松原秀樹先生連載85

 

 

 

 ラポール

 

 カウンセリングでは、まず大前提として、セラピスト(カウンセラー)とクライエントにおける信頼関係、ラポールの形成をとても大事にしています。あるカウンセラーは、ラポール作りに、何回かの面接を費やすと言ったりしますが、ラポールは、いちど形成されたら、未来永劫、確保され続けるものではありません。ラポールということばの原意は、フランス語で橋をかけるという意味です。橋は、一度か架けるとちょっとやそっとでは壊れたり外れることはありません。しかし人と人とのこころの間に架かる橋は、たった一言のことばのやり取りで、架かったり外れたりするものなのです。

初回の面接であっても、しっかりした橋が架かるときもありますし、1回の面接の中でも、橋が架かったり外れたりするものであるということを忘れてはなりません。

連載86

up 2007/02/14

 

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