2007年3月の開設者うらみ日記


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3月31日(土)【ここまでは2008.08.31更新】
 英知出版が倒産したらしい。お仕事もしてないし知り合いもいないので(お仕事した知り合いはマイミクさんに何人もいるけど)直接私の生活とは関係ないが、さすがに驚いた。たとえるなら、仏教出版界で言えば法蔵館、キリスト教出版界で言えば教文館あたりがなくなるぐらいの衝撃であろう。いや、宗教書の読者人口よりエロ本の読者人口のほうが圧倒的に多いから、その社会的影響力もケタ違いですよ。
 さらにやりきれないのが、どうも会社乗っ取った新経営陣よる計画的倒産らしいという噂。19時現在「英知出版+倒産」で日記検索かけて出てくる一番古い日記(31日05時08分のタイムスタンプ)とそのレスにいろいろ書いてありましたけど。神楽坂にあんなコジャレた自社ビル建ててるから羽振りよさそうに見えて乗っ取られたのかにゃー。

 単純に「出版不況のせい」とか「ネットにエロ画像が氾濫したせい」とかだったら普通にああ気の毒な話だなあでもこれも時代の流れですかと聞き流せるのだが、こういうケースはほんとにやりきれない。売れてなくても倒産するし、売れたら売れたで今度はハゲタカのごはんになる。えらい世の中になってしまった。まあハゲタカに目をつけられてポイズンピルとかに腐心するぐらい売れてみたいもんではあるが。

 こんなことになるなら、英知大学も「大阪聖トマス大学」と改名しなくてもよかったのに。はやまったですか。誰ですか、「倒産はバチカンの陰謀」と言ってるのは。

 『世界一受けたい授業』にムツゴロウ師匠出演。せっかく師匠が「オマールエビの大きいのにはさまれるとなんて切れちゃいますー」と自虐ギャグを飛ばしたのにスタジオは全く笑いなし。以上、「エンタの何様」(@伊集院光深夜の馬鹿力)でした。
3月30日(金)
 今週前半ドタバタしてちからつき、木金はもうダラダラ。
 道徳が教科になりそうになったり(じゃあミッション系学校で聖書科の授業はできなくなるのか)、沖縄集団自決が教科書から消えたり(まだ例の名誉毀損裁判は判決出てもいない段階で「学説状況が変わった」と判断するのはあまりにも拙速だしそもそも軍の手榴弾や青酸カリを手渡してるのに「軍は関与してない」も何もあったもんじゃないだろ)、加藤康介が電撃トレードされたり(成瀬が使える目処ついてきたためか……にしても金銭トレードとはとことん金に困ってるんだなロッテは……希望枠撤廃に一番熱心だったのもむべなるかな)、思うところいろいろあるけど、すごくだるいので(でもカゼとか白血病のだるさではない普通に疲れてるだけだと思う)そのうちカーズは考えるのをやめた。


 すごくおいしそうだったので貼ってみた、ジンベイザメの輪切り。白身魚に目がないのでこういうの見るとワクワクしてきます。でもサメだからアンモニアくさいのかなあ。ギャートルズでおなじみ「例の肉」にも見える。個人的には斬馬刀よりもでかい二人持ちの包丁にも注目。あんなの持ってたザコ、拳王軍か聖帝軍かどっかにいなかったっけ。
3月29日(木)
 なにやら2ちゃんねるの同人板からリンクはられたらしくお客様が続々。

 古本屋の店先で『オウム裁判傍笑記』(青沼陽一郎著、2004年)を発見。「乞御高評 新潮社」のシオリまでついて100円というドンキも裸足で逃げ出す衝撃のお値打ち価格につい買ってしまう。

【今日の寝言】

 「先んじた者に富が集中する」という株のシステムは、マルチネズミ講にも似てるかも。
3月28日(水)
 植木等死去。でも仕事。今日もキーキー言いつつ来月刊行のどでかい本の責了作業。昼、時間がなくてコンビニおにぎり3個。なんとか責了。
 帰りに道草。東京聖文舎に行ってみたが1800CLOSE(閉店早すぎる)。結局いつもの銀座教文館で、ぎりぎり特価期間中のスタディバイブル、『ユタ州とブリガム・ヤング』、『聖人崇拝』買う。連日文化的にカネ遣い過ぎ。なので外食せず食パンにフライドチキンはさんで夕餉。ああ疲れた。
 ロッテ今季初勝利。やれやれ……。

【今日の寝言】

 「なんで人を殺してはいけないのだ」
 「自分が殺されるのはダメでも他人もそうかどうかは別問題」

という例の問いに関するメモ。

 西洋哲学は結局のところ土台はキリスト教だから「神に造られた被造物の分際で勝手に死ぬな殺すなバカヤロウ、命を与えることもできない奴が命を奪うんじゃねえ、うぬぼれんなバーロー」で済む。東洋哲学も結局のところ仏教だから「来世にカルマを積んだら大変なことになるぞ」で済む。近代以前の哲学は、最終的にはそういう無敵の逃げ道があったように思う。
 日本(をはじめ世俗化の進んだ先進国)の哲学は土台に宗教が使えない、つまり「死後のことまでも包括した世界観」というジョーカーが使えないから、どんどん脳味噌だけで理屈をこね回していった結果そういうコギトエルゴスムでエゴイズムなことになるんだろう。近代において宗教とか倫理とか共同体互助とかの枷から哲学を解き放ってみたらえらいことになってしまいましたーみたいな。
 そもそも「人殺しダメ、ゼッタイ!」という疑問の余地もない命題に対し、「なんで人殺しがいかんのじゃ」という問いを立て、しかもバカ正直に正面から考え始めた時点でオシマイだと思う。そんなこと言ったら「なんでドロボウがいかんのじゃ」「なんで姦淫したらいかんのじゃ」とモーセの十戒はことごとく覆されます。
 神学が使えない現代における「殺人の歯止め」は、やっぱ哲学じゃなくて法律に頼るしかないんでしょうかね。そういえばソルボンヌK子先生も憎い人間を殺さない理由として「あんな奴のために刑務所に入るのがイヤだから」と仰ってましたが。

