2004年9月の開設者うらみ日記


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9月1日(水)
 『指輪物語』文庫第1巻をポケットに入れ(「ポケットに入っているものは何だ?」)家を出る。いよいよ長い指輪の旅に。
 オープニングの有名な「影横たわるモルドールの国に」の詩で「さあ小説読むぞー」って気分になったのもつかの間、いきなり「ホビットとは何ぞや」って博物学的解説が始まって面喰らう。でもむしろ小説よりこういう文章のほうが読み慣れてるので問題なし。
 昼休みにレッドピーマンでハンバーグ喰らった他は、日中ほとんど雑誌の責了と索引作成に没頭。
 ティーヌンでカオマンガイ食って帰る。馬場の芳林堂前では『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』ワゴンセール。『ハリポタ』最新巻を尻目に今ごろ『指輪』を読みはじめる、マイペースにもほどがある俺。
 駅のエスカレータを昇ると、降り口のとこまで人が溢れててギャー。エスカレータ停めておけよう。「車内トラブル」で電車がちょっと遅れたとのこと。ただでさえ異常にホームが狭い高田馬場駅、この時間帯にちょっとダイヤが乱れるとえらいことになる。急行なんて人大杉で乗れないので、のんびり各駅停車。
 『指輪』、やっとこさ序文のホビットの紹介読み終わり(系図とか民族とか写本とか、なんだか旧約聖書学の専門書でも読んでるような気分)、ようやっと大変人ビルボたんが失踪したとこまで読んだところで電車降りる。

 浅間山噴火。今度は所沢直撃しなかった模様。
9月2日(木)
 『指輪』、往路は第1章終わりまで。やっぱり先に『ホビットの冒険』から読んでおいてよかった。さきの冒険におけるビルボのラブリィチャーミーぶりを知っていればこそ、そのビルボたんをすら斯様な猜疑心のカタマリに変えてしまう「一つの指輪」の魔力のおそろしさがヒシヒシと伝わってくる寸法で。
 仕事。昼過ぎから眼精疲労発生。目が、目がああ。定時に帰る。
 各駅停車に乗って、まずチャンピオンをざっと読み、上石神井を過ぎたあたりで『指輪』の旅再開。「一つの指輪」がスメアゴルの手にわたるいきさつが語られようとしたところで家に着く。こんなに目が疲れているのに読むのをやめられない。『指輪』の魔力おそるべし。そのうち俺も半魚人みたいなあさましい姿になって霧ふり山脈の地底湖で魚やゴブリン食べながらゴクリゴクリ言う変な生き物になるですか。

 おれおれ詐欺の学校「おれおれ中野学校」摘発。あほなことを。以前「おれおれ詐欺ほど元手がいらず新規参入しやすいビジネスはねーよな」と言ったが、着実にマーケットは大きくなっているらしい。もう暴力団など「プロ」が組織的に磐石の詐欺システムを構築してるだろう。今ごろ下手に個人でノコノコ参入した日にゃ、バレたら「ウチのシマで何勝手に商売しとんじゃワレェ」てなことになりかねん。そろそろ次の段階、おれおれ詐欺そのものよりも、おれおれ詐欺師を相手にしたビジネスを考える頃合かもな。
9月3日(金)
 8時間寝て、さすがに疲れはだいぶ癒えた。
 最寄り駅の入り口んとこで、川越高校の生徒が「くすのき祭」(※文化祭)のチラシを配っている。毎年くすのき祭が他校の文化祭に比べてだいぶ早く、まだ残暑すら残ってそうな時期に開催されるのは、もしかしてウォーターボーイズのためか? と今さら気づく。そうだよな、普通の文化祭シーズンに男子シンクロなんかやったら死者続出だもんな。寒中水泳。

 通勤電車で『指輪』の旅。途中で寝て、あまり進まず。「わしを誘惑せんでくれ!」のあたりで高田馬場到着。
 「一つの指輪」ってたぶん読む人によって「核」とか「芸術」とか「恋人」とか、いろんなもののアレゴリーに見えると思う。でも、たぶんトールキンは特定の何かの寓喩のつもりで書いたんじゃなくて、もっと広く極めて純粋に「力」(powerなりforceなりreignなり)を象徴した存在として「一つの指輪」を描いてるんだろう。だからトールキンはその「力」がどういう「力」なのか具体的に見せるほうにはあまり関心がはなく、むしろその「力」を得た者が「力」に振り回されるサマのほうに注目し、そっちを執拗に活写している。そこがものすごく深く、またウマい。
 ……ところで、「一つの指輪」をもし擬人化したら、究極の誘い受キャラだよな(笑)。

 昼休み、スパイシーでビーフカリー食って、銀行でお金おろして、郵便局でコミティアの参加費振り込んで、職場に戻ってサークルカット作って。……ひょっとして休み時間のほうが熱心に働いてないか俺。
 1930過ぎ退社。ふらっとブックオフに寄ってみるが、明後日の例会に使えるような出物見つからず。『指輪』以外の本は読めないように仕組まれているのか。おそるべし『指輪』の魔力。
 西武新宿線、ラッシュ時の人身事故でこの時間になってもダイヤ大幅に乱れ、特急1本運休にしてもまだ帳尻が合わない。もっともこちらは急ぐ用事もないので別にかまわんが。『指輪』があるし。また各駅停車でちんたら帰る。
 『指輪』。「いざ肚が据わった時の行動力はすさまじい」というのはビルボだけでなくホビット一般の美徳だったらしい。それでも、帰るところのある宝探しと、二度とホビット庄に戻らぬ逃避行では、さすがに踏ん切りつける難しさも段違い。グズグズするフロドがやっと旅立って2日目、やっぱ馬車で行けばヨカタよ〜と後悔しだしたあたりまで読む。

 ロシアの学校たてこもり事件、また赤軍突入→銃撃戦→死者イパーイという大ロシア的展開。ニュースで見てたら、なんかパンツ一丁の女の子が逃げ回ってたりしてたので、ピンと来て某ロリ掲示板にアクセスしてみたら案の定スレができてて、さっそく画像までUP。この鬼畜どもめ。俺もか。
 読売、パリーグ鞍替え検討。もちろん悪い冗談だろうが、セリーグ5球団のオーナーにとっちゃたまらん災難で。
9月4日(土)
 トースト食べて、一日ボーとしながらヘロヘロと日記更新。そのかたわら11月のコミティアの参加申込書を書く。
 明日の学会例会は、特にネタもないし気力もないし、ROMに徹しよう。どうも本当に『指輪』に精力を吸い取られているようだ。パンにバターを塗るようにうすく引き延ばされた命。
 ボロネーズすすりながら『しんちゃん』&『ボーボボ』スペシャル見てると、しきりに「●●地方に大雨洪水警報」と臨時テロップが入りまくる。なんか四方八方から大雨軍に攻められている戦況報告を時々刻々伝えられているような気分。
9月5日(日)
 普通に0900過ぎ起床。雨の中(なんか例会のたびに雨が降ってるような気がするなあ)1100ちょい前出発、1130過ぎ馬場到着。早大正門行きバスに乗ると、バス停で開田夫妻がキョロキョロしてるのが見えたので、バスの中から手ェ振ってこっちですよーとお招きする。例会会場の会議棟、1階では「こども学会」なんてのをやっている。ワザと間違えてこっちにもぐり込みそうな会員が何人もいそうである。
 1200例会開始。今回もまた詳述は避けるが、ひとつだけ特筆すべきは、山本会長の持ってきた同人誌『絹と立方体』。偽書などに記された古代文字から、文学・映画・マンガ・アニメまで、さまざまな創作物に登場した架空の文字を網羅した、B5判・束幅2センチになんなんとする力作である。とにかくその守備範囲は尋常でないほど広く、アルファベットなりある程度の体系を持つ架空文字はほとんど収録されている。神代文字や宇宙人ユミットの文字などトンデモ系もあれば、古くはなつかしのゼントラーディ文字やアストラギウス文字、新しくは『ケロケロちゃいむ』のカエル文字や『ミルモでポン!』の妖精文字にまで至り、ホントに「なんでこんな文字までチェックしてるんだ!?」と驚くようなトリビアルなとこにまで蒐集の手が伸びている。特になぜか千乃ナイフが使うセンスクリット文字(というのがあるらしい)には20ページを超える紙幅をさいている。もちろんトールキンのテングワールもあるぞ。ほ、欲しい……。
 ふぬけになった俺にひきかえ、みんな今日もいいネタを持ってきててくやしい。お身内の職能をフルに活用するひえだ先生。夫婦善哉。夫婦と言えばG夫妻。持参したネタよりも、本人たちがノコノコとツラ見せに来たことのほうがよっぽどネタになる。同じく婚約中のグッズ番長S井さんの影がすっかり薄くなってしまった。これはこれでよかったのかもしれんが。
 二次会会場へ行く道すがらも、すっかり二人だけの世界を作るG夫妻。誰も近くに寄って話をしようとしない。「大連」でも誰も隣に座らないので、しかたなく俺が座ってやったさ、G妻とS井さんにはさまれて(笑)。この座り位置だと、まるで俺がS井さんのヨメのようではないか。「お二人の馴れ初めは?」「はい、ロッテと『コメットさん☆』が縁で」って、シャレにならないのでやめなさい。
9月6日(月)
 北オセチアの学校たてこもり、徐々に事件の詳細が明らかに。人質たち自身に爆弾設置させたり、子供の身体に爆弾ゆわえつけて人間爆弾にしたり、なかなかの鬼畜ぶりを発揮してくれたらしい。
 「武力闘争」の何がマズいって、えてしてその過程で必要以上に憎悪が暴走してしまうことだ。憎悪を暴走させた被抑圧者は、抑圧者に勝るとも劣らない残虐行為をしでかし、結果、抑圧者のみならず第三者(国際世論など)の反感まで呼び、本来の目的を達成するどころかかえってその歩みを大きく阻害してしまうことになる。
 「目的が手段を正当化する」と信じ込んでいるのは本人だけである。

