは稀だが、古本市なら珍しくない出費。俺の消費行動は人として何かまちがっているような気がするのだが気のせいか。レジのおねーさん、というかナルニアの店員さんはむしろ司書と言ったほうがよく、「『二つの塔』で途中ダラダラしたところがありますけど、そこで放り出さずにがんばってください」など、役立つ旅のアドヴァイス若干受ける。
 帰り道、ボックス開けるのはめんどくさいので、箱入りじゃない「追補編」をぱらぱら拾い読み。エルフ語の発音って、古ラテン語(合唱ラテン語とは微妙に違う)とドイツ語を混ぜたみたいなんですね。「celeb=銀」とか語彙が増えるたびに、これまで読み知った人名地名の原意が分かっていく、パズルのピースを埋めていくような快感が面白い。なるほどこの快感に身をゆだねると、室戸先生たちのように『指輪』の魔力に取り込まれて幽鬼りんりん萌えてるかぎり(フッフー)なナズグルになってしまうんですね。眼前に広がる茫漠たる地雷原。
 新宿やんばるでソーキそば食って帰る。
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