| 松原秀樹先生連載93 |
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健康な依存のススメ
依存ということばは、何か非自主的で、自立的でない印象が強く、否定的に扱われてきているように思えます。日本文化は、依存は悪いことのようにしてきたように思えます。自主独立、自力で立ち直る、単独で成功などという事態に賞賛を惜しみません。しかし、依存は決して悪いことばかりではありません。まったく依存しっぱなしというのは、確かにいただけませんし、薬やお酒への依存は問題になるでしょう。人への健康な依存は自分や相手の人の精神的健康になくてはならないものなのです。
例をあげてみましょう。あなたが誰かといるときに、ある人が近づいてきて、「あのとき教えてもらって助かりました。ありがとうございます」と言われたら、どう感じますか?
きっと嬉しくなることでしょう。こうした経験は、質問を受けたり、教えてあげたり、助けたあとにもらえる言葉です。
そうなのです。健康な依存…人にたずねたり、教えてもらったり、助けをかりることなどは、その相手に、お礼が言えるチャンスなのです。人に感謝という人間関係での最大の贈り物をするために、ぜひ健康な依存を、ためらわずに実践してください。
up 2007/