 そろそろ『指輪』第1巻を読み終わってしまいそうなので第2巻も持って職場へ。文庫は便利だ。右のポッケにゃ1巻がある〜、左のポッケにゃ第2巻〜♪
 昼休み、一歩で焼肉定食食って、第1巻読破。すかさず第2巻をリロード。もう中毒ですな。

 夜、新宿武蔵野館でマクドのバーガーセット食いながら『華氏911』観る。『ボウリング・フォー・コロンバイン』がなんかとっちらかった印象だったのにひきかえ、今度はまとまりがよく、メッセージも明確。マスコミでは政治的な面ばかり喧伝され、まんまと政争の道具にされてしまった感があるけど(俺もすっかり騙された)、実際は反共和党・反ブッシュ再選色はそれほどでもない。イラク人民に肩入れしたコスモポリタン的大上段な視点でえらそうなことを言ってるでもない(申し訳程度にはそういうシーンも入ってるけど)。
 今回、ムーアの視座は、自らの出自でもあるアメリカ労働者階級のところにどっかりと腰を据えている。その視座から、ブッシュ政権が直接アメリカを攻撃したわけでもない国の「解放戦争」に軍隊を投入し、貧しさゆえに軍に入った労働者階級の息子・娘たちを無駄死にさせ、障害者にしていく有様を描いているだけ。そして、その政権下にありイラク征伐に賛成した議員たちのうち、自らの子供を戦場に送っているのは1人しかいないというお笑い状況を、ただただ指摘しているだけである。
 前回のスーパーマーケットデモやチャールトン・ヘストンアポなし取材にはどーもイヤミなものを感じたけど、今度の「上下院議員に『子弟を軍に入れよう』と勧誘するキャンペーン」は素直にグッジョブと言いたい。同じ鬼畜は鬼畜だけど。

 新宿地下のBERGで飲む。安いのに結構おいしい。
 帰りの電車で『指輪』再開。映画版には影もカタチもなかったトム・ボンバディルたん登場。ガソダムで言えばククルス・ドアンですか。
 帰ると『指輪』の師・室戸さんからメール。ああ、やっぱ既に「一つの指輪たん」やられてたか。なんかもうトールキンに関しては、全ての「鉱脈」は掘り尽くされてるかんじ。今ごろ新規参入はムリですか。買い専に徹しますか。

 いつもの当てずっぽうですが。
 オタ男子の生み出したパラダイム「萌え」と、腐女子の生み出したパラダイム「やおい」
 森羅万象を「×」(海外なら「/」)で捉える腐女子と、森羅万象にハァハァするオタ男子と。
 「萌え」が「個」をその対象とするのに対し、「やおい」は「関係性」をその対象としているのが興味深い。これは、男子と女子の感性というか、世界内における自分の位置の占め方の差に起因しているような気がする。
 この両概念を、そういう観点から比較検討している人はいませんかのう。
9月7日(火)
 『週刊おらの旦那さま』
 第1号の付録は、イスに乗って植木の高い枝を伐ろうと背伸びするサムワイズたん(パンチラ初期設定済)のフィギュアがついてきます。
 ……なんてネタもすでに掘られてるんだろうなあ。

 午前中、雑誌の青焼責了。
 昼、志乃原で大せいろ。珍しく俺しかお客がいない貸切状態。向かいのファミマに救急車が止まる。なんだと思ってしばらく見ていたが、タンカが出て行ったきり戻ってきやしないので飽きてお勘定。帰りにふと空を見るとなんだか雲行きがあやしい。図書室でグガーと寝て、起きてみると窓の外がびっしょびしょ。寝てる間に大雨が降ったとか。あぶねーあぶねー。

 帰りも『指輪』読んだり眠ったり。フロド一行がブリー村に着いたところで所沢。ふと途中下車してブックオフに寄ってみる。霊感にもかかわらず特に出物なし。2階でCD物色してたら、買ったDVDの箱がカラッポだったとカンカンになった客がレジにすごい剣幕で怒鳴り込んできてワクワク。DVDの銘柄までは見なかったが、エロスものだったとしたらお客さんに大いに肩入れしたい。
 1階コミック売り場で山咲トオル『戦慄!!タコ少女』1巻、なんばらばん『クレタくん』、諸星大二郎『六福神』と分裂症的取り合わせ買って帰る。『タコ少女』読んで大笑い。『六福神』萌え。『クレタくん』は買っただけ。
9月8日(水)
 朝指輪。馳夫キター!
 仕事、ダラダラと。昼休みにも『指輪』を読んでると、同僚が驚く。俺が普通の本を読んでちゃ悪いか。午後もダラダラ。今日も定時に帰る。軽く罪悪感を感じるが、まあ明後日からイヤでも残業しまくることになるし。今ぐらい体力を温存させてください。
 夜指輪。フロド一行が元・トロル3人組の巣に到着したところ(こういうシーンがあると、つくづく『ホビットの冒険』から読んでおいてよかったという気持ちでいっぱいになる)で電車は所沢着。

 彩の国古本まつり。諸星大二郎『暗黒神話』が150円で手に入る。探していた星野沙里奈写真集ゲット。欧米だったらこれも児童ポルノと言われそうだな。本当の歳は書いてないけど。一方、どう見ても20歳超えてそうな会田我路の条約前17歳本はハズレ。児ポ法の定める「18歳」ラインってなんなんだろうと。
 つまりアレは見た目を基準にしているのではなく、「18歳未満のポルノを商品化することは児童虐待である」ということなんだけど。それは裏を返せば「18歳になったら、自分を商品化して何か不都合が起こっても自己責任」と言ってるのと同じ。18歳未満でも自分の意志で自己の商品化をプロデュースする奴もいれば、20歳超えてても自分の意に沿わず風呂に沈められる女性もいる。18歳以上でも、本人の意に沿わず商品化することは「虐待」ではないのか。
 UNICEFはあってもUNIAFはない。「18歳」を境に、人間は保護されなくなるらしい。18歳になったからと言って、みんながみんな自動的に、自分で自分を守れるほど強くなれるわけでもあるまいに。カラダもおミソも、人間すべからく個人差がある。それを一律横並びに「18歳」で保護体制からキックアウトすることはできるんだろうか。
 ……なーんてことを書くと、あの法律に無理矢理「児童ポルノ」の規制を挿入させた人たちの思うツボなのでやめときます。ゆくゆくは全ての「ポルノ」(と彼らが思っているもの)をほろぼすことが彼らの究極の目的ですから。北方領土の段階的返還みたいだねどうも。

 近鉄・オリックス合併、オーナー会議で承認。BWファンと近鉄ファンの温度差が印象的。
9月9日(木)【ここまでは2005.01.04更新】
 そうか、「わたおに」と略すと、「渡る世間は鬼ばかり」だか「週刊わたしのおにいちゃん」だか分からなくなってしまうのだな。

 朝指輪。やはり映画では忘れられてるグロールフィンデル登場。そもそもエルラダンとエルロヒアも映画に出てたっけ? 映画だとなんだかアルウェンがエルロンドの一人娘のようなかんじでしたが。
 まだ眠いけど、8時間いちおう寝たんでアタマは冴え、めんどくさい許諾申請やら重版作業やらもテキパキこなす。つか雑事こなせるのも今日までという意識が俺をしてラストスパートに駆り立てているのだろうか。昼はタントタントでナスとベーコンのトマトスパ。
 家業を継ぐことになった同僚の送別会に向かう途中、早稲田松竹前で、18日からの『キャシャーン』&『キルビル2』二本立てのタイムスケジュール確認。うげー、キャシャーンは最終1620からかよー。仕事帰りに観られねーじゃーん。キルビル2だけで我慢するかにゃー。送別会は和気あいあいと。しかしこの人手不足の折、首脳陣はアタマの痛いことであろう。俺ももし同じ部署だったらこんなノンキにしてはいられない。
 夜指輪。「最後の憩」館。ビルボとアラゴルンのラブラブぶりに、ムーミン&スナフキンをふと連想。ビルボとフロドの再会シーンにも萌えまくる。
9月10日(金)
 仕事してたら鼻水が出る。昼前クスリ飲み、レッドピーマンでハンバーグ食。午後イチ頃クスリが効いてくる。8時間寝てなかったらブッ倒れてましたな。脳味噌ほわ〜ん。

 1445頃、超巨大企画の著者のおうちへ再校著者校ゲラを回収に出かける。道中『指輪』読み読み。フロドが愛しのビルボおじさまと再会したところで都立大学着。1600、おじゃましまーす。ものすごい修正箇所に目眩がする。図版の差し替え指定も数点あり。おまけにレイアウト変更のご希望まで。さ、再校でレイアウトいじりですか……先生、冗談はよしのすけ(涙)。
 ああもうダメかも死ぬかもほろぶかも。俺って基本的におだてられると木に登るブタなもんで、「細かいところまでよく見ていただいて助かります」とかほめられると、知識も体力もないのにその期待に応えなきゃという気になってムリをしてしまう。あと1か月生きていられるだろうか。とりあえず明日は休日出勤だな。
 十六茶と水羊羹をゴチになりつつ、1時間ほど伝達事項など。

