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| 3月1日(火) |
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8時間寝たんで、体はわりとピンピンしてる。今日はそこそこ仕事になりそうです。その合間に、金にならなそうなバイトの話などこっそり。昼、紅梅でチキンソテー。1940頃まで楽譜見る。 2100帰宅。パスタあっためてたら電話。取ってみたら、ニフティの下請けさん。なんだ一昨日の留守電もそちらさんでしたか。予定すり合わせ。13日早朝ということに。とほほ。 【今日の暴言】 宗教の信者が犯罪犯すと 「だから宗教はダメなんだ」と非難されるが。 無宗教者が犯罪犯しても 「だから無宗教はダメなんだ」とは誰も言わない。 宗教者には倫理が要求されるが、 無宗教者には誰も倫理を要求しない。 不公平な気がするんですが。 でも実は、信者の犯罪がとやかく言われるのは、 世人が「宗教」というものにある種の期待をかけていることの 裏返しとも言える。 誰も「宗教」に期待していなければ、 その倫理も問われることはない。 逆に、無宗教者の犯罪に対し、 誰も「無宗教」という在り方自体にダメ出しをしないのは、 誰も「無宗教」というものに期待していないからじゃないのか。 みんなが「無宗教」に倫理を期待しないのは、 自分らが「無宗教」だからじゃないのか。 他人に倫理を期待するのは好きだけど、 自分に倫理を期待されるのはイヤなのか。 だから「無宗教の倫理」というものは いつまで待っても構築されない。 みんな他人に期待はするけど、 自分が期待の担い手にはなろうとしないんですな。 いや、だからと言って 日本の宗教国家化を主張するつもりは毛頭ないですよ。 かえってそうなったほうが、ロクな末路を辿りそうにないし。 信者の犯罪をとやかく言う時は、 万引きとかパンツ追い剥ぎとかは そんな必要以上に晒しアゲる必要はないと思う。 それは信者個人の「弱さ」に起因するものであり、 宗教自体の責任ではない (※こんな歌作っておいて言えたギリじゃないですが)。 本当にとやかく言うべきは、「強さ」ゆえの犯罪だと思う。 強固な信仰心に裏打ちされた犯罪。 魔女狩りとか地下鉄サリンとか拉致事件とか「無限の正義」作戦とか。 教義の実現として犯罪行為が為される場合。 それは教義そのものが間違っている。 そんな教義を標榜する宗教自体が間違っている。 そして、その場合は個人よりむしろ宗教自体こそ責められるべきである。 そして責められた側は、いさぎよく非難を受け止め、 自分らがどこの時点で教義をヘンな方向に曲げてしまったのか確認し、 変えられるべきところは変える勇気を持たなければいけない。 「弱さゆえの犯罪」と「強さゆえの犯罪」は、 きちんと分けて考えたほうがいいと思う。 「強さゆえの犯罪」を犯す奴は、 みんなあまりに堂々とえらそうにしでかすので、 しばしばソレが「犯罪」であること自体見過ごされる危険があるし。 「実は犯罪だった」と気づくのに何十年もかかることがあるし。 だから、ヘタに宗教国家になってほしくないんです。 だから、「無宗教」にしっかりしてほしいんですが。 |
| 3月2日(水) |
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今日も楽譜を。昼、タントタントでホウレン草とベーコンのスパゲティ。 今日もしこしこ残業してみたのち、帰りに五右衛門でナスとサーモンのトマトクリームスパゲティ。ぱっと見「なんだこれは」という組み合わせだが、これがすごくおいしい。クリームを入れてマイルドになったトマトソースにナスの酸味とシャケの身とが合わさって麺にからむとなんかもう。こういうのって、シェフがそれこそ中学生の理科実験みたいに様々な組み合わせを試しまくった末に発見するんだろうか。 食べ終わってから、昼・夜とパスタが続いてしまったことに気づく。今日はイタリア人の霊が取り憑いていたらしい。ボンジョールノー。 中虎連合会が阪神のヒッティングテーマの著作権を詐称していたと。なるほどそういう手があったかと(笑)。JASRACもいちいち調べないんですねこういうの。なるほどなるほど。 『トリビア』。ドゥネダインは王の命令に「はい」のかわりに「野伏ー!」と答えるそうです(※瀬田訳)。ごめん嘘。 |
| 3月3日(木) |
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仕事。昼、大昌苑。久々に、焼肉がカラダの滋養になる感覚。じようってどこにあるんですかー! 午後も仕事。1900頃ふらふらと帰る。 早稲田松竹前を通りかかったら、ラスト1本25分前。ほんとは明日『鮫肌男と桃尻娘』&『茶の味』二本立てを観るつもりだったけど、急遽予定を変更して、今日800円で『茶』のみ観ることに。通りを挟んではす向かいのウェンディーズでチリポテトセットがつがつかっこんで、上映ギリギリに滑り込む。 『茶の味』、なんともいい意味でこそばゆい映画。石井克人監督の独特の「文法」に慣れてれば、もっと楽しめたかもしれない。『鮫桃』から続けて観ておくべきでしたか。でもほのぼのとしててくだらなくてこっぱずかしくて。いいにゃー。もっと金かけずに作ってもよかったんじゃないか。 ヤクザ屋さんの車のナンバーが「栃木33 や・893」。 いいにゃー。いいにゃー。 フラレ男とフリナオン息づまる会話。 いいにゃー。いいにゃー。 「じゃあ毎日打とうよ」。 いいにゃー。いいにゃー。 回帰。再生。継承。 いいにゃー。いいにゃー。 エンディングのキャストロール見ながら、えっこんな人が出てたのか、といちいち驚く。庵野秀明なんてどこに出てた。つくづく役者とか人間の顔を覚えない奴。(かえって新鮮に作品を観られる美徳かもしれませんが。) そして今月末には『恋の門』上映。これも観なくちゃ。願わくば、ものすごくくだらなくてイタくていい映画でありますように。 |
| 3月4日(金) |
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今朝の新聞から拾った2つの数字。 こないだのH2Aロケット7号機の打ち上げ費用が120億円。 F15Jが1機120億円。 「だから何」と言われると答えに窮するが、ちょっと面白い一致。 ラルフ・ウッドという米国の学者様が書いたトールキンの研究書のことを調べたくて、「ラルフ+ウッド+トールキン」でググってみたところ、1380件もヒット。でも、検索結果をよく見てみると引っかかったのはラルフ・バクシとイライジャ・ウッドばっかし。肝心の情報はほとんど見つからず、泣く。 しかしよく考えると絶妙な名前というか、『オーガズモ』のジョー・ヤングみたいだなというか。いしいひさいちの描くヒロサワが「広岡達朗の『広』と沢村栄治の『沢』をとって両親がつけてくれました」と自己紹介するギャグを思い出す。 ざんざか降りの雨をつき、昼、志乃原で味噌煮込み食ってると、だんだん雨が小降りに。でもこれが雪になるらしい。大丈夫か。 午後もダラダラ仕事。帰ると家はすっかり冷えきって寒いのなんの。雪、心配されたほど積もらなくてよかった。それにしても、クリスマスちょっと前までコートもなしで歩き回ってたのがウソのようだ。実は去年、いきなり「うるう月」とかはさまって1か月暦がズレた、なんてことはないだろうな。うううさむいよう。エアコンだけで暖まるのは無理がありすぎる。 |
| 3月5日(土) |
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いい天気。青空ーにたなびくー洗濯ー物よーてなものでどかっと洗濯して、干そうとベランダに出てみたら、軒に積もった雪が解けてきて、ベランダに水がぼたぼたぼたぼたぼたぼたと。この陽気で部屋干しですか。うわーん。雪の保水力はあなどれませんな。俳句のひとつもひねり出せそうな情景だが、そんな風流なスタンド能力俺にはなし。 イラクで人質になっていたイタリア人記者、解放されたと思ったら米軍に撃たれて負傷。なんだそりゃ。 学会の用意をしなきゃなのだが、どうも気力が乗らずそれどころではなく、部屋の片付けにいそしんでみる。あ、『青田大學番外地』が見つかった。 午後ちょっと実家に帰って、こっちに届いてる手紙受け取る。帰りはぱらぱらと雨が。スーパーでおこわとカボチャの煮物買って、レトルトシチューあっためて食う。 |
| 3月6日(日) |
