| 松原秀樹先生連載90 |
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韓流ブームの特徴
昔も今もハリウッドの俳優にあこがれている女性は多いです。昔、フランス映画がかなり流行ったときも、多大なファンができました。しかしこのところの韓流ブームはどうも趣が違っているようです。冬のソナタの何回もおこなわれた放映で、爆発的にファンが増えました。しかしそれは単なる熱狂的なファンというだけでなく、なんとこれまでになく、そのことばである、韓国語そのものを勉強し始めた女性達が多いです。これは今までにない現象です。一体、なぜなのでしょうか?
韓流ドラマや映画の日常会話のことば、その発音がやわらかく感じられること、そしてなによりも、男性がみな一途に女性を愛しつづけ、とても大切にしているということでしょう。ドラマでの台詞も、韓国文化では日常的な会話であり、一般的な表現のようです。こうした女性へのやさしい態度は、昨今の日本男性にややもすれば欠けている部分ではないでしょうか。若い未婚の女性以上に主婦層がファンになるのは、より象徴的に思えます。結婚して、何年か過ぎた家庭での夫婦の会話がほとんどなくなるケースが多いようで、話を聴いてくれない、優しくしてもらえないという欲求不満に陥っている主婦の声が多いのも現代日本の特徴です。韓流ブームは、そうした主婦層を中心にして、日常得られない女性に対するひたむきな優しさや愛情に、憧れのように心惹かれているからこそのものではないかと思っています。
up 2007/03/10