【今日の寝言その2】

 「自分の頭で考えて生きろ」

という例の勧告に関するメモ。

 でもねえ、「考える」行為は必ずしも善い果実を結ぶとはかぎらないんだよねー。
 その脳を回転させる方向性を誤ると、電波妄想になってオシャカ様の命令に従って人殺しに走ったり、ヤマギシ会の特講のように「きわめて論理的に」感情を滅してロボットと化したりする。
 また「バカの考え休むに似たり」ではないが、式の立て方をまちがえると論理の陥穽にずっぽりハマり、結局堂々巡りの議論を弄んで一生を終わったりする。
 だから厄介なのである。
3月27日(火)
 日中はまたドタバタとしごと。昼、家賃振り込んでモスバーガー。
 なんとか1745退社してひげ太夫第22回公演 「雲丈郭」(再演)@赤羽橋・麻布die pratze。さいしょ「赤羽橋」と聞いててっきり赤羽周辺にあるもんだと思って地図で北区界隈を探すがそれらしい駅が見つからず焦るが、なんだ麻布かよ! 新宿から大江戸線で行こうとバスに乗るが道が混んでてなかなか進まない。都立障害者センター前でばーさんに席譲ったついでに3つ後の東新宿駅前で降りてここから地下鉄に乗ってしまう。おかげで1830の待ち合わせにギリギリ間に合う。情けは人のためならず。
 イラストレーターのいはさえこさんと観劇。今回もまた見事な見世物。ラストは少し物悲しいが。いやもうすごい。これは写真とかではなく実際動くとこを見てもらわないと説明できない。
 出演していたいはさんのお友達にご挨拶して、帰りに新宿のプロントで看板まで。タケノコピザをつまみに、銅のジョッキで呑む生プレミアムモルツが滅法旨い。バイクマンガはいろいろあるけどサイドカーマンガってないよね、とかあほな話いろいろ。身も心もフワフワフーになって午前様。

 世田谷の古紙ドロボウ裁判に今度は有罪判決が出る。条例に定められた「所定の場所」というあやふやな用語の解釈や、条例ができる前は普通に回収してた業者が条例によって締め出された経緯への同情などで、裁判官によって判断が分かれた模様。どうも一筋縄では行かない事例。

【今日のみんなのうた】

《ユカイツーカイ怪物くん》

ターミタミタミ ターミタミタミ
ユカイツーカイ インフルエンザ
タミフル飲んだらスーサイドだい
飛び降りわんさか出てるけど
「因果関係なんにもなーい なんにもなーい」
幻覚集中ピキピキドカーン!
たちまちオツムが大噴火♪
3月26日(月)
 能登の志賀原発は、ちょうど臨界隠蔽のあおりで稼動停止していたという。天の配剤ってのはあるのかもしれない。
 世田谷の古紙ドロボウに意外や意外の無罪判決。いいのかなあ。

 どたばた仕事して帰る。
3月25日(日)【ここまでは2008.05.17更新】
 0830起床。外は雨降ってるらしいがさむいので窓開けない。いずれ分かること。『デジモンセイバーズ』最終回。『マイメロくるくるシャッフル』も最終回……の最中に能登で大地震、津波注意報のテロップ。今年も最終回の最中に地震かあー! ぎぎぎ議長は無事かーっ!? mixi見たらご無事な模様。去年は震度3、今年は震度6だから、来年の最終回は震度12ですか(←おい)。温泉、そして小暮よかったなあ小暮。最後の飛行機お見送り、二人並んで右手を振る歌と左手を振る小暮。ぜったいフレームの外では下におろしてるほうの手をギュッとしてたぞ。そりゃ柊しゃまも窓のブラインド下ろすってもんだ。最後まで小技きいてるなあ。『メルヘブン』も最終回。このアニメ最初はどうなることかと思ったが、途中からすっごく出来がよくなったのは、予算が増えたのか。後番組は『ハヤテのごとく』ですか。ファーザーも出てほしいにゃーw

 教会で原稿催促されたので、午後は家に戻って1000字ほどの文章を書き書き。ビデオで『電王』。ついに「特異点」の意味が判明。わあー。ロッテ延長の末0-0ドロー。夜、実家に帰ってカレー食べて『風林火山』観て帰って寝る。
3月24日(土)
 mixiで、『デトロイト・メタル・シティ』の参考文献として面白いサイトを紹介してもらう。なんですかこの完全自殺マニュアルはw。めっさめさオモシレーです。勉強になるのに、完全にギャグ。
 なんですか「皇室を批判しよう→でも明治以降はヤバイから神武天皇を批判しよう」「宗教の悪口を言おう→でも日本には英国の基督教みたいな支配的宗教がないから麻雀の神様や漫画の神様の悪口を言おう」って。要するにパンクとは、表現の自由が保障された社会を前提としなければ存在できない表現形態なんですね。これがストレートな言葉をほざけば即刻リンチさんたちに奇妙な果実にされる黒人の場合、同じ不満を訴える音楽にしても、ひねりにひねった末にブルースのようなどうしようもなさ・やるせなさに満ちたメソメソ音楽になるわけで。そういう意味では、差別は受けてないけど生活格差は感じている日本の若者には、パンクという音楽ジャンルは大いに親和性が高いわけですね。若者はどんどん日本語特有の婉曲表現を操れなくなり語彙も減ってきてるし、ますますパンクに適した生き物になっていきそうです。

 旧掲示板のサービスが終わるというので新サービスに移行してみる。……画像貼れるようになったのはいいけど、なんか使いにくい……。慣れかな。まあどっちみち放置してましたけど。

 ビデオでアニメ『のだめ』。ラフマニノフを前半だけで片付ける苦渋の選択。マングースを立てればラフマニが立たずデスか。しかしここぞとばかりに指をうねうね見せる。先週のガーシュインではピアニカと弦でちょっと動いてただけだったが、ラフマニノフは千秋のピアノだけでなくホルンもフルートもうねうねうねうね。ただ、「正確に鍵盤を触ること」を優先したぶん、ケレンというかダイナミックさはなかった。あの弾き方であの音は出ないにゃー。鍵盤の反動とかがないせいかな。悪く言えば、ATMやコピー機のタッチセンサーを入力しているようなかんじに見えてしまう。で、のだめフラフラで後半へ引き継ぎ、ここで彩子のコシ・ファン・トゥッテを入れますか! 次回はついに「悪いかこんちくしょー!」が! でも次回放映は3週間後だ! なんだそりゃ! たぶん放映があること忘れちゃうよ!

