2005年9月の開設者うらみ日記


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9月1日(木)
 仕事帰りに早稲田松竹に寄り、17日からの指輪祭り前売り券買っちまう。3000円で3部作SEE見られるんだから安いと言えば安い。映画の日だからと言って800円というわけにはいきませんでしたが。ノルドランテ2行く前に、いちおう映画ぐらいは全部観ておかんと。

 ビデオで『アストロ17〜栄治とシュウロ〜』第2話「ヘリから突き落とせば生き返りますか」後編。うーん、ふくしゅう球団をカットした以上しかたないとは言え、カミソリの竜がロッテ入りかー……。それじゃあモンスタージョーやリョウ坂本はんも出ないのか? ハルディアがエルフ弓兵率いて角笛城に来るぐらいすごい脚色だ。おまけになんだよ巌流島での無観客試合って。ロッテがケンカ買ったのは、現在都庁のある場所に建ってたアストロ球場を賭けたんじゃなかったのか? じゃ、じゃあ素人も混ぜないの? 球三郎の「どなたかー!」もないの? たしかに今のご時勢、オカマを揶揄する描写はマズいかもしれんが。これはサルマンがオルサンクから落ちて死ぬぐらいのレベルか。  それはそれとして演出はすばらしいの一言。3段ドロップ伝授のシーンで、球一が不承不承シュウロに球を手渡す姿を、シュウロのグラサンに反射させて撮るところとか、ニクいねえ。時代考証も忘れちゃならないぞ。こないだの後楽園球場再現もすごかったけど、今回の(1973年当時の)12球団旗勢揃いの秘密監督会議も泣けるぞー。そうか、『アストロ』は時代劇だったのか! たしかにここまでしっかり時代考証しちゃうと、かえってアストロドームは作れないか。まーそれ言ったらそもそも沢村がミンダナオ島で戦死したってのからしてウソなんだけどな。さすがにそこは修正したらお話成立しないし。台湾沖でノンマルトに野球教えるわけにもいかないし。
 さて、栄光のロッテナインの配役や如何に。金やんの出来を見るとけっこう期待できそうじゃよー。

 イラクの宗教行事中に自爆テロの噂が流れ、逃げる群衆が橋に殺到するなどして1000人近く死者が。流言ほど効率のいいテロはなし。
9月2日(金)
 前売り券眺めながらニヤニヤしてたこと以外記録なし。
9月3日(土)
 二度寝・三度寝の末、0930起床。洗濯しながらざんざかシャワー浴びる。水不足の地域に申し訳ないと思わないのかこの非国民。
 『ふたご姫』今日もかくの如し。エクリプスにかけられた嫌疑がちょっと晴れ……てもないか。大国難をよそにちっぽけな私欲を追求する大臣って、誰かの寓喩ですか。いや「誰」と特定はできんが。多すぎて。

 鹿取ーナの被害映像見る。想定外の高潮に襲われて、ニューオーリンズは大変なことに。一度の災厄による死者数は9・11を超えるだろう。これがテロなら報復空爆もできようものだが、事がコレ自然災害となると、ブッシュはどうやって被災者の不平不満をそらすのか。洪水の被害もさることながら、もう戒厳令でも布くしかないぐらいの治安状況で。なぜ9・11の時のように団結できないのか。テロじゃなくて自然災害だからか。被害の範囲が比べ物にならないからか。NYの中でも豊かなマンハッタンと、豊かじゃない人が多すぎるニューオーリンズの違いなのか。
 この惨状を見ながら、「アメリカじゃ『忍風戦隊ハリケンジャー』は放送自粛されるのかなあ」と馬鹿な感想しか抱けないのがなさけなく。

 トースト食べて。1600の会議まで時間があるので、半年分たまりにたまった表日記の更新にとりかかるが、なぜかキュウ〜と眠くなる。ああまた滝季山さんに怒られるううう。1330昼寝開始。1430、実家からの電話でたたき起こされる。うわーん。
 また30分寝る。家が4LDKぐらいになった夢。北側にも窓がついて、玄関閉めたままでも換気ができて、起きてから「ああいいなあ」と。以前8ヶ月だけ住んでた公団住宅と、福島の父の別荘がイメージモデルらしい。このあたりで同様の家に住んだら家賃ないしローンは月いくらになるやら。それより実家買い取ったほうが早いかもしれん。
 1600〜1830まで外で会議。今日はなごやかに済む。

 1900過ぎ実家に帰る。手巻き寿司とトウモロコシとビール。
 弟、ようやく就職が決まる。某大会社の天下り先っぽいとこ。以前職業訓練所で知り合ったじーさんが実はその某大会社OBで、そのコネで入れてもらったとか。「道端で老人を助けたら実は」みたいなベタな話だが、こいつの人生たまにはそういうラッキーがあってもいいか。現在は試用期間で時給1200円の身だが、晴れて正社員にクラスチェンジすれば、俺の手取りなんか一気に超えるだろう。苦労したぶん堅実な人生を歩んでいってほしいものである。
 こないだおつかいに行った修道院、母親も先日別の学会セミナーで使ったという。安くて静かですごくいい所だと。学会にその教派の人がいるおかげで使えるんだとか。と学会にもおらんかのう。そうだ、あのお方をと学会に推薦すれば(笑)。
 2100辞去。実家に「辞去」もないもんだが。

 寝る前に明日の用意だ。
9月4日(日)
 0800過ぎもぞもぞと起床。『響鬼』厨な新キャラ登場。なんだかなあ。『プリキュア』覚えてない。『ガッシュ』千葉千恵巳。  『マイメロ』奇跡の回。いや毎回毎回奇跡のような番組ですが今日は特に。メロディキーに浮き出た文字がちょっとキアスっぽい。あとでビデオで確認しよう。魔法かける時に「美少女になりたい」じゃなくて「人間の女の子になりたい」としか言ってないのにあんな別嬪さんになるということは、クロミさんはもともと美人らしい。乙女なクルミと健気なバクに、ふと4年前の同枠に出てたあのコンビを思い出したり。
 それにしてもクロミ声とクルミ声を瞬時にぽんぽん出し分ける竹内順子の実力派ぶり。渡辺久美子しかり三石琴乃しかり、こういう球威と絶妙なコントロールを併せ持った声優さんが本当に日本のアニメの音声部門を支えているんだと思います。もちろん、豪速球派も魔球派も敗戦処理型(おい)も必要ですが。

 『メルヘヴン』まで観てると遅れるので、ばたばたと荷物用意して1020頃出発。電車の中で今日の発表物件にポストイットべたべた貼り。30ページぐらいの小さな本だから準備も楽だ。手抜き。
 電車降りてバスに乗るとホークスファンの眠田先生とマリーンズファンのS井グッズ番長がいらっしゃって呉越同舟のテイ。なんで2位と3位にはゲーム差によるプレーオフの際のアドバンテージがないのか嘆いたり、井口と小久保がいないのになんでホークスは負けないのかとか、どうも悲観的な話にばかりなってしまう。
 学会会場で受付だけ済ませ、荷物置いてコンビニへ走り軽食購入。
 1200例会開始。今日も山本会長以下の特濃発表が目白押し。そして今日もたいしたものを持ってこない俺。

 1)『トリビアの泉』やおい本
 「『トリビア』やおい」専門のサークルが複数ありエリア形成しているという事実がそもそも何かくるっているのだが。カップリングはほとんど高橋×八嶋で、某スーパーバイザーが出てくる本は残念ながらなし。会場から「『セカジュー』やおい」の出現を望む声あり。でんじろう先生の科学実験SM。斎藤孝先生の声に出して読みたい言葉責め。ああっ、アナリスト森永卓郎先生がアナルにリストまで!

 2)『The Samurai』(2003年刊行)
 『Scholastic Children's Dictionary』などで有名(らしい)な Scholastic 社の子供向け入門書シリーズの1冊。蒙古の騎馬兵にしか見えないヤマトタケル、元冦かと思ったら壇ノ浦の合戦、どう見ても満州族のカンフーマスター然とした宮本武蔵などなど、ドヘタ、というか何も資料なしにウロ覚えで描いたにちがいない挿絵が、極めていい味を出している。戦後すぐぐらいならともかく、21世紀にもなってコレって。こんなので日本文化を学習するアメリカの小学生はいい災難である。

 3)『大宗教学第24/25合併号』
 例のソエジートンデモ本大賞受賞奉祝歌を発表しただけ。

 前半最後はIPPANさんの、梅田佳声先生ビジター参加に合わせたようなネタで締め。休み時間に『大宗教学』ちゃっかり行商。
 後半も大笑いしまくり。K高さんの闘病日記はなんとも壮絶。無事帰還されてなによりです。貧乏や師弟喧嘩以外の物理的生物学的理由で学会員が減るのは悲しいからのう。1740頃終了。たっぷり6時間近くの学会。

 地下鉄で淡路町まで出て、二次会会場の万世へ。予報通り雲行き怪しくなってきたが、まだ雨は落ちてこない。いつも雨に祟られる「雨男」ならぬ「雨学会」度の高い集団なのだが、今日は珍しく空模様がんばっている様子。H原さんから「たれめパラダイス」の夏コミ最新号見せてもらう。俊俊さんのマイメロマンガで笑い死ぬ。いつか本当に俊俊さんのマンガで殺される日が来ると思う。もちろん性的な意味で。

 明日は夏期休暇の残りを消化する予定だったので、今日は朝まで遊んでもよかったのだが、なんとなく駅の改札をくぐってしまって、そのまま帰路につく。西武新宿の駅に歩き着いたところで、バッグのスリングが凧のように「びーん」と鳴るぐらいのすごい風が吹きつける。長袖のシャツもばたばたばたとはためく。渡辺美里の「Believe」だな。いよいよ来るか、雨。
 はたして急行電車が高田馬場を出てしばらくすると、窓にものすごい水しぶきが当たりだす。いちおうカバンに折り畳みは入ってるけど、なんぼの役に立つやら。駅から家まで走らないといかんかな。しかし、幸運にも電車が県境を越える頃には雨はすっかり止んでいた。はーやれやれ。でも空は時折光ってるし、油断は禁物。明日のパンとかも買わずまっすぐ帰宅。しばらくすると、外から雨音が聞こえてくる。TVつけると、埼玉県に大雨洪水警報。かなり危ない橋をノーミスでクリアしたようだ。あのまま秋葉原に残っていたら、新宿からLPOに寄り道してたら……。アキバの皆様、LPOに行った皆様、どうぞご無事で。

 今朝の『マイメロ』をまたビデオで見る。ああっOPの「だけど聞いーて♪」のところ、歌じゃなくてクロミが傘持ってるー! 芸コマ!  そしてまた乙女なクルミ(クロミ)と健気なバクに泣き、ひどいオチに笑い、ラストで泣き。たぶん最終回近くで、クロミがマイメロに瀕死の重傷負わされたところにバクがやってきて「クロミ様……血まみれでも、美しいゾナ……」って自分の首をすぱーんと。黒魔法カメラの甲羅に取り込まれた琴の顔面をぶっつぶすマイメロ。「あ〜〜、俺、夢の扉が開いちゃったよ〜〜」(←それは映画版)
 さっきの文字も再確認。スローで文字を写し取り、指輪追補編が手元にないのでかの超絶奇書『絹と立方体』で照らし合わせてみたら、あんのじょうダイロンのキアスでしたとさ。 ただし、残念ながらスペルはめちゃくちゃ。あえて『指輪』風に発音すれば「プブン・ンジトクゥシュメ……」なんだこりゃ。クウェンヤでもシンダリンでも日本語でもない。 しかも、ダイロンの時代(第一紀)に使用されて後に消えた文字と、逆に第三紀にモリアでドワーフ語の発音を表記できるように開発された新しい字と、年代の違う文字が混ざっていたり。(言うなればギリシャ文字とキリル文字が混在してでたらめに並んでるようなかんじ。)惜しい!
 しかし、『絹と立方体』がほんとに役に立つとは思わなかった。
 そしてネットではクルミ・ヌイ祭りが。
9月5日(月)
 トラップカード「夏期休暇」があと1枚残ってたので発動。あたまがいたいのでベッドの中でうにうにしていたが、0845頃起きて、シャワーの前に雨の中てくてく駅前へ。メインバンクでおカネおろして、別の銀行2行で振り込み2件。全部歩いて1分以内のところにあるのでありがたや。コンパクトな街である。せっかくの平日なんで、雨さえ降ってなければ&頭痛さえなければ、実家そばの郵便局で通帳の切り替え(まだカード作ってないので、大学時代に貯めた十数万円ほどが死蔵状態)もしたかったざんすが、ココまででもうグロッキーですよ。ああもう。
 駅の西友で食パン買って、帰ってシャワー浴びて、洗濯しながらトースト焼いてかじる。昨日の雨はマジ大変だったらしい。東京とかニューオーリンズとかここんとこ大都市がやたら水没しますな。

