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| 11月1日(月) |
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イラク人質話。あっさり流しつつ「撤兵ありえない」を強調する日テレと、政府の対応を批判し責任を問いまくるテレ朝。小泉は小泉で「今回の件と自衛隊派遣延長論議は関係ない」と発言。ほー、だったら逆に、12/14になって「香田さんのカタキウチをしなければ!」みたいなレトリックも使うんじゃねーぞ。しかし、こういう時にこういうことを言う小泉も小泉だが、ズケズケとこういう質問をするマスコミもマスコミで。 読売新聞社説ももちろん日テレ同様「撤兵しない」。「今さら撤退したらテロに屈することになる」といつものアレだ。「ここで立ち退いたら地上げ屋の思うツボだ」みたいな。じゃあそもそも最初から派兵しなければこういう厄介事も抱えなかったのではないか……というトコまでは(おそらく故意に)掘り下げず。 派兵支持するのはいいよ。なら支持するならするで、そんな「今さら撤退したらテロに屈することになる」なんて酒場のオヤジでも言えるようなおきまりの感情的次元で言論振り回すのが、言論の府であるところの大新聞社のシゴトですか? 「戦後処理の片棒担ぎ」がどんなに(意味論的にも実際の負担も)「重い」行為なのか、日本政府が、そして読売自身が、派兵前にどこまで意識していたのか、そこまで何故検証しないのか。政府がこういう危険を計算に入れなかったこと(いくら渡航自粛を呼びかけていても、起こる可能性のある「事故」は起こるもんだ。byマーフィーの法則)、そして、いざこういう危険が起こった際に我が政府がいかに無力か(特に情報収集面)、ということを冷徹に評価し批判する。そして今後よりウマく活動ができるよう、今回の戦訓を「次の仕事」につなげていく。それこそが「派兵支持」派の責務じゃないのか? 「支持」と「提灯持ち」は全然違うぞ。 だが、同じ読売内でも「編集手帳」<「よみうり寸評」<「社説」の順番でミギ度が増加していく微妙な温度差が、今日も読み取れて面白い。特に毎度毎度「編集手帳」の行間に満ちた苦渋の呻吟ぶりは読んでて心がなごみます。「天声人語」の無邪気さ(ああせめて白井健策氏がまだ生きていれば)より、今は苦悩のにじむ「編集手帳」のほうがずっと面白い。書いてる人はさぞツルッパゲになるぐらい苦悩してると思いますけど。いろいろタマってるんだろうなあ。定年退社でもされたら即座に回顧録の企画持っておしかけたいぐらいです(笑)。 今日から運転中のケータイ使用に罰則が適用されることに。大賛成である。俺自身、ケータイ通話しながら走ってたあほのワゴン車にひき殺されかけた身だけに。 はっきし言ってケータイって、下手な酒気帯び運転以上に危険だと思う。ビール一口程度のアルコールが入ると、万一事故ったら一発免停だからかえってビクビクしながら普段以上の注意力をフル稼動させながら走るという人もいるだろう。だがケータイはその注意力自体を奪うからな。ケータイ通話中はそこに注意力が集中し、他のことができなくなる。それが今回の規制のコンテクストだ。ドライバーの中には、規制の理由を「手が塞がるから危険なんだろ」と誤解してイヤホン型のケータイを買う奴も出てきたらしいが、イヤホンのほうがよっぽど危ない。 そういえばちょっと前、歩いて通話しながら踏切乗り越えてそのまま電車に気づかず結局ハネられた瞬間まで実況中継しちゃったタレントがいたよな。類似事件はかなり起こってるだろうに、なかなかニュースにならないのはやはり代々木にバベルのアンテナ塔建てた会社などあっち方面からの圧力ですか。逆に言えば今回の規制は、同様の事件が(ニュースにさえならんが)さんざん起こっていることの証拠でもある。道路交通法ってのは、観念主義で構成された日本の法律の中では珍しく、現場第一主義で整備されてきた法律ですから。よっぽど大きな被害が出ていたんだろうと思う。生き残った俺は運がよかっただけだ。 ちょろちょろ仕事。読売以外の新聞持ってた同僚に見せてもらうと、人質話、毎日新聞はあたりさわりなく。朝日新聞はちと感傷的。いずれにしてもなんかみんな、この事件に関して何かイロのついた言説を公表することを怖がっているようなフシがある。生きて帰ってれば半年前のアレの再現にしかならなかったんだろうけど、やっぱ人質死ぬと違うなあ。 あ、あとは「米大統領選直前」というのもあるかも。何か言ったら「内政干渉だ」とか言われて、負けた方からそれこそアメリカレートの無茶苦茶な慰謝料ふっかけられるという懸念が、日本のマスコミをしてビビらせているのかと。なんだかなあ。 昼、昇龍軒でチャーハンとギョーザ食べながら産経新聞読むと、なんと「産経抄」で「かわいそうだが自己責任と言うほかはない」とやってますよ。読売でさえ日和って使わなかった例の4文字ワードを。それを堂々と使ってのける、そこにシビレる、あこがれるぅ! さすが読者の限られたメディアってのは好き勝手やるもんだなあ。 本(自分の)発送したりいろいろやって、1720頃退社。頭痛。駅前のさぼてんで特ヒレカツをスタンプカードでもらい、カニクリームコロッケとカキフライ2個とキャベツ買って、がつがつ食らって、2100就寝。 |
| 11月2日(火) |
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一昨日も書いたけど、人質&家族があんだけ「すいませんすいません」言ってたんだから、政府のほうも「我々の力が足りずこのような結果になって正直スマンかった」と(本気でそう思ってなくても)表面上陳謝するのが、日本的美徳ってもんだろうに。それをまぁあいつら「我々は全力を尽くした」とか「派兵延長の是非とは関係ない」とか胸張って言うばかりで。 もっとも、米軍の情報を鵜呑みにするしかなく、香田クンの遺体が本当に星条旗に包まれていたかどうかすら確認できないほどのきのどくな情報収集力じゃ(太平洋戦争以来全然変わってないなこの諜報戦能力の低さは)、アレが我が政府の「全力」だったというのは本当なんだろうなトホホ。いざと言う時のための情報収集ネット&現地のさまざまな組織との交渉パイプの整備が必要だと、4月の事件で身にしみたんじゃなかったんですか。この半年間、政府はリスクマネジメントを何もしてこなかったんですか。だとしたら、あほですかあんたら。 このぶんですと、もし今度は自衛隊員がザルカウィに拉致られたとしても、また同じようにドタバタして、同じようにとっとと打ち首にされることは確実だあね(もちろんザルカウィが生け捕りの難しい軍人を拉致る可能性は現実問題としてほとんどありませんけど、マーフィーの法則はお忘れなく)。さてその時はどう言い訳するんでしょうか。また「交渉不可能な相手だった」で済ませるんでしょうか。それじゃ自衛隊も宿営地に引きこもるしかないですな。気の毒に。 ドアを開けると一面の霧。牧場の朝かよと。電車の運行には支障なさそうなので普通に職場へ。普通に仕事。昼、サンポルタで地鶏とソーセージのシシカバーブ。 経理で新札初めて見る。ホログラムがなんか商品券っぽくて安いなあ。前に新札出た時も「安い」と思ったのを思い出す。ま、そのうち慣れる。印刷物つながりというわけではないが、例の超巨大本のケース色校正が届く。うわ、こっちは高そう!(笑)。俺が一目惚れした古地図をバックにどどんと使ってみたんだが、これにして大正解だった。なんとも重厚でよい。 帰って、BBSにあれこれやって寝る。 |
| 11月3日(水) |
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0900起床、シャワーざざっと。BBS、シスターキノコよりきつい書き込み。言い訳をするつもりはないが、「じゃあどうすればいいんだ!」という気にもなる。ほんとにもう、なんと言うか。死は難しい。死者本人に主眼を置くか、残された者に主眼を置くかで、かける言葉も違ってくる。このくらいで鬱ってたらいかんのだが、ああもう。 米大統領選、開票始まる。日本時間1000時点ではややケリーリード。1100になるとブッシュリード。独特の陣取りゲーム形式の選挙は正直理解に苦しむんだが、多数決の原則と各州の自主独立性とを両方尊重しようとするとこういう選挙になるのか。ともかくこういうシステムでやってるんだから仕方がない。 午後、カレーヌードルすすって彩の国古本まつりに出かける。初日が祭日とあり、すごい人出。まあいろいろと5000円近く買う。 深見東州の『ネコにも分かる気学入門』て本を見かけ手に取ってみたら、これがネコ全然関係ないの。本文中にはネコのネの字もなし。なんだそりゃ。「じゃあ『サルまん』にサルが出て来たか?」とアチラは言うかもしれない。でも「サルでも描ける」と言われても、実際にサル好きが手に取るとは思えない。浅香光代が『サルまん』読んだという話は寡聞にして知らぬ。それに比して、「ネコにも分かる」と言われたらネコ好きはつい手に取るだろ(俺みたいに)。あきらかに商売で「ネコ」を利用した、深見東州センセイのそのさもしい心意気が、なんだか神経に障る。結局買わず。こんなの学会例会にも出せないし。 帰ってから、何かに逃避するかのように部屋の片付けに没頭。気がついたら1930過ぎ。そういえば何かあったな今日……あーっ『テスト・ザ・ネーション』やり忘れたー! 去年はあんなに夢中になってやったというのに。まあ今日の調子では参加したところでブッシュ並の数字しか出なかったかもしれませんが。 ネット。なんかもう本当に精神的にアレで、BBSに泣き言をぶちまけてしまう。 議長の10/30の日記読む。あーっズルい! 俺の不謹慎発言に「うながされて」だって!……もしかしてきのこさんが俺にきつくあたるのは、これ読んだせい? 大統領選、フロリダの次はオハイオが天王山に。またパンチ穴でも使ったんですか。しかし弱いなケリーは。いくらビンラディンがグッドタイミングでブッシュ援護射撃ビデオ公開したとは言え。ダラダラとニュース観るも、いいかげんキリがないので寝る。 |
| 11月4日(木) |
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へー、カリフォルニアって民主党が取ったんだ。シュワルツェネッガーがシメてるから共和党が取ると思ったんだが、やっぱ大都市圏は民主党が強いんですね。そしてオハイオはまだゴタゴタと。 また新潟県中越地震への救援募金が盗まれたとのニュース。えらい時代になったもんである。こないだまではせいぜい統一協会のニセ募金が出るぐらいだったが、今回の地震では、募金ドロボウは出るわ、地震おれおれ詐欺は出るわ、そのモラル低下ぶりは甚だしいものがある。山古志村には連夜「火事場ドロ」(火事じゃないけど)が出没し自警団が追い払っているそうだし。火事場ドロは有珠山噴火でも出たけど。やれやれ、おちおち災害にも遭ってられなくなった。 0800まで寝坊しておきながら、首がバリバリで頭痛もあり。カラダボロボロです。仕事もダラダラです。 昼、葛根湯飲んで、紅梅で豚しょうが焼き丼食って、アリナミンも飲んで。しばらくすると肩痛おさまる。しかしカラダがなんとかなっても脳がどうも。仕事なにすればいいのか見当つかなくなるぐらいボケはててるので、とっとと定時退社。ほんにこの月給ドロボウが。 さぼてんでカキフライ2個とカニクリームコロッケと買って、まぜごはんで夕食。 |
| 11月5日(金) |
