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| 11月30日(木)【ここまでは2007.11.4更新】 |
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こないだ出した新刊が、ようやくAmazonにエントリーされる。しかし「近日発売・予約可」ってなんだよコラ。もう買えるよ! それより、似たようなテーマでランダムハウス講談社が似たようなボリュームの新刊を出しているのが心配。以前、やっぱりリキ入れて作った本が、一般出版社から競合するような本を出されてしまっていまいち売れなかったことがあった。あの時の悪夢がまた頭をよぎる。昼食、さどで煮込みハンバーグ。ひろおサンタランドのサンタメール数通申し込む。1830まで雑事こなして、銀座教文館へ。ヴァイナハツマルクト(クリスマス市)、今年もすごい。完全に別世界。ほんとに日本円が通用するのかという気分になってくる。新宿に出てやんばるそばすすって帰宅。 |
| 11月29日(水) |
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雑事(というか重要なデータベースの作成だが)で一日。いろいろ発見あり。昼休み、定額小為替買い込む。1830退社。エチオピアカレー食べて帰る。2020駅に着き、2030にはシャワーあびて寝るぞこのやろーと固く誓って、そのとおりにする。こういう目標設定はいいことである。ぐー。 |
| 11月28日(火) |
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雨模様の中しごと。明日からは晴れると言っているが、さてさて。昼、談之助師匠&身重のおかみさんと一緒にごはん。花園神社の縁日で師匠が買ってきた飴細工を頂戴する。これが私のために職人にオーダーしてくれたというそんし飴。ありがたやー。午後も仕事して帰宅。 |
| 11月27日(月) |
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仕事して2100までに帰って、いつもの楽しいドラマの時間デース。 飲み会のシーンで唐突にオーボエ協奏曲が出てきて、千秋がアレに決めるまでの過程が分かりにくい。 プリごろ太食玩、表面処理が甘いなあ。 あと、清良があそこで弾くのはやっぱ原作通り無伴奏でよかったのではなくて? あそこでメンデルスゾーンのソロは、視聴者に馴染みのある曲ではあるけどちょっとマヌケだし。あそこは峰が「あの曲は俺も時々弾くけどとてもあんな音は出せない!」と負けを認めるわけで、峰が一人でも弾きそうな曲じゃないと意味がない。清良の中の人のボウイングが絶対あんな音出るわけないぐらいブレてたのはまあ仕方ないです。でもあんなに弓ブレさせず、弦と弓が絶えず直角に当たるようにまっすぐこすったほうがそれらしく見えますよ。手首のスナップを横方向に効かせるのがコツですよくねくね。 それにくらべると黒木のオーボエさばきはなかなかサマになってたと思う(オーボエや木管吹ける人が見たらまだダメなのかもしれないけど)。少なくとも指を動かすテンポが音とぴったり。ずいぶんゲーセンで「オーボエの達人」をやり込んでいるとみた(そんなゲームはない)。 のだめとハリセンとの講和条件を「もじゃもじゃ完成」じゃなくて「おなら体操振り付け」にしたアレンジはうまいと思った。もじゃもじゃ組曲を演奏するとえらく時間を食うし、そもそも組曲作曲しないといけない(それもオクレール先生も初見で弾くのに苦労する異常展開の曲を)。それよりは振り付けのほうが工期短縮生産性向上策としてはグッドだし見た目も笑えるし。 うわ、本当にモーツァルトの音がピンクっぽく! 音響の中の人たち、ちゃんと弾き分けてるんだー! 原作では何話も使ってじわじわ説明していった「薬の瓶」のトラウマを、水筒転落で提示してしまう力技も良し。とにかく『アストロ球団』同様「いかに話を端折るか」がポイントだから大変だ。 そしてやっぱ今日は上野樹里の演技が光った(今まで光らない回は一話としてないのだが)。ハリセンのかこくな要求にブチキレるまでにはもう少しタメがあるかと思ったので、早々に方言炸裂したのには少し驚いたが、大川弁の啖呵は迫力十分。原作には描写がなかった「ドアノブを掴んだ手がぶるぶる震えてる」演出も、原作以上にキレのだめのパニック状態を表現していた。あと、くろきんに差し入れの山を渡したあとの「良き妻っぽい仕草」も最高。その前の「妻でしゅ」がもっと聴き取りやすければトレビアーンだったんだが。 実は上野、1年前にTBS版がポシャってからもずっとコミックス読み込みながら「私はのだめ私はのだめ私はのだめ……」と北島マヤのごとく研究を続けてきたんじゃないのか。おそろしい子。きっと脳内ミルヒーに「『のだめ』に無駄なコマは一つもありまセーン! もっと原作と正面から向き合いなサーイ!」とか発破かけられていたんだろうな。1年の熟成期間は無駄ではなかったのかもしれない。 来週は各員コンクールの顛末も出る模様。くろきん失恋リード漬けすぎガーンは必須ですよね。予告ではちらりと清良の寝違えうわーん映像も。そして、もったいないからついR☆Sに入れてしまったホビットを今後どう生かしていくかも、お手並み拝見どころのひとつ。峰とのフラグは気のせいということで。つか、よく考えてみたら人間の彼氏いたじゃん、おんなじコントラバスの。いっけねえー、てへっ。 ああそれにしてもハリセンと谷岡先生はマンガそのまんまだあー特にハリセン。真澄ちゃんと双璧をはるぐらいの「マンガからそのまんま脱走してきました」度には嬉しさのあまり泣けてくる。もちろん伊武もミッチーもイイですヨ。最高だよおまえら。わーん。 このドラマ、普段ドラマなんか観ないような層もうじゃうじゃ観てるんだろうなあ(含む俺)と思うとちょっと楽しい。 |
| 11月26日(日) |
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1000起床。1300ヴァイオリン担いで教会へ。練習。1500、家にヴァイオリン置いてから昨日のゼーホフへ。また解体ショーやってる中、いはさえこ先生へのお歳暮を注文。このくらいの予算で先方の家族構成はこんなかんじで、と言うと花屋さんで花束作るみたいに組み合わせてくれるから便利。また試食。うめえー、やっぱうめえー。昨日のよりやわらかく、皮むいたローストチキンのようだがローストチキンほど筋肉繊維がしゃこしゃこせず、よく熟成されている。うわーんうめえよう。これだけでごはん1杯食べられそう。さすがにそれでは栄養が偏るので、鶏の竜田揚げと筑前煮を買ってかなり遅めの昼食。 ビデオで『マイメロ』。バケツの水に浸かった写真集を引き上げると表紙のアヤポンが泣いてたり(その後ゾウキンで拭かれてさらに泣く)、肉マン男の腹周りが軽くどころか一触即発級にヤバかったり、ハリネズミくんがサヨナラサヨナラサヨナラの人だったり、ナスビの神様の周囲を回ってるビットだかファンネルだかオプションだかな小ナスビも一緒に温泉入ってたり、アヤポンのチャンチャンコがどっかで見た配色だったり、今回は小ネタ効きすぎです。 原稿は特に進まず。そのかわり夏の新刊の製本をちょっと進めてみる。 【今日の現代思想】 現在「ツンデレ」と総称されている概念はだいぶ質の違うものを包括してしまっているので、いっそ「ツンデレ」と「ツン照れ」に大別したほうがはっきりするのではないか。 「ツンデレ」の語は、例の「みんなの前ではツンツン、二人きりの時はデレデレ」というケースとその派生型にのみしぼり。 「べ、別にあなたのためにカールの袋の中にカブトムシの幼虫の空揚げを混入しているわけじゃないんだからねっ!(赤面)」などの単に素直になれないだけのケースは「ツン照れ」と表記する。 前者は人間関係の表裏を使い分ける器用さに起因する行動である一方、後者は逆に不器用さゆえの行動であり、いわば正反対。かような正反対の行動を同一用語で括るのがそもそも無理な話。じゃあもう用語分けてしまえよ、と。それだけでも現在の混乱状況はだいぶ改善されますよ。 ……と思ってためしに「ツンデレ+ツン照れ」でググったら28,300件もHitしました。すでに学界の最先端では提示済みのテーゼだったらしい。なーんだ。俺が世間知らずなだけでしたか。いやな世間だが。 【今日のみんなのうた】 『世界に一つだけの穴』 サウナの仮眠室に並んだ いろんな穴を見ていた 人それぞれア●ルはあるけれど どれもみんなエロいよね この中で誰が一番だなんて 争うこともしないで おケツの中 誇らしげに しゃんと兄貴を待っている それなのに 僕ら人間は どうしてこうも比べたがる? 一人一人違うのに その中で 一番になりたがる? そうさ 僕らは 世界に一つだけの穴 一人一人違うア●ル持つ その穴を拡張(ひろ)げることだけに 一生懸命になればいい 困ったように 笑いながら ずっと迷ってる人がいる 開発していた穴はどれも きれいだから仕方ないね やっと個室から出てきた その人を抱えていた ヒゲ面マッチョの熊野郎と 嬉しそうな横顔 名前も知らなかったけれど あの日僕に一夜をくれた 誰も気付かないような場所で 立ってたウリのように そうさ 僕らも 世界に一つだけの穴 一人一人違うア●ル持つ その穴を貫くことだけに 一生懸命になればいい 小さい穴や大きな穴 一つとして同じものはないから (※お店で)No.1にならなくても いい もともとボクだけのOnly one ララーラ ラーララ ラーララ ラーララ・・・・・ |
| 11月25日(土) |
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0900起床。赤ずきんとかしずくちゃんとかふたご姫とかつけたままトースト食べ、心おきなく新刊のネタまとめ。不意に替え歌の天使が降りてきて、作りかけの歌をいろいろいじくるといい感じに。 1430外出。窓の外の光量はもう夕方っぽいのだがまだ1430なんだなあ。近所にあるハム屋さん「ゼーホフ」に初めて入って、お歳暮に使えんかどうか品定め。店の真ん中でマイスター(日本人)がブタさんのモモ1本使った骨付きハムをマグロの解体ショーみたいにざしざし切り分けてたのでカケラを試食したらこれが絶品。第一候補決定。とりあえずもう1日考えよう。 帰って、炊いておいたごはんにレトルトのハヤシあっためてぶっかけてがつがつ。替え歌の続きなど。もう13ページ分埋まってしまった。で、気がついたらもう夜。いかんいかん真夜中の嘘屋チャットに向けて昼寝しておくのを忘れた。今夜は早めに撤退しとこう。明日もあるし。 ところで、心臓外科医の南淵昭宏先生って、もしかして元ロッテの南淵時高内野手の親戚か何かですか? 今日TV埼玉の医療番組に出てたの観てたら、オフィスのパソコンの上にロッテのM帽子がこれ見よがしに置いてあって……言われてみるとあの丸顔童顔下がり気味まゆげにも南プチの面影がありそななさそな気がしてきて……まあただのロッテファンなだけでしょうけど。そもそも読み方「みなみぶち」じゃなくて「なぶち」だし。 |