 ロッテ開幕戦ドロー。先発直行が4点取られたもののズレータが満塁弾で一気にイーブンに持ち込み降雨コールド。野球には本塁打という一発逆転要素があるから面白い。
 嘘つきの祭典・嘘競演がまたやってきた。今回も例によって例のごとくロクなネタを投稿できるわけではないが、参加できたらしてみたい。
 フランスか……(※ドラマ版『アストロ球団』最終回のサニー千葉のごとく地球儀をいじくりながら)
3月23日(金)
 mixiをウロウロしていたら、ある見知らぬ方のマイミクシィ一覧に、「魔女っ子メグちゃん」のイラストの文字をうまくいじくって「腐女っ子メグちゃん」と改変したカットを使ってる人がいた。そのセンスのよさにプッと吹き出し、もそっと大きな画像で見てみたいと思ってリンクを踏んでみた。
 ……私の見間違いでした。ぜんぜん画像いじってませんでした。「腐」なんて書いてませんでした。普通に「魔」って書いてありました。
 ついに幻覚を見るようになりました。

 疲れているので、団結小屋理解のために『デトロイト・メタル・シティ』1&2巻買う。自分の望む才能には絶望的に恵まれないのに、望まない才能は汲めども尽きず、時宜まで得てしまったアンバランスの引き起こすメタルスターの悲劇に涙する。ふと片岡鶴太郎の顔が思い浮かんだ。
 あとバンチも読む。『ワイルドリーガー』特別編に燃える。レッツプレイツー!!! 男は黙ってレッドソックス!!! あの無駄に熱い感動がよみがえってくる。つくづく渡辺保裕先生には『ワイルドリーガー』を最後まで描かせてあげたかった。いくら大人の事情があったにせよ、あの不完全燃焼甚だしい終わらせ方はあまりにもひどすぎた。田口雅之先生の『バロン・ゴング・バトル』と双璧をなす「無念マンガ」であった。まあ『バトロワ』はあれはあれでアレだったけど、だっぼんマンガは結局あんなアニメであんな終わり方で。今度の野球マンガはどうか精一杯描けますように。

 TBSラジオ「唐沢俊一のポケット」最終回。『ジャイアントロボ』最終回の話で泣く。ロボー! 帰ってくるんだロボー! そして最後にはどんな曲聞いても「あっあ〜」とおっさんの吐息が聞こえる後遺症が。例:EDの歌で「この世に神様が〜♪」「あっあ〜」
3月22日(木)
 職場に行くと、机の上に手紙が乗っていた。こないだ日記に書いた旧友の奉職する教会が会堂を建て直すとかで献金募集とのこと。本当は同僚のところに来たのだがより金払いのよさそうなこっちに回してきたと。しゃーねーな、結婚した時もシカトしちゃったし、そのぶん奮発しますか。あと、おととい発送したばかりの対談の校正がもう到着していた。郵便と並行してメールでもWordファイル添付しといてよかった。祝日でも働く人はちゃんと働くんだなあ。さっそく規定字数に収まるようにだあーと剪定。
 昼、初めて郵便口座からオンライン振り込みを試してみる。へー郵貯ってカードなくても通帳だけでATM使えるんだ知らなかった。「奮発する」と言いながらまぁ貧者の一灯もいいとこな少額ですまんが、何かの足しになれば。その足でさっきまとめた原稿を持って飯田橋へ。飲み屋でランチのサバミソ定食をかっこみ先方へ原稿持参。チェックしてもらって即・隣の印刷所へ入稿しに走るというユビキタスぶりw。
 夜、某S町の教会でS先生講演会。勉強になること多く。おかしもらって総武線で帰る。
3月21日(水)
 何を今さらなネタではあるが。地下鉄サリン12周年記念ということで。
 上祐がmixiデビューに続き、自分のコミュまで作ったらしい。本人のページに足あと残すリスクを犯さなくても(どっちみち日記はマイミク限定公開になったらしいが)、何をほざいているかある程度チェックできるようになったのは便利なことである。
 早くも都合の悪いトピを削除するなど強権を発動しまくったり、質問トピ(http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1943070&id=16339791)ではどうでもいい質問にしか答えずみんなが聞きたい質問は要約すれば「サイトを見ろ」「そのうち書く」「わからない」のどれかではぐらかすなど、あいかわらずの口先ぶりは健在なようで何よりです。まーそもそも北朝鮮と上祐に「良心」とか「真摯な姿勢」とかを期待するほうが間違っているのだが。
 「そんしの教えを捨てた」とか言ってるけど、『覚醒新世紀』など上祐の個人著作を読むと内容は修行体系から身勝手な世界観から今までのオウム本と全く一緒で(というか図版までほぼコピペです)、単にそんしの顔を上祐にすげかえただけの、言わば思想的アイコラであることは、以前『と学会誌11』でも書いた通りでして。「上祐さんが全く新しい宗教教団を作るんだー」とか純真に捉えている人は、一度『覚醒新世紀』とチヅオちゃんの『生死を超える』を読み比べてみてください。
 まー明らかにプライベートな趣味でmixiやってるわけはなく、信者獲得の手段としてやってることは確かだ。新しい信者の勧誘だけでなく、事件後オウムから抜けたものの悶々と生きている元信者を「ほらほら新しい宗教作ったよーおいでおいでー」と掘り出す目的もあるのだろう。元信者をマイミクに加えているケースもまま見られる。上祐が殺到するマイミク申請をいかなる基準で取捨選択しているのかは本人からも明かされていないが、わりとこのへんの「商売になるかならないか」が基準になってるんでしょう。どう見ても求道者とは思えないふざけたハンドルの奴は足あと踏み返すまでもなく却下されるんでしょう。俺はまず門前払いですな。いや別にマイミクなんてなりたくないけど。

 人口の中には、一定の割合でオッチョコチョイが出現する。
 1000人中999人が「これはヤバい」と思って近づかない猛獣にわざわざ近づいてパックリ食われる1人のオッチョコチョイが必ずいるのである。999人がどんなに口をすっぱくしてダメダメダメダメ言っても、いやダメダメ言われれば言われるほど好奇心を抱いてパックリやられるのだから始末におえないのである。いわゆる「ダーウィン賞」にノミネートされるような自然淘汰対象遺伝子のキャリアなのだろうとしか思えないのだが。
 とすると猛獣の側のマーケティング戦略としては、できるだけ多くの人間の目に触れれば近づいてくるオッチョコチョイの数も正比例で増えるわけで。1万人が見れば10人、10万人が見れば100人、mixi人口800万人の目に触れれば8000人がエサになるのである。より多くの目に触れれば触れるほど、チャンスは増えこそすれ減ることはないのである。また上祐となんの関係もない人間が日記で上祐に言及するだけで、上祐一人が自分で宣伝して回るよりもはるかに広い範囲の客層を耕すことになる。従ってやもするとこの日記も、そんな上祐の片棒を担ぐ結果になりかねないというジレンマを抱えているのだがどうすればいいのかうがああああああ。

 『ベスト・オブ・モンティ・パイソン』(1989年)観る。ネタのチョイスも構成も極めて上出来の一本。副題の通り「死んだオウム」はないけど、バカ歩きもスペイン宗教裁判もビクトリア女王障害もある。入門ビデオとしては最適。
 日記、2006年7月末まで更新。
3月20日(火)
【今日の狂言】
♪名残の袖を振り切りて〜 ブッシュのそばへと歩みける〜♪