 帰りも『指輪』。旅立ちを控え「最後の憩」館での最後の日を過ごすフロドに、ビルボがつらぬき丸と鎖帷子を託すシーン、なんかじーんと来てしまう。エルフの剣にドワーフの鎖帷子というブランドが持つ資産価値や戦力パラメータだけではなく(そんな価値、ビルボには屁でもないだろう)、ビルボにとってはトーリンたちとの旅の思い出が詰まった、かけがえのない品々である。前回の旅でゲットした財宝をほとんど人にくれてやったビルボが、この2つだけは(鎖帷子は一時マゾム館送りになっていたとは言え)最後まで手放さず、ホビット村を捨てた時もしっかり携え持ち、裂け谷に来てからも時々取り出して眺めてはハァハァしていたというのも分かる。
 その大事な剣と鎖帷子をフロドに渡す。それは、はからずも自分のせいで苛酷な運命を背負わせてしまった甥っ子に、ビルボが最後にできる精一杯の助力、精一杯の心づくしだったろう。そして、その旅に同行することさえかなわない自分のかわりに、フロドとともに旅し、フロドを守ってやってくれとの思いも込めて。最も忌まわしい旅土産を捨てに行く甥の無事を願い、最も大事な旅土産を譲るビルボの思いや如何に。もちろん、ビルボの旅の一部始終を読み知っているフロドも、この贈り物がどんな大事なものか分かっていただろう。最愛のおじさまの心と共にモルドールへ旅立つフロド。旅の仲間はもう一人いたのであるな。……とか勝手に思い入れして勝手にうるうるしてみるテスト。危険だよー。指輪の幽鬼になっちゃうよー。

 職場に戻って著者校のチェックをずらずらと。全体の1/4ほどやったところで気力が果てる。もう無理だよ。明日だ明日。休日出勤ケテーイ。あまり時間外労働を喜ばない上司も、珍しく全く反対せず。さて、これからはよほど効率よく仕事進めないとな。
 フラフラ帰る。『指輪』、今日は無情なる山でレゴが喜び庭駆け回るところまで。神戸屋でパン2個買って食って、明日のためにとっとと寝る。
9月11日(土)
 今日はたのしい休日出勤だ。朝指輪。ウリナラマンセー血中濃度が鼻につくボロミア、悪気はないんだけどいちいちシャクに障る天然系のレゴラスなど、旅の仲間の各キャラづけがじわじわにじみ出てくる。
 0900きっかりに職場へ。きのう持ち帰ったゲラを黙々と整理。カラズラスより無情なる著者の猛烈な修正にしにそうになる。これで死んだら殉職になるのか殉教になるのか(笑)。
 昼休み、右手の箸でコンビニのネギ豚カルビ丼つつきながら、左手には『指輪』第3巻という行儀の悪い食事風景。食ってる途中で第3巻読了、すかさず第4巻をリロード。ボロボロになったバーリン党の記録をガンダルフが「解読」していくくだりがイカニモ学者の書いた小説っぽくて、本好きの身にはたまらん。それ以上に、その淡々としながら緊迫感あふれる悲惨な記述が、じわじわと読者の恐怖を煽っていく。
 食後も引き続きゲラ整理。不意に、最大の問題を比較的手軽に解決する方法を思いつき、Macで見本試作、プリントして、これでどーですかと著者に速達で送りつける。働いてんだぞーってアピールのつもりか俺。20時過ぎまで黙々と。
 天下一品で並こってりをすする(もちろん左手には第4巻)。DVD屋に寄ってみる。デブのコスプレヒロインがピンチにという業の深そうなソフトがあって吹き出す。しかも中古だぞ。最初の持ち主はシャレで買ったのかマジだったのか、と余計な方向に思いを馳せるもいとをかし。ムトウでCDあさり。ビクトリーム様の「ベリーメロ〜ン」、極めて品薄の模様。電車の中でドゥリンの禍登場。ガンダルフが落っこちてから章の終わりまで(文庫で)2ページちょっとの間、一度もガンダルフの名前を出さずに、ガンダルフを失った旅の仲間たちの悔しさと悲しみを存分に書き尽くすトールキンの筆力に感嘆。うまいなーちくしょー。今の俺には書けねー。一行がロスロリアンに踏み込んだところで今日はおしまい。
 NHKのスポーツニュース。垣内サヨナラホームラーン!! 借金完済&3位再浮上と値千金の一打!! もし我が家が完全防音なら、丹田よりの発声もって垣内の応援歌を月面まで届けと絶唱していたところだ。垣内デスラー、垣内デスラー♪(ちょっと違う)。明日も勝ってプレーオフだ!! エロ熊を蝦夷地に追い返せー!! ああ、ここまで日ハムに憎しみを燃やす(笑)日が来るとは思わなかった。
9月12日(日)
 0800起床。なんか、奥底のところに疲れがオリを作っているようだ。でも起きて洗濯。
 『プリキュア』。けっこう簡単に復活するジャアクキング様。『ガッシュ』。キッド魔界へ帰る。ヴァー(涙)。『レジェンズ』。大地監督、いろんなものと戦っているようだ(汗)。そして元のサヤ。レジェンズはバカには逆らえない法則(アンナたんとか)。
 教会。礼拝で長寿の祝いと晩餐式(カトリックで言う聖体拝領)。ふつう晩餐式は第1日曜にやるものだが、今月は、普段あまり礼拝に出席しない御老体が聖体にあずかれるように、長寿の日にぶつけてみたというわけだ。なかなか粋な工夫である。
 午後、会議。疲れは目にも来ていて、薄紫色のバインダーを蛍光灯の下に置いただけでブラックライトを感じるほど光に過敏になってしまっている。帰って1530から昼寝するも、暑さもありなかなか寝つけない。ウトウトしたとこで1615実家から電話がかかりたたき起こされるし。
 北朝鮮でまた大爆発。「核実験か」とも言われているが、核「実験」ならまだマシだ。もし「事故」だったら日本にとってもただごとではない。ムラサキツユクサ変色しまくるどころの話ではない。まだチェルノブイリ級の原発はないとは言え。

【今日の当てずっぽう】
 特に理由はないが、「マジンカイザーのテーマ」を口ずさみながら、トールキンと永井豪の「力」観の相違について思索する。
 トールキンも豪ちゃんもその作品の中で、「力」に呑み込まれる人間のおろかさをよく見据え、それを描いている。それでも、教授が「悪を起源とする力は誰が持ってもその誘惑に呑み込まれる、最もそれに抗いうる者でもその力を滅びの山に捨てに行くのが精一杯」というのに対し、豪ちゃんは「いかに悪の力であろうとも人間の叡智と心でそれを御しうる」と最後の一線を信じているフシがある。豪ちゃんのそのモティーフは、「あーくまの力ー、身にーつーけたー♪」でおなじみの『デビルマン』から、「神にも悪魔にもなれる『神の鎧』・Z」なんてカコイイアイテムで主人公が火星で大暴れする『マジンサーガ』にまで存分に現れている。
 「マジンカイザーのテーマ」にあるような「神にも悪魔にもなれる力」なんて、トールキンワールドの登場人物が持ったら100%後者になること必至だし。そういえば『指輪』には「正義」って言葉が出てこないな。豪ちゃんも自分自身は「正義」なんて言葉使いたくないんだろう。
 この差異にはおそらく双方の「神」観の差が色濃く反映されているものと推測する。トールキンが敬虔なカトリックと聞けば、この違いも合点がいくような気がする。キリスト教特有の「人の身に許された『力』は無限ではない」という有限意識とか、いろいろと。
 もっとも豪ちゃん自身、「人の叡智はいかなる『力』をも御しうる」と信じきっているわけでないことは、原作版『デビルマン』を見れば分かる。「力」の問題を突き詰めていくとカタストロフィーに至らざるを得ないのは豪ちゃんに限った話ではなく、富野御大の『イデオン』など枚挙にいとまがないし。
 それはそれとして「マジンカイザーのテーマ」は異常に燃える。人がバカでどうしようもないことは分かっているけど、それでも「人が『力』を御しうる」ことを信じたい……そんな人類普遍の感情を鼓舞されるせいだろうか。
9月13日(月)
 0720起床。プチ寝坊といったとこだ。ニュースのみcheck。小山で兄弟行方不明。なんか背景がよくわからない。なぜ知らん男と同居していたのかとか、実の父親があまり騒いでないとことか。パンも食べず飛び出る。
 駅に着いたらなんかコミケデーの国際展示場駅と見紛うばかりに人であふれかえってる。こんなことならパン食べてくればよかった。まーヒマつぶしは『指輪』があるし。のんびりしましょ。0815やっと改札開き、ほどなく電車も動き出す。

 『指輪』、ガラドリエル様とガラドリエルの夫登場。すぐハルディアやギムリに当り散らしたり、要所要所で奥方様にツッコミ入れられたりと、賢者と思えぬケレ様のウスぶりを大いに堪能。奥方様、ひたすら超然としていた映画版と違って、案外フレンドリーな一面を見せるのがなんかイイ。「多分そんなこってしょう」(萌)。
 ところで、「木の上に住んでて声はすれども姿は見えない」ガラズリムのイメージって、元ネタは野鳥だろうか。それとも?(←をい)。でも『ホビットの冒険』の闇の森の宴会エルフなんかはやっぱ虫ケラのほうが近そうな。深夜の草むらでチンチロリンだのスイッチョンだの鳴きまくって、人がそばに寄ると逃げる。じゃあ宴会王はファーブル先生ですか。
 そういえばいつの間にレゴギムの間に友情が芽生えたのか。ロスロリアンの入り口ではまだ目隠しするのしないのギャーギャー言ってたはずなのに。森の中歩いてる最中に何かあったのか、そのへんどっか大事な所読み飛ばしたか。それともソコは自由に妄想していい箇所ですか。妄想の余地を許す「スキ」がボロボロあるところも、『指輪』が同人シーンで妙に盛り上がる秘密かもしれん。