| 11月24日(金) |
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『モンティ・パイソン正伝』を読みながら、そうか『大宗教学』って「モンティ・パイソン」と同じ作りだったのかな、と不遜なことを考える。断片的スケッチを編集し繋ぎ合わせて「意識の流れ」を作り出すという手法はけっこう似てるかもしれない。 しごと。昼、元レッドピーマンだった店(まだ名前おぼえてない)でブタネギ定食食べて、来月刊行本の出張校正。思ったよりは早く済み、2100頃帰宅。さぼてんのヒレカツ丼もぐもぐ。2600頃までかけて、と学会誌の原稿を投稿。忙しかったから昔書きかけた原稿をいじってお茶を濁しましたすいません。 実は1年前にTBSで『のだめ』ドラマ化が計画されていたらしい。有名な話らしいけどさっきまで知りませんでした。 原作がブレイクしたのはだいぶ前なのにドラマ化までずいぶん時間かかったのが不思議だったけど、そうか1回ポシャってたんですね。「ピアノ弾ける」ということで千秋様にあの人をキャスティングしたら例の所属事務所から対華二十一ヵ条かハルノート並みのかこくな要求をつきつけられて原作者がぎゃぼーっとなって……ということですか方々の話をまとめると。聞くところによると原作者はNHKのドラマでも例の所属事務所にはひどい目に遭っているらしく、もうかんべんならん、というところだったのだろう。 > 放送 TBS系金曜22時 10月スタート 全9話放送予定 > 演出 犬童一心(代表作:タッチ、ジョゼと虎と魚たち) > 平川雄一郎(代表作:あいくるしい) > 石井康晴(代表作:映画版世界の中心で、愛をさけぶ) > プロデュース 石丸彰彦 津留正明 > 製作 TBS > 出演 > 野田恵 上野樹里 > 千秋真一 岡田准一 > 佐久桜 池脇千鶴 > 奥山真澄 要潤 > 峰龍太郎 松田翔太 ここでものだめ役は上野樹里がキャスティングされてたですね。うん、もう他に思いつかないぐらいハマってるし。 こうした過去を知るにつけ、CX版『のだめ』っていろんな意味で奇跡のドラマだったんだなあと。過去にそういう経緯があるとプロデューサー以下スタッフが「絶対ヒットさせなきゃ命があぶない」と肩に力入りすぎて変なことになりそうなもんですが、今のところ過剰演出がいい方向に出てます。『ちびまる子ちゃん』のノウハウ蓄積は絶大。誰か『プロジェクトX』ばりに舞台裏をドキュメント化してくれないかなあ。「ドラマ『のだめ』を作った男たち」とか。TV放映は絶対ムリですが、コミックバンチでマンガにするぐらいならなんとか。 まあ結果的にTBSポシャってヨカタということで。 でもアゴ真澄ちゃんはちょっと観てみたかったカナ。いや、ライダーつながりで、こっちも素でパーカッション叩けるらしいオダギリジョーにモジャヅラかぶせてみるテスト。どうせなら千秋様にも葛山信吾をアテてバカップル再結成。「千秋様、見ててください、あたしのティンパニ! 灼熱真紅の型ーっ!!」(←それ違うライダー)。ただしそうすると上野樹里の出る幕なしぎゃぼという問題発生。さらにそもそも岡田准一イラネという大問題まで。 ついでにのだめ成分分析やってみた。 > (本名)の99%は河野けえ子で構成されています。 > (本名)の1%は鈴木薫で構成されています。 ……なんだこの原爆製造できそうな高純度は……。ポエムを日本語に通訳する超能力でも秘めているんじゃろかーわし。 |
| 11月23日(木) |
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先日来ワイドショーをにぎわせていた徳島の崖っぷち犬がきのう救出されたらしい。 でも飼い主が見つからなかったら普通に保健所行きなんだろうな……。『ブラックジャック』の、事故で死にそうな重罪犯を手術して結局死刑判決電気椅子って話をふと思いだす。「わたしは死刑にするために助けたんじゃないぞ!」とかなんとか叫ぶやつ。「レスキュー隊の皆さんには感謝していますよ」とか言いながら炭酸ガス室へ送られる崖っぷち犬。そういう展開になりそうな。 なんとか里親でも見つかればいいんですが。ド根性大根「大ちゃん」みたいに見世物にしたり、保険会社のCMに出演させたりして一山当てようという奴は審査から排除の方向で。 しかし、この一連の報道を観て、捨て犬を絶壁に捨てていくバカが出てこなければいいなあ。「いい人に拾われるんだよ」って。一歩間違えばまんま坂東眞砂子先生ですよ。つうかそもそもあの崖っぷち犬も、実は飼い主があのコラムを読んで崖から放り投げたのではなかろうか……と妄想の翼はとめどもなく。 【今日のCD】 尾崎『三重丸』聴く。「キャンディの夢」にゾッとする。も、もしかして実話? 『時かけ』サントラ聴く。うわやっぱりこの音楽、脳にしみついてるうう。3ヶ月ぶりに聴くあのオープニングがかかると同時に全てがフラッシュバックしていく。♪たかたたんたんたん、たたん、ぱかぽん♪ |
| 11月22日(水) |
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お給金出る。残業と休出ですごいことに。普通のサラリーマン並みじゃないかw。もちろんアブク銭だから調子に乗って浪費せんよう気をつけないとすぐ財政危機を起こす。それにつけても、残業代が出るってすばらしい。逆を言えば、もし「裁量性賃金」を導入するなら、管理職手当に相当するぐらい給料増やしてくれ。政府もあほなことを。もし残業代というものがこの世からなくなったら、生産性落ちるぞー、それこそ共産圏並みに。 浪費せんように、と思いつつも昼は大昌苑でクッパじゃなくてカルビクッパを食べてしまう。人間そんなもの。 |
| 11月21日(火) |
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それなりに休んで頭痛はおさまるが用心用心。きのうほどのドタバタではないが、きのう届いた本の発送作業とか原稿依頼とか。昼は紅梅でカジキマグロ定食食って、今日は定時に帰りました。 西友のサケ弁当食べながら、きのうタイマー録画しといた『のだめ』観る。 彩子の「コシ・ファン・トゥッテ」なしかぁ。つか、「壁超え」ってそんな、いやそうじゃなくて、あの。このままでは彩子完全にいいとこなしなんですけど。「こういう女に弱いのよね……」もそういうことじゃなくて、あれはのだめのでかい手に気づくところがポイントだし。まあここで手を無視したのは、あそこで下手に視聴者に「手」への意識を植え付けてしまうと今後ピアノのシーンの吹き替えに視聴者が注目してしまって「なんだあのピアノ弾いてる手は上野樹里じゃないじゃんブーブー」となるんで、あえて手から意識をそらせる作戦では……と好意的に捉えることにします。さすがにサックスはともかく、ラフマニノフを吹き替えなしで(それもあの速度で)弾けというのは酷で。 ええいそれよりなにより真澄ちゃんの卒試削除はひどいわあーうわーん! いとしの千秋様に伴奏していただけるという僥倖に打ち震えつつ全身全霊と万感の思いを込めて愛する楽器ちゃんたちを乱打する真澄ちゃん、あの「星の時間(Sternstunde)」ぶりが感涙を誘う屈指の名エピソードなのにいー! 太鼓の達人で代用できるようなアレじゃないのにいー! まあ本当にやったらそれだけで10分は食うし、そもそも千秋との出会いの回想シーンを第1話あたりで使っちゃってたんで薄々覚悟はしてたけど、でも、でもおおおお、ヴァー(涙)。 以上、不満吐き終了。 実写版夢☆クラも期待通りだったし。ラフマニノフ連弾も素晴らしかったし。黒木とオンナスキーの加入の仕方もまあこういう処理はやむなし。清良は策士。カッパはこれから峰との友情をはぐくむヒマはあるのか。でなければわざわざ峰の中の人にモンキーな人をキャスティングした意味が。ビジュアルもカッパは見た目重視型、黒木&オンナスは雰囲気重視型でグッドグッド。 来週はついにのだめ大川弁解禁。『スウィングガールズ』で見せた特殊語学力wは今回も発揮されるのか期待が高まる。「おまえ言うな!」 そして気のせいかなぜか峰とコントラバスのホビットにフラグが立ちかけてるように見えるんですが。これで来週から本当に原作通り結婚ー→離婚ー→清良の無伴奏→峰弟子入り→半同棲→寝違え→合体→「安心してウィーンへ」「うわーん」の流れに入れるのか? 予告では修羅場飲み会のシーンも出てたからたぶん大丈夫だと思うけど。そういえばマキ×峰エピもコスプレデザインだけで済ませちゃったな。枝葉末節をばっさばさ剪定するする。 ……とかなんとか毎回のだめの感想を日記に書けば書くほど、自分のにわかファンぶりがうしろめたくなってきて胸がじくじく痛むのだよう。ミクシィ入会当初から「プリごろ太」コミュに入っていた某マイミクさんなんかぜったい俺のこと白い目で見ているような気がしてしかたがない。きっと姐さん、ちょうど俺が1995年のオウムフィーバーであちこちにわいて出てきたにわかオウマーを見てたような諦観に満ちた冷ややかな目で俺の日記読んで見てるにちがいないきっとそうだそうにちがいないんだようおうおうおうおう。 自分が極悪非道な人間ほど、他人も悪人に見えてくるものでして。 職場で借りたDVD『モーガン・スパーロックの30デイズ』Vol.2も観る。普通のアメリカ人を全然境遇も思想も違う世界に30日間放り込み観察するドキュメント番組だが、そのチョイスがすごい。 前半(第3話)が、普通のアメリカ人、すなわちクリスチャン家庭の青年を、9.11以降周囲の差別と偏見に悩むイスラム教徒の寄り集まる町にホームステイさせるというもの。最初は自分も偏見バリバリだった青年が徐々にその世界を認めていく過程は月並みながらこっちにとっても勉強になる。ステイ先のイスラム家庭でどんなにケンカしててもお祈りの時間が来ると一緒に祈らないわけにはいかず、そして共にアッラーの前に出て祈りを捧げてしまうとなんとなく仲直りしてしまう、というのはものすごく含蓄に富むエピソードだった。んー、同じ神様を信じてるというのは便利である。 さらに輪をかけてすごいのは後半(第4話)。今度の被験者はゲイの町にステイさせられるのだ。もちろん被験者は一般的アメリカ人の例にもれず「ホモは悪だ」と思い込んでいるわけで。それが四方八方ゲイに囲まれながら暮らし、ステイ家族には偏見をなくしてくれと説得されているうちに、ゲイバーで(酔ったとは言え)羽目を外して半裸でステージに上がったりしてステイ家族に「それはあの場では『やらないか』という合図であって君はやるべきではなかった」とたしなめられ死にたくなったり、いろいろ価値観をぐわんぐわん揺すぶられた末に、けっきょくまだゲイを認めるわけにはいかん、という結論。生まれた時から「ホモは悪」って環境で育った人間は、理詰めで説得されても効かない、というのは深い。 そして二話通して痛感したのはなんと言っても、「マジョリティがマイノリティになる恐怖」がこんなにスゴいとは、ってこと。これまでアメリカ人のマジョリティとして何も疑問に思わず生きてきたリアルマンが、今までマイノリティだと思って(いや意識からも排除して)いた集団にたった一人で放り込まれ、人生で初めて自分がマイノリティとなったとたん、ホームシックに陥り妻子やパパママ恋しさにめそめそしたりする。別にこれはアメリカ人だけの話ではない。日本だって、「異世界」を知らず、「異世界」に回路を開く用意を持たずに生きている人、というのはすべからくこういうパニックを起こすだろう。自分の周囲数百メートルの目に見える世界だけが唯一絶対の真理だと漠然と思ってちゃいかん。 |