 クルミ・ヌイ祭りはもうすごいことになってて、むてけいファイヤー!の人なんか早くもトップ画像がクルミに。俊俊さんも表HPのトップを茄子に乗るクルミに換装。なんでみんなそんなに絵描くの早いんですか。昨日LPOの客が森下くるみに萌えていたのと同じ頃、クルミ・ヌイに萌えていた人たちもいたわけで。同じくるみでも。別にクルミたんはTOHJIRO監督にラベンダー畑で脱がされたりしてないし。

 脳も動かず何もできず、ただこれミクシィうろつきネット徘徊しベッドでうつらうつらするのみ。ああ、もし今日仕事行っててもたぶん気圧で何もできなかったろうなあ。フラフラ〜。1700頃やっと米といで、またミクシィうろつく。
 ながいけんコミュに、政見放送中の唯一神に赤色灯と突起物をつけたものすごい画像がUPされてて死ぬ。た、助けて……腹いてぇ……。ちゃんとファーザーっぽい表情の瞬間を捉えたサンプリングセンスは見事の一言。個人的には唯一神というとニヤニヤしてる絵しか印象になかったので、この画像見るまで、唯一神とファーザーを結びつけようなんてアイデアはカケラも思い浮かばなかった。けっこうショック大きいです。なんかパラダイムシフトというか、いわゆる「アハ体験」というやつですか。脳活性しまくりですよ。まったく世の中、殺人鬼が多すぎますよ。こう連日殺されると本当に笑い死にしかねない。

 1900頃「山本五十六カレー」あっためてぶっかけて食う。長岡名物舞茸ほか56種類の食材をふんだんに使った贅沢カレー(お値段もけっこう高め)。たしかにおいしいが、香辛料たっぷり入ってて、滝のように汗が出る。キノコカレー好きの方にはおすすめです。ちなみに指は入ってませんでした(←おい)。

 無為なまま無為に過ぎ無為に終わっていく一日。「密度濃く生きよう」と心に決めながらぜんぜん守ってないなあ。まだ自分のカラダを効率的に働かせるクセのようなものを掴みきっていないらしいですよこいつ。まあ、オフの日ぐらいきちんと心身休めなさいってことですか。
9月6日(火)
 フラフラ仕事に行くと、朝から唯一神を目撃。きのうの例の画像を思い出し吹き出しそうになるのを必死でこらえる(臨死体験)。
 英文学関係の専門書の翻訳原稿、無理矢理最後まで素読み。1350、関係書類一切合切持って所沢へ。快速急行でグガーと寝て、バスで日大大学院へ(雨ふってなければチャリで行きたかったぐらいだが)。1540-1740まで訳者の先生とみっちりイロイロ謀議。なんか最初に想像してた以上にすごい本になりそうですコレ。調べてみたら実は原著者ものすごい大物学者だったことが判明したり。訳者の先生(こっちも英文学のえらい先生なんだが)が経歴見てビビってメールも出せないと仰るぐらいだから大変だ。
 タクシーで所沢まで送っていただいて、西武で3時間ほど中華。げぷ。こちらでもイロイロと。先生が定年後に計画している野望のことなど。あの本にもそろそろ「研究用の訳」(聖書で言えば岩波訳のような)も必要かもしれん。しかし一歩間違うと名高い「僕チン訳」の轍を踏みかねない罠。

 一昨日の『マイメロ』の謎の文字問題。室戸先生より「もしかしてキアスじゃなくって本物のルーンでは」とのサジェスチョンを受けたので、職場に置いてあった『指輪物語』追補編を持って帰って改めて照合してみたら、やっぱキアスのようだ。逆にルーンと照合すると、×と◇を合わせたような字とか、ルーンにはない文字がちらほらあるし。
 メロディキーに刻まれていたスペルは、アンゲアサス表(文庫版「追補編」p.225)の番号で言うと「1, 2, 38, 39, 48, 25, 15, 6, 46, &, 9, 19, 16, 27, 28, 37, 32, 47, 51, 54...」(以下画面外で不明)。28番と38番の下についてる「。。」もそのまま書いてしまっている。38番と51番は、ごていねいに異体字を両方並べて書いてるぞ。とりあえずなんて読むのか全くわかりましんまん。上の番号に何か法則性があるのかどうかも俺の知能指数では解析不能ー。たっ、たすけて伊藤盡先生ー!……まぁエルフ語知らない人が上記のアンゲアサス表を元に適当に字を並べただけ、というところだと思いますケド。
9月7日(水)
 冗談みたいなスピードで雲が北へ飛んで行く。近所のビルの壁を埋めるツタの葉がざーと波打つ。日が差したかと思ったらスコールがたたきつけ、あたまおかしくなりそう。左肩重く。原稿の閲読報告書いたりしてお茶を濁す。昼、Reyで鶏カレーいため定食。ウマー。
 先日M先生への講演依頼を取り次いだH教授より、引き受けていただけましたと喜びのメール。めでたい。
 1730過ぎ、彩の国古本まつりのことを思い出し慌てて退社。1800過ぎ、西の空がファイアーオパール色に染まる。雨上がる。

 貧しき人は災害なり。 ――ニューオーリンズ
9月8日(木)
 まーなんですな、何がガックリくるって、自らに浴びせるべき言葉で他人を非難した時ほど、自己嫌悪に陥ることはありませんな。まぁ、その言葉が自分に適用されることに気づいているぶん、まだ救いがあるですが。ひどい時は全く気づかず、周囲の失笑を買うわけで。  「密度の濃い生き方」ってのも、漫然と送れるものではなく。極端に断片化したドライブを最適化し、それぞれの仕事の手順を効率良く整理してはじめて実現できるもの。なんとかこのジョブ待機中の山を動かさんといかん。いったんジョブが動き出して手順さえ見えていればダダダーッとやってしまえる人なんだけど、裏を返せば、仕事のお膳立てができてないと何もできない役立たず。秘書もマネージャーも制作進行くろみちゃんもいない以上、自分でうまくマネジメントしていかないと、自分で自分のお膳立てをしないと、なーんにも進まない。なんたってこれでお給金もらってるんだから、シャレにならん。

 人間、自分がダメな時の心の動きは2種類のベクトルを見せる。(1)そのダメのどん底に「ダメでいいや〜あはは〜」てなかんじではにゃ〜んと沈んでいくか。(2)「こんなダメじゃダメだ!」とダメな自分に焦りもがき苦しむか。どうも、夏コミ直前の破滅的スケジュールの反動でここしばらく(1)に埋没していたのが、今日の夕方あたりから不意に(2)にシフトしたらしい。いい傾向、なのかもしれないし、鬱の気配、かもしれない。わかりません。でも、自分のダメさに直面しながら「死にたくなった」ではなく「コンチクショー挽回してやる」という感情のほうが沸いてきているということは、やっぱ鬱の前兆ではなく、ココロの回復傾向なのか。ココロだけ回復してもなんにもなりませんが。でもやっぱりウチの職場に欲しいよ制作進行。
 なお、くろみちゃんは竹内順子声のぬいぐるみとは関係ありません。

 中学生に消火器ぶっかけて回ったバカのニュース。今日は何度「消化器噴射」という誤植を見たことか。ナマコかよ。ああ、ああ、フジテレビのニュースまで。
 しかし、犯人を捕まえてみたら在校生と卒業生ってんだから、生徒何十人も病院送りにされた学校側も怒りの持っていきどころがないというか。在校生のほうは高校受験どころじゃないだろうなあもう。
 「人に消火器をぶっかけてみたい」とか、そういう破壊的衝動はけっこう誰でも持つと思うんだ。それをまんま実行に移す人間は犯罪者だが、絵とか映像とか文学の方向に持っていけた人間は、のちにアーティストと呼ばれたりする。ヘンリー・ダーガーだって、実際に少女を捕まえてハリツケにでもして処刑して回ってたらただの猟奇殺人鬼ですが、絵にとどめておいたからこそ狂気の天才芸術家として世界的に有名になった(本人は絶対不本意だろうし家族はいい恥さらしだがそれはともかく)。どんな不健全なパトスでも、昇華させる方法はいくらでもあるし、どんなバカでも1つか2つは、才能のカケラぐらいは持っている分野があるだろう。実行に移すのがいちばん芸がない。美しくない。  消火器ぶちまけるのと、消火器かけられて逃げまどう人の映像をアニメとかで作って喜ぶのは、全く別問題だと思う。レイプするのと、レイプマンガを描くのは、全く別問題だと思う。その両者をごっちゃにして、昇華行為まで犯罪にされてしまったら、きっと悶々とした挙げ句実行に移す奴は急増しますよ。
 すくなくとも、消火器ぶっかけアニメや消火器ぶっかけマンガを取り締まるような動きはないんだから、そっちの方向で行けばよかったのに。今頃言っても遅いですが。
9月9日(金)
 睡眠時間は少ないが、涼しかったおかげか眠りは深く、それなりに頭はすっきりしている。目の疲れは取れてないけど。
 午前中はずっと会議。全体を統括する立場の人間が、やっと前線勤務から手が離れ、心の余裕を取り戻す。俺だけでなく部署全体が、これまで滞っていたモロモロを整頓しようという気運に。Zeitgeistとの同調というか逆にあっちのほうがついてきたというか、たまーにこういう歯車が噛み合う時が来る。会議後、手分けしていろいろ確認作業。案の定、正式な依頼状を出してない案件とかあって冷や汗。
 昼、涼しいのでタントタントまで足を伸ばし、タコとトマトの冷製スパゲティ(850円)をずびずばーと。親父が自分で釣り上げたらしいでかいマダイを店内で抱えた写真が壁に。
 午後も海外版元との交渉記録をほじくり出したり、確認ごとの続き。アレが滞ってたのはそういうことかとか、なんだアレはちゃんと水面下で動いていたのかとか、アレはあいかわらずじゃのうとか。

 全く手順がわからないわからないと騒いでいたアレにも、とりあえず手をつける。つけたらつけたで、なんとなく先の道筋が見えてくる。
 サカーの試合で大きなクリアボールが飛んだ時、最寄りのプレイヤーは必死でボールの落下点を目指してたったか走り、とにかく敵選手よりも先に、トラップできないまでもせめて触ろう触ろうとする。触らなければ100%ボールを支配できないが、つま先だけでも触りさえすれば、1%か2%はボールの行方をコントロールし、どこに転げるか誰よりも早く察知し、次のプレイに繋げることができる。仕事とかもそういうもんかもしれない。あまり気の利いた喩えではないが。

 バンチ読みながら帰る。渡辺電機(株)先生が2ページゲスト。
 ビデオで『アストロ』第三球(前編)。おおっモンスタージョーは出るのか! 中途半端なところで後半に続く。
 ものすごく眠くて、21時頃、ベッドに横になり……ぐ〜。
9月10日(土)
 豪雨の夢を見ながら、0900すぎ起床。洗濯2回。今日は1600から外で会議なので西武ドームにも行けやしねえ。
 ビデオ。『エウレカ』。ホランド厨モード突入。『マジ』。サムライって冥獣の一種なんですか。てゆうかアヌビス神のスタ(以下禁句)。そして噂はいろいろ聞いていた『響鬼』。……井上、あんた『ナージャ』の悲劇を再現しようというのかッ!? 『プリキュア』。まあいいですけど。『ガッシュ』。どれみとハナちゃんが夏祭りなのだ。

 唐突だが、アクセス解析の類が大好きである。
 およそモノを書いてある程度の形にまとめてヒトサマの目につく場所に晒してあわよくばカネまで取ろうなんて恥知らずな行為に手を染める変態悪趣味露出狂のみなさまなら、多かれ少なかれ、自分の書いたモノをどんな人が読んでいるのか、どんな経路で、どんな目的で読み、どんな記述に感銘を受けたり義憤を感じたりヒーと笑ったりしたのか、見たい知りたい確認したいという欲望をお持ちであろう。アクセス解析は、そんなシリアルキラーが自分の事件報道を嬉々としてウォッチングするのと同根の助平根性を満たしてくれる楽しいオモチャである。