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大統領選、ケリーさっさと敗北宣言。ここで引き際をよくして次につなげる……にしては次は4年も後だし。本当にダメだったんだろう。やっぱあのビンラディンビデオが効いたなあ。 ま、ともかくこういう選択になりましたか。ブッシュにとことんまでやらせた末に、都合の悪い結果は全部ブッシュに責任おしつけて首を切り、都合のいい部分だけは既得権益としてアメリカ国家のものにすると。民衆による伝統的な専制君主型トップの有効利用法ですな。そういう点ではリコウなのか。 読売「編集手帳」。こないだ2面「顔」欄で井上大佑氏(カラオケのえらい人)が紹介された時、そのイグノーベル平和賞受賞理由の半分も説明してなかったけど、こんどの「編集手帳」ではちゃんと受賞理由のキモを押さえている。今の読売の中では、「編集手帳」がいちばん安心して読める。もちろん社内に気遣ったところはあるけどそりゃ仕方ないだろう。読者が割り引けばいいだけの話。本気でバカ書いてる「社説」は割り引いたら何もなくなってしまう。 ふぬけきった昨日にひきかえ、今日はアタマが働く。この不安定動作もなんとかならんかと自分でも思うんだが。 アタマが働くということはすなわち、やらなきゃならん仕事を思い出すことでもあり、しまったアレもやらなきゃコレも片付けなきゃとドタバタする事態に陥るのは当然の帰結。著者の転居先調べから会議のレジュメ作りから超巨大本のカバー色校に不具合出たのをデザイナーさんと協議から雑誌の校正からイソガシー。昼もコンビニにダッシュしてオムハヤシ買って机で食らいながら電話連絡を待ったり。 その威をかって、去年から処理しよう処理しようと思いつつもズルズル伸ばし伸ばしにしていた作業にも、本腰入れてスタンド能力をつぎ込み一気にケリをつける。申し訳ないことをした。なんだかんだで2000頃までどったばた。帰る。えぞ菊で味噌ラーメンずーるずるー。 帰り、駅の改札前広場に珍味のワゴンセールが出てた。そのワゴンにぶら下がってたPOPの【素材がいいからおいしい!】【おいしいのは新鮮だから!】というコピーにちょっと感心してしまう。 人間、歳を経てくると心が濁ってくるもんで、店の宣伝文句を純真まっすぐストレートに信用するなんてことはまずない。そういう心の濁った連中は、お店の人がいくら「おいしいおいしい」と宣伝したところで当然のごとく疑いのマナザシでしか見ようとはしない。だが、上記コピーはその一手先を行ってやがる。 「素材がいいからおいしい!」「おいしいのは新鮮だから!」と、「おいしい理由」を主張することにより、ユーザーの疑いのマナザシはその「素材がいい」「新鮮」という点に集中することになる。その時点でコピーライターは勝ったも同然だ。 なぜなら、「本当に素材がいいの?」「本当に新鮮なの?」という問いを抱いてしまった客は、そのレベルで思考がスピンし、さらに根源的なる「本当においしいのか?」という問いにまで思考を深化させることができなくなるからである。「この珍味がおいしい理由」の妥当性を検討し始めた時点で、すでにその客の中で「この珍味はおいしい」という命題は成立、既成事実化してしまっているのである。 相手にドウデモなことを考えさせ、そのスキに、もっと重要な問題から目を逸らせるテクニックというのは、マジックショーから大統領選まで様々な分野において確立されてはいますけど、まさか7袋1050円の珍味売りのおっさんまでがその奥義を心得ているとは。まことあなどれない世の中である。 買いませんでしたけどね。 |
| 11月6日(土) |
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0930起床。『ケロロ』観る。「トキ様vs拳王親衛隊」までやりますかあんたら。不器用なギロロに萌え。にゃー。 ミクシィ日記に大統領選のこと書いたら、植木先生から「オハイオからおやすみまで」とレスがついてたので、「お父さんオハイオー! 大勢でお父さんを落としに来るよー!(薬師丸ひろ子)」と返して辛くも撃退(笑)。もちろんケリー役は高倉健で。♪セキュリティママ〜、ドゥーユーリメンバー♪ (←それは『人間の証明』……;) 1100前出発、公民館の文化祭で合唱の発表。終わってさっさと帰って日記。あまり進まない。あまりなんてもんじゃない。さっぱりだ。 夜、TVをつけると24時間テレビをやってる。お笑いの人がマラソンしてる様子もなく、アナウンサーも黄色いTシャツ着てねえのでよく見たら日テレじゃなくてNHKでした。 どうも今回の地震、破壊力のわりに「盛り上がり」に欠ける。「盛り上がり」と言って不謹慎なら、「ニュースとしての求心力」と言い換えてもいいですけど。俺の記憶が確かなら、阪神淡路大震災の時ははるかに盛り上がってたような覚えがある。 直前の台風23号とか直後のイラク人質とか米大統領選とか、でかいニュースが並行して起こったせいもあるけど、やはり最大の理由は、死人の数ですかね。今回は幸いにして数十人単位の死者(今日現在)で済んだため、地震の名称も「新潟中越地震」とされてしまった。阪神淡路「大震災」よりも地震の規模は大きかったというのに。「地震」が「大震災」にクラスチェンジするには、マグニチュードより死者数がポイントなんですね。何人死ねば「大震災」になるんでしょうか。 地震の犠牲者には、家の倒壊で圧死・火事で焼死・津波で水死という「直接死」だけでなく、仮設住宅での孤独死などまでカウントされるのが、阪神淡路以来の伝統である。その算出法をとれば、湾岸戦争以来アメリカにぶっ殺されたイラク人は何百万人という単位になりそうな気がするが、それはそれとして。 今朝の読売新聞「放送塔」欄に、毎度毎度の投書が載っていた。 > ビールかけに複雑な気持ち > プロ野球・西武優勝のビ > ールかけ大騒ぎに一言! > 新潟では大地震により、10 > 万人もの人が困っていると > いうのに、ビールかけでは > しゃいでいる映像をテレビ > で見て、複雑な気持ちでし > た。やるなとは言わないが、 > 放送するのを考えたり、球 > 団側も自粛して援助する方 > 向に考えられなかったの > か、と思います。(千葉県 > ・主婦・●野●●31) だったら米大リーグのみなさんにも「属国イラクの人たちが今もなお数千万人もヒイヒイ言ってるのにビールかけとはナンタルチイヤ」とイチャモンつけてほしいものである。それがスジである。 つうか、「自粛」てのはやり始めるとキリがない。あなたが喜びを表明したくなったその時その瞬間、どこかでだれかが確実に苦しみ泣いている。それは確率論的事実である。それにいちいちつきあってたら結婚式も挙げられないし、年賀状すら出せやしねえ。「喪中につき」って自粛するのは、身内に不幸があった時だけでいい。それを、何を間違えたか博愛的に身内以外にまで拡大適用しようとした時から、「まちがった自粛」は始まったように思う。 だからもう、個人単位でうれしいことめでたいことがあった時は思いきり喜べばいいじゃんか、と思うんですけどね俺なんかは。数日後には泣いているかもしれないんだから。……まさかコクドがライオンズ売却とはねえ……。 面識もない他者の不幸にシンパシーを抱くのは、美しい。その点で、千葉県の31歳主婦の心意気まで否定するつもりはない。だが、そのシンパシーを自分以外の者にも強要しようとする態度は、どうにも美しくない(それが国家単位に拡大したのが、昭和末期の自粛ごっこだし)。さらに、他人にシンパシーを強要することによって、自分が何がしか被災者を支援したような気分になっているとしたら、言語同断である。どうせなら「ビールのかわりに、ダメになった『久保田』の新酒をリサイクルして使え」とか主張するなら、まだウィット効いてますけど。 で、もちろん読売からもらう掲載謝礼は被災地に募金するんですよね?>31歳主婦。 ところで、サマージャンボの2億円当たりクジを福井に寄付した人は、今ごろ「ああ新潟までとっとけばよかった」とか思ってるのかな。 |
| 11月7日(日) |
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教会の牧師とその娘さんが被災地に行ってきたとかで、いろいろ話を聞く。難民キャンプによってはいつでも温かいものが食べられてお菓子まで届いている所もある一方、家は無事だがライフラインが断たれているという所などは援助物資も配給されず炊き出しにもありつけず三食カップラーメンでしのいでいる被災者さんもいるそうだ。なるほど、もし関東大震災で焼け出されたら、援助物資がきちんと届く大きなキャンプに避難したほうがいいんだな、勉強になるなあ。<ってオイ。 ミクシィ。もう誰も覚えていない福井の宝くじビトさんの話を今ごろ日記に持ち出した俺のハイパー時間差ツッコミに、植木先生が「寅彦拳」と命名。かたじけなし。いや別に芸風としてやってるわけじゃないんですけどね>時間差ツッコミ。つうか俺、記憶を時系列に整理・貯蔵しておくことができない体質で、メモしてないとゆうべの夕食の献立と一昨日の夕食がごっちゃになってしまうぐらいひどい。そのせいで、みんなが忘れ果てた過去の類似現象を、因果関係も何もすっとばして不意に思い出してはニヤリとしてしまうことがよくある(不治の思い出し笑い)。その記憶障害の単なる副産物でござんす。でも芸としてポジティヴに磨いてみるのもいいかな。見ていてくださいましたか寺田寅彦先生ー!(寅彦大迷惑)。 6月の日記を4日分更新。はかどらねえー。これで冬コミ準備が始まるとまた2か月ほど更新ストップするだろう。借金がギプスのごとく首にガッチリ巻き付いている状態。すっかり借金をこじらせてます。 陸自朝霞駐屯地に、日本人武装勢力がロケット弾発射の報。これではとても非戦闘地域とは言えないので、自衛隊は日本から即時撤退すべきです(笑)。 |
| 11月8日(月) |
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米軍、ファルージャ総攻撃開始。ブッシュにはラマダンもクリスマスもねえ。そういえば原理主義者ほどクリスマスを否定するしな。 もちろん、同じイラクと言っても、ファルージャとサマワは東京と大阪ぐらい離れている。阪神大震災が起こっても東京の官邸では閣僚がのんきにTV観てられたように、ファルージャが只今絶賛戦争中と言ってもそれで同時にサマワも戦闘地域になったというわけではない。だが、戦線を形成しラグビーのスクラムみたいに押し合いへし合いする通常戦と違って、ゲリラ戦はガンが転移するように思いがけないところで勃発する。いつサマワも戦場にならないとは言い切れない。 いや別にゲリラさんが武装蜂起するのを待つまでもない。「サマワ市内に武装勢力の拠点がある」とか情報が流れでもしたら、今回のファルージャみたいに米軍は攻撃をかけるだろう。米軍が情報の信憑性なんか気にしないことは、「大量破壊兵器」の顛末で全人類に知れ渡るところである。そういう事態になったら、我が軍は本当にスンナリ撤退できるのか。そもそも本当に万一の際に撤退できるだけの用意はあるのか。 たびたびマーフィーズロウを持ち出して悪いが、「起こる可能性のある事故は必ず起こる」、そのことを前提としないと安全管理などできはしない。「今まで大丈夫だったからこれからも大丈夫」と未来に無根拠な自信を持つのみならず、万一の有事を考えることすら「そんな縁起の悪いことを言うな非国民」と忌避する、日本人の悪い楽天主義。これをなんとかしてくれないと、現場はあぶなくてオチオチ働いていられません。特に自衛隊みたいに、生き死にがシビアに降り掛かってくる職場では。 仕事に出るも、微熱っぽく、頭がフワフワする。 印刷所から、超巨大本の束見本が出てきた。この上品かつ豪壮な装丁なら、あの値段で売っても大丈夫かな。なんか、超音波診断で我が子の影像がピクピク動いてるのを見るよな心境。我が子なんていませんけど。無事出来上がってくれよと願うばかり。 昼、志乃原で味噌煮込み。だがその間にも体調は刻々悪化、昼過ぎると頭フワフワどころじゃなくワンワンしてくる。1500早退。1730頃寝る。 3時間ほど泥のように眠るとわりと回復してたので、調子に乗って2500頃までミクシィなどウダウダ。寝過ぎても体調悪くなるし。 後出しジャンケンズこと、楽天イーグルスの選手が大方決まる。例の「♪月曜日は一場へ出かけ〜、200万円置いてきた〜♪」の一場クンが入るなど、球史に残るレベルのヨゴレ度を誇るどぐされ球団になりそうで、ものすごく楽しみである。本当に清原も入るんだろうか。こうなったらヨゴレついでに打撃コーチに愛甲入れるとか。投手はイチローキラーで名高い元ロッテの轢き逃げ後藤とか。インディアンスのホモビデオ多田野を呼び寄せるとか。捕手では元巨人の暴行杉山とか。逸材には事欠きませんので。ピッチングコーチは江夏と東尾デフォで。 楽天って、ライブドアに突然チキンレース挑んできて、勝ったはいいけどそのまま断崖絶壁から豪快にジャンプ(勇者ライディーンの搭乗シーンみたいなかんじで)しちゃったような印象があるんだよな。たちまちあふれる神秘の力。よほど儲かって、税金対策のため広告宣伝費を浪費しなくちゃならないと見えます。 一方、ライブドアが西武ライオンズを買うとかいうハナシはワヤんなったそうで。あやういところで松崎しげるが「あーあーあーラーイブドアー、ラーイブドアー、ライブドアー♪」と歌わされるところでした。だいたい「ライブドアライオンズ」って、語呂よさそうで実は言いにくいし。略すとライライか。円盤獣かよ。 また、ソフトバンクがホークスを買うという話もどうしたか。「ヤフーBBホークス」になるんですか。そしたら「ヤフーBBスタジアム」の立場はどうなるのかと。 かつて大映や東映や松竹といった映画業界がこぞって球団持っていた信じられない時代がありましたが、あの時のように、今はネット業者が景気いいんですね。業界全体の売り上げ合わせてもトヨタ1社にすら及ばない零細業種・「出版」なんかにゃ、球団経営なんぞ到底縁のない話ですな。どんなに儲かってると言っても講談社さんや小学館さんが球団持つなんてまず考えられないし。せいぜい出版健保の野球大会が関の山(とほほ)。 それゆえ、楽天のデンジャー、もといベンチャーぶりには、無謀なる冒険者に対する呆れとも羨望ともつかぬ一種の憧れを禁じ得ないのである。それは、この半年間の攻防を見続けてきた一般庶民のみなさまも同じであろう。植村直巳さんとか風船おじさんとかを見るようなまなざしで。 てゆうか、どうせ地域密着しようというのなら、阿弖流為さまでもマスコットにしたほうがよかったのではないか。中央への反逆色を出すことによって東北ナショナリズムを煽りたてたほうが、商売に結びつくと思うんですけど。既存権力にべったりってイメージの楽天よりも、反権力を唱えるライブドアのほうが地元の支持を得ていたのも、そういう仙台の反中央的土壌があったんじゃないかと。そもそもスポーツを盛り上げるには地域ナショナリズムを煽るのが一番ですし。イギリスやイタリアにおけるサッカーがそうでしょ。都市対抗の模擬戦争。だから「イーグルス」なんてカリフォルニアでホテル業でも営みそうなありがちなチーム名にするぐらいなら「楽天エミシーズ」にでもしちまえと。そして朝廷に叛旗を翻せと。 |