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きょうは年に4度のおたのしみ・某学会の例会ですよ。 荷物用意して1030過ぎに家を出たが、タッチの差で急行逃してギャー。1130に馬場で今日ビジター参加のくれじじさんと待ち合わせしてるのに、けっこう危なくなってきた(※俺は携帯持ってない原始人なので厳密に場所と時間を守らなければ待ち合わせできないのである)。これで電車の中でもハラハラして例会の用意に集中できず。でもなんとか時間ギリギリに馬場着。5、6分ほどでくれじじさんも到着。バスでちんたら会場へ向かう。 今日も笑った笑った。先鋭的すぎて大変なことになっているNHK教育『中学生日記』とか。NHKが減収減益になったら、まずこういう良心的番組(笑)から予算削られていきそうなので、やっぱり受信料は払うべきかなあと。って、なんか飢えた子供のために北朝鮮へ人道援助するみたいな話ですが。 俺の発表はもうダメダメ。前回の発表はけっこう準備を重ね(なんせ仕事と直結したネタだったし)、その結果思わぬ好評をいただいたのだが、今回は準備不足もいいところ。ずっと忙しくて例会準備どころでなく、土曜も夜までドタバタしてて、ネタ確定したのが電車の中だったというテイタラクで。もうボロボロでしたすいません。もっとクスグリの元や笑いのツボはうなるほどあったのに、発表中はぜーんぶ頭から吹っ飛んで、結局要点を見せることしかできなかった。せっかくの御当地ネタなのに、それを全然利用できなかったし。前半の気力があるうちに済ませればまだよかったかもしれんが、後半で体が冷えて半ばカゼひき状態になっちまって脳味噌のコンディションも全然ダメだし、アドリブも出てこない。まったくもって調整ミスです。二軍で再調整します。紹介しきれなかった分はなんとか紀要原稿で取り返したいものである。 さても例会というのは面白いもので。準備すればしただけ、手間をかければかけただけ、そのまんま場内のウケに比例するものらしい。毎回コンスタントに笑いをとってる人たちって、どれだけ準備に時間と手間をかけてるんだろう。水に浮かぶ白鳥は人知れず水をかくという、まさにアレだよな。才能と努力のコラボレーション。 逆に「努力が空回りする人」ってのもいそうなところだが、これが不思議といないんだよな。手間かけてる人は必ず手間かけたぶんだけ面白くなってる。これは、ある程度以上の才能を持った人ばかりが集まってるせいだと思う。プロ野球の世界みたいなもんで、そうなるとやっぱし、そん中で「一流」と「それ以外」を分けるのは、日々の努力、切磋琢磨しかないんだよなと。がんばろ。 さて、お誘いしてはみたけれどくれじじさんちゃんと楽しんでいただけてるかなーと終始心配だったが、帰りぎわに「また呼んでください」と。よかった、喜んでいただけた様子でなにより。次回はぜひ研究発表も。 くれじじさんは都電で池袋方面へ。我々は東京メトロでアルカディア市ヶ谷へ。私学会館で二次会なんて、まるで本当の学会みたいだ(笑)。偽史学博士・原田先生なんか手慣れたもんでふつうに宿泊チェックインしてるし。料理はまたたく間に飢えたイナゴの群れにくわれる。H原さんたちと「犯罪白書」片手にいろいろ高尚な討議。 ダラダラと帰りながら、ひえだ先生にいろいろ聞いてもらったり(人前で本心の第三深層まで露出してしまったのは初めてかもしれない)、いろいろヒントを得たり。 自分の発表がアレだった以外は、非常に有意義な一日でした。 |
| 3月7日(月) |
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イタリア人人質が米軍に撃たれた件。記者たちの乗った車が検問所でスピード落とさなかったから撃った、という話だったんで、まあああいうストレスたまる職場じゃそういう間違いもあるかなと思ったら、記者の話では「撃たれたのは検問所でもなく、スピードも出してなかった」と。なんだそりゃ。 昨日はアレで正午から夜遅くまで騒いで。「月曜は半休取る」と宣言はしていたが、朝7時に起きてしまったので仕事行く。もちろん「起きた」というだけで、脳は全然動いてませんので、仕事の役に立つかどうかはまた別問題。 でもふぬけてたのは俺だけじゃなかったし。今年に入ってからずっとウチの部署に被いかぶさっていたしぬほど巨大な懸案事項に、先週末ようやっとカタがついた。あとは製作進行と営業方にがんばっていただく番で。あたしらやることはやりましたので。必然的に今日は仕事始めから部署こぞってふぬけまくる。上司御自ら休暇取ってるし。来てるわしらももう死屍ルイルイ太川陽介ひげ濃いぞってなもんで。 11月に出した超巨大本の出版記念会の招待状が来る。本来なら俺が招待状出す側のような気もするが気にするな。著者のお弟子さんたちがよってたかって催す記念会なので、あちらに全部ゲタ預けてしまったわけで。実際問題として、ウチの体制ではとてもこの時期パーティ企画する余裕なぞなかったし。もし先月のでかいイベントさえなければやれたかもしれませんが。ショボいのでよければ。で、もちろん出席申し込む。会費は職場の経費で出してくれるそうなので。いや自腹でも行くつもりでしたけど。 でも、知ってる人ぜんぜんいなさそうだな。あっちの業界の人たちにとっては失神もののビッグネームがずらりと顔を揃えるんだろうけど、その業界のこと全然知らない俺はただボーっと突っ立ってぱくぱく学食メシ食ってるだけで終わるかもしれない。今のふぬけた脳味噌では、ビジネスチャンスとかなんとかそういうことは全く考えられない。ふぬけてなくてもそういうことに色気出したりとか、そういう方面に嗅覚効かない人間なんですけどね。ウチの職場、色気担当は他にもいるんで、そっちに任せる。 俺はただ、もっといい本にできたハズなのに己の力量不足で叶わなかったことを著者の先生に改めて詫びたいだけです。そして、集まったお歴々に「あの偉大なる論文を台無しにしやがった無能担当はこのバカスケでござい」とアホ面さらしに行って弟子の皆様になんだとそうか貴様かこのスカタンボケカスドテカボチャスットコドッコイへっぽこうんこ虫と袋叩きに遭うんです。 ああくそあと3か月、いやあと2か月くれ。作り直したい。あの資料にもあたりたい。あの絵ももっときれいに作図したい。あそこらのレイアウトももっとあんなかんじに調整したい。後悔の念のあまりそんな発作に襲われる日々。でも本文レイアウトまでデザイナーに頼んでたら2万円突破してましたよ、本体価格で。定価を抑えるために必死だったんです(それでも2ちゃんねるの某スレでは「高い」言われてますけど)。だがそれは言い訳にはならん。おとなしくお詫び行脚してきなさい>俺。 昼、ロッテFCの年会費振り込み。オマケはユニシャツ(ビジター用)を申し込んだけど。どれが来るんだろう。まさかあのハッピ柄? 久しぶりに定時ちょっち過ぎぐらいに帰れる。やっと通帳繰り越しができた。早稲田の支店がなくなってほんとに不便になった。 |
| 3月8日(火) |
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仕事中、「江藤さん」を「メテオさん」と聞き間違えた。 だめにんげんだもの。 ティーヌンで食べたランチの牛肉辛味炒めが名前の通り辛すぎ。腹を壊す。腹痛を口実に久しぶりに定時に帰る。「プレコミックブンブン」を電車の中で読む恥知らず。今日びこれほど、絵のうまい人とヘタな人の差が激しいマンガ雑誌も珍しいぞ。 部屋を片付ける。その合間にサンドイッチをつまみ夕食とする。メリハリのない生活。もちろん、片付けに集中できるわけもなく。まだ読んでなかった同人誌を読みふけったり。『アクセプタブル星宿図 Vol.2』がなんとも。最後のページでガツンと来るのでこれから読む人は対衝撃防御用意。アメリカ移民にとってインディアンはフロンティアだったが、インディアンにとってもアメリカ移民は……という180度の視点転換をたったの1コマで読者に強要するすごいマンガ。 んなことやってたら不意に尿意を覚える。しかし、長時間いわゆるうんこ座りの体勢を持続しながら同人誌読んでいたために、気がついたら足がシビレて歩くどころか立ち上がることもできない。もちろん脚部の血流の多寡と尿意とは比例も反比例もしないので、シビレとは無関係に本能的欲求は神経を責めさいなむ。……君は、この世で一番辛い地獄とはどんなものか、分かるかい? ぴろろぽろろぴろろぽろろぴろろぽろぴろ〜ちゃらららららら〜ん♪ そんなかんじでいろいろ苦労はしましたが、従来、キッチンからPC&作業机まで行くのにベッドの上を歩いて移動していたのが、なんとか廊下を直接移動できるようになった。土曜午後に光ファイバ導入するので、それまでに人間が入れるようにしておかないといかん。ああめんどくさい。光入れてもウチの旧式マシンじゃ体感速度は変わらないんだが。 |
| 3月9日(水) |
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花粉がすごいことになっているらしい。 俺はハウスダストやら動物の毛やらいろんなものにすこしずつアレルギーがあるせいか、花粉症というのは特にない。そんな俺でも目が若干かゆくなるほど。マスクしてる人たちにとっては腐海の大気に等しい汚染度なんだろうなと。 「春の訪れ」を喜べない、というこの一点だけでも、花粉症の人たちの人生はなんと辛いものなのだろうと思う。生活習慣病と違って、何も落ち度がなくてもなる人はなってしまうところがまた不憫でならぬ。 午前中は定例編集会議の司会。昼、ご飯物をたっぷり食べたくてReyで豚キムチ炒め定食。まだちょっとキムチは早かった模様で、またちと腹調子が。消化器系の虚弱も、「食の楽しみ」を阻害されるという点において、人生を彩り薄いものとする。もっとも健啖家だったとしても、実際そんなモリモリ食事できるわけじゃないけど。なぜって、そりゃもちろん経済的問題で。 午後はいろいろと。定時に帰るつもりだったのに、いろいろあって1800過ぎやっと帰れる。 1時間だけ彩の国古本まつり初日を攻めるも、これと言った出物も見つからず、ユリイカのバッハ特集買ったのみ。部屋を片付けた直後にまた散らかさないようにとの古本の神様の配剤であろうか。 冷たいおにぎりを無性に食べたくなる時というのがたまにあって。それにさしかかったらしく、コンビニまで歩いておにぎり3個。食って、片付けの続きちょこちょこやって、『トリビア』観て、シャワー浴びて。 |