 仕事仕事。でも、朝の混雑で疲れたか(体力なさすぎ)、眼精疲労が出てきた。昼、麻の葉で新メニューの油淋鶏定食。すごくウマいが調理時間が長め。PM、頭痛。がんばって超巨大企画の再校、第一部まで印刷所に戻し、1800前とっとと帰る。
 2030就寝。2330いったん起きて水とか飲んで、翌0630までグッスリ。
9月14日(火)
 宅間クン死刑執行。死刑になってみたらみたで、こうまでアッサリ死を賜ってしまったことへの物足りなさばかりがわいてくる。これはいかなる死刑囚、いかなる犯罪者にも言えることで、現代日本の死刑制度は、かならずしも庶民の溜飲を下げるのに役立っているわけではない。その点ではタリバンやフセイン政権のような公開処刑方式のほうがまだマシと言える。
 また、宅間クンの事例は、実は死刑制度が犯罪抑止力としても全く役に立ってないことをも雄弁に物語っているような気がする。死刑を存続せしめている理由はひとえにこの「犯罪抑止力」なのだが、現状では無駄に殺しているというか、本当は死刑執行すらしてないんじゃないかという疑念すらわいて出る。

 きのう見らんなかったアク解。ドイツの画像検索サイトから「todesstrafe」で検索して、ウチのアレに辿り着いたドイツビトさん、いったいアレ見て何を思ったのだろうか。
 きのう見らんなかったBBSにて、金の脳がヤフオクに出たとの情報。形がキモくて子供が怖がるので売りに出した、とのことだが、俺の心にはまだヤラセ説がわだかまる(笑)。どーせ出品者も落札者も関係者なんじゃねーかと。フジテレビからの宅配便の送り状の写真もついているが、運送業界の人なら、発送伝票の問合番号から何かを読み取れるかもしれんぞ。……なぜそこまで疑心暗鬼になる自分。

 『指輪』。ボロミア、フロドに襲いかかる。「一つの指輪」の恐ろしさを存分に描き出したシーンなのだが、いかんせん以前むろと先生に教えてもらった「ながいけん・著『指輪物語』」の詩が思い浮かんで吹き出してしまう。ググっても過去ログが出てこないが、たしかこんなかんじ。

  一つの指輪が
  欲しくなって
  フロドに襲いかかった

  わが王
  わが主
  指輪はいらんが
  ゴンドールを頼む

 あと、サムがフロドについていくシーンは、映画のほうが萌え濃度を露骨に高めていたんだなと。「ガンダルフに言われました!」をあえてあそこに入れたこととか。映画のせいでサム萌ビトになった身としては、ピーター・ジャクソンにしてやられたわいという感じ。でも事前にサムが狂犬病と見紛うばかりに水を恐れる生き物であると描写できなかったぶん、ラストを盛り上げようと思ったらああするしかないんだなと。
 ああそれにしてもやっと第一部読了か。先はまだ長い。そしてここからは映画も観ていない未知の領域。もちろん大まかなあらすじはリン・カーター本でだいたい頭に入れてはいるが。はてさてどんな物語が待っているのやら。

 今日は睡眠も足り、2000まで働き、スーパーで食パンと半額寿司買って帰って寿司食って寝る。
9月15日(水)
 「オーガズモ」と「女相撲」って似てるな。

 朝方いきなりガンと冷え込み、まんまと鼻カゼひく。
 『指輪』。3人組、馬ビトさんたちと接触。メリピピはオークに絶賛さらわれ中。ナルニア国で文庫ボックスを買った際、店の司書さんに「第二部で途中飽きるところがあるかもしれませんけど、そこを越えれば一気に読めますよ」とアドヴァイスを受けていたもんで、はたしてどのへんからつまんなくなるんじゃろかーとハラハラしながら読み進めるも、さいわい現在の所まだ順調に面白いぞ「二つの塔」。指輪所持者ぜんぜん出てこないのに。俺がこういう「傍流」の話に興味をそそられる注意力散漫なタイプの人間だからでしょうか。

 仕事バリバリ。昼、別の部署に移った同僚の送別会と、その部署からトレードみたいな形で移籍してきたバイトさんの歓迎会を兼ねて八幡で寿司。放出した同僚はすごく仕事のできる奴で、我が部署の戦力ダウンは否めない。もっとも、バイトさんは地道な(それでいて教養を必要とする)仕事をかなりバリバリこなせる人なので、すでにいろいろ大きな仕事のアシスタントをしてもらっている。他人に仕事を割り振ることのできない俺には関係ないが。
 超巨大企画再校ゲラ、第二部まで戻し。我ながらものすごい進捗だ。土曜出勤の効果、絶大。今週月曜から赤字整理始めてたらとてもこうはいかなかった。『サルまん』で「雑誌作りは漫画家→編集者→印刷所のダイナマイトリレー」とあったが、本作りはダイナマイトが著者→編集者→印刷所→編集者→著者→編集者……と行ったり来たりするので、なるべく導火線が残っている状態でパスしないとゆくゆくは自分の首を絞めることになる。究極的にも、納期を破って一番泣かされるのは版元自身だし。かくして貧乏性で心配症な俺は、未来の不安に襲われながら、一人で仕事をバリバリこなすしかないのである。

 スパゲティすすりながら『トリビア』。「オーチンチン」がトリビアたぁなぁ……。でも合唱やってる人たちからは「ブリの歌」がトリビアに出たことに驚きの声が挙がったそうだし。何が常識で何が常識じゃないか、「非常識」の範囲は各個人が認識しているよりもはるかに大きい、ということを、これほど雄弁に知らしめてくれる番組もなかろう。
9月16日(木)
 今朝もまた鼻が出る。

 『指輪』。木の髭出てきてこんにちは、小さい人いっしょに遊びましょう。「週刊わたしの奥方様」てな勢いで奥方様萌えレーザーを全方位発射するギムリたんに胸キュン(笑)。指輪の旅案外進み、今日中に第5巻読み切ってしまいそうなペース。第6巻を上着の左のポッケに入れてくるのを忘れたので、かなりマズいことになりそう。いっそ本屋で第6巻だけ探して買っておこうかとまで思いつめるが、すんでの所で思いとどまる。わらわは試練に耐えましたね。
 はたして帰りの電車が鷺ノ宮を通過したあたりでついに第5巻読破。久々に指輪が切れる。禁断症状に苦しむ。ちくしょ〜指輪くれよ〜指輪〜いとしいしと〜(どたんばたん)バギンズにくむううう〜(意味不明)。……わ、わらわは試練に耐えましたね……はぁ、はぁ……(汗)。

 あ、もちろん仕事もしましたよ?

 西友でトルコライス買って腹に収めて寝る。
9月17日(金)
 「RPS」という検索ワードがたびたびアク解にひっかかるので何かと思って調べてみたら、どうも2つ意味があるらしい。ひとつは「ロールプレイングストーリー」。中つ国学園とかのことか。もうひとつは海の向こうのオターク用語で「Real Person Slash」、つまり生モノやおいのこと。芸能とかスポーツ系すべてか。
 つーことは、ロッテ選手陣がただれた学園生活を送るという設定の同人誌なんか描いたら「RPSのRPS」というややこしい事態に。

 恒例の朝の読書。蛇の舌が追い出されるとこまで読む。ほらほらギムリの前で「女妖術師」は最大級の禁句だってば。老人は老人扱いすればするほど早く老けるらしい。ひょっとして教授の実体験ですか。

 仕事。昼、久々に大昌苑で焼肉定食食って精をつける。夕方、ついに校正ゲラを全て印刷所に発送。すかさずマックの前に座り、差し替え画像のレタッチ大会。気がつくと2200。パソコンの前では時間を忘れる。『指輪』並みにおそろしい。

 夜の読書。本編初の大規模な合戦。「ヘルム谷の攻防」と書くと、「こうして中つ国の汚物、エルフの石、変態こじきアラゴルンは永遠の眠りについた。かっこいいなあ、馳夫たん」て話のようだ。アラゴルンのアンドゥリルによって中つ国のオークたちは何匹命を落としたか知れない。しかしボロミアのホルンがあるかぎり油断はできねえのであった(死んでます)。
 ヘルム洞窟の美しさを語り倒すギムリが、まるで俺萌えアニメの魅力を朝まで喋りまくるオタクのようで、レゴならずとも引く(笑)。髪フェチだけでなく洞窟フェチ、ドワーフだからいいようなものを、人間だったらただの変態だし。どうしようもないヒゲですな。
 そして、これももう日本の読者が100人なら100人とも思うことかもしんないけど、王蟲の元ネタってエントですか。