| 11月9日(火) |
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某大型書店チェーンから電話。店でクリスマスフェアをやるんだが、「例の本」が去年結構売れたんで、今年もまたまとめて注文したいとのこと。おお、一般書店からご指名がかかるとはのう。ついでに、他にめぼしいクリスマス関係の本があったら見つくろって紹介してくれ、と。電話受けた営業ビトさんはもう大喜びだ。こっちから何も営業活動してない(する余裕がない)のに小売店の方からお呼びがかかるほどラクなことはない。 ウチの職場のコンテンツというのはどうも一般書店には敬遠される傾向があり、どんなジャンルの本を出して新刊配本しても問答無用で特定の目立たない棚に並べられてしまう→本来こちらが意図したユーザーの目に触れない→売り上げ不振、という悪いパターンの連続であった。職場の持つ強固なブランドイメージが、一般の客に対してはマイナスに作用してしまうのである。 そんな悪いパターンを打破するべく、最初から一般書店の目を重点的に意識しながら開発した兵器が「例の本」だ。もちろんアレそのものの売り上げ(そして純益)も良かったですが、それ以上に営業方が期待したのが、アレで書店さんの偏見を薄め、「どーですか、ウチはこんなかんじの一般読者向けの本もけっこう出してるんですよ」と宣伝する戦略的効果であった。アレが実戦投入されて1年、ありがたいことに着実に戦略兵器としての効果を挙げつつあるらしい。まこと開発者冥利に尽きる。 俺には一銭も入らないんだけどね。 昼、ティーヌンが満員で、タントタントに戻りショウガ焼き定食。満腹。 午後、超巨大本の本文刷り出しが届く。編集部内で回覧。さっそく専門的な間違いを指摘されヘコむ。内容に関係ない部分だし、慣用的にそういう表現もするってことで、まあよかったけど。営業ビトさんがTRC(T書館R通Cンター)に行くというので、宣伝がてらに、昨日届いた束見本と一緒にドサリと預ける。本当に「ドサリ」と音がする量だからしかたない。 夕方、営業ビトさん帰還。先方の感触は極めてよかったとのこと。やったあ。あっちの事務所に著者のファンがいて「えっ、M先生!」と目の色変えて飛びついてきたそうだ。有名な著者は便利だ。値段もふつうの本の10倍するから、1冊採用されればふつうの本10冊売れるのと等しい売り上げになり、TRCさんとしてもありがたいコンテンツであることは確か。大艦巨砲主義というか、旧帝国陸海軍やルフトヴァッフェの戦闘機が徐々に大口径機関砲を搭載するようになっていったのと同じ現象というか。こちとら米軍機みたいに12.7mm弾を雨あられと撃ちまくる豪毅な戦い方ができるほど資源も工業力もないので。いやほんと図書館関係で買うてもらわなきゃ誰に買わせるのかという騒ぎの専門書ですから。個人で買うお大尽様の顔を見てみたい。 俺には一銭も入らないんだけどね。 つうかどっちもまだ1円の売り上げにもなってないんだけどね。皮算用もいいとこです。でももう、超巨大本に関してはタヌキの首根っこ捕まえてるような状態だし。あとはババアが油断してタヌキの縄ほどいて逆襲されてババア汁にされるような事態が起こらなければ、なんとかなるだろう。10か月の苦労が報われるような展開を期待する。冬のボーナスはずんでほしいにゃー。(皮算用皮算用) 帰って中村屋のボロネーズすすり、コミケットHPで冬コミ当落検索。「落選」と出て唖然。あれこれ個人情報を入力させられた挙げ句だけにショックもでかい。 1992年冬の初参加以来途切れなかった連続当選記録は「24」でストップ。配置担当者が変わったのかなあ。いっぺん休んで部屋片付けたり資料整理したり日記更新したりしろという神の思し召しだと思い込んで精神の均衡をはかることにする。 ……それとも「潮時」てことですか? |
| 11月10日(水) |
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マンションを出る時、なんともいえない上品な芳香が鼻をくすぐる。入り口の植え込みのヒイラギ(たぶん日本のじゃなくて西洋のホリーだと思う)が白い花をつけている。このホリー、もちろんマンション新築当時から植わってたけど、花が咲いたのは初めてかもしれない。ホリーというとクリスマスに珍重される赤い実のほうが有名だけど、花もこんないい匂いするんだふーん。クチナシみたいにどぎつくなく、キンモクセイがもっと洗練されたようなかんじ。なるほどエレギオンのエルフたちがホリーを愛したのも分かるぞよ、なんともエルフ的フレグランスでおじゃる、ケレブリンボール様もこの香りを楽しまれつつ三つの指輪をとんてんかんと作っていたでおじゃるかホホホ、と雅びに萌えてみる。 ……と思ってあとでネットで調べてみたら、この時期花をつけるのは日本のヒイラギだそうですすいません。実家にあったのとちがってまっすぐ直立してたから、てっきりホリーだと思い込んでたんです。そりゃキンモクセイみたいな匂いもしますわな。モクセイ科だもん。生物0点。 編集会議で一日つぶれる。営業がらみの話が延びすぎ。超巨大本が予定通り冬のボーナス前に刊行できそうなこと以外は、下半期の出版計画がかなり滅茶苦茶なことになっていて、今年の売り上げがマトモに立つかどうかという状況。 だが申し開きをさせていただければ、9月のトレードでこちらの部署の体制が木っ端ミジンコになったのが痛かったですよ。たしかに長い目で見れば、地道な大型企画の手伝いをかなりのレベルで任せられる要員が加入したことはプラスになる。でも、その恩恵が営業成績に見えるようになるのは早くて来年度。それよりも、何も指示しなくてもスタンドアローンで企画をテキパキ刊行まで持って行ける即戦力ユニットを余所に引き抜かれたダメージのほうが、今は大きすぎる。上層部はそのことを承知の上であのトレードを敢行したもんだとばっかり思ってましたけどねーフーン。……そのぶん、超巨大本にかけられる期待はいや増してくる。消費者の冬のボーナスをかすめ取る算段を着々と進めなければ。その作戦立案は営業会議でとことん練ってください。 あと、その超巨大本の企画成立に関する新証言。今までてっきりM先生の持ち込み企画で、ある上司の個人的趣味で押し通されたもんだと思っていたが、厳密にははるか上古の昔、M先生の対談集を刊行した折に「今度は対談じゃなくてこのネタで1冊書いてくさだいな」と、こちらから先生に軽く持ちかけた話であったという。それからしばらく音沙汰なかったのが、四半世紀経って突然先生からどさりと山のような博士論文が送られてきて。こっちはもっと一般向けの本を想定してたのに博士論文なんか舞い込んできてさあ困ったと。そこで「こんなでかい専門書どうやって売るんだゴルァ」の大合唱をものともせず前述の上司が個人的趣味で「このボリュームのまま出す」と押し通したのは事実ですが。 この上司、ウチの職場の体力とか人員数に比してあきらかにオーバースペックな企画を立ち上げることでは定評があり(困った定評だが)、数年前にもものすごい規模の企画をリリース、そこそこ売れ、とある有名な賞をもらうなど、職場のステータスを上げることにはたしかに貢献した。だがその裏では、この企画のために我が部署の乏しい人員の1/3を1年間拘束、一時は国家総動員令まで発動し、おかげでその年は単行本の刊行点数、売り上げともに激減している(この企画自体は書籍じゃない媒体で作ったため、その厖大な売り上げは「単行本」の科目にはカウントされなかったのである。なめとんのか)。聖武天皇の大仏建立じゃないんだから。あの悲劇を間近で見ていたからこそ、今回の超巨大企画は「被害」を最小限に食い止めようと、全部俺一人で作ることにしたわけですけど。即戦力引き抜かれちゃたまりません。はあ。 ともかく、苦労したぶんの報いは順当に返ってきてほしいものである。売れなかったらほんと責任問題にとどまらず、明日のごはんが食べられるかどうかにもシビアにかかわってくるからな。小さい職場なだけに。 ヒイラギの香に迎えられ帰宅。ポストを開ける。 ……ふーん、落選封筒って、窓が開いてないんだ……。【せづね絵】 八重山方面で不審潜水艦発見。いつぞやの不審船みたいに爆雷でも落とせばよかったんだろうが、見つけて哨戒機急行した時にはもう領海出てやがったと。ざんねーん。潜航時間からたぶん通常動力じゃなくて原潜だろう、てことは中国艦か。「潜航者」と呼ぶのはどうか。もちろん主兵装は中華キャノンで。 |
| 11月11日(木) |
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全都立高校で「奉仕活動」を必修科目にするそうで。一部都立高では「奉仕活動」が単位になってたりしてたのだが、「社会との関わり」を深めるという教育的効果がなかなか上がってないので、このたび全校で必修にすることにしたと。……逆じゃないのかそれは。効果が上がってないならやめればいいのにと判断するのが普通の神経だと思うんですが。 手段であるはずの「奉仕活動」がいつの間にかそれ自体目的にすりかわってしまったのか。「奉仕活動をすれば社会との関わりが深まる」という命題が検証されることなきドグマと化しているのか。いずれにしても、「子供の教育」という国家の大計を担うべき人たちの思考にしてはあまりにも無思慮すぎやしませんか。教育はとりかえしつかないんだと、どこまで意識してるんでしょうか。 いやー都教委、加速度的に狂ってきてます。さすが石原の選んだ連中だけのことはあるぞ。さぞ東京では私立校の人気うなぎのぼりではないかと。ほんと、俺は子供がいないからこんなノホホンとしてられるんだけど、都内で子育てしてる人たちはたまったもんじゃないだろう。 中華原潜「潜航者」(もう決め打ち)、東シナ海の海底をウロウロ。通信ブイすら上げられず、したがって中南海との連絡もとれずさぞアタフタしていることだろう。『沈黙の艦隊』とか『戦海の剣』とか読んでると、ついサブマリナーてのはJOJO並みの権謀術数に長けた戦術の天才ばかりなのかと思い込んでしまうが、そーでもないぞ。グリーンビルのワドル艦長とか。ま、無事帰国したとしても艦長航海長あたりは即刻クビあるね。 区立中央図書館に、長らく延滞していた本を返しに行く。カウンターのあんちゃんに呼び止められ、「返却期限いつだか覚えてます〜? 2か月前ですよ〜」とかねちねちイヤミ言われる。 ええ、もちろん悪いのは俺ですよ。上司の指示で俺のカードで業務用資料借りたら、その本を上司が個人的な趣味で自宅に持ち帰ってしまって、それを早く返しやがれと督促しなかった俺が悪いんですよ。それをバカ正直にカウンターに返しに行った俺が悪いんですよ。このくらいの理不尽で腹を立ててるようでは、今の世の中生きていけません。 とりあえず、次延滞した時は素直にポストに放り込むことにする。 