| 3月10日(木) |
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原稿用紙にして3枚かそこらの原稿に丸一日かかる。しにたくなった。心の力をほとんど消費したので1730頃とっとと帰る。 チャンピオン、『子供学級』突然最終回。ラストは以前から準備稿があったんじゃないか。いつ辞めてもいいように。ひとまず態勢立て直して、また次の連載がんばってほしい。 暖かいと活動的になるらしく、掃除洗濯炊飯とこなす。目がかゆい。花粉症じゃなくてハウスダストのせいですけど。うーげほげほ。咳まで出てきた。ごはん炊けたのでハッシュドビーフぶっかける。 史上初・強制わいせつの現行犯でタイーホされた現職議員。「魔が差す瞬間」てのは誰にでもあるんだなあと。アルコール入ってるとその遭遇機会が格段に跳ね上がる。その時、目の前におねーちゃんがいれば一日一善になり。おにーちゃんがいれば里谷多英になり。タクシー乗ってれば中村七之助になる。むべキチガイ水と言ふなり。補欠選挙でまた税金が無駄になるという点では、被害は他の事例と比ぶべくもないが。 中西元議員(予定)よりもマヌケなのが福岡のアレで。殺した女のケータイ使ってエロサイトとか回ってたって、もう馬鹿じゃないかと、この35歳児。最初「被害者の携帯所持男逮捕」と聞いた時は、まっさかこいつが犯人じゃなかろう、小林薫クンだってまだ脳味噌使ってたぞ、と思ったもんですけど。ここまで馬鹿だと、案外精神鑑定請求したら認められそうな勢いですな。それより知能テストが先ですか。 |
| 3月11日(金) |
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職場に行ってみると、昨夕帰ってから楽譜の三校ゲラが出てきてたらしい。速攻編者へ送りつける。雑誌もできあがり、発送作業開始。昼、紅梅で煮込み定食。1800過ぎまで発送作業。合唱サークル関連の手紙やメールもついでに出す。ああめんどくさい。 2030過ぎ帰宅。アジの刺身とうのはなで夕食とり、2700までかたづけ。こないだ真下の住人が引っ越したので、夜間でもわりと遠慮なくドタバタできるのはありがたい。でもさすがに掃除機かける時だけは窓開けられない。寒いし。空気星条旗、じゃなかった清浄機がほしくなる。けほんけほん。 久しぶりに玄関からベランダまでの航路が開通する。いちおうカタログ上は占有面積23平米とは言え、幅一間かそこらしかない南北に長細い部屋。その側面に、東壁には冷蔵庫とベッドとタンスとパソコンがずらりと並び、西壁は茶ダンスと本棚とAV機器(テレビとビデオだけですが)と作業机がぎっちり埋めつくしてます。「部屋」というよりも「通路」に住んでるようなもんです。ほんとに通路です。通路の両側にモノ置いて住んでるみたいです。さらに本棚の手前に、本棚に収納しきれない書籍書類がうず高く。いちばん狭いところで50か60センチぐらいしか床開いてません。ほとんどUボートです。工事の人も大変だ。 まー実際はベッドが大きいので、床面積はともかく、部屋の空間はけっこう開いてますから、心理的にはそんなにせせこましくもなく、人間の通行にもべつだん支障はないです。でも車椅子は絶対通れません。バリアフリー思想に欠けたレイアウト。いやそもそも車椅子じゃ階段登れないし。車椅子で工事来られても困るし。 |
| 3月12日(土) |
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妙に盛り上がっているライブドア問題。読売朝刊一面は、ニッポン放送新株予約券発行差止仮処分。まあ当然だろう。あんなことされちゃあフジ以外の株主にとっちゃ災難だわな。仮処分自体よりも、決定理由でライブドアの時間外取引にも言及し「違法ではない」としたことが大きい。道義的にもライブドア側が断然有利になっちゃった。 1200頃ハヤシライスあっためて食べる。1300前、NTTビトよりこれから伺いますと電話。15分後2名来訪。工事(というほどでもない)10分ほどで終わる。ためしに従来のフレッツ接続ツールを起動させてみたらそのまんま繋がっちゃいました。じゃあ改めてアレコレ設定する必要ないのかな? でもそんなに早くなったという実感はない。マシンの性能のせいかもしれない。6年前の機体だしなあ。夜になってもサクサク行くようならありがたいですが。 1500〜1900まで寝る。 読売夕刊では、フジの稗田会長がライブドアとの協議に前向きな姿勢、と。見出しは「ライブドアと提携 フジ社長前向き「利点さえあれば」」となっててさらにフジの軍門下りぶりをフレームアップ。ああっ夕刊フジとサンスポが見たい! 昨日まで親会社への援護射撃とばかりにエモンこき下ろしをくり返してきた夕刊フジと、中立なように見せて都合のよさげなことしか書いてなかったサンスポ、はたして今後売りの論調は如何に。いっぽう他のメディアは、これからいつものマッチポンプ理論にもとづいてエモンの悪口大会になるんじゃないかな。フジとライブドアが戦力均衡なまま長期間ドンパチしてくれたほうが、ヨソとしてはありがたいので。 西友でパンと野菜と味噌汁用のお椀、さぼてんでフライなど買って、もしゃもしゃと。明日は2度まで下がるとか。たすけてくれ。2300過ぎ、とっとと寝る。 |
| 3月13日(日) |
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0730起床。0900過ぎ、PC設定ビト来訪。とは言え結局何もすることなし。期待していた早さも得られず。やはりマシンの性能限界だと。これじゃあADSLのままでよかったよう。うわーん。 健康食品屋のおばちゃん殺した静大生、ひょっとして鶴岡法斎先生の教え子? と思ったら、講議名簿には名前はなかったらしい。ちゃんと調べてる鶴岡さんも鶴岡さんだ(笑)。 東京地裁、ニッポン放送新株予約権さしとめ。ところで、ニュースで「ヒエダカイチョウ」と聞くたび、いつ人として最低教がニッポン放送の株主になったのかとドキドキするんですがどうにかしてください。「ひえだ会長どっかの国の◯◯大学より名誉博士号授与される」とかそんなかんじで。日枝会長も東スポに悩殺占いを連載せんかのう。「10月29日生まれ:エロコンテンツ運営は新規参入の障害に。二丁目人気急上昇でこれが本当のホリエモン」とか。いやむしろホラレエモンか(日枝×堀江)。さらにホリエモン(馬)にホラレるホリエモン(人)。「トゥインクルレースなら連戦連勝ですヒヒヒン」(馬のほうのホリエモン:談)。どこの株も持ってないのでもう好き勝手言ってます。当事者の皆様はそれどころじゃないのは分かっておりますが。 教会で会議。1600まで長引く。1700、腹へって早々とチキンカレーで夕食。1900合唱の練習。取りまとめ事項などめんどくさし。先週あたりからゴホゲホやってたアレ、てっきりハウスダストのせいだと思ってたらどうも変なカゼだったみたいで。練習帰りに喉専用のカゼ薬買って飲む。 日枝会長とまちがえられたひえだ会長より、「給料倍にします」といえばニッポン放送の皆様にも寝返るヒトは出るだろうに、青いのうエモンも、とコメントあり。でも、ホリエモンが乗り込んでくれば確実に給料下がるみたい。今、ニッポン放送社員って平均給与1000万ぐらいもらってるそうですから。「消費者還元」をモットーにするホリエモンが乗り込んできた日にゃ、ライブドア級の「適正価格」にまで持っていかれるのは火を見るより明らか。だからニッポン放送の人は必死になって抵抗してると。 こないだホリエモンが「深夜の馬鹿力」にゲスト出演した時、伊集院の「僕を出入り禁止にしたニッポン放送の●●●をクビにしてくださいよ〜」との求めに「そんな、人を簡単にクビにできるわけないじゃないですか! 今までもそんなこと一度もしたことはありません!」と言ったあとで「給料が下がって勝手に辞めた人はいますけど」とポロリと口にしたのが印象的でした。 逆に、実現させる気もない所得倍増計画をブチ上げたりしないあたりは、正直というか、やっぱ「青い」のか。バツイチのエモンと違って、養うべき家族がいて現在の給与体系をベースにした生活レベルを構築してしまっているニッポン放送のおじさんたちは、いくら「消費者還元」とか社会正義をふりかざしても、ライブドアの若社員たちみたいについては行かないだろうな。 |
| 3月14日(月) |
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昨夜から喉専用のカゼ薬を飲み始めて、喉の痛みはけっこう解消された。そしたら今度は喉以外の症状が出てきた。体調悪い時は、やっぱり志乃原で味噌煮込みうどんが食べたくなる。午後、また索引作成仕事が回ってくる。画面上で作ってると効率はいいのだが疲労度は割り増し。体調すぐれず、咳は以前よりひどく。 |
| 3月15日(火) |