| 11月20日(月) |
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あーあ女性セブン、さかなくん助教授就任の記事に「さかなくん(31)」って実年齢書いちゃったよ! 公式には「成魚」なのに! しごと。昼、志乃原で味噌煮込み。午後、本が完成。もちろん同人誌じゃなくて本業のほう。企画から2年がかりの大仕事であったが、でも別の本の責了があるので感慨にひたってるヒマもなく最終チェックでドタバタと。責了したら今度はできた本の見本を原著者やら訳者やらあちこちに送るよう手配して宅急便や郵便の集配に間に合わせなきゃならんのでまたドタバタと。すっかり肩こって眼精疲労出て頭いたくなって定時に帰る。 私がおだてられるとおだてられただけ木に登るタイプのブタであることを、私の周囲の人間はよく知っている。「アムロ、あなたならできるわ」みたいなかんじでおだてられて無理して、結果この地獄スケジュールもようやっと達成のメドがついてきた。でもだいぶ疲労はたまってそうだぞ。もちろんこの歳で今さら新兵がよくかかる病気になったり家出してザクとは違うヒゲダンディとハモンさんにおごってもらったりすることはないだろうコ●゛キじゃありませんから、けど純粋に疲労が。せいぜい勤労感謝の日は自分の勤労に感謝してどっぷり休むとします。でないと自分の本が作れません。 神戸屋でパン3個買って帰る。右目開かないし、『のだめ』はタイマー録画かけてもう寝ちゃおうかな。 |
| 11月19日(日) |
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『マイメロ』。退行催眠と激振孔。そのあとモー娘。の番組ダラダラ観る。パチンコや金貸しにバービーが混ざるCMタイムに、娘。マーケットの複雑多様さを覚える。教会へ。さむい。 【今日のCD】 「しらけ鳥音頭」の音源が欲しくて買った『笑タイム』(東芝EMI:TOCT-10935)。知ってる曲もフルで聴いたことなかった曲も名前しか知らなかった曲も、時代的偏りなく非常に研ぎすまされた選曲。「帰ってきたヨッパライ」に「天国と地獄」のメロが使われているのは今回落ちついて聴いて初めて知った。最後には全く意味なく「エリーゼのために」が挟まってるし。水原弘「へんな女」はなんか普通にジンと来る個人的に。へんな女を主食とするへんな男。ブリーフ&トランクスの「さなだ虫」はバカソング界のドッペルとも言うべき素晴らしいデュオ。木久蔵師匠の「イヤンバカン」、サッチモをモチーフにしていたとは知らなんだー。そして最後のシャウトが秀逸。ここまで聴かないとこの歌の真髄は分からない。 【今日のCDその2】 きりんさんがカラオケで歌ってた「遠い音楽」に惹かれて買った、中・後期ZABADAKのベスト盤『Pieces Of The Moon』(ワーナー:WPCL-10363)。上野ばかり歌ってますな。もっと古い曲を集めた『創世紀』には「オハイオ殺人事件」とか吉良のヴォーカルも何曲かあったはずだけどカラオケには全然入ってないんだよう。男はカラオケでZABADAK選曲しちゃいかんのかよう。で、本物の「遠い音楽」聴く。ぞわぞわ、そして転調のところでぶわーっ。やっぱこいつら異常天才だ異常天才すぎる。「アジアの花」なんか、歌詞は単にコ●゛キに金めぐみますたというだけの内容なのに、なぜこんなに美しい音楽になるのか。技巧に走った曲もイイけど、今でも帰りが夜になると時々口ずさんでしまう「Tin Waltz」とか普通ののほほんとしたメロディを生かした歌も好き。 【今日の法律】 発達障害者支援法なんて法律、あったんですね。今日はじめて知りました。こんな法律が施行されてたなんてちっとも知らなかった俺は、たぶん高機能自閉傾向者の風上にも置けません。 てゆうか、こちとら生まれた時からこういう脳味噌だったので自分じゃ全く「障害者」という意識はないんですが(乙武君とか先天性の身体障害者と同じ感覚ですな)、改めてこんな法律まで作られてえらい人から「キミは障害者だから支援してあげようはははははは」と言われると、そうか俺って教育や就労や地域生活を支援してもらったり権利もわざわざ養護もとい擁護してもらわないと生きて行けない特殊な生き物だったんだ、という実感がしみじみわいてきます。 「支援」とうさんくさい名がつくわりには、かの障害者自立支援法(別名:自立できるほどゼニを稼げないヘタレ障害者は社会から消えろ法)みたいな鬼畜外道な法律でもなく、まあ普通にその生活を援助しましょうという内容になってはいます。 でも「教育支援」「就労支援」「地域生活支援」って、具体的に何をしてもらえるんだろう。具体的なことなんにも書いてないけど。 健常者が作る法律は当然のごとく健常者目線から条文が作られ、成立の暁には当然のごとく健常者の都合のいいように施行される。いくら法律で「教育支援」「就労支援」「地域生活支援」と言われても、教育する方も雇う方も地域でご一緒する方も、あんなアスペルガーだかADHDだか知らないけど何考えてるのか分からない空気も読まない3秒後には何をやり出すか予想もできない集中力ゼロの得体の知れない生き物と同じ場所にいるのはイヤでしょ。しかも「障害者」ですよ「障害者」ホラ気持悪いでしょそんなのと同じ教室でタクの息子を勉強させるなんてウンマー我慢ならないザーマス教育委員会に訴えるザーマスでしょ。 となると必然的にセグリゲイション、保護という名の隔離政策になだれ込んでいきそうな気がするのは、俺が健常者を信用しなさすぎなだけでしょうか。 旧来は「高機能自閉症」とかいう概念がまだ一般化しておらず、現在そのジャンルに分類されるわしらのような生き物は、学業が人並みにできたりするおかげで、(性格に難はあるものの)健常者として扱われてきた。俺のように人の迷惑かえりみず普通の学校にもぐり込み普通に就職活動して普通に地域生活を送る「かくれADHD」的在り方が普通に見逃されてきた。 エジソンからアインシュタインから岡田斗司夫まで、古来この人種は常人のフリをして社会に紛れ込み、人とは違う発想法を武器に己の天才性を発揮して偉人だとかキングだとか呼ばれてきた。一般社会の中にあってこそ、異能者の異能力は異能力として生かされるのである。 でもこれからはあの手の生き物は早期からスクリーニングされ、「発達障害者」の緋文字を刺繍され(「A」はアダルトリーじゃなくてADHDのAってことで)、支援という名の特別扱いを受けながら一般健常者社会から隔離されたまま、バカを集めたバカゲットーというかバカ動物園の檻の中で旭山よりもぞんざいに飼われつつ生きていくことになるんですか。黒柳徹子も窓ぎわから普通に動物園行きですか。ミスターも立教大学野球部入りどころか即刻印旗沼授産所「むなげハウス」行きですか(※印旗沼授産所が実在したらごめんなさい)。 どうもこの法律、健常者(=脳味噌が正常にしか働かない人たち)の発想で作られているだけあって、異能者であるところの発達障害者たちの持つ驚異の可能性を生かそうとか、そういうポジティヴな方向性の発想が全く見られない気がします。そりゃまあえらい人たちにとっては、普通の人間が普通にできることがいくら仕込んでもできやしない、コンビニのバイトに一番向かない汎用性に欠ける生き物であるわしらなんか扱いにくいでしょうよ。早期からレッテル貼って、健常者子弟の教育を邪魔しないようにマークしといたほうがいいでしょうよ。 >第二十一条 国及び地方公共団体は、発達障害に関する国民の理解を > 深めるため、必要な広報その他の啓発活動を行うものと > する。 「発達障害は障害者です保護してあげましょう」という方向性の啓発活動だったら、まっぴらごめんです。 じゃあどうすればいいかって? 身体障害者対象のバリアフリーと同じ発想をすればいいだけですよ。 いわば発達障害者向けバリアフリー。 高機能自閉症ができることとできないことをきちんと把握するですよ。 できることは普通にドンドン任せる(乙武君をその手の施設に監禁せず実社会でバリバリ働かせているように)。 できないことは無理にさせない(誰も乙武君にアヤトリしろとは言わないのと同じで)。 それだけのことです。 たとえるなら、健常者が対空・対地目標にまんべんなく攻撃できる87式自走高射機関砲なら、わしらは対地戦闘は泣いて逃げるしかないけど対空戦闘なら目標が視界に入る前から容赦なく迎撃を加えられるパトリオットシステムみたいなもんです。兵科のように使い分けて、またうまく組み合わせて使用すれば、鉄壁の防衛網を構築できますよ? 「啓発活動」は、その「できること」と「できないこと」の見極めという方向でやっていただかないと、わしらは「何もできないくせに法律で保護されてやがる税金食いつぶすだけの厄介者」扱いされるだけで終わりそうですので。 何が「できる」か「できない」かは、わしらの仲間に聞けば一発で分かりますし、そのへんよくまとめてあるいい本もいっぱい出てますから。 行政側にもわしらの仲間がもぐり込んでてくれればなあ。 もっとも、ポジティブに考えれば、具体的なところはおいといてとりあえず保護の基盤となる法律ができたことで、今後バカを理由に教室や職場から我が兄弟たちが放逐されそうな事例が起こった際に「待った」をかける法的根拠として機能してくれることは期待できそうである。健常者のママンが「あーたの所のクルクルパーと同じ教室じゃ勉強できないザーマスとっとと追い出すザーマス」と中華思想むき出しでワガママ言い出した際に、この法律をつきつければとりあえず黙らせることができるんじゃないかと。私も役立たずを理由にクビになりそうになったら(以下略)。 