「報道ステーション」でアラファト死去のニュース。はー、個人資産1300億円以上ですか。世界中からパレスチナ自治政府になだれ込んだ尊い募金が、ぜーんぶアラファト個人名義の口座に入ってたってんだから、とんでもない話だよな。北朝鮮もびっくりだ。PLOってアラファトの私的サークル活動だったんだフーン。「てゆうか新興宗教?」(笑)。 よくも今まで日本のジャーナリズムは、そのへんの不透明さにツッコミ入れず、「非道なイスラエルに搾取されるかわいそうなパレスチナを解放する正義の闘士アラファト」みたいな一面的図式でパレスチナ問題を報じてきたもんで。さすがノーベル平和賞取ると扱い違うよな。 つうか、スーハ夫人なんて初めて見ました俺。あんな若い奥さんいたなんて知りませんでした。生活費月500万円でパリで悠々自適の生活ですか。ベツレヘム聖誕教会立てこもりどころか、何年もパレスチナ帰ってないですか。ほんとに殺して皮と骨で楽器作って「スーハの白い豚」とか昔話作りたいと思っているパレスチナビトさんも多いんじゃないかと。俺も「アラファ〜ト倒〜れた、一大事〜。パリの大きな病院で、延命措置をやめました♪」とか歌ってみる。赤青黄色の衣装をつけた、スーハ夫人がしゃしゃり出て、何億ダラーも一人占め♪ いやほんと「不可侵のカリスマ」ってのは、死んでからが面白い。今まで言いたくても言えなかった裏情報がモリモリモリーっと出てくるからな。長生きすればするほど、裏情報の蓄積も相当な量になるし。●●●●とか●●●もさっさと死なねーかな。実はもう死んでるんじゃないか? 最近「あの雑誌」の新聞広告見ても、昔要人に会った時の記事を再録してばっかで、ぜんぜん新しい記事出ないじゃないの。どうなのよ。死んでなくても病気にはなってそうだな。あの宗教は「病気は信心が足りないせいだ」と教えてるから、名誉会長様が病気にでもなった日にゃとても出てこれないだろうなあ。……なんの話だったっけ。 アラファト亡きあと、この評判ガタ落ちのパレスチナ暫定政府はどうなっていくのか。●●●●亡きあとの●●●●とか●●●亡きあとの●●●●にとってもいいモデルケースになると思いますよん。●●●●の関係者はパレスチナに注目せよ(笑)。 もっとひどい話が、そのあとの犯罪被害者の特集。ストーカーに火ィつけられ、奇跡的に命をとりとめたはいいが、ブラックジャック級の勢いで皮膚移植手術を受け全身ぼろぼろ、働くこともケコンもできず生活保護で細々と日々を生きつなぎ、加害者はとっくに出所しケコンまでしているくせに未だ賠償も謝罪もなく、反撃を怖れてクルマ通勤してたら「生活保護受けられなくなるぞ」と福祉事務所から脅され、などなど、いかに犯罪被害者の人権が軽んじられているかを縷々切々と訴えてた。ひどすぎる。そして一番ひどいのは、この特集を観ながら「燃えろ、いい女〜♪」と口ずさんでいた俺。 |
| 11月12日(金) |
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0730起床。今日は職場の日帰り慰安旅行につき、朝ものんびりしていられる。 今日は田代まさし初公判があるそうで。昨日「報道ステーション」で見たあの最低なケースにくらべれば、シャブ常習なんぞ、被害者のないぶんはるかに罪がないよなーと思う。シャブよりむしろ「ミニにタコ」のほうが罪があるんじゃないかと俺なんか思うんだけど。逆にマーシーにシャブ売った売人のほうは中国みたいに死刑にしていいんじゃないかと。 浜松町で集合、日の出桟橋から水上バスで浅草に行き、フグ食って帰ろうというルート。忙しい職場なだけに、こういうちょっとしたご近所旅行のほうがかえってありがたい。 ただ、ひとつだけ変わったところがあった。乗ったのがあの「未来型水上バス」ヒミコ! 未来には水上バスなんかなくなってると思うのだが気にするな。ご存知と思うがヒミコは、あの松本零士大先生のデザイン画を(運転席のメーター以外)忠実に再現して建造された、東京都観光汽船起死回生の秘密兵器である。 雨にけぶる海の彼方からやってきた、B29を上下につぶして酵母入れてふくらませたような銀色のソレのかっこよさと言ったらあぁた。本当にこんなのが実在して人載せて航海してるところを目視確認した時のビジュアルショックを何と言い表そうか。 全体のフォルムはアールヌーボー調の不規則な曲面で構成され、窓も全て生産性低そうな曲面ガラス。1枚として平面がない。これだけでも正気を疑うのに、屋根にはカコイイ松本ウィングが前後2基タンデム配列でにょっきり生えている。このウィング、別にアンテナの用を足すとか何か役割があるわけではなく、むしろ邪魔なだけで、隅田川の橋をくぐる際にはパタンと折り畳まれるのである。全くのムダ。単にかっこよさを追求するためにつけただけ。よくぞ作ったこんな男らしい船、いやあえて「漢らしい艦」と表記しよう。ぜひ波動砲積んで「潜航者」沈めに行ってください。 ヒミコに乗る際には通常運賃660円に加え300円のヒミコ料(正式には「乗船整理券」)が追加徴収されるのだが、こんな漢の艦を見せられた日にはそれしきの特別料金など屁でもない。あまりのカコヨサに、思わず船内の売店で写るンです買って、ばしばし内装やら微妙なカーブの窓やら撮りまくる。運転席前にはメーテル、鉄郎、車掌さんの等身大ボードが立っている。ただし鉄郎は劇場版なのが残念。もっと残念なことに、壁のどこにもメーターがない。だからメーターはいいというのに。 雨だったこともあり、なんと我々一行のほかに客が誰もいない。ヒミコ完全貸切状態! 普通にチャーターすると1時間10万円〜もかかるところを、通常ヒミコ料金だけで借り切れるとは、我々は前世で松本零士にどんな功徳を積んだのだろうか。 300円余計に取るだけあって、野沢雅子、池田昌子、肝付兼太という今やものすごいギャラになってしまった豪華3人組のガイドで、汐留のシオサイトから浅草のうんこビルまで、新都市と江戸情緒が混在する東京模様を堪能させてくれるという趣向。できればガイドがない間のBGMも宇多田ヒカルじゃなくて佐々木功かゴダイゴだったらうれしかったのだが、そこまでオタに媚びることもないか。ただ、川べりに立ち並ぶ機械の身体を買えない人たちの集合住宅のことだけは、鉄郎もメーテルもスルーしてました(笑)。あと、他の水上バスがすれ違うたびに、向こうの客席から無数のフラッシュがたかれるのがちょっとハズカシイ。俺もあっちに乗ってたら写真撮りまくったと思うけど。東京都観光汽船が自前で可動式観光名所作ったようなもんですな。 40分の航海を終え、ヒミコ浅草に接岸。桟橋に出てヒミコたんの外装写真を撮るが、近すぎて全体像が撮れない。そしたら係員さんが桟橋奥通路への入口の綱を解いてくれて「よかったらこっちからも撮っていいですよ」と。お兄さん、ナイス客サービス! ヒミコの運用法は社員一同の魂に徹底されている模様。フィルムをほとんど消費して下船口を昇っていくと、反対側の乗船口には外人ビトさんの大群が階段よ撓れ折れよとばかりにスタンバッていた。すでに観光コースに組み込まれているらしい。存分に浅草観光した後でこんな船に乗って都心に帰る彼らの心に、トーキョーはどんな都市として残るのだろうか。ある意味、伝統とオタクの混在する日本文化の象徴ではあるますが。 で、地上を踏んでみて驚いた。えっ、ここって本当に浅草駅の真ん前じゃん! 水上バスってこんなところから出てたんだー。この交通の便なら、産業貿易センター台東館でのイベントの帰りに、ヒミコに乗ってのんびりお台場か日の出に帰るというオツなコースもアリかもしれない。1555浅草発→1650お台場着→1715日の出着(日の出までは運行しない場合もあるので要確認)って便があるから、どうでしょ皆様。もうやってる人けっこういるかもしんないけど。 浅草松もとで久々にフグ食べる。前にフグ食ったのは三宅島が噴火した日だったなあ。よく覚えてるな俺も。子供かよ。ご近所旅行の利点は、福利厚生予算を存分に食のほうに回せることである。もうフグ刺しテッチリ空揚げ何もかもウマいのなんの。もりもりフグ食いながら、日の出桟橋で買ったヒミコチョロQを走らせたりして遊ぶ。子供かよ。 いやーこんなに充実した慰安旅行はひさしぶり。満足満足。今年の旅行委員に乾杯。 実家に帰って、こっちでも豪華に寿司食らう。今日は胃袋満たされまくり。5時間ほど居座り、酒乱の弟にいろいろツッコミ入れたり。 迷走を続けていた「潜航者」、防空識別圏外へ脱出するに至り、我が政府もやっとアレが中華原潜と公式認定。中国側もそれを否定することもできず、ただ「この件をほじくるのは中日友好関係のためポコペンあるよ」と言うのみ。中国もとんだ大恥である。海南島近空でファンタンとEP-3が衝突した時のブッシュ、あれに匹敵するんじゃないか。このぶんでは艦長航海長、クビどころかリアルに首切られかねません。ええそれこそ青竜刀でアチョー(スポーン)と。 |
| 11月13日(土) |
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0930起床。本当なら今日あたりから冬コミの原稿にとりかかる予定だったんだが、落ちたとなると話は別。 今回は3日開催から2日間になったこともあり、各地で落選の嘆きが。金成さんの【ヤン風研】も落選。小山兄弟誘拐殺人事件とかオレオレ中野学校とか安いニュースが目白押しだっただけに正直残念。それともいよいよ、ビッグサイトの家主が社会諷刺系サークルの締め出しに乗り出したのか。俺たちはカラスかディーゼル車か三国人かバカヤロウ。 ついつい観てしまう『ビューティフルジョー』。おおっ「一つの指輪」! なんでも望みを叶えてくれるオモチャに支配され、ブーンドックスみたいな顔になる子供たち。その解呪のしかたのあほらしさともども、けっこうこのアニメあなどれない気がしてきた。「ジョー×ジュニア」という構図はもはや鉄板。あ、洋モノだから「Joe/Jr.」と表記するのか。スラッシュ。『ケロロ』、いいのか「ゲロロ艦長」。 次のキャイーン競輪番組で、日本では全然知られていないスポォツ、サイクルサッカーの特集。現在競技人口200人。昔水島新司が『輪球王トラ』ってマンガ描いてたことはたぶん本人も原作の牛次郎も忘れているだろう。あれもさっぱり日本に輪球を根づかせられなかったし。単行本3巻ぐらいしか出てなかったし。 どっかの開業医が少女買春でタイホされたニュース。医者は警察の調べに対し「タイホされてヨカタヨー、このままではハマりすぎて氏んでますた」と供述しているそう。なんか道徳説話に使えそうなぐらいのエピソードですな。ほんとにこういうのは一種の病気ですから。少女買う人はただの少女買春病患者で、万引き常習犯は万引き病患者で、うそつきはうそつき病患者で。手錠かけられないかぎりやめられないんですよこういうのは。教育とかでどうこうできるもんじゃありません。じゃあ狂犬病のイヌにお手とかトイレのしつけとか仕込めますかと。 滝沢ひろゆきこと千葉治郎改めちばぢろう先生の『オタが行く!!』第1巻(2003年2月初版、少年画報社)読む。ちば先生は「月刊パロ野球ニュース」で描いてらっしゃった頃からなにげなく気にかけてたマンガ家さんで、エロスなのを描く時は「千葉治郎」、それ以外(野球ものとか『学園戦記ムリョウ』のコミカライズとか)は「滝沢ひろゆき」名義で描いてらっしゃる。ただ、野球ものでも、元・汁AV女優出身の監督が勝利のごほうびに選手たちにぶっかけさせる(そのおかげでチームはダントツ1位)という熱いエロ短編『ぶっかけスタリオンズ』なんかは、さすがに千葉名義だったと記憶する。 久しぶりにこの人のマンガ読んだけど、いやさすが面白い。てゆーか話のつむぎ方がうまい。同じオタクのイタい生態を描きながら、『全日本妹選手権』みたいに行き当たりばったりじゃなくて、ちゃんと先々考えながら描いてます。スネ夫のフラグが立つとことか。『妄想戦士ヤマモト』より売れなかったら単行本第2巻が出ない、とかカバーの下に書いてあったが、無事出たのだろうか。読みたい。それと、胡桃沢先輩のモデルは絶対イワえもんだろアレは。 ところで、本書を読んでてちょっと驚いた箇所が1つ。「アワーズ」2002年8月増刊にメガネ萌えマンガを描いたらしい先生が、編集長に「キミが思うほどメガネっ娘は世間に認められちゃいないんだよ」と言われた、と書いてらっしゃった。あれ? おかしいな、この頃にはすでにトミーフェブラリーが出現していたはずだが。この時点ではまだ日本中をメガネ属性にシフトエレメントするまでには至ってなかったのか? ともかく2002年7〜8月当時は、青年マンガ業界ですらメガネ萌えはマイナーだったようだ。