 ウチのサイトは、ながいけんデータ集を載せている都合上、当然ながら「ながいけん」でアクセスしてくる人が多い。その次は、替え歌ページでネタにしてる「ネバダ」「酒鬼薔薇聖斗」などが多い。いずれも、なぜかGoogleでウチが上位に出てくるせいだろう。そうした常連だけでなく、妙なキーワードでのアクセスが急激に増える異常事態がたまに起こるのがまた面白い。大昔、初めてと学会の例会に迷い込んだ時に最初に耳に入った単語「スカラー波」を日記に書き留めていたら、こないだ白装束集団がブレイクしたとたんにアクセスが爆発。また、『トリビア』に「ファミコマンドー竜」が出たとたん、竜の書評ページへのアクセスが殺到。こういう時は新星が出現したようなワクワク感を覚える。
 新星もあれば定期的な彗星もある。「緋本こりん」でアクセスしてくる人が異常発生すると、ああ今年も8月12日が近づいてきたなあと、しんみりした気持ちになるのである。理由は各自ググって確認してほしい。俺、あのファンロードフェスティバル行ってたんだよな。「天才ゴリラの初恋」、滝季山さんの替え歌ライブ……。あれから20年、あの場所で得た黒いテイストは、すっかり我が血肉になってしまってます。文字どおり「人生変えちゃう夏かもね」ですよ。うわーん。どうでもいいけど。

 分かるのはキーワードだけではない。どこかのページからリンクをはられた場合も瞬時に分かるのがうれしい。誰が自分のことを話題にしているのか知りたい。俺に関する噂。かっこいいって言うな。いい体って言うな。トーケー!
 ブログというツールが開発された際に、この「俺の噂をしているのは誰だ」機能が「トラックバック」と称して標準装備されたところを見ると、やっぱこのDIO様的欲望は万人共通のものだったらしい。ところでなんでDIO様は「隠者の紫」の能力(カメラチョップ)を使えたのか、説明ありましたっけ。まあ承太郎もなんの説明もなく時を止められたし。それはともかく、先週と学会例会に参加されたA先生のブログから、先日リンクはっていただいて、そこからのアクセスが増えて照れるのなんの。ありがたやありがたや。ただし、2ちゃんねるなどからのリンクだと、ブラクラ避けのためか、一旦別のページを挟んで飛んでくるので、どういう文脈で話題にされているのか分からない。こういう時はうれしいというよりも不安が募る。

 しかし匿名性を旨とするインターネットのこと、アクセス解析では、最も興味深い「一般読者」の顔までは見えない。その一番面白いトコを(小さなコミュニティ内ではあるが)実現させたのはミクシィの「足あと」機能である。人がミクにハマる要素の何分の一かは、たぶん「足あと」のおかげだと思います。もちろんほとんどはマイミクさんばかりですが、マイミクのまたマイミクとか、書き込みしたコミュから飛んでくる人とか、足あと残した過程を探るのも楽しい。んで、こちらでも、どういう経路で来たのか分からないとすごく不安になるわけで。

 そして今日、前代未聞の事態発生。本業方面で関わりのあるY先生が足あと残してた。どうしようかなあ。俺の正体知って秘密にしてくれてる方ではあるのだが。かと言ってマイミク申請するには、あまりにも本業関係者を不安にさせる記述が多いしウチの日記(←「全体に公開」のくせに)。少なくとも今後は職場のヤバい話書けなくなるなあ。ああどうしよう。微妙な線。ミクシィ参加者もずいぶん増えたなあ。
 増えたと言えば、某マイミクさんが紹介していた某コミュの管理人さんが、ハンドルと本名を見ると、大学時代のサークルの先輩である可能性が極めて高くてすごくビビってます。ご本人のコミュ一覧見たらしっかり大学コミュ入ってるし。いや、在学当時仲が良かったならいいんですが、俺はだいぶ嫌われてましたので。
 案外、ウチの職場の人間も、探せばいるのかもしんない(探さないけど)。こないだ同僚が会議で「ミクシィ」の名を口走ってたし。
 ああもう、「足あと」機能の一部に、都合悪い奴が覗きにきたら相手のモニタをスタンドで爆破させるシステムもつけてくれないかなあそれこそDIO様のごとく。それはただのタチの悪いブラクラですかそうですか(「ブラ」どころじゃない)。
9月11日(日)
 0740頃起床。そのまま着替えて選挙に行ってしまう。先週までだったら、この時間に起きれば当然のようにテレ朝つけて『響鬼』を待つところだ。選挙もクソもない。だいたい投票所は20時まで開いてんだし、マイメロ観たあとでええやんマイメロのあとで。あきらかに、選挙を言い訳に「逃げた」のである。我ながらこんなに「観たくない」という気持ちが働くとは思わなかった。よほど井上敏樹と合わないんだろうな。名作とのほまれ高い『シャンゼリオン』を観たことないせいだろうか、なぜ井上脚本がそんなに特撮ビトさんたちに支持されるのか分からないのである。ひょっとしたら実際『シャンゼリオン』観ても合わないかもしれない。

 『響鬼』コミュを覗いてみたら、すごいことになっている。あののんびりした雰囲気に惹かれていた人たちだけに、無理のないところだろう。えーと、要するに、これまでの29話ではオモチャが売れなかったので、某B社様がフロント総入れ替えを指示した、ということですか。
 先日、山崎敬之著『テレビアニメ魂』(講談社現代新書、2005年)を読んだ時も、某B社様の数々の仕打ちに振り回される東京ムービーの舞台裏に溢れる涙を止められなかった。『まんが日本むかし話』の一党独裁状態だった土曜夜7時枠に革命を起こした風雲児『おはようスパンク』を、「ぬいぐるみが売れない」というだけで打ち切り、後番組の企画に社員の描いたラクガキ1枚よこして「これでアニメを作れ」とほざいた話(そしてできたのが『とんでモン・ペ』だそうだ)とか、何十年も前からあの会社はああいう会社だったことがよくわかる。某B社だけではない。最初のTV版『オバQ』も、圧倒的視聴率を維持しながら、関連グッズがひととおり各家庭に行き渡って「これ以上グッズが売れないから」ってんであっさり打ち切りをくらったという。なんだそれは。
 オモチャ会社など関連商品狙いの企業をスポンサーに持つと、そのアニメの寿命は視聴率ではなく、関連商品の売れ行き如何で決まってしまうから大変だ。どんなに面白くても、作品として優れていても、オモチャが売れなきゃ打ち切り、ないし路線変更を言い渡される。そもアレは「映像作品」じゃなくて「オモチャのCM」らしい。日本の国産TVアニメーションの地位ってのは、原初から変わらず「そんなもん」だったということだ。アメリカのカートゥーンとかでそんな話は聞いたことがない。そして、その作品を喜んで観ていたガキどもは泣かされる。
 たしかに路線変更で、新しい客層を掴むことはできるかもしれない。でも、今までの路線を楽しんでいたガキはどうなる。木に竹を継いだようなカタチになった作品の、作品としての完成度はどうなる。つうかリリーフを任せられたプロデューサーや脚本家もいい迷惑だ。他人の仕事を途中で引き継ぐのがいかに面倒な仕事か。その点では井上も気の毒だと思う。  日本のTVアニメ・TV特撮は、映像作品じゃありません。CMです。
 こんな状況で、なにがコンテンツ産業だか。なにがオタク文化だか。
 おまえら、よその国にCMのビデオ売りつける気か。
 『響鬼』コミュでは、「いっそ29話で打ち切られてくれたほうがまだマシだった」という心の叫びまで聞こえてくる。そう思うと、『コメットさん☆』はまだ幸福だったのかなと思う。もし『コメットさん☆』の提供が某T社じゃなくて某B社だったら。監督脚本全取っ替えで、全員性格が変わって、あんな新キャラが出て……ああ観たくない観たくないそんなの想像したくないうがー。

 ……とかミクシィにウダウダ書いてたら、某B社様のせいというのはデマだと御教示あり。すんません。
 つうか今回のこのポールシフト級の路線変更の原因を自分たちの中で説明するには、そのくらいの「分かりやすい物語」が必要なんだと思います……。先々週までのマターリ路線が好きだった人たちにとっては、そのくらい受け入れ難い事態なのである。むう、たしかに、ただ単にオモチャが売れないだけなら、わざわざ番組途中でプロデユーサーの首まで斬らずとも、『ナージャ』みたいに新商品(=新武器)導入させるなどすればすむ話で。更迭するなら番組終了後でも十分できるし。むむむ、単純な図式では説明しきれない、か……。
 だがそれはそれとして今そこにある「オモチャ売れない問題」はどう解決するのか。「太鼓叩くヒーロー」というお題で「話を面白くすること」はできるけど、「太鼓が売れるようにすること」はまた別の問題だもんな。バトンを売るために作ったアニメが、話としてはすごく面白くなったのにバトン自体の売り上げには貢献しなかった(らしい)例のように。どう話をいじろうと太鼓は売れない。じゃあもう響鬼さんは太鼓叩かなくなるのか。
 最初から「オモチャにした時に売れる武器なりロボなり」をひねり出して企画を立てられる人が、本当のプロフェッショナルなんだろうな。ってもちろん番組プロデューサーは毎回それを意識してアイテム重視の企画を立ててるんでしょうけど、それが『ガオレンジャー』みたいにバッチリ当たるケースのなんと少ないことか。かと言って、ロクなアイデアが浮かばなくても、毎年1枠1個は絶対番組作らなきゃいけない。その年の売り上げが立たなければ社員が路頭に迷うし。TVアニメ、TV特撮の世界で生きてる人たちって、よく発狂しないもんだと思います。(ソフトそれ自体の売り上げで勝負する映画の世界もまた別の方向で大変ですけど。)

 響鬼はこのくらいにして日常の話。投票会場で出口調査の人がうろついていたが俺は無視された。『響鬼』終わったあたりを見計らって帰ってシャワー。
 『ガッシュ』、テッドしななくてヨカタ。『マイメロ』。前回あんなすごい話をやった反動で今回はパワーダウンせんかと思ったけど、やっぱり狂ってる。基本ネタはドラえもんの人体とりかえ機なのだが、舞台を中学校に設定しただけでセクシャル風味が加わり大変なことに。いやほんと面白いなあ。10年ぐらい経ったらNHK教育で実写版作られそうな予感。地味に徹するあまり100人に1人ぐらいのツボを直撃するタイプの加納さん。声も素人っぽくて燃えます。やっぱ中学ぐらいだと、あんなかんじで自分の「発育途上なところ」に商品価値があることには気がつかないもんですよね。ママンがアレではなおさらですな。で、逆に変に背伸びをしようとして、そこがまた興をそそるというか……はっ、今ワタシ何か言たアルか。そして地味は地味同士で繁殖。地味な子孫を繁栄させてください。とか言って森内、実は加納ママンのバンキュッボンぶりを見て先物買いに走ったというオチはどうか。だとしたらなかなかの相場師。コメディで「君は今のままでいい」ネタを使うと、一歩間違えると『炎の転校生』の「ゆかりちゃんのない胸がいいんだ! 太ももの間にできる空間がいいんだ!」→大激怒、ってパターンに転がり落ちる諸刃の剣なんですけど、そこはさすが名手・山田隆司。変なオチをつけず無難にラブコメでまとめてくれました。せめて『マイメロ』は最終回までプロデューサー更迭されないまま突っ走ってくれるとイイナ。そのためにもせっせとクロミグッズ買わねばなるまいよ、なあ君。すでに予告の機能を放棄した予告もグー。
 1100-1700まで外に。帰り、雨が降る。合唱の練習。ノド壊す。まずいな。ロッテ負けるし選挙もなんかつまらんことになりそうだし、ああもう。
 「オッスオラ極右のガイドライン」と某あずまきよひこ漫画を組み合わせて世にもマズいネタを思いついたのだが、世にもマズいのでお墓まで持っていきます。
9月12日(月)
 きのうはロッテは負けるし自民党は必要以上に勝つし、新聞開くのもいやになるなんともとほほな一日でしたが、今日は如何に。とりあえず天気は朝から晴天。
 1030からの会議の準備で、お茶菓子買ったり部屋のセッティングしたりと朝からワタワタと。お偉いい先生方を招いての定例会議、おおむね滞りなく進む。会期末というわけでちょっと昼飯を奮発。八幡鮨のにぎり特上、さすがに旨し。偏食の先生が生モノあらかた残してしまったのでエコロジカルに処理させていただく。むしゃむしゃ。いやしんぼ。休憩中にケーキを買い、1430頃おいしくいただく。お菓子もお茶もふんだんに出る、なんとも血糖値が心配な会議に。さらに会議後、余ったケーキを喰らい、別の打ち合わせで先生が持ってきたチョコクロワッサンまでご相伴にあずかり。女子高生の霊がとりついたかのごとく甘いモノばかり摂取しまくる。後片づけ・精算・会議中に入ってきてた雑誌の発送などこなし、1830過ぎ退社。
 さすがにブタになると思って、高田馬場までバスに乗らず歩く。