 12年前のあの日を思い出すような快晴。
 今日もテープ起こし原稿を純米大吟醸のごとく削りまくったものを発送したり、理不尽なあれやこれやにぎゃおーわおーと言いながら仕事して、久々に6時前に職場を出る。早稲田で白い花束を買う。値段のわりに小ぶりだが、いい匂い。東西線→南北線→千代田線でいつもの駅へ。さすが11回目ともなると慣れたもので、すぐいつもの斎場に着く。されど11回目と言っても気のきいた言葉は見つからずただ黙祷するのみ。記帳ノートの1行目に「国土交通大臣なんとかかんとか」の文字。なるほど斎場前で脚立の片付けをしていたカメラマンはこれを撮ってた模様。

 「のだめ全裸ービレ」こと、かの感動DVD『全裸オーケストラ』を無性にレビューしたくなる。新宿のDVD屋に立ち寄り、宅八郎似の店員さんに聞いてみる。検索してもらったら既に廃盤とのこと。がっくし。店頭在庫してる店を見つけるか、あとは中古を狙うしかない、と店員さんからアドバイスを受ける。見た目に似ず親切な店員さん。ためしに中古屋にも寄ってみる。そう簡単に見つかってたまるか。かわりにアニソン特ソンのオムニバス中古CDを2点(3枚)買う。また替え歌に活用する予定。いつか耳毛じじいに殺される。

 お金を遣い過ぎたので、外食せずさっさと電車に乗る。
 お金を遣い過ぎたので、電車の中でも無料の「コミックガンボ」読む。『人生噂八百』中森明菜。「赤い鳥逃げた」が「ザ・ベストテン」で絶対放送されなかった理由とかにも触れてほしかったが(未だに知らない)、そんなのは常識の範疇なんでしょうか私が無知なだけですか。『ステージガールズ』は徐々に謎が見えてくる恰好。ある程度の話数連載が続くということが保証されていないと、こういう平成ライダー(それもメインライターが敏鬼の時)みたいな贅沢な構成はできまい。いや、敏鬼シリーズみたいにつまらんわけわからん話見えないという意味ではないですよ。それを言うならもうひとつ「ステ」で始まるタイトルの……あいやいやいやいやそれはともかく、たぶん『ステージガールズ』に限らずどのストーリー漫画も、話数が与えられているんだろうと推測。『悪キューレ』は毎回きちんと面白い。実はこの作者さん、本気で描かせたらめちゃめちゃ絵うまいでしょ。他にどんなの描いてるのか知りたくてPNでググるもGS美神関連のページばかりひっかかって涙。そのヨコシマンじゃないと言うのに。『林家木久蔵物語』は新キャラ・三平とこん平登場。この世代の落語家の人間関係から先週の座布団などの落語ウンチクまでいろいろと勉強になるのだが、実は古谷三敏『寄席芸人伝』のように全部ウソという可能性もなきにしもあらずなので安心できん。「落語家とフィリピン人は、息をするように嘘をつきます」(立川談之助・談)。江川のアレ。原作まんまやん。ジョージ秋山の『聖書』より凄い。しりあがり寿のマンガ。……この雑誌のボリュームゾーンって三十代中盤だったのか……。そして日高トモキチの絵はいつもながら妙にスタイリッシュ。トモキチ先生の描く女子ってなんかかっこいいよねー、と読者に無理に同意を求めてみる。たぶんマンガの才能と同じぐらいイラストレーターとしての才能にあふれてるんだと思いますが、ポーズのつけかたとかいちいちキマってて読むたびコンチクショーという気が沸き起こってくるですよ。

 西友でお弁当買って帰って食べる。
 そして地下鉄サリン12周年記念歌を考えたのだが清書する気力もなし。明日気力が戻ったらリライトにリトライしよう。はあ。霞ヶ関に献花しながらこんな歌作ってる自分を大いに恥じてます。
3月19日(月)
 土日はほとんど大半をベッドの上で過ごし、特に土曜なんか食うか寝るかという猫かユダヤ教超敬虔派のようなスローライフスタイルを実行したおかげで、けほけほ咳はまだ出るものの体力はわりと戻ってきた。
 とは言え病み上がりにこの忙しさはこたえる。対談のテープ起こし原稿が届いたのでそれを一日かけて削って削って削って削って、ようやくあと半ページまで削ったところで帰る。来月刊行の某業界誌に載せるためには金曜には入稿せねばならん。明日には原稿完成させて先生方にファクシミリとメールと郵便で送って休み明けまでに校正させなければならんのだなんたって「来月刊行号に載せろ」と無茶ぬかしほざいたのは先生方のほうだからなそのくらいやってもらわんとてゆうかやれ畜生めけほけほ。
 しかもそれに加えて、来週責了本の追加修正まで訳者から舞い込むからもう死にそうである。メール開いたとたんにギャーと叫んで職場中から不審な目で見られたではないか責任とれうわーんけほけほ。夕食も菓子パン1個であるけほけほ。それも昼飯の残りのけほけほ。
 ともかく明日はできれば残業したくはないなるべく早めに出たいのでなんとかせねばけほけほ。
3月18日(日)
 トーストたべながらゲキレンジャー観て音楽の泉聴いてマイメロ観てメルヘブン観て、また寝る。
 起きてネットチェックしてレーズンバターロールたべて、今週の『のだめ』ビデオ。ドラマではラフマニノフと同じ話でやってしまったため盛り上がりがいまいちだったSオケの仮装ガーシュインだが、アニメでそのカタキを十分取った形。もっと、あのマングースが舞台でへこへこ動くところを見られたらよかったのだが(オケの全景は全部止め絵だったのだようしくしく)、それは贅沢というものか。アップでのむちゃくちゃ凝った指の動きの描写(ピアニカと弦)で満足しておけと。あれ、ピアニカの鍵盤って低いFまであったっけ? 知らん。演奏のクオリティもドラマ以上で思わず聴きほれる。いや堪能堪能。で、来週はたっぷりラフマニノーフ。これも、ドラマでイマイチどころかイマ2イマ3だった演奏後の楽屋シーンがどう描かれるか。
 夜はカレーにフライドチキン2個つけて栄養摂取がつがつ。
 おやすみなさいけほけほ。
3月17日(土)
 食っちゃ寝ーの食っちゃ寝ーのとひたすら寝まくる。たぶん合計4時間ぐらいしか起きてなかったと思う。でもちゃんと朝のパワパフZだけは観ました。
3月16日(金)
 朝、息が白い。冬物をクリーニングに出しちゃった人はたまらんだろうな。もちろんこの体調なので十分あったかくして出かける。職場でもゲホゲホやってる人が増える。俺が休みもせず職場中に感染させて回ってるような気がしてなんとも肩身が狭い。