かつて「メガネ」は同人誌とか、せいぜい西川魯介先生レベルのニッチなマーケットでしかなく、少年画報社クラスの大きな商いには、メガネは使えると判断されなかった。今でこそ、オタクや漫画業界どころか逆に一般大衆のほうがすべからくアプリオリにメガネ好きだったかのような感覚が醸成され、「メガネっ娘にあらずんば人にあらず」てな勢いの今では信じられないが、事実だったようだ。その動かぬ証拠がここに保存されている。それを思うと、本書は貴重な歴史資料かもしれない。この豪快すぎるパラダイムシフトを目の当たりにして、ちばぢろう先生は今ごろ何を思っていらっしゃるだろうか。 ……つうか、いつかは真鍋かをりのメガネ写真のほうが「歴史資料」になる日が来るんだろうなと。ヨン様とかもな。「2000年代の日本人はみんなこんなダサいザーマスメガネをかけるのがカッコイイと思ってたらしいぜギャハハハハハハ」と未来人が哄笑するのが、時空を超えて聞こえてきそうだ。 ま、そういうもんです、ファッションの歴史なんて。不特定多数の視聴にさらされる商売でもやってないかぎり、それにいちいち付き合うのは疲れるしお金がかかるばかりです。それで人間、歳とるにつれてトラディショナルなものしか着ないようになっていくんでしょうね。または自分のスタイルを見つけてそれに特化していくか。流行を作ったり追ったりするのは、可処分所得の多いおしゃれ軍に任せておきますので。たっぷり内需を拡大させてください。あ、どーせ輸入ブランドばっか買うから、あいつらのカネは国内に回りゃしないんだ。ぜんぶ海外に流出するばかりで。ああ、不況脱出の道のりは遠い。……なんの話だったっけ。 大牟田の4人連続殺人で捕まってたヤンキー親子の一人が取調中にランナウェイ。久留米から逃げ出し、そこから潜伏でもするかと思ったらなんとタクシーつかまえて普通に大牟田に帰ろうとして、堂々と高速使って緊急配備で即タイホ(逃亡タイム約3時間)。だいたい大牟田に帰ってどうするつもりだったのか。自宅にゃ当然警察が張ってるだろうに。匿ってもらえるアテでもあったのか。ただの帰巣本能か。いいなあ、ヤンの後先考えなさ全開でホレボレする。 ミクシィで『レジェンズ』のコミュニティ発見。うわーディーノのおかんの中の人って少女隊のレイコだったのかー大地監督あんた趣味モロ出しすぎ!とかいろいろ情報が。 |
| 11月14日(日) |
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『プリキュア』。せんせほんまにほんま話。最近は「あ、せんせー泣いてはる」なパターンは少ないのか。ダブルインカムじゃないと生活レベル維持できませんからねえ。『ガッシュ』。ひょっとして、最初からここまで考えてパティの髪型をああいうキテレツなデザインにしたのか雷句誠は。すごい。この男に30年の時間とよき創作上のライバルたちを与えれば、『ガッシュ』は『指輪物語』クラスの話になったかもしれない。←そこまでほめるか。『レジェンズ』。本名やっと判明した毛男、シュウのバカがいいかんじで感染したリキリキリッキーズのおかげで社会復帰のバリアフリー。キザオ側のチームが反則だコノヤローと言い出さなかったおかげもあるが。グリードとガリオンの中の人にギャラ払わなくていい巧妙な作戦。 教会。近年ずんどこ右傾化・原理主義化していく米国南部バプテスト連盟が新しく制定した信仰宣言に、日本に派遣されている同派の宣教師たちの一部が署名を拒否、クビにされたそうだ。女性牧師・同性愛・進化論の否定、世界バプテスト連盟(BWA)脱退と資金提供停止、イラク戦争への積極的支持(決して「苦渋の支持」なんかではない)、と坂道を転げ落ちるようにネオコン色を深めていく本部についていくことはできない、ということで。 もちろん本部をクビにされると、本国で積み立てている宣教師年金ももらえなくなるし、年に1回教団持ちで里帰りできたのも自腹になるし、経済的にはかなり不都合が生じる。それでも、貧乏に甘んじてでも日本のバプテスト教会のために働こうという覚悟の決断である。我々日本の信徒としても、なんとかできないもんじゃろか。経済的にも。そして南部バプを正気に戻すためにも。 ミクシィで岡田あーみんのコミュを見つける。すでに1000人以上の参加者を集め、しかも発言も非常にアクティヴ。スレ読みながら、死ぬほど膝を連打する。もちろん発作的に登録。でも参加者ほとんど女性だから肩身が狭いことこの上なし。しかしながいけんコミュより参加者多いとは思わなかった(さくらももこコミュの10倍以上いるのには大笑いしたが)。なんでこんなにいるんだ参加者。 そういえば以前、職場の新人(♀)と雑談してて、どういう訳かあーみんの話題が出たところ異常に盛り上がったことがあった。案外あーみんは幅広い層にトラウマを残しているらしい。天下の「りぼん」で何年も連載してりゃ当然か。あの破壊的ギャグを目にして忘却できる人間はそうはおるまい。ながいけん閣下も復活したんだし、あーみん先生もそろそろ筆を執ってくれんかのう。がんばれ集英社。「さくらももこに美貌をねたまれイビリ出されて寿引退した」とか無責任な噂は聞いているのだが。また描いてほしいにゃー。 てゆうか、個人的には是非ながいけん閣下と交配させたかった(ギャグ漫画家スタリオン)。ながいけん&岡田あーみん。あの二人の遺伝子をかけ合わせたら、どんなリズム感と異常言語感覚を持ったミュータントが誕生したかと思うと残念でならぬ。それこそギャグマンガの歴史は変わっただろうに。どっかで出会う機会はなかったもんかのう。ヨシヒロ王子とナオコ姫だって、出版社全然違うのに会ってツガってるんだし。富樫義博と武内直子がツガっても別に興味はないが(富樫はともかく武内の遺伝子にそれほど見るべき特性があるとは思えない)、ながいけんと岡田あーみんの子供は見たかった。すごく。このマッチングが成立しなかったのは、人類の歴史がまだ、その出会いに耐えうるほど熟していなかったせいかもしれん。ヒトという種が次のステージに移行する時はまだ来ていないらしい。 とりあえず岡田あーみんは、「マンガ史上最も悲壮感のない沖縄戦を描いたマンガ家」としても記録すべきだと思う。今でも忘れられないぞ、『お父さんは心配症』最終巻所収「あーみんの好き放題劇場」のひいばあちゃん(霊媒師)話。米軍上陸後の沖縄で夜の戦場を逃げ回る村人たち、そこに一条の光が。 「これは天の光じゃ! 天が我々に力を貸して下さったのじゃ! さあ次に光がきたら、みんないっせいに山に向かって走るのじゃ!」 自由の光に向かってダッシュする村人たち。ところがそれが実は米軍のサーチライトで、当然のごとく村人ご一行を機銃掃射がお出迎え。たちまち展開する阿鼻叫喚の地獄絵図(あーみん調)。「ヒィ〜〜〜!!」 「何をしておる、天の光が消えぬうち走らぬかーっ!」 沖縄地上戦を題材にしたマンガは数あれど、あれほど悲壮感のない戦争描写(実話なのに)は後にも先にもあーみん作品だけです。「さとうきび畑」100回聴いても、あのシーンは記憶から消えない。あんなジェノサイドシーンを描けるのは、宇宙に黒田硫黄か岡田あーみんしかいないだろうと本気で思う。 |
| 11月15日(月) |
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朝から雨。気温もいつもの11月並に低下。 紀宮様ケコーンの報。でも新潟県中越地震のため遅らせるとのこと。別に関係ないだろうに、とは思うのだが、16年前おじいさまが日本中を自粛させてしまった手前、こういう時は逆に面倒だ。日本の象徴も大変である。 日経朝刊の「春秋」読む。 > ▼生態を研究されている > カワセミは漢字で翡翠と > 書く。青緑色の羽が大変 > 美しい鳥で、宝石の翡翠 > の表記はそれに由来す > る。つがいを作るときに > は、雄が雌に捕まえた魚 > を口移しで与えて愛を育 > む。卵は雌と雄が交代で > 温めて孵す。お二人で協 > 力されてそんな仲むつま > じいご家庭を築かれるこ > とをお祈りしたい。 ……思わず、お二人が愛を育んでいる光景を想像。 それもよりによって辛酸なめ子の絵で。思い出すなあ『Saaya&Me』。 雨の中ダラダラ仕事。昼、雨の中サンポルタでエジプトカレー。午後もダラダラ仕事。定時にダラダラ帰る。 芳林堂でファンロード買ったついでに、ふと目についた松田洋子『まほおつかいミミッチ』第1巻(小学館IKKI COMIX、2004年)もゲット。SPA!の『リスペクター』以来何年ぶりだろう松田洋子。帰りの電車で、閣下のイラストエッセイ確認したのち『ミミッチ』読み始める。これが大当たり。めちゃめちゃ面白い。 お話の中心になるのは、見るからに貧乏ったらしい市営住宅に住まう母子2人。娘ミミッチは無認可保育園に通う魔法少女、ママは事故で魔法を使えなくなった元ヤン魔女のろくでなし。とにかくこの主人公ミミッチのキャラ設定が前代未聞で、その気になれば世界征服だってできる強大な魔力を持ちながら、生来のみみっちい性格と小市民的思考回路のため、全く魔法を有効利用できないのである。 現役時代ヤンキーとしてブイブイ言わせてた頃の昔話にふけるママを尻目に、せっせと内職(1個60銭のシール貼りから最近1個2円の景品袋詰めの仕事が回ってくるようになった)に励むミミッチ。そんなの魔法でドカッとやればいいだろとママに言われるのだが「ミミッチ、まだ10までしか数えらんないからドカッてしたらわかんなくなるよ」とベソをかき、魔法で現金を出せと言われても「日銀以外がお札発行したら偽札造りだよう、U(アンダー)14がやるゴトじゃないよう」と泣く。豪邸出せと言えば「土地にはもれなく持ち主がいるんだよう。勝手に家建てたらそこに住む前に捕まって『別荘』送りだよう」とおびえる。良く言えば一般常識を身につけた、悪く言えば夢のないイヤな保育園児だよう。 だいいちミミッチは人前で大っぴらに魔法を使うことができない。《魔法が使えるとなると、生活保護を打ち切られたり、市営住宅を追い出されたりしかねないので、ミミッチは困るのだ》。……魔女っ娘ものの定番「人前で魔法を使ってはいけない縛り」のパターンは数あれど、こんな生々しい理由がかつてあっただろうか。こんなやさぐれた魔女っ娘マンガいやだよう。 ペット禁止の市営住宅では使い魔ヤリクリ(猫)も家に置いてやれずノラ生活に甘んじさせ、2Lの卵パックの特売情報に幸せを感じ、おやつは自分の親指のツメ(親指がいちばん味が濃い)……なんかもう列記するだけでこっちの運気がモリモリ落ちていくような日常をせつなくやるせなく描いた、ほのぼのコメディだ。 インターネットなんかやっていると、ついこういう階層の人たちが視野に入らなくなってしまうが、パソコンどころか接続料も払えない層というのは確実にいて、こういうやさぐれた世界の中でやさぐれながら生き、子を作り、そして死んでいるのである。 もちろん、『リスペクター』でぼくらSPA!世代(死語)を悶絶昇天させた、あの冷徹すぎる社会観察眼と韻律を生かした独特の言語感覚は、年期を経てさらに磨きがかかっている。ミミッチとママ、ミミッチとライバルの金持ち魔女っ娘センナ、雷鳥保育園の園長(独裁者を目指す元土建屋)と保父さんたち(どう見てもヤ●ザの若衆)など、どいつもこいつも濃ゆいキャラが2人以上寄れば展開する、ヤバさ抜群の怒涛の松田調かけあい漫才には、大脳新皮質を存分にスピンさせられること受け合いだ。 そして、ただ貧乏や社会の現実を笑い飛ばしたやるせないブルースギャグにとどまらないのが『ミミッチ』のあなどれないところ。呑んだくれでギャンブル好きのダメ人間だが唯一の家族であるママを何だかんだ言いながら慕っているミミッチと、普段はろくでなしだが何だかんだ言って一人娘を愛しているママ。市営住宅で肩をよせあい生きる親子の絆が随所随所ににじみ出て、一番根底のところには妙なあったかみがある。いやまさか松田洋子のマンガでほろりとする日が来るとは思わなかった。俺に2兆円ぐらい資産があったらジ●リにアニメ化させたいぐらいだ。主人公が幼女だから宮●監督も大喜びで、好みのタイプの新人少女声優をミミッチにキャスティングすることだろう。ハウルがキムタクだからそのつながりで元ヤンのママは工藤静香か。美輪明宏の出番がなさそうなのが困ったところ。 あと、松田洋子の絵のうまさにも言及しとかなきゃならんな。この人むっちゃくちゃ、人間の微妙な表情を描くのがすっごくうまい。くれじじさんと似たタイプのスタンド使いのような気がする。どちらかと言えば写実的な絵柄が、鬱屈したキャラの微妙な感情を描き分ける上で十分に機能し、ミミッチもママもセンナもマンガの登場人物のくせにすごく人間くさい。人によってはけっこう「萌える」という人もいるんじゃないか。「ツリ目ぷに」って需要ありそうだし。しかも魔法少女だぞ。つうか俺、第8話のミミッチの魔法で人間に変身したヤリクリたんに萌えますたすいません。 とにかく、貧乏ったらしい装丁(スーパーの1色刷り広告の裏にカバーを刷っているという設定で、ちゃんと裏の商品名や値段がうっすら透けて見えるように薄い紙を使い、PPかけて強度を出している。オビもわざとリソグラフか何かで刷ったように文字がかすれてるしナナメだし)から何から芸も細かく、隅々まで大笑いできますので、昔『リスペクター』で笑った覚えのある奴はみんな読め。 ところで、奥付に連載担当編集者と単行本編集責任者の名前もクレジットされてるのには驚いた。鶴岡さんが昔LPOで「雑誌連載マンガの単行本は、担当編集者が誰だったかまでクレジットしてくれないと正確な作品評価ができない」と言っていたが、やっとそこまで対応してくれる時代になったみたいですね。長生きするのも悪いことばかりではない。 チキン空揚とメンチカツ買って帰って食って寝る。 |