 西友のミニ空揚げ丼食いながらネットとニュース。選手会スト決行。どうだ嬉しかろ>マスコミ。小山の児童殺害。動機は「ガソリンスタンドで二人をボコって、このまま帰ると暴行がバレると思ったから」って、中学生ですかあんたは。つうか、それまでにも兄弟が異常に顔腫らしてるとこ目撃されたりしてるのに(中学生だって暴行の跡が目立たないように顔を避けるぐらいの知恵はあるぞ。小学生?)何を今さらと。同居の経緯とか、何から何までまだ分からないことばかりの事件。
 千葉テレビで『ニニンがシノブ伝』やってたんでちろっと観る。えーっ音速丸の声ってあんなローテンションかなあベリーメロン。えっ次回で最終回。最近のアニメは回転早すぎ。いくらDVD売ってナンボとは言え。
9月18日(土)
 非常にマヌケなプロセスで万引きの嫌疑をかけられる夢にうなされ、0645覚醒。寝ていてこんなにヘトヘトになったことなどついぞない。ふだんの土曜日なら絶対二度寝していたけど、休日出勤のためそのままヨロヨロと立ち上がる。
 神戸屋でサンドイッチ買って電車に乗る。土曜の朝は電車もガラ空きでラクだ。『指輪』読みつつ電車に揺られ。

 アンドゥインの景色も悪くはないけどホ〜
 アンドゥインの景色も悪くはないけどホ〜
 おいら〜はやっぱり自由なモリアが〜好きさ〜

 ローハンの馬肉もあきあきした〜ぜヘ〜
 ローハンの馬肉もあきあきした〜ぜヘ〜
 夢にも見るのは人間〜ビフテキ〜

 ハプトゥースリーフォー
 オークペーション人外ブル〜ゥス
 新月刀から毒矢に斧までヘ〜
 すぐに返してくれなきゃやりきれ〜ないよホ〜

 小さい人らはきれいな花だがハ〜
 小さい人らはきれいな花だがハ〜
 ヤボな命令が〜出て殺っては〜ならぬとホ〜

 ハプトゥースリーフォー
 オークペーション人外ブル〜ゥス
 新月刀から毒矢に斧までヘ〜
 すぐに返してくれなきゃやりきれ〜ないよホ〜

 (歌:佐々木功)

 サンドイッチ食って、0900からMacで差し替え画像のレタッチ。昼、コンビニで鳥三色重。午後もレタッチの続き。
 で、早々と1600退社し、早稲田松竹で『CASSHERN』観る。

 ま、要するに、年寄りは「キャシャーン」、若い衆は「宇多田ヒカル」の名前にだまされて、まんまと紀里谷カントク個人の宣伝ビデオを延々2時間半見せられた、と。しかも有料で。
 この暴挙に激怒するか「やるなぁ」と思うかは人それぞれってことで。
 ……これだけではナンですので内容の感想も。
 誰もが言うように、「どこがキャシャーンやねん」という思いはぬぐえないというのが第一。意味なくそこらの犬コロがフレンダーって名前だったり、ママンが白鳥の置き物の下で寝てたり、「キャシャーン」がアレの名前だったり、それにあのアニメアニメした「チュピーン」て効果音まで、随所に思い出したように無理矢理挿入されるキャシャーン的ジャーゴンが出てるくたんびに、ぼくらは思わずズッコケるのである。
 なんだろう、この歯がゆい思い。ああ、そうだ、これは『仮面ライダー龍騎』に対して抱く思いと同じだ。「これはこれでカコイイけど、これのどこが『仮面ライダー』やねん」と。無理にバイク乗らなくていいじゃんと。複眼の意味ないじゃんと。別に『龍騎』は仮面ライダーシリーズとして作らなくても、『グランセイザー』みたいにそれ単体として作ってもその面白さは大して変わらなかったはず。
 それと同様に、本作をあえて「キャシャーンのリメイク」として作る必然性は、俺は全く感じられなかった。別名の新ヒーローものとして作ってもよかったんじゃないかと。それとも何ですか。メディアミックスでキャシャーンのゲームかオモチャでも出てて、その宣伝のために無理矢理「キャシャーンの映画を作れ」と言われて、紀里谷カントクがヘソ曲げてああいう宣伝にも何にもならないムチャクチャな映画を撮ってしまったとか、そういう裏事情でもあるんですか(それじゃ『レジェンズ』だよ)。……そんな好意的仮説でも立てなければ、アレに「キャシャーン」を名乗らせる意味がわかんねー。でも、観てるとどーもカントクは原作を知りつつリスペクトしている(少なくとも本人はそのつもり)らしい。それだけに悪い意味でイタいです。「イタい」にいいも悪いもないもんだが。
 作品テーマを原作とガラッと変えてあることは別にいいんですが、深いようで絶妙にピント外れてるのがどうにもアレだし。「なぜ人は怖れ合い憎しみ合うのか」。その問いはいい。「なぜ愛し合えないのだろう」。それもいい。だが、そこで提示される愛が、これまでの展開で当然導き出されるはずの「隣人愛」じゃなくて、なぜか肉親とか恋人に対する「個人的な愛」なもんで(少なくともあのラストからはそうとしか読み取れないんですが目医者行ったほうがいいですか俺)、ドヒャーと腰が砕ける。まるでEDの宇多田ソングに合わせてラストまで矮小にしてしまったかのような。だいたい「お前に戦争の何が分かる!」なんて戦争知らない紀里谷カントクに言われてもなあ(w。
 首都でアンドロ軍団とバトルしてボロボロになったキャシャーンが子供らに石もて追われるシーンも、ひょっとしたら原作リスペクトの一環なのかもしれませんが、テーマとも乖離しててイカニモとってつけたようだし。身分制度ウンヌンもすっかり忘れてました。ぜんぜん話に生かされてねーし。
 まーでもお話自体はイイんじゃないですか。オリジナルヒューマンがそんなに強いならあの村人たち全員強いんじゃねーのか、よしんば新造細胞のおかげで唐沢寿明たちだけ強くなったのならなぜあいつらは博士謹製強化服着なくても普通のボンデージ服着てるだけで「ひでぶっ」しないのか、とか、合点のいかないところは馬に食わせるほどありますけれど。人間関係をビシバシ錯綜させた「親の因果が〜子に報い〜(ベンベン)」な筋立て自体は、なかなかエグくて面白かったですよ。たとえ説明不足だったとしても。役者陣の演技もよかったです。特にブライキングボス様ご一行。唐沢宮迫たちがどんどん仲間減らしながら雪山に落ちのびていくシーンとか、ストーリー全然分からなくてもなんとなく雰囲気だけで泣けました。
 なにより特筆すべきは映像美。ホンダとソニーが束になっても直立すらさせられなさそうな無茶なデザインのCGアンドロ軍団がぐわっしゃぐわっしゃと一糸乱れぬ大群でせめてくるサマもカコイイし(佐野元春の「NEW AGE」のPVを思い出した。紀里谷カントクの歳で「観てない」と言ったら絶対ウソだ)。キャシャーンとのワイヤーびゅんびゅん弾丸どががが爆発ちゅどどどんバトルもシビレるし。ラスボスメカの右手一代全方位ミサイルのカコヨサと言ったら、ストーリーを云々すること自体馬鹿馬鹿しくなってくるほどの出来だ。異常に視認効率悪そうな漢数字表記の計器から、噂の「大滝秀治の顔した爆撃機」に至るまで、キッチュにもほどがある美術も、PVやCMの世界では当然のレベルだし。
 ……それだけに、なんでこれを無理矢理「キャシャーン」として作ってしまったのか、そこがつくづく悔やまれる。原作ファンにとってはナズグルになるどころの話じゃないぞ。原作(または第一作)と全然違うリメイク、と言えば『コメットさん☆』もそうですけど、アレに初代・二代目ファンが激怒したという話は聞かない。どこが違うのか。双方見比べることによって、なんとなく感得できたような気がするけど、まだ言語化できません。
 ともかく、やたら人の記憶に残り、(賞賛にせよ罵倒にせよ)人を饒舌にさせる映画が「いい映画」だとしたら、これは文句なし「いい映画」のうちに入ります。観る際は、複雑な人間関係の理解にのみアタマを働かせ、他の部分では脳味噌のネジ10本ぐらいゆるめて(ストーリー自体を辻褄いくように理解しようとしたら頭蓋爆発します)、映像美を楽しんでください。PVを観る時にストーリーやメッセージ性を云々する人はいないでしょ。「世の中にはコレに本気で感動する人々もいることを認め合わなければいけません」(w。
 ああ、それにしてもせめて、ラストで唐沢寿明によく似たロボが「ゴシュジンサマゴメイレイヲ」とか言ってくれれば(←おい)。せめて、『スパイダーマン』のエンドロールにTV版の「あ〜あ〜ク〜モ人間だ〜♪」を流したサム・ライミぐらいの器量をもって、EDテーマも宇多田なんかに歌わせず佐々木功を出せば。……もっとも、あの内容でどのツラ下げて「ひーびけキャシャーン♪」と流せるかという根本的問題が解決されない以上それはムリで。

 そして同時上映の『キル・ビル Vol.2』。今回の二本立ては「テーマは『愛』?」つながりということだったが、「愛」の問題ならこっちのほうが深くて怖いぞ。やっぱりきちがいは死ななきゃ治らないんですにゃー。
 『Vol.1』同様、あいかわらず観客の期待を(いい意味で)裏切りまくる展開。アクションは『Vol.1』よりおとなしめ。二部構成に分けたのは、あえてアクションのインフレを避ける意図もあったのか。「ハンゾーソードを使いそうで使わない」演出がまた面白い。カンフーもここぞってトコでしか使わないことで、カンフーを(体さばき以外)全く使わなかった『Vol.1』との整合性もとれているし。もし『Vol.2』でカンフーばりばり使ってたら「なんで『Vol.1』で使わなかったんだ」て話になるし。いろんな意味でまとまりのいい映画だった。……直前に観たのがアレだったぶん余計にそう思う。