難点は、当の我々がこのありがたい法律の存在を知らないということで。まずこの法律の存在について「必要な広報その他の啓発活動」(第二十一条)を行ってくれないもんでしょうか。 まーゆくゆくは、法律や専門機関に頼らずとも普通の親御さんでも高機能発達障害児をオタオタせず育てられるぐらい、この概念が一般化してくれるのが理想である。世の中には、いろんなジョブをまんべんなく覚えられそれなりに上達する人種と、得意不得意の差が激しくて一部のジョブは逆立ちしても上達しない人種の2種類いるということをみんなが分かってくれれば。就労上も得意(特異)科目を生かした天職を見つけられるように周囲が援助してくれるようになるだろう。 『のだめカンタービレ』の大ヒットを何かに利用できないもんじゃろかー。まあ高機能発達障害がみんながみんなああいうふうに一芸に秀でていると誤解されてもアレなんですが。 * * * * * ……とかなんとかミクシィのほうにうだうだ書いてたら、マイミクさんより「たぶん、高機能発達障害児をほいほい精神科や脳外科に回して精神病院放り込んでハイオシマイみたいなことされても医師が少ないからケアできないんで地域でなんとかしる、という医療側からの声があったのでは」というサジェスチョンあり。なるほどなるほど。アレを精神病院に持ち込まれてもどうしようもないですしね。「アレは精神障害でも知的障害でもない」ということを世に知らしめ、本来アレをケアするためのものではない医療機関に無駄な労力を払わせないための法律でもあるんですね。 実際問題としてアレ専門の機関が作られて本格稼動するまでにはまだまだ時間がかかるとは思うが、とりあえず当の自閉症の人たちからも歓迎されてるっぽいし(こちら参照)、ほんとに私の兄弟たちのためにこの法律が具体的に機能してくれれば重畳。 そして今、産科でも医師不足から同じような悲鳴が挙がっているとか。産科の惨状はすさまじいものがあるそうで、こないだの奈良妊婦「たらい回し」死亡事件も、報道やブログで書かれているような単純な話ではなく、結局は「死産させれば片っ端から業務上過失致死で起訴・有罪判決→産科のなり手がいなくなる→人不足でよけい医療事故起こる→最初に戻る」という構造的スパイラルのせいとか。現在の産科の受け入れ体制で下手に出生率が上がろうもんなら、年金どころじゃない大変なことになるかもしれん。1.26でもまだ多いぐらいなのか。 マイミクさんはひょっとしたら5年後ぐらいにほとんど同じ条項で「妊産婦支援法」が成立するかもと仰っていたが、マジでそうせざるを得なくなるかもしれない。成立の暁には産婆さん大量養成。タライにもチャイルドシートのように補助金を支出。 |
| 11月18日(土) |
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0800起床。1030ぐらいに休日出勤。1930までかかって来月刊行本をざざっと見直し。しにそう。でもこの第二の魔法で、なんとかこの本も予定通り出版できそう。どこが魔法だ。 まあ、こういう「形が残る仕事」は、嫌いじゃないからいい。 商社はそういう意味では「仕事」が残りにくい。「パパはあの商談をまとめたんだぞー」と言われてもそのすごさがたぶん子供にはピンと来ない。メーカーはまだ残るけど、開発者はともかく工場のラインでモダンタイムスに働く人たちが「ほーらこのクルマはパパがネジを締めたんだぞー」と言っても子供はアアソウデスカとしか思わない。ゼネコンは仕事がでかすぎて、現場のビルなり橋なり黒四ダムなりを見せないとアピールしにくい。その点、本作りは「仕事」を持ち運べるのが強い。 そうか、それで商社やメーカーやゼネコンのえらい社長さんたちは本を書きたがるんだ。(←ちょっと違う) 帰ってオリジン弁当でカキフライ&生姜焼き弁当大盛り買って食らって栄養補給。 ここんとこ大流行してる自殺予告だが、27通のうち7人の身元が判明しちゃったとか。 ……この7人はよけいいじめられるんだろうなあ。 家に警察や教育委員会やそのへんの関係者が来たりすればどうしても近所には知られるし噂が立つ、そうしたらクラスの餓鬼に伝わるのも時間の問題、ますますいじめはエスカレーションってえ寸法で。 そういえばカダフィの西田総帥が、最初の手紙(「豊」消印文書)はネタだろうとプロファイルしておられたが、ほんとにネタだとしたらなんとも罪作りなことをしたもんである。あのあとで本当にズボンをおろされて自殺した子供が出てきたけど、たしかに実際いじめで脱がされる当事者が「ホモなのですか。」なんてユーモア(=客観的視点)を発揮できるものなのかどうか。 児玉さんから教えてもらった、「自殺を予防する自殺事例報道のあり方について」のWHO勧告(2000年)をメモとして貼っておく。 http://www.who.int/mental_health/media/en/426.pdf http://www.lifelink.or.jp/hp/Library/jisatsuhoudou_who.pdf > 1)やるべきこと > ・自殺の代わり(alternative)を強調する。 > ・ヘルプラインや地域の支援機関を紹介する。 > ・自殺が未遂に終わった場合の身体的ダメージ(脳障害、麻痺等)について記述する。 > 2)避けるべきこと > ・写真や遺書を公表しない。 > ・使用された自殺手段の詳細を報道しない。 > ・自殺の理由を単純化して報道しない。 > ・自殺の美化やセンセーショナルな報道を避ける。 > ・宗教的、文化的固定観念を用いて報道しない。 なんかこう、日本の自殺報道はみごとに(1)は無視され(2)の方向に突っ走ってますな。なるほど優生学的見地から、劣性遺伝子保有者を排除しようと! さすが日本の厚生労働省は世界一イイイイイイイ!(ドッギャーン)。つか大手マスコミももちろん知らないわけですよね、この報道ガイドライン。そうかこれはもう、えらい人たちは総出で民族浄化敢行中かと。ふざけんなひとごろし。 それにつけても、いじめられっ子たちに教えてやりたい。「生きていれば、いつか君もいじめる側に回れる日も来るよ」と。「ユ●゛ヤ人を見たまえ! 古代エジプト時代から3000年もいじめられ続けてきたけれど今はあんなにパレスチナ人を(以下略)」 まーそれはともかく、学校のいじめは、変な排他的宗教信じてたり文明の交差点に位置してたりとか本人にさしたる特別な要因がなくても、誰でも何かの拍子にターゲットになりうる、というのが怖いのである。ルーレットかサイコロ賭博状態。性別成績体力性格の如何を問わず誰でもいじめに遭う可能性があるんだから、もうこうなったら「いじめは必ず起こる」という構えで、いっそ初等教育で「いじめの対象になった時の乗り越え方」を必修で教えたらどうでしょうね。副産物として、いじめに加担しそうなタイプの子供もその授業を通していじめの醜さを知る、という追加効果も期待できます。 学校側も「いじめなんてなーいさー、いじめなんてウーソさー、寝ーぼけーたグーズがー、ちょっとからかわれただけで首吊っただーけなーのさー♪」(大幅字余り)みたいな日本によくある「事故なんか起こるわけがない神話」のファンタジーに逃げないで、常時相談窓口を開設したり油断なく迎撃体制を整えておいてほしいもんです。 だからと言って、「むやみに死を選ぶほうがバカ」という風潮だけは絶対避けなければならない。 彼らは追いつめられた末にやむにやまれず死を選ぶわけですから、論理的に「自殺なんて割に合わんぞ」と教えたところでどれだけ聞く耳を持つかですね。「核なんか持っても割に合わんぞ」と言っても聞かない国とか見ても分かるように、人間はえてして損得勘定だけで動くものじゃなし。 そういえばマルコムXの言葉に「我々黒人はストーブの上に座っているのと同じなんだ、それで熱くてギャーと叫ぼうとしているところに白人どもは『まあまあそんな怒鳴らず他の道を探ろうじゃないかまずは落ちついて座った座った』って何言ってやがるこっちはもう1秒も耐えられないんだふざけんなバーロー」(大意)てのがあるんだが、自殺を考えるぐらい追いつめられてる子供というのももう1秒も耐えられないリーチ状態なんですよね。ダメダメもうダメもうあと1回学校行ったら死んじゃうってぐらい。 災害支援の時もそうですけど、そういう「切迫感」てのを、えらい人たちはどうもなかなか分かってくれないもんです。 ネコ殺し画像を2ちゃんねるで公開した無職男が、動物愛護法違反で書類送検。書類送検ってのが納得いきません。俺がローマ皇帝だったら全身にマタタビ塗りたくってライオンの檻に放り込んでやりたいです。 【今日のみんなのうた】 《ゴマスリ行進曲》 猫を踏みましょ 陽気に猫をね (ア、踏め踏め!) 口から内臓 出放題 手間もかからず 元手もいらず 踏めば 2ちゃんに チョイと(チョイと!)チョイと(チョイト!) チョイと(チョイと!)チョイと(チョイト!) ネ申が来る ハァー グロいスレおっ立てろ 猫踏んで載せろい それ踏め踏め 猫踏めホイホイ 猫を踏みましょ 皆んなで猫をね (ア、踏め踏め!) 猫を踏むにも 命がけ 思いつくまま 気のむくままに 踏めば 風呂場に チョイと(チョイと!)チョイと(チョイト!) チョイと(チョイと!)チョイと(チョイト!) ぶちまける ハァー グロいスレおっ立てろ 猫踏んで載せろい それ踏め踏め 猫踏めホイホイ 猫を踏みましょ 皆んなで猫をね (ア、踏め踏め!) 朝もはよから 夜中まで 身ぶるいするよな 死体を貼ろう IP 抜かれりゃ チョイと(チョイと!)チョイと(チョイト!) チョイと(チョイと!)チョイと(チョイト!) サツが来る ハァー グロいスレおっ立てろ 猫踏んで載せろい それ踏め踏め 猫踏めホイホイ♪ ……ついカッとなって作詩した。今は反省している。 |
| 11月17日(金) |
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仕事。昼、大昌苑で肉焼きながらNHK「金曜バラエティ」、今日のテーマは沖縄再発見。いちいちツボな楽曲ばかり流すので困る。俺を狙い撃ちにしてるんじゃあるまいかってぐらい。 「トーハン週報」のトーハン調べ10/29-11/4コミック売れ行きチャートTOP50、50冊のうち28冊が『のだめ』と『デスノ』で埋め尽くされている。一般人を取り込んだ『のだめ』と男女オタクと若い層に絶大な支持を受ける『デスノ』、いまや二大巨頭ですな。 とある音楽専門誌に、ウチが出した本の書評が載っていた。紹介してもろたのはいいのだが、たぶん基督教用語を全く知らない人が書いたらしく、無礼の極みとは重々承知しながらもぶはははははと大笑いしてしまう。伊集院光深夜の馬鹿力の「200文字でやっつけろ」のコーナーを思い出す。こーんばーんわー葉加瀬太郎モジャー! 【今日のダメ人間向け少年ラブコメ】 ボクのことを愛してよ! ボクは愛されるために何も努力しないけど、 君はボクを愛してくれなきゃイヤイヤ〜ン! もちろん愛してくれてるかどうか学校でもテストするし 愛してくれてなかったら内申に響くぞ! ……安倍の「愛国心」って、そういうことでしょ。 「愛すること」ばかり強要して、なぜ「愛される国づくり」という方向に行かないんですか。 黙っててもダメ人間の周囲に美少女がわらわら群がるタイプのマンガの読みすぎですか。言っときますけどアレは全部マンガの中の話ですから。現実には、不特定多数にモテるには血のにじむような努力が必要なんですよ。 それとも、キャラ的にはツンデレの方向を狙ってるつもりですか。 どこまでファンタジーを現実社会で追い求めるつもりなのか。 民が国家を愛してくれるかを問い給うな。 国家が民を愛せるかを問い給え。 (にせJFK) |