| 11月16日(火) |
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横田めぐみさんの「遺骨」とやらが、どっかの馬の骨と判明。予想はしてましたが、本当にしょうもない国ですな。狡猾っていうんじゃなくて、やることなすことほとんど小学生レベル、という意味での「しょうもない」ですが。内に向けては国家を健全に運営し、外に向けては諸外国と共存共栄をはかる、という近代国家の根本たる2本柱すら守る気がない、守る能力もない国。 でも、思えば北朝鮮も、数十年にわたる金日成独裁体制下、ここまでズルズル国を朽ち果てさせ、やっと首領様死んだはいいけれど、気がついたら国には資源もなく、産業もまるで育たず、環境破壊も絶望的、ときたもんだ。こんな状況で、今さらどうやって普通の国に戻れと。こんな国、俺が国政任されてもどうしたらいいのかアタマ抱える。山一証券の号泣敗戦処理担当社長どころの話ではない。「力」のない国は、そりゃ小学生みたいにデマカセとワガママで生きていくしかありませんわな。その点は分かる。同情はしないけど。許しもしないけど。 とりあえず♪あんあんあん、イ〜ミテーション骨壷〜♪とか♪渡せ渡せ遺骨を渡せー、北朝鮮に悪魔は宿るー♪とか歌う。 今日もダラダラ仕事。昼、ティーヌンで鳥あんかけごはんとセンレクヘン。今日も定時で帰れるかと思ったが、夕方雑誌のゲラがどっさり出てきて1時間残業。パン3個買ってコーヒー入れて食って寝る。ふぬけきる。 |
| 11月17日(水) |
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ダラダラ病こじらせ、さっぱり治らず。昼、大昌苑で焼肉定食。肉ぐらいでダラダラが治るわけはないのだが。 つうかこれはもう、超巨大本の燃え尽き症状だと思うことにする。先月は肉体的にも精神的にもいろいろ疲れたし。 そんな中、唯一の楽しみは、その超巨大本がどんだけ売れるかですが。 夕方、関西方面を回っている営業ビトさんから電話。例の超巨大本、非常に評判がいいらしい。もう何件も注文をとったそうだ。先日バラまいたDMの返事も一昨日あたりからちょくちょく舞い戻ってきている。すごいな、個人で買う人がいるんだこんな高い本。あっちのマーケットはよほど平均可処分所得が多いとみえる。中には「DMに入れた内容見本をもっとくれ」なんて電話まで来てるそうだ。おいおい、ふつうDMなんて資源ゴミへの直行便と決まってるだろうに、なんだこの支持率は。著者の力か。たいしたもんである。刊行1週間前にしてすでに3箇所も細かい間違いが見つかっているのだが、それでも素知らぬ顔をして売らねばならぬのが心苦しい。 今年度後半は、様々なアクシデント(主に著者の怠慢)が重なり他の出版計画がズタボロ状態なので、せめてこの本で一発当てておかんと年も越せん。とにかく書店の店頭に平積みしておいて売れるような本ではない。そして、図書館(公共・学校とも)や可処分所得の多い好事家を地道にこまめに狙い打ちにしていくしかない。レーザー誘導爆弾によるピンポイント爆撃であるな。単価が高いから、1冊2冊の注文でも大きい。なんせ去年出した「例の本」の12倍もするんだ。1冊売れりゃあ「例の本」12冊売れるのと同じ。83冊売れれば「例の本」およそ1000冊分近い売上だ。なに計算してんだか。いや、皮算用って楽しいですよやっぱ。ありがたやありがたや。だが、まだ肝心の本が出てないので安心はできん。今、京都大震災でも起こった日にゃウチの職場マジで破滅だ。たのむぞ印刷所。 帰ってレンジでパスタ煮てボロネーズぶっかけて食って。ただ生きる。 |
| 11月18日(木) |
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午前中、外で会議。業界誌の原稿〆切、年末進行でかなり繰り上がる。ヒー(涙)。職場に帰ってから、超巨大本の今後の販売戦略に関していろいろ密談。うわ、そんなにカネかけるか。まあそりゃ今後のこともあるし、あのお方に逢っておくのもいいかもしんないけど、媒体の宣伝力とコストパフォーマンスを考えるとそうやすやすと賛成は……はいはいわかりました営業のことはそちらにおまかせしますので。貧乏症な俺がいけないのか。それにしても豪快な話だ。 TVチャンピオン「小学生IQ王選手権」観る。こないだ「TEST THE NATION」見逃した代償行為というわけじゃありませんけど。断片的文字から単語を類推する問題は、語彙が増えたぶん、むしろ昔より得意になったぐらいだが、「あるなし問題」がずいぶん苦手になったなあと痛感。大学以来いっぱしにモノを考えるようになって十数年。論理的思考の訓練と引き換えに、脳味噌の柔軟性が落ちてきた模様。人間、何かを極めようとしたら別の何かを捨てなければならない。何も捨てたくなくて全てにしがみついて結局全てにおいて半端者な俺ですら、このザマでして。 まーこの歳になって「やわらかアタマ」も何もあったもんじゃないけどな。「やわらかアタマ」てのはつまり「可能性」であって。その「可能性」をどの方向にも伸ばさず、ただ「可能性」の状態で保持し続けたまんまでは、奇人変人本によく出てくる、ゴミ屋敷で何百万ドルもタンスに貯め込んでるババアみたいなもんで。それでも、ババア当人にしてみればそれで幸せかもしんないので、何とも言えませんけど。 千葉テレビのニュース観る。小宮山が閻魔大王に舌とまちがえてアゴつままれムリヤリ引き伸ばされたようなツラのロッテドラフト2位・手嶌に一気にホレる。チームメイトも「プロに入っても胸じゃなくてアゴをはって(笑」とひどいエールを送るほどの、ほれぼれするアゴぶりだ。こう似顔絵描きやすい選手が入ってきてくれるとうれしいにゃー。しかも着メロが「サザエさん」てのは、素だとしたらなかなかの逸材。今年は拓大紅陵の先輩が相次いでトレード(立川)・引退(幸彦)してしまったが、先輩達の分まで御当地力士の意地を見せてくれ。うなれアゴ魔球。 春からょぅι゛ょイタズラ事件が頻発していた奈良の都で、ついに誘拐殺人発生。この犯人、被害者の持っていたケータイから母親宛に「娘はもらった」とメールしたとか。正気とは思えない。それともよほど「自分は捕まらない」と自信を持っているのか。てことは、これまでの一連のイタズラもこいつの仕業かもな。「ここまでやっても捕まらなかったんだから」と変な自信を持っちゃって。検挙率低下が犯罪抑止力を減衰させ、さらなる検挙率低下につながっていくスパイラル。 23歳全裸男がデスレース2004。こっちは検挙率低下との因果関係はなかろう。検挙率100パーでもこういうことやる奴はやる。これはもうしょうがない。どんなに医学が発達しても、ウン万人に一人の難病が確率的に発生するようなもんで。 |
| 11月19日(金) |
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ブレーカーが落ちた。(カラダのブレーカーね。) 午後、目の奥がギャーンと痛くなり、モニタも見ていられないので定時ちょっと過ぎにタイムカード押してさよーならー。 かろうじてスパゲッティゆでてレトルトのボロネーズぶっかけ胃に収めて薬飲んで20時前に寝る。ミクシィもニュースも観なかった。奈良の「娘はもらった」とか全裸男のデスレース2004とか、何か続報はありましたか。まったく、クルマ乗り回したりょぅι゛ょ誘拐殺人したりできる健康健全な肉体を持ちながらナニをやっておるのか君らは。健康でなきゃ犯罪なんて犯せませんしね。ああ、犯罪犯せるぐらい健康になりたや。 |
| 11月20日(土) |
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0830起床。シャワー浴びて洗濯しながら朝食。やはり観てしまう『ビューティフルジョー』、お熱いこって。『ケロロ軍曹』、ほのぼのと。恋には費用対効果もへったくれもなし。 明日はコミティア。ということで、逃避行動として学会紀要寄稿用に荻原雄一著『サンタクロース学』(夏目書房、2001年)の書評書く。もちろん筆の異常に遅い俺が1日で書けるわけもなく、11時から17時までやっても出だしと骨格ぐらいしか出来ず。間に合わないだろうな。 西友で空揚げ弁当買って食って、やっとコミティアの準備。と言っても別に新刊もなく、荷物をまとめるのみ。 |
| 11月21日(日) |
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朝刊にメディアファクトリーの「マジックツリーハウス」シリーズ第12巻『夜明けの巨大地震』の広告。ネタがネタだけに、時節柄TV番組やCDだったらまずリリース延期ものだろうが、出版はそうはいかん。メディアファクトリーといえど、これだけの子供向け売れ線タイトルでクリスマス商戦を逃すのは死活問題らしい。つくづく小さいマーケットだよう。 コミティア、サークル参加。はからずも今年最後のイベント参加となったので(号泣)そこそこ気合い入れて望む。 しかし、ビッグサイト東館に着いたところで、コミティアの封筒だと思ってカバンに入れていた封筒が違うモノだと判明。その場でギャアーとなって税関のごとき持ち物検査。別のところに入っててホッとしましたが、あー冷汗かいた。……やっぱ気合いが足りんのかなあ。 机の半分に『大宗教学』積んで、もう半分は、こっそり20箇所ほど訂正を施した「例の本」第3版とか、乳香没薬のカプセルとか、ノルウェー/スウェーデン/フィンランド/インディアナ州のサンタさんから来た手紙とかばらまいて、すっかりクリスマスモードにしてみた。しかしさすがに11月21日にクリスマスは早いのう。せめて来月アタマなら。 開場してみると、親子連れがわりと立ち止まる。子供がかなり敏感にクリスマスディスプレイに反応するのだが、それをママンがほらほらさっさと歩いた歩いた急がないとドコソコのティア合わせ新刊が完売しちゃうよもし買い逃したら貴様殴る蹴るの虐待を加えるぞゴルァってなかんじで手ェ引っぱって行ってしまう、そんなパターンが何度も。 あまりアチコチ回る気分でもなく、チェックしたとこのみ回って、ほとんどブースにはりつく。ひょっこりくれじじさんが現れたので驚く。コミティアは初めてとのことなので、いくつかサークル(主にギャグ)をお薦め。小杉あやさんから冬コミの入場証を賜る。お礼、というわけではないが、ウチの職場から出したフラワーアレンジメントの本を献呈。 以後もダラダラ売り続ける。閉場間際、館内に新幹線メロが鳴る。あれ、と思ったらBAND AIDだった(笑)。まーなんだかんだで6200円の売り上げ。参加料ぐらいは出ましたか。 新田五郎さん田野さん児玉さんすずきマサユキさんと銀座で中華鍋食べ放題食ってひどい話に花を咲かせ、満腹になって帰る。 疲れました。でも明日は一日会議だから休めない。よし23日は寝てやる。……ともいかないんだよな。コミケがなくても大変だ。 |
| 11月22日(月) |