 『指輪』。サルマン出てきてこんにちは。サルマン最大の魔力が「声」というのがこれまたすっげーリアルで怖い。3年前の小泉首相ってとこですか。あんたの声は衰えたな(藁)。「どんな意見を言ってもみんな禿しく胴衣し」ってとこまではよくあるけど、「みんな自分が賢明と思われたくてその意見に追従しようとする」てのはむちゃくちゃ深い。深すぎる。てゆうかすでにエグい。ここまでエグい表現ができるのは、日本では荒木飛呂彦かながいけん閣下ぐらいしかいないのではないか。

 寝てから思い浮かべる映像は『キル・ビル』よりも『キャシャーン』のものばかり。怖いもんだ。洗脳ビデオを作る時は紀里谷カントクに依頼しよう、と思った人も多いのではないか。
9月19日(日)
 0900起床。『ガッシュ』観る。『レジェンズ』、新入りにヤキモチ焼くグリードーがラブリイ。そして大地監督軍vsスポンサー様軍の水面下レジェンズウォーは続く(汗)。
 たまりまくった洗濯を一気に。そしてたまりまくった日記も一気に……とはいかずこっちはサッパリ進まず。1700-1830まで昼寝。

 合唱の練習の帰りに寄ったブクオフで、ウリナラの誇るSMエロ昔話『春香伝』のDVDを見つける。パンソリ(日本で言えば浪曲か講談みたいな、スタンドアローンで物語を語り倒すウリナラ伝統芸能)の舞台と映画がオーバーラップしながら同時進行で進む趣向は、慣れるとなかなかいい。役者もイイところを使ってて、日本人から見てもすげー美人の春香も、いかにも若様ってかんじのえなりかずき似の夢龍も、イワオ入った暴力新任長官に至るまでメインキャストはおそらくウリナラ屈指のレベルを集めたのではないかと思う。ヨン様どころの話ではない。……と思ったら、春香と若様役は今回の映画用に発掘した新人だそうで。やはり不満は、肝心の春香のお拷問シーンが物足りないこと(笑)。
9月20日(月)【ここまでは2005.01.08更新】
 0800起床。1230頃出発、積水ドームへ。
 この最後の2連戦で勝っておかないとプレーオフに出られないからロッテファンも必死だ。内野指定席からレフトスタンドを仰ぎ見ると、黒一色の芝生席からいっせいに肌色の繊毛が伸びて規則的にわさわさ動く、まるで何かの生き物の群生のようでキモーイ(笑)。いや、後で俺もあっちに加わるんだが。
 初回、すごく調子良さそうだった西口が急に制球を乱したかと思ったらツメ割ったか何かで早々と降板。これで勝たなきゃウソだろという展開。しかし、1回表と8回表の2度の満塁を潰し、出す代打出す代打全員失敗、4回裏には1死で先発コバヒロが降板してからもうひとつアウトとるのに3人もピッチャーつぎこんでるし、とボビーの思惑が全て裏目に出た厄日のようなサンザンな試合。結果1対6のボロ負け。隣のファンが「スト明けにこんな試合見せられたらたまんねーよ」とボヤいていた。
 そしてそんなふがいない試合を観ながら、こんなひどい歌を詠む俺。

 《白いボールのファンタジー》

 ベンチにツナギのいい男
 ファスナーを下ろし「やらないか」
 子供の頃に夢見たホモ・セックス
 俺はノンケもかまわず食っちゃうさ
 すごく…ボールが 大きいです…
 あえぎがトイレにこだまする
 そのまま そのまま ションベンしろ
 我らの 我らの くそみそテクニック
 我らの 我らの くそみそテクニック

 今年最大のプロテストソングになんてことを。
 明日は西武の予告先発潮崎! うわー引退登板かー(涙)。

 帰り、『指輪』第6巻読了。闇の森でのヒゲ様ご一行しかり、ゴクリしかり、トールキン世界では囚人は必ず逃げ出す法則になっているから、きっとオルサンクのお二方も逃げるんだろうなと容易に予想がつき。どう逃げるのか。樽に乗って地下の川から?(それはない)。そして余計なことしかしないピピン。「おのれーガンダルフからパランティアをもらうか、15コマ戻せさえできたらー!」(ゴオオオ)。
9月21日(火)
 思いっきり疲れを引きずり、ズルズルと仕事に行く。画像のことなど著者に電話で確認、ゴーサインをもらう。昼、サンポルタでエジプトカリー。午後、差し替え画像をMOにぶちこんで印刷所へ送りつけて。よーしこれで定時に帰れる!

 で、定時に職場飛び出てどこへ行くかというと、ロッテ最終戦(しぬぞ)。
 行きの車内でケータイ見てたロッテファンがちっと舌打ちする。なんか早くも3点取られたらしい。テンション下がるわ。
 今年最後の内野指定券。西武のピッチャーは張。予告先発の潮崎は引退セレモニー前の顔見せだけだった模様。5回表、連続四球のあと井上純がタイムリーでやっと1点返す。エビスビールで乾杯。右翼スタンド西武応援団、攻撃開始の前に「白いボールのファンタジー」のサビを吹奏。
 6回表、幸一福浦と倒れ歯がみ。ああダメか。するとベニーが豪快なソロ。よーし1点差! なんと続くマティーも右翼席に放り込む。わーお同点! こりゃ次のスンヨプも打たなきゃいかんよなー行け−3連発ー(笑)とか言ってたら、本当に右中間深いところにドカンと1発ビームカノン! ぎゃーくてーん!! もう、そばのロッテファンのあんちゃんとばしばし手ェ叩き合う。ホームラン弁当食べたのがよかったんじゃろかー(たぶん関係ない)。もしこれで今日勝って、しかもプレーオフに出られたら、この3連発はバース掛布岡田のアレ同様、ロッテファンの間に長く語り伝えられよう。攻撃終了後のコールに投げキッスでちゅぱっと応えるベニーがラブリィ。
 辛抱たまらず外野へ討って出る。7回表攻撃前のウィラブマリーンズ大合唱の際、マリーンズタオルを持ってなかった俺に、隣にいた茶髪のおにーさんが1本貸してくれる。かたじけなし。昨日の今日なのに不思議と声が出る。今まで微妙にまちがえていた発声法を昨日から矯正していたんだが、やっぱり改善の効果は抜群。いや、呼吸法を逆にしただけなんスけど。この回も幸一タイムリー。2点差ー!
 しかしその裏、ノーアウトでランナー出て→2死1、3塁で直行と交代した藤田から代打犬伏がタイムリー(なんであっちの代打は全部成功するんだベリーシーット!)でまた1点差。変わった薮田がカブレラ歩かせて満塁、バッター和田! しかしここでヤブー踏ん張り見逃し三振ー! 助かったー!
 9回表、小坂のセンターライナーで井上純タッチアップ。2点差になったところでコバマサ登場。だが2死2塁で代打赤田にタイムリー打たれ1点差。おいおいおいおい。なんとかカブレラサードゴロ。最後の最後までハラハラしっぱなしの薄氷を踏むよな勝利。今年はコバマサのせいで寿命縮んだロッテファンが何百人いることかと。

 試合終了直後、敵地にもかかわらずボビーの先導で選手一同が左翼スタンド前にぞろぞろ集合。そこで始まったのが、こちらも今季限りで引退する幸彦の胴上げ。我らも万感の思いを込め、最後の幸彦コール。ぱー、ぱー、ぱーららー、ぱーらららー「打てー!」。右翼側からも声援をいただく。バックスクリーンを見ると、なんと「佐藤幸彦選手18年間お疲れさまでした」の字幕とともにカメラがずっと幸彦を捉えている。西武ドームのイキなはからいにマリサポ一同ただただ感謝。俺ももう「積水ドーム」と呼ぶのはやめます。三塁側内野指定席からはささやかながら紙テープが投げられ、花束も贈呈。
 伊東カントクが初々しいかみまくり挨拶で一塁側腐女子を悶絶させたのち、潮崎の引退セレモニー。「記録より記憶に残る選手」と解説が入る。言われてみれば、新人王も野茂にかっさらわれ、16年間これといったタイトルも取ることはなかった。でも、現役時代一貫して西武の投手陣を支え、他球団打線をキリキリ舞いさせてきたその実績は、パリーグファンならみんな知っている。同じ時代パリーグの試合を観てきた者なら、あの渡辺由架似のベイビーフェイスと、鬼より怖い魔球シンカーを忘れる事は決してないだろう。

 『指輪』。ゴクリ語の洗脳効果は抜群だよう、いとしいしと。瀬田貞二はやっぱりすげえや。
9月22日(水)
 小泉、国連総会で演説。常任理事国入りキボンヌとか言ってるけど、国連ないがしろにしてイラク征伐に踏み切った野蛮国を無条件で支持するような国を、誰が常任理事国にしようと思うだろうか、普通に考えて。
 朝刊スポーツ面。きのうの試合、西武の先発潮崎に対し、ロッテはスタメン1番ショート幸彦だったと知る。うわー万難を排して早退けしてでも観るんだったー!
 『指輪』。サムまでゴクリ語に感染しつつあるよう。いいホビットね、いとしいしと。
 昼飯はレッドピーマンでたらふく食おうと思ったら閉店。「準備中」という意味ではなく、ほんとの閉店。なんだと、いつの間に。つうかあんなに商売繁昌していた早大生の憩いの場が何故。嘆いていてもせんないので、道を渡って麻の葉弁当にする。
 適当に仕事して適当に帰ってメール開く。実家から1件。この週末、父親の仕事場で静養しないかと。なんか悪い予感、つーか深読みをして、行くと返事。