| 11月16日(木) |
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頭痛は取れる。今日も原稿依頼とかいろいろアタマを悩ませる。昼、飯田橋に出てどっかの地下の飲み屋で日替わり定食(豚生姜焼き)食べて1330から会議。後輩にあたる人と共通の恩師の話などいろいろ。見た目アレっぽかったけどそうかやはりオタクか貴様も。案外この業界にもオタクは多いのか。安心。安心するな。帰って依頼メールの続き。恩師より電話。直立不動で受ける。原稿は引き受けられないがもっと適切な執筆者案を賜る。雑誌再校チェックなどやって1900頃退社。エチオピアでビーフカリー。 車内でチャンピオン読む。あの怪作『ゆび』の人が高橋葉介原作でちょっとハートフルなタイプのホラー連載開始。みどろさんの成功に勢いづいたか。チャンピオンの三本柱は暴力とホラーと変態。細川雅巳『星のブンガ』が来週最終回とは残念。 |
| 11月15日(水) |
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今月刊行本について、引用文の翻訳を使わせてもらったH社さんとI社さんに仁義の手紙を出しておく。「評論が主、引用が従」「引用元を明示」など著作権法&判例で定められた引用のルールは十分守っているので、たしかに断りなく使っても法的にはなんの落ち度はない。ないけど、自分が逆の立場になったら、やっぱ「使わせてもらいました」って挨拶ぐらいもらったほうがうれしいじゃない。世の中、法律論だけじゃスムーズには回らない。仁義を重んじることも「業界」では大事である。 出したとたんに遅れに遅れてた雑誌原稿がようやく届き、再校も出て、著者校正も続々届き。昼飯、紅梅でシャケバター定食。満腹でものすごく眠いのだが寝てもいられない。もう今日は定時に帰ってやるうがー、と誓ったものの、例によってなぜか5時を過ぎると目が冴えてしまう。どうしてくれようかと。ともかく疲れはたまってるのは確かだし頭も痛いので早めに帰っておく。神戸屋でパン3個。 教育基本法改正案可決。現状を承認する議題ならまだしも、現状をここまでドラスティックに変えてしまおうという議題を強行採決してしまうのはいかがなものだろうか、てゆうか明らかにダメだろ。特にモノが教育だし、ここでの拙速は未来にわたって禍根を残すというのに。ヤラセタウンミーティングのこととか、未来の日本史にはなんと書かれるのだろうか。現代人は未来の歴史家になんと申し開きすればいいのでしょうか。 こないだ飲酒大学生がミクシィで火だるまになった事件があったばかりだが、別の大学生が炎上し、大学にまで批判が寄せられ学校側が「指導の不十分さを深く反省する」とかコメント出さざるを得なくなったとかいうニュース。ふむう、他にも犠牲者はいたんじゃよー。たぶん2ちゃんのネットヲチ板にミクシィ飲酒運転日記晒しアゲスレでも立ってて、そこで特攻野郎Aチームの面々が日夜ブリーフィングを開いてるんじゃないかとみた(もちろんAは荒らしのA)。で、こういうニュースが報じられるたびに気炎をあげてると。楽しそうでいいなあ。 北方領土でM8.1の地震。 【今日の寝言】 旅とは、世界のあちこちに心を置いてくる行為だと思う。 自分の住む村から一歩も出ない人は、知らないどこかでヒトが何人死のうが泣こうがいっこう気にならない。 でも、そのどこかを知っていると、とたんに共感機能が作動する。 そんな地雷を増やす行為が、旅だと思う。 かろうじて釧路ぐらいは行ったことがあるし、そもそもマグニチュード8.1だと関東もぜんぜん安心できないので、今回の地震で今後何があってもあまり鬼畜なことは書かないと思う。 でもロシアには行ったことがないので「射殺されたカニかご漁船員さんの祟り」ぐらいのことは言ってしまいそう。はてさて北方領土とかさらに震源に近いロシア領はどんなことになっているやら。サハリン1&2のガス田とかパイプラインに被害が出なければよいのだが。 もう寝る。頭いたいし。 |
| 11月14日(火) |
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やることなさそうだが、落ちついて考えてみるとたっぷりある。先延ばしにしていたモロモロの雑事を整理。今月刊行本の刷見本が届くが、オビの刷り色が指定のチップとちょっと違うので、デザイナさんに確認とらねばと茗荷谷へ急行。「あーこのくらいならOKでつよ」と返事いただき印刷所にその旨電話。モスバーガー食って職場に戻ったのが1330。つかれたー。さらに来月刊行本のカバー色校正も届いたのでこっちもデザイナさん(さっきの人とは別)に届けようかと思ったが、こちらはアトリエが所沢なので冷静に考えた挙げ句おとなしく宅急便にしておく。ヒマだとロクなことをしない。午後も、早く処理しなきゃ処理しなきゃとストレスの原因になっていた雑事の数々を撃墜。帰りの電車でストンと寝てしまう。西友でシーザー風サラダ、さぼてんでヒレカツ丼(大盛)買って帰って食らっておとなしく寝る。 |
| 11月13日(月) |
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秋田で第二の男児死体遺棄事件。また実の母がわが子を、という事件だが、今回の容疑者はなんかおっさんみたいな女。アレと比べると鈴香が美人(くまぇり並には)に見える。で、共犯の男が「畠山」って。秋田の畠山さんたちはさぞ肩身が狭かろう。 今日はまずまずいい天気。あたふたと雑誌の入稿に著者校戻しに巨大本後半の著者校も戻ってきたので見て書評1つ依頼して、とやってたらけっこう順調に進み、とりあえず手元にある仕事は全部処理、あとはこっちでいくらジタバタしても始まらない(それが一番ストレスなのだが)。昼、グレートインディアでチキンカレーとナン。帰りに馬場のムトウ寄って、やっと「しらけ鳥音頭」の入ったCD発見。他にも木久蔵師匠のイヤンバカンとか音源持ってない曲いっぱい収録されてたので喜んで買う。ジャケ画が漫☆画太郎かよ。西友でシャケ弁当買って帰る。 『のだめ』。「やだなあ……」はやっぱうるっと来た。「長生きしてください」はそれほどでも。前回をSオケのベト7でシメた都合上、ラフマニノフを今回の冒頭に持ってこなければいけなかったためか、いまいち期待してたほど盛り上がらなかった。もっとも、ベト7とラフマニを1話に収めると今度はせっかくのマングースが目立たなくなり、あちらを立てればこちらが立たず。シリーズ構成の中の人も苦渋の選択だっただろう。 【今日の寝言】 今日び小学生にケータイを持たせるのは「援交ゆるし」に等しい危険行為だと思うのだが、そんなリスクを冒しながらもなぜ親御さんがわが子にケータイを持たすかと言えば、自分が連絡取りたいという一心であって。 でもそれならケータイじゃなくてトランシーバーでいいじゃん。ないし、特定の番号としか通話できない(もちろんメールもできないネットも閲覧できない)機能限定型ケータイ。 ケータイ会社は、家族割引とかやってガキにまでケータイ広めるなら、まずそういう機種を作れよと。そのくらいする社会的責任はあると思いますよ。現在の状態は、善悪もわからん子供に銃を売りまくって「それで射殺事件や暴発事故が起きても自己責任だよーん」とすっとぼけてるのと同じですから、はっきり言って。 |
| 11月12日(日) |
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【UTUMNO】という同人サークルさんがある。 たぶん2001年ぐらいから秘かに追いかけている、贔屓サークルの一つである。 作風はほのぼのにしてドタバタギャグ系。『おジャ魔女どれみ』あたりを中心に『コメットさん☆』『プリンセスチュチュ』『マイメロ』など「あのへん」のジャンルを手広く扱っている他、オリジナルでも猫潜水艦シリーズなど達者な短編を着実に発表している。 コミケで「あのへん」のサークルを回ったり「あのへん」オンリーを渉猟した人なら、B6判カラー表紙の本を何冊も並べた、【カダフィ企画】をえらく洗練させたかんじのエスタブリッシュなブース、つぶらな瞳で微笑むタコのシンボルマークに見覚えがある向きも多いだろう。 このサークルが凄いのは、今でも時々どれみ本を作ったり(しかも作品内部でどれみたちがちゃんと歳を重ねている。今年は高校1年生になってるはず)、2002年か03年ぐらいに突然『ファンファンファーマシィー』本を出すなど、古い作品も決してオロソカにしない温故知新政策。その一環か、初売りイベントで完売した本もすぐに重版してくれるので、追っかける側としては涙が出るほどありがたい。 そして、作品の端々に織り込まれるムチャクチャ濃ゆい小ネタ。オタクネタ・軍事ネタだけでなく文学など一般社会でも「教養」として認められるスノッブな部類の知識も容赦なく顔を出すから、読んでてすごく油断ができない。友達でもなんでもないので本業や学歴や年齢など正体は一切分からないが、あのクスグリの濃さからして勉強量は尋常なものではないだろう。 日記によれば2003年10月9日、ノルドランテ2の予習のため『シルマリルの物語』をぱらぱら読んでいた俺は、思わず「えっ!?」と叫んだ。 冥王モルゴスが中つ国に最初の要塞を築いたクダリで、その要塞の名前が「ウトゥムノ」と書いてあった。えっ、ウトゥムノ?……UTUMNO? さらに、UTUMNOさんの同人誌のシリーズ名「ウルローキ」(カダフィで言えば「のほほ」にあたる)とは、実はモルゴスが作り出し中つ国を荒らし回りエルフや人間たちをいじめた(いじめたどころの話じゃない)悪い竜たちの総称であった。なるほどウトゥムノで作られたからウルローキですか。 これはもうたまたま偶然の一致とかではない。明らかにこの人、『シルマリル』読んでるよ! 『どれみ』とも『コメ☆』とも全然関係ない意外なところで好きなサークルさんの名前の由来を知った時の驚きと言ったらもう。 