 TBSラジオ「唐沢俊一のポケット」でMOZAIC.WAVの「ギリギリ科学少女ふぉるしい」オンエアという快挙。しかしざんねんながら字幕がないと全く歌詞が聞き取れない。海保アナがヒアリングできなかったのは仕方ないと思う。と学会例会で発表された時、アレがあそこまでウケたのは、ひとえに音と一緒にOHPで字幕を映したおかげだと思う。耳だけで聞き取って笑うには濃すぎます。ウケを取るには「見せ方」は大事だなあと思う。見習わなければ。それにしてももったいない。

 土日は寝ます。
3月15日(木)
 どうもカゼが長引く。ウィルスが脳にも達したか、「お告げのフランシスコ姉妹会」を「お化けのフランシスコ姉妹会」と読み間違えて死にたくなる。あのねフランシスコはね〜♪
 12時ジャストに職場そばの病院へ行くと満員。それでもかまわず保険証と診察券放り込む。抜け出してコンビニでパン3つ買って職場へ持って帰り。ついでにひまつぶし用に『唐沢俊一の雑学王』持って病院へ戻る。さらに待つがなかなか順番来ず。昼休み終わりそうなのでまた抜け出して職場にすいません戻り遅れますと連絡。結局診察受けられたのは13時10分。商売繁盛ゲホゲホ。1330帰社。定時退社。西友でミニ赤飯弁当食べてクスリ飲んでねる。
3月14日(水)
 しごと。昼、紅梅でカツカレーもりもり。午後、早めに会議場に行って邦訳文献の調査。1500-1700会議。バスで帰社。帰宅し神戸屋パンで夕食。今日も咳で眠れず。
3月13日(火)
 事故の続くボンバルディア機。こうなったら機首と胴体側面に胴体着陸用のスキッドを標準装備したほうがいいのではないか。

 ガンボをゲットし仕事。来月刊行本の索引を仕上げる。鼻水どばー。午後、最終兵器使用。定時退社。
 西友シャケ弁当ぱくつきつつMDで昨夜の深夜の馬鹿力。HALCALI「桃源郷」の4/4+3/4拍子がいい意味でキモチワルイ。なんでこうHALCALIはいい意味で耳にねっとりとざらつく音楽ばかり作るのか。
 とっとと寝たものの咳で何度も起きる。げほげほ。
3月12日(月)
 西武のスカウト裏金が発覚。大社ドラフトでの東京ガス・木村の横浜蹴りの裏がようやく判明したわけだが(じゃあ結局どのみちロッテにも来るつもりなかったわけかちくそう)、よくわからんのが早大生のほう。ニュースによると親父が「早大野球部からも誘いを受けたため、西武に相談したところ学資提供を持ちかけられた」と言っているそうだが、なんで西武に相談するのか。記事を読むかぎりでは、親父の言動、いちいちツッコミどころ満載です。実はこいつが、息子西武に取ってもらえなくなった腹いせにマスコミにリークしてみたんじゃないだろうかという観がムクムクと。「子供がかわいそう」って、たしかにDQNな親を持った子供はかわいそうだ。
 まーなんにせよ、去年のバレンタイン監督の「裏金30億」発言は本当だったと。ボビーをいじめた連中はみんなボビーにあやまってほしいもんです。さあ次は朝青龍と相撲協会の番だぞ!w
 ここまでやっても完全ウェーバー制にならない日本プロ野球っていったい……。今回の事件、読売新聞のスポーツ面ではどう報じているんでしょうね。こういう時だけは読売とってないのがくやまれます。とってたらとってたで契約解除したくなると思いますが。それとも読売はドラフト青田買いではなく、プロで実際に芽が出た選手をFAでかっさらう戦略にシフトしたのかな?

 咳をしてもしごと。朝、コンビニでパン買う。レジに並んだらすぐ前でお会計してる人が、首を不自然に右に傾け右肩を不自然に上げてぺったりくっつけた不自然な体勢を維持しているので、そういうきのどくな人だと思って気にも止めず。
 昼、メシ食いに外出る。歩いてたら前から、首を首を不自然に右に傾け右肩を不自然に上げてぺったりくっつけた不自然な体勢を維持している人が歩いてきたので、さすがに今度は驚く。そんなよくある障害なのか。……よく見ると、ポケットまさぐりながら携帯電話かけていただけでした。朝の人は長髪ボサボサで後ろから携帯が見えなかったらしい。
 道でブツブツ喋る人が増えたり、携帯電話の普及はあきらかに怪しい人を増加させたと思う。

 先週収録した対談のテープ起こし、いつもお願いしてるとこが多忙で使えず。商売繁盛なのは重畳だがこっちは困った。なんせこういうすげー偏った専門分野のテープ起こしというのはそんじょそこらの業者さんには頼めないし頼んでもかえって後の語句整理などの手間が大変だ。しょーがないのでネットで探し、こういう分野もできそうなところにメールでコンタクト。そうこうしているうちに雑誌も入荷したので発送作業をしてたらもう終業時間。
3月11日(日)
 昨日のワイン治療法に続き今日は近衛さんキックアウトコンパでインド飯をたらふく食べてさらに栄養補給。あまり人間のカゼの治し方とは思えないが、消化器系がイカレてない時は食って飲んで栄養つけるにかぎる。ゆっくりあと8時間も寝ればなんとか明日は働けるだろう。
 寝る前に『のだめ』ビデオ。1話でニナ・ルッツ全部こなすか。新潟海水浴はDVD特典映像か?
3月10日(土)
♪あーーーまーいー あまーーいーーー
 甘いワインをくいくいー
 ベーレンアウスレーゼ ベラボウな糖度ー
 ドイツのー酒でメートル上がるー
 ラインガウー モーゼルー フーラーンーケーンーーー
 私のカラダは血がワインー 力のかぎりー飲みまくるー
 てーーきはーーー てごーわいーーー 二日酔いーーー
 年ーにー3回ーのー ワイン試飲会くいくいーーー♪

 というわけで、カゼを押して浅草橋までドイツワインを飲みに行く。タマゴ酒ではないが上質の酒は体力回復滋養強壮にも効くらしく、以前もカゼでフラフラのところを仕事で某M川T夫先生の出版記念会に出かけ会場に並べられた先生自慢のワインコレクションを御相伴にあずかってみたところこれがQbAというそれほど高くない等級にもかかわらず今まで飲んだドイツワインの中でもトップクラスの異常なうまさで一気にカゼが吹っ飛んだことがあったなあの時はあまりのうまさに通りかかったM川先生に出版おめでとうございますと言うよりも先にグラス片手に「なんでQbAなのにこんなにおいしいんですかッ!?」と詰め寄ってしまいましたよその時の先生のしてやったりというようなニヤリ顔は今でも忘れられませんですいや先生さすが川島なお美がワインの騎士になるより四半世紀も前に日本でワイン道の本を書いたワイン通だけあっていい酒買うルートをしっかり確保してやがるなコンチクショーと、まあそれはともかく私にとってドイツワインは別腹なのである具合の悪い時はおいしいものをたんと摂取するのが鉄則であるからしておいしいドイツワインを山ほどかっくらうのは医学的にも理に適いすぎてますよでそうですよねゴホゴホ。