 アクセス解析を見てたら、ちょっとアレ?というのを見つける。
 このスレ240番以下253番以下のエッセイ。当日記を読んでらっしゃる方でしたら、どっかで見覚えがある話じゃないですか?
 他の人の日記はちゃんと「引用」て断ってるのに、俺の日記は出典表記ナシでつか。そんなに「『開設者うらみ日記』より」と書くのがイヤでつか。すいませんイヤな名前の日記で。えー、犯人さん犯人さん、容疑者が特定されてない今のうちなら自首を認めますのでレッツ出頭。
9月23日(木)
 なんかもう疲れ果て、終日ゴロゴロ。
 昨日のメールの件で実家から電話。明日の夕方出発だと。おい。

 昨日のアレの続き。
 最初は、ウチの日記のいろんなトコからパク、もとい引用してるところを見ると、書いた奴はなかなかのヘビーリーダーなんだな。これならちょっとは勘弁してもいいかな……と思ったけど。よく見てみたら日記じゃなくて、「と学会誌10」と「11」に寄せた拙稿からのパク、もといサンプリングと判明した。
 オウム評のほうはちこっと文章の流れ変えてあるけど、「週プレ」のオタク記事評に関しては、流れもそのまんまで、単に自分の文体で書き直したってだけ。こんなのすでにサンプリングですらなし。はっきり「パクリ」と言ってやる。
 そもそもこいつ、ほんとに「週プレ」の当該号読んだのか。ほんとに上祐本読んだのか。あーたの前世は田口ランディ先生か。あーなるほど、「引用」と明記されてなかったのは、パクリ元がネットコンテンツじゃないからパクっても検索でバレることはないとタカをくくってたからなんですね。ざーんねーんでーしたー。こういうふうに、本人がたまたま見つける場合があるんだよーん。
 きのうは「今なら自首を認める」と言ったが、ウチのサイトの愛読者さんじゃないと判明したので、怒ることにした。俺の心は蛇頭の密航船よりも北朝鮮の工作船よりも狭いぞ。
 なにはともあれ「と学会誌」をご愛読されてるのは分かったのでその件に関してはありがとうございます。で、次は『翔ちゃん空をとぶ』か『キリストの健康法』でもパクるんですか。「たかがと学会誌」と思ってなめんじゃねえ。
9月24日(金)
 ずいぶん寝たはずなのに身体ガタガタ。目覚めた時になぜかうつ伏せ寝の体勢になってたのが、何かいけなかったのかな。眠りが浅くなったか。行きの電車の中でも『指輪』もほとんど読めずグー。こりゃ本当に週末は別荘で寝るだけだな。
 昼食。スポーツ新聞の見出しに「オウム元信者が変死」と。ああやっぱり元サマナに現実社会の風は冷たいんだなー更正するって大変だなー田代まさしじゃなくても、と一瞬思ったが、記事を読んでみたら、なーんだケロヨンクラブかよ(まだあったんだケロヨン……)。アーレフが創●学会だとしたらあいつらは顕●会みたいなもんなので、どんどん家宅捜索受けてとっととほろぼされてくれ。
 超巨大企画、そろそろ著者から索引用の項目リストが届く頃だが、それまでは体力回復につとめておかなきゃ。定時に帰る。『指輪』。実は弟にまでひそかに「ヤバい奴」認定されていたボロミアの立場って。帰宅。実家に電話して、迎えの車が来るまで荷作り。と言っても最低限の着替えと未読の『指輪』をカバンに詰めるだけだが。
 1900前迎えが着き、父親&弟とゴー。これから福島の山中に飛んで寝て、土日作業するんですと。俺は仕事の手順など全く分からないのでただ行ってゴロゴロするだけ。道中、雨が降ったり降ったり。到着が午前様になってしまいそうだ。急がなければ。しかし、蓮田PAでカレー喰らって車に戻ると、傘持ったおじさんがウチの車のそばに立っている。何かと思ったら「すいません、車入れる時にコスってしまいまして……」。保険会社との連絡や警察の実況検分で1時間足留めをくらう。それにしても蓮田で所沢人が酒々井人にコスられるというのも不思議なシチュエーションで。
 結局別荘に到着したのは24時過ぎ。父親の仕事仲間一行はもう到着していた。同人界で言えば篠原局長に相当するクラスの大物天文イベンターさんも同席している。そこからすぐ寝るのかと思ったら酒盛り始まる(いやとっくに始まってたんだけど)。別荘はいかにも昭和30年代ぐらいの日本家屋の作りで、すごく古いが、広い縁側などもありなかなか快適。トイレが汲み取りで臭いのがアレですが。便所でベンジョコオロギ見たのは何十年ぶりだろうか。酒盛りは結局27時まで。仕事に来ている、というより、引率の先生がいない修学旅行というテイである。いい歳したおっさんたちが。と共に、この「仕事」の本当の目的が分かったような気がする。なるほどなるほど。
9月25日(土)
 0900起床。雨は上がった。弟がいろいろ作ってる工房にちらと顔を出し、父と弟が世話になってる窯元の先生に挨拶。
 それから俺だけ別荘に戻り、冷蔵庫に入ってるモノ適当にかじりながら、広い縁側にふかふかの座椅子出して、『指輪』を読みながら留守番。これでパイプ草さえあればホビットそのもの。
 『指輪』文庫版第7巻読了。フロド×サムワイズ(サム×フロでも可)萌えのわしらにとってはもう辛抱たまらんいい巻でしたよゴクリ。辿り着けるあてもなく、万一ミッションを達成しても生還の可能性はゼロに等しい特攻作戦に赴くフロドと、死を覚悟して主人に従う忠実な下僕サムの悲壮な出撃(特にp.61-62あたり)はもう涙、涙。うわーん。そして、そんな愛する旦那との心中行に旅立った矢先、キーキー言う変な生き物に割り込まれ、しかも事あるごとに旦那が変な生き物の肩をお持ちなさるもんだから、余計ムキーとなって変な生き物に辛くあたる、嫉妬のかたまりサムワイズ(笑)。しどいホビットだよ。むしろサムにとって旦那がいとしいしと化していくかのようで。そして一気に第三部突入、第8巻冒頭まで読んだとこで仕事組帰宅。
 窯元で修業する外国人さんなども混ざってワイワイ夕食。近所でペンションを営む米国人さんが肉ジャガ持ってきたり、酒食の持ち寄りも多数。なんでアクアビットなんてあるんだ。
9月26日(日)
 0900起床。イベンターさんを家まで送るついでに向こうでソバ食べよう、とかいう話になったが、弟が「いや別にみんなでゾロゾロ車連ねて行くこたねーだろ、太陽も出たしウチは作業しとく」と途中で引き返す。俺は留守番。『指輪』第8巻中盤まで。この2日でずいぶん進んだな。
 昼前、別荘引き払う。途中、食堂でラーメン定食。水戸の車用品店で仕事仲間と解散。バッテリー取り替えて、高速乗って、帰り道は雨にも降られず駐車場でコスられもせず(道中こんなに苦労したのは父も弟も初めてだそうだ。ひょっとして俺、疫病神?)ちんたら帰宅。
 実家で夕食。酒が入ると、弟のメートルがだんだん上がってきて、作業の段取りについての不満をぶちまけだす。弟も俺と同じく相当な癇癪持ちらしい。酒呑んで癇癪起こす弟と、シラフでも怒りっぽい俺と、どっちが迷惑か。しかし、仕事の話は酔っぱらってするもんじゃないぞと。自分の言い分を聞いてほしかったら相手の言い分も聞けと。
 弟の言い分はすごくよく分かる。弟の主導でシステマティックに仕事こなしたほうが圧倒的に作業効率はよくなるし、金儲けをする上で有用なサンプルデータも取れるだろう。でも父や仕事仲間たちはそうしない。ダラダラと酒盛りの合間に作業を進めてるような感じで。この乖離の理由、今回仕事場を視察してよーく分かった。父たちがやっているのはビジネスではない。「仕事」の大義名分に名を借りて、男子普遍にして永遠の夢:「秘密基地」を作り上げたのである。秘密基地ごっこなら仕方がない。そして、真面目に仕事をするためにいちおう給料あてがわれて手伝いをしている弟にとって、その秘密基地ごっこぶりがトサカに来るのは当然である。
 俺は弟ほど真面目な人間ではないので、家を抵当に入れるようなマネさえしなければ、何をやっても別にいいんじゃねーのと思う。もともと今回の件に金貸したのも、本気で金儲けできると期待したからではない。そもそも、石橋はとことん叩くタチのウチの家系の遺伝子は、ビジネスをするようにはできていない。ウチの家系は、父方母方ともに何親等か見渡しても、サラリーマンとか公務員とか学校の先生とか郵政公社職員とかそんなのしか見当たらない。投機や起業で大成功、もしくは身を持ち崩した人間の話は、ウチの親戚筋では聞いたことがない。ホビットのごときヘタレ一族である。
 自分の「重心」を移動しないかぎりにおいて、その範囲内でチマチマ好き勝手なことをするのが、ウチの一族のライフスタイルらしい。父はサラリーマンのかたわら詩の同人サークルの大幹部をやっている。母は専業主婦のかたわら長年心理学関係の勉学を修めボランティアにも活用している。俺だってそうだ。しがない月給ドロボウで口に糊しながらこんなことしてるし。今回のアレも最初から、父の道楽に金銭的担保を与える、言わば一種の親孝行のつもりだし。実家を出たのも、父に書斎を提供するためみたいなもんだったし。実は孝行者なのか俺。まー高校卒業まで親にはさんざん迷惑かけてきたので大きなツラはできんが。
 しかし、むちゃくちゃ頭がよく、ラディカルなまでに合理主義者の弟にとっては、父たちの非生産的な秘密基地ごっこはさぞ我慢ならないことだろう。俺ももし今回の出資が投機目的だったとしたら、あの場でブチキレて別荘に火ィつけたでしょうな。そしてそもそも父も俺をあの場に呼ぶなんて命知らずなマネはしなかっただろう。
 つうか弟のイラ立ちはむしろ、自分の意見が容れられない→自分の能力が認められていない→自分が軽んじられている、という思い込みに起因するプリミティヴなものだ。別に父は弟をバカにしているのではない。単に弟の合理的作業が秘密基地のコンセプトにそぐわないからなんだけど。弟にとっては、いい歳して秘密基地ごっこに興じるオトナたちの存在が想定外なのであろう。
 父の車で帰る。
9月27日(月)
 超巨大企画の著者より、索引作成用の控えゲラが戻る。「索引で拾う単語にマーカーしてくれ、他は何もするな、たのむから」とあれだけ哀願しておいたのに、あちこち赤字まで入れてきやがった。しかも山のように。……もう来年1月刊行てことでいいスか?
 『指輪』、第8巻後半にさしかかるあたりまで。トールキン先生、よほど第一次大戦で怖い目に遭ったらしい。
 ハムスターに噛まれて氏んだ人のニュース。よりによってハムスターに殺されるという、人間の尊厳もへったくれもねえ死に方をしなければならなかった被害者の立場に思いを馳せつつ、つくづく人の生死は公平じゃないよなと。くしくし。
 ハムと言えば、プレーオフ3位進出は日ハムで確定。嗚呼。オリックスは最後の最後までロッテに迷惑かけやがって、どういうつもりだ。もし最終戦日ハムに勝ってくれれば、今年のうらみつらみは全部水に流すつもりだったんだが。1995年の怨念をこんなところで蒸し返さんでくれと。
9月28日(火)
 仕事。昼前、また鼻がズールズル。精をつけよかと大昌苑行ったら休みだし。ティーヌンまで歩いてレクヘンとガパオのセット食ったらガパオが必要以上に辛いし。鼻は止まらないし。鼻炎薬飲んだらまた脳味噌はにゃ〜んとしてくるし。ちにゃ〜。
 夕方、迷惑かけまくってしまっている印刷所から、やっぱり三校出しは当初の予定より大幅に遅れるらしいと電話があるし。もうなんとかして。これ以上俺はがんばれないし。DTPじゃないから、俺だけどうあがいてもダメなんだってば。印刷所や著者の先生の処理速度がモノを言うんだから。いやむしろ著者は何もするなこれ以上赤字入れるなおねがいだからたのむから。