さて、ではなんのつもりでこんなニッチなサークル名をつけたのか。ひょっとしてわしら読者の教養に挑戦するつもりで、こんな微妙な本からサークル名をとったのか(『指輪物語』ならともかくその前史にあたる、しかも旧約聖書みたいな文体で慣れてないとえらく読みにくい『シルマリル』の読者は極めて限られている)。それとも、そこまで被害妄想に走るまでもなく普通にトールキンマニアなのか。マニアなら、もしかしてトールキンネタの同人誌も作っているのか作っているならぜひ読みたいにゃー(にへら〜)……とかなんとか妄想を続けて早や3年。 で、今日のコミティアにてついに勇気をふりしぼって聞いてみたわけだ。 でも「『UTUMNO』って『シルマリル』から取ってるんですよね?」なんてストレートな質問はもうイベントのたびに何百回も耳に例のタコができるほどぶつけられてるだろうそれは非礼にあたるよなやっぱ、と思った自意識過剰かつチキンハートな俺が、勇気と同時に無い脳味噌もふりしぼって、ウソツキ村の出身者をあぶり出すクイズの解答並みに考えて口にした質問が 「あのー、以前からお伺いしたかったんですが…… トールキン本は、作られてますか?」 これも十分非礼かもしれんが放置の方向で。 すると冥王様は一瞬驚いた顔をすると 「……はじめて言われました……」 どうもサークル名の由来を当てた(少なくともご本人に面と向かって言った)客は、長いサークル歴の中で俺が初めてだったらしい。 「ここまでミエミエのサークル名つけてたのに今まで誰も指摘しなかったんです」と。そうか、よくよく考えてみれば、UTUMNOさんが主な顧客層とするぷに系アニメの視聴者と、『シルマリル』まで手を出すようなディープなトールキンファンは、まず重なるとは思えない。俺だってノルドランテのお手伝いをすることがなければ『シルマリル』なんか一生読まなかったかもしれないし。 で、トールキン同人だが、残念ながら作ってらっしゃらないとのこと。顧客層が上記のような有り様なのでまず販路が見込めないのと、現状としてトールキン同人は全部やおいで占められているから、という至極的確なマーケティング。「そうですよねーフィンゴン×マエズロスとか」と例示するとぶはははははとお笑いになってたので、瞬時にそのカップリングがピンと来るぐらい原作読み込んでおられるらしいがそれはともかく、たしかに『どれみ』や『コメ☆』や『チュチュ』など少女群像コメディを得意としてきたUTUMNOさんにとって、複数の少女キャラを描く余地がない(少女どころか女性キャラ自体とにかく少ない)『シルマリル』でパロは描きにくいだろう。基本的に男同士イチャイチャしたり嫉妬にかられたり好意が裏目に出たりくだらない理由で殺されたりの連続ですから。あんな世界を素材に同人誌を作れと言われても、やおい以外の何を描けと。 いやしかし勿体ない。せっかくこんな巧いマンガが描けて、しかもあんなサークル名をつけるほどのトールキン好きなんだから。それにこの人、怪物とか変なクリーチャーを描くのも天下一品なんだよう。表紙や扉や奥付カットやらで毎回怪物化されているはづきとかマジョリカとか滅茶苦茶ひどい(※ほめ言葉)し。あんなかんじでウンゴリアントとか黒竜グラウルングがげしげしげしげしと擬音を響かせ暴れまくるところとか見てみたいよう。 無理にエルフのボーイズラブを描けとは言いません、ギャグに徹してくれてもきっと俺なんか想像もできない意外なエピソードからとんでもない話を紡ぎ出して、濃いおねーさまがたをバクシもとい爆死させてくれるだろうに。描き手も読者もほぼ100%女性という全寮制女子校というか女護ヶ島状態のトールキン同人界にいい意味で一発爆弾を投げ込み、さらにトールキンファン(同人界だけでなく一般的な意味での)の裾野を広げる力は十分あると思う。 なので、「萌え少女化したサウロンが黄金王アル・ファラゾーンをたらしこむマンガを描いてる人もいますよ」、というトールキン同人界の多様性の一端を事実のみお知らせし、店が混んできたのでおいとまする。 これが聞けたのが、今日のコミティア最大の収穫でした。 嗚呼っ、心のスキマが埋まるのって気持ちいいーっ! ![]() あとは、すごい行列が並んでてどこのメガサークルが出店してるのかと思ったらメロンパンの屋台だったり、自分の委託本も1冊売れたり、楽しいコミティアでした。 武蔵関TEXASでカウボーイステーキもりもり、田無のVandaで『時かけ』サントラと主題歌シングルと尾崎の30周年(まだ買ってなかったのか)買って帰宅。 ビデオで『ボウケンジャー』。大御所に捧げるパヴァーヌ(意味不明)。パンパシ駅伝も災難だ。『カブト』はもうどうでもいい。 |
| 11月11日(土) |
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ミクシィ日記で未成年飲酒自転車無灯火運転したことを書いた大学生の日記コメント欄が炎上。このユーザーは退会してしまった。 さてさて、死ねとか人殺しとかコメントつけてた彼らのうちで、未成年飲酒自転車無灯火運転をしたことのない人は何人いるんでしょ。 ネット上では他人を対戦ゲームの敵キャラぐらいにしか認識しないからどこまでも残虐になれる。しかも自分は正体隠してるから反撃受けるリスクは極めて低い。さしずめ暗視ゴーグルごしにイラク兵にヘルファイアやチェーンガンぶち込むアパッチライダーみたいなもんですな。勝利条件は、大学生くんの補導か自殺ですか。 俺が入った頃はまだ業界&プチ業界のおっさんの集まりだったミクシィもネズミ算式に会員数が増えて、殺伐とした層が増えてきたもんである。 つか、彼らはああいう2ちゃんねるノリ以外のオンラインコミュニケーションを知らないんだろうなと。 オンオフにまたがる友達、つまりネット世界だけでなくリアル世界でも顔を合わせなければならない友達がたくさんいれば、そうそう攻撃的になるわけにもいかず自然と「普通の」ネットでのコミュニケーション方法を身につけられるんだろう。 けど、そういう友達のいない新参ネットワーカーが気軽に覗けて書き込める一番手軽な場所が2ちゃんねる(ないし2ちゃんねらとユーザーが重なる匿名掲示板)しかない、となれば、2ちゃんスタンダードのスタイルを「普通」と刷り込まれてしまうのは当然。 イラク人質は「バーベキューマダー?」、難病募金は「死ぬ死ぬ詐欺ウゼエ」、と周囲が叩くものは一緒になって叩く。長いものにグルグル巻かれてるだけなのに、それが自分のクールな意志だと思い込みながら。 最初にそういう対象を批判する人は、対象の「偽善的な部分」を指摘しようと思って書き込むものだが、後追い連中は攻撃そのものが目的化しているから、「指摘」にとどまらずどこまでも限度なく攻撃対象を残酷に追い詰めていく。勝利条件も設定してないから、相手が泣いても謝っても攻撃は続く。ケンカし慣れてない厨房が、勝ち負けのルールを分かってないために相手が死ぬまで殴り続けるようなもんで。 そして攻撃自体が目的だから、対象が消えるか死ぬかすればまた別の対象を見つけて叩かなければ「飢え」が満たされない。 ……それって、彼らが一番忌み嫌うはずの福岡のいじめっ子と、実はすごく近しい行動パターンだと思うのだが。 どこかでそのことに気づいて禿しく後悔するのも地獄、一生気づかずそのまま血に飢えた精神を抱えてネットとリアル世界をうろつくのも地獄。そういう意味では、彼らもすごく気の毒な存在だと思う。 いじめはなくならないなあ、つくづく。 夜、タイトルは忘れたがフジの教育番組観る。ヤンキー義家が画面に出てくるとすべての説得力がなくなるのが困ったところ。だから極力画面を見ず音声だけ聞いていたのだが、そうすると今度は、話のコシをばっきばき折る爆笑問題の無駄なボケが腹立たしくなる。時間が経つにつれますますボケ頻度が高くなる。適度に編集で間引ければまだいいのだろうが、生放送ではそれもできず。おそらく彼らはたけしのような「道化」的発言ポジションを目指しているのだろうが(そしてメディア側も「たけしよりは安く使える道化」を求めているのだろうが)、あの腰折りぶりは普段の自分を見ているようで余計につらい。そこまでの議論をほっぽって「家訓」とか「品格」とかの話になってしまったところで、明日もあるのでもう寝る。 結局、当のバカ親とか「本当に見てほしい層」は誰も見てないんだろうなと思う。そして、子供のいない視聴者はこういうの見るとますます子供を作るのが怖くなる出生率低下スパイラル。「公立学校はこんな有り様だし私立行かせるカネはないしうわーん」と。それでもこういう番組は作らなければいけない。方向性の是非は別として。 教育といえば、最近やっと読み出した『モンティ・パイソン正伝』。アレでパイソンズの生い立ちなんか読んでると、やっぱ初等教育における抑圧は「適度」には必要かもしれないとしみじみ思う。本当に個性のある人間は、どんな抑圧状況にあってもそれをバネにしてさらに伸びる。そもそもそれで潰されるような個性なんか「個性」ではない。オタキングもそんなこと言ってたような。 音楽だって、まずは楽譜通り演奏することを求め、それができてから初めて自己表現のフェーズに入る。絵画だって、まずはしっかりデッサン力をつけ、それからデフォルメしていかないと、ヘタウマじゃなくてただのヘタクソに陥る。柔道だって、最初に受け身をカラダにしみこませなければ危なくて攻撃技なんか教えられない。すべて基本がなければ「本物」にはなり得ない。 将来高等教育で「個性」を花開かせる、そのための基礎・基盤を作るのが初等教育ではないのか。その「基礎・基盤」とは知識だけでなく、自分の「個性」を他者に受け入れてもらうための最低限の社会性の学習も含むのではないか。 「将来キミの個性をキミ以外の人たちにも受け入れてもらうためだよ」と言ってもらえば、子供も(そして個性狂いの親たちも)納得して規律を受け入れるだろう。先生もただ「校則だから」ではなく、「この規律が結局は生徒たちの個性を花開かせる」とかそういう文脈で子供たちに規律を押しつけていくべきだったのではないか。それで「規律の落ちこぼれ」になるような子供は最初から社会に出るべきではないのかもしれないし、何か家庭的理由があるのかもしれない。 そもそも、「70年代80年代的規律教育の息苦しさがガス抜きとしての校内暴力やいじめを助長した」という論理がすでに破綻していることは明らかですし。 日本型「個性教育」の悲劇は、個性のない施政者・教育者が「個性の花開かせ方」を全く心得ていなかった点にあるのではないだろうか。 |
| 11月10日(金)【ここまでは2007.10.20更新】 |