 所沢で降りて、20分だけ彩の国古本まつり覗く。8階会場で英語版『永遠の法』(にしてはずいぶん薄いので抄訳かもしれん。1991年刊行)、『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー』のえほん第2巻(出てたんだー)ゲット。さらに1階で古い「GORO」とか「写楽」とか(古くてあたりまえだが)の積んであるところをゴソゴソあさったら、特に名を秘すがオイタが過ぎて廃刊に追い込まれた某有名雑誌HBを見つける。もちろん値は張ったが閉店間際ゆえ悩むヒマもなくさっとレジに。

 20時を回るも、昼間の暴食でぜんぜん腹が空かない。ぶひぶひ。途中で電車降りてひと駅ぶん歩いてみる。せっかくベルト穴がズレたウエストを維持せんと必死だ。学生時代のレベルまで落とすのはさすがに難しいが、せめて今の体型ぐらいは維持しておきたし。帰宅。けっこう歩いたけどハラ減らないなあ。きのう炊いたごはんがまだ余ってるのに。冷凍するか。それよりシャワーいいですか。完全に汗ダルマ状態。ニューオーリンズに行ってきましたと言わんばかりのびしょぬれぐしょぬれ人間ウェットティッシュぶりだ。

 風呂上がりに戦利品を楽しむ。HBはまだあっちの方向に暴走する前の時代のもの(でなかったら俺だけでなく売った店も摘発されます)。とはいえ、すでに文章ページでは女子高生特集とか小学生にロ●ータムック見せて変態となじられる企画とかそんなのが載ってて、数年後の伝説的スタンピードの萌芽はあきらかに見てとれる。そして全体的に鼻につくのが『写真時代』的反権力志向。突然「皇室特集」なんか組んでサーヤのブルマ姿(爆)を載せたり、なんとも人を食っている。
 以前、某落語家さんと某文化人さんがロ●コンを語るというトークライブを聞いた。その席で文化人さんが「80年代ロ●コン雑誌作ってた人たちって、実は単にお上に逆らいたくてロ●本作ってたんじゃないか」と指摘しておられたのが印象に残ったが、今日こうして現物を見るとほんとに実感できる。つうかそもそもこの雑誌作ってる人たち、別にロ●コンでも何でもないじゃん。
 こんな雑誌が、本来「手も出さずただ静かに少女を鑑賞していられれば満足」というバードウォッチャー的生き物だったロ●コンに「書を捨てて街に出て少女を脱がして撮りまくれ」とか物騒なことを吹き込み、一般市民にはロ●とペドを混同させ、のちのM君事件に始まるロ●コン迫害、ひいては天下のトンデモ法律・児ポ法への道筋を整備し、日本におけるルイス・キャロル的ロ●ータ文化の芽を潰したのである。そんなの潰れてもいいいやむしろ潰れてしまえという御仁もいらっしゃるだろうが。そう、「ロ●コン」とは本来、ロ●コン本人のほうが一方的にダメにされていく現象の謂いだったはず。少女の側を物理的にダメにしてしまうのはただの犯罪だ。ここですでに取り返しつかない概念誤解が発生してます。ロ●コン黎明期におけるHB誌の影響は小さくなかったと思う。
 それともう一派、オタク連中もロ●コン概念の誤解に大きく関与したように思います。谷口敬先生とか「少女の魔魅」を描き出そうとした描き手もたしかにいましたが、それ以上に「ロ●コンもの」と言えば、幼女にアレコレ物理的虐待を加えるという志向が圧倒的大多数を占めてましたし。
 左翼なりオタクなり、いずれにしても真正ロ●じゃない人たちが、よってたかってロ●市場に参入、まちがった方向にロ●ブームを作り出し、暴走し、弾圧された……いまんとこそんな歴史認識であります。
 なんかこういう、「本来は人畜無害な嗜好を持った者が、その嗜好を別のヨコシマな目的を秘めた連中に利用され、はっと気がついたらパブリックエネミーに仕立て上げられていた」現象って、よくあるよな。
 戦後民主主義とか。

 けっきょく夕食はとらず、寝る。
9月13日(火)
 昼、紅梅でポークソテー。腹が減ってたので大丈夫だろうと思って、いつもは残すバナナを食べる。やっぱ無理だった。うえーぷ食べ過ぎ。

【今日のアクセス解析面白ワード】
 「唐沢俊一+あんなに働いて」。大きなお世話。
9月14日(水)
 馬場の交番の前を見ると、「あなたの交通マナーはタッチアウト?セーフ?」と『タッチ』が警視庁の交通安全ポスターに。火の用心のポスターに織田信長か景山民夫を起用するようなエグさである。オタ向けには初代ミンキーモモなんかもおすすめかも。万世橋の交番でいかがでしょうか。いまどきのアキバ少年たちは空モモなんかリアルタイムで観てないだろうけど。

 昼飯は昇龍軒でチャーハン、夕飯は神戸屋のパン。抑鬱傾向。

【今日の因果律に関するメモ】

 郵政民営化論議における民主党の態度を見てて、ロンドン海軍軍縮条約ん時の政友会を思い出した人は手を上げてー。
 今でこそ軍部の暴走に抗ったイメージの強い犬養毅ですが。あの時は浜口雄幸首相が条約締結を断行したのに対して、野党・政友会の総裁という立場から与党を攻撃せざるを得ず、「陸海軍を統帥する天皇陛下をさしおいて首相ごときが軍縮を決めるとは統帥権干犯にあたる」とか屁理屈をつけて、鳩山一郎と一緒になって軍縮に反対したです。いわゆる「統帥権干犯」問題ですよ。
 ではもし因果律の環によってあの歴史が焼き直されたとしたら(ああそういえば浜口もライオンとか呼ばれてたな)、小泉は郵便屋さんに暗殺され。選挙前あんだけ民営化批判してた民主党も、自分らが政権取ったら手のひら返したように民営化主張。そして5月15日、拳銃かまえた青年郵便局員を前に岡田が「話せば分かる」。ばきゅーん。→政党政治崩壊。……もっとも今回は、歴史はああいうふうには繰り返しませんでしたが。
 歴史は繰り返すが、そっくりそのままじゃない。だから予測は難しい。
 歴史は予言書ではない。でも参考書にはなる。
 そういえば鳩山一郎って、あの時に軍縮反対したのをのちにGHQにツッコまれて公職追放されたんだよな。じーさんの故事から鳩山由紀夫は学習してなかったのか。「政権奪取の手段として主義主張コロコロ変えるのは長期的に見るとロクなことにならない」と。

【今日の解体聖書に関するメモ】

http://www.asyura2.com/0502/kanri8/msg/861.html
 あ〜あ〜、やっぱ出たかこういう奴。著者もよく見つけたなあ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/listmania/list-browse/-/X7N0YYQT0ILR/  志水先生ありがとうございますです……。
 しかしなんでこの本、みんなそんなに褒めてるんだろう。
 批判してるのはこの人ぐらいだ。
http://hattori.cocolog-nifty.com/book/2005/05/post_ca61.html
 それもなんか粘着されてるし。
 今のところ『と学会誌15』の拙稿への非難は来てませんが。こわいなあ。
9月15日(木)
 空気が一気に夏から秋に入れ替わる。夏の気団と秋の気団がせめぎあい、なかなかヘンな空模様を呈している。まだ昨日のぬくさが残る路肩にねっころがって、秋風の中うたたねしている猫がすごくきもちよさそうである。
 昼間は目をショボつかせながらDTP。

 帰り、古本屋に寄り道。徐々にショボついてた目がぱっちりしてきたのは、日が沈んできたからか、単にモニタから離れたおかげか。「薔薇族」復刊第1号とか、奥付も刊行年月日も何もないまるで百式司偵(開戦前の隠密偵察バージョン)のような怪しさ大爆発のビニ本とか、4000円ほど買う。買いすぎや。
 その上チャンピオンまで買う。サカーマンガと発明マンガを交互に描いてきた能田先生が、パターン破って連続でサカーマンガを。『ショタ☆バン』、俺も中指長いからスライダー覚えようかな。その前に18.44m届く直球を投げるのが先かと。クワガタマンガ『サイカチ』、師匠(白衣女子高生)の造型に全く媚び要素がないところがこれはこれで好感持てる。

 帰って、「TV」のほうのチャンピオン「アキバ王選手権」観る。全体的に漂う珍獣観察色はやっぱムカついてくる。ゲストに呼んだオタキングのことまで笑うのはどうかと。「珍獣」という意味では「ガーデニング王」とか「アイデア家事王」とかも彼らと一緒だと思うのだが、なんで彼らだけこんなにキモいキモい言われないといかんのか。それはそうと、修道院に通ってたのにリトグラフ1枚がきっかけでオタの道にフォールダウンしたという準決勝男のプロフには驚いた(ツクリじゃなければだが)。

 ビデオで『エウレカ』。エヴァ度3割増し(当社比)。インド妖術で生物都市から脱したらまゆげなくなっちゃいましたーさっきの「TVチャンピオン」のヤマンバ女のスッピン顔みたーい。心拍数。家出。イターリアの英雄パルコ・フォルゴーレー。
 『マジ』。ゲストの歌手さんがすげーかわいい。うーん1話で殺すのはもったいないにゃー。黄は口さえ開かなければいい男だにゃー。
 『響鬼』。ありえない展開、ありえない台詞回し。転校2日目にして人ん家に上がり込んで唐突に父親を超えるのどうのとわけのわからないことを口走るイケメン電波だけでなく、キャラ全員の言行すべてがありえなさすぎる。明日夢きゅんの行く先々で都合よくパパの噂話をする人たち。従来の、ヘナモン退治の過程と明日夢の日常が絶妙にシンクロする様式美なんか過去の夢。もう笑うしかない。そして心はどしゃ降りの豪雨(29話みたいな)。
 『プリキュア』『ガッシュ』『マイメロ』は略。
 『アストロ球団』第2話「野球か殺し合いかどっちですか」後半。ほんとカネやんいいなあ。球七球八のような月影先生的ハマり道追求も成功しているが、その一方で、ちょっと鶴岡さん入ってる球四郎のような「新解釈」もまた良し。でもモンスタージョーはもうすこし見た目「モンスター」っぽさが欲しかったデース。せっかくリョウ坂本はんの属性も加えたんだから。雨が降りそうなんで、次回初代球二が死ぬらしい。「実は変化球が打てない」ってドカベソの獅子丸かおまえは。ええっ、もうスカイラブが出るですか。それはそうとサントラCD買いたいのう。アストロ球団応援歌マスターしたいけんのう。きっと何週間かエンドレスで脳内回るんじゃろうのう。超人ガッツで一刻も早くカラオケ入ってほしいのう。女子はちょっと歌いにくいのが玉にキズじゃがのう。タマとバットは男のあかし。
 ああもういいですよ最高ですよ『アストロ』。よくここまで作り込んでくださったとプロデューサーに千ものキスを浴びせかけたくなるようなドラマです。とてもその昔『お父さんは心配症』とか『八神君の家庭の事情』のドラマ化で大ハズシして原作ファンに喧嘩売りまくっていた殺人電波局とは思えん。TV朝日は『ガラスの仮面』あたりから一皮むけたように思います。
 原作知らない人は普通に楽しめて、知ってる人もまた別な視点(原作との違いをチェックしたり脚色の妙に唸ったり)で楽しめるという点では、和製『ロード・オブ・ザ・リング』と呼んでも過言ではありますまい。アストロと指輪物語をいっしょにするのもアレですが。9人の仲間で中つ国制覇だどちくしょおー。一つの指輪完全燃焼! じゃあボロミアが初代球二でファラミアが二代目。レゴ球三郎とギムリ球六がイチャイチャと。やっぱエルロンドがシュウロか。イシルドゥアさん見ていてくれましたかー! 奥方様はカネやんあたりでいいですか。

 さあ、『いかレスラー』の録画予約して寝るか。
9月16日(金)
 仕事で調べものをしてたら、興味深い記述を見かける。ほうほう、エホバの証人浣腸健康法を推奨していたんですか。時期的には『エッセネ派の平和福音書』のセイケイ先生と重なることを考えると、どっちかが片方の影響を受けた可能性大あり。もしくは当時、宗教思想をそのベースに置いた浣腸健康法が広く欧米に流行していた記録の断片にすぎないのか。いずれにしても、つっこんでみたらまた点と線が繋がるかも。

 BIGBOX古本市で、『元帥山本五十六』(目黒眞澄著、昭和19年1月刊、新正堂)という本を見かける。山本がブーゲンビルに散って1年もせぬ(国葬からは半年)頃の本。著者は中学の同級生てことで長岡時代の話がメインになるのは当然だが、山本の生涯を語る上で欠かしちゃいかんだろという「心の友」堀悌吉の名前がカケラも出てこないのがかえって面白い。たしかに堀は例のロンドン軍縮条約後の条約派一斉パージにより予備役となって久しく、当時は浦賀ドック社長として世に隠れていたといえばそうだけどさ。そういえばこの本の口絵、長岡への分骨式の写真はあるのに、もっと重要なはずの国葬の写真はなかったのよ。あの国葬で山本の長男と並び山本の遺骨を捧げ持っていた軍人さんがまぎれもなく堀なのだが。ひょっとして当時、民間には堀悌吉に言及してはいけないみたいな意識があったのだろうか。「条約派は非国民」みたいな。そう考えると貴重な資料だったかもしれんが、買わなかった。