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読売朝刊。地下鉄サリン10周年に寄せた論考で、弓山達也が「オウムの暴走を止められなかった既存宗教・宗教者はそのことを反省しウンヌンカンヌン」とか書いてるのを読んで、思わず 「オウムを暴走させたのは神奈川県警の初動捜査ミスだろ!!」 とツッコんでしまう。 先生先生、あんなテロ集団に対して、宗教ごときどうしようもねーだろ!! オウムの事例は、かなり初期の段階から、統一協会とかエホ証とか通常のカルトの事例とは違う次元にイッちゃっていたことを忘れちゃいけない。修行中の過失で死人が出るとかならともかく、事故にみせかけたリンチ、さらには邪魔者の組織的殺人まで犯すような団体、そりゃふつう宗教じゃなくておまわりさんの扱う事例だと思うんですが……。 そりゃもちろん既存宗教に反省すべき点がないとは言わない。現代人の虚無を積極的に掬い取る工夫をはらわず、本来無難な宗教に引き寄せられるべき人種をやおらオウムみたいなバカ宗教に吸い取られていった不明、それは反省しなければいけない。でも、既存宗教だってただ漫然と座しているわけではない。対策はいろいろ講じている。だが、悲しいかなプロパガンダがヘタクソで、十分日本社会に浸透していないのだよ。 じゃあ何か、既存宗教もオウムみたいに強引な信者集めをしろとでも言うんですか。それをやっていいならこんなラクな話はない。その強引な信者集めを支えるための資金集めも確立しますよ。信者に自分の頭による判断を停止させ、教義に絶対服従するように教育しますよ。信者同士のヨコの繋がりを断ち切って強力な上意下達のタテ社会システムを構築しますよ。はい、オウムがもうひとつ増えたー。いいのかそれで。 いちばんラクなのは、反省しる反省しると批判してればすむ立場ですな。 昨日の仕事の続き。昼、紅梅で刺身定食。昼過ぎ、のべ10時間分の作業がパーになる。もうこんな生活イヤ。これで何かがプツーンと切れたらしい。体調ガクンと落ちる。 『J.R.R.トールキン 或る伝記』の合間に『最驚!ガッツ伝説』を読む。この2冊が、ジャンル的には「伝記」という同じククリでくくられると思うと、つくづく出版の多様性ってすばらしいなあと。 ちょっと詳細な評伝を読む時にはいつも思うことだが。偉人と犯罪者にだけは死んでもなるもんじゃないなと。だって、家族構成から生育歴から学歴から専攻科目から趣味性癖から誰と知り合って誰に師事して誰とケンカして誰にホレて誰にフラレて、と何から何までほじくられるなんてやだなあと。犯罪者は自業自得だからしょーがないけど、偉人はちと気の毒にすぎるのではないかと。 特に「伝記」ものの出版が盛んなアメリカの本は容赦ない。以前キング牧師の『自伝』(※キング自身の書き残したものを自伝風に編集し直したもの)見たら、ヨメのコレッタ・スコットに結婚前送ったメロメロなラブレターまで掲載されていて、いったい彼は生前いかなる悪行を積んだがゆえにかようなハズカシメに甘んじているのか、と目頭を熱くしたものである。つうかそんなのまでアーカイヴに保存するなよ>コレッタ。研究者にとってはそういうのも重要な資料なんでしょうけど。じゃあ研究されたくないなあと。 大学の一般教養で初めて学問としての「文学」に触れた時も戦慄した。「文学」って、作家のプライバシーを隅から隅までほじくり返す作業なんだなと。一生小説なんて書くもんか、と、自意識過剰なバカはそのとき固く決意したのであった(書けもしないくせに)。 だから「作家」ってすごいなあと思う。 作品を書(描)けば、ある程度そこに作者の心の闇が投影される。そして、同じ作者の作品をいくつも見ていけば、わりと容易にその闇が読み取れるものだ。コンプレックスとか、ルサンチマンとか、性的嗜好とか。それを承知で、なおもオノレの心の闇を不特定多数の前にさらけ出すよなマネをする「作家」って、どれだけの覚悟を決めているんだろうと。 それでも、モノを書いたり描いたりする人間は多い。それを公に出版したいとか望んでいる人間は多い。「王様の耳はロバの耳」じゃないけど、やっぱ人間には「秘密を告白したい」という本能的欲求でもあるんじゃないかと。 ローマカトリックが制度としての「告解」を機能させているのも、そういうことなんじゃないかと。「赦し」には「誰かに告白を聞いてもらう」というプロセスがやっぱ必要なのかなと。そこまで敷衍させなくてもいいですかそうですか。 いろんな心の闇をさらけ出せる人も強いし。 いろんな心の闇を一切オクビにも出さず墓まで持っていける人も、また強いと思う。 どちらにもなれないので、ダラダラ日記のようなものを書き続ける次第。 |
| 3月16日(水) |
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「竹島の日」で韓国大騒ぎ。ここまで反発があるとは日本人は誰も思ってなかったんじゃないか。「北方領土の日」でソ連人が大騒ぎしたという話は聞かないし。 「もうめんどくさいからあんな島あげちゃえ」という意見もあるが、実際問題としてあそこをあげちゃったら島根県は大弱りである。そもそも竹島周辺の海域は、李承晩が勝手に韓国領だと言い出してからウダウダ話し合った末暫定的に日韓共同管理水域とされたハズなのに、実質韓国が「武力支配」して日本の漁船(境港などを母港とする島根・鳥取の漁師さんたち)の活動を締め出すなど勝手なことをしてるわけで。現在の時点でもすでに、韓国のほうが道義的には分が悪い。 あのへんで無事に日本船に漁をさせてくれるんだったら、なにも島根県だってわざわざ「竹島の日」なんか制定しなかったでしょう。なにごとも「ナアナアで済ます」ほうが日本の好みに合ってますから。 だから、もし「共同管理水域」という解決法がイヤなんだったら、中をとって、日韓であの島、右と左で分けたらどうだ。あそこを境に経済水域分けるということで。 読売朝刊の緒方貞子連載インタビュー読む。書いたことないんで知らなかったが、文系の博士論文には「新解釈」か「新発見の資料」のどちらかが必要らしい。トンデモ論文や偽書が生まれる理由が分かったような気がした。 ぜんぜん力が出ない。昇龍軒でチャーハンにギョーザまでつけたが、ニンニク摂取にもかかわらずカゼいよいよ悪化。体調ぼろぼろ。熱は37.5度程度で、関節痛もなく。でも脳が重い。病院で薬もらって早退。眠る。 |
| 3月17日(木) |
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0630覚醒。薬のぶん快方に向かってはいるが、本調子には程遠く。半休とってるのでまた寝る。0830再覚醒。さすがにこれ以上は寝てられないようだ。0900起床。パン食べて薬飲んでハンコ持って、1030出かける。雨。 婚姻届に判を押す。 すいません、さるやんごとなき方の婚姻届の保証人欄にサインしただけです。ヒトサマの結婚保証してる場合じゃないだろ、という話もあるが。 きのうメールで頼まれてからビビってネットであれこれ調べてみたけど、あれって20歳以上なら誰が書いてもいいんですってね。既婚未婚も関係なし。仲人とかとは違うらしい。借金の保証人とも違うから、万が一別れた時に(←こらこら)なにがしか責任追及されるというコトも別にないらしい。じゃあいいやってんで。 ちょうど職場の近所にお仕事で来てらっしゃってた奥方様とロビーで会う。「うわ、本当に気楽院さんがいる」って驚かれる(笑)。俺も某社で植木先生や皆神先生と会ったら似たようなリアクションをかましてしまいそうだ。本籍を書く欄があったけど、本籍なんていちいち覚えてないから実家に電話して聞いて。親から上記と同様のツッコミ受けて(うわーん)。書いてハンコ押して。保証人欄が原因で受理されなかったりしたらさるやんごとなき方に窪塚洋介級の恥をかかすことになるので、熱で朦朧としつつもそれはもうコミケ申込書並みに丹念に見直して。いいのかな本当に。 雨が降っていたので、あまりこのへんの食い物屋を知らない奥方様を最寄りの和食店にお連れしてランチをぱくぱく。そしたら奥方様の職場の人が続々とやってきてしまう。そりゃそうだよなみんな雨の日に考えることは同じだ。あらぬゴシップの種をまいてしまいそうで申し訳なし。まーあまり気にしないことにして、別なゴシップ、というかダークサイドの話をいろいろと伺う。ダークサイドったって同●利権にくらべりゃ全然かわいいもんだが。 1430-1730まで外で会議。しぬ。職場に戻って休む間もなく、例のパーになった仕事、1900過ぎまでかかってケリつける。はひい。 『アンビリーバボー』で知人の半生が放映される。奥さんの旧姓初めて知りました(笑)。 |
| 3月18日(金) |
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今日は朝から出勤。体調は昨日とあまり変わらず、かえって少し悪いぐらい。「大抵のカゼは寝れば治る」という時代は過ぎたのか。老化。脳の重さ変わらず、水下痢まで出るありさまなれど、楽譜の責了、雑誌の原稿料、と連休またいで持ち越したくなかった仕事を無理矢理片付ける。昼からのYMCAの午餐会も休んでフラフラ帰る。春や春、春らんまんの花の色、されど俺だけへたれヘロヘロ。駅の西友で2、3日分の食糧と水分買いだめして帰ってバタンキュー。 うーん、ここんとこ毎日半分しか働いてないなあ。有給休暇は余ってるから問題はないのだが、ちょっとねえ。最近の気候を鑑みるだに、カゼなのか気圧のせいなのかよくわかりませんが。でも頭重いのは事実で。 明日は1800から、例の超巨大本の出版記念会。これは何としても休むわけにはいかねえ。夜までに絶対治しておかないと。いや治す。はあ、このぶんではスペシャルコミケも行けるのかどうか……。 『報道ステーション』で、古館が水田わさびに感情移入(笑)。あとつぎはつらいよ。 そして「対馬の日」に大笑い。なんかもう小学生のような民族だ。それとも、事を穏便にすまそうとする日本人の「常識」は、国際的には通用しないのか。国際政治は劇場。そして日本は大根。よーし、じゃあ今度は「任那の日」でも、という話になり。 |