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9時から、週アタマの定例打ち合わせ。それから会議の書類作り。 10時、サントクで茶菓子、MARBUでケーキ買う。 10時半から年に4度の専門書企画会議。えらい先生方ぞろぞろ。 11時、もう梅もとの宅配弁当が届く。早すぎ。会議、順調に進む。 12時、1575円の会席弁当食う。さすがにそこそこのお味。ごはんは冷たいけど。会議、なおも順調に進む。 13時半、早くもケーキと紅茶出す。 14時半、会議終わる。そんなに協議事項少なかったっけ。会議室の片付け、洗い物など。余った茶菓子はお茶部屋へ。 15時、他の部署の人たちが余り菓子ぱくぱく食らってるのを尻目に会議経費の精算、雑誌の校正、書評頼んだ先生に本発送など。 16時半、著者から戻ってきた校正ゲラを印刷所の営業さんに渡す。 17時、タイムカード押して私用で冊子小包作ったりしてたら、営業から広告用のデータをくれと言われてサービス残業。 18時、退社。冊子小包投函。無事届いてくれよイタリアへ。学会誌原稿用の本をポストイットまみれにしながら帰る。神戸屋で適当なパン3個と明日の食パン買う。 1920帰宅。ポストにローテローゼのDM。ああ畜生ドイツワインうまそうだなー甘口のフルーティーなやつをこうキンキンに冷やしたとこをグラスにトクトクトクトクと注いでムーンストーン色のたぷんたぷんとしたのをこうグラスん中でくゆらしてほわんと甘いアロマを楽しんでおもむろにキューッとやってプハーこの一杯のために生きてるようなもんだわーとかやりてえなオイ、とカタログ観ながら一人で萌える。なんかつくづく俺の酒の好みはオコチャマだなあと。ドイツワインはドイツワインでも、フランケンの重厚な辛口の味はまだ楽しみきれないし。日本酒もヘビーボディなのよりは酔心とか武甲正宗とかスキッとした甘口のにばかり惹かれるし。ひょっとしたら俺、酒キライなのか。 パン食ってコーヒー飲んで。ネット観たり月刊歌謡曲2004年総集編見たりしてダラダラと。今日はとっとと寝よう、と思いながらつい0時過ぎる。学会紀要原稿も特に進まず。つけっぱなしのTVは『あしたまにあーな』。まさか濱田マリの声でコスプレダンパやコミックシティの情報が紹介される日が来るとは思わなかった。つうかどういう基準でイベント選んでるのか分からないんですが>あしたまにあーな。 いいからとっとと寝とけ俺。 疲れてんだろ。精神的にも肉体的にも。 |
| 11月23日(火) |
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0900起床。快晴。洗濯と布団干し。そして学会原稿に悪戦苦闘。煮詰まった。 煮詰まったので、文化庁のおしごとで韓国巡業に出る快楽亭ブラック師匠(どういう人選だ)の壮行会に急遽申し込み。電車内でワーと会場までのコース調べ。浅草の電車・地下鉄空白地帯のド真ん中だが、都バス路線図を見ると1本だけそば通ってる路線ハケーン。上野松坂屋からバスに乗り、測ったようなジャストタイミングでちゃんこ屋「三七三」に合流。もっとも、場はもうデキ上がり済み。 しばらくして議長、開田あや先生も来。2000頃QPさん来。コミケ落選の話など。今回は古株サークルでも、ちょっとでも申込書に不備があったらそれを口実に落とされているらしい。ああ、アレか。心当たりを思い出し頭を抱える。 2150辞去。2200、ちょうどさっき乗ったバスの逆方向最終便が来て帰る。 学会原稿はなんかもういいやって感じ。すっかりふぬけ病をこじらせてます。 |
| 11月24日(水) |
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読売朝刊。「編集手帳」がNEETにしきりに「仕事しろ」と訴えてはいるが、「若いうちにブラブラしてんのはもったいない」以上のことを言えてないので残念ながらなんの説得力もない。NEETの深刻な点は、「生活に困ってない」ところにある。生活が苦しければイヤでも働かなければ生きていけないが、別に生活に困ってるわけでもないNEETをムリに働かせて税金年金保険料をせしめようと思ったら、別の「論理」を与えなければならない。その「論理」を見い出せないところが、この問題の最大のネックである。 つうか、NEETが全員求職始めたところで、実際問題として、そんな大量の受け皿(=NEET好みの仕事)があるのか? NEETがみんなハローワーク押しかけたら、失業率がドンと上昇するだけなんじゃないかと思うんだが。 超巨大本、当初の計画通りいよいよ明日午前中納入の運びに。京都の印刷所からはもう梱包発送したとのこと。でもまだ安心はできない。実物をこの目で見るまでは。ただ、実物来ても中は見ないけど。ああアレはアアすればよかった、アレももっとアア見せればよかった、アレとかアレも載せたかった、などなど後悔の念があとからあとからわいてきて俺をさいなむだけですので。あー見たくない見たくない見たくない。それでも事前注文は続々と舞い込む。俺の与り知らないところではCD/DVD化の話までトントン拍子に進んでいるそうですが。いいのか本当に。 本が出る直前にここまでナーバスというかマタニティブルーに陥ったのは、去年の秋、自分で書いた「例の本」が出た時以来だ。自著並みにカリカリ来るとは、案外俺、この本に愛着持ってるのか。 朝から肩がバリバリしてたのが、昼頃には頭まで痛くなる。タントタントでカキフライ定食たいらげタウリン補給、頭痛薬とビタミン剤飲んでダラダラ仕事してたら、17時頃には治る。でも明日は超巨大本持って著者邸へご挨拶に行くので、無理はせずとっとと帰っておく。 帰りに桜井のりお『子供学級』第1巻(秋田書店、2004年)読む。ええーっ桜井のりおって女だったのか! 言われてみると、編集部が規制してるわけでもないのに極端にパンチラを忌避する潔癖さとか、過激なくせにどっか上品なペンタッチとか、今までひっかかっていたいろいろなポイントに合点がいく。幾つものミッシングリンクが、一瞬にしてがしがし繋がる快感。にしても末恐ろしい新人が出てきたなあ。今でこそ尊敬する浜岡賢次大先生の影響下にある桜井だが、まだ19歳と若いし、ここから徐々に独自の色をつけていくだろう。てゆうかつけなきゃ困るんだが。今後どういう進化をとげてくれるのか。そして、小島梅子のエロ同人を描いたら児ポ法にひっかかるのかどうかとどうでもいい問題に思いを馳せる。設定では22歳なのでOKだと思うが。 サバ弁当もぐもぐ食べつつ『トリビアの泉』観てると、ロッテの黒歴史「URE・P」が出て笑い転げる。ダメだよおー「URE・P」は反則だよおー勘弁してくれよおー。半ズボン姿でほほえむ伊良部が表紙の号が出なかっただけいいか。アレ電波に乗ったら伊良部割腹しかねないし。 水戸で19歳ヒッキーが一家全員撲殺。凶器は鉄アレーイ。健康は幸福の十分条件ではあっても必要条件ではないらしい。一家撲殺できる健康な肉体をもちながらなにやっとるのか君は。 |
| 11月25日(木)【ここまでは2005.01.29更新】 |
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正午前、ようやく超巨大本が届く。でも運送会社が手配ミスして、職場に届く本(20梱包)と直接取次に納入する本(35梱包)を取り違えやがってギャワーとなる。どこまで俺の胃を痛くさせれば気が済むのかこの本は。志乃原で野菜天せいろ。 1330、上司と連れ立って出発。1430著者邸到着。著者献呈分3冊と追加著者買い分3冊ぶら下げて。1冊1,270グラムもあるので結構な荷物だ。 30年の研究の集大成がやっと本になった先生の喜びようったらそりゃもう大概でなく。いきなり玄関にアンティークの手織りジュウタン敷いて待ち構えてるし。当時の地図をあしらった重厚かつ上品な装幀にニコニコの先生。奥様と並んでページを繰りながら、校正ゲラとは比べ物にならん綺麗な本文印刷にニコニコの先生。一方、何か粗相でも見つかったら殺されかねんとガクガクブルブルの俺。とりあえずこの場ではミスは確認されず。先生大満足のご様子で、ほっと一安心。 まったく、今年の仕事始めからずっと泣かされてきた困った仕事ではあったが、超一流の学者の超一流の研究に協力できたのは正直うれしい。なんせ自分じゃこれだけの研究をする脳味噌も気力体力もありませんので。 俺にあるのは、探し物の能力だけです。その唯一のスタンド能力を発揮して、資料や情報からヒトサマの仕事のアラまで探して探して探しまくって、提示するだけ。自分一人では何も造り出せないあわれな生き物です。いかに優秀な検索プログラムがあろうと、グーグル単体じゃ情報サイトとして成立しない。それと同じです。だから大学にも残れずモノカキにもなれず、こんな仕事でごはん食べてるんですけど。そして、対人恐怖症の引きこもり体質のくせに人のいる所(ニフティとかミクシィとか学会とか)にいないと生きて行けないアンビバレンツな性分も、この「単体では何の役にも立ちゃしない」スタンド能力の性質に起因するのかもしれないですけど。ま、ヒトサマの役に立つのがイヤというわけじゃないんで、これでいいんですけどね。ましてやコレでお給金いただいてるんですから。 調子に乗って先生にサインを強要する。人へのプレゼントにするため著者にサインをねだったことはあるが、自分用にもらったのは初めてかもしれん。はずかしい真似を。 読売夕刊。近年アホほど増えて在来の小魚を食いまくるブラックバスをなんとかする目的で公布された「外来種被害防止法」、そこから肝心のブラックバスを規制外にしろと釣り業界が強力なロビー活動をしているそうな。なに無茶を言ってるのか。それって「オウム規制法からオウムを適用外にしろ」と言うようなもんじゃないのか。まあ、言ってる人たちもオウムなんじゃしょうがない(←ひでえ)。 そもそもバス釣りってのは、言ってみれば日本の自然の山林ぶっつぶして無理矢理ブリテン島の野原再現したゴルフ場作って遊ぶのと同じ「環境破壊型遊戯」で、そんな胸張って威張れた義理ではなかろうに。つまり、遊びのために環境破壊できるほどの力を持ったお金持ち様の娯楽なんだよな。バス釣りはすでにウン百億円市場というし、そら強いわ。生態系ぶっこわしてゲームのためにありえない自然環境造り出して、やれアウトドアでござい健康的でございってな自己満足にひたれるという点でも、バス釣りとゴルフはよーく似てるなと。 釣り糸垂れてる水の中でいったい何が起こっているのか。バス釣りにハマると、そんな程度の想像力すら失ってしまうのだろうか。その偏光グラスは伊達か。 水戸の次は土浦で28歳ヒッキーの一家みなごろし。こんどの得物は包丁とトンカチ。ヒッキーの武装蜂起でも発動したのか。立て万国のヒッキーよ、とばかりに。でもヒッキーだから武装蜂起と言っても徒党を組むわけでもなく各家庭単位での蜂起となりこんなかんじに。 学会紀要、残りページは2Pと。ダメだあーとてもそんな分量にまとめられねえー。今回はパスだパス。やっぱこういう時のためにプール原稿って作っておくべきだなあ、と別に筆でごはん食べてるわけでもないのに痛感する。 ボロネーズすすりながら『アンビリーバボー』観る。第六感テスト、全然分からない。俺が今まで生きてこられたのは第六感のおかげではなく、単に君子危うきに近寄らない習性のためらしい。 2200過ぎ、今ごろ先生はシャンパンで祝杯あげてらっしゃる頃だと思うので、つられてワインを開けてみる。先日ワイン市の福袋で当たった、ヨハン・ルック醸造所の弱発泡。ほのかな辛口で、元々の酸味と炭酸のピリピリがほどよくマッチ。ちょっと辛口にも開眼したかもしんない。なんか無性にザワークラウトが食いたくなった。でもそんなもん冷蔵庫にないので柿ピーかじっとく。ぼりぼり。 |
| 11月26日(金) |