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ほぼ毎日残業しているが、実はトータル時間で言えば(休日出勤も含めて)今月は56時間しか残業していない。翌日に響かない程度に適度に働くと畢竟こうなる。細く長く。 米中間選挙で民主党躍進、と言うより共和党ボロ負け。ラムズフェルドが詰め腹を切らされたりブッシュ政権は大変だ。しかしそれほど日本のメディアは盛り上がっていない。やっぱ内心ブッシュ様が北朝鮮を空爆してくださるのを心待ちにしていたらしい。正直なところ「負けるなら北朝鮮をぶっつぶしてから負けてくれれば」と思っている日本人が大半だろう。ゆうべの夕刊紙にも「金正日の高笑い」みたいな見出しが踊ってたし。 NHK『英語でしゃべらナイト』観る。ビリー・ジョエルって快楽亭ブラック師匠に似てきたなあw。ブラック師匠、ためしにアポロキャップかぶってピアノ弾いてみてください。 |
| 11月9日(木) |
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朝、最寄り駅で人身事故。この駅で人身事故とはめずらしい。飛び降りだとしても、通過するのは特急ぐらいしかないのに。 週刊新潮の中吊り広告。ワイド特集に【安倍「中傷広告」掲載は朝日新聞の「意趣返し」か】って記事と【言い訳「想定問答集」まで用意したNHK「安倍ゴマすり番組」】って記事が一緒に載っているのが大笑い。安倍首相を中傷してもゴマすってもクサされるのでは、一体どうすればいいんでしょうか。つくづく朝日とNHKは何をしてもいじめられるらしい。まあ読売は何かけなすとすぐ訴訟したりナベツネが暴れたりするので怖くてけなせないんでしょうが。読売が新聞販売店に無茶苦茶なノルマ科して新聞買い取らせまでしてる、ってどっかの週刊誌が書いた時も即刻訴訟してたし。訴訟乱発する「学会戦法」はけっこう効くんですね。つうか、そんなのより早く福岡のいじめグループの実名も報道してください>新潮。 朝日朝刊に『椿ナイトクラブ』ほかトランスジェンダーマンガの紹介記事が載っててぶっとぶ。ところで、現実にトランスジェンダーを認めるか否か。おそらく問題は、リアルで美しいトランスジェンダーというのがきわめて珍しいってことに収斂されるような気がする。普通の男が女装してもゲロいだけだし、かたやもう少し見られそうな気がする男装女だって井脇ノブ子みたいなのもいるので油断がならない。全部いっしょくたに認める/否定する、というのではなく、個々のケースを見て、美しければよし、見苦しければダメ、そゆことでどでしょ。もちろん美醜で人権が左右されてはいけないのだが、人情としては、ねえ。どちらにしても、しょせんトランスジェンダーマンガはボーイズラブ並みの異世界ファンタジーであって。 なんとか職場にたどりつき仕事。昼、グレートインディアでマトンカレーとナン。お手伝いしていただいた甲斐あり、来月刊行本の索引ようやく完成。雑誌もやって1930まで働く。「チャンピオン」、『鉄鍋のジャン』再開。熱いー。さぼてんでカキフライ弁当。 【今日の「いじめを見てる君たちへ」】 校内暴力とか万引きとかをすれば問題児なのに、こと、いじめに関しては、「いじめっ子への対策」がなされないのは何故だろうか。 いじめられっ子よりいじめっ子のほうが問題児のはずなのだが、どうも逆にとられるような気がしてならない。 「いじめられる側にも原因がある」と言うが、じゃあたとえば校内暴力の場合は割られたガラスの側にも原因があるのか。万引きの場合は盗まれた店の側にも原因があるのか。 いじめられる側の原因がゼロ、とはさすがに言いませんよ。我が身を振り返りつつ。でも、ゼロに近いことは確かだし、なによりも「いじめられる側といじめる側のどちらにより多く問題があるか」という比較論に還元すれば、答えはより明確でしょう。 【今日の「いじめられてる君たちへ」】 復讐やメッセージを残す目的で自殺を行うのは、実は非常に不利である。 なんたって死んでしまえば、自分が遺したメッセージをそれ以上自分で操作できないのである。生きている他人が、いくらでもいように主旨をネジ曲げる危険性がきわめて高いというわけだ。 もし上記の目的で自殺をするのなら、よほど周到に計画し、遺書も文案をよく練って、伝え方もぜったい誤解曲解の余地なきようにしなければいけませんよ。 そして、ふつうそこまで計画練ると、生きてメッセージを発信したほうがずっと有利なことに気づくものである。 |
| 11月8日(水) |
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やることなすことありすぎて頭がパニクる。昼前、下旬刊行本の付物責了。2年越しの企画、ようやっと手が離れました。しかしまだてんてこ舞いは終わらず。昼、紅梅でネギトロ丼。午後会議。1530、来月刊行雑誌と来月刊行本のどっちにプライオリティを置けばいいのかこんがらがっちゃってギャオーと騒ぐADHD。で、本の事項索引も後輩にアウトソーシングしてしまい、雑誌に専念。鬼ー。悪魔ー。悪魔鬼ー。後輩に1900まで残業させて、自分は2100まで。エチオピアチキンカリーとイモ食って帰る。 |
| 11月7日(火) |
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昼前、オオオなんとおそろしい風じゃ(びゅうー)。昼、肉焼いて、銀行で金おろそうとしたらカード入れがなく。あわてて肉屋へ行ったら床に落ちてた。あーぶねー。夕方、下旬刊行本の付物色校正出る。デザイナM先生に連絡すると、カゼをおしてウチの職場まで色校見に来てくださる。かたじけなし。お駄賃にリポビタンゴールド3本あげる。いやそれより交通費かタクシー券出せよ>俺。すいません貧乏で。こっちも疲れたので1900ぐらいで帰る。 |
| 11月6日(月) |
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【今日の寝言】 「日本国憲法は時代に合わなくなったから」と言って改憲した結果、もっと古い大日本帝国憲法そっくりになったりしたら大笑いなんですが。 企画会議。前回よりはなごやか、だったかな。でも疲れる。肩も張り、頭も痛く。下旬刊行本の本文責了したんでとっとと帰りたかったが、でもヒトサマに索引やらせてる立場上自分だけ帰るわけにもいかず、1915までいろいろ。どっかに寄り道してごはん食べる気力もなく。本もロクに読めず、『モンティ・パイソン正伝』ぱらぱらと。ジョン・クリーズってママンが40歳の時の子供でしたか。 帰ってパン2個かじりながら『のだめ』第4話。やべ、Sオケのベト7でちょっと泣いちゃった。あーあこのバカ、ドラマに拍手しちゃったよオイ。いやーよく実写でアレをやった! カコイイ! わざわざコタツをCGにする労力の無駄遣いも良し! 『プリごろ太』もついにブラウン管に! ええーっ来週もうマングースとラフマニノフ!? 展開早っ!! 今日の不満:やっぱベト7は第2楽章も聞きたかったかなと。まあ、Sオケのノリには合いませんけど……。それに、アレを流すと視聴者のうち約1%は『未来惑星ザルドス』のラストシーンを思い出し、0.0001%は高岡晃太郎監督の『ビルを探せ!そして殺せ!夏(10月篇)』のラストシーンを思い出すという恐るべき罠。私もたぶんパピコに乗ったゴリラがフラッシュバックして悶絶するクチです。「即死だった。」じゃーんじゃっじゃっじゃーんじゃーん、じゃーんじゃっじゃっじゃーん♪…… いやいや『ちびまる子ちゃん』と言い『アストロ球団』と言い、最近のマンガ原作ドラマは本当に一皮むけた感がある。そっくりさん大会にとどまらず、『アストロ』のようにドラマ独自の解釈をまぜたり原作の長編ストーリーをうまくエピソードシャッフルしてコマ内におさめる剪定技術は、ひょっとしたら『ロード・オブ・ザ・リング』あたりが発祥かも。 いやほんと何度も言うけど、人類はやっと月曜ドラマランド&テレ朝月9といった前世紀の悪夢を忘れられるかもしれない。嗚呼、今のこの感性とCG技術で、もう一度『お父さんは心配症』を実写化してくれれば……(遠い目をしながら涙)。 DVDボックスが出たら買ってしまいそうだ。2万ぐらいですむなら買う。 |
| 11月5日(日) |
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0800起床。『音楽の泉』フォーレ。 『マイメロ』、「高御ナスビの神」がただの名無しの「ナスビの神様」になっていたのは右●から何かクレームでもつきましたか。 なんか『マイメロ』の深部には黒音符どころじゃすまないすごく黒いモノが流れているように思えてならない。たとえばバクの扱い。あの世界では「バクの刑」なんて刑罰が刑罰として成立する(しかも当のバクたちも「自分たちの姿にされることが刑罰と認識されている」ことを全く疑問に思わない)あたり、実はバク一族はマリーランドにおける被差別民なのか、と推測せざるを得ないだろ。そういうマズすぎる設定が『マイメロ』では時たまちらっと顔をのぞかせる。だが、本編でははっきりとは踏み込まないし、普通の視聴者もメルヘン色にごまかされてそこまで突っ込むまい。『メルヘブン』のほうがよっぽどあからさまな形でヤバいとこ踏み込んでる。だからこそ余計に、『マイメロ』には底知れない恐怖を感じるのであるよガクガクブルブル。 あっ、今日は小暮が出てないからEDクレジットに「はりねずみくん」がいるぞ! 【今日の「いじめられてる君たちへ」】 いじめられっ子が自殺しても、なんの復讐にもならない。 いじめられっ子ができる最大最強の復讐とは、生きて、生きて生きて生き抜くことだ。 生きてるうちにいろんなものを学び、知ることだ。 そして、他人をいじめてなんの痛痒も覚えないほど感性の鈍摩したいじめっ子どもが平凡なうすっぺらな人間になっていくのを尻目に、奴らの100倍も1000倍もおもしろい人生を歩んでやることだ。 しょせん、他人をいじめ虐げることでしか自分のアイデンティティを維持できないつまらん生き物は、つまらん大人にしかなれん。そんなつまらん生き物のつまらん業をあわれみ、あざ笑ってやる甘美さといったら、口では言い表せないぞ。そんな快楽を待たずあっさり「死んであげる」のはすごくもったいないことである。 そもそも、同じ自殺するなら、ひとかどの大人物になってからしなないとなんの効果もないぞ。 ガンディーのハンストが(一時的にしろ)ヒンディーとムスリムの対立を止め得たのは、それがガンディーだったからだ。ただのガキの命なんざ、損害賠償の算定ぐらいでしか重視されねえ。それすらも、他殺じゃなくて自殺だったら民事訴訟も起こせやしない。死に損もいいところだ。 自分で死ぬぐらいなら他人に殺されろ。 それがイヤなら生きろ。生きて復讐しろ。 えっ、あたしですか? いやいやこの程度じゃまーだなんの復讐にもなってません。 もっともっと生きて、もっともっとおもしろい人生にしてやる。 |
| 11月4日(土) |