| 3月19日(土) |
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0700覚醒。数日来の脳の重さは解消。まだ油断はできませんが。資源ゴミを出す。今日はまだドロボウにやられてない模様。パン焼いてもぐもぐと。薬飲んでまた寝る。夕方までには、所沢と白金往復できるぐらい体力ためんといかんのでな。商売商売。 ライス国務長官が日本に肉食え肉食えと強要。『デ・ジ・キャラットにょ』にそんな奴いたなあ。ハイリハイリフレハイリホー。もちろんライス御本人は日々アメリカ肉バクバク食ってるんだろうな。これで本人ベジタリアンだったりしたら大笑いなんですが。 ところで実はライスって、あの黒人教会爆破事件で犠牲になった4人の子供のうち1人と親友だったそうですね。単に黒人票集めのためにそのエピソードを利用してるだけなのか、さらに頂点に登り詰めるまで本当の牙を隠しているのか、ちょっと今は見極めきれない。 1400頃までグデグデ寝ころぶ。寝だめのできない人なので、いいかげん寝てもいられなくなり。簡単な洗濯や片付けなどちこちこやって。着替えて。1630出発。特急で馬場へ。目黒からバスでMG大へ(イニシャルでバレバレやん)。ええもう頭痛が出ないようにソロリソロリと。 1800からM川先生出版記念会。じーさんばかりのはずなのに料理がすぐなくなる。音楽関係の人たちは健啖家揃いらしい。昨夜以来トースト2枚とハンバーガーしか口にしてないのでこの機に栄養補給しておこうという目論見、あえなく潰える。 会は各界の関係者が次々に心のこもった挨拶を述べる。MG大の学長までやって来て「よくぞウチで学位をとってくださった」とスピーチをしてたのが印象的。M川先生、新しい名刺に「芸術学博士(MG大)」と取得大学名も刷り込んでるらしく、それにも大いに感激したと。学校の箔付けのため著名人に学位授与する、というのはよくあるが、この場合は名誉博士号じゃなくてきちんとD論提出して教授陣が審査した上での正規の学位だから、話はぜんぜん違う。MG大が「芸術学でドクターの学位を出せる(しかもあのM川先生相手に)大学」になったことを世界に公言するもので、その意味合いは「箔付け」どころの話じゃない。おまけにそのD論の出版記念会を、ふつうなら豪華なホテルのナントカの間とかでやるところを、MG大の学食ホールで開いてくだすった、なんちゅう光栄、なんちゅう誉れじゃあ、というわけで。こりゃ学長も出てくるよな。 この手のパーティにしては珍しくドイツワインが並んでいる。ドイツワインに目がないもんで、病み上がりにもかかわらず飛びついてみたら、これが超絶激ウマで驚く。すげー! なにコレ! 甘くてシュワッとして、舌にまとわりつかずスッと入ってく。あわてて瓶見せてもらったら、Reuscher-Haartって家のピースポーター・ゴールドトレプヒェン、2002年リースリング。えええっ、こんなにウマいのにQbAだと!? 許せん!! 他にもラインガウやらフランケンやらずらりと並ぶ。聞いてみたら、全部M川先生の持ち込みだって。先生こんなイイ趣味をお持ちだったんですか。 M川先生がやってきた時、ご挨拶とか本のこととか全部後回しでまず開口一番グラス片手に聞いてしまった。「なっ、なんでQbAなのにこんなにおいしいんですか先生!?」。バカ担当者。そしたらM川先生、してやったりという風な目をして「抜け道があるんですよ(ニヤリ)」。その抜け道がこちらだそうです>「石橋コレクション」 なるほどなるほど、上記のやつもあった。2100円か。さすがウマいだけあって、QbAのわりに高いなあ。あれ、でもヴィンテージは2000年だ。2002年はカタログにないぞ。そうかそれが本当の「抜け道」か。そこを通れるようになるには、どんだけのお得意様にならんといかんのじゃろかー。 2時間の会の予定が、1時間半もせず最後の挨拶まで来てしまう。あまりの進行の早さにどうなることかと思ったが、最後、退場するお客様ひとりひとりにM川先生がご挨拶して、結果的に予定通りの時間に。そういうことでしたか。にしてもタフだな77歳。半分も生きてない若僧が病み上がりでフラフラしててすんません。 残った中世音楽合唱団(M川先生主催の老舗合唱団)のメンバーやMG大の音楽専攻の院生たちと我々で、残ったM川スペシャルの酒をせっかくなのでガーッと呑みまくる。うううごちそうさまですううう。本来ならわしらがゴチしなきゃいけないところなのに。でも、ワイン好きが好みのワインを人にふるまって喜ぶ特殊心理は俺も分かる。こういう時、旨酒をふるまわれた側は、素直に呑み、素直に堪能し、素直にうめぇーうめぇーと賞賛すればよろしい。それが最高のマナーである。いやマジでうめぇー。 あーそれにしてもM川先生がドイツワインに造詣が深いとは今の今まで知りませんでしたよ。今後もっと仲良くなりたいものである。次の本も早めに作業します。 |
| 3月20日(日)【ここまでは2005.09.19更新】 |
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0745起床。薬はもう必要なさそう。昨夜のゲルマン渡来の百薬の長が滋養強壮に効きましたか。 『マジレンジャー』後半のみ。あの世界では「魔法使い」はみんな戦隊風メット&全身タイツ姿にならないといけない掟でもあるんですか。ハリポタ映画に「箒の持ち方が逆」とか言って抗議してた「本物の魔法使い」さんがアレ観たら卒倒するのでは。 『響鬼』。うんうん、なんかいい雰囲気になってきた。これまでの平成ライダー特有の「暗さ」がない。五代雄介みたいに「みんなの笑顔を守るため」ともちょっと違う、「記憶を取り戻すため何となく」でも「ライダー同士の闘いをやめさせるため」でも「カバン間違えてなりゆき上仕方なく」でもオンドゥルでもなく、単にお仕事として淡々とかつのんきに、命をかけて闘う鬼さんたち。なんかイイなあ。演出も小道具も面白いし。 『プリキュア』第2シーズン。「バトルよりも日常を描いたほうが抜群に面白い戦闘アニメ」って。 『ガッシュ』。ゾフィス編終了以来グダグダだが、4月までの我慢ですか。 『レジェンズ』。こっちはもう真底グダグダです。ああ。先週の「6マス戻る」には我が目を疑ったが、あまつさえ戻った先がこんなでは。ほんとに来週の最終回はどうなる。よほど納得できるオチを用意してくれてるんでしょうな。場合によっては、俺が6マス戻って、1年前の俺を「悪い事は言わんから『レジェンズ』より『マシュマロ通信』観とけ」と泣いて説得するべくタライを探すことになるかもしれん(現在の予想ではそうなる確率85%)。 M川先生が「ワインに造詣が深い」どころか、その昔ワインの本まで出されていたとのご教示を志水先生より受ける。どひー、20年も前にこんな本を。ぜんぜんご存知じゃありませんでした。探してみます。志水先生、M川先生の授業を聴講されていたとのこと。いいなあ。 1000出発。駅東口で花買おうと行ってみたら、彼岸特需で花屋大混雑。こっちのロータリーから聖地霊園行きのバスが出てるもんで、その恩恵を十二分に受けているという寸法だ。しょーがねーから西口の花屋に行ってみる。こっちは別天地のごとき空き具合。その上、けっこう活きのいい花が揃ってる。2000円で和洋とりまぜた束作ってもらう。 このまま電車で座ってのんびり上京する手筈であったが。なんか妙に電車混んでて座れねえ。あんまり土日のこの時間に電車乗らないから目測誤った。片手が塞がってるから新聞も本も読めない。つうか、2000円分の花束ってけっこう重い……。西武新宿に着いた頃にはかなり腕がパラライズ。 新宿から丸ノ内線。やっと座れる。新聞読む。こないだの竹島ネタの時もそうだったけど、最近の「編集手帳」はどうも理よりも情緒に流れて読者をまるめこもうとする傾向ありすぎ。新聞のコラムってのはそういうもんなんですか。この10年で、オウムに関わる言説はかなり洗練されてはきたが、残念ながら一部の真摯な研究家たちの間で語られるだけであり、社会全体がそれを共有するには至っていない。研究家たちの貴重な分析と見解を一般社会に伝える、その媒介者の役目を果たすべき大マスコミが、この10年どーでもいいことしか報じてこなかったせいではないか。何もできなかったのは俺も同じだが。 途中で千代田線に乗り換え、霞ヶ関へ(駅事務所に行くには、千代田線が一番近いんです)。さすが10周年とあって、事務所前には報道陣がうじゃうじゃ。 これ見よがしに白い花束ぶら下げた怪しい黒コート男が現れたもんで大喜びでスタンバイするカメラマンたちを横目に、黒コート男は帽子取って事務所内へ。献花台にはもう10束ほど、やはり白い花束が置いてあった。 ただ詫びる。10年、何もできなかったことを。この先10年も、何かできるアテがあると自信持って言えないことを。自分の足元、自分の身の回りのことすら何もできてない有り様を。つらい。自責の念に陶酔できれば、それも楽かもしれないけど。俺のような一般部外者ですらこうなのだから、他の花束の主たち、記帳簿にサインした人たちは、どんなにシリアスで、シビアで、苦しいものを背負っているんだろう。ちょっと今は想像できないし、今は勘弁してもらいたい。 去年と制服の変わった駅員さんたちに礼をして、とっとと去る。今年は幸い、追いかけてくる記者もなく、無事逃げられた。いつもながら、周りを観察してる余裕なんかありません。