 未明録画した『いかレスラー』観る。……すいませんこんなに脚本練りこんであるとは思いませんでした。『えびボクサー』級のダメ映画を想像していた俺が悪かった。
 いやもちろん話自体は荒唐無稽がヘソで茶を沸かすようなバカバカしさですよ。でもそのバカの土俵の上で、キャラの揺れ動く心、そして成長、ルー大柴が代弁する業界の論理、それを押し流す怒涛のカタルシスが、『えびボクサー』とは比べ物にならないぐらい丁寧に描き込まれてて。観たあとでなんともいえない爽やかな気分にさせられるんですよこれがまた。
 あーやっぱり悪人が一人もいない世界は見ていてホッとさせられる。つうかこの話って最終的に、誰一人悪人にも敗北者にもならないんだよ。嫉妬に狂ういかのライバルにも見事に挽回の機会、そしていかとの和解の場が与えられるし。
 普通なら悪のラスボス役になるポジションのルーさえも、究極のところではプロレスを盛り上げ、ひいては社会不安の直中にある日本を(力道山の時のように)盛り上げようという理想を抱いているのだから、憎めるわけがない。
 このへんも、善人と悪人が分かりやすかった『えびボクサー』との大きな違いだな。『響鬼』みたいな悪人のいない世界。いや『響鬼』じゃなくて『巨人の星』か。おっとっと、これ以上は言えねー。
 もしこの先、何かのまちがいで河崎実監督にお会いするような機会があるとしたら、平身低頭謝ろうと思う。
9月17日(土)
 0930起床。シャワー。『ビューティフルジョー』もクライマックスへ。『ふたご姫』ブライト様どこまでおちぶれるのか止まらない止まらない黒いから止まらない。
 『ふたご姫』観てたら、小学館「幼稚園」のCMが流れる。「付録は、ふたご姫のおいしゃさんごっこ!」と聞こえ、思わずがばっとTVに向き直ってしまった自分がなさけない。しかもググってみたら「ごっこ」じゃなくて「セット」だし。
 日本で拳銃の所持が許されたら、凶悪事件よりもあんがい自殺者が激増するような気がする。
 1330から外で会議、なんだかんだで1700までかかる。もう疲れてなにもできない。2230過ぎさっさと寝る。もとからなきにひとしい体力、どんどん低下中。
9月18日(日)
 今朝の『マイメロ』。あぱぱーあぱーあぱー。すでに本来の機能を放棄したアテンション。今日のゲストは、シャアラの霊が憑衣したメノリー! タイツキングダム((C)俊俊さん)フォーエバー! 薔薇とセバスチャン。深夜の馬鹿力の「輝け!ドラえもん選手権」を思い出す。Q:「ドラえもんを助けに現れる小さなドラえもんたちは何?」A:「幻覚」(コイン出まくり)。白盤のあの異常な歌を有効使用する余裕すらない大変な状態。CDの販促には結びつかず。白山パラダイス。悪夢魔法で出現した物体にメロディマークを貼ると、えーと……。消滅していくとこはちょっとほろり。つうか探さなくてもカメラ小僧がバックアップ取ってそうなもんだが。ついにクラス限定で記憶操作を放棄。わあ、シャアラじゃなくて先生が変な名前つけてるー!
 こんな回でも「なんだ今日は普通だったな」と思ってしまう自分にちょっと戦慄。いいじゃんか薔薇風呂エピと本編が全然結びついてないぐらい。今の『響鬼』にくらべれば。今朝のはまだ観てないけど。
 いやほんとすごい。視聴すればするほどマイメログッズが欲しくなる! これはすごいことだと思います。サンリオがあえて番組放置してるとこ見ても、やっぱ売り上げは上がってるんだろうな。サンリオショップにおかしな客層が出没するようになったことは目をつぶるとして。スポンサーの要求と作り手の悪ノリ、衝突しがちなこの二律が背反せず見事にアウフヘーベンした、「販促アニメ」の新境地を開いたものすごい作品なんじゃないかこれは。プロだ。こいつら正真正銘のプロだ。
 このテンションで本当にあと半年保つのか。急遽『ミルモ』みたいに放映延長が決まったりしたらスタッフ死ぬる。『プリキュア』は大変だと思う。サンリオさん、変に欲かかず、作品として全うさせてあげてください。おねがい。

 そんな日曜の歓びを打ち消すのが『響鬼』のテイタラク。
 この半月というもの、「『響鬼』観てない人に今回の路線変更ショックを説明する方法」をあれこれ考えているのだが。なかなか適切な喩えが見つからない。
 なんつうかねえ。たとえば甘くてつめたいパピコをちゅーちゅー吸ってたとします。そしたら途中から突然カレーが出てきて、口の中でパピコと混ざってオゲーッでブバーッとなったというか。もちろんカレーは一流シェフが作った行列のできる店のカレーらしいんですけど、よりによってパピコに入れて凍らせて出すことはねえだろと。さっきまで吸ってたパピコの味との違和感も絶妙で。これはもうパピコという舞台自体をぶち壊そうとしてるとしか思えん。そのくらいの違和感なんですよ。おらの言ってることわかってくださるだか、フロドの旦那あ。
 ああもう、なんて言ったら分かってもらえるのか。オタキングのような天才的パラフレーズの才能が欲しくなる。もっとも、説明できたところで何にもならないですが。

 パピコが好きでちゅーちゅ吸ってたパピコのファンはもちろん大激怒なのですが、世の中にはカレーを作ったシェフのほうのファンももちろんいるわけで、いきおいその認識は正反対のものとなってくる。ミクシィでも【誰か井上敏樹/白倉Pを止めて(仮)】コミュと【白倉伸一郎】コミュがあって、見比べると、全く同じ「情報」に触れているハズなのにこの正反対とも言える認識の差はなんなのだろうという気分になってくる。政治評論とかでもよく見られる事態ですよね。「戦前戦中、庶民は正しい情報を与えられていなかったから正当な判断ができなかった」という泣き言をよく聞きますが、あれってウソですね。情報与えられていてもコレですから。
 情報より強きものは感情論。
 激変への拒絶反応と。
 贔屓の引き倒しと。
 どちらにしても、見えるものすら見えなくなる罠。
 白倉P・井上脚本を擁護する人たちの気持ちも分かりますよ。俺も去年は大地丙太郎監督への期待から1年間がんばって『レジェンズ』観てましたし(やっぱり『マシュマロ通信』観ておけばよかったですけど)。そういうもんですよ。
 新路線支持派vsアンシャンレジーム派、どちらにも言い分はあるし、それ以上に贔屓感情はあります。だから、そんな『響鬼』ファン同士の不毛な内ゲバに向かう流れだけはかんべんしてほしいです。ニュースサイトを喜ばせ、ブログのネタを提供するだけですから。

 実際のところ『響鬼』ファンにとって、路線を元に戻すとか白倉・井上コンビをギロチンに送るとかそんなことどうでもいいのかもしれん。「せめて最終4話だけでも高寺Pに作らせて」という願望も出てるけど、覆水盆に返らず、すでに壊されたものは帰ってこないような気がする。よくて『とんち番長』((c)サルでも描けるまんが教室)の最終回だ。
 それよりも、ただ、このショックの大きさをより多くの人に共有してもらえさえすれば、旧体制ファンのみなさんの悲しみも少なからず癒されるような気がするんですが、どうも無理解からくる風当たりは必要以上に強い。
 「いいじゃんカレーおいしいんだから。」
 いや、それは分かるけど、俺たちは今までパピコが好きでパピコ食べたくて吸ってたんだから。いきなりカレーに出てこられても。
 「そんなにパピコが好きなのか、これだからグリコ信者は。」
 ちがーう! 別にグリコ商品だから吸ってたんじゃなーい!
 この周囲の無理解が、さらに『響鬼』ファンの心をささくれだたせ、鬱の沼へとはまりこませるのである。

 で、覚悟を決めて今朝の『響鬼』のビデオも観る。登場するなり公務執行妨害かます布施明。変な新キャラは厨矢厨介だけじゃないのか。やっぱりおやっさんたちが寝込んでたのはカゼじゃなくて路線変更のショックとか。「人員整理だ」「ごめんなさーい」ってのもなんかのメタファーに聞こえてしょうがない。このままでは持田さんの出番全くなし。そしてただのイタいおっさんになってしまった布施明。猛士の開発局長というより男塾の教官だよう。初登場時からかっこいいおっさんぶりを発揮していた下條アトムとのなんという差よ。布施明が何かしたですか。何の罰ゲームですかこれは。次回、男塾名物炸裂ですか。ダンガードAですか。耐ーえーろーシゴキー、超ーえろ限ー界ー(視聴者が)♪。うわーん、やっぱ慣れないよおう。
 井上の本のエグさに耐えかねて元の路線のマターリ恋しき(狂歌)

 気分転換に別のビデオを観る。
 先日T先生とメシ食った際、ラルフ・バクシ版アニメ『指輪物語』の話題が出た。日本のトールキンファンにもひどいひどいと語り伝えられ、実際に上映当時の興業成績はサンタンたるものでついに第二部は作られなかった、と言われるイワクつきの作品である。が、実はT先生、バクシの『指輪』をそこそこ評価しておられるのだ。ガンダルフのデザインなんか映画のショボけたじじいより圧倒的にアニメのほうがイスタリの超然としたイメージが出ている、みんな嫌ってるけどもっと再評価していいんじゃないか、と仰る。あやうく断片的知識で悪口言わなくてヨカタよ(汗)。
 そして数日後、バクシのビデオが職場に届いた。わかりました先生、観ます観ます。
 で、今日やっと観たわけだ。以下つらつらメモ。

 ・出だしの部分、かなり映画に似てるなあ。いやむしろ逆にPJがバクシのイメージに引きずられているのか。
 ・馬から降りてフロド一行を探す指輪の幽鬼、あのヘコヘコしたあやしい動きは映画以上。あ、『ナウシカ』原作で皇弟陛下の生き霊が手探りでナウシカ探してモゾモゾするシーン、元ネタはコレ?
 ・原人アラゴルンがブ男なのもちゃんと理由があるし。たしかにあのかっこいいヒゲイケメンのヴィゴ・モーテンセンじゃ「金はみな光るとはかぎらない」と言っても説得力ないしな。「いや思いっきし光ってるじゃんあんた!」って。
 ・原人の語るベレンとルシアンの物語を聞きながら、フロドにしなだれかかるサムと見つめ合うフロド。1978年によくここまでホモくさい絵が(藁
 ・あ、もうレゴラス出てきた(ちょっときのこさん似)。映画だとアルウェンの役どころでしたが。いずれにしてもグロールフィンデルかわいそう。
 ・フロドが幽鬼と対峙する場面はかなり尺を使っている。ひょっとして実写の役者のフィルムを黒く塗るだけだから実は他の動画より描くのラクなのか(笑)。
 ・原人はいいけど、海賊ボロミアはねえよな。エルロンドもあれじゃきたろうだし。いくら半エルフとは言ってもあまりにも。つうか全般的に人間キャラは毛量少なく、ホビットは筑紫哲也かプラネット王子級の毛量を誇ってますな。ギムリの造型はとんがり帽子で伝統的ドワーフっぽくてこれはこれでよし。
 ・ば、ばるろぐショボ……。人間型の生き物とか馬とか鷲とかは実物の動きをトレースしてるからいいけど、そのぶん実在の生物に似てないクリーチャーは造型・動きともにヘボく見える罠。
 ・原人パンチラキター!
 ・地黒のケレボルンと妖怪人間ガラドリエルにもウワアアアン。ガラのムチは痛いよ! ついでにロスロリアンの森ももう少し美しくならんかったものか。
 ・クレクレボロミア。うわー、たしかにこんな海賊ヒゲダルマに襲いかかられたらフロドじゃなくても消えたくなるよな。やっぱボロもこのデザインでよかったのかな。ショーン・ビーンに迫られた日にゃ人によっては「はにゃ〜ん、柊しゃま〜ん(違」ってそのまま指輪持ってゴンドールまでついて行っちゃう気がするし。
 ・ミニスカロヒアリムキター! 人間はみんなミニスカ着用ですかー!
 ・エントがディズニー入ってるー! てゆうかただのディズニー歩きする木だー! ロスロリアンもそうだったけど、あまり森を美しく描こうという気がないのか、描けなかっただけか。
 ・ローハンビトさんたちがみんな金髪なのはオッケー。藁頭。
 ・それはそれとしてエオウィンそれはちょっとケバすぎだあー! いくら金髪碧眼とは言え。
 ・蛇の舌は映画よりもっと道化っぽいイメージか。
 ・フロドにゴクリへの愛がないなあ。
 ・「アイゼンガルドの火」の解釈は映画に軍配だな。
 ・んで、エント抜きでヘルム峡谷の戦いをクリアして「第一部・完」。

