| 松原秀樹先生連載89 |
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心療内科での面白い経験
クライエントが面接予約日に風邪で休みます、などの連絡があることです。ここは病院なのに、なぜ?と思う次第です。そんなに遠くないクライエントでもそうなのです。
せっかく良くなったり、かなり軽快したクライエントでも、いわゆる再発したように思われる状態になったり、治療経過の中で症状が増悪すると、別な治療機関にいく傾向もあるようです。治療的なラポールができていなかったから!?とも思えますが……。そう単純ではないようです。
軽快するということは、それまでに治療的にしたことが良かったからなのですから、再度同じことをすると、より短い期間に同じように軽快していくはずです。たとえば風邪ひいて薬屋で買った薬がよく効き改善したとすると、その次に風邪をひいたら同じ薬を買ってきたりして服用します。これと同じはずなのに、来なくなる現象は、合理的に理解できないところです。どうも心療内科的問題を抱えたクライエントは、よくなってもぶり返すと、自分にあってなかった療法であると考えるのか、周囲の人々や本などの影響があるのかと思えます。最近は、ネット上の情報などが大きく影響しているのかもしれません。
不安などの症状のぶり返しは、新たなストレスへの反応ということもありますが、初恋の人をその後長い期間、時折ふと思い出すように、自律神経系の症状や不安などの感情は、同様にふと思い出されるように出てくることがあるのです。
up 2007/03/02