いや正直なところ、自分で献花なんかせずに、毎年野次馬として報道陣に紛れて、献花者やそれを取材するマスコミの様子を日がな観察してたほうが、よっぽど面白いものが見られると思いますよ。そっちのほうがずっと『大宗教学』のネタにもなりますよ。 でもねえ。 正午とは思えないぐらい、どっと疲れた。時間的にも距離的にも、トンデモ落語の会に行くには好都合だけど、教会の総会があるので帰投しておく。疲れたし。 総会、1500までの予定が1700過ぎまで長引く。議題も別に傍聴する必要のあることでもなかったし。トンデモ落語の会で笑って免疫力高めたほうが、まだカラダの養生のためになったかもしれん。 昼前、福岡で地震があったと聞く。ぜんぜん気がつかなかった。ソフトバンクホークスがユニに「がんばろう福岡」とか刺繍して人心を掴んでみたりする図が目に浮かぶ。不謹慎なり。不謹慎ついでに、ひょっとして「対馬の日」が制定されたと知った対馬がゾッと怖気を振るったのではないかとか思ったりなんかしちゃったりして、このぉ。 帰りにシャツ買ったり。DIYの店で多目的棚物色してると、耐震用具売り場のところに「3月20日10時53分九州で地震がありました」と掲示(地震速報サイトのプリントアウトつき)。機を見るに敏、とはこのことか。あ、もう合唱の練習の時間だ。 今日さんざんカネ遣ってしまったところで、明日のコミケスペシャルの軍資金を下ろしてなかったことに気づく。かなりヤバいかもしれない。こういう時にかぎって合唱団で団費の徴収が。先月分も払ってなかったので都合2か月分。ああもう。現金遣わないように、帰って買い置きのパスタゆでて買い置きのレトルトミートソースぶっかけて食う。そういえば昼飯食べてなかった。ここ数日の食生活でだいぶ胃が小さくなったのかも。 ゴミの山の中から、金のありそうなところをひっかき回してみる。たしかこないだの片付けの時に、慶事用にとっといたピン札を1枚見た記憶が……あ、あったあった。しかも予想に反して2枚も。あとは即売会用の釣り銭を集めれば、コミケスペシャル行けそうな気がする。 もし銀行に預金がありお財布にお金があり 家のどこかに小銭が入った入れ物があるなら… あなたはこの世界の中で最も裕福な上位8%のうちの一人です (某チェーンメールより) 「上位8%」だったらしいです俺。 しかしコミケスペシャルってスケジュールも何も全然知らないんですが。9時あたりから一般入場できるんでしたっけ? 何時から第一部と第二部が入れ替わるんですか? 参加サークルもいくつあるのか分からない。回りきれるのかどうか。なんかもうすべてが謎。リゾコミ以上に何が何やらなイベントで。 とにかく寝ます。あしたのために。 |
| 3月21日(月) |
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24時間耐久コミケ。スケジュールも何もぜんぜん分かってないけど、0920頃、とりあえず有明目指し出発してみる。 1100頃現地に着いてみるといきなりものすごい行列ができててビビるが、よくよく聞いてみると第二部の入場待ちだそうだ。なんかもう全く勝手が分かってませんすいません。とにかく入場。 イベントは西館のみ使用。このくらいなら全体じっくり回れる。とは言えあまり買うものなし。第一部サークル参加のくれじじさんにご挨拶。例のアレの総集編『こんな瀬川おんぷは1000万年の眠りにつけ』堂々のリリース。「山崎円花(弟)さんもサークルで来てますよ」と聞き、あわてて探しに行く。ようやくブース発見したところで第一部・完。応援ありがとう! そのまま円花(弟)さん&お友達お2方にくっついて、屋台村でキーマカレー買って駐車場にレジャーシート敷いてピクニック。うららかな春の陽光にの〜んびり。 ……気がついたら、第二部入れ替えのため駐車場も屋台村も閉鎖されていて、どこにも行けなくなってしまっていた。孤立。難民と化し、スタッフにあちこち引き回される。 やっと西4階の企画エリアへ。ここで第二部までの時間をつぶすことにする。ライブあり甲冑騎士のトーナメントありNゲージやミニ四駆の実走あり東京マニアックスの出店ありと大変なカオス状況。この空間を(客も含め)ベネチアに持って行けたらよかったのに、と思う。そのベネチアビエンナーレの凱旋展示もあり。中とじコミケカタログがなつかしい。サークルカットを貼りまくったコミケ会場のミニチュアも展示されていて、円花(弟)さんが自分のサークル見つけて大喜び。くれじじさんのサークルもあったぞ。【埼京震学舎】はないぞ。なんでだー! とかやってたら第二部開演。西4階を突っ切る形で行列組がぞろぞろ入場してくる。見物客からはなぜか拍手起こる。すげーなーと見てたら、列の最後尾にいたくれじじさんと感動の再会。そして1階で旅の仲間解散。「靖国で会おう」と相互に武運を祈り合う。 開田先生のブースとたのさんの習字道場を楕円の焦点としてウロウロする。ああ、なんかいいなあマターリとした雰囲気が。開田先生のとこでコップ酒いただいたり。もちろん規制がないからと言って、酔って暴れるようなバカチンはコミケスペシャルにはおらん。 東大生の書いたメイド萌えの本を買う。これが、装丁からなにから岩波文庫のフォーマットをコピーした超絶すぐれもの。ドイツ語の本の翻訳(という体裁)だが、そうかメイド萌えはドイツが発症もとい発祥の地だったのか。最高学府に学びながら何をしておるのか君らはと問うと「オックスフォードがパイソンズを輩出したように、日本では東大がこういう領域を担うのは当然の務め」と頼もしい答え。その意気やよし。理系方面でも、ハーバードのイグ・ノーベル賞のようなバカ企画を生んでくれるようになれば、東大の将来も明るいのだが。 2100閉幕。ちょっと片付け手伝ってから帰路につく。 帰ってみたら、隣の住人が引っ越していた。これで隣と2つ隣、真下の部屋が空いた。ひょっとして嫌われてたのか俺(←んなわきゃない)。今なら『神聖モテモテ王国』のデビル教団みたいにマンション借り占めもできるかもしんない。そんな金はないけど。 |
| 3月22日(火) |
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ダラダラと連休明けモード。とりあえず、お金もらってるので、やることはやりますよ。楽譜の入稿の続きとか。 郵便物もいろいろ。中華UFO研究家・A木先生から大学紀要をご恵贈いただく。A木先生、肩書きを見たらいつの間にか助教授から教授に。おめでとうございますー。ついに学会にプロフェッサー様が! A木先生の論考でいちばん凄かったのは、中国の古文書(と言っても近世ですが)に記された未確認飛行物体を、目撃された同じ時刻の星図をコンピュータで出して、惑星か何かだった可能性も含めて批判的に検証するという、やってることはと学会誌そのものだがさすがに大学紀要らしく骨太な研究論文。シロかクロか結論を急がないニュートラルさがすごく気に入りました。 ビリーバーもアンチも、個々の事例を検証する際には、最初から「UFOは存在する」ないし「存在しない」という結論ありきで見てかかるので、残念ながらそのバイアスが目を曇らせ、都合の悪いデータを排除したり、逆に都合のいい解釈はそれが極めて可能性が低くても取り上げてしまったりする傾向がある。両者ともに、かようなおよそ学術的批判とは程遠い検証過程を踏んだ結果、同じ事例なのに正反対の結論が出てしまって、あたかも暗闇で同じゾウをなでくりながら「これはヘビだ」「いや壁だ」と言い合うような果てしない不毛な論争を続けることになる。研究者の数も研究時間も限られているというのに、そのマンパワーの大半がこうした罵り合いに浪費されるのは、すごくもったいない話である。 A木先生のように、まず判断を保留して中立的立場で個々の事例にあたり、地道な検証データを積み重ねて、論文の形でデータベース化していくことが、UFO研究者のあるべき態度だと思う。本物の「学問」というのは、道路に雪が積もっていくように、地道な基礎研究を積み重ねていった末に構築されていく、まことにまことに地味なお仕事なのである。本当に好きな一部の変態でなければとてもやっていけない。富や名声を目的に、鬼面人を驚かすような本ばかり書いている連中は、アレは「研究者」とはまた違った種類の生き物だと考えたほうがいい。 昼、Reyで麻婆豆腐定食食べて、午後は趣味で立てた企画の原稿読みに励む。1930過ぎまでやってたら楽譜の直しFaxが届く。すいません明日見ます。 パン買って食べて寝る。 |
| 3月23日(水) |
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今日も楽譜見たり原稿見たり。昼、紅梅で天麩羅定食。夕方、飯田橋のデザイナさんに楽譜集の装丁依頼。ふらふら帰り、さぼてんでねぎみそかつ弁当(大盛り)買って食う。揚げ物多いぞ。 今日の『トリビア』は久々に面白かった。ニャホニャホタマクローの歌も耳に残るし。いやほんと素晴らしいニャホニャホタマクロー。「これぞ無駄知識の見本!」と言うべきネタ。そんなくだらないネタにあんな手間と予算をかけるフジテレビ。ホリエモンに乗っ取られてもあのバカ魂は失ってほしくないぞ。「筑紫哲也がエイプリルフールに『宇宙人と交信』と嘘ニュース読んだ」ってトリビアは、はからずも昨日A木先生からいただいたUFO論文とリンクしてたし。カーター大統領も罪作りなおっさんだなあ。なんといってもいちばん役に立ったのは、「木の年輪で東西南北が分かる」がガセだと分かったこと。俺、学研マンガで読んで以来信じてました。つうかあれってボーイスカウトとかでも定番の「生活の知恵」じゃないのか。それがガセだったですか。大変だ。あの知識をアテにして遭難した人も実はけっこういるのではないか。 ためしに「ニャホニャホタマクロー」でググると29件もあった。やっぱり海外サッカーファンとか中心に、知ってる人は知ってたんダ。これが明日になったらヒット件数何十倍かになってるものと。ファミコマンドー竜の時みたいに。もし来年のW杯でガーナとあたることがあったら、日本側サポーター席から 「ニャホニャホタマクロ〜♪」の大合唱がまきおこるんだろうな。なんかもう野口英世以来の日本とガーナの架け橋になりそうな勢いです>Dr.ニャホ。 |