 『指輪』。第8巻、ペレンノール野の合戦がひとまず終わり、馳夫タソがアロマテラピーと真光の業をいかんなく発揮、あと何ページかで読み切るところで駅に着く。
 教授の戦闘描写の何がすごいって、「数の論理」がヒロイズムを容赦なく凌駕するあたりだ。どんな豪傑でも単騎でオークの軍勢をちぎっては投げちぎっては投げとはいかず、ボロミアもセオデンも物量の前に平気で倒れてみる。そりゃタイマン勝負ならガンダルフだってドゥリンの禍をカラズラス山頂まで追っかけボコったりもするが、雲霞のごとく襲いくるオークを蹴散らすにはそれなりの物量とさまざまな好条件をもってあたるしかない。
 そして、とるにたらない小さい人がとるにたらないなりに重要な役割を果たすところもポイントだ。たしかに強大な敵を直接倒すのは大きい人間の勇者の役目である。しかし、エオウィンたんもメリーの一太刀がなければナズグルの首領を返り討ちにはできず、『ホビットの冒険』でもビルボの見つけた弱点があってこそバルドはスマウグを射殺せたわけだし。逆にこの「小さい助力」というのがまたミソで、もしメリーが塚山出土の剣で偉大なる首領様の首をスパーンと刎ねたり、ビルボとドワーフたちが直接スマウグをヌッころしたりした日にゃ、それはまたウソくさくなってしまう。このあたりのサジ加減がまったくもって心憎いばかりである。
 「ファンタジーとは1割の嘘を9割のリアリティで補強した物語」という基本中の基本を貫く姿勢は、さすが古典と呼ばれるだけのことはあるなあと。まいったな、こんなの読んじゃったら俺、ますますファンタジーが書けなくなっちまう。一生書かないと思うけど。

 スーパーのトンカツ弁当食ってネット。『大宗教学第23号』のことを書いてくれてるページを見つける。ありがたいなあ(ほろり)。と同時に、やっぱ紙媒体はなくならないだろうなと。「『80mm×110mm』の限界」と俺が思い込んでいるものは、単に俺の未熟さに起因するものであるなと痛感。
9月29日(水)
 朝指輪。第8巻読了。最終巻、本編入るより先に「著者ことわりがき」&「訳者あとがき」を読むと、思った通りトールキンにとって第一次大戦の従軍体験は相当重いものだったらしい。で、第二次大戦を経て、銃後の暗い雰囲気をも描くようになったと。第一次大戦後に書かれた『ホビットの冒険』では戦場そのものの悲惨を中心に描き、第二次大戦後に書かれた『指輪物語』では戦争で疲弊する民衆の生活にもその視座を置く、両者の「戦争」描写の微妙な違いはそこにあるんじゃないかな。わかりやすい。もちろん『ホビットの冒険』でもスマウグが襲ってくるけど、アレは戦争というよりは一過性の災害みたいなもんで、戦乱による社会不安まで描いてるわけじゃないから(スマウグ来るまで平和を享受してたし。だからバルドが苦労してたんだ)ちょっと違う。

 午前、仕事。一歩で焼肉定食。午後、仕事。帰る。
 夜指輪。最終巻突入。いよいよサムが露骨にフロドの旦那への「愛」を口に出すようになり。そろそろ本編のほうが同人誌っぽくなってきたぞいいのかオイ。

 1900過ぎ電話。またあのレックスとかいうところだ。今度はフカザワと名乗る男。すぐ切る。すぐまた電話が鳴る。留守電作動。すぐ切れる。
 以前新田さんに誘われたまま『指輪』にかまけて忘れていた、ミクシィとかいう閉鎖型ネットコミューンに登録してみる。なつかしのニフティサーブに似た雰囲気。
 2230頃、夜分遅く電話。こんな時間に電話してくるのは身内だと思い受話器を取ってみると、「あ、もしもし、初めまして。あの〜こちら……(一瞬間が空く)ジェーコーポレーションと申しますが、お住まいの」「結構です」「あ、『結構』というのはどういう意味で」がちゃ(回線切断)。なにが初めましてだ、その声とその会話パターンは大いに覚えがある。7月にかけてきた奴と同一人物だろう。何だ「ジェーコーポレーション」て。正体はさっきのレックスだろうどうせ。いやそのレックス自体本当の社名かどうかわかったもんじゃないが。すぐまた電話が(以下同文)。何時だと思ってやがる。非常識にもほどがある。
9月30日(木)【ここまでは2005.01.09更新】
 朝指輪。サムが●●●●を●●るとこでもらい哭き。これ、バスの中じゃなくてもし家で読んでたら、俺、絶対大泣きしてた。「もう旦那のために●●●●ってさしあげることもないだな」というサムの悲壮な決意。最後まで任務遂行後の帰還の手立てを懸命に探ろうとしていたサムが、ついにその望みを捨てたきわめて象徴的なシーンだ。いちおう大体の結末知ってるからいいようなものを、もし知らなかったら、たぶんこれ以上ページをめくれませんでした。

 昼指輪。ついに指輪あぼーん。いとしいしとおお。第二部以降は、万事につけドジや悪意が怪我の功名となっていい方へいい方へ話が傾いていく物語。筆力のない奴が書いたら御都合主義のなんのと言われそうだが、教授の巧妙な説得力の前には文句のつけようもなし。つうかゴクリのあの使い方を「御都合主義」呼ばわりする奴はよっぽどの皮肉屋か、「物語」というものを読むのに向いてない人だろう。そもそもあそこでフロドごときが耐えられたら、イシルドゥアの立場はどうなるという話になり、そっちのほうが物語としてどうよと言われただろう。
 そして黒門前でも、戦況が決したと思ったらすかさず次の手を打つガンダルフ。武道の心得には、一発攻撃が成功してもそこで安心せず、即座にその次の一手(第二撃なりカウンターへの防御なり)を打つために心を残しておく「残心」というのがあるが、物語通してガンダルフほどこの「残心」を実践してる奴はおるまい。

 夜指輪。ローハンのフラレナオンと弟ミアが急接近。「よいかファラミアスキー、失恋直後のナオンは落としやすいのじゃよー!」。これは神聖ゴンドール王国復興をめざす親子の物語である(でもファーザー焼死)。フラレナオン祭りミナス・ティリス大会(会場:療病院)は大成功を収め、そしてめでたく即位した馳夫タソのもとにもやっとこさ夕星参上。「王でもない変態こじきに娘はやれん!」ということでしたかエルロンドの殿。

 えーと、ちゃんと仕事もしてましたよ。

 あと、この日の手帳に書いてあったけど解読不能な走り書き。

 「『見えなくなること』と万能感がわりと直結しやすいことを忘れていた。(例:2ch)」

 意味は分かるが、どういう文脈の上に書かれたのか今(※2005年1月9日時点)となってはさっぱり。
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