 基本的に、原作を知ってる人向けのようだ。原作の台詞を忠実に再現している(※字幕ではかなり省略されてますけど)一方、細かい設定の説明はことごとく省かれている。予備知識ない人はわけわかめだろうなあ。なんで指輪の幽鬼はさっさと川渡ってこないんだとか。
 そして、実はピーター・ジャクソンの映画が、かなりバクシを下敷きにしている、つうかリスペクトすらしていることが分かったのも新発見だ。トム・ボンバディルをカットしたとことか、渡し場の前で出てくるエルフがグロールフィンデルじゃないとことか、原作では文章化されていないボロミアvsオークの戦いを描いてるとことか。美術面でもホビットの衣装とかゴクリの造型とかそっくりだし。でも、その下敷きをリスペクトしつつそれ以上のものを作ろうと、PJはがんばったんだねえ。ヘルムの戦いのアレンジとか。
 ……思うに、現在バクシをコテンパンに言う人は結構「食わず嫌い」が多いんじゃないかという気がします。同人誌で猿人アラゴルンの生足魅惑のマーメイドぶりや海賊ボロミアがネタにされてるのを見た読者が、実物を観ないで「バクシ逝ってよし」と勝手に判断してるんじゃないかと。かく言う俺がそうだから。(切腹)
 予算の都合などいろいろな制約があって、結果的に出来は中途半端になったものの、なかなかの意欲作だったと思います。
 あと、これはバクシにはなんの責任もないのだが、字幕作ってる人が、泣けてくるほど何も分かってない。ガラドリエルが一つの指輪を差し出された時のセリフとか、ぜんぜん意味が繋がってない。なっちがかわいく見えるほどだ。赤龍館さんが即死するレベル。

 とりあえず次回の打ち合わせ時にはT先生に「正直すまんかった」と言うしかない。それまでにあと3本観ないといかんが。なんと『指輪』だけでなく計4本も借りてしまったのだ。『指輪物語とトールキン・ワールド』。マスターヨーダクリソツのスランドゥイル王が極めて不安な『ホビットの冒険』。そして、詳細は知らんが、実は作られていたらしいアニメ『指輪』の第二部(ジャケットの絵柄が第一部とだいぶ違うんですが……)。明日ざっと観てしまいたい。これは仕事だ、断じて仕事だと唱えながら。早稲田松竹の指輪祭りも始まったし。いそがしいなあ。
 マリンスタジアムには行けそうにない。
9月19日(月)【ここまでは2006.05.13更新】
 お休みお休みうれしいなあ(仕事が山積してない時は)。
 というわけで昨日からの流れでトールキソビデオ観る日に制定。

 えーとまず、昨日の日記で「アニメ『指輪』の第二部」と書いたのは、よく見たら『Hobbit』を作ったランキン/バス制作のTV用アニメ映画『The Return of the King』(1979年)のことでしたすいません。字幕はないがなんとかしましょう。
 最初の場面はビルボ129歳の誕生パーティー(in裂け谷)の席で、九本指のフロドと滅びの指輪の歌を聞くという設定。メリーとピピンの見分けがつきやすいのはありがたい(メリー丸顔でピピンが面長)。頭にピヨピヨが舞ってるミン皇帝、かと思ったらエルロンドー!? ぎゃーっ一瞬マスターヨーダ出たー!
 お話は第一部と第二部すっとばし、フロドがオークにつかまって拷問されてるとこから。つまりバクシアニメの続きってかんじですね。黒いライオン丸が飛んできたと思ったらナズグルー! サムワイズ殿キター! 指輪ははめると透明になり、握ると周囲を畏怖させる力がある模様。指輪にとりつかれたフロドのデコ皺がコワイヨー。オーク、歌うまいなあ。「かいじゅうたちのいるところ」みたいで基本的にかわいすぎるんですけど。ゴクリ両生類ー! つうかこのタイミングで出るか? 意味ねえー!
 かたやゴンドール。あ、こっちのエオウィンはちょっとイイ。わー、アラゴルンはガチ熊系ー! てゆうかフロドがもう滅びの亀裂に到着済みなのに今ごろ黒門陽動作戦に出てどうするー! 黒ライオン丸大群でキター! 最後にとってつけたように出てきたファラミア(いやもしかしたらエオメル? 黒髪だからファラミアでいいのか)。ちなみにデネソールは一人で勝手に焼け死んでました。てゆうか、ペレンノール野の合戦の最後の最後で海賊船に乗ってやってきた&黒門に行っただけで王になっちゃったアラゴルンのポジションに納得いかないものが。このアニメだけ観てると、エレスサール王帰還のシーンでホビットたちが感慨深げに見つめてる理由がわからん。ホビット庄の掃討カットー! そりゃサルマン出てないし当然ですか。
 最後はガンダルフ&ピヨピヨミン皇帝と西へ旅立つフロド。ビルボも一緒。……あ、あれ、ガラドリエル様は? 玻璃瓶に名前が出てきただけですか、うわー。さらに気がついたらアルウェンもどこにもいないぞ。旗も持ってこないしミン皇帝との別れもないし。ロスロリアン一族にうらみでもあるですか。あ、エンディングクレジット見たら、これ、ほとんど日本人が作ってるじゃん!
 てなわけで、バクシアニメの続きとして作られたのは明らかだが、あれからアイゼンガルドはどうなったのかとかグリマはどうしたとか、おっぽり出したエピソードも多く、完全にバクシを補完するものではない。なんと言っても最大の問題はファラミアの尋常ならざる影のウスさ。ヘンネス・アンヌーンもないし、ペレンノール野にも出陣してないし(俺の見落としだったらすいません)、したがって療病院でのエオウィンナンパもなし。ファラミアファンには絶対おすすめできません。あと、オークの造型がかわいすぎ。良くも悪くもアニメアニメした作品でした。
 こっちのアニメがピーター・ジャクソンに与えた影響は……すいませんまだ『王の帰還』観てないのでわかりません。

 午後はテレ東でロッテ×ソフトバンク直接対決。0-5と負けててアチャー、おまけに無死2、3塁のチャンスを生かせず、なんか早くもダメダメ感漂う。しかし! その次の4回裏、マティーのタイムリーを皮切りにスン様のホームランまで出て一挙4点取って1点差! 5回にはひろゆきKOされるがシンゴ後続を断ち切り、ついにその裏同点で斎藤和巳引きずり下ろし、さらに勝ち越し! 中継は途中で切れるが、けっきょく9-5で勝利。戦力充実しすぎのホークスだが、唯一、ブルペンスタッフの安定度だけはマリーンズに負けている。シンゴや山崎のような味方の逆転を辛抱強く待てるセットアッパーを欠き、絶対的守護神もいないホークスは、先発さえ打ち崩せばなんとか倒せる。その先発KOがいちばん難しいのだが。そして初芝引退発表。うわーん。

 ランキン/バス版『Hobbit』も観る。こちらは『The Return of the King』よりもさらに原作に沿った作り……ではあるんだけれど……。
 うううやっぱりマスターヨーダはあんまりだああ。俺の中の美しい「スラ×ビル」イメージがガラガラと音を立ててえええ。だいたいアレの遺伝子からどうやってあの『The Return of the King』のレゴラスが生まれるのだ。トンビが鷹を生むにもほどがある。あと、みなしごハッチに出てきそうな体型のエルフどももどうにかなりませんか。やっぱしこの世界のエルフってのはみたいなイメージですか。草むらでチンチロリンと鳴いてるからか。正しい解釈といえばいえなくもないが。そのくせエルロンドは『The Return of the King』と同デザイン(ミン皇帝)。いくらノルドールの殿様の血を引くエルロンドと中つ国土着(推定)の田舎エルフのスランドゥイルじゃ種族が違うったって、ここまで違いますか。さぞガラドリエルに邪険に扱われそうな。こんなのだったらいくら死んでも「やさしいエルフのなきがら」(瀬田訳)というより害虫駆除現場にしか見えない罠。
 ビヨルン出ない(※一行は鷲に助けられてからすぐクモに襲われる)、ボンブールも川に落ちない、競売もない、まあそのくらいは尺の都合上しょうがないです。しょうがないですよ。
 でも、なんでアーケン石が出てこないーッ!! ビルボが自分の宝の取り分とトーリンとの信頼関係をなげうってまで戦争を回避しようとする、あの感動のシークエンスも全面カットですよ。したがって、あの瀬田御大が泣きながら訳したトーリンとの別れのシーンも感動半減だあー! あれは、アーケン石を巡ってトーリンがビルボたんを盗人呼ばわりして砦からたたき出したといういきさつがあるからこそ、あの臨終の床での最後の和解が生きてくるんじゃないのか。アーケン石のエピソード外しちゃダメだろういくらなんでも!
 つうかいちばん信じられないのが、五軍の戦(アニメではダインが来ないから四軍)の間じゅう、ビルボは指輪はめて透明になって、ただ戦いを傍観してるんですよ! そもそも樽で逃げ出して以降、アニメのビルボはロクなことしないのだが(意味なくスマウグに盗んだ杯見せびらかして激怒させたり)、まさにココに極まれりといったとこで。ゴブリンが狼乗ってせめてきたら「戦争は理解できないにゃー」(※推定)とか言ってさっさと鎧脱いで逃亡してるんですよこいつ。なんだそのやる気のないビルボ! いやたしかにヨーダなんか守って討ち死にしたくはないでしょうけどクローン大戦じゃあるまいし。で、戦いが済んで、深手を負ったボンブール(デブ)がよろよろと近寄ってきたところで姿を現わして「大丈夫かボンブール、何やってたんだ?」「戦争やってたんだ……(バタンQ、死亡)」(※推定)みたいなマヌケな会話。作り手はホビットの平和主義を完全に誤解してるとしか思えません。
 でも、違うんじゃあー!
 わしのビルボはそんなんと違うんじゃあー!
 29話までの響鬼さんと井上脚本の響鬼さんぐらい違うんじゃあー!
 うわーんこんなヘタレなビルボ見たくなーい! ギャース!
 あの原作の漢気(おとこぎ)にあふれたビルボをかえせー!
 あのシーンをオカズに同人誌まで書いた俺の煩悩をどうしてくれる!
 どうにもなりませんかそうですか。
 あっそうだオカズといえば、真珠の首飾りもなかったあー! 俺の萌えエピソードをことごとく外してやがる!! なんてアニメだバカヤロー!! ちくしょう、T先生にいいつけてやるー!!(注:口が裂けても言えない)

  判定: バクシ………………無罪
      ランキン/バス……有罪

 「ちょっと待て、それは偏見だ!」
 「そうです偏見です!」
 (『美少女仮面ポワトリン』より抜粋)
9月20日(火)
 目覚ましの音で起きると、ああ仕事行かなきゃというモードに入るから、長年の習慣というのは便利だ。されど気圧乱れ、左肩がつっぱる。ダラダラと原稿整理や雑誌の原稿料振り込みなど。
 1700過ぎとっとと退社。フラフラとLotR第一部『旅の仲間』SEE観に行く。頭痛はナロンエースでむりやり抑え込み、ウェンディーズで小腹を満たし、雨の中レッツゴー。客の入りは座席1列あたり1人か2人ってとこ。名画座らしく余裕で好位置確保できました。斜め後ろに腐女子らしき2人連れハケーン。