 16時までクスリかっくらってたっぷり寝て電車でも寝て、18時浅草橋で光デパートさんまきさんボブさん玄界さんきりんさんと待ち合わせて会場へゴー。神戸のドイツワイン専門輸入業者が時々開催している試飲即売会であるが、これがドイツ各地の醸造所から集めた選り抜きのワイン100種類以上を揃え、追加料金さえ払えば普段はわしら下賤の民などニオイもかげない1本1万円以上(それもハーフボトルで)する貴腐ワインなども味見できる、ドイツワインフェチにとってはまさに女護ヶ島へ辿り着いた但馬屋世之介というか楽園で永遠の処女に囲まれてウハウハ状態の自爆テロ犯というかそんなかんじの大変な会なのである。

 ただ、この会出かけるのはだいたい2年ぶりぐらいなんだが、以前は入場料1000円だったはずなのにいつの間にか2000円になっててかなりショック。おまけに以前は5000円ぐらいの酒まで無料で試飲できたのが、1枚100円の試飲チケットみたいなのが発行されて、4000円オーバーの酒(だいたいシュペートレーゼ、アウスレーゼ以降)から追加料金を請求されるシステムになってしまった。買いもせずに入場料だけでタダ酒飲みまくる親父が増えたせいであろう。私も似たような生き物かもしれんが。せちがらい世の中である。もっとも、今回は6人でアタックチームを組んだおかげで、1枚100円の試飲チケットが66枚綴り5000円と割引価格で買えたのは嬉しい誤算。

 人の世はせちがらい方向に変わっていくが、それでも酒のうまさは変わらない。いつもは同人誌のオンリーイベントが開かれるやさぐれた会場がこの期間だけはドイツワインの馥郁たる香気に満たされるが、「即売会」というものの持つ熱気は共通するところがないでもない。今回は3つのヴァインケラーからドイツの杜氏さんが来日し、自ら酒を注いでくれるというあたりも同人誌即売会っぽい。自分ちの畑で端正込めて育て収穫し醸造した酒に目の前で日本人どもが舌鼓をぽんかぽんか打つさまを見るおっさんたちの嬉しそうなことと言ったら。おいしい酒を飲むのに必要な唯一のマナーは、おいしそうに飲むことだけである。いやたとえ我慢しろと言われてもおいしさは顔に出てしまう。ああああ癒されるうううう甘露じゃ甘露じゃぺろぺろ。

 無料の酒をちょこちょこ飲んで気が大きくなったところで、さっきの試飲チケットを使って各自高級なのを飲んでいく。いきなり10枚使ってあこがれの貴腐ワイン(ラインヘッセン、シャーレス醸造所のトロッケンベーレンアウスレーゼ、買えばハーフボトル1万2000円だ!)にチャレンジする勇者きりんさんにみんなで拍手&敬礼。琥珀色の濃厚な液体の注がれたグラスから、んもももももと盛り上がるように立ちのぼる芳香を嗅いだだけで魂が天界へトリップしそうになる。50cc2000円3000円って、どんなナントカ還元水だよと。こっちではまきさんがやはり何枚かチケット使った超高級赤ワインを手に、ワインが私に向かって貴様ごとき下賤の者には飲まれたくないわと言ってるよううわーんと泣いている。玄界さんも光デパートさんもボブさんも私も存分にチケットの威力を堪能。さらにレバーペーストやチーズを買ったりして、閉場間際まで飲みまくる。

 それからカラオケボックスへしけこみ、歌いもせずバカ話に花を咲かせる。カラオケの「消費カロリー」って曲じゃなくてマイクを通した声の音量で測定されるものだったんですね。
3月9日(金)
 しごと。1500から対談の録音。それはそれとして昨日のノドの痛みはどうやらカゼだった模様。クラクラする。
3月8日(木)
 作治ビルのあたりからずらっと消防車が並んでいる。すわ、ついに作治ビルが燃やされたかと思ったが、作治ビルではなく写真屋が火事とか。見ると火元の写真屋は全焼。隣のクリーニング屋も全焼。反対側の定食屋の壁も類焼。紅梅で牛丼定食食べながら小耳に挟んだ情報では死者も出ているらしい。火事とは関係ないがノドがいたい。
 エチオピアに寄り道してチキンカレー食ってチャンピオン買って、ついでに週刊文春まで。ブラック師匠の記事もさることながら「歯は臓器」ネタには山本会長も登場してて、おもわず。
3月7日(水)
 しごと。昼はモスバーガー。夜は天一。
3月6日(火)
 今日はどうにか普通に仕事できる体調に戻ったので普通に仕事。来月刊行のでかい本、訳者の先生この期に及んでなおも五月雨式に細かい直しを入れてくる。初の翻訳書ということで意気込む気持ちは痛いほどわかる。だがそろそろ「痛い」じゃなくて「イタい」と表記したほうが修辞的により的確なレベルです。このままでは責了紙も真っ赤になりそう。時間があればもう1回は校正とりたいぐらいなのだが。てゆうか俺はこんなことのために再校ゲラの控えを送ったのではない。こないだみたいな訳しもれ的致命的ミスをチェックしてもらうためだ。原語の引用に定冠詞つけるとかはともかく、句読点入れるとか微妙な表現をいじったりとかは勘弁してもらえんか。完璧主義はわかるけどもっと大きなところを見てくださらんか。いやさすがは去年の某学会誌(と学会ではない)に執筆依頼されてた原稿をいつまでも出さず刊行を2か月も遅らせた元凶として大会でその名を轟かせたどえらい先生だけのことはある。そもそもこの本も本当は1冊本で出す予定だったのがこの先生の担当パートがいつまでたっても出来上がらないので前半を訳した大先生(この先生の東大時代の師匠にあたる)がシビレ切らせてやむなく2分冊になったのだ。大先生の指示で、草稿データを無理矢理ゲラにして、さらに遅々として作業が進まない訳者を大先生がさんざん怒鳴りつけて、ようやく再校までこぎつけたようなもんで。さもなければ下手したらいまだに入稿すらしてなかったかもしれん。

