| 松原秀樹先生連載53 |
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肩越しにカメラ・口元に手指を・そして腕を組む
対人緊張の方は、それもまじか真近で目を合わせ続けることはとても苦手です。視線を先にはずと負けたような気になりますし、かといって相手の目を見続けていると、緊張が際限がないように高まっていきます。
実験してみましょう。
実験1)
50cmから1mくらいの距離で対面します。この距離でお互い相手の目を見詰めるようにします。相手の目に合わせた視線を、絶対にはずさないようにしておきます。緊張感を感じると思います。いて行います。AさんとBさん、どちらが先でもいいですが、相手の肩越しに今カメラで写真を写されると想像してください。
相手の右肩越しに(自分のほうから見たら左側)レンズが自分に向けられていると想像します。30秒くらいしたら、ついでその反対側、つまり相手の左肩越しにカメラで自分を写しているとやはり30秒ほど想像してみます。
面白いことに、先のやり方の角度、つまり相手の左肩越し、自分の向かって右方向からの肩越しのカメラレンズの想像の方が緊張が優位に有意に下がるという方が多いことです。なぜでしょうね。
実験2)
この方法は実験1と同じ距離で対面し、片一方の人、たとえばAさんがまず右手指で、次に左手指を自分の口元あたりに持ってきます。1、2本の指だけではなく、手全体で口元に持っていってもかまいません。こうしますと実験1と同様に目を合わせていてもAさんの緊張感は低減します。それを実感したら、Bさんが交代して、同じことをして、緊張が緩むのを経験しましょう。
タバコを吸う人は、自動的にこうした所作になりますが、いかに緊張を下げているかが分かるでしょう。
実験3)
これも実験1、2と同様にAさんそしてBさんの順に行います。腕を組んだとたんに、緊張感が下がるのを実感するでしょう。腕を組んで片腕を上に上げ、口元に手氏を盛ってくれば、緊張緩和は倍増します。
こうしたスキルを日常フル活用して、自分を楽にし、素敵な人生を創造していってください。
up 2006/04/12