| 松原秀樹先生連載58 |
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プロフェツショナルな治療者を目指して
「治療とは、その治療を開始する以前にはっきりとした特定の目標や目的が設定されており、それを目指しておこなわれる専門的行為である」ということはこのシリーズの2回目に書きました。
この実践のためには、まずアセスメントが必要です。次に必要なのが評価であり、客観的に観察可能なレベルで、何がどう変わるかという評価のための観察基準(ベースライン)を事前に把握し特定しておく必要があります。こうして評価基準を決定しておくと、セラピー経過における変化が、具体的に把握できるようになります。
問題の記述も大切です、「表情が貧しい」、「甘えが強い」というような表現や「この頃いい表情になった」、「甘えが減った」という言い方では、分かったようでいて、実は具体的にはよく分からないものなのです。「寝る直前に、母親に注意されてはじめて翌日の時間割りを揃える」が「寝る直前に、母親に注意される前に、毎週平均70%程度、自分から時間割りをそろえるようになった」は、誰にも誤解なく事態が伝わるものです。効果的援助のためにには、こうした問題や症状の記述のレベルから変革が必要になってきます。
up 2006/05/24