 で、観てきました3時間半。以前、まだ原作読破する前に観たノーマル版DVDよりも、いろんなとこ丁寧に説明されてるような気がする。まあ観たと言っても同人誌の表紙の資料にざっと観ただけで、そんなに熱心に観てはいなかったので、具体的にどこがどうスペシャルエクステンデッドなのかまではちょっと。でも、こんなにちゃんと話つながってたという記憶はないぞ。原作の決めゼリフもだいぶ増えてる。あれ、ゴクリも出てたっけ? エルロンド顔こわいようー。ケレボルンひげ濃いようー。ハルディアもイースター島に首だけ出して埋まってそうだようー。ガラドリエル様も微妙に『ゴールデンラッキー』に出てきそうな顔ー。……まあマスターヨーダや妖怪人間ベラにくらべれば。
 なんだかんだ言って、原作読んだ上で観るといろいろ泣けます(もちろんいい意味で)。原作では最初から王になる気満々のハズだったアラゴルンが、王になるのが怖くてモラトリアムってるというヘタレな設定は、そりゃ最初は「貴様それでもエレンディルの末裔かコノヤロー!」と折檻したくなるような納得いかなさでしたが、そのヘタレにボロミアの死を通して王の自覚が芽生えるという展開はこれはこれで泣けました。マイキャプテン、マイキング。アメリカ映画にはラブと成長物語はデフォルト。
 でも実は一番泣けたのは冒頭の平和なホビット庄の風景だったりする。変ですかすいません。いえね、このあとフロドとサムが歩む地獄を想像すると……。まいったな、このぶんだと第三部観たら(※まだTVでもDVDでも一切未見)劇場でガン泣きしちゃうかも。なんでもSEEにはサムが●●●●●●るシーンまで入ってるそうだし。原作でもあそこは泣けて泣けて、ううっ。  あと、早くメリーとピピンの見分けがつくようにならないと。
 それと、上映中に地震で映画館が揺れたのは『おジャ魔女ナイショ』のことすっかり忘れてた呪いですか。
 帰り、高架下に展開する馬場の工事現場がアイゼンガルドに見えてしかたがなくなる。

 東京都、五輪誘致へ。前々回みたいに戦争で中止にならんといいね。
9月21日(水)
 気がついたら2000過ぎてる。けっこう残業。明後日が祝日というのもあるが、明日はマリンスタジアム入れないまでもできればせめて球場前までは駆けつけたいので。本当なら有給取って並んででも観なきゃなのだが、あいにく休むわけにはいかない業界の定例会議があって(それもよりによって午後〜夕方!)、職場出るのは定時過ぎ確実だ。まずライトスタンドは絶望的、一塁側内野自由もこの時間ではかなり微妙。なんとか座れねえかな年寄り1人ぐらい。
 いやそれにしてもこの天王山というかすでにマッターホルンかチョモランマという直接対決4連戦、ここまで勝ってくれるとは思わなかった。
 マリーンズも戦力揃っていることは揃っているけど、あきらかにホークスのほうが強力なカードが揃い過ぎている。破壊力抜群の助っ人だけでなく和製大砲の松中・城島までいてバカみたいにホームラン打ちまくり、投げては卑怯なほどの安定感を誇る先発陣がビシバシ相手打線を抑えやがる。なんだよ杉内斎藤のあの異常な勝率は。
 それに対しマリーンズは、今日までの3戦豪快に勝ってきたように見えるが、実はそれこそ四方八方から突っ込んでくる魚雷を面舵取り舵右に左に神業的操艦術でよけるがごときボビーのネ申采配でヒイヒイ言いながら勝ちをおさめてきたようなもんである。昨日なんぞまだ2点差あるのにコバマサ下ろす必死ぶり。ここまでなりふり構わない戦いを仕掛けないと、とても今のホークスには勝てないということだ。ほんとデタラメなぐらい強すぎるもんホークス(涙)。
 唯一マリーンズが戦力的に勝ってるのはブルペンスタッフだけ。だから早めに先発を引きずり下ろさなければ勝機はどんどん薄くなる。先発同士の1点勝負の投手戦になったら、タイムリーで繋ぐタイプのマリーンズよりも一発の出やすいホークスのほうが圧倒的に有利です。『ドカベン プロ野球編』でよくあるパターンです。岩鬼か山田のホームランで取ったスミ1を里中が守って勝つみたいな。いいかげんにしろ水島先生。たまには乱打戦とか虐殺試合も描いてみてください。
 今日は藤田薮田コバマサ使わずにすんで助かりました。明日は直行に本来の調子を取り戻してもらって、くれぐれも一発に警戒しつつなんとか7回まで保っていただきたい。そして打線も引き締めて。今日はうまくいきすぎたんだから。幸一の満塁ホームランなんて何かの冗談です。普通に勝って、ゲーム差を1まで詰めて、ゴール間際で一気に一位通過を決めてください。でもできれば明日も今日みたいに初芝代打に出せるぐらい余裕ぶっこける試合になるといいなあ。終電まではつきあいますから。
 それはそうと天気がちと心配ですな。これ以上順延したらプレーオフの日程もあぶないぞ。

 帰りにくらオリとFR買う。FR閣下エッセイ、いかん閣下にそう言われると『555』がすごく面白そうに思えてくる。車内でくらオリ。次号リニューアル。メメ子ちゃんをメインに据え、企画モノ3本終わらせて、美少年マンガも終わり、小坂もハルコ終わらせて即新連載。
9月22日(木)
 地元密着策の一環だろうか、北海道日本ハムファイターズが稚内生まれのイワオを外野守備・走塁コーチに呼びたがってるとか。……あのーもしもし、イワオに外野守備や走塁の何を学ぼうと。あの長打率高いわりに異常に三塁打の少ないイワオに。守備巧いからじゃなくて単に足遅くてグラブにさわる前に打球が落ちるから結果的にエラーの少ないイワオに。実際問題として新庄がイワオに何を習うというのだ。同じ大村でもサブローとまちがえたのだろうか。いや案外コーチとしては優秀かもしれん。頭いいし。もし引き受けたらプレナ幕張のお店はどうなるのか。まだ行ってないのに。
 報道によると「昨オフは日本ハムが北海道一円で展開している野球教室の担当スタッフとして球団入りを持ちかけられたが、条件面で折り合わなかった」とか。野球教室の先生よりはお金もらえるのかなあ>コーチ。

 仕事。午後、飯田橋で定例会議。すごく眠くて落ちそうになる。1700、会議の資料を宅急便で職場に送り返し、そのまま有楽町線乗って新木場経由で幕張へゴー。やっぱりライトスタンドは満員、1塁側指定席はソールドアウト。まあ1人ぐらい内野自由席のどっかに潜り込めるだろうとタカをくくり、念願のプレナのイワオショップに寄り道。ボールパークのおっさんが店番してた。壁にイワオのでかいボードが飾ってあったりして萌え。
 2回、マリスタ入場。内野2階席の屋根ギリギリんとこにやっと席を見つけ、「IWAO 55」のユニシャツ着てタオル巻いて準備万端。
 試合そのものは恐れていた通りの展開に。いやここまでポンコポンコ打たれるとは想像してませんでした。なんですか、直球も変化球もぜんぜんストライク取れず、置きに行ったところをポコーンとスタンドまで運ばれるの繰り返し。降板する直行にライトスタンドからもブーイング。なんだろうな最近の直行の自信なさげな顔は。それでも試合がダラけなかったのは、小宮山高木がなんとか試合作ってくれたおかげかもしれない。小宮山が変わりしなに城島ズレータを凡退に切って取ったとこで、それまでのダメダメな雰囲気が明らかに変わった。  対する高橋秀は3回までは変化球ビシビシ決まり、途中崩れて連続四球出すもあと一歩のとこで打ち崩せず。三瀬にスイッチしたとこで代打初芝。スタンドヒートアップ。みごとデッドボールで出塁(笑)。さらに次の代打幸一も四球でついに二死満塁。オラオラ19日の大逆転の再現だー、ってとこで西岡凡退。ぷしゅ〜(萎)。
 以降もランナー出しながらあとちょっとのところで好捕に阻まれ得点できず。なんで本間とか川崎なんて打てない奴がホークス打線に名を連ねてるのか分かりました。いやその川崎に猛打賞食らってちゃ世話ないんですけど。けっきょく1-7で負け。安打数はホークス12本、マリーンズ6本。ヒット6本以上に四死球もかなりもらってたのにああもったいない。
 そういえば7回、城島自打球で退場。遠目に見ても痛がり方があきらかに尋常じゃなかったので心配。

 試合後、初芝の引退公演。にもかかわらずホークス応援団がダラダラ勝利の儀式。セレモニーの開始、遅れに遅れる。レフトスタンドに向かって「空気読めー!」と罵声が飛ぶ。
 レフトの気がすんだところで球場の電気真っ暗に。初芝メモリアルムービーにちょっとイワオが出て一人で萌える。後援会長、選手会長、子供からお花贈呈。もらった花束の山をマー君に渡す時にぼとっと落っことし場内から悲鳴が挙がったり、マイクのスイッチ入ってなかったり、ベタなボケかましつつ初芝ごあいさつ。バットを置くのはプレーオフ、日本シリーズまで戦い抜いた後。 なるべく長く初芝のユニホームを見たいのでぜひ日本シリーズ出てください。なんか夏の甲子園の「3年生は最後の公式試合だから」みたいなノリ。
 古来より歌にうたわれしロッテの夢のひとつ「初芝胴上げ男泣き」実演。パパの胴上げてんで眼中になくグラウンドで連続側転かます次男(笑)。終始落ちつきのない次男坊をかまって遊んであげる小宮山に萌え。
 グラウンド一周。ライトスタンドから一糸乱れぬ紙テープのナイアガラ炸裂。大チャンステーマで初芝を送る外野応援団。
 22時近いが、バックスクリーンでシーズン名場面集放映。すごいな、きのうの試合のビデオまで入ってるぞ。30分近い映像にもかかわらず、ナレーションが録音じゃなくて、ウグイス男が原稿読みながらしゃべりまくってたのはもっとすごい。
 えちうらライブちょっと見て、「IWAO 55」のユニシャツ着たまんま海浜幕張まで歩いて帰る。通りすがりの人たちが「イーワーイーワーオー」と歌いやがる。俺の耳に入っただけでも少なくとも2度。
 帰宅は午前1時半。メールやらミクシィやらグズグズしてたら就寝2時半。ああ眠い。遥かなりマリンスタジアム。
9月23日(金)
 休みなんでグーグー寝てたら朝っぱらから呼び鈴押す奴がいる。インタホン出たら国勢調査だと。なんだこのやろ朝っぱらから人の安眠妨害しやがって死なすぞゴルァ。と思ったらもう10時半ですか。それはすまん。

 城島の記事観る。あーやっぱ骨やっちゃったかー。また的場が正捕手代理で行くのかな。こないだの城島欠場中もリード面では十分穴埋めていたけど、打つほうはアレだからなあ。プレーオフ大変だ。逆境ナインのごとくアクシデントが押し寄せるチームであるなあ。1位通過しながら日本シリーズ出られなかったり、身売りしたり。……誰ですか、「どうせなら4連戦の初戦に折ってくれれば」といけないことを考えてる鬼畜ロッテファンは。

 今週の『アストロ球団』。モンスタージョーわりとあっけなく死ぬ。動態視力のアレがカットされたのは残念じゃのう。あの「原理は分かるがさすがにそんなわけねーだろ」感あふれる弱点は好きだったのに。
 ロッテ側にもう1つ秘密兵器があるってんで、もしやリョウ坂本はんが出るか、と思ったが、そうかなるほどなるほどここで殺人L字投法。ふくしゅう球団とロッテがもうごちゃまぜ。ふくしゅう球団がないので、竜がなぜここまで殺人技を磨いているのか今んとこ理由不明だけど、サニー千葉が竜の過去を暴きかけているので、何らかの説明は考えている模様。つうか今んとこカミソリの竜が地上最強キャラですな。やっぱリョウ坂本は出しにくいのかなあ。同じ武術使いで伊集院大門とキャラがカブるし。
 で、予定通り初代球二あぼーん。医学的にあきらかに無茶苦茶な「あそこがわいの死に場所や」はナシですか。はっ! もしやきのうの城島も、小宮山が殺人L字投法で(以下略)
 ああやっぱりイイなあよく作ってるなあ。原作の複雑怪奇なストーリーをコンパクトに再編集する一方で、原作であまり語られてない細かい心理描写を適度にまぶしキャラに深みを与える二段戦術。また、物語後半で語られるエピソード、出てくるキャラを早期から伏線としてちょこちょこ出して、ストーリーに一貫性を持たせる。こないだも書いたように、『LotR』の方法論と一緒だ。PJ並みの予算を与えたらいったいどんな映像が作られたことか。あと、SEE激しく希望。球一のヘロヘロボールが打てないジョーとか見たいし。
 でも一茂つくづくイラネ。アレのどこが沢村かと。『LotR』でたとえるなら、クリストファー・トールキンがガンダルフ役で出演するようなもんですか。いや、クリストファーならまだいい。プリシラ・トールキンがガラドリエル役で、ぐらいの暴挙ですか。おらの言うことわかってくださるだか。
 それにしてもやっぱり話数がすくなすぎるにゃー。4年で3試合しかこなしてない、大河のたゆたうがごときペースの(でも毎回無駄に濃厚な)原作を実質30分×18話にまとめるのは大変だよう。いうなればバオバブの盆栽を作るような作業だ。そりゃ無名志vs川上とかバッサリ剪定されてもしかたないよな。
 そういえばロッテ側にアルトマンいないし。予算かぁ……。ジョーも、お金があればもっとジョーっぽい人連れてこれたかも。スタッフも満身創痍で作ってるんだろうなあ。