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水曜からずっと、2月刊行本の索引チェックをダラダラと。その合間、超巨大本の注文状況を聞きながら自分の手柄でもないのにエヘラエヘラする。そのくらいしか楽しみがないんですよ分かって。いやほんとこれは、書評が載ったり口コミが流れたからと言ってドカンと売れるような本じゃない、こまめにピンポイント爆撃で売るタイプの商品だ。すべて営業方頼み。また逆に営業としても「売れば売れる」本はやりがいはあるだろう。埋蔵量豊富な鉱山で宝石掘るようなかんじで。 実際爆撃の戦果は上々。「直売がクセになりそう」という声まで(笑)。もちろん単価高い商品だからできることであって、普通のコマい本でいちいち直売してたらしにます。そこはいかに中間マージン取られようと取次に頼らなければならん。そりゃ人手の多い大出版社なら直に注文聞いて販売することもできるだろうけど、出版点数ばかり多くて人手のない小さいトコはそうはいかん。たまにはこういう「やりがいのある仕事」で楽しむことも大事ですが、こういうヤマはあくまで特例。 大昌苑で焼肉定食食ってリキつけて、午後もダラダラ索引チェックして帰る。夕刊紙トップ記事はコクドの株式担当者入水自殺。もちろん、記者も読者も本当に自殺とは思ってないだろう。行間にびっしりと「消された」って書いてあるのがはっきり読める始末。 さぼてんカキフライ弁当をアテに、昨日開けたスパークリングをまた1杯。ニュース観る。4様の出待ちが将棋倒しで10人ケガ。この熱狂的韓流ブーム、はたして何パーセントが純粋に自分の感性で4様たちのことをイイと思ってやっているのか。つうか、好きなら好きでもう少し落ちつけばいいのに、あそこまで熱狂暴走するのは、純粋な個人的「好き」感覚だけでは説明できないような気がする。アレはもはや、「みんなが欲しがるからつられて熱狂」している状態なんじゃないかと。誰もが「周りが熱狂しているから」と各々もヒートアップし、結果、核融合反応のごとく集団全体のスタンピードに拍車がかかるシステム。その点で言えば、あんがい1981、2年頃のガンプラブーム、いや、1972年のトイレットペーパーブームに近い様相を呈しているように見えるんですが。 いやいや我らオタクもあのおばちゃんたちを笑えませんよ。コミケ開場直後に走り出す人たちなんか、4様の追っかけと全く同類だと思いますけどね。本当にその作家さん好きなのか。何時間も並んで買うほどの価値をそこに見い出しているのか。特に、買った同人誌即座に転売する人たちなんか、4様ファンよりもっと俗物だと思いますがどうよ。 まあ、俺みたいに放映終了から2年経とうとしてるのにまだコメットさんコメットさんと騒いでる奴のほうが少数派なんでしょう。地下鉄サリン事件から10年近く、坂本弁護士事件から15年も経つのにまだオウム替え歌作ってる奴なんかいったい何者かと。あの一億総オウムウォッチャーになった時代も、なんかヘンだった。オウムがいまだ生き残ってるのは、あの騒ぎで社会が無駄なエネルギーを浪費して、肝心の「オウムをぶっつぶすエネルギー」まで消費しちまったせいだと思うんですが。 そのデンで行けば、はたして3年後4年後、変わらず韓国の俳優を追いかけ続けるファンが何パーセント残るやら。ちょっと日韓関係が冷えきれば、すぐに4様なんぞ忘れ去られそうだけど。 |
| 11月27日(土) |
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洗濯。先日から洗濯洗剤を液体のトップ浸透ジェルに代えてるんだけど、妙においしそうな甘いニオイがして、飲みたくなるのが難点。子供のいる家で使うとけっこうあぶないと思う。かと言って都市ガスみたいに腐れタマネギのスメルをつけるわけにも。洗剤業界のジレンマ。 1130頃電話がかかる。また不動産屋かと思って取らないでいたら、合唱の先生からだったのであわてて受話器取る。昨日超巨大本を献呈したのが届いて、さっそくわざわざお礼のお電話を下さった次第。ひー(恐縮)。 いやはやとんだご無礼をしでかすところだった。こういうことがあるから、セールス電話は迷惑だ。こっちもこう電話かかってくるたびにビクビクして。このぶんだと、ケータイ持った日にゃ発狂するな俺。迷惑メール着信するたんびにビクッとなって。 そんなサタデーモーニング。 冬の学会誌の〆切も終わったし。今日こそ表サイトの日記を更新しなくちゃ。まだ日本トンデモ本大賞の日記もUPしてない有り様で。いつだよ大賞って。6月19日だよ。何ヶ月ためてんだこのグズは。資料整理という名の部屋掃除もしなきゃ。いろいろ買ったまま忘れてるレア資料が死蔵されてる気がするし。いやほんとに、コミケ落ちた時ぐらい内政の充実に努めろと。 奈良の事件に関し、大谷昭宏が「フィギュア萌え族」とか言い出したのが話題になっている。思いつきだけで口からデマカセ言う人ってのは確実にいます。つうか俺がそういう一人だからよくわかる。それでも、同人誌とかネット日記やブログならいざしらず、TVでそれやられたらたまりませんよ。俺だってもしそういう巨大なメディアで発言を求められたら……俺なら断るな。こんなまだ犯人像も何も分からない段階で。現在明らかな犯人の直接的情報から分かるのは、ヒトに「スゲエ」と思われたいという自己顕示欲だけ。少女を死体にして写真撮っただけで「犯人はフィギュアに萌える」なんて決めつけられるなら、ナチスもフィギュア萌えですか。だいたい生身の人間をフィギュアに加工するなんてめんどくさいマネ誰がするか。 日記、日中はエンジンかからず、日没後やっと点火。6月末までUP。 |
| 11月28日(日) |
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教会行って帰って。ごはん食べて昼寝して合唱の練習して。冬コミ受かってたら考えられない、余裕ぶっこいた日曜日。余裕ぶっこきすぎて夜更かし。こういう日こそさっさと寝ればいいのに。いいかげん自己管理を。 |
| 11月29日(月) |
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4様おっかけ将棋倒し事故のニュース、巻き込まれかけたババアが「ファンのせいじゃない、警備の不備のせいだ」と強弁する姿に、やっぱり人間ってオモシレーと思う。 そしたら4様ファンの呪いはテキメンで、肩がバリバリ痛む。引き続き索引のチェックにとりかかるが、目も開けられず、頭痛まで出るありさま。いやこれは呪いどころかカゼかもしれん。葛根湯飲んでおく。昼、一歩で焼肉定食食って、エスファイトゴールドとナロンエースも投与。今夜は飲み会、しかも「例の本」の重版を祝って職場有志が開いてくれる宴席だというのに、こんな日にカゼひくとはのう。1700、ついにカゼ薬投与。 1830、なんとかフラフラと会場に行ってみる。せっかくなので最初の乾杯でウーロン茶ひとなめだけして失礼させてもらうつもりだったが、座っているうちに徐々に回復してくる。文字から目を離したのがよかったのかもしれん。やっぱり索引チェックという地味な仕事はかなりストレスがかかる模様。 有志のみなさまから、「例の本」を造り出した俺へのもったいないばかりのおほめの言葉をいただく。「例の本」にちなみ、モロゾフのチョコ入りアドベントカレンダー、サンタの帽子とヒゲ(笑)をもらった上に、わざわざパソコンで作った賞状まで渡され恐縮。ここまで必要以上に功業を称えられると、なにか別の目論みがあるんじゃないかと勘ぐりたくもなる。もちろん俺個人への好意だけでこの酒宴が開かれたわけはなく、もっと広い意味があることは分かってます。まー俺は彼らと違って「『居場所』の維持」を至上命題として動く保守的・消極的なタイプの虫ケラですが、それでも目指す方向と方法論が一致するかぎりにおいてはいくらでも協力しますので。虫ケラだけに虫ケラレベルのことしかできませんけど。次の悪だくみもそろそろ仕込んでおきますか。 飲み物は用心してホットウーロン茶だけにしておくが、ありがたいことに食欲は旺盛だったので、食うほうはそれなりにガツガツ食う。帰ってさっさと寝る。 |
| 11月30日(火)【ここまでは2005.02.05更新】 |
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人口過疎地の住人より、過密地の住人の方が、無差別殺人に走りやすいのでは、という仮説。 あまり人間が多すぎるところで生活していると、自分以外の人間がみんな大量生産品に見える。てゆうか、そう見えてないと生活できないし。 電車で俺と密着してるおっさんおばはんにーちゃんねーちゃん、その一人一人に、それぞれの人生、バックボーン、思い、トラウマ、可能性が(自分と同様)ギッシリ詰まっているなんて考えてたら頭おかしくなる。すくなくとも俺は発狂します。 だから人口過密地の住人は、その恐怖に耐えるため、人類なら各自標準装備しているはずの「我も人なり、彼も人なり」スイッチを常時オフにすることによって都市生活に適応している。 だから、ヒト殺して回ったあとで「誰でもよかった」とかほざく手合いの気持ちを、なんで都市生活者であるマスコミビトや識者の皆様は理解できないんだと。 ああいう連中が人殺す理由は、皆様が言う「心の闇」とかじゃなくて、もっと単純シンプルに、ほんとに誰殺しても同じなんだよ。 つうか、みんな理解してるくせしてしてないフリをするために、「心の闇」なんて茫漠としたどうとでも取れる用語で自分をごまかしてるだけじゃないのか。おまえらだって、自分以外の人間が大量生産品に見えてるんじゃないのか。違うか? 同様に、特定のよく知っている人間を一人殺すより、知らない奴を無差別に10万人ぐらいジェノサイドするほうが、案外抵抗なくやってしまえるんだよな。匿名の有象無象なら、けっこう殺しやすいもんだ。 そう考えると、犯罪や厄介事から身を守るための「匿名性」が、かえって犯罪の歯止めをなくす場合もあるのかな、と。 でも、この多すぎる人間がみんな自分と同様「人間」だと意識しちまうと、こちらの神経がもたないし。 人類、増えすぎたのかな。 ……昨日の中華と睡眠で体調が戻ったと思ったら、さっそく脳が暴走したらしく、今朝も通勤中ふと「スイッチ」が入り、ガクガクブルブルしながらそんなドウデモなことを考える。きちがい。 こういう奴は常時カゼでもひいておいたほうが人類の平和のためにはいいのかもしれない。 昼、紅梅でエビ・カキフライ・ジャンボシューマイ盛り合わせ定食。スポニチ読む。刊行間際の4様写真集が実は本人の許可取ってなくて出版差し止めくらった文藝春秋が、「許可取ってるニダ」とウソついてた韓国人カメラマンに1億7000万円の賠償請求訴訟。 出版に関しては、つくづく韓国とのビジネスは鬼門である。もっと重工業など大きな商いならアチラにもそれなりの国際感覚はついているんだろうが、こと文化事業の分野となると、こないだまで文化的には国交断絶状態の海賊版出しまくり状態だったせいか、いまだビジネスに対する共通理解というものが構築されていないらしい。 そもそも、どちらも「契約」になじまず口約束を重んずる国民性な上に、その文書になっていない約束ごとの解釈でも、相手の善意を無邪気に期待する日本と、なんでも自分に有利に解釈する韓国では、衝突するのは火を見るより明らか(そして泣きを見るのが日本側であることも明らか)である。 ウチの小さな職場ですら、「韓国で翻訳したい」とかその手の話があるたびワガママや話の違いに泣かされてきたエピソードには事欠かない。「韓国とは必要以上にビジネスをするな」というのがウチの不文律にまでなっている。歴史認識とかそういうのとは全く別にして、本当にビジネス相手として向かないんだよ。ビジネスの基本中の基本:「双方にとってトクになる取引」という感覚が、挑戦民族にはそもそもないんじゃないかと疑いたくもなる。ぶったくるかぶったくられるかというバトルファイトがかの民族の「ビジネス」なのかもしれん。 その特質をより色濃く保存している国との外交交渉が空回りするのも当然である。馬の骨つかまされてもやむなし。「共存共栄」なんていう発想がないんだから。もっと「右手に援助、左手に経済制裁」てな構えでグイグイ押すぐらいのほうが、実はあんがいコトは進むんじゃないかな。共存共栄よりも、どっちが有利な立場なのか、上下関係をはっきりさせるかんじで。 午後も雑誌の責了のあとはひたすら索引確認。廊下でなんかゴソゴソ工事やってると思ったら、緑の公衆電話が撤去されていた。ちょっと待て、俺ケータイ持ってないからけっこうここの電話使ってたのに、持ってくなよー! これからは私用で電話するたびにわざわざ1階まで降りなきゃいかんのか。ケータイ持ってない人種はどんどん日陰に追いやられるのう。 パソコンもメアドも持ってないと就職活動すらできないなど昨今「ギア差別」ははなはだしいものがある。技術革新は世のならいではあるが、これで本当にいいのかなあとは思う。 1700頃になるといいかげん肩もこってきて、なんとなーく昨日の朝程度の体調に。用心にこしたこたないので1800退社。芳林堂に寄る。「ザ・リバティ」の特集がイエスだったんで思わず買う。小説売り場に葛西さんの昔の本が2冊あったんで買う。『エクスカリバー武芸帖』(2001年・電撃文庫)読む。台湾で翻訳版出すことになってもそのまま使えそうな、モンスター名の当て字がうまーい。 西友のハンバーグ&立田揚げ弁当食べて寝る。 |
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