| 3月24日(木) |
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だーらだーらと、めんどくさい仕事に着手。昼、志乃原で野菜天せいろ。1830過ぎ頃退社。 銀座教文館。6階ナルニアで『終わらざりし物語』立ち読み。こ、この程度で釣られる俺ではクマー!! 今、まだカーペンターの『J.R.R.トールキン 或る伝記』読んでる最中なのでかろうじて理性を保つ。あっち読み終わってから買います。 閉店間近、4階エインカレムでバースデーカード物色。3階で川口一彦『景教のたどった道 東周りのキリスト教』(キリスト新聞社、2005年)ゲット。 新宿で地上に出たらなんか雨降ってるんですけどちょっとオイ。 帰路、景教本つらつらと。「大秦」ってローマのことじゃなくてローマ支配下のユダヤを指してたんですか。勘違い。景教とネストリウス派が実は違うということは猫耳先生の本やムーBOOKSにも書いてあったが、そのへんをもっと明快に「ネストリウスが出てくるより前にアジアに伝来した宗教がなんでネストリウスの名を冠するわけがあるですか」と説明してくれてて分かりやすい。 景教碑や景教経典の文字もいろいろ出ていたが、「ペトロ」を「僧伽」(=「石」の意)と意訳していたり、人名がギリシア語読みではなくアラム語読みをベースにして音訳してたり(ピラトだけラテン読みっぽく末尾に「ス」がついてるのが興味深いが)というのを見ると、たしかに「ローマ経由・ギリシア語聖書使用」の西周りではなく、シリアあたりから直接東へ伝来したという説にも説得力がある。もしその説が本当なら、ギリシア語新約聖書からダイレクトにシリア語に翻訳された聖書があったのか、それともギリシア語聖書が編まれる前にシリア語による何らかのテキストがあったのか、またはテキストはなく口伝オンリーで伝わったのか。なんかドキドキするのう。もちろん、大秦景教流行中国碑が作られた頃には「西経由」も(ネストリウス派も含め)伝来して混ざっていただろうけど。 所沢に着いたらもう雨止んでて星まで出てる。なんだいったい。 先月の『トリビア』で、「サンリオの語源は山梨の王、というのはガセ」と放送されたとか(観てなかった)。「身も蓋もない事実」よりも「美化(捏造)された歴史」のほうが真実だと認定するあたりは、さすがフジサンケイグループというか(←おい)。 |
| 3月25日(金) |
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天気晴朗なれども北風強く。 昼、お仕事で母校の隣の大学に行く。浄譜屋さんから電話かかったりドタバタして、出るのが1220頃になってしまったんで、昼食は現地で適当に食うことに決定。 武蔵境に着いて、さてバスに乗ろうとしたら、関東バスがストしてやんの。しょーがねーから歩く。かつては自転車でよく通った町だし。……と思ったら、ぜんぜん知らない建物ばかりになってた。初めて見る道ができてたりして驚く。こないだ夢の中でよく似た道を見たのを思い出すが、もちろんうつし世では見たこともなし。その道を渡るとバス営業所脇に出る。バスの前面に「スト中」とでかい看板が立ってる。ちくしょうめ。 連雀通りも、井口新田の交差点を過ぎるともう記憶にない店や建造物がずらりと並んでしまっている。そういえばこの道歩くのも十ウン年ぶりかもしんない。母校には卒業後も何度かノコノコ行っているが、いずれもバスを利用してのホームカミングだったもんで、バス通り周辺の変化は逐一チェックしてるもののそれ以外の街並の変化は全く知らぬ存ぜぬ。たかが十数年でここまで見覚えのない道になるのか。太陽が出てなかったら完全に方向感覚なくしてました。どこまで歩けば、母校裏門に通じる抜け道に入るのか、それすらさっぱり見当もつかず、適当に見知らぬ脇道へ入る。結果的にだいたい当たらずも遠からず。曲り角の家の黄色い壁は記憶通りだった。 仕事前に母校に寄り道して、学食で腹ごしらえしようと思ったら春休み。今日は厄日ですか。 隣の学校で用事をすませて、帰りは東小金井へ歩く。下宿街もだいぶ様相が変わったが、記憶にある建物、見覚えのある表札もまだ残ってる。友人2人がルームシェアしてて仲間内のたまり場になっていた下宿がまだあったのを見つけた時は、ちょっとじーんとなる。なつかしいなあ。あそこの●●で●●って●●●詰まらせて大迷惑かけたことも今は青春のメモリー。あんなこと二度とやらんが。また連雀通りに出る途中の道も、コジャレた家が建ったりして、往時のゴチャゴチャした印象を残すのはこぎたない灯油店跡だけになっていた。 西武多摩川線の踏切渡り、東小金井着。中央線に清水直行のポスターが。 けっきょく昼飯食べそびれた。いや別に受難日だから断食とかそういうわけではなく。おなかすいたよーと泣きながらコンビニおにぎりをかじっていると、職場の先輩がパンと粉末スープをめぐんでくれる。 楽譜のいろいろ処理。1930、やっと浄譜屋さんと再度連絡がつき。これで今週の業務はおしまい。帰る。 新宿紀伊國屋へ寄り道。5階の宗教書コーナーで、トンデモ本斬りをうたいつつ自分がトンデモになってそうな本を見つけ、いちおうゲットしておく。絵がちょっと雷門獅篭さん似。 帰ってイラン戦観る。同点にされたとたんにいきなり目の色変えたイランの攻撃、何よアレ。90分フルに走り回るんじゃなくて、要所で集中してガーと攻める。あきらかに格上の効率的な戦いをしやがる。まあ得失点差マイナス1で済んだだけでもめっけもの。次にバーレーンを直接対決で下しちまえば十分ドイツ行きの芽はあります。小野は出場できないけど。 そういえば12万人スタジアム、試合前に思いっきりクルァーンの詠唱が流れてたんですけど。あれってたとえばスペインチームと国際戦する時なんか、先方から「イスラムの侵略を思い出させるので謝罪と補償を要求しるよレコンキスター!」とか抗議が来ないんでしょうかね。やっぱそんなつまらんことにケチつけてくるのは世界でも中国や韓国だけですか。 |
| 3月26日(土) |
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朝、トーストかじりつつ日記の更新。これがどうにも進まない。トンデモ本大賞合わせ同人誌の原稿にも手がつけられず。 もういいやってんで、あきらめて録りだめしてたビデオの消費に走ってたら、ロッテ開幕戦の中継忘れててギャー。ままならねえー。1445頃から観戦。日テレ、いいところでブツリと切りやがる。どうせそのあとのオープン戦は録画なんだから延長したっていいじゃんか。無駄な球団PR映像流してるヒマがあるのならロッテ戦をー。やっぱ読売はゆるせん。昼食はポテチというやる気のなさ。 ビッグサムで小型の本棚を物色。ついでにクーラーボックス探すが、時期が時期なせいかペットボトル用の小さいやつしか出てない。ワインボトルが入るぐらいのが欲しいんだが。島忠まで足伸ばしてやっと発見。保冷剤とあわせてゲット。荷作り用ビニール紐も切れかけてたので買っておく。 米炊いて、さぼてんで適当にカツ買って食べて、日記8日分のみUP。ロッテ、さっそく岩隈にやられたらしい。おのれ。2500まで嘘屋チャットして寝る。「ニャホニャホタマクロー」Googleで408件に。 |
| 3月27日(日) |
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0900起床。 『ガッシュ』、コルシカ島をイタリア領に(笑)。フランスの右翼からフジテレビに抗議殺到……となるかはしらんが。マジロウのCVは2代目ドラえもん(※黒歴史除く)襲名に向けた肩慣らしですか。 『レジェンズ』最終回、なんとかきれいにおさめる。最後まで見捨てないでよかった、のかな。つまりアメリカへのあてつけのようなお話でした。NYを舞台にしたのもそういうことか。 イースター礼拝ののち教会で昼食。恒例のM崎家カレー旨し。 帰りにビッグサムに寄り、多目的棚の前で買うたやめた音頭を踊る。本持ちなら分かると思うが、実は多目的棚ってのは本棚として使うにはいろいろ不都合が多い。楽譜や写真集などの大型本ならともかく、普通われわれが所蔵するA5四六B6新書文庫といったサイズの本を収めるには、奥行きが深すぎる、可動間仕切りの間隔がサイズに合わない、などの問題点が山積している。奥行きが深いということは、前後に二段収納できるわけだが、それでは奥の段の本が見えない。なんのためにわざわざ本棚に収納するのか意味がなくなる。 ならばいっそ、と発想を転換し、透明の収納コンテナに本を入れて貯蔵する策に出る。まずは試験的に、ベッド下のスペースにすっぽり入るボックスを3個購入。これで普通の本棚半分程度の本が入った。以後この路線でいくか。 夜、合唱の練習。疲れてちょっと落ちる。帰りにメバチマグロの切り落としと海苔買って、鉄火丼みたいなものにして食う。海苔入れ過ぎて口の中でへばりつく。 ロッテ第2戦、昨日の雪辱を十分に晴らす26-0の大勝利。わあ。出る投手出る投手ボッコボコに打ちのめし、俊介も気を抜くことなく楽天打線を完封シャットアウト。ロッテの強さもさることながら、楽天の台所事情、ここまでギリギリだとは思わなかった。岩隈以外は勝てないかもしれない。「戦場で勝利するのはタルカスとブラフォードの軍のみ!」みたい。雨・雨・岩隈・雨・岩隈のローテで回さないと。 |