 ロッテ×楽天。初芝、引退セレモニーの翌日にスタメンフル出場ってあぁた(笑)。この空気読まなさが初芝らしくてイイぞ。でも、ファンサービスと同時に、最近疲れのたまりすぎな今江を休ませるボビー采配はさすがです。
 このシーズン、二遊間は西岡・小坂・幸一でお手玉のように回して適度に休ませることができたけど、サードはゴリ江ほぼ出ずっぱり。カラダできてない高卒ルーキーイヤーじゃないにしても、一軍でこれだけ働きゃそりゃ疲れるしフォームも崩れるしグラブもポロリが多くなる。
 今、一軍でゴリ江の予備に使えるサードって誰がいる? 実は初芝がいなくなったら結構ドキドキなことにならんか。きのうの城島みたいなのを見てしまうと、ほんとスポォツの世界はどんなアクシデントが転がっているかわかったものではないと痛感し、心配症の虫がウズウズうずいてくるのである。一番使えそうなのが正人かあ。守備はともかく打撃がなあ。かと言ってユウゴーも澤井もアレだし。いざとなったらマティがサードに? ひいー(汗)。うわーん酒井帰ってこーい。
 そして初芝の今後も気になる。コーチになるという話も聞かないし。スター選手だったくせにヨゴレるOBが多いだけに(愛甲とか)、いかな初芝といえど油断できないのがロッテのこわいところです。さっきNHKの「にんげんドキュメント」で美談放映されてたマサカリなんか希有な例。そもそも、コーチやってても転落した小川のような例もあるしなあ。子供3人もいるからあまりムチャはしない、と思う、思いたいけど……。
9月24日(土)
 日記11日分更新。
 1800から会議。2100過ぎまで。はひい。
 スペインの検索サイトから「Magica DoReMi」のことを調べにウチのサイトに来たスペイン人が。
 そんな日。
9月25日(日)
 楽天・田尾監督解任、ってそれはあまりにも。あのチーム事情は、監督変えればどうにかなる問題ではなかろう。逆に、1シーズン選手の調子やクセを観察し続けてきた指揮官を外して、また次、選手の情報持ってない監督が一からデータ積みながら指揮を執るって、効率悪すぎ。
 まーでも、すくなくとも田尾さん本人はものすごく男を上げた。実際問題として「楽天の低迷は田尾のせい」と考える奴は誰もおるまい。むしろあのエチオピア土人軍並みの戦力でよく100敗阻止できた、と評価されてるぐらいだ。これが留任して2年目3年目もブッチギリ最下位だったら、田尾支持率はドーンと急降下するところ。その前に1年目で惜しまれつつ辞めておくのが、田尾さんにとってもベストの引き際だろう。一応「プロの一軍監督」のキャリアを積んだことだし、またどこかのチームスタッフになるなり解説者に戻るなり、どちらにしても次のリクルートに大いにつながる。ましてやここまで惜しまれながらクビにされた監督は95年のボビー以来かもしれん。

 ここんとこ土日は、自分の用事以外のことに忙殺されている。昨日も18-21時過ぎまで会議。今日も13時から会議。15時半から全く別口の会議が別の場所で。そのまま合唱の練習。定演が来月22日だから大変だ。終わればもう21時半だ。というわけで『ひよこのパジャマ』千秋楽にはお邪魔できません、と今のうちに池袋方面にお辞儀を五万回。10/16のぷにケットぐらいはなんとか行きたい。

 いろいろ細かい愚痴を延々と書き連ねようと思ったが、もっと忙しい人はいくらでもいるのでやめておく。別に親の介護しているわけでも子育てに追われているでもなし。難病奇病に冒されているでも家庭内不和も特になし。お釈迦様の「死者を生き返らせる薬の作り方」を実践せずとも、自分が比較的悩みの少ないラクな人生送っていることは分かっている。
 苛立ちの原因を突き詰めれば、全ては、自分の時間の使い方のヘタクソさに起因しているのだから。
 残った時間で、最大6ヶ月半遅れという天文学的数字に達していた表日記を必死に更新している。今週3月分丸々UPし、やっと借金が5ヶ月半にまで縮まった。千昌夫か楽天イーグルスになった気分。
 どうもまだミクシィと表サイトの折り合いをつけきれてない。ちゃんと表も日々更新してる新田さんとか、表BBSでも密なコミュニケーションを維持している俊俊さんとか、きちんと折り合いつけてる人もいるというのに。基本的に自分が「情報発信」に向いてないことを痛感する。
 お金は貯めも増やせもできるし、必要な局面に集中投入できる。が、時間は供給量が一定な上、ほっとけば目減りするばかり。アレもコレもじゃ結局何もできなくなりそうだし。優先順位と重要度はきっちり設定しておかないと。ほんとに時間がなくなった時にジタバタしないように。
 どの牌を切るかは、今後のツモによりますが。
 そうか、麻雀って人生の縮図なんだ(w
 何もせず日を送るのは、ツモ切りを続けてるのと同じだし。このまま行くと、間際にノーテン逃れでチーポン繰り返して適当な手を作って済ませてしまいそう。いや、テンパイできればまだいいですが。
 同人描きは流し国士狙いか?とか臓器ドナーは海底ツモ?とか天和は天皇?とか尾崎豊やリッチー・バレンスは早上がり?とかよけいなことも考えつつ寝る。
9月26日(月)
 定時にへろへろ帰る。新宿で『マイメロ』DVD3巻と『アストロ』CD買う。ビリー・ミリガンになった気分の組み合わせ。新宿書店にも寄って『よつばと!』まとめ買い。さらに、パロ同人誌でしか見たことがなかった重野なおき『うちの大家族』1巻も目についたので買う。同人誌が購入動機になることもある。コミケあなどるべからず。p.44の8コマ目を見て、「負け」を認める。天才。
 帰宅。2330、徴兵Tel.。そのまま2530までベラベラダラダラと。
9月27日(火)
 寝てないので定時退社。まっすぐ帰り2300にはグー。
9月28日(水)
 主にT先生の翻訳原稿をざっと読む。12月刊行の本のことでH氏とちょっと話。定時に出て、ウェンディーズでメシ。サラダがしなびてる。
 先日買った『人類の月面着陸は無かったろう論』読んでみる。ちがう意味で肩を震わせる。オモシレー。いや、よくこんな本出したな徳間書店。すごいよある意味。こんなの出しちゃったら、もうマトモな理系の著者は徳間から本出してくれないんじゃないだろうか、特にJAXAとか宇宙工学関係の先生は。「専門家の意見を聞きたい」と言いつつ、会員の専門家から「それはちょっと」とメールが来ても無視だもん。「都合のいい意見を聞きたい」と正直に書くべきですぜソコは。邪推だけど、たぶんこれ編集者マトモに原稿読んでないよ。つか、「反対意見も載せてるから普通の読者は読んでもひっかからないだろう」とでも思ってるのか? まるで「誰も死なないでくれ」と願いながらサリンを撒くようなもんだ。まず徳間の倫理観を問いたい。

 LotR祭り第2弾・『二つの塔』SEE。死者の沼地はもっと怖いの想像してたけどこんなものか。グリマのナンパ、なるほどそういうアレンジで。まあいいけど。王の認知症もグリマの口車ではなくサルマンがとりついていたという映画的にはわかりやすい形に。エドラス総員避難のとこで突然映写機が止まる。名画座系のハコはこうでなければ(笑)。これが初回や2回めだったら以降の上映時間もガタガタにズレる大惨事だが、最終の回でよかった。10分か15分の中断後、またグリマのナンパのとこから再開。エオウィンシチューキター! 原作とは大違いのひどい奴になってしまったファラミア。なげやり87歳児エステルたん。「ぼくははまのこはれすです」は吹き替え声優の勝ち。ああやっぱヘルムの合戦もエント最後の行進も大画面で観るといいなあ。ペローとピピン、やっと見分けがつくようになる。獅子舞のほうがメリーね(←ひでえ)。わあー、『王の帰還』予告だけで泣けてくるー! 来週は最後列に座ってハンカチ10枚(もしくはバスタオル)用意したほうがよさげ。いやでも期待しすぎて肩すかしというパターンモあるので過度な思い入れは禁物。帰りにおわびの無料招待券(10月末まで有効)もらう。

 帰ると合唱連絡網。なんだかなあ。
 さっさと寝ればいいものを、TTTの感想をミクシィに書き付ける。30分ほど書いてやっとUPできる、というところでIEが「タイプ12のエラー」で吹っ飛ぶ。声にならない叫び。泣いていいですか。なんかもうフレッツ光にしてからというもの、すっごく調子悪い。従来見たこともなかった「タイプ12のエラー」が頻繁に出る。このエラーが出ると、ブラウザが止まるだけでなく全部止まり、再起動する以外なくなる。できることならADSLに戻したい。速度も変わらないし。光にしたメリットなんてなにひとつなし。ああもう腹立つ。さらに、そのグチをまたミクシィに書き込もうとしたら、接続が勝手に切れる。笑い話じゃないんだから。いやそもそも笑えないし。
 U氏の新着日記「一話完全燃焼」ってタイトルを見て、『アストロ球団』のことを思い出しあわててタイマー録画かける。ありがとうU氏。
9月29日(木)
 『人類の月面着陸は無かったろう論』続き。やっと植木先生の「ダジャレルバンク天文台」の元ネタが分かった。勉強になるなあ。

 ミクシィで新しい仮面ライダー「朱鬼」の写真を見る。「特撮史上最もブサイクな変身ヒロイン」の称号を約30年ぶりにベルスターから奪取せんとする挑戦者がついに現れましたよ。「これが本当のオニババ」というジョークのつもりだとしたらどうしたらいいのか。
 たすけてください。ほんとに誰か『響鬼』をたすけてください。なんかもう、『コメットさん☆』観てたら途中からいきなり『ぴちぴちピッチ』になったかのような。『Vガン』観てたら突然『ガン種死』になったような。『ビックリマン』観てたら『仰天人間バトシーラー』になったような。『お父さんは心配症』を読んでたら途中から突然テレ朝のドラマになったような(パピィが大地康夫で典子に妹がいて超兄貴のBGM使い回してたやつ)。『八神くんの家庭の事情』を読んでたら途中から突然テレ朝のドラマになったような(若作りのママンが魔女という設定のやつ)。『南くんの恋人』を読んでたら途中から突然テレ朝の最初のほうのドラマになったような(南くん以外にもちよみの秘密を知る人が出てくるやつ)。(以下略)

 阪神優勝。1年おきに優勝なんて信じられません。どうりで盛り上がりに欠けたというか。
9月30日(金)【ここまでは2006.05.14更新】
 来週の見本市にボードを立てるため、馬場まで工作ボードを買いに行く。自転車で諏訪通りを西へ向かう途中、最近出来たらしい見なれぬ古書店を発見。ボード買って切ってぺたぺた貼って。最近はこういうボードも簡単に作れるようになったんだな。コミケでも使おうか。

 帰り、さっきの古書店に激しく呼ばれているような気がしてフラフラ寄ってみる。なんとびっくり、ずっと探していたアニメージュ増刊『アニメ・ソング・ヒット全集』(徳間書店、1979年。『たろう論』だけでなくこういう文化的出版事業もやってたんだな徳間)が第1-4集まで揃っていた。数年前奇跡的に第1集だけ見つけて、以来替え歌作りに重宝していたのだが(楽譜もついているので知らない歌の勉強にもすごく役立つ)、うわーこんなに出ていたんだ。第2集には第1集の正誤表も載っていて、いろんな疑問も晴れる。もちろん全冊買いだ買い。
 さらにその横にあった『TVマンガ大百科』(全音、1979年)、こっちは「TVマンガ」と言いつつオールドアニソンだけでなく特撮やラジオドラマの歌もフォローしていて、さらに全曲楽譜つきで、もう涙が出るぐらいうれしい。あまりの大発見に頭痛も忘れて内心小躍り、でもティッシェンドルフの轍を踏まぬよう平然を装いつつレジに。そうか、俺を激しく呼んでいたのはこいつらだったか。
 「ふははははは、天はまだ俺に替え歌を作らせようとしておるわ!」(落雷)てなかんじで帰途につく。

 さーて今日は嘘屋チャットだ、とテンション上げて回線開いてみたら、24日だった……。何を勘違いしていたのだろう。回線切って首吊って、ではないが、どどっとテンション急降下。じゃあ日記でもという気分にもならず。ベッドにごろんとなって歌本見てるうちに村田兆治のフォークのごとくストンと。
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