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1000起床。『ふたご姫』観てトーストかぶりつきながらミクシィ覗くと、吉田豪氏の足あとがついてた。『マンガ地獄変』のことを書いたからだろう。うひゃー。1230頃古本まつり。3時間歩き回り、買ったのは『大林宣彦 時を超えた少女たち』と『ロマンアルバム27 バビル2世』と『学習まんがLACの会・会員名簿』。大林はなんとなく『時かけ』効果で買ってしまった。バビルはひえだ先生へのお布施(もちろん旧TVシリーズなのでご安心を)。 LACの会名簿読む。内山安二先生とか「名たんてい荒馬宗介」の山口太一先生とかアンダーティーンエイジ時代やたら記憶の襞に刻み込まれた絵の作家がゾロゾロいて、幼稚園か低学年ぐらいで読んだきり全く忘れていた算数絵ときマンガの作者も30ウン年ぶりに吉田ゆたか先生と判明したり、もうトビラ開きまくり。内山先生の未来的かつゴチャゴチャと洗練されてないメカワークは当時からキッチュだったが今見てもイイ。そして、こういう名簿にもかかわらず自己紹介スペースの半分使ってドーンと地獄くんの絵を載せるムロタニ・ツネ象先生あっぱれなり。 帰りに髪切って、帰宅、ビデオで『のだめ』第3話。千秋の指揮、暴君的な指示の出し方はわりとサマになってるんだけど、肝心のタクトの振りがひどい。シュトレーゼマン竹中のほうがまだマシだあー。せめて曲と拍子は合わせてほしい。それともベト7ってあんな変なアクセントで振るの? 楽譜見たことないんで知りませんが。それ以外はもう申し分なしデス。「コントラバスが歩いてる」も実写で見られたし。松竹新喜劇のようだ。ホビットのおうちに行くメンバーを増やしたのもあれはあれでうまくハマっていた。 全国高校履修漏れ選手権に関し、ミクシィでいろいろレスもらう。マイミクにはおよそ学歴社会と無縁だった人間というのがいないので、こういう話はもう盛り上がる盛り上がる。 で、みなさんの御教示からなんとなく見えてきたのは、この事態を引き起こした根底には「高校の地位の低さ」があるのではということ。 進学率がもっと低かった時代は、高等学校のステータスは現在の大学並みだったはずだ。それが、誰でも大学に行きたがる(そして質さえ問わねば誰でも大学に入れるぐらい門戸が広くなった)時代が来て、大学のステータスがかつての高校並みにありふれたレベルになりさがり、相対的に高校も「大学受験のための3年間の予備校生活」ぐらいの意味合いしかなくなったのではないかと。 しかし単なる予備校と言うには、高校のカリキュラムは実はかなり専門的だ。実際のところ、本当に幅広く学問の基礎を学ぶ最後の機会は中学あたりで終わってて、高校のカリキュラムはもう部分的に大学レベルなのである(今はゆとり教育でもっと簡単になってるのかもしれませんが)。そもそも大学で勉強することなんて、ぶっちゃけ言えば高校で学習することの「応用編」にすぎないのである。たとえば哲学の原書講読だって、言ってみれば高校の「倫社」と「英語」の応用でしょ? まともに履修して、授業内容をしっかり身につけていれば、高卒の教養の度合いは下手なボンクラ大学生なんか足元にも及ばないレベルのはずですよ。 それなのに「高卒」の扱いは社会的にはヘリウム風船のごとく軽い。微積分から世界史まで高校の教科書の内容が全て頭に入っていても、学歴が高卒で終わっていれば満足に就職もできない。分数の割算もできないのにお情けで経済学部卒業させてもろたボンクラのほうがはるかに就職に有利、ときたもんだ。ええもちろんお役所の「高卒採用枠」みたいに高卒が有利になる場合もありますけど、アレは一種のアファーマティヴアクションでしょうが。そうか高卒って、少数民族とか障害者とか被差別部落とかと同じ社会福祉の対象ですか。そりゃ履修するほうもまじめに勉強してられっかってなもんです。 教育内容は専門的なのに、社会的ステータスは中学に毛が生えた程度。今の高校のフワフワ感は、基礎教育と高等教育のどっちつかずという立場に陥ってしまったせいだと思います。 だから、「高校生にまじめに履修してほしい」と言うのなら、もっと「社会における高卒の価値」を本来あるべき地位に引き上げるのが先だと思うんですよ。いや昔からの持論というわけではなく今パッと思いついただけですがすいません。 それにしても、「受験に必要な授業だけしてくれ」なんて要求できる生徒というのは、よっぽど生活力のある人なんだろうにゃー。 人生の効率なんてものを全く考慮しないとてつもないバカだった俺(今でも十分そうですが)は、「高校の授業」と「受験」というのが脳内で結びついてなくて、「こんな授業受けてても受験に出ないからサボっちまえ」とかそんなことすら思いつきもせず、アホみたいに真面目に授業受けてました。 授業の選択も「国公立志望だから共通一次対策で英国数理社まんべんなく勉強しなくちゃなー」ぐらいしか考えてなくて、私立志望の人みたいに「特定志望校の試験科目に合わせて授業を履修する」みたいな戦略立てもせず、世界史と生物を選択したのだって単なる趣味だし(両方いっしょに入試科目になってる大学なんて普通はないでしょ)。さらに家では「雑学」の勉強しかしてないという体たらく。広く浅く教養を身につけた結果、共通一次もボロボロ、けっきょくあらゆる教科・分野の知識が幅広く必要とされる変な入試をやってる私立大学にしか受かりませんでした。そして就職のことなどぜんぜん考えもせず単なる趣味となりゆきだけで専攻を決め、社会に出てからもおのれの教養の浅さを知っているから出しゃばりもせず、英語ができないから国際社会で妄言まきちらすでもなく、おとなしく生きてますですよ。 「受験に必要な授業だけ受ける」って、そういう要領よく世の中渡っていく意志のある人には、実は正直なところ、あこがれてたりもする。人生ひまつぶしという生き方しかできない虚無的な我が身をかえりみつつ。 1830-2100実家に帰り食糧掠奪。弟の部屋にあった『無限の住人』19巻読む。ようやくアレがアレして。アレはよかったよかったしかしこれからどうする。同じ沙村の短編集『おひっこし』もあったので読む。ムゲジュー以上にリミッター解除で沙村ギャグの連打、そしてむちゃくちゃ巧い状況描写。最初の20ページぐらいでもう人間関係の裏側まで(文字による説明なしに)見えてくる巧さには読んでてゾッとした。幼なじみのちっちゃい子がかわいそうだよう。 帰宅し、頭痛で2230にはバタンキュー。 |
| 11月3日(金) |
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そんなわけで今日も、青空を翔るファントムの2機編隊に敬礼しながら出社。まーどうせ休みとっても入間航空祭観るわけでもなく洗濯か部屋の片づけか表日記の更新かせいぜい彩の国古本まつりに行くぐらいが関の山なんでいいですけど。 1900まで働く。今日ゲラ発送しておくのと週明け発送するのでは大違いだ。この数日の差が今は大きい。やれやれここまでやっておけば土日は出勤しなくてすみそう。はぁ。このヤマが過ぎたらもう冬コミ。今度は米澤さんの弔い合戦ですからがんばらないと。本を作り続けて終わる2006年。わー。これだけ仕事しても、こじらせた貧乏は治らないですよ。でも働かないと貧乏どころか飢え死にもしくは樹海へゴーですよ。定職あるだけでもありがたいですよ。そう思いながらいたってダウナーに己を奮い立たせつつ、昼飯も食い終わったのでお仕事に戻るですよ。 彩の国古本まつりに行けなかったかわりにBIGBOX古本市(彩の国と開催日が重なるのは珍しいな)で戦時中の替え歌CD(消防の頃から聴きたくてたまらなかった「金鵄上がって15銭」の歌とかも入ってる)など買ってフラフラ帰る。 電車の中で先日吉祥寺の古本屋で買った『マンガ地獄変3』(1997年)読了。この頃から大西祥平と吉田豪は抜きん出てセンスが良かったんだな。しかし10年も前にここまで鉱脈さらわれ尽くしてるのかと思うと、と学会で下手に古いマンガをネタにできなくなる。素人は手を出さず、新田さんIPPANさんウツセさんのマンガ三巨頭に任せておくのが無難。あと、巻末広告見て、『マーズ・アタック!』公開からもう10年も経つのかと気づいて愕然とする。2010年なんてあっと言う間に来そうだ。 なんとか「唐沢俊一のポケット」の時間に間に合う。ああやっぱ面白えなあ。深夜枠の時よりずっとイイ。それに去年のブジオより、1時間全部ゲストと教養をドブに捨て合うポトラッチ合戦をしているかのような無駄話に費やす現在のスタイルのほうがむしろずっと番組としての統一感があるように思う。 福岡いじめ自殺。少年をいじめ殺した男子グループが、今度は別の子をいじめているとか。こういう人種というのは、もはや常時誰かをいじめていなければ生きていけないらしい。誰かをいじめることで団結しないと自分がいじめられるとでも思っているのか。 |
| 11月2日(木) |
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この異常事態を切り抜けるため、ついに12月刊行本の索引と文献表をアウトソーシング。一度他人に任せるともう自分では何もやらなくなってしまうから、なるべく自分の仕事は他人に割り振らないようにしているのだが、いたしかたなし。そのスキに雑誌の続き。昼、コンビニパン。夕方までに入稿準備をすませ、出たゲラも著者に送り、やっと12月本の本文赤字照合に着手。早めに21時頃帰っておく。そのぶん明日休出だ。コンビニパンの食べ残しと、もう1個パン買って夕食。 |
| 11月1日(水) |
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11月下旬刊行の単行本(A5判270頁級)、12月初旬刊行の雑誌(B5判120頁)、12月15日刊行しなきゃ売り上げ立たない単行本(A5判550頁級)、と20日ほどの間に3冊の単行本・雑誌が集中してしまう惑星直列のごとき異常事態に襲われ、先月からけっこうドタバタスタバタやっている。いったいどんな魔法を使えと。 今日は一日雑誌の原稿整理。これを片づけないとおちおち来月刊行本にもとりかかれん。昼、紅梅でまたシャケフライ定食(シャケ好きなんだよう)。午後も原稿整理。H先生の原稿に白川静の本が参考文献として挙がっていた。この手の原稿で白川静とはめずらしや。体力考え20時過ぎで切り上げ、グレートインディアでチキンカレー食べて帰宅すると白川静の訃報が待っていた。軽めのシンクロニシティ。 福岡いじめ自殺少年の家にクラスからの寄せ書き色紙が届いたとか。なるほどこれが「偽善者にもなれない偽善者」というやつですか。 |
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