 デッドラインが決まっている定期刊行物と違って、単行本というのは(何らかのイベント合わせだったり時事ネタや季節モノでないかぎり)「理論上は」いくらでも〆切を延ばすことができる。本当は売り上げの見込める大型商品の刊行を年度をまたいで延ばしてしまうと営業や書店から激しく怒鳴られるし零細出版社だと経営にもシャレにならん影響が及ぶので極力全力をもって阻止したいのだが、「理論上は」そうなのである。また著者の立場としても、ある意味「消えモノ」な雑誌媒体なら比較的テキトウに書き流せるが、単行本となると断裁処分されたり出版社の倉庫に火ィつけでもしないかぎり半永久的に世間に流通するから、下手なモノ書くと末代まで恥をさらすことになる、だからどこまでも神経質になる。ましてやこうした仕事が「業績」となる学者先生においてをや。で、下手に自分自身「原稿を書く立場」に中途半端に足突っ込んでいるだけに、著者のそういう心理が分かってしまう、だから「より良いもの、より正確なものを書きたい」と言われると、ついつい取り立ての腕も鈍るというものである。俺ぜったい闇金業者にはなれないと思う。

 たぶん俺、きっかりかっちり完璧主義な著者の原稿を待ちくたびれるよりも、仕事は早いが割とポカも多いテキトウな著者の原稿をああ雑だ雑だとブツクサ言いながらデバッグしていくほうが性に合ってるらしい。そして「大家」と呼ばれる先生方というのはだいたい後者のタイプだったりするのである。こういう先生というのは、学術上の問題には妥協しないが、文字の使い方の統一とか学問と特に関係ない表現の問題には結構おおらかで。ドイツ語めっちゃ堪能なはずなのに何故か「ヴィルヘルム」のスペルを「WIRHELM」と思い込んでる先生とか、一パラグラフまるまる訳し抜けてたりする先生とか、逆に同じパラグラフを二度訳してる先生とか(二回とも訳文が違うので「あのー先生どっちにしましょうか」とお尋ねした時の気まずいこと気まずいこと)、単語読み間違えて文脈的にヘンな文章に訳してしまったり(それでも一見意味が通ってるようにも見えるのでタチが悪い)、ATOKにヘンな癖がついてるのか素で思い違いをしてるのかやたら変換ミスがあったり。でもこういうヌケてる原稿こそ、かえって担当者としてはやりがいがあったりするのである。間違い探しパズルと一緒だ。だが、どんなにパズルが好きでも、肝心の問題が届かなければ解きようがない。パズル感覚で仕事して金もらってんじゃねえよと怒られたら立つ瀬がないが、この俺が物心ついた頃から持っている「他人の間違いを目ざとく見つけ指摘することに快感を覚える」というかなり人として間違った部類に入る宿痾を現実社会の中で有意義に生産的に活用できる唯一の職種はコレしかないんだから仕方がない。本当は自分で原稿書くよりも、他人の原稿をより良いカタチにする手伝いをするほうが性に合ってるんです。だから先生方、とっとと原稿ください。原稿さえくだされば学問上のことはさておき誤字脱字はこちらでガシガシ直します。表現や翻訳上のことに関してはイロイロ意見立法審査権いたします。だからとっとと原稿ください。そしてさっさと著者校正返してください。若干日本語がこなれてないからってそうチマチマ直さなくていいですから、学問的なことさえ間違ってなければ、先生の学者としての評価には全く関係ありませんから、ねっ!!

 さあ明日もがんがろう。お〜〜〜(力なく)

 そして仕事とは関係なく今週のコミックガンボ。日高トモキチ先生の自然観察マンガ、もぐら萌えのあたしには殺人的でした。多摩動物園のもぐらハウス行きたいようもぐもぐ。『人間噂八百』はまた大笑い。何かが起きそうな予感は話の端々や全体の雰囲気からにじみ出ているのだが具体的にはなかなか起きない「指輪物語」第1巻のようなペースの黒岩よしひろ先生の漫才マンガ、そろそろ何かが動きそう。あと最近なんだかんだで板橋しゅうほう先生のSF野球マンガと中華信長マンガと林家木久蔵物語から目が離せなくなっている自分に気がつき恐怖する。
 西友でシャケ弁当買って帰って食べて寝る。

【今日の分析】

 モテモテ成分分析による気楽院の解析結果

 気楽院の60%はデスラー砲で出来ています
 気楽院の35%は光子力エネルギーで出来ています
 気楽院の3%はおみやげのメロンで出来ています
 気楽院の2%は宇宙人で出来ています

 BL(ボーイズラブ)成分解析による気楽院の解析結果

 気楽院の57%はバカップルで出来ています
 気楽院の28%はメイドで出来ています
 気楽院の8%は学ランで出来ています
 気楽院の5%は教師×学生で出来ています
 気楽院の2%はリーマンもので出来ています

 ……なんと言いますやら。
3月5日(月)
 昨夜あのウジウジ日記を書いてからなかなか寝つけず。朝から寝不足に加え午後の気圧乱高下で頭痛くて体調ボロボロで、会議しながら頭もクーラクラ。さっさと帰ってさぼてん弁当食ってさっさと寝る。しんそこダメ人間。
3月4日(日)
 学会例会に、光デパートさんまきさんボブさんみりんさんをビジターにお呼びする。

 なんか今日はすべてが思い通りにいかなかった日でした。
 例会発表用に初めて台本(のようなもの)を作ってみたはいいものの、短くする時間がなく、結局本番では導入部だけ紹介したら持ち時間切れで肝心の笑いのキモであるところの実例が全く紹介できなかったこととか、まあいろいろありますけど。
 最大の失敗はなんと言ってもまきさんを、例の本を大変評価されていた議長と引き合わせられなかったことである。休み時間あと1メートルのところまで近づけたのに、お声をかけようとしたら「じゃあ後半始まりまーす」。しかも「まあ二次会があらあな」と油断したのがいけなかった。二次会行ったら議長いないし(そりゃ劇団の公演前にのんきにアキバで飲んでるヒマなんかないよな)。これはもう二人を会わせないように拳王親衛隊がカサンドラのトラップを作動させまくっているのではないかと。力不足、まこと慚愧の念に耐えない。
 例会発表は次またリベンジすればいいけど、まきさんは今度いつ日本に帰ってくるか分からんのだ。次に日本で観測できるのは1年後か10年後かそれともこのまま異国の土になるか。
 先月23日の日記では、自分自身で何も価値を作り出せないことの言い訳として「あたしゃ触媒ですから」とかうそぶいてみましたけど、その触媒、メディウムの役目もロクに果たせなかったら、あたしゃ本当ただのダメ人間ですよ。本気でメディウムになろうと思ったら、二次会で見たあの人みたいに、もっと強引に割り込んでいく図々しさを発揮しないといかんのだろうな。たとえ自分は無礼者と嫌われても、紹介した人同士はきっちり結び合わすような。自分自身なんの化学変化もせずリスクも背負わない「触媒」でいようというのは虫が良すぎるのかもしれない。