| 3月28日(月) |
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【今日の新番組】 『仮面ライダー非力(ひりき)』 (主演:小倉一郎) 「鍛えてませんから。」シュッ!、とやったら手首がポッキリ。 雨の月曜日。めげずに職場へ。楽譜の紙焼き入稿。本来はもうデータ入稿がデフォになってるのだが、まあそこはそれイロイロと事情が。その他はダラダラと。昼飯は大昌苑で焼肉定食。 帰ってよこはま海軍カレーあっためて食らう。メール開くと、久々に恒例のと学会年鑑の原稿依頼。……よし、いっちょやるか。 |
| 3月29日(火) |
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またスマトラ沖で地震とか。一難去ってまた一難、ぶっちゃけありえないですな。「つなみはスマトラ Max Heart」、という替え歌はやめときますすいません。 曇天。気温上がらず。今にも降りそで降らない空模様に、眠気は取れず頭は重く。でもそのわりになぜか翻訳原稿チェックは進む。昼も気力が出ず、スパイシーでハヤシライス。午後、寝不足をこじらせ頭痛発生、1750頃退社。夕飯をどうこうしようという気力すらわかず、ティーヌンに寄り道してバーミーナームすする。22時前就寝。 |
| 3月30日(水) |
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晴れ。睡眠とった甲斐あって、今日は目の調子よし。 久々に朝日読む。「天声人語」、スマトラ津波ネタ。イスラームでは、天災による死者は「そのままで十分清い」から、とエンバーミングもせずに葬られるという。これは殉教者と同じ格別の扱いだそうだ。自然災害も殉教も、どちらも同じく「アッラーが取ったもの」という解釈なのかな。「天災死」という不条理に対して、イスラーム実践神学の出したひとつの答えがこれか。すごいな。そういえば『神は沈黙せず』読まなきゃと思いつつまだ読んでない。すいません山本会長。 普通に仕事。昼、紅梅でかじき照り焼き丼。1830過ぎまでかかって翻訳原稿の第一次チェック完了。 バーレーン戦の後半ぐらいは観てやろうかなと帰る。でも、途中で気が変わって早稲田松竹で『恋の門』観ることにした。非国民。 ウェンディーズで小腹を満たして、ラスト1本の券(800円)買って、1920、二本立ての片割れ『木更津キャッツアイ』が終わったところで館内へ。非国民仲間は20人か30人ほど。少なめなのはバーレーン戦のせいか、単に春休みだからか。 狂った原作に狂った脚本、狂った登場人物に狂ったキャスト、言いたいこと語りたいことは山ほどあるけど、ひとことだけ言うとしたら「松田龍平スゲエ」に尽きる。いやもう何から何まで最高のバカ(※ほめ言葉)映画。松尾スズキ、もう映画の世界でやることなくなっちゃったんじゃないのか。……なんとなく「将来、唐沢俊一は映画を撮るんじゃないか」と妙な予感が降ってくる。K子先生の目が黒いうちはまずそんなことはないだろうが。 来週はシンクロ男子高生とジャズ女子高生の二本立て。振少女だけ観るか、地元のよしみで水少年も観るか。封切館と違って名画系はハズレがないから安心して木戸賃が払える。絶対『デビルマン』なんかかけてくれないだろうなあ。でも早稲田松竹で『デビルマン』かけるなら観ます。耐えます。ただ、なにと二本立てになるだろうか。順当に那須特集で『ピンチランナー』か。うわ、ツラそう。せめて肝臓ガンつながりで山本迪夫『血を吸う薔薇』あたりを。無理矢理もいいとこですが。ああ岸田森。あ、そうだ『北京原人』があった!……すごい二本立てだな『デビルマン』&『北京原人』って。名画座というよりはむしろロフトプラスワンの企画。 パンフも買って、帰りの電車でじっくり読んで余韻を楽しむ。巻末のキャスト一覧、「二」を「ニ」と誤植してるのが2箇所。いいだろそんなの。 バーレーン戦、勝った模様。ホーム試合で得点がオウンゴールだけってのがなさけないが。「勝てばよかろうなのだっ!」(カーズ様)。一方、北朝鮮は3連敗で暴動起きたらしい。ますます日朝アウェー戦が心配になってきた。 メールで、合唱団のわりと古株の人の訃報。 |
| 3月31日(木)【ここまでは2005.09.24更新】 |
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先日来ちまちま読んでいた、ハンフリー・カーペンター『J.R.R.トールキン 或る伝記』(菅原啓州訳、評論社、1982年)ようやっと読了。 『シルマリル』とか出た頃に一緒に刊行された旧版の初版で、細かい活字に加え、英語特有の持って回った言い回しを生かした直訳調で、すごく読みにくかったけど、内容はとびきり面白かった。トールキンファンサイトの関連書籍レビューでも軒並み高評価を受けていたが、たしかに評伝としてはこれが決定版だろう。他の伝記作家はもう書くことないじゃん。これ以上のものを書くとしたら、あとは本人が書くしかない。 人間関係も赤裸々に描かれてていいなあ。「トラーズ」「ジャック」と呼び合うほど夫トールキンと仲睦まじくイチャイチャするC.S.ルイスに嫉妬の炎を燃やす妻エディスとか(笑)。 でも、『指輪』公刊前にルイスが『ナルニア』とかいうウスいパクリ小説を出したと怒って一気に愛が冷めていくトールキン(※なお、実際にパクリだったのか、トールキンが勝手にそう思い込んだだけなのかは今後の英文学の研究課題)。それでもなお、『指輪』の好意的書評を書いたり何かとトールキンに尽くすルイス。絶対ルイス受と確信。 いやあ、オックスフォードがホモの巣窟って本当だったんですね。(おい) 『指輪』刊行までの物語には涙が止まりませんでした。版元のなめた艱難辛苦につい同情して。まーあこの先生、原稿書かないわ、校正も遅いわ、赤字入れまくるわ、ワガママ放題だわ。俺、ぜったいトールキンとは仕事したくない。 つうか読めば読むほどただの偏屈ドキュソ電波じゃないスかトールキン。たしかに学者には奇人変人がつきものですけどそれにしても、この空想癖と、それにかけるパラノイアックな執念は滅多なもんじゃねえ。あの一連の物語も、「考えた」ものじゃなくて「受信した」ものらしいですし。うわーんこのおじさんこわいよママー。 でも、そのゆんゆん受信した電波を、他人をも楽しませ得るエンタテインメントに昇華するだけの「筆の魔力」を持ち合わせていた――そこが巷の電波受信系作家とトールキンとの無限の質的差異ですか。巨大な狂気を極めて高い変換効率で昇華させた、20世紀最大のきちがい、ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン。 だからトールキンって、もし言語学の才能がなくて、実社会でそれなりの地位を占められずショボクレ人生を歩んでたら、大川隆法になってたような気がしてならないんですけど。自分の創作行為を「準創造」と呼ぶどころか、トンマノマント的に「これが正しい歴史だ」と言い出して。 ただ違うといえば、トールキンは歴史の一回性を重視し、円環型の歴史観を否定していたんで、総裁先生みたいに、歴史上の似かよった人物を安直に結びつけて「誰々の過去世が来世がワーワーブーブー」とかマヌケなことは言わなかったかもしれないですが。でもトールキンも、夫婦で入ってる墓に「ベレン」「ルシアン」とか彫ってるから油断はならねえ。自称「ヘルメス」「アフロディーテ」とパラレルに見えてしかたない。 だが少なくとも『指輪』のほうが『ヘルメス』より2億倍面白い。同じ神話捏造でも、総裁先生にはあれに匹敵する壮大な神話は死んでも書けまい。アニメの出来に関してはバクシ版『指輪』より『ヘルメス』のほうが勝ちですが。そこで勝負するのは反則ですか。 さて、次はUTか……。(底なし沼) 翻訳原稿の第二次チェックで一日過ごす。昼はReyでカニクリームコロッケ定食。なんとなく最近足が向く。なぜならサンデーが置いてあるから。『ガッシュ』読みたいんだよう。 定時に出てダッシュで帰宅、黒服に着替えて自転車で斎場へ。喪服でチャリというのも変な恰好だが(ちなみに韓国ではそもそもスーツで自転車乗るなんて考えられない、と10年前ぐらい何かで読んだ。今は習慣変わってるかもしれんが)、夜だからかまうこたあねえ。 合唱団の人の通夜。弔問客ぜんぜんいない。去年ピアノの先生が亡くなった時の大混雑ぶりとえらい違いだ。同じ斎場とは思えない。あと数人来ていた合唱団の人と、2階で精進落としもぐもぐ食べる。遺族の方々と我々の他、誰もいない。ふと『電光石火供えガイ』第1話のレイモンドの通夜のシーンを思い出した俺は最低です。 つうか安心しろ、俺が死んだらやっぱ葬式こんなかんじだろうから。 |
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