 ……まあそのへんの自分自身のふがいなさに起因する苦悩を除けば、今回もすっごく楽しい例会でした。ああ笑った笑った死ぬほど笑った。でも例によって内容は秘密。あと2年か3年したら楽工社から出る例会再録本を楽しみにしててくださいな(本当はあまりの情報量に、無理に思い出そうとすると脳が爆発するから書かないだけですすいません)。特に植木先生紹介のトレーニング本は大爆笑。ボブさんがバカウケ。ああもう植木先生ってば毎回毎回どこでああいうすごいネタをかぎつけるのか。どんなローレライシステムを標準装備してるのか。俺のトンデモアンテナがボケ老人の耳だとしたら先生のはエシュロンですハッブル望遠鏡ですスーパーカミオカンデです。

 あと関係ないが、「死ぬ」とか「殺す」の婉曲表現として「千の風」を使用する新語案を思いついたのだが如何なものだろうか。
 用例:「俺なんか千の風になればいいんだ(=死ねばいいんだ)」
    「ふざけんなてめぇ千の風にするぞ(=殺すぞ)ゴルァ」
    「クラスのみんながいじめるので千の風になります(遺書)」
    「お前みたいなヘタクソテノールは千の風になっちまえ」
3月3日(土)
 0915起床。先週、机の蛍光灯がチラチラするのが気になってラテン語の勉強できなかったので(電気のせいにするな)今日はさっさととりかえる。でもやっぱり蛍光灯がチラチラしなくてもたいして勉強は進まないのであった。基本的になまけものですから。1330から教会で会議。1530すぎ帰宅、また勉強の続き。いくらなまけものでも明日の発表の準備はせなならん。
 ビデオでアニメ『のだめ』。原作を忠実にトレースしてくれてうれしいよう。ニナ・ルッツ音楽祭も見られるぞ! 清良が黒木がカッパがー! その前に新潟海水浴ごぼごぼごぼエピはやるのか? 『メビウス』。ダンが。
3月2日(金)
 例の、来月出すA5判500ページ超(たぶん索引も含め550ページ近くなる予定)の翻訳本だが。
 ようやく訳者校正が全部戻ってきてだいたいのページ数も見えてやれやれこれで原価計算にかかれるしあと100時間も残業すれば予定通り刊行できる目処がついたぞと安堵し索引を作り始めたら原著の索引だとこの章のこの箇所に出てくるはずの人名がゲラのどこにも出てこないのでアレ不思議なこともあるもんだと読めもしないドイツ語の原著と照らし合わせてみたらこの期に及んで10行も訳しもれてるのを発見してぎゃおーと叫ぶ。
 訳者の先生ギリシア語の気息記号(語頭が母音の場合にくっつく記号)が有息か無息かとかセミコロン(疑問符)が前の単語から離れすぎてるからもっとくっつけろとかそういう細かいところはもんのすごくチェックしながらなぜこういうでかいところは確認しないのだああああそもそも去年の9月にお渡しした初校ゲラを半年も手元に置いて一体何をご覧になっていたのだああああああうがああああああああああ。
 とにかく当該箇所の再校ゲラのコピーとともに10行分の訳文をさあよこせ至急よこせ光の速さでよこせえええとファクシミリ。ああもうこれでこの章はまるまる行が動く。それどころか下手をしたらページが増えて以降の章もガタガタっとページが動きせっかく作り始めた索引がパーである。いや、もっと早く原稿整理の段階で気付かなかった俺も悪いのである。てゆうかむしろ本になる前に気がつき対策がとれたことを喜ぶべきなのかもしれない。ああそれでもああそれでもああああああああ。
 ああそういえば火曜日も雑誌の表紙に使ったカットが色校正まで出た時点で裏焼きだったことに気がつきギャワーとなったっけ。何故だ何故もうワンテンポ早い時点でわしのスタンド能力は発動せんのじゃああああ。これだけ実戦をくぐりながらまだわしのスタンドはAct2に進化せんのかああああ。S・H・I・T!
 「お前のあだ名はヌケサクだろう」
 「な、なんでわかったんですか……?」
 「やれやれだぜ」
 ああジョジョネタは応用が効いて便利だ。

 というわけで帰りに銀座でヤケ道草を食いJ.M.ロビンソン『ユダの秘密』(教文館、2007年)をヤケ買い。ロビンソンといえば、「ユダの福音書」修復プロジェクト側からの「公式」報告書である『ユダの福音書を追え』では「ユダの福音書を独占するなとっとと公開しる!」と騒ぐ厨房として描かれてしまっていたが、そのロビンソン自身による、また別な方向からの「ユダ」解説書であり、また『ユダの福音書を追え』には書かれていなかった(orあえて書かなかったドス黒い)情報も満載とあって、楽しみである。
 でもパラパラ読んでみると、さっきまで作っていた人名索引に出てきた新約聖書学者たちの名前がぼろぼろ出てきて、また仕事を思い出してうがあああああああああああああああああああああああ。
 われながら難儀な。

 オムライスとサラダもぐもぐ食べて夜更かし。『爆笑オンエアバトル』、セミファイナルだけあってハイレベル。爆新塾はやっぱ手堅く面白い(芸はぜんぜん手堅くないのだが)。三拍子のキアスムス構造というか伏線を生かす構成力には驚いた。
3月1日(木)
 連日の「タミフル飲んであの世に逝こう」キャンペーン。厚生労働省はあくまでもタミフルのせいじゃなくて「インフルエンザ自体による幻覚のせい」という態度を崩してませんが。幻覚が出てるのに下手にカラダだけ動けるぐらい回復しちゃうから、飛び降りたりするのかな? カラダピンピンしてる認知症老人みたいなかんじで。
 それはそれとして、思春期に服用すると大変なことになるので、一部では「飲むエヴァンゲリオン」と呼ばれているとかいないとか。(こう言う場合はだいたい呼ばれてない。)

 しごと。昼前、雑誌責了。昼休みに学会費振り込み、モスでフレッシュバーガーとオニポテとクラムチャウダー。午後、洟が出てくる。15時過ぎクスリ飲んでしまい、例によって例のごとく脳がほわ〜んとなり1800過ぎあたりでとっとと帰る。エチオピアに寄り道しチキンカリー食う。BIGBOX古本市も掘り出し物なし。帰りの車内でコテンとなり、所沢に停まったのに全く気づかず。クスリってこわいなあ。帰宅し